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「元気のない40代」と言われないための3つの対策

2017年09月07日 公開
2017年09月07日 更新

加島禎二(セルム代表取締役社長)

“人生100年時代”のキャリア形成を

かつては「50年」だった人生は、80年になり、近い将来100年まで延びようとしている。会社生活を「大過なく」勤めあげれば、あとは豊かな老後生活が待っていたのは過去の話だ。これからは人生を二毛作、三毛作することが当たり前の時代になる。

ビジネスパーソンとして経験を積み、スキルが身につき、体力もある40代は、まだまだ成長できる時期だ。自分の実力や能力、専門性をどう活かし、どう伸ばしていくかを再考するのに最適な時期と言える。固い言葉で説明すれば、自分のキャリアを自分で切り開くべき時期といってもいい。

もしも今の会社では全く自分を活かせないと判断するなら、転職を視野に入れてもいいのだ。

現にミドル世代の転職は活発になってきている。外で通用するだけのスキルを磨き、人脈も作っておきたい。

その結果として、40代がエネルギーを取り戻したら、会社も日本の社会も、もっともっと元気になるはずだ。

著者紹介

加島禎二(かしま・ていじ)

株式会社セルム代表取締役社長

1967年生まれ。上智大学卒業。リクルートを経て、1998年、創業3年目の株式会社セルムに参加し、2002年 取締役企画本部長に就任。今日では1000名を超えるコンサルタントネットワークの礎を築く。同社の常務取締役関西支社長を経て、2010年に代表取締役社長に就任。一貫して「理念と戦略に同期した人材開発」を提唱し、次期経営人材の開発や人材開発体系の構築、リーダーシップ開発、組織開発などに携わる。現在も顧客のプロジェクトの最前線に立ちつつ、優れた経営と強い事業に貢献する人材開発のあり方について、積極的に発信を続けている。

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