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「元気のない40代」と言われないための3つの対策

2017年09月07日 公開

加島禎二(セルム代表取締役社長)

40代が輝きを取り戻すために

本来、仕事においても家庭においても一番脂の乗った時期と言えるはずの40代。だが実際には、仕事にもプライベートにも疲れ果てた、どうも元気のない人が目立つというのが現実ではないだろうか。

だが、この時期に何をするかで、定年後も含めた今後の人生の充実度は大きく変わってくる。

40代を無駄にせず、輝きを失わないためにはどうすべきなのだろうか。組織・人材開発のプロフェッショナルである(株)セルムの加島禎二社長に「元気のない40代から脱却する方法」を教わった。

 

「元気のない40代」4つの特徴とは?

40代といえば、組織の屋台骨を支える世代だ。仕事に熟達し、体力もまだ充分にあり、人間的にも成長して責任ある仕事をこなすことを期待される世代である。

私は、企業の成長戦略を人材の側面から支援するコンサルタントとして、「若手の早期登用が必要だ」と唱えてきた。上の世代がいつまでも意思決定権を握っていては、今、企業が切実に欲している、事業の転換点を乗り越えるイノベーションを起こせない可能性が高いからだ。

実際、多くの企業で若手への権限移譲は進んだと思う。40代の部門長や執行役員クラスも増えている。しかし今、経営者や人事役員の方とお話しすると、40代社員が自身の40代の頃と比べてエネルギーが低い、輝いていない、という悩みをよく相談されるようになった。

具体的な事象をあげよう。

<新しい動きに興味が薄い>

ビジネスの新しい動き(例えば、新しい技術の利用可能性やベンチャーが発表する新しいサービス)に興味が薄い。一般のニュースになっていることであっても知らないこともあるし、話を振ってみても「そうですか」「へえ」……といった感じで、反応が鈍い。ビジネスに対する感度が下がっているのではないか。

<いつまでもリサーチをしている>

他社事例や一般解をリサーチすることは重要だが、いつまでもリサーチに時間を費やしていて、なかなか意思決定をしない傾向がある。多少わからないことがあっても、思い切って意思決定をしないと仕事も人も動かない。責任をとることを心配しているのだろうが、これでは彼ら世代が反面教師にしてきたはずのシニア社員と同じではないか。

<若手の新しいアイディアに冷淡>

若手が新しいアイディアを出したり、提案をしても、それに対して「お手並み拝見」とばかりに手を貸そうとしないケースも少なくない。妨害はしないが、経験不足の若手だけが担当するには荷が重いだろう仕事であっても、積極的に手を貸さない。若手が活躍するより、まだまだ自分が評価されたいという気持ちが勝ってしまっているのだろうか。

<上からの評価を必要以上に気にする>

上司の目につく場面には必ず出席したり、報告書に書くべき項目を揃えたり、ということに関しては非常に熱心にやっているが、地道な問題解決や自分のチームのPDCAでは手を抜いているように感じる。自分の評価が下がることを恐れているのではないか。

 

いかがだろうか。ここではぜひ怒らないで考えてほしい。もし経営者にこのように見えるであろう行動が自分に当てはまるとしたら、要注意だ。特にこの先、経営幹部職を目指したいと思っている人にとっては、これがボトルネックになってしまう。

もちろん、日々とても忙しい。経験したことのない仕事も増えた。職場にも新しいことを面倒臭がる嫌う空気が漂っている。

しかし、だからといって周りに流されてしまうのはまだ早い。今日から、それも自分の意思でできる対策もあるからだ。

対策1 変化を肌身で感じる機会を意識的に作る >

iyashi

著者紹介

加島禎二(かしま・ていじ)

株式会社セルム代表取締役社長

1967年生まれ。上智大学卒業。リクルートを経て、1998年、創業3年目の株式会社セルムに参加し、2002年 取締役企画本部長に就任。今日では1000名を超えるコンサルタントネットワークの礎を築く。同社の常務取締役関西支社長を経て、2010年に代表取締役社長に就任。一貫して「理念と戦略に同期した人材開発」を提唱し、次期経営人材の開発や人材開発体系の構築、リーダーシップ開発、組織開発などに携わる。現在も顧客のプロジェクトの最前線に立ちつつ、優れた経営と強い事業に貢献する人材開発のあり方について、積極的に発信を続けている。

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