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生き方

迷ったら生き残れそうな道に...元幹部自衛官が考える「幸せな人」の共通点

ぱやぱやくん(元幹部自衛官)

2022年09月28日 公開

 

自分を縛るマイルールに気づくこと

人生は目的が決まっているようで、実は決まっていません。私が生きている理由は「生きている」からです。それ以上の理由はないと私は考えています。

人生そのものはプレーンヨーグルトのように味がなく、あんまり美味しいものではありません。だから自分でうまく味つけをして、なんとか食べられるようにする必要があります。

世界は自分の気持ちや価値観が強く反映されます。 意味がない世界に意味をもたらすのは自分しかないのです。人生が無色透明である以上は、つまらない人生はなく、つまらない自分がいるだけです。自分の気持ちに世界が左右されるだけなのです。

ただし、「幸せな家庭を築くために生まれてきた」「社長になるために生まれてきた」といった具合に過剰に人生の意味を求めると、自分を縛りつけ、「だから自分はダメなんだ」と思い悩むことになりますので、気をつけましょう。

私も防大から自衛隊というコースにいたので、「自分は自衛隊にいないと価値がない」「自衛隊こそが自分の人生」と思っている時期がありましたが、それは大きな間違いでした。

自衛隊にいても人生は続きますし、自衛隊を辞めても人生は続いていきます。それだけのことでした。

人生は味のないプレーンヨーグルトなので、蜂蜜味でも、りんご味でもなんでもいいのですが、「ぶどう味でないとヨーグルトの価値はない」と思えば思うほど、蜂蜜味のヨーグルトの前で悩むことになります。

特にキャリアに悩む方は「自分の人生はこうでなければならない」というマイルールに縛られている傾向があります。

 

強くなるよりも、賢くなろう

私は自衛隊時代に「強さを求めて潰れていった人」をたくさん見てきました。彼らは抜群な体力があったり、リーダーシップがあったりと普通の人よりも優れた資質がある人たちでした。

ただ、悩みを他人に言えずに倒れてしまったり、ストレスから問題行動を起こしてしまったり、「強さ」という漠然とした概念に縛られ、自分自身を追い詰めてしまう傾向があったのだと思います。

自衛隊以外の社会でも「強い自分でなくてはダメだ」と思いこんで、無理をして働いて「涙が止まらなくなってしまった」という話もある以上、強さを求めることは少し危うさがあると感じています。

では、「強くなろう」ではなく「賢くなろう」という目標だったらどうでしょうか。

賢くなろうというゴールであれば「誰にも相談しないことは賢いことではない」「長時間労働するのは賢くない」など、より理性的な考え方をすることができます。

怒られて泣いても、クレームに凹むような弱さがあっても「賢くなろう」という目標があれば、そこからどう行動するかがきっと見えてくるはずです。

「賢くなろう」と思えば、「自分は弱い」という前提から物事をスタートさせることができるので、うまく身を守ることができます。

現代の戦場でも防弾チョッキやヘルメットといった防具を兵士は着用します。銃弾や砲弾の破片によって、どんなに強い人間でも大ダメージを受けるからです。人間は弱いという前提があるから、これらの防具は開発されていました。

あなたも社会で戦う以上は「自分は弱い」と認識して防弾チョッキに代わるような心の防具(考え方)を持つ必要があります。

あなたが弱いのは仕方がないので、無理に強くなろうとせずに、「賢くなろう」を目標に生きてみてください。

 

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