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私の性格は子育てに向いてないように思うのですが……こころ相談

2015年05月01日 公開

菅野泰蔵(東京カウンセリングセンター所長)

性格をなおすことができるのでしょうか  

相談内容

はじめまして、30歳の専業主婦です。 4歳と2歳のむすこがおります。私はもともと短気でわがままなところがあり、子供がうまれてもそういうところがでてしまいまます。男の子だからある程度仕方がないことでも受け入れることができずに、カッとなってどなってしまいます。 長男はおとなしくていい子だと思います。でも消極的でおどおどしたところが最近目立ってきて、自分でも原因のひとつが私だとわかっていても衝動をおさえることができません。  

主人は子育てには協力的でうちの両親も近くにすんでいるのでよく見てもらえます。こういう性格をどうすればなおすことができるのでしょうか。

(30歳、女性、専業主婦)

 

性格のことを気にするよりも……

アドバイス

4歳と2歳のお子さんですから、毎日が大変でしょう。イライラしてついつい怒鳴ったりするのも無理はありません。年代が年代ですから、男の子だからということは関係ないかもしれませんね。

長男は「おとなしくていい子」らしいですが、そういう子どもが「消極的でおどおど」したところがあるのも別に変なことではありません。多くの「いい子」というのはそういうものなんです。むしろ、「いい子」の影にそういう部分があることに気づき、それを心配するとういうことは、あなたに、母親のセンスがある証拠ではないか、とも思えます。

ひょっとしたら、あなたは相手のいろいろなところが見え過ぎるほうなのかもしれませんね。だから、余分に気をもんでしまうのかも。もっと鈍くなるといいのですが、もしかしたらご主人が鷹揚なほうなので、あなたはそうなれないのかなとも思いました。

それから、子どもの性格みたいなものがすべて親子関係の中でできあがってくるのかと言えば、そういうものでもありません。生まれながらに決まっているものもあるわけで、赤ちゃんの時から、おっとりしている子はおっとりしてるし、神経質な子は神経質なんですね。あまり母親としての自分のせいだと思うのもおかしいことです。

ご主人は協力的で、実家も近いと、いい材料も揃っています。性格を直すというのは自己努力の領域ですが、そんなことをするより何より、ご主人と仲良くすること、ご実家と楽しくやること、そんなあなたの姿を見せてあげることが最高の子育てではないでしょうか。

iyashi

著者紹介

菅野泰蔵(すがのたいぞう)

東京カウンセリングセンター所長

 1953年東京生まれ。学習院大学卒(心理学)。臨床心理士。学習院大学、代々木の森診療所などを経て、現在東京カウンセリングセンター所長。ベストセラー「こころの日曜日」シリーズ(法研)を始め、「淋しい女と困った男」(双葉社)など著書多数。

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