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水戸藩の歴史に触れる旅

2018年10月25日 公開
2023年10月04日 更新

『歴史街道』編集部

あんこう鍋

あんこう鍋

茨城の沖合いで捕れる名物、あんこう。「茨城のうまいもんどころ」指定店「五鐡夢境庵」では、9月から5月にかけて、地元常磐沖で捕れる新鮮な「あんこう鍋」が味わえる。骨以外は全て食べられるという魅力たっぷりなあんこうを、水戸を訪れた際はぜひ味わいつくしてほしい。
 

水戸東照宮

水戸東照宮

水戸藩初代藩主・徳川頼房公が父・家康公を祀る神社として創建。境内には頼房公が奉納した銅灯籠や、徳川光圀公が造らせた常葉山時鐘、徳川斉昭公が考案した日本初の戦車・安神車などが現存している。
 

旧水戸城薬医門

旧水戸城薬医門

水戸城に現存する唯一の建造物。白壁塀を東へと進み、本城橋を渡った先、県立水戸第一高等学校の敷地内にある。門を真横から見ると、軒が非対称であることに気づく。これは正面の軒をより深くすることで、威厳ある印象を与えるために施された趣向とのこと。
 

水戸彰考館跡

水戸彰考館跡

明暦3年(1657)、『大日本史』編纂のため、徳川光圀公は史局(後の彰考館)を江戸の駒込邸に設けた。のち、元禄11年(1698)に、水戸にも彰考館を設置した。現在、水戸彰考館跡地は市立水戸第二中学校になっており、付近には附属小学校・幼稚園があり、今でも教育の場であるのが感慨深い。中学校の隣には水戸城跡二の丸展示館があり、貴重な出土品や市内の子供たちによる研究発表などが展示されている。

二の丸付近の通り道(通称「水戸学の道」)は美しい白壁塀に囲まれ、夜は幻想的なライトアップも楽しめる。

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