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今さら聞けない 「中学英文法」

2017年03月08日 公開

佐藤誠司(佐藤教育研究所主宰)

今さら聞けない時制

 学生時代、私たちを悩ませてきた「時制」と「関係代名詞」。ただ、ビジネス文書において、時制や関係代名詞がたくさん使われるので、避けては通れない。そこで、中学時代に学んだ時制と関係代名詞のエッセンスをおさらいし、苦手意識を克服しよう。

過去形

 過去形とは、過去の出来事を表わすこと。その際、動詞はさまざまな形に変化する。たとえば「be動詞」を使った「They are kind. 」(彼らは優しい)は、「They were kind. 」(彼らは優しかった)になる。一方、一般動詞を過去形にする際は、動詞の後ろに「-ed」をつけるのが基本。たとえば、「I help my father.」(私は父の手伝いをする)ならば、「I helped my father. 」(私は父の手伝いをした)となる。ただし、「go」→「went」や「get」→「got」といった不規則に変化する動詞もあるので注意。

現在進行形

 現在進行形とは、「今まさに何かをしている」状態を指す。たとえば、「A baby is sleeping in the bed. 」は、「今まさに赤ん坊がベッドの中で眠っている」様子を表わしている。注意したいのは、進行形にできるのは「動作」を表わす動詞だけということ。「love 」や「want 」といった「状態」を表わす動詞は進行形にできない。現在進行形は「動詞の原型+ing」となる。その際、「come」→「coming 」のように、「e」で終わる動詞は、eを取ってから後ろにingをつける。また、「cut 」→「cutting 」のように、「m 」「n 」「t」で終わる単語は最後の文字を重ねてingをつける。

未来系

 続いて、未来の出来事を表わす未来系の表現。これは簡単で、基本的に「will+動詞の原型」という形で表現される。たとえば、「He will be busy tomorrow. 」であれば、「彼は明日忙しいでしょう」という意味になる。ちなみに、「will」は「~するつもりだ」という「意志」を表わすこともある。同じ意味で「be going to~」という表現もある。

現在完了形

 動詞の変化形の1つである「過去分詞」を用い、「主語+have(has)+過去分詞」とするのが基本パターン。過去分詞は過去形と同じく動詞の後ろに「-ed」をつけるのが基本だが、「drink 」→「drunk 」のように不規則に変化するパターンも多いので注意。ややこしいのが過去形との違い。現在完了形は「現在が過去に影響を受けている」場合に用いられる。たとえば、「He lost his purse.」という過去形の文章では、「サイフを失くした」という事実だけを述べている。一方、現在完了形の「He has lost his purse. 」という文章は、「彼はサイフをなくし、それが現在に影響している」、つまり「財布をなくして今、困っている」というニュアンスまで含んでいるのだ。また、現在完了形は「経験」「継続」をも示す。たとえば、「I have never seen a UFO. 」であれば、「私はUFOを1度も見たことがない」という「経験」を表わす。また、「I have studied English for two years.」であれば、「私は英語を2年間勉強している」という「継続」を表わすのだ。

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iyashi

著者紹介

佐藤誠司(さとう・せいし)

㈲佐藤教育研究所主宰

東京大学英文科卒業後、私立中学や高校教諭を経て、現在は㈲佐藤教育研究所を主宰。英語全般にわたる著作活動を行なっている。著書に『英作文のためのやさしい英文法』(岩波ジュニア新書)や『中学英語を5日間でやり直す本』(PHP研究所)など、多数。

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