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ネコに学ぶ悩まない生き方

2017年03月18日 公開

海原純子(日本医科大学特任教授)

疲れたときは、ネコを見習うといいニャンよ

 

昨今、空前のネコブームと言われ、自己啓発書にネコの写真を組み合わせた本もたくさん出ている。気まぐれで群れをなさないネコは、人間とはまったく違う生き物だ。もしかしたら、疲れたビジネスマンはネコの生き方に無意識に憧れているのかもしれない。ストレスフルな生活でも、ネコ的なマインドを取り入れれば、心が穏やかになるかも……。ネコ好きで知られる心療内科医・海原純子氏に、ネコから学ぶしなやかに生きる方法についてうかがった。《取材・構成=西澤まどか》

 

(1)尻尾を立てて歩こう――姿勢を正せば気分上々

 

私が患者さんによくお伝えしているのが、「姿勢を変えると、心も変わる」ということ。人間には尻尾はありませんが、ネコが尻尾をまっすぐに立てて歩くときのように、背筋をまっすぐ伸ばして見てください。人間は落ち込むと猫背になりがちです。目線が下がるとネガティブなことばかり考えがちです。

これは、ある対人恐怖症の患者さんの例です。その人は、人の目線が気になるためいつも下を向いて歩いていたそうです。下を向いていれば、相手の顔が見られず余計に視線が気になります。しかし、姿勢を正して歩くことをアドバイスしたところ、人の目線が気にならなくなったそうです。

ネコが尻尾を立てているときは、機嫌がいいときです。だから気分が沈んでいるときは、背筋を真っ直ぐに伸ばしましょう。目線を上に向け、背筋をピンと伸ばしてバンザイをしてみてください。いつもご機嫌なネコのようになれるでしょう。

 

(2)何でもおもちゃにしようーーそこに楽しみを見つける

 

ネコは遊びの達人です。段ボールやビニール袋、ひもの切れ端など、なんでも手近なものをおもちゃにして、すぐに遊び始めます。

よく「仕事がつまらない」という言葉を聞きます。そう思っている人は、つまらない環境でいかに楽しく過ごすのか、自分から働きかけてみてはいかがでしょう。誰かが居心地を良くするのを待つだけではなく、自ら視点の切り替えをしてみることも大切です。

うちのネコは、朝早くから「起きて、窓を開けて、水を出して、エサをちょうだい」とたくさん要求してきます。でも私がまだ起きないとわかると、諦めてどこかへ行ってしまいます。ダメかもしれないけれども、一応は主張してみる。この姿勢を見習いたいものです。

私は医師として長く仕事をしていますが、完璧に居心地のいい職場なんて1回もありませんでした。同じように皆さんも、上司とそりが合わないなど、つまらない職場はいっぱいあるでしょう。ならば、自分の居心地が良くなるように工夫してみてはどうでしょう。まずは周囲に働きかけたり、提案してみる。もしくはつまらない中に楽しみを見つける。つまらない仕事にも自分の個性を生かせるようになれば、どんな仕事でもできるでしょう。

 

(3)毛づくろいをしよう――失敗してもすぐ切り替える >

iyashi

著者紹介

海原純子(うみはら・じゅんこ)

日本医科大学特任教授

1952年生まれ。医学博士、心療内科医、産業医。東京慈恵会医科大学卒業。2008~10年にハーバード大学客員研究員を経て、現職。全国で公演活動も行なう。読売新聞「人生案内」の回答者であり、毎日新聞日曜版に連載「心のサプリ」執筆中。近著『こんなふうに生きればいいにゃん』(海竜社)他、著書多数。ネコと暮らして30年以上。現在は、ミーとフーの2匹がいる。

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