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DJ OSSHY ディスコ の力~日本を元気と笑顔に!

DJ OSSHY

2016年10月28日 公開 2016年11月21日 更新

DJ OSSHY ディスコ の力~日本を元気と笑顔に!

 

太陽の光の下で「安心・安全・健全」なディスコを

年齢や肩書や学歴だけでなく、いまやディスコは時間も超えられるものになっています。

『RADIO DISCO』も『DISCO Train』も昼の番組としてスタートしましたが、おかげさまで、それが違和感なく視聴者の方々に受け入れられてきました。また、それらの番組やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通じて、昼に行うディスコ・イベントを告知したところ、「それだったら、子供も連れていけるわ」「旦那も許してくれるし、一緒に行きたいと言っています」みたいな声が多数寄せられて、実際に家族やカップルがたくさん来てくれるんです。

しかも、「箱」の中だけでなく、大きな公園やビーチ沿いなどの屋外で開催したこともあります。そういうときは、太陽の光がミラーボールに様変わりするんです(笑)。

ディスコは夜の遊び人たちだけが楽しむ遊び場とはかぎりません。太陽の下で、大人から子供までもが踊る遊び場にもなれるんです。

「夜派」も「昼派」もいる。そして「昼派」の人たちがどんどん増えて全国に浸透していけば、かつてのような「ディスコは不良の溜まり場」というイメージも変わります。

ここ数年でも、ドラッグ使用で芸能人が逮捕されてワイドショーで紹介されると、「同じ芸能人仲間が××というクラブで一緒によく遊んでいた」みたいな話になって、そのクラブの映像が流される。そうすると、「昔のディスコも今のクラブも、やっぱり危なくて不健全な空間」というイメージが一般の人に植えつけられてしまう。

こういうとき、私は残念というか、やりきれない気持ちになります。そのクラブで実際にドラッグの売買があったのなら仕方がないけれど、「ダンス空間はすべて危なくて不健全な場所」といった物言いはあまりにも乱暴だし、私たちからすれば、とばっちりもいいところです。そうした負のイメージを払拭するためにも、「昼派」「昼のディスコ」を浸透させるのが私の役目だと思っています。

繰り返しになりますが、ディスコは夜の遊び人たちだけのものではなくて、全国民のためのものなんです。昔のディスコでは、危ない感じの人が出入りすることはあったし、ケンカもありました。ドラッグが売買されていたこともあったかもしれません。

ケンカから芽生える堅い友情もあるかもしれませんが、お酒が入っていると、傷害罪などという犯罪に発展する可能性もある。そうした「ケンカ」はもちろんダメですし、人間を破壊に導く「ドラッグ」なんて論外です。断固として、ディスコ現場から遮断しなくてはなりません。

その点、「昼のディスコ」では、太陽の下ですから、そういうことはまず起こりません。「安心・安全・健全」な空間です。これを広げ、浸透させていくのが私の使命だと思っています。

※本記事はDJ OSSHY著『ディスコの力』から一部を抜粋編集したものです。

著者紹介

DJ OSSHY(DJ オッシー)

株式会社エス・オー・プロモーション代表取締役社長

本名・押阪雅彦。MC とミキシングを両方こなすDJ のスペシャリスト。2012年、DJ キャリア30周年を迎えた。ディスコ放送番組DJの先駆者として、【Disco Train/TOKYO MX】、【RADIO DISCO/InterFM897】、TOKYO-FM 系【FAMILY DISCO/JFN 全国放送】等に出演、すべてがメディア業界初として話題となる。コンピレーションCDの選曲・制作を多数手がけ、好評「Disco Train」シリーズ3作は、すべてオリコンTOP30入りを果たす。平日900名の動員を誇る「ダイナスティ・トーキョー・サーファーズ・ナイト」の主催をはじめ、復活した伝説のディスコ「キサナドゥ」「ナバーナ」のメインDJ、約2300人規模を誇る日本最大のホテルディスコイベント「PRINCE DISCO」メインDJ を務める。また、親子で楽しむ「Family Disco」を10年以上プロデュース、ホテルや教育機関から人気を得ている。今、元気なバブル世代に最も支持されているDJ・タレント・司会者・音楽プロデューサー。民放フリーアナウンサー、司会者のパイオニア「押阪忍」の長男でもあり、2001年に株式会社エス・オー・プロモーション代表取締役社長に就任。「ディスコミュージックで元気と笑顔!」「犯罪のない、健全なディスコカルチャーを伝達する」ことを使命として活動中。

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