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生き方

40代からの人生の大逆転は「やめること」から始まる

心屋仁之助(心理カウンセラー)

2018年06月14日 公開 2022年08月15日 更新

「がんばる病」はあなたにも染み付いている

「がんばる教」の人たちに、「がんばるのをやめましょう」と言うと、「私は、がんばっていませんから!」と、切れ気味に言われることがあります。

そういう人に話を聞くと、「まだまだ私、がんばれるんです。こんなんでがんばっているなんて言ったら、もっとがんばっている人に申し訳ないです」などと言います。冗談のようですが、これは本当の話。

それくらい「がんばらなくちゃいけない」という気持ちは、人の心に根強く染み付いているわけです。現代に巣食う病といってもいいでしょう。

でも、残念ながら、あなたの人生が変わらなかったのは、その「がんばる」態度を変えなかったから。今日からは是非、がんばらない人生を選択してみてください。

 

我慢強い人ほどうつになりやすい

では、どうして「がんばらない」ほうがよいのか。
これには理由があります。

まず、がんばる教の人たちは、周りに迷惑をかける人だからです。

がんばる教の人たちは、周りにも「あなたもがんばりなさい」「あなたももっと我慢しなさい」「人任せにしないで自分でやりなさい」と、自分の考えを押し付けます。

押し付けないまでも、がんばらない人を見たら怒ったりイラッとしたりするんですよね。それは「自分はこんなに苦労してがんばってる」という思いがあるから。

どうですか? 迷惑でしょ。

それだけではありません。

がんばって、我慢して、人任せにしない人は、最後にバタッと倒れて、背負っていた荷物を全部ブワ~ッとほうり出してしまうんですよ。

これ、本当に迷惑ですよね。

これは自分自身の経験からも言えるのですが、こういう時って、大きな病気になったり、会社をクビになったり、子どもが学校に行かなくなったり、パートナーが浮気したりするんです。
それだけではなくて、自分がうつになったり、パニック障害になったりする人もいる。

がんばって我慢して私がやって、としていると、ある時電気のブレーカーが落ちるように、強制終了してしまいます。

それだったら、最初からチョコチョコ軽い迷惑をかけるほうがいいんです。人を頼って我慢しないほうが、結果的にみんなのためになる。

うつになる人って、心が弱い人じゃなくて、我慢できる強い人なんですね。僕もそうなのですが、強すぎるといいことってないんですよ。もっとぐにゃぐにゃに。もっとダメダメになっていきましょう。

さあ、今日からがんばる教から足を洗いましょう。

それが、40代からでも人生を大逆転させるための、第一歩です。

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