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あらゆる疲れは 「脳疲労」が原因!?

2017年05月18日 公開

梶本修身(医学博士)

疲労の回復に効く「最適な睡眠法」とは?

 あらゆる疲労の正体は「脳疲労」であることがおわかりいただけたかと思います。では、脳疲労を改善するにはどうすればいいのでしょうか。

 最善の方法は、十分な睡眠を取ることです。それも、ただ睡眠を取ればいいのではなく、自律神経に負担をかけない睡眠であることが第一です。

 そのためには、快適な環境で眠ることが大切です。寝汗をかいたり、寒さで鳥肌が立ったりするのは、自律神経が高ぶっている証拠。運動している状態と変わらないため、睡眠を取っても疲れが抜けません。

 また、寝つきが悪いのも、翌朝に疲れが残る原因になります。寝つきをよくするためには、下半身を温めるのが効果的。その点で、寝る前の半身浴はお勧めです。ただし、眠ってからも足元を温め続けるのは逆効果です。眠ってから深い睡眠に入るためには、身体の熱を放出する必要があるのですが、足の裏は熱の放出に重要な場所なのです。よく、こたつに入って寝ると風邪をひくと言われますが、これは足元が温かいために身体の熱を放出できず、そのために浅い眠りをくり返し、疲れが取れないことが原因です。

 私がお勧めしたいのは、寝る前に布団乾燥機で布団を温めておくこと。眠るときは温かく、その後30分ほどで布団が冷めていくので、快適な寝つきと深い眠りが得られるのです。

 いびきも睡眠の大敵です。いびきは、睡眠中に気道が狭くなって生じる現象です。そのため呼吸がしにくくなり、肺に吸い込む酸素の量が減ります。すると自律神経は心拍数や血圧を上げて脳への酸素供給量を維持しようとします。休めなければならないはずの自律神経を酷使することになるのです。

 最も簡単ないびき対策は、横向きになって眠ること。仰向けの場合に比べて、いびきが半分に減ります。それでも治らない場合は、睡眠時無呼吸症候群用の持続的陽圧呼吸装置CPAPが極めて有効です。一部のクリニックでは、無呼吸は軽度ながらいびきのある方向けに「疲労回復CPAP」も利用されています。

 また一部の歯科医院で行なっているマウスピースによる治療を受けるのも一つの方法です。

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著者紹介

梶本修身(かじもと・おさみ)

医学博士 /東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。大阪大学大学院医学研究科修了。東京疲労・睡眠クリニック院長、大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授。2003年より産官学連携「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者を務める。ニンテンドーDS『アタマスキャン』のプログラムに携わる。近著『なぜあなたの疲れはとれないのか?』(ダイヤモンド社)ほか著書多数。

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