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「利き脳」チェックで “片づけられない!” がなくなる

2012年12月27日 公開

森下純子 (ライフオーガナイザー)

《PHP文庫『片づけたいけど「片づけられない」がなくなる本』より》

脳のタイプから自分に合ったやり方を知ろう

 片づけをする時に、大きくかかわるもの、それは私たちの脳です。人間が生活する中で脳は色々な指令を出して、毎日フル回転で働いています。

 アメリカの神経心理学者・ロジャー・スペリー博士の研究により、脳には右脳、左脳があり、それぞれ得意分野が違うことがわかりました。

 例えば、右脳は身体の左半身を担当し、物事を直感的に受け入れ、イメージで記憶することが得意です。感覚的で芸術性、創造性に優れています。

 これに対し左脳は、身体の右半身を担当し、物事を意識的、段階的に受け入れて、理性的に処理します。どちらかというと、分析力が高く、論理的、科学的な思考が得意です。

 両方の脳をフル活躍できればいいのですが、利き手、利き足があるように、脳にもどちらかというとメインで使う脳「利き脳」があるようです。

あなたの脳タイプをチェックしましょう!

☆指を組んでインプット脳をチェック!
 両手の指を組んでみましょう。
 組んだ時に親指が下にきたほうの手はどちらですか?
 右手であれば「右脳タイプ」
 左手であれば「左脳タイプ」

☆腕を組んでアウトプット脳をチェック!
 両腕を組んでみましょう。
 組んだ時に下になる手(胸に近い手)はどちらですか?
 右手であれば「右脳タイプ」
 左手であれば「左脳タイプ」

 利き脳が右脳か左脳かによって、得意な片づけ方も異なります。ライフオーガナイズでは、方法のひとつとして、この利き脳に着目して自分に合った片づけ法を取り入れるやり方をおすすめしています。

 左脳タイプは文字や数字の情報に強く、情報収集能力や分析力が高い論理型。

 右脳タイプは絵や書に対する感性が鋭く、直感やイメージで物事を捉える感覚型。

 利き脳にはインプットとアウトプットの両方がかかわっています。インプットは情報を取り込む時に働く脳で、片づけではモノを探す時に使います。アウトプットは入ってきた情報を人に伝え、行動する時に働く脳で、片づけではモノを配置したり、元に戻す時に使います。

 インプット、アウトプットそれぞれの利き脳をチェックして、4つのタイプに分類します。ライフオーガナイズでは、片づけを始める前に、クライアントさんご自身、またご家族の脳タイプをチェックしてから、その人に合った片づけ法を提案、実現していただくことになります。

 では、ここで少し利き脳による傾向をご紹介しましょう。
  

右右 タイプ ―― マ二ユアル嫌いの感覚派

 理屈ではなく感覚的に物事を捉える傾向の右脳タイプ。直感で置き場所を決めたり、カゴにざっくりしまうのが得意なのでは?

 モノを出す、戻すといったルーチンワークが不得意なので、遊びの要素を取り入れるのも効果的です。

 右右タイプはあまり細かく分類せず、カゴに色紙や中のモノの写真を貼るなどの工夫もしまう時に楽になる方法のひとつです。より「パッ」と見てわかる収納を意識しましょう。直感や感情を重視した「うれしい」「楽しい」「大好き」などのキーワードで要・不要を判断してみてください。

タイプ ―― 見た目重視の完璧主義

 見た目にこだわる完璧派で、自分で決めないと気がすまないところもあるのでは?

 完璧を目指すあまり、なかなか作業にとりかかれないことも。お気に入りのケースなど、条件が整わないと作業を始めないので、まずはデザインの気に入ったケースを購入してみてもいいでしょう。

 感覚的に情報やモノを仕入れますが、仕組みを整える時は細かくきっちりと分類しないと気がすまないタイプ。

 ただし、ファイリングは細か過ぎるとモノを探せなくなる原因になります。基本的にはざっくり収納がおすすめです。その中で細かく分類したい場合は、2~3の小分類が戻しやすい収納方法です。

◎  タイプ ―― 理想と現実が違う自己矛盾派

 身体よりも頭で考えるのが得意なのでかなりの妄想好きなのでは?

 情報収集が得意ですので、頭の中でのイメージはできあがります。ただし、それを実行するための仕組みを整える時に、ざっくりとしかできず、そのギャップに苦しみ、「自分はできない」と思い込んでいる人が少なくありません。

 自分だけのオリジナルな「マイルール」をつくり、それに納得すると「自分だってできる」という自信につながり、テンションがあがります。

 ほめられることにモチベーションを感じるので、「これができたら大好きなモノを食べる」など自分へのごほうびを設定すると、続けやすいタイプでもあります。

 シンプルできちんとそろっている収納よりも、ラベルやリボンがついていたり、カラフルな感じのものを好む傾向がありますので、マスキングテープなどを使ったアレンジなどもおすすめです。

 ◎ 左左 タイプ ―― 理論的なきっちり分類派

 分析力が高く、情報収集能力が高いため、効率よく作業を進めます。従来の片づけ方にマッチするのはこのタイプ。ただし、空間を把揺することが苦手なので、片づけてもなんとなくごちゃっとしてしまったり、モノを詰め込み過ぎてしまっているのでは?

 ルーチンワークが得意なので、一度仕組みを整えるとうまく続けられるでしょう。時系列でモノを探すタイプなので、自分の生活スタイルを数字に落とし込むと、とても片づけやすくなります。例えば、「家族5人が1カ月でいくつ使うのか」「〇年〇日に撮った写真」など、具体的な数字で考えると納得しやすいタイプといえます。

 左脳タイプは書類の管理にしても、ファイルボックスの中でカテゴリー分けをして、それぞれ個別のファイルに入れてインデックスをつけるなどの細かい分類が得意です。

 あなたはどのタイプでしたか?

 

森下純子

(もりした・じゅんこ) 

マスターライフオーガナイザー、インテリアコンサルタント

13年間リフォームプランナーとしての現場経験を積み2009年独立。「アンジェリュクス」主宰。ライフオーガナイズの考え方を普及するとともに、インテリアと片づけの両面から快適な暮らしを提案している。
HPアドレス:http://www.angeluxes.net/

一般社団法人 日本ライフオーガナイザー協会(JALO)

2008年12月設立。アメリカでは一般化している「オーガナイズ(住居・生活・仕事・人生等あらゆるコト、モノを効果的に準備・計画・整えること)」という概念を普及し、それを促進するための専門的な人材であるライフオーガナイザー(R)の育成、及びオーガナイズ諸技法の研究発展に取組むための活動を行っている。


◇書籍紹介◇

片づけたいけど
「片づけられない」がなくなる本

森下純子 著
一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会 監修
本体価格 619円   

 気づくと散らかっている、片づけても維持できない――こんな悩みが一発解消! その人のクセや行動、性格に合わせた収納法がわかる。

iyashi

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