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海底ロマンと水軍の夢を求めて――長崎県松浦市

2018年03月23日 公開

歴史街道編集部

 朝の9時半に福岡空港へ到着すると、空はどんより曇っていた。夕方からは雨という天気予報だが、それまで保ってくれるのか。

 高速道路を使ってまず車で向かったのは、福岡市西区の今津にある元寇防塁跡。

 文永11年(1274)、第一回目の元軍の来襲ののち、鎌倉幕府は九州各地の御家人に命じて、この今津の浜から、東は香椎の地まで、博多湾に沿って約20キロメートルの石築地(元寇防塁)を造らせた。

 駐車場から、右側に松林を見ながらしばらく歩いていくと、砂から頭だけが飛び出した石築地がある。その先に見えてきたのが金網に囲まれている、復元された石築地。

 事前に地元のボランティアガイドの方にお願いしておけば、金網の中にも入れてもらえるとのことだが、今日は外から見学。

 高さは2~3メートル。城の石垣より登りやすそうではあるが、守っている兵がいれば、これを乗り越えるのはかなり難しいように思える。

 現在、ここに復元されているのは、数十メートルといったところだが、当時はこの今津の浜だけでも、約3キロメートルの長さに及んでいたというから、御家人たちの苦労が偲ばれる。


福岡市・今津の元寇防塁跡

 ただ、弘安4年(1281)の第二回目の元軍の来襲の際には、この防塁のおかげもあって、上陸を許さなかったわけだから、苦労の甲斐があったとも言えるだろう。

 

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