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「ママを取られたみたい...」子連れ再婚のモヤモヤを溜めない習慣

2022年03月09日 公開

玉居子泰子(たまいこ・やすこ)

玉居子泰子(たまいこ・やすこ)

今の時代、シングルでの子育てから、新しい出会いがあっての子連れ再婚も珍しいことではありません。ステップファミリーだからこそ、親も子も安心して気持ちを話せる「かぞくかいぎ」を通して、お互いの気持ちを丁寧に聞きあった家族の実話を紹介します。

※本稿は、玉居子泰子著『子どもから話したくなる「かぞくかいぎ」の秘密』(白夜書房)を一部抜粋・再編集したものです。

※いわゆる、会社で行なわれているような一般的な会議は「会議」と表記し、家族がフラットに意見を交わし合うことは「かぞくかいぎ」「かいぎ」と表記しています。

 

結婚前からスカイプで「かぞくかいぎ」

京都に暮らす3人家族、柴田純治さん、志帆さん、格くんは、いわゆるステップファミリー。2016年に結婚し、お母さんが当時小学1年生だった息子を連れて、千葉からお父さんとなる純治さんの住む京都に引っ越してきました。

コーチングの仕事で知り合った柴田家夫妻。何度目かに子連れで会ったとき、「純ちゃんってパパみたい」と息子が言ったことから、結婚を決めたと言います。

お互い急な展開に不安もあったそうですが、新生活に備え、それぞれが気持ちを出し合えるようにしようと、正式に家族になる前から、スカイプを使って「かぞくかいぎ」を重ねました。

話題は、住む場所や引っ越しや転校に関するあれこれ。再婚に伴う大切なことを大人だけで決めず、息子を入れて丁寧に対話してきました。

 

再婚後、次第に膨らむストレス

息子の理解を経て再婚。さあこれでめでたしめでたし、と終わらないのが家族というものです。新生活も京都の学校への転校も、スムーズに進んだと思ったのもつかの間。しばらくするとモヤモヤとした気持ちが、3人の中に生まれてきました。

息子はやっぱり千葉での祖父母との暮らしが恋しくなり、お父さんはこれまでの独身生活から突然小学生の"パパ"になったことへの戸惑いがある。お母さんには、間に立つ気苦労もあったはず。

予想していたとはいえ、我慢や遠慮がたまり、イライラが募りました。その流れを変えるために役立ったのが、再び「かぞくかいぎ」でした。

 

息子から「結婚してほしくなかった」と言われ...

お母さんは、誰かが小さな「モヤモヤ」を持っていると気づいたら、「ちょっと話そうよ」とダイニングテーブルに誘うようになりました。

「急に生活の仕方も環境も大きく変わったのだから、フラストレーションがあって当り前。だったら、ちゃんとここで全部出そうって」

「じいじとばぁばに会いたい。千葉が恋しい」

「純ちゃんは好きだけど、2人の間に入れない感じがする」

「僕だって、ママと2人で寝たいんだけど」

まずは息子の行き場のない感情を、かぞくかいぎを通して拾っていきます。

「最初の頃はやっぱり、妻の取り合いじゃないけど、少なくとも息子にとってはママを取られたという気持ちが強かったみたいですね」

気分の揺らぎが激しいときは「結婚してほしくなかった」と言われたこともあったというお父さん。

そ、それはショックですね……。

「ええ、あのときはさすがにきつかったなぁ」と言いながらも、お父さんは、息子の気持ちを受け止め続けました。

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