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生き方

就職、結婚、出産…イベントのたびに「面倒な人間関係」を整理した人の今

ダンシングスネイル(イラストレーター・作家)

2020年12月30日 公開 2022年10月25日 更新

ダンシングスネイル

手放す基準は「面倒くさいかどうか」

人間関係にも適正量というものがあるということはわかったものの、でも一体どの関係から手放すべきか。もしあなたが自分にとって重要な関係を見定めるのに迷っているのなら、わかりやすい基準があります。

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人間関係を整理するためのリトマス紙として「面倒くさいかどうか」ほど優れたものはない。人は、多少面倒くさいことでも、好感を持っている相手となら喜んでやる傾向がある。

もし、誰かさんと一緒に時間を過ごすことが面倒くさいかどうか、考えることすら面倒くさいとしたら? その人との縁は思い切って手放すときが来たのだ!
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週末の予定を聞かれたけれど、確認するのも面倒くさい。メールを返すのも面倒くさい。それこそ、関係を整理すべきサインなのです。

一度きりの人生、限られた時間しかないのだから、誰だって「会わなければいけない人」と過ごすよりも「会いたい人」と時間を共にすることにエネルギーを注ぎたいですよね。

 

「ひとり」になって考える時間を持つ

「人間関係ミニマリスト」を目指すにあたって、関係を手放すことに不安を感じる人もいるかもしれません。あれもイヤ、これもイヤと言っていたらひとりぼっちになってしまうのではないか。そんなときこそ、一度ひとりの時間をつくってみることをおすすめします。

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群れになって生活するほうが生き残るのに有利なように設計された遺伝子を持つ人間にとって、孤独に慣れて平気になるというのは、意志の問題ではなく生存の問題だ。

だから、孤独になかなか慣れない、ひとりで完結しないからって、自分を依存的だとか惰弱だとか思わないでほしい。

もしかしたら私たちは「ひとり」について誤解しているのかもしれない。いつもひとりだと思いながらも実は完全にひとりになったことはなかったり、ひとりにならないようにもがきながらも、反対にひとりでいられてこそ真の「オトナ」に仲間入りできるかのように「ひとり」を神聖視したりする。

そういう意味で、たまには意図的に自分を絶対的な孤独の状態に置いてみるのもいい経験になると思う。そうやって「ひとり」を全身で感じた後にはわかるかもしれない。自分に必要な孤独の適正量はどのくらいなのか、必ずそばに置いておくべき人は誰なのか。
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ひとりになってこそ「自分にとって本当に大切な関係」が見えてくることもあるのではないでしょうか。

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