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「ストーリー式記憶術」で 無理せず楽しく覚える

2017年09月02日 公開

山口真由(東京大学大学院 博士課程)

もう「丸暗記」はしなくていい!

 

年齢を重ねるにつれ記憶力が鈍って、新しい知識を覚えられない──と悩むことの多い40代。その苦労は「楽しく、合理的な覚え方によって解消できる」と語るのは、32歳で米ハーバード大学法科大学院に入学した山口真由氏。司法試験をはじめ多くの難関を突破してきた山口氏が勧める「ストーリー式記憶法」の極意とは?

 

40代のインプットは「合理的に楽しく」

 学生時代や新入社員時代にひたすら知識を吸収してきた方々も、30代、40代に入るとかつて学んだ知識を使って要領よく仕事をこなし、「もう新しい分野へのチャレンジはおしまい」という気持ちが芽生えがちです。

「今さら勉強なんて……」としり込みする人も少なくありません。

 しかし、私はこの年代こそ新たなインプットが必要だと思います。今はこれまでの蓄積が開花する「充実期」を過ごせているかもしれませんが、50代を超える頃にはそのストックも尽き、昔の焼き直しのような仕事しかできなくなる危険も。それでは、技術が日進月歩で進化する現代のビジネスシーンについていけなくなります。新しい知識を学び続けなければ、市場では生き残れないのです。

 とはいえ、体力が衰えてくると「覚える力」に変化が訪れるのもまた事実。私自身、32歳でハーバード大学に入学したときには、昔のように徹夜で知識を詰め込むような勉強法はもう不可能だと気づかされました。

 そこで考えたのが、より合理的な記憶法──すべての知識をストーリーに見立てて覚える「ストーリー式記憶法」です。

 これは私が幼少期より無意識に行なってきた手法なのですが、30代に入ってからはより意識的に活用するようになりました。では、なぜストーリー化することが有効なのか。そのメカニズムを説明しましょう。

 記憶には、いわゆる知識を覚える「意味記憶」と、自らの体験を記憶する「エピソード記憶」があります。「いつどこで、何を経験したか」というエピソード記憶は、自分自身の感情と直結するため知識記憶より鮮やかに残り、思い出しやすいのが特徴。ストーリー式記憶法はその特徴を利用して、知識=意味記憶を、エピソード記憶に近い形にして楽しく覚えるという方法です。

法律ですら、心に響く「ストーリー」になる! >

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著者紹介

山口真由(やまぐち・まゆ)

弁護士

1983年生まれ。札幌市出身。筑波大学附属高等学校進学を機に単身上京。2002年に、東京大学入学し、法学部に進み、3年次に司法試験、翌年には国家公務員Ⅰ種に合格。また、学業と並行して、東京大学運動会男子ラクロス部のマネージャーも務める。学業成績は在学中4年間を通じて“オール優”で、4年次には「法学部における成績優秀者」として総長賞を受け、2006年3月に首席で卒業。同年4月に財務省に入省し、主税局に配属。主に国際課税を含む租税政策に従事。2008年に財務省を退官し、2009年に弁護士登録。現在は主に、企業法務を担当する弁護士として活動するかたわら、テレビ番組や執筆等でも活躍中。
著書に『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』(扶桑社)、『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』(PHP研究所)がある。

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