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アフリカに突如現れた「ドイツ流お役所仕事」(ナミビア)

2017年11月08日 公開
2018年01月05日 更新

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(27)石澤義裕(デザイナー)

ナミビアは「何もない国」!?


この手の面倒くさい頭は、仕事中に整えます。

世界一周、12年。

中古の軽自動車でアフリカ大陸をさまようこと、11ヶ月。

旅に出る前は、坂道を駆け上がる馬車馬のごとく働いていた社畜系フリーランスです。

ペダルを漕ぎ続けなければ、瞬速で奈落の底へ転がり落ちるワークライフバランスは、労働時間=余命。

それが今、貧乏をこじらせたノマドなバガボンド。

仕事をセーブして、そのぶん人生を豊かにする黄金式を実践中です。

仕事減→収入減→人生豊か。

どっかで計算を間違えています。

 

ワークライフバランスはナミビアに学べ!?

ナニもないという意味の国名、ナミビア。

ドイツ帝国の元植民地です。

日本人と気質が似ていると言われるドイツ人ですが、彼らの労働時間は日本人の80%。敵じゃありません。

ただ、時間あたりのGDPは日本の150%。日本人はサービス残業のエキスパートなので、次元違いでした。

ドイツ人のコスパの良いライフワークバランスは、ナミビア人のお手本です。

『より少なく働き、よりたくさん稼ぎ、たっぷり余暇を楽しむ』

ご馳走はソーセージ。

ビールはいつだってキンキンです。

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ワイロはないが、罰金はある >

著者紹介

石澤義裕(いしざわ・よしひろ)

デザイナー

1965年、北海道旭川市生まれ。札幌で育ち、東京で大人になる。新宿にてデザイナーとして活動後、2005年4月より夫婦で世界一周中。生活費を稼ぎながら旅を続ける、ワーキング・パッカー。

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