こうすれば、凄いことがアッサリ起きる!
2013年04月11日 公開 2022年06月07日 更新
《PHP文庫『凄いことがアッサリ起きる44のルール』より》
テクノロジーの進化で夢はアッサリ叶う
凄いことはアッサリ起きる。
突然こんなことを言ったら、あなたは驚くだろうか?
「そんなバカな」と思うかもしれない。でも、少しだけ耳を傾けてみてほしい。
いま世の中は、急速に変化している。
「すでに僕たちが置かれているのは、心の中でふと思ったことが、そのまま実現してしまう世界だ」と言っても、きっと多くの人が信じられないだろう。
でも、僕は声を大にして言いたい。
「凄いことはアツサリ起きる。そして、思ったことが叶うスピードは、いまどんどん速くなっている」ということを。
あなたは、このことを実感できているだろうか?
ちょっと考えてみてほしい。
みんなが当たり前に使っているインターネット。でも、僕たちの生活にネットが登場したのは1990年代の後半だ。その前は、画期的で圧倒的な便利さを、概念としていくら聞かされようと、絵空事にしか思えなかった。自分とは関わりのない話に思え、聞く耳を持たなかった人もたくさんいただろう。
それをいま、ほとんどの人が使いこなしているよね。
ましてや、ツイッターやスカイプなんて、少し前の僕たちか見たらはとんとサイキックだ。
誰かがつぶやけば情報は瞬時に拡散し、みんなが同時にそれを目にして利用する。自分のデスクにいながらにして、「地球の裏側」と称されるような遠い国にいる人と、顔を見ながら話ができる。
こんな時代が来るなんて、想像もつかなかった。
自分の目で見えないもの、自分の手で触れられないものを実感するのは容易じゃない。心で思ったことにも形がないから、それが実現すると、にわかには信じられないかもしれない。
でも、昔は想像するだけだった物事が、身の回りにあふれているのはまざれもない事実だ。
そして、それをなし得てきたのは何か。
手品でも、魔法でもない。テクノロジーだ。
きわめて科学的で論理的なテクノロジーのおかげで、想像もつかなかったことが現実になってきたのだ。夢にも思わなかったことや、諦めていたことすら、テクノロジーの進化により自分だけでなく、他の人にまでそのことを叶えさせてしまう。テクノロジーは夢をも超えていくのだ。
だからいま、心に素敵なビジョンを屈託なく思い描くことがとても大切なんだ。
「いま、あんまり幸せじゃないし、ぜんぜん成功もしてない。この程度の人生しか歩んできていないのに、素晴らしい未来が来るなんて思えない。だからあんまり夢を見すぎないようにしてる」
こんなふうに考えているとしたら、ちょっともったいない。それをもテクノロジーの進化が現実化してしまうよ。
人間関係もまったく同じだ。
「この人とは、どうもウマが合わない気がする」
なんて思いながら名刺交換したら、本当にウマが合わない人になる。
「今日、紹介される人とは、一緒にすごくいい仕事ができるとわかっている」
「最初は緊張したって、5分後には最高に楽しい会話が続いているさ」
素敵なビジョンを描いて会えば、初対面の人もあなたの最高の味方になるし、理解者になる。
それは、単なる深層心理の問題じゃない。人間関係のテクノロジーの問題だ。
未来は自分の思い描いたとおりになる。それも、具体的に思い描けば描くほど実現する可能性は高くなる。思いを具現させるテクノロジーも、これからさらに進化していく。
さあ、のんびりしている場合じゃない。
大急ぎでステキなビジョンを描こう。
いまこの瞬間から、あなたにとって最大の仕事は、ワクワクするビジョンを描 くことだと認識しよう。
そして、心で措いたビジョンは自分ひとりで温めるだけでなく、どんどん周囲に宣言してほしい。
「不言実行」が美徳とされたのは昔のこと。誰かに言わないと、いくら決心してもすぐに崩れちゃうのが人間だから。
ダイエットだってそうでしょう?
心で思い描くビジョンだって同じ。
心で思っている間は、ビジョンは自分ひとりのものだけれど、誰かに宣言したときから自分だけのものではなくなる。話した相手がいいアイデアを持っていて、思いがけず協力者になってくれるかもしれない。
夢を一緒に叶えていけるような人が近くに何人かいれば、まさに鬼に金棒。
そして、そういう人たちを惹きつけられる自分になるのは、とても簡単。彼らとの素敵なビジョンを描けばいい。
だから、その方法を、僕はあなたと考えていきたいと思っている。
<それでは、山崎拓巳著『凄いことがアッサリ起きる44のルール』で44項目にわたって紹介されている具体的方法の一部をご覧ください>