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生き方

「ずるい人」を寄せつけない方法

大嶋信頼(心理カウンセラー)

2018年05月01日 公開 2023年05月08日 更新

目をつけられやすいタイプの特徴とは?

嫉妬されやすい人の中には、厳しい親のもと、「いい子」として育ってきた人が多く見られます。頑張ろう、叱られないようにしよう、と努力する「いい子」は、裏を返せば「今の自分ではダメだ」と考える、自己肯定感の低いタイプです。

その性格を育てた親の厳しさ――これもまた、種を明かせば「嫉妬」なのです。

親は子供に愛情を持つ一方で、自分よりも幼く弱い子供=「下に見ている」存在に対して苛立ちを起こしやすいのです。容姿や能力が優れていればもちろんのこと、配偶者の愛情を奪う可能性もある脅威として、「しつけ」という名で嫉妬の発作をぶつけることが多々あります。

それに対して、「もっといい子にならなくては」と思っていた子供は、長じてから、嫉妬体質の人を引き寄せやすくなります。親からの攻撃を「愛情」だと錯覚してきたため、「攻撃されても当然だ」と考える、ひどい場合は「攻撃されることが必要だ」と思ってしまうケースも。

こうなると攻撃側の思うつぼ、格好の餌食になります。謙虚さにつけこんで、発作的な苛立ちを解消しようとする衝動もさらに加速します。

残念ながら、そうした人はどこにでも存在します。自分を優れた者と誤認して人を攻撃する性質も、生来のものなので直せません。こちらが自衛策を講じるしかないのです。

ちなみに、「ときどき人に嫉妬してしまう私は、もしかしてこういう人の仲間?」と心配した方、それは杞憂です。そんな風に心配する段階で、違うと言えるからです。

この場合の嫉妬は、先に述べた「共振」のせい。その相手から受けている嫉妬が伝染しているだけです。自分こそ嫉妬される側だ、と考えるのが正解です。

 

「正しいか否か」より「快・不快」が重要

この考え方こそが、自衛策のヒントです。そのような謙虚さ・真面目さ・高潔さを、捨ててしまえばいいのです。

相手は自分に嫉妬しているだけだ、自分のほうが上だ、相手がバカなのだ――と笑い飛ばすのが一番です。

「自分が上と言える根拠は?」などと考えてはいけません。理由など度外視し、「とにかくあっちが悪い」と思える不真面目さを持ちましょう。

これは「感覚で生きる」ということでもあります。正しいか否かではなく、自分の快・不快だけに注目することです。

真面目な人には難しく見えますが、訓練によってすぐできるようになります。上の方法を習慣化すれば自己肯定感が上がり、「自分は劣っている」という誤認もリセットできます。

「真面目な人は損をする」前提のこの策に、抵抗を覚える人もいるでしょう。しかし、高潔な人が攻撃されやすいのは世の習い。ネットの発達によって誰もが発言権を持つ現代ならばなおさらです。現実を踏まえて身を処す知恵は、やはり不可欠です。

もちろん、一気に不真面目人間に変身する必要はありません。「~が正しい、~すべき」以外の選択肢もある、とまずは意識すること。その選択肢を採らなくても、頭に置いているだけで心の自由度は大違いです。

ほどよく力が抜けると、人に与える印象も変わります。ずるい人に目をつけられる危険も、確実に回避できるでしょう。

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「人を陥れる人」から逃れる3つの習慣

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