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できる人が書店に足を運ぶ理由とは?

2017年06月08日 公開

大岩俊之(ロールジョブ代表)

アウトプットに役立つ読書の習慣の身につけ方

成功する人は読書家であると言われる。セミナー講師、研修講師、法人営業コンサルタントを行なう大岩俊之氏もまた、年間300冊の本を読む読書家で、本から学んだことは多いと話す。その読書習慣について詳しくうかがった。《取材・構成=西澤まどか》

 

読書習慣をはばむ「二つの壁」とは?

「成功者はみな本を読んでいる」とよく聞きますが、私も仕事の中でそれを実感することがあります。私はセミナーや研修の講師、営業コンサルタントの仕事をしていますが、他のセミナー講師、研修講師で売れっ子のエースたちや売れる営業マンは共通して読書の習慣を持っているのです。一方で仕事が取れない講師は、本を読まない人が多いと感じています。

読書が習慣化できない人の問題点は二つに集約できます。一つは、本の探し方。「自分に必要な本」を見つけられないこと。もう一つは、読み方。たとえば、読み始めたら全部読破しなければならないと思い込んでいる人は多いです。この二つをクリアすれば、読書を習慣化できるはずです。

まず、「探し方」についてですが、自分に合う本はどう探すべきでしょうか。最近はAmazonなどのネット書店が主流になりつつありますね。買いたい本が決まっているときや、急ぎで本が必要なときなどはとても便利だと思います。しかし、「自分に必要な本を探す」ためには、リアルな店舗に足を運ぶべきだと私は考えます。

なぜなら、ネット書店の場合、実際に本を手に取ることができないため、限られた情報で判断するしかないからです。レビューの星の数やどこのどんな人が書いたかわからない感想を手がかりに購入することになるわけですが、そのレビューの書き手にとって面白い本が、あなたにとっても面白いとは限りません。

また、ネット書店では基本的にランキングや検索によって本を選ぶわけで、そこにヒットしない本と出合うのは難しい。リアル書店ならば、「なんとなく棚を眺めていたら目について、手に取ってみたら最高に面白い本だった」という出会いがあるわけです。私の場合、大げさな言い方かもしれませんが、自分の興味のある本は光って見えます。

また、書店では世間の流行を把握できるというメリットもあります。話題になっている本は目立つ位置に平積みされています。どんな人がどんな本を手に取って見ているのか、観察してみても面白いでしょう。
「自分に必要な本」とは、必ずしもビジネス書ばかりではありません。私の周りでも、仕事ができる人ほどさまざまなジャンルの本を読んでいると感じます。とくに、歴史や哲学といったジャンルは、成功者の必読書と感じています。また、同じビジネス書でも、流行の読みやすい本ばかりでなく、名著と呼ばれる古典的なものにも挑戦してみると良いと思います。

 

スキマ時間には書店に入ろう!

リアル書店で本を探すことは、情報の記憶の残り方に影響します。買った本を隅から隅まで読んでも、意外と記憶に残らないことはたくさんあります。それよりも、どの本を購入するか、限られた時間のなかで本当に必要な情報を探しているときの経験は、のちのちまで鮮烈に覚えているものです。

そういう意味では書店で書架を眺め、気になった本をパラパラと見ているだけでも十分、情報収集になっていると言えそうです。

このようにリアル書店の重要性を説いたところで、読書の習慣のない人は、まず「書店に行く」習慣がないかもしれません。まずはここから始めましょう。営業など外回りの人であれば、アポイントの隙間にカフェに寄ったりすることがあると思いますが、その時間に書店に足を運んでみるのです。都市圏の人であれば、駅前には必ず書店がありますので、帰宅時にでも寄ってみましょう。

ただ、本にも合う、合わないがあるように、書店にも相性があると私は考えています。ある書店に行くと必ず良い本と出合えるのに、他の書店だとそうでもない……という違いや、居心地の良さなどです。これは、必ずしも店舗の規模や品揃えの問題だけではないようで、たとえば大型店だと品数が多すぎて逆に選びにくい、という話も聞きます。実際に通ってみて初めて気づくことだと思います。

 

全部読もうとするから挫折する! >

iyashi

著者紹介

大岩俊之(おおいわ・としゆき)

ロールジョブ代表

1971年、愛知県生まれ。大学卒業後、電子部品メーカーなど4社で法人営業を経験。どの会社でも必ず前年比150%以上の営業数字を達成するなど、営業成績は常にトップクラス。読書会やイベント主催、セミナー講師として週末起業を始め、のちに独立に成功。営業、交渉力アップ、コミュニケーション、コーチングなどの研修講師として、年間130日以上登壇。

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