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「ネガティブ思考」がクセになると“一言”で失敗する

2019年07月23日 公開

石川康晴(ストライプインターナショナル社長)

石川康晴(ストライプインターナショナル社長)
(写真:長谷川博一)

会社の成長は人材で決まる。ところが、残念なことに、社員の声に耳を傾けず、自社や役職者自身の保身を優先したために失墜する企業は少なくない。「日本企業は老いた」とも言われる一方で、新しい組織と社員のあり方を提示し、成功を収めている企業が確実に存在する。

earth music&ecologyをはじめ30以上のブランドを展開するストライプインターナショナルは、子どもを持つ男性スタッフに必ず月に一度育児のための休暇取得を促す「イクメン推進休暇」を導入するなど、スタッフファーストを徹底し、同社を大きく成長させる原動力となっている。

同社代表の石川康晴氏は、スタッフに「ポジティブな思考をもちなさい」と伝え続ける。その理由とはなにか? 石川氏の新著『学びなおす力』 より、ビジネスパーソンがおさえるべき思考法について述べる。

※本稿は石川康晴著『学びなおす力 新時代を勝ち抜く「理論とアート」』(PHPビジネス新書)より一部抜粋・編集したものです。

 

8割以上の人は、会社や上司の批判ばかり

働くうえでも、生きていくうえでも、最も大事なのは「思考性」だと考えています。そして、思考性のセンスがいい人と良くない人、2つのタイプが世の中にはいます。

前者は「ポジティブ思考」、後者は「ネガティブ思考」の人です。

私はスタッフに、「ポジティブな思考をもちなさい」と伝えています。その人の思考性は、会って1時間も話せばわかります。

たとえば、「大企業の業績指標が数年ぶりに低下」という報道を耳にして、ネガティブ思考の人は「だから、国の政策が間違っている!」と決め付けます。あるいは会食の席で、会社や上司の愚痴ばかり言う。

でも、人の悪口や会社の批判を口にしてみたところで、何も解決しません。個人的な感覚ですが、こうしたネガティブ思考の人は、社会全体の8割以上を占めているようです。

一方、ポジティブ思考の人は、どんなことも前向きな言葉に変換します。先ほどの例なら、「たしかに、大企業全体で見れば業績指標は下がっていますが、この業種は伸びています」とポジティブな面に目を向けます。

ポジティブかネガティブか、どちらの思考性を取るかで、人生のベクトルが決定づけられるのです。

ネガティブ思考の人は、キャリアも上がらず、起業しても倒産を繰り返し、勉強してもうまくいかないケースが多いでしょう。成功は自分の手柄として捉え、失敗は何かと言い訳をしたり、他人に押し付けようとします。当然ながら人から好かれず、人望もありません。

 

忙しくても、「めちゃくちゃ暇」と言えるか

ネガティブ思考の人が口にしがちなのが、「忙しい」という言葉です。
そういう人は、一日が30時間あっても、同じことを言うでしょう。忙しいのは、単純に効率が悪いからであり、「自分は仕事ができません」と宣言しているようなものなのに、本人は気づいていません。「忙しい」は格好悪い言葉だと知るべきです。

一方、ポジティブ思考の人は、時間ができたら美術館やライブなどにどんどん行きます。だからといって、何も考えずに予定を入れているわけではなく、効率よく予定を消化できるように段取りを組むため、決して忙しくはなりません。彼らは仕事がどんなに忙しくても、「めちゃくちゃ暇なんです!」と答えます。

また、何事にも積極的にチャレンジするので、情報がたくさん集まってきます。たとえ失敗しても自分の責任と捉え、他人の悪口も言わないので、人望も集まります。

そういう人の話は、当然ながら面白い。結果、ポジティブ思考の人は人から好かれ、成長し続けるのです。

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