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韓国「反日情緒」社会の大問題

2015年10月12日 公開

ケント・ギルバート(米カリフォルニア州弁護士)&呉善花(拓殖大学教授)

情緒で動く国を相手にする必要はない

聞き手:丸谷元人(ジャーナリスト)

 

安倍談話を盾にした抗日活動は続く

――8月14日、安倍総理が戦後70年の談話を発表しました。この談話は、きわめて未来志向であると同時に、非常にバランスのとれた内容であったと感じていますが、韓国はこれをどう見ているのですか。

 呉善花(以下、呉) 韓国メディアの反応は、たいへん批判的でした。『東亜日報』では、「安倍総理は韓国を侵略し、植民地支配したことをまったく認めず、謝罪もしなかった」と批判、また「すべてを『過去形』で言及しており、安倍総理の歴史認識に失望と憤怒をおぼえる」と書いています。それどころか「日本国家の品格が疑わしい」とまで述べている。

 また日本のメディアは、韓国政府が安倍談話に一定の評価をしたと報道しています。これはつまり、今回の談話で日本が過去に朝鮮半島に苦しみを与えたことを安倍総理が「公言した」と捉えることで、日本政府から国家賠償を勝ち取ろうという韓国政府の魂胆が垣間見えます。ですから、韓国はこれから先もずっと今回の談話を盾に、国を挙げて日本に圧力をかけ続けるでしょう。

――中国や韓国などにおわびを繰り返す「謝罪外交」に区切りをつけたい意向をにじませた安倍総理に対して、ロイターやAP通信など一部の欧米メディアは、「謝罪を思い留まった」「新たな謝罪はなかった」と報じるなど、批判的な見方がありましたね。

 ケント・ギルバート(以下、ケント) 日本はもう何度も謝罪をしたのですから、これ以上する必要はありません。談話でも「歴代内閣の考えを引き継ぐ」と表明したのですから、それでいいのです。

 そもそも日本の総理が公の場で発言した内容など、一般のアメリカ人からすればまったく関係がありません。「日本は、70年も前の話をいつまで引っ張っているんだ?」と疑問をもつだけです。ただ新聞メディアとしては、「日本の首相がまた酷い発言をしている」と煽らないと、販売部数が伸びない。

――つまりアメリカ人の大半は、日本と韓国の揉め事などほとんど興味がないということでしょうか。

 ケント 基礎知識がないですから、興味をもちようがありません。これは同時に、アメリカ人が中国系や韓国系の反日団体の活動に対する免疫力がないともいえます。彼らが反日活動で騒ぎ立てると、「日本はそんなに悪いことをしたのか」と信じ込んでしまうアメリカ人はたくさんいます。

――アメリカ国内で活動する抗日連合会には、在米韓国人も多く参加しています。彼らはどういった動機のもと反日活動を展開しているのでしょうか。

 ケント  国民性からなのか、在米韓国人はアメリカ社会にほとんど溶け込もうとせず、韓国人同士で固まりながら生活をしています。しかも、中国共産党がバックに付く抗日連合会のような連中と一緒になって活動していて、じつに排他的です。

 中国が反日活動を展開する理由は、まだ理解できます。日米関係を崩し、日米安保の廃止を目論む中国は、アメリカ人に日本の悪口を吹き込み、不信感を募らせたいからです。当然、その先に沖縄の併合も狙っています。

 一方、在米韓国人の動機はまったくわかりません。そもそもアメリカには二重国籍の韓国人が、450万人も暮らしています。どうして全人口の1割もの韓国人が、アメリカに住んでいるのでしょう。自分の国が嫌いなのですか?(笑)

  端的にいえば、韓国人は昔から強い人が大好きなのです。朝鮮半島内部に住む人にとって、戦前のソウルは、科挙試験の合格者だけが入ることが許される憧れの場所でした。ところが戦後になると韓国人は、世界一のアメリカをベンチマークにするようになり、猫も杓子もアメリカをめざすようになります。市民権を取得すると、何度も宴会を開いてお祝いするほどです。

 興味深いのは、アメリカに渡った韓国人の大半が、市民権を取って、自分の名前を英語風に改名することです。自分の名前に誇りをもつ日本人には、考えられない行為でしょう。一方で、在日韓国人の多くは、日本国籍を取得したり、日本人風の名前を名乗ることに抵抗を感じます。日本人との混血は、韓国では同化そのものであり、売国奴に値するからです。

――たしかに海外には、マイケルとかチャールズといったファーストネームを名乗る韓国人が多いです。こうした韓国の事大主義には呆れるばかりですが、将来的に日本が、再び名実ともに強くなれば、朝鮮半島はまた戦前のように「親日」に変わりますか?

 呉 長い期間、韓国は中国の属国として大きな憧れを抱いていました。しかし近世になると、日清・日露戦争に勝った日本が勃興します。すると「これからは世界の覇権国家は日本ではないか!」と、日本に付き従う動きが活発になります。ところが日本は、日清戦争後の三国干渉で遼東半島を放棄してしまう。それを知った韓国人は、「日本人はあんなに弱かった」のかと肩を落とします。こうして日本を尊敬できなくなってしまった韓国は、日清戦争後はロシアに身を翻すのです。

 重要な点は、たんに日本が強くなるだけでは、韓国人は尊敬しないということです。彼らは、自分がいかに強いかを、これ見よがしに堂々と威張る人に憧れる習性があるのです。最近になり中国が軍事力をますます増強しています。韓国人は、「中国の時代が来た!」と、偉そうに胸を張っている習近平の姿を尊敬の眼差しで見ていることでしょう。

 一般的に日本人は謙虚であり、日本の歴代総理にしても、国際外交の場では控えめに振る舞ってきました。しかし韓国人は、日本人の頭を垂れる姿を見て軽蔑するのです。安倍総理は堂々としていますが、習近平ほど偉そうにふんぞり返ったりはしません。韓国人からすると、安倍総理より習近平に付いたほうが得だと考えるのです。

 

男女関係を連想させる日本と韓国

 ケント 1965年に日韓基本条約を交わしてから、韓国は日本から多くの補償金を受け取っています。ところが韓国は日本と戦争していません。だからある意味で「離婚」ですよ。つまり払ったのは補償金ではなくて慰謝料です(笑)。韓国は補償金をちゃっかり受け取ったのに、まだ新たに金を請求すれば、アメリカや日本の裁判所は全部棄却して相手にしません。それがまったくわかっていない。これはもう完全にストーカーではないですか!

 呉 たしかにいまの韓国の日本に向けた態度を見ていて、韓国人特有の男女関係を連想します。韓国の男性は、1度狙った女性は絶対に逃しません。何が何でも落としてやるという強烈なしつこさがあります。これは韓国における男女関係の伝統です。

 一方、狙われる女性も、しつこくされるほど自分に女としての価値があるという気持ちになる。「10回叩いて倒れない木はない」という諺が韓国にはあるように、どれほど気の強い女性であっても、男性がしつこく誘えば、いつか必ず落ちるものです。

 韓国人男性のアプローチは、とにかくしつこい。何度も相手を誘い、毎日家の前で待ち伏せをします。

 ケント 完全にストーカーと一緒ですね。

 呉 日本人の女子が韓国に留学に行くと、大概ストーカーに遭うようです。けっして変質者が多いということではなく、日本でストーカーと見なされる行為を、韓国の男性は日常的に行なっているのです。しかも驚くことに、そのような卑劣な行為に走る男性は、意外にも一流企業に勤めるエリート社員ですら多いのです。

 彼らは、女性がエスカレートするストーカー行為に耐えられなくなりノイローゼ気味になるやいなや、パッと手を引きます。すると急に焦りを感じた女性は、なんと自分からアプローチをするようになる……。韓国人男性は、このような恋愛の駆け引きを楽しんでいるのです。

 ケント 押しに押して、最後に退けば、女性を射止められると思っている。じつに安直な恋愛アプローチ(笑)。

  安倍総理は、韓国に対して積極的に、首脳会談を呼び掛けてきましたが、韓国ではこれを「ストーカー外交」と表現しています。「韓国は日本を不要だと主張しているのに、日本は韓国なしでは生きられないようだ。これはストーカーではないか」というのです。韓国人のプライドの問題ですが、そろそろ日本もパッと手を引いたほうがいいですね。そうすれば今度は、韓国が焦って近づいてくるはずです。とはいっても、最近の安倍総理は、焦眉の態度を見せる韓国から手を引きつつあります。

 ケント 外務省が公開しているホームページでも、以前まであった「我が国と、自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有する重要な隣国」という記述が、「我が国にとって最も重要な隣国」と簡便な記述に改められています。今回の総理談話にしても、韓国はほぼ無視されています。安倍総理の意識のなかに韓国はまったくいない。むしろ完全に呆れているのでしょう。

 

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iyashi

著者紹介

ケント・ギルバート(Kent Sidney Gilbert)

米カリフォルニア州弁護士、タレント

1952年、米アイダホ生まれ。1971年に初来日。1980年、国際法律事務所に就職して東京に赴任。TV番組『世界まるごとHOWマッチ』に出演し、一躍人気タレントへ。最新刊は『不死鳥の国・日本』(日新報道)。公式ブログ「ケント・ギルバートの知ってるつもり?」で論陣を張る。

呉善花(お・そんふぁ)

拓殖大学教授

1956年、韓国・済州島生まれ。83年来日、大東文化大学(英語学)卒業後、東京外国語大学地域研究科修士課程(北米地域研究)修了。新潟産業大学非常勤講師を経て、現在、拓殖大学国際学部教授。著書に、『韓国併合への道 完全版』(文春新書)ほか多数。

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