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生き方

年齢に関係なく「お金が集まる人」の習慣

本田健(作家)

2023年01月18日 公開

 

背中を追いかけたくなる「年上メンター」の存在

実際に自分よりも年上で頑張っているメンターがいると、「あんな素敵な大人になりたい」、そういう気持ちになった経験をしたことがあるのではないでしょうか。

私の周りにも、そんな素敵な方たちがいます。作家で言えば、『こころのチキンスープ』シリーズの著者のジャック・キャンフィールドさんがそのいい例です。いま77歳で、世界で著書が5億部も売れて、ギネスブックの世界記録保持者として認定されている方です。

ジャックさんは70代になっても、どんどんお金を使って、精力的に講演活動も行っています。同じ作家としても尊敬しますし、50代の自分はまだまだ若者だなと思わされます(笑)。

しかも、ジャックさんは私ぐらいの年齢から本を書き始めています。彼はそれまでは自尊心を高めるようなセミナーを行っていたのですが、経営はボロボロで50代までは鳴かず飛ばずだったそうです。そこで、起死回生の一発で出した本が世界的なベストセラーになったのです。

日本人のメンターでいえば、91歳の櫻井秀勲先生です。55歳で独立して、82歳のときに出版社を創業。89歳からYouTubeの活動までされています。今でも年に何冊も本を出版されて、知的情熱は全く衰えてない方です。櫻井先生から見たら、私はまだあと40年もありますから、何でもできると思うでしょう。

他にも、「ブリキのおもちゃ博物館」館長の北原照久さんも74歳ですが、少年のように「このおもちゃ手に入れちゃって!」と、お会いするたびにキラキラした目で話されています。

北原さんのような70代の方の姿を見たら、やっぱり一生やれる仕事があるのは楽しいなとも感じます。そういう方たちを見ると、今から私もギネスに載るような仕事ができるかもしれないと思えてきます

 

お金を気にする人が失敗する

ここまでお伝えしたように、自分が好奇心を持ち続けられるものを見つけて、自ら考えて行動し、積極的に人にその事について話をしていけば、結果も出やすくなるでしょう。

そして、人の信頼を得ることにもつながります。なのでもし私の全財産が仮になくなっても、頼れる友達がたくさんいるので、ほとんど心配はありません。

もしお金に困ったとしても、友達から100万円ずつお金もらって生活しようと思っています(笑)。だからリスクを取っても、リスクはほとんどないと思っています。

でも、これはお金があるからといった、貯金ではないんです。もしお金がなくなっても、助けてくれる人がいることが、私の財産です。この財産があるからこそ、どんどん新しいことに挑戦をし続けることができています。

何かに挑戦する時、「自分のお金が減ってしまう」ことを心配する代わりに、自分が好奇心を持てることを見つけましょう。そして、周りの人を巻き込んで自分の未来にワクワクできる目標を立てて、そのことを周りに言葉にすることから始めてみてください。

 

【著者プロフィール】本田健(ほんだ・けん)
神戸生まれ。経営コンサルタント、投資家を経て、29歳で育児セミリタイア生活に入る。4年の育児生活中に作家になるビジョンを得て、執筆活動をスタートする。「お金と幸せ」 「ライフワーク」 「ワクワクする生き方」をテーマにした1000人規模の講演会、セミナーを全国で開催。そのユーモアあふれるセミナーには、世界中から受講生が駆けつけている。著書は、『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』(以上、大和書房)、『きっと、よくなる! 』(サンマーク出版)、『大好きなことをやって生きよう! 』(フォレスト出版)など訳書に「新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」(SBクリエイティブ)がある。200冊以上、累計発行部数は800万部を突破している。

 

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