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「アートに触れると社員が成長する」人気企業の社長がたどり着いた結論

2019年07月23日 公開

石川康晴(ストライプインターナショナル社長)

石川康晴(ストライプインターナショナル社長)

(写真=長谷川博一)

AI(人工知能)やビッグデータの活用によって人間が行っていた作業をロボットが代替する時代になると、ビジネスパーソンには今以上の創造力が求められる。そこで昨今、アートを鑑賞する視点やアートの発想をビジネスに活かそうとする動きがビジネスパーソンの間で広がっている。

ストライプインターナショナルの社長・石川康晴は公益財団法人石川文化振興財団の理事長も務めており、芸術文化支援事業の一つとして現代アートの収集や展示をおこなう。また、創業地である岡山では、国際現代美術展「岡山芸術交流」を通じて文化交流・地域の経済振興にも注力している。

これらの活動で培った「アート思考」は経営にどう活かされるのか。石川氏の新著『学びなおす力』では、ビジネスパーソンが押さえておきたいアート思考とその実践について述べている。ここではその一節を紹介する。

※本稿は石川康晴著『学びなおす力 新時代を勝ち抜く「理論とアート」』(PHPビジネス新書)より一部抜粋・編集したものです。
 

古くからあるモノの再定義こそ、世界に評価される

これからは、古くて代わり映えのしない産業に、アイデアをもった若い人たちが参入して、イノベーションを起こしていく時代になると考えています。

そこで大切になるのが、「再定義」です。

成長を続けている企業は、つねに再定義を繰り返しています。
たとえばユニクロは、ヒット商品のインナーである「ヒートテック」を、ただその性能を上げるだけではなく、「ファッションアイテム」として再定義することによって、売り上げを伸ばし続けています。

無印商品も、当初は「ノーデザイン」「省資源」「シンプル」などを目指していましたが、最近では「毎日使うものを便利に。」をテーマに機能的で豊かさを感じられる商品を開発し続けており、世界から注目されています。

欧米の生活習慣から生まれたプロダクトを日本人が再定義して、世界に再発信していくケースは増えるでしょう。

アーティストが再定義を繰り返すことで新しい作品を生み出すように、ビジネスパーソンも既成概念にとらわれることなく再定義を行ない、イノベーションを起こし続けなくてはなりません。  

アーティストは人がやらないことをやるのが使命ですが、ビジネスパーソンにも、同じような勇気が求められているのではないでしょうか。

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