松下幸之助が創刊した雑誌が、いま、職場で読まれている理由

『PHP』は、心あたたまるエピソードや感動エッセイが詰まった雑誌。社員の人格形成や職場活性化にも役立つと、現在、全国1,000社以上の職場で愛読されています。
2018年01月15日 公開
仁平3年1月15日(1153年2月10日)、平忠盛が亡くなりました。平清盛の父です。NHK大河ドラマ「平清盛」では、中井貴一さんが好演したのは記憶に新しいところです。
白河法皇の北面の武士として重用された平正盛。その嫡男である忠盛は、胆力と機知を兼ね備えた人物で、父に続いて白河法皇から信頼されます。ある夜、祇園女御のもとへ通う法皇の供をした忠盛らの前に妖しい影が現われ、化物と思った法皇は忠盛に討つよう命じますが、忠盛はそれが燈籠に灯を点そうとする社僧であると見抜き、その冷静さを法皇に賞されました。
忠盛は天承2年(1132)、鳥羽上皇の勅願寺である得長寿院造営にあたり、三十三間堂に千一体の仏像を奉納。この功により、殿上人となり昇殿が許されます。これを憎んだ公家たちが昇殿した忠盛に闇討ちをかけますが、忠盛は剣を帯びていて公家は退散。しかしその剣は木刀に銀箔を貼ったもので、事情を知った鳥羽上皇はいよいよ忠盛を信頼したといいます。なお、得長寿院の三十三間堂は文治元年(1185)の大地震で倒壊しますが、同様の三十三間堂を清盛が建立し、後白河法皇に寄進しています。
その後、忠盛は日宋貿易に関与して財力を築き、平氏の勢力を伸張させていきます。平清盛は父・忠盛が築いた土台からスタートすることができたともいえ、忠盛なくして清盛の活躍はなかったといってもよいでしょう。
ところで、平清盛は一説に忠盛の実の息子ではなく、その本当の父親は、白河法皇であったともいわれます。いまだに研究者の間でも見解が分かれているようですが、実際、清盛の行動を見ると、彼はどんな場面でも時の天皇を支える姿勢を崩さず、それは生涯変わりませんでした。それが落胤説の裏づけになるのかどうかはわかりませんが、混乱の時代に一つの基準をもって行動したであろうことは疑いなく、そうした点も清盛が大きな変革を成しえた一因なのかもしれません。
仁平3年1月15日、忠盛は58歳で没。
武威人にすぐ。人となり恭倹、いまだかつて奢侈の行ないあらず。時人これを惜しむ
その死を藤原頼長が悼んでいます。
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