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星野リゾート・星野佳路 いくつになっても柔軟な発想を忘れない

2014年11月05日 公開

星野佳路(星野リゾート代表)

 

新入社員よりも頭の柔らかい上司に

 管理職を目指す人にアドバイスしたいのは、固定観念を持たないようにすることです。同じ場所で長く仕事をしていると、考え方が次第に凝り固まってきます。これがいちばんの問題だと思います。それゆえに、上司は誰から見ても堅く見えるし、古く見えてしまう。新入社員よりも頭の柔らかいマネージャーはなかなかいません。だからこそ、上司になる人は、できるだけ固定観念にとらわれず、新しい発想に対してはいつも柔軟に、また自分自身も柔軟に発想できることが大切だと思います。

 固定観念にとらわれているかどうかは、自分では気づくことが難しいものです。柔軟に思考するためには、つねに「何かを変えよう」と意識しながら仕事をすることが効果的です。

 私たちはつい、うまくいっていることは現状維持を好みがちです。そうではなく、「何かを変えなくてはいけない」という危機感をつねに持つことで、固定観念を捨てられるのではないかと思います。

 やめるものや、変えていくものを考えるのはもちろん、それをスタッフよりも早く気づける上司でいたいものです。

 

■星野佳路(ほしの・よしはる)星野リゾート代表

1960年、長野県生まれ。慶應義塾f大学経済学部卒業、米国コーネル大学ホテル経営大学院修士課程修了。日本航空開発(現・JALホテルズ)に入社。シカゴにて2年間新ホテルの開発業務に携わる。1989年に帰国後、家業である〔株〕星野温泉に副社長として入社するも、6カ月で退職。シティーバンクに転職し、リゾート企業の債権回収業務に携わったのち、1991年、ふたたび〔株〕星野温泉(現・星野リゾート)に入社、代表取締役社長に就任。

 

=星野氏の行動習慣=

Q.標準的な1日のタイムスケジュールは?

A.6時半起床。朝食を用意し、中学1年の息子を学校に送り出した後、8時半に出社。社内にいる日は。30分から1時間刻みで会議が続く。19時半に帰宅し、家族と夕食を食べ、22時から23時まで近所を散歩。23時半就寝。

Q.最近読んで面白かった本は?

A.イノベーション理論を確立した経済学者・シュンペータ-の本。今年の全社員研修でイノベーションをテーマにしようと考えており、手に取った。

Q.愛用品や常に持ち歩いているものは?

A.パソコンとデジカメ。社員専用ブログで毎日の活動や気づいたことを書いており、ブログ掲載用に写真を年間で2万枚ほど撮影している。

Q.趣味は?

A.スキー。年間60日が目標。

Q.やる気が出ないときにすることは?

A.やる気が出ないことはあまりない。ただ、「やる気が出ないもの」はある。出たくない会議、行きたくない出張……。無理にやっても成果が上がらないので、こういう場合は「やらない」ことにしている。

Q.自分の仕事のやり方に影響を与えた人は?

A.社員。特にアシスタントが毎年変わるため、アシスタントの個性に合わせて自分も仕事のやり方を変えている。2013年のアシスタントとの1年は苦行で、自分の成長につながった。

 

<掲載誌紹介>

2014年11月号

おかげさまで『THE21』は今号で30周年を迎えることになりました。これもご愛読いただいている皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
さて、その記念号である今月号は、原点に返って「習慣」をテーマにしています。
今、活躍している著名ビジネスパーソンの方は、若い頃からどんな習慣を大事にして、今に至っているのか。お読みいただき、「あ、これはいいかも」というものがあれば、ぜひご自身の習慣にも取り入れていただければと思います。

THE21

 

BN

 

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