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		<title>PHPオンライン</title>
		<link>https://shuchi.php.co.jp/</link>
		<description>PHP研究所が運営する「悩み、不安、心理」がテーマのWEBメディア。著名人のインタビューや専門家のアドバイスなどから、「無理なく生きる」ヒントを紹介。</description>
		<dc:language>ja</dc:language>
				<copyright>Copyright PHP研究所　All rights reserved.</copyright>
		
				<pubDate>Thu, 03 Sep 2026 12:02:00 +0900</pubDate>
						
				<item>
			<title>祖父の形見グローブをつけ、アクエリを滝のように補充　僕が“中高の部活”を聞かれたくない事情（なかむたの「絶望型平和主義」第3話）  なかむた（お笑い芸人）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14891</link>
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			<description><![CDATA[芸人・なかむたさんの連載「絶望型平和主義」第3話。なかむたさんが、中高時代の部活動の話題に触れたくない理由とは…？]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="なかむた　絶望型平和主義" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260831nakamuta032.jpg" /></p>

<p>学生時代の部活動を聞かれるのが、なぜかしんどい。相手は何気なく振ってくれた話題のはずなのに、苦い記憶が呼び起こされてモヤモヤが止まらない人もいるかもしれません。</p>

<p>YouTubeを中心にコント動画が人気を集めるお笑い芸人のなかむたさんもその一人です。平穏な毎日を望んでいるからこそ、日常のささいなことが気になってしまう。連載「絶望型平和主義」では、なかむたさんがつい考えすぎてしまうことをエッセイとして綴っています。</p>

<p>第3話は、なかむたさんの中学・高校時代の部活動、そのほろ苦い記憶です。</p>

<p>*毎月1回更新予定です</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>できることなら答えたくない質問</h2>

<p>「学生時代の部活、何やってた？」</p>

<p>大人になって、一度はされた事がある質問ではないだろうか。僕はこの質問をされる度に、申し訳なさそうな顔で「まあ一応、中高6年間野球部でしたね」と答えるが、できることなら答えたくない。</p>

<p>何故なら僕は、呆れるぐらい野球が下手くそだからだ。</p>

<p>始めた理由は単純だった。</p>

<p>小学校の頃、仲の良かった友達3人組と公園で野球をやるのが楽しかったこと。そして、プロ野球の中継を見て「なんか俺でも、できそうだな〜」と本物の野球人が聞いたら真っ直ぐにしばかれそうな舐めた理由で、僕は中学生の頃、仲の良かった3人組で野球部に入部届を提出した。</p>

<p>入部初日、さっそく度肝を抜かれる。</p>

<p>先輩も同級生も、ほぼ全員が少年野球や、ソフトボールの経験者だということを知り、僕は、毛筆で力強く描かれた人間が生活する世界に、シャーペンの1番薄い芯で描いた人間がなんか紛れ込んでしまった感覚になった。</p>

<p>ただ、心細くはなかった。入部前は生き生きしていた草野球仲間2人も、僕には「シャーペン人間」に見えた。その他にも仲間はちらほらいた。一人ひとりの線は絶望的に薄いが、「束になれば、2Bくらいの濃さにはなれるはずだ」と、シャーペン同士の絆を深め部活を乗り越えていこうと誓った。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>中学3年間の部活で身につけた&ldquo;小技&rdquo;とは</h2>

<p><img alt="なかむた　絶望型平和主義" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260831nakamuta01.jpg" /></p>

<p>ある日、部長が新入部員に向けて「今からノック（守備練習）をするから、自分が希望するポジションに就いて」と言った。普通だったら、野球の花形ポジション、「投手（ピッチャー）」や「遊撃手（ショート）」を選択するだろう。しかし、僕は真っ先に「右翼手（ライト）」へ向かった。</p>

<p>ライトといえば、あの大スター「イチロー選手」が守っていたことでもお馴染みだが、少年野球では、「ライパチ」という言葉があり、「一番守備が苦手な子はライト」「打てない子は8番」という意味合いが込められてそう呼ばれている。だから完全に言い過ぎかもしれないが、僕はライトのことをほぼ掃き溜めみたいなものだと思っていた。</p>

<p>でも、自信が無いし、下手くそなのがバレたくないし、肝心のグローブは亡くなったおじいちゃんから貰った、煎餅ぐらい平べったくなっている形見グローブ。様々な理由が重なり、ライトへ向かうしかなかった。</p>

<p>ライトのポジションに就き、周りを見渡すと、シャーペンの仲間たち。僕は1人じゃない、ノックが始まり、出番が来て声を張る「ノックお願いします！さあこい！！」</p>

<p>カキーン、金属音がグラウンドに鳴り響き、打球が高々と舞い上がった。そして僕は、ボールを見失った。</p>

<p>そこで、重要なことに気づいた。&quot;視力が悪すぎる&quot;</p>

<p>下手くそ云々の前に、ボールが滲んで見えない。僕は次の日、眼科へ行き、人生初のコンタクトを購入した。これでイチローになる準備は完璧に整った、視界が良好になって初めてのノック。「ノックお願いします！さあこい！！！」</p>

<p>カキーン、ボールははっきりと見えるが、自分が思ってる以上に打球が伸びている、いや手前か、そんなことを考えている内に、僕の頭上をボールが通過する。何度やっても打球が捕れない。原因は視力ではなく守備力だった。</p>

<p>「よし、守備は諦めて、バッティングを頑張ろう」と意気込むが、バットを何度振っても当たらない貧弱な僕の姿を見て監督が、「なかむたがバットを振ってるんじゃない、バットがなかむたを振ってるんだ」と、罵倒という名の名言を残した。</p>

<p>入部して1ヶ月で&quot;野球のセンス&quot;がないと思い知らされ、「これはきっと引退するまで補欠だろうな」と悟った。その予想は的中し、毛筆人間は勿論、シャーペン仲間たちも練習を重ねて、球速や打球速度、走力が上がっていった。一方で僕は、ペットボトルを回すと滝のように飲み物が出てきて、ドリンクキーパーにアクエリを補充する速度が速くなるという、使い道がほぼないライフハックを手に入れて、引退した。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「シャーペン人間」でも一筋の光が...</h2>

<p><img alt="なかむた　絶望型平和主義" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260831nakamuta02.jpg" /></p>

<p>絶対に野球はやらない、そう強く誓い、高校へ入学。</p>

<p>入学式の日。式が終わりかけた、まさにその時、白髪の先生が話し始めた「え〜野球部の副顧問です。部員が少なくて廃部寸前です。力を貸して欲しいです。野球経験者は手を挙げてください、え〜&hellip;はい、今手を挙げた人は放課後グラウンドに野球部の見学に来て下さい。以上です」</p>

<p>野球部に入部した。痛恨のミス。これだけしかおらんのか！？の質問に、嘘をついてはダメだという謎の正義感で手を挙げて、グラウンドに見学に行き、その流れで入部届を提出してしまった。</p>

<p>「入部してキツかったら辞めればいいじゃん」と親に言われたが、それは自分が許さない。1度始めたことを途中で辞めてしまったら負けた気になるからやり切りたいという無駄な意地。福岡生まれの僕に流れる豚骨の血。柔軟性がない豚。</p>

<p>しかし、そんな僕に一筋の光が差す。</p>

<p>先述した通り、部員が少なく、廃部寸前、夏の大会では、ほとんど1回戦で負ける弱小校なのである。そのおかげもあってか、一緒に入部した9人の同級生は、中学生の頃レギュラーではない人たちがほとんどで、濃さは多少違えど、同じ「シャーペン人間」だった。</p>

<p>正直安心した。中学生の頃、クラブチームでやっていた実力者は1人だけいたが、「シャーペン人間」の気持ちを分かってくれる心優しい毛筆人間だった。本当に安心した。</p>

<p>やっと僕の野球人生が始まった。弱小校なら試合に出れるはず。形見のグローブは倉庫の奥に仕舞って親に新しいグローブを買ってもらった。マネージャーがいるので、ドリンクキーパーにアクエリを滝のように入れる仕事もしなくていい。</p>

<p>これは何かの漫画で見たことある「弱小校が甲子園を目指すやつだ！」そう思ったのも束の間、現実に引き戻される。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>予想だにしなかった、僕の野球人生</h2>

<p>1年生の頃、他校との練習試合があった。</p>

<p>先輩たちが汗を流して、打ったり、守ったりしている姿をベンチから見てこう思った。</p>

<p>「ここは僕が来ていい場所じゃない」</p>

<p>弱小校とはいえ、僕にはバッティングも守備もレベルが物凄く高く見えたし、何より体がデカい。それは他校の生徒を見ても思った。初めて見る、線の太さと濃さ、力強くて迫力がある。毛筆は毛筆でも、&quot;特大筆を使った書道パフォーマンス&quot;の世界に僕の目には映った。</p>

<p>それもそのはず、高校野球に励む大半が本気で、「甲子園」を目指して、死に物狂いで白球を追いかける。僕みたいな、できるだけ白球から逃げたかった、中学3年間アクエリのペットボトルを回し続けただけの、生半可な「シャーペン人間」は、ユニフォームを畳み、バットとグローブをそっと置いて、グラウンドから出ていった方がいいと思った。</p>

<p>しかし僕は、辞めなかった。いや、辞められなかった。</p>

<p>辞める方向に進もうとすると、豚骨の血がそれを塞き止める。</p>

<p>「福岡に生まれなければ」という考えが一瞬過ぎり、土地柄という他責に逃げようとしたが、「いやこれは自分のせいだ」と、時間を無駄にするだけの脳内会議の結果、引退までやり切ることを決めた。</p>

<p>そして、部員が少ないおかげで2年生から少しずつ試合に出場できるようになり、なんと3年生には「9番右翼手」でレギュラーになることができた。</p>

<p>中学生の頃、ボールを見失い続けて右翼手を諦めた僕が、同じポジションに帰って来れた。しかもレギュラー。こんな未来想像していなかった。3年生最後の夏の大会1回戦で、レフトの頭上を超える三塁打を打てた。最後の最後で長打が打てるなんて、こんな未来想像していなかった。</p>

<p>大勝して、迎えた2回戦。相手は何回も甲子園に出場している強豪校だった。相手がどこだろうと関係ない、野球のセンスがないと思いつつも、キツい練習を乗り越えてきた、僕が野球に費やした6年間を全部ぶつけてやる。初回、相手の攻撃が始まり早速、ノーアウト満塁の大ピンチ。</p>

<p>カキーン！！！火を吹くような打球が僕のところへ飛んできた。一瞬で打球を見失った。こんな未来は想像できた。その後も力の差を見せつけられて、コールドでゲームセット。</p>

<p>僕の野球人生はここで幕を閉じた。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>申し訳なさそうに「まあ一応、中高6年間野球部でしたね」と言うしかない</h2>

<p><img alt="なかむた　絶望型平和主義" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260831nakamuta04.jpg" width="1200" /><br />
高校時代のなかむたさん</p>

<p>ここまでの振り返りを見てもらうと、「学生時代の部活、何やってた？」と質問をされた時に、申し訳なさそうな顔をして、「まあ一応、中高6年間野球部でしたね」と答える意味が少しは分かってくれたんじゃないだろうか。</p>

<p>野球経験者と言うと、草野球に誘われたりする。遊びといえど、自分の野球センスの無さを再確認してしまうのでできるだけ行きたくない。そして、大人になった今、自分は本当に野球部だったのかと思うことがたくさんある。</p>

<p>ハツラツとしてないし、できるだけ群れたくないし、甲子園全く見ないし、日焼け止め塗るし、時間が経ったら塗り直すし、磁気ネックレス付けたことないし、胃が小さいし、短パン履かないし、半袖を必要以上に捲ったこともない。こんなやつは、文化部の方が向いていただろうと思う。</p>

<p>何なら、バッティング練習や守備練習、走り込みに費やしたあの時間を、茶道部に入ってお茶の事を学んだり、美術部に入って絵の事を学んでいたほうが自分の役に立ってたのではないかという、たらればを考えてしまう。</p>

<p>先日、高校の時に使っていたグローブを久しぶりに引っ張り出してみたら、真っ白にカビていた。</p>

<p>「僕の野球部に対する気持ちと一緒だ」そう思い、押し入れの奥にグローブを仕舞った。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Thu, 03 Sep 2026 12:02:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[なかむた（お笑い芸人）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>日本人が驚く「中国のスーパー」　油は10リットル買い、野菜は枝つきが当たり前？  中島恵（フリージャーナリスト）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14985</link>
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			<description><![CDATA[中国のスーパーは日本と何が違う？並ぶ食材や商品の売り方から見えてくる、中国ならではの食文化や暮らしを紹介します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="中国のスーパーは日本より野菜や果物、魚、肉 の種類が多い。野菜は収穫したままの「ワイル ド」な状態で、量り売りされている。" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260827Nakajimakei02.jpg" width="1200" /><br />
中国のスーパーは日本より野菜や果物、魚、肉の種類が多い。野菜は収穫したままの「ワイルド」な状態で、量り売りされている。</p>

<p>海外のスーパーを訪れると、棚に並ぶ食材や商品の売り方から、その国ならではの暮らしや食文化が見えてきます。日本と距離の近い中国も例外ではなく、スーパーをのぞけば意外な違いが随所に。本稿では、ジャーナリスト・中島恵さんの著書『中国の回鍋肉にキャベツは使わない』をもとに、中国のスーパー事情から見えてくる食文化や暮らしの違いをご紹介します。</p>

<p>※本稿は中島恵著『中国の回鍋肉にキャベツは使わない』（ウェッジ）より一部を抜粋・再構成したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>日本との違いに驚く中国のスーパー</h2>

<p>中国には、日本では見かけたことがない食べ物がたくさんある。広大な国だけあって、市場やスーパーに行くたびに「あれ？」とか「何これ！」という発見があっておもしろい。</p>

<p>だから、私は中国に出かけるたびに、必ず市場やスーパーに足を運ぶ（定点観測先として、他に病院と書店にも必ず寄っている。そこから社会が見えるからだ）。</p>

<p>スーパーを歩いていると、野菜でも果物でも、「日本と違うなあ」と感じることが多く、その産地や見た目が気になってしまう。</p>

<p>たとえば、春から夏にかけて出回る柑橘類は、日本ならデコポン、甘夏、夏みかん、はっさくなど、同時期に売られるのは5～6種類くらいだが、中国だと10種類以上は並んでいる。</p>

<p>いつだったか、熊本名物の晩白柚（ばんぺいゆ）みたいな巨大な柚子が、それだけで3種類くらい売られていた。南方でのみ生産されている果物でも、流通事情がよくなったおかげで、全国どこでも食べられるようになった。国土面積の大きさを考えると、それだけでもすごいことだ。</p>

<p>スーパーで印象深かったことといえば、&quot;ひまわり&quot;を見かけたことだ。中国人はピスタチオやピーナッツのように、ひまわりのタネをおやつとして食べる習慣があるが、私が見かけたのはひまわりの花。</p>

<p>ガクから先の花をカットして、ラップに包んで売っていた。持ち帰って家で乾燥させ、花の中心にあるタネを抜き取って食べるのだろう（と推測している）。とても斬新な販売方法だ。</p>

<p>トマトやキュウリなどは枝豆みたいに&quot;枝つき&quot;が基本だ。キュウリは黄色い花が咲いた状態で売られているし、トマトもへたや葉が枝についたままでとてもワイルド。それらが山のように積まれているのは量り売りだからだ。</p>

<p>一斤（500グラム）でいくらと表示されているので、一見すると、日本とどのくらい金額が違うのかよくわからない。慣れてきたらパッと計算できるのだろうけど、慣れないと料金の予測がつかない。</p>

<p>でも、見た目はとても新鮮そうだ。</p>

<p>中国でもポピュラーな野菜、ニラを見かけたときは、ふと最近よく耳にする「割韮菜（グージウツァイ）」という表現を思い出した。本来は「ニラ刈り」の意味だが、ニラは刈っても刈っても生えてくることから「立場が弱い人が強い人に搾取され続けること」を指す。若者のSNSで自虐的に使われたりする。</p>

<p>卵はブランドや種類ごとに分けて売られている。白い卵、茶色い卵、烏骨鶏のグレー色の卵といった感じ。日本のように、Ｓ、Ｍ、Ｌサイズというサイズ分けはなく、パックに入れないで、ビニール袋に入れて売る店もある。</p>

<p>肉や魚も量り売りが多い。魚の一部は水槽に入れてあり、それをすくって取るスタイルの店もある。最近では日本のように、スライスした肉をパックに入れて売る店も増えてきた。中国人も核家族化で、塊肉や魚をまるごと買う人が減ってきたらしい。2026年初め、中国メディアの報道によると、単身世帯が増えた深圳などでは「一人分」というシールを貼った少量パック（80～200グラム入り）の肉や野菜が売り出され、好評だという。</p>

<p>コメ、調味料、菓子、お惣菜もずいぶん充実している。コメは日本のように10キログラム入りの袋もあるが、量り売りもある。黒米、ひえ、粟などの雑穀も売られていて、それぞれ買って、自宅でミックスして使う。</p>

<p>中国の北部では日本と同じく短粒種、南部では長粒種が主に生産されており、両方売っているスーパーもある。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>日本との違いを実感する「調味料コーナー」</h2>

<p>調味料コーナーで日本との違いを実感するのは「油」だ。中華料理はとにかく大量の油を使う。そのため、5リットルの油のボトルを買うのが当たり前だ。しかも、中国では「买送（マイ一イーソン一イー）」（一つ買ったら一つもらえる）という販売方式が多いので、一度に10リットルの油を持って帰ることになる。</p>

<p>400グラム、1000グラムのボトルが主流の日本のサラダ油とは大違いだ。</p>

<p>ちなみに、「日清オイリオ」のサイトによると、日本では計量法により油の量を「グラム・キログラム」などの重量で表すが、海外の多くは「ミリリットル・リットル」などの容量で表す。そのため、表記が異なる。</p>

<p>20年以上前に神戸に留学に来ていた中国人が日本人の家に下宿し、キッチンはその家族と共用だった。その際、「あまりにも油を使いすぎて、キッチンが油まみれになり、下宿を追い出されてしまったんです」というエピソードを聞いたことがあった。それくらい、中国人は料理に油を使う。</p>

<p>大容量のボトルは持ち運ぶことを最初から想定しているのか、中国では全部取っ手がついている。日本でも大きいボトルの場合、取っ手がついているが、中国では日本のように小さいサイズのボトルは売っていない。</p>

<p>とにかく重いので、車がなければ持ち運べないが、今ではそういう買い物はネットで取り寄せる人が多くなった。中国では16～17年頃から、食品に限らず、何でもネットで購入する人が増え、消費行動が大きく変わった。それはそれで便利ではあるが、やはり、日本人の感覚では、スーパーに足を運び、あちこち吟味しながら買うのが楽しいのに、と思ってしまう。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Thu, 03 Sep 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[中島恵（フリージャーナリスト）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「あいつらと我々」 線引きの止まらない社会に哲学者・永井玲衣さんが語る本質  永井玲衣（哲学者,作家）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14855</link>
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			<description><![CDATA[「せんそうってプロジェクト」を立ち上げ、哲学対話の場をひらいてきた哲学者の永井玲衣さん。分断の強まる世界にどう向き合えば良いのか。永井さんにお話しをうかがった。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="永井玲衣" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260812nagairei01.jpg" width="1200" /></p>

<p>終戦から81年が経った今、国際情勢の変化を受けて、軍事のあり方をめぐる議論が国内でも活発になっています。防衛力を強めるべきだとする意見もあれば、武力に頼らない道を探るべきだとする意見もあり、市民の考え方も大きく分かれつつあります。</p>

<p>日本各地で哲学対話をひらいてきた永井玲衣さんは、写真家の八木咲さんと共に、「せんそう」について語ったり、聞いたり、考えたりする場をひらこうと、「せんそうってプロジェクト」を立ち上げました。7月に刊行された『せんそうって』は、文芸誌『群像』での連載をまとめた一冊です。</p>

<p>意見の異なる相手と、どう向き合えばいいのか――永井さんに、立場の違いの奥にあるものと、対話の可能性について語っていただきました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>一度線を引き始めると止まらなくなる</h2>

<p>――最近は、各所から防衛力の強化について話がよく出てくると思います。市民の中にも、国を守るために軍事力を強めていくべきという意見と、そもそも戦争は嫌で、殺傷能力のある武器も売ったり持ったりしたくないという意見があって、どちらも根底には大切なものを守っていきたいという願いがあると思っています。それなのに、特にネットではそうなりがちですが、右か左か、敵か味方かの激しい二択になってしまう。それについて永井さんが感じることがあれば教えてください。</p>

<p>【永井】激しい二択ですよね。やっぱりみんな怖い、不安というのが大きいと思います。不安を解消するとき、外部に線を引くのが対処法の一つとしてあり得ます。あいつらと我々、とすることで自分自身を確かめられることがある。</p>

<p>ですが、その線を引くことは不安を解消する手立てにはなるものの、不安をより増幅させる要素もあります。一回線を引いてしまうと、外部を作り続けてしまうんです。たとえば「外国人」と「日本人」で分けたら、今度は日本人の中で「帰化人なのか」「愛国者なのか」と線を引き始める。いい日本人、わるい日本人。いい日本人の中でも、国をどれだけ愛しているかで線を引き始める。この線を引く手は止まらない。</p>

<p>自分が線を引かれるかもしれない不安の中にずっと居続けなきゃいけないので、終わらない。激しい二項対立は終わらない恐怖なんです。まさに軍拡競争のようなものだと思います。</p>

<p>私たちはみんな根本的に不安を抱えていて、それを線を引く以外でどう考えられるかというと、体を持って一緒に言葉を聞き合うという、ものすごく原初的なことでしかないと思っています。</p>

<p>対話をすると、二項対立が崩れるんですよね。だってみんな違うから。同じだと思っていたけど全然違う視点なんだ、と。それは悲しい違いではなく、「なるほど」と思える違い、納得のいく違いなんです。そういう背景を持っていたら確かにそういう言葉になるな、という理解が起きる。</p>

<p>対話とはちゃんとバラバラになること。それは個人主義に聞こえてしまうかもしれないですが、そうではなく、その人にはその人の命があって、その人の人格がそこにある、ということです。</p>

<p>敵・味方というラベルではなく、その人なんだ、と気づける。それは自分に対してもそうで、私は私という一人の命なんだ、人間なんだ、と回帰できることが大事です。そのうえで、それぞれの私たちが重なる部分がある、協力できることがたくさんある、そんな手触りを育てていく、そういう対話が本当に必要だと思います。</p>

<p>これは戦争についての対話だけでなく、いろんな対話の場面で、本当に切迫感を持って必要だと言うべきことだと思います。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「何発持ったら安心しますか」</h2>

<p>――永井さんは書籍や、インタビューの中で、「分かり合えないからこそ哲学対話が始まる」とおっしゃることが多いと思います。日常的なことであればそれをやりやすいと思うのですが、戦争は大きなテーマですよね。たとえば身近な集まりで「軍拡した方がいい」「核保有すべきだ」などという話で盛り上がる場面に出くわし、自分がそれに反対派だった時、閉ざしたくなる感覚や、絶望的な分かり合えなさを覚えてしまうのではないかと思います。そういうものと出会ったとき、個人としてどう受け止めたらいいでしょう。</p>

<p>【永井】私は知りたいですね。「核兵器をいっぱい持つべきだ、日本は核武装すべきだ」と言われたら、なんでそう思うのかを知りたい。</p>

<p>それで聞いてみると、言った人本人から「怖い」といったシンプルな語りが出てきたりする。その「怖い」感覚はみんな知っている感覚なんです。「怖い」って何だろう、私たちは何を恐れているんだっけ、というところを話したい。軍拡すべきか否かではなく、その言葉の背後にあることについて話し合いたいです。</p>

<p>「核兵器を持つべき」だという人に対して、沖縄の平和学習講師をやられている仲本和さんが尋ねていて良い問いだなと思ったのが「何発持ったら安心しますか」というものです。</p>

<p>それで急に手触りを持ったというか、「確かに何発だっけ」となる。「1発だと不安だけど、1000発だったら安心する気がするのはなんでだろう」と一緒に考えられる。問い詰めることや政策の是非ではなく、一緒に話したり考えたり聞いてみたりしたいなと思います。</p>

<p>――確かに、何発かと問われた瞬間に、急に近くにある話題になっていく感じがします。永井さんは、自分と違う思想を持っている人がいたとしたら、一旦聞いてみる方に向かうのですね。</p>

<p>【永井】本当に興味がありますね、なんでだろうって。「戦争すべきだ」「戦争はしょうがない」「現実を見たらこうだから」と言った、そのときのあなたの、せんそうってどんな姿をしているのかを知りたい。</p>

<p>「戦争はしょうがない」と言うときのせんそうって、どんな姿なんだろう。「現実はこうだから」と言うときの現実って何だろう。私が見ている現実とあなたが見ている現実は違うかもしれないから、すり合わせたい。そんな気持ちになるかもしれません。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「本当の気持ち」と「口から出る言葉」はすれ違う</h2>

<p>――一方で、多くの人は自分と違う考え方に出会うと、わかり合うことを諦めてしまうのかもしれません。怖い、聞きたくない、見たくない、という気持ちを少しでも和らげたいとき、永井さんとしてはどんなことをお勧めしたいですか。</p>

<p>【永井】対話の場に来てほしいですね。</p>

<p>自分とは違う立場の人でも、話を聞いていくと原初体験のようなものがあったりします。たとえば「軍拡すべきだ、もっと武装していくべきだ」という人に「なんでそう思うようになったんですか」と聞いていくと、父親にすごく支配されていて、「弱いところを見せたら終わりだ」という環境で育った、といったパーソナルな部分が出てきたりする。</p>

<p>人は、「思っていること」と「口に出すこと」がすれ違うことが多いんです。「核武装すべきだ」と言っているけど、本当はすごく寂しいと言いたいだけということもあったりします。言葉と思いがすれ違っていることは本当にザラなんですよね。私はそういうものに出会ってきたから、立場の違う人の言葉を聞けるのかもしれません。違う意見を怖いと思ってしまう人も、まずは聞いてみてもいいんじゃないですか、と問いかけたいと思います。</p>

<p>――なるほど。自分の心の中にある本音が、武装すべきだという主張になって出てきてしまうパターンもあるのですね。</p>

<p>【永井】ほとんどそうだと思います。戦争反対だと思う人にも、たとえばおばあちゃんがいつも戦争のことを辛そうに話していた、みたいな原体験があったりする。一方で、戦争はしょうがないんだ、と考える人は、実は昔いじめられていて「力こそ正義だ」と思った経験があったりする。</p>

<p>みんな、いきなりそう思うわけではないんです。その本当の気持ちにちゃんと人として出会うことを、もっとしてもいい気がします。その人を変えるために話すのではなく、知るために話す、ということです。</p>

<p>（取材・構成：PHPオンライン編集部 片平奈々子）</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Thu, 03 Sep 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[永井玲衣（哲学者,作家）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>身体圏研究とは何か？ 立命館大学が目指す「次世代研究大学」への道  西山昭彦（立命館大学客員教授）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14967</link>
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			<description><![CDATA[私立大学の淘汰が進む中、立命館大学は難関事業｢J-PEAKS｣に採択。新施設CVICを拠点に｢身体圏｣研究を推進し、研究・博士・社会実装・財政の好循環による｢次世代研究大学｣しての生き残り策を示す。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="立命館の快進撃" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260825NishiyamaAkihiko01.jpg" width="1200" /></p>

<p>2026年、財務省が公表した｢私立大学250〜400校程度削減資料｣。ただでさえ私立大学の半分弱が定員割れの現状にあって、大学はどうすれば生存できるのか。立命館大学が活路を切り開いた｢次世代研究大学｣のコンセプトと実践を例に、解決策を考える。</p>

<p>※本稿は、西山昭彦著『立命館の快進撃』(PHP研究所)を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>採択率18.7％の文科省事業</h2>

<p>文部科学省の｢地域中核・特色ある研究大学強化促進事業｣(J-PEAKS)の応募数は、令和5年度が69大学、6年度が65大学で、そのうち計25大学が採択され、採択率は18.7％という狭き門であった。</p>

<p>採択25大学のうち、多くは国公立大学で、私立大学は4校にすぎない。しかも、うち2校は医学部を有し、1校は公設民営で、立命館大学は、医学部なしの私立大学である。研究の中身は、大学の強みであるスポーツ健康科学を核とする｢身体圏｣という新学術領域の創生に挑戦するものだ。</p>

<p>滋賀県の立命館大学びわこ・くさつキャンパスにおいて、新施設｢立命館先端クロスバースイノベーションコモンズ｣(通称：CVIC＝シービック)に、多重環境を生み出す設備群と、多重環境介入による生体・心理への影響を測定する計測装置群をそろえて身体圏研究を推進することで、誰もがありたい自己を実現でき、ウェルビーイングを追求できる公平な社会の実現を目指している。</p>

<p>2026年5月15日、このCVICのオープニングセレモニーが小林茂樹文部科学副大臣、浮島智子衆議院議員、三日月大造滋賀県知事、文部科学省局長ら多くの来賓を迎えて開催された。立命館大学はこのJ-PEAKS、CVICで具体的に何を目指しているのか。オープニングセレモニーで基調講演を行った本事業の責任者である伊坂忠夫副学長(兼立命館中学校・高等学校校長)の話を紹介する。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>300名を超える博士を出したい</h2>

<p><img alt="伊坂忠夫・立命館大学副学長" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260831NishiyamaAkihiko.jpg" width="1200" />伊坂忠夫・立命館大学副学長</p>

<p>【伊坂】われわれはJ－PEAKSに申請をしたときに、大学として研究力改革、博士力改革、社会実装力改革、財政力改革、この4つを好循環させるモデルをつくり、他の大学にもこれを使っていただくことを考えました。</p>

<p>研究力改革とは、身体圏研究はもちろん、大学全体の研究を紡ぎ上げながら、それぞれの分野で研究成果を高め、加えて総合知を高める研究にもつなげ、次世代研究モデルを発信できるようにするものです。その中で重要になるのは、博士力です。本学の年間の博士号授与は今150名弱ですが、10年後には300名を超える博士を出したい。</p>

<p>その際、学際性、社会実装力、アントレプレナーシップを持った博士として送り出すことが大切です。博士が社会共生価値を生み出しながら、スタートアップや企業の中でいろんな取り組みを行い、大学も支援する。投資ファンドを一定程度入れ、規模が大きくなっていけば、財政力の強化にもつながります。</p>

<p>この好循環を目指した象徴的な試みの1つとして、身体圏研究を大学改革の柱にしました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>多重環境化社会がやってきた</h2>

<p>【伊坂】約20年前の狩猟・採集の時代から、1万年前の農耕時代、そして250年前の工業化。ここまでの地球にはリアルな世界しかありませんでした。ところが、情報化社会が到来してインターネットが盛んになり、仮想空間が使えるようになりました。</p>

<p>多重環境と呼ばれるSociety 5.0の時代には、リアルとサイバーが相互に融合して様々なことが可能になります。マイノリティの方や障害のある方も制約なく社会とつながりができ、新しいサービスが提供できるでしょう。</p>

<p>人類史的に非常に大きな転換点が急速に迫っており、同時に生まれる課題を解決すべき使命を持っている。その中で、われわれは人のあるべき姿として、ウェルビーイングに注目した身体圏研究を進めてきました。</p>

<p>身体圏研究というのは、人の身体と心がリアルやサイバー、人間関係も含めた外部環境においてどのような影響を受けるのか。どんな刺激を与えれば、人間は自分を高められるのか。真ん中にリアルな身体を置きながら、外部環境への介入やオペレーション(操作)の可能性を探ることで、人間の内部についての探究も可能になります。それらを精細に調べるため、このCVICという施設にはMRI(核磁気共鳴画像法)装置や睡眠の状態を調べる計測装置などが備わっています。</p>

<p>つまり、身体を中心に据えて外部環境から内部環境までを一体的に捉えるという意味で、身体圏というネーミングにしたわけです。当然、一大学のみではできませんので、連携・参画機関やその他多くの組織、人々とともに研究を進めたいと考えています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>認知症の予防・改善、防災にも</h2>

<p>基調講演のあと、さらに詳しく聞くため伊坂副学長にいくつか質問してみた。</p>

<p>【西山】J-PEAKSの採択で私立は4大学だけと少なかったわけですが。</p>

<p>【伊坂】理由としては、ほかにも科研費やそれ以外の大型プロジェクトがいくつか採択されており、国に立命館の実績をきちんと見ていただいた、ということがあります。代表的な事例では、センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム採択(10年後を見通した革新的な研究開発課題を特定し、革新的なイノベーションを産学連携で実現するため、基礎研究段階から実用化を目指した産学連携による研究開発を集中的に支援するプログラム)が挙げられます。</p>

<p>立命館大学が真面目に30年、蓄積してきた研究成果を表現でき、単に研究力を高めるだけではなく、社会実装につなげて価値を生み出し、世の中に貢献するという点を目指しました。加えて大学の研究群といいましょうか、J-PEAKSにSがついているのがポイントで、われわれ単独ではなく峰々を形成するため、他大学を巻き込み、その力を日本の研究力を高める起爆剤にしたいという思いがありました。</p>

<p>【西山】5年後の将来イメージで、こんなこともできそうだというものはありますか。</p>

<p>【伊坂】1つは、認知症の予防・改善に向けた取り組みです。シニアの方が、没入体験などの多重環境に置かれた際、普段は得られない刺激が与えられることで、脳の神経活動がより活発になって認知症を遅らせたり、予防・改善につなげたりできれば、これほどいいことはありません。</p>

<p>もう1つは、防災です。バーチャル空間では突如、道に穴ぼこがあくような映像や、非常時の刺激も体験できます。1人ではなく集団で体験できるので、安全な防災訓練も実施可能です。しかも繰り返し同じ状況を再現することができます。</p>

<p>ほかにも子供の発育や発達支援、サイバーを利用した遠距離でのつながりの創成など、いずれも分断や格差でなく、共生や平和に向かう世界の醸成という方向性に持っていきたいと思っています。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260825NishiyamaAkihiko01.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 02 Sep 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[西山昭彦（立命館大学客員教授）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>連載小説「報復捜査」 第１回　安東能明  安東能明（小説家）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14911</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014911</guid>
			<description><![CDATA[連載小説「報復捜査」 第１回。殉職した公安部の刑事が追いかけていた事件に隠された真実とは!?
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="報復捜査" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260824Houfukusousa01.jpg" width="1200" /></p>

<p>殉職した公安部の刑事が追いかけていた事件に隠された真実とは!?</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>プロローグ</h2>

<p>六月五日土曜日の深夜。</p>

<p>伊場恵介（いばけいすけ）の携帯が鳴った。</p>

<p>時計を見ると、午前一時を回っている。</p>

<p>画面には「小暮和孝（こぐれかずたか）」の名前。</p>

<p>中学時代からの親友であり、警視庁公安部外事二課（ソトニ）の刑事だ。</p>

<p>誕生月が同じで、ふた月前、ともに三十三歳になった。</p>

<p>伊場はオンボタンを押した。</p>

<p>「もしもし。おまえ、また飲んでるのか？」</p>

<p>小暮は、よく酔っぱらって伊場に電話をかけてくる。</p>

<p>「......ああ」</p>

<p>電話の向こうで、グラスの氷が鳴った。</p>

<p>「またひとりで飲んでるのか？奥さんは？」</p>

<p>「......もう寝てる」</p>

<p>「そうか」</p>

<p>沈黙。</p>

<p>「おまえこそ、どうなんだよ。彼女は」</p>

<p>「いない」</p>

<p>「マジか」</p>

<p>「マジだ」</p>

<p>伊場は苦笑した。</p>

<p>「相変わらず、仕事ばかりだな」</p>

<p>小暮が笑った。</p>

<p>「おまえもだろ」</p>

<p>沈黙。</p>

<p>やがて、小暮がぽつりと言った。</p>

<p>「なあ、伊場。中学の頃、覚えてるか？」</p>

<p>「どうした、急に」</p>

<p>「おまえとおれ、担任に怒られて、廊下に立たされたこと」</p>

<p>「......ああ、あったな」</p>

<p>たしか、中学二年のときだ。</p>

<p>小暮が不良にからまれている同級生を助けて、伊場も加勢した。</p>

<p>結局、双方が停学処分になりかけて、担任に散々説教された。</p>

<p>「あのとき、おまえ何て言ったか覚えてるか？」</p>

<p>「......さあな」</p>

<p>「『悪い奴を放っておけなかった』って」</p>

<p>小暮の声が、少し笑った。</p>

<p>「馬鹿正直だと思ったよ」</p>

<p>「おまえもだろ」</p>

<p>「まあ、そうだな」</p>

<p>グラスの氷が、また鳴った。</p>

<p>「伊場、おまえは――あのままでいてくれ」</p>

<p>「あのまま？」</p>

<p>「中学の頃の、馬鹿正直な伊場のまま」</p>

<p>小暮は言葉を切った。</p>

<p>「おれみたいに、ならないでくれ」</p>

<p>「おい、どういう意味だ」</p>

<p>「......何でもない」</p>

<p>小暮は、また笑った。</p>

<p>「酔っぱらいの戯言（ざれごと）だ。すまん、こんな時間に」</p>

<p>「小暮――」</p>

<p>電話が切れた。</p>

<p>伊場は携帯を見つめた。</p>

<p>小暮の声には、妙な響きがあった。</p>

<p>何か大切なものを失いかけているような......。</p>

<p>いや、怯えていた？</p>

<p>「おれみたいに、ならないでくれ」</p>

<p>あの言葉は、何を意味していたのか。</p>

<p>伊場は、もう一度電話をかけようかと迷った。</p>

<p>だが、時計は午前一時を回っている。明日、署で会ったときに訊けばいい。</p>

<p>そう思い直して、携帯を置いた。しかし、胸の奥に引っかかるものが残った。</p>

<p>まるで、小暮が何かを告げようとして、言えずにいたような。</p>

<p>その言い残されたものが何だったのか、そのときの伊場は、知るよしもなかった。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>１</h2>

<p>吉祥寺署から五百メートルほど離れた雑居ビルの屋上に、伊場恵介巡査部長は立っていた。六月七日月曜日、午後一時三十二分。所属は吉祥寺署刑事組織犯罪対策課、強行犯捜査係。右手に握ったSAKURAM360Jのグリップが、手のひらの汗を吸ってじっとりと重い。銃口の先が、呼吸に合わせてわずかに揺れる。それを、伊場は奥歯を噛んで抑え込んだ。</p>

<p>照準の先、約十五メートル先に、阿久津行夫（あくつゆきお）がいる。歳は五十代半ば。痩せた身体（からだ）に、ワイシャツが汗で張りついている。右手に包丁を握り、左腕で五歳ほどの女児を抱え込んでいる。女児の喉元へ押し当てられた刃が、ぎらりと陽光を撥（は）ね返した。女児の泣き声が、いまにも切れそうな細い糸のように、熱を帯びた屋上を伝っていった。</p>

<p>誰も動けなかった。動けば、刃が落ちる。</p>

<p>受令機から入る音声が、耳の奥を冷たく震わせる。</p>

<p>『――ＳＡＴ、配置完了。各ポイント、スタンバイ』</p>

<p>早い。事件の発生から、まだ三十分と経っていない。それなのに警備部の特殊急襲部隊がもう展開し、向かいのビルの窓には狙撃銃の銃口が鈍く光っていた。六月の陽が、首筋を灼く。伊場はグリップを握り直した。手のひらの汗が、すぐにまた滲んでくる。</p>

<p>ことが動いたのは、一時過ぎだった。朝から管内の連続空き巣の参考人の自宅周辺を張り、いつ同行を求められてもいいように拳銃を携行していた。男は現れず、空振りのまま署へ戻る道だった。耳の受令機に、無線が割り込んだ。</p>

<p>『全署員に告ぐ。留置中の阿久津行夫が逃走。吉祥寺本町二丁目のビルに立てこもり。人質ひとりあり。至急、現場へ集合せよ。繰り返す――』</p>

<p>警邏中のパトカーに飛び乗り、サイレンを鳴らして現場へ向かった。阿久津行夫という名前には、覚えがあった。月はじめに生活安全課保安係が挙げた、不法就労助長の男だ。大久保で人材派遣会社をやり、吉祥寺の中華料理店に中国人留学生を流していたブローカー。事案としては小さい。その男が逃げ、人質まで取る。歯車が一枚、どこかで噛み合っていない。</p>

<p>奇妙だったのは、二週間ほど前から本部の公安部外事二課の刑事が来て、阿久津を単独で取り調べていたことだ。その刑事が、小暮和孝――小学校からの親友だった。先週、留置場で被疑者が暴れたという噂が署内を流れた。あれと、無関係には思えない。</p>

<p>この数日、小暮は伊場を避けていた。廊下ですれ違っても目を合わせない。声をかける隙もなかった。ただ一昨日の深夜、小暮のほうから電話が来た。酔った声で、とりとめのない昔話をした。最後に、ふいに声が沈んだ。</p>

<p>「おれみたいに、ならないでくれ」</p>

<p>あの一言が喉に引っかかったまま、まだ降りていかない。</p>

<p>いまは、考えるな。</p>

<p>現場に着くと、すでに規制線が四方に張られ、野次馬が遠巻きに集まっていた。線をくぐり、ビルへ駆け込む。四階建ての雑居ビルだった。屋上へ続く階段の踊り場に、刑事課の同僚が五人ほど固まっていた。</p>

<p>「伊場、来たか」</p>

<p>刑事組織犯罪対策課長の新井貴弘（あらいたかひろ）警部だった。五十代後半で、伊場の直属の上司にあたる。現場では迷いのない男だ。</p>

<p>「状況は」</p>

<p>「阿久津が女の子を人質に取ってる。五歳。保育園からの帰りを攫われたらしい」</p>

<p>新井の眉が、険しく寄っている。</p>

<p>「どうやって逃げたんです」</p>

<p>「取り調べ中に、いきなり暴れて、取調官を突き飛ばして逃げた」</p>

<p>「取調官は小暮刑事？」</p>

<p>「そうだ。立会いの若いのも一緒だったが、突き飛ばされて止められなかったらしい」</p>

<p>胸の底が、わずかに重くなった。</p>

<p>「本部から来てたんだろう。調べの中身は、ほとんど小暮ひとりで握ってたって話だ」</p>

<p>本部のソトニが、なぜ吉祥寺署の小さなヤマを、ここまで抱え込んでいたのか。所轄の生活安全課は端から外され、調べの中身を握っていたのは小暮ひとりだったという。</p>

<p>「警報ボタンは？」</p>

<p>「押したそうだ。鳴らなかった」</p>

<p>「故障ですか」</p>

<p>「いま調べてる」</p>

<p>新井は、屋上へ続く階段を見上げた。</p>

<p>「とにかく人質の救出が最優先だ。伊場、おまえは屋上の給水塔の陰につけ。阿久津にいちばん近い。いいな」</p>

<p>「了解しました」</p>

<p>腰のホルスターから拳銃を抜く。SAKURAM360J、回転式の五連発だ。柔道で鍛えた肩に、汗で湿ったシャツが張りついた。三十三になっても、体だけは頑丈なままだ。訓練では何度も撃ってきた。生きた人間に向けて引き金を引いたことは、一度もない。</p>

<p align="right">〈つづく〉</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260824Houfukusousa01.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 02 Sep 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[安東能明（小説家）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「お姫様かよ!」「そうよ」 Xで830万表示、82歳祖母と孫の“面白すぎるLINE”にほっこり  るん（篠原光）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14938</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014938</guid>
			<description><![CDATA[ばあばとのLINEが面白すぎる。芸人のるん（篠原光）さんが、祖母とのくすっと笑えるLINEのやり取りをエッセイに綴る。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="篠原光さんとばあば" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru14.jpg" width="1200" /></p>

<p>祖母をハワイに連れていくためにUberで資金を稼ぎ、その投稿がSNSで話題を呼んだ吉本興業所属の芸人・るん（篠原光）さん。ばあばとの出来事や何気ない日常を綴ったエッセイも注目を集めています。本稿では、篠原さんがXで公開した「ばあばとのLINE」をお届けします。ばあばの予想外の返信に、くすっと笑えて心が温まる一篇です。</p>

<p>※本稿は、Xに投稿された記事を転載・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「ハワイ楽しみだね？」と送ると、ばあばから返ってきた返信は</h2>

<p>あなたには、いいことがあったり、旅行先でキレイな写真を撮ったときに、共有する相手はいますか？多くの人は親友、恋人、あるいは親かもしれない。だが、僕の場合は82歳になるばあば(祖母)である。理由は単純。「面白いから」だ。</p>

<p>おばあちゃんとのラインが「面白い？」と思うかもしれないが、まずはこのラインを見てほしい。これは以前、僕が145時間Uberをしてばあばをハワイに連れていくという、孫ガチャだったら「UR(ウルトラレア)確定演出」レベルの得を積んだことがある。ハワイ出発が近づき、僕がワクワクしながら「ハワイ楽しみだね？」と送った。それに対する。ばあばの返信がこれだ。</p>

<p><img alt="篠原光さんとばあばのLINE" height="895" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru03.jpg" width="1200" /><br />
BYEスタンプ</p>

<p>意味が分からない。行かないってことなのか？なんなんだこれは。</p>

<p>他にも、僕が145時間Uberをしてばあばをハワイ以下略、ビーチサンダルを買うためにばあばに足のサイズを聞いたら、その足がとても小さく、冗談で「お姫様かよ！」とツッコんだ時の返信がこれだ。</p>

<p><img alt="篠原光さんとばあばのLINE" height="895" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru04.jpg" width="1200" /><br />
そうよ。</p>

<p>うちのばあばはプリンセスだった。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>とにかく誤字や送信間違いが多くて面白い</h2>

<p>なかでも一番面白かったラインは、ばあばの誕生日をアフタヌーンティで祝った時のラインだ。僕はプレゼントとして「アフリカの人たちが誕生日を祝ってくれるサービス」をばあばに使ってあげた。屈強なアフリカ人たちが踊りながら「シズエ、タンジョウビオメデトウ！」と名前を呼んで祝ってくれる最高すぎるサービスだ。インターネットありがとう！</p>

<p>その動画を見ているシズエを見て、僕も笑った。だが、後日、ばあばからこんなラインが来た。</p>

<p><img alt="篠原光さんとばあばのLINE" height="308" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru05.jpg" width="1200" /><br />
黒人の写真とか</p>

<p>なんでアフタヌーンティーの写真より、黒人の写真が欲しいんだよ！この通知が来たときは、さすがにめちゃくちゃ笑ってしまった。おばあちゃんの口から「黒人」と出てくるのが面白すぎる。</p>

<p>あと、ばあばのLINEはとにかく誤字が多いし、平気で既読無視してくる。返信を催促した時も「ごめん、忘れてた」と脈無しみたいな返信をしてくる。</p>

<p><img alt="篠原光さんとばあばのLINE" height="498" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru07.jpg" width="1200" /><br />
いぎたいッッ!!</p>

<p>ほぼポーネグリフだ。ロビンがいないと解読できない。</p>

<p>ばあばは送信間違えも多い。</p>

<p>弟がばあばにお寿司をおごるというこれまた、孫ガチャ大当たり行動をした時のことである。その感謝ラインをばあばは、弟ではなく僕に送ってきた。これだけだと、「そういう間違いは誰だってあるよ」と思うかもしれないが、ばあばを舐めてはいけない。僕が、「俺、光だよ。」とミスを指摘した時に返ってきたのがこれだ。</p>

<p><img alt="篠原光さんとばあばのLINE" height="769" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru08.jpg" width="1200" /><br />
そうね。</p>

<p>ばあばは謝らない。そうね！？一瞬、間違えたのは自分かと錯覚するぐらいすがすがしい。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ばあばは自己肯定感も上げてくれる</h2>

<p>ばあばのラインは、面白い以外にも自己肯定感を上げてくれることもある。</p>

<p>僕がフランスに旅行した時にエッフェルタワーとのツーショットを送った時である。その写真に対して「素敵、カッコいいよ、素晴らしいよ。」とばあばはこれでもかと言わんばかりの賞賛を送ってきた。こんなに写真一枚でほめてくれる人がいるだろうか。これは送りがいがある。思わず笑ってしまったので「俺が？笑」と送ったら、こう返ってきた。</p>

<p><img alt="篠原光さんとばあばのLINE" height="1839" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru09.jpg" width="1200" /><br />
すべて（きっとうまくいく)</p>

<p>こんなに自己肯定感をあげてくれるラインがあるだろうか。彼女はきっとジョージよりも優れたメンズコーチになれる。</p>

<p>返信以外にも、ばあばとラインしてると面白いことがある。例えば、ばあばは普通にめちゃくちゃなので、勝手にアルバムに入っている写真を削除したりする。思い出を勝手に消すのである。</p>

<p><img alt="篠原光さんとばあばのLINE" height="2169" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru10.jpg" width="1200" /><br />
メモリークラッシャー静枝</p>

<p>他にも、パスポートを作る際に顔写真が必要なので、「自撮り送って」とお願いすると、誰がどう考えてもいいわけがない自撮りを送ってくる。</p>

<p><img alt="篠原光さんとばあばのLINE" height="840" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru11.jpg" width="1200" /><br />
いいわけがなさすぎる</p>

<p>ばあばとのLINEは、常に予想の斜め上をいく。次はどんなボールが飛んでくるのか。それはまるでガチャガチャを回すようなドキドキ感がある。だから僕は、何かあるたびにばあばに報告してしまうのだ。</p>

<p>あなたも楽しかった思い出をおじいちゃんやばあばに送ってみてはどうだろうか。 意味不明なスタンプや、解読不能なポーネグリフが返ってくるかもしれない。けれど、そのやり取りを通したとき、あなたの思い出は、より愛おしく、素敵なものに変わるかもしれない。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【おまけ】ちなみに父親のラインも変である</p>

<p><img alt="篠原光さんとお父さんのLINE" height="382" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru12.jpg" width="1200" /><br />
ある日急に、終盤のアキネーターみたいなラインが来た時</p>

<p><img alt="篠原光さんとお父さんのLINE" height="1200" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru13.jpg" width="586" /><br />
僕が送ったラインをそのまま送ってくる「ラインでリツイート」</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru14.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 02 Sep 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[るん（篠原光）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>あらすじで「既にしんどい」と大バズリの恋愛小説 『炭酸水と犬』作者に聞いてみた  Moguru編集部</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14978</link>
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			<description><![CDATA[あらすじだけで「既にしんどい」とSNSで話題の小説『炭酸水と犬』。本作の執筆の経緯や、SNSでの反応をどう受け止めているのか？ 著者・砂村かいりさんにお話しを聞きました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="本" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/Pixta_bookcoffeeflower.jpg" width="1200" /></p>

<p>「もうひとり、彼女ができたんだ」。付き合って9年、同棲して4年。結婚間近だと思っていた恋人から、ある日そんな言葉を告げられたら――。</p>

<p>砂村かいりさんの恋愛小説『炭酸水と犬』が今、SNS上で注目を集めています。きっかけとなったのは、（＠_zzz88_）さんが本作のあらすじに「既にしんどい」と添えた一つの投稿でした。引用ポストでは「そんな男とは別れろ!!」といった声も相次ぎ、反響が広がっています。</p>

<p>たしかに、設定を知っただけでも心がざわつく本作。では、砂村さんはなぜ、こんなにも&quot;しんどい&quot;恋愛を描いたのでしょうか。お話をうかがいました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「既にしんどい」反響への思い</h2>


<p><img alt="（＠_zzz88_）さんの投稿" height="1868" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260831Sunamurakairi02.jpg" width="1200" /></p>

<p>――SNS上で「既にしんどい」といった反応が寄せられています。こうした反響をどのように受け止めていますか？</p>

<p>【砂村】フィクションだとわかっていても、しんどくなってしまう物語ってありますよね。たとえ仮想現実であっても誰かにつらく理不尽な思いをしてほしくないと感じるのは自然なことだと、自分は思います。対象が自分の属性に近いほど、その傾向は強くなるかもしれません。</p>

<p>SNSで大きく話題にしていただくことはカクヨムでの連載時から時折あって、まだまだ光のあたる機会が少ない身としてはありがたいかぎりです。今年3月にはInstagramで本書を紹介してくださった動画が40万回以上再生され、そのときもAmazon在庫が一時枯渇するなど大きな動きがありました。今回は文庫版の裏表紙のあらすじ部分を写した画像がきっかけとなったようで、それだけ本書のあらすじが未読の方への訴求力が高いものであるという証左かもしれないですね。</p>

<p>ネタバレなしで端的に作品を紹介してくださり、そこに火がつくというのは本当にありがたい流れですし、既読の方がさらに熱意をこめて広げてくださったりもしていて、多方面に感謝しております。つらく苦しいだけの物語であればこんなに何度も話題になってはいないはずなので、どうかそこを信じてぜひ、物語の扉を開いてほしいです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>きっかけは「もうひとり、彼女ができた」と告げられた夢</h2>

<p>――これほど辛い恋愛小説を書こうと思われたきっかけはあったのでしょうか。執筆の経緯を教えてください。</p>

<p>【砂村】きっかけは、あるときに見た夢でした。独身同士で付き合っている設定の夫が夢に出てきて、「もうひとり、彼女ができたんだ」とさらりと告げます。それに対する自分の反応が、泣くでも問い詰めるでもキレ散らかすでもなく「ふーん、そっか」となぜかあっさり受け止めていて。その後、彼は土砂降りの雨の中を傘もささずにその女性のもとへ走ってゆき、自分はひとり静かに泣く、というあたりで夢は終わりました。</p>

<p>なかなか印象的で忘れられない夢だったので、それからしばらくしてweb小説を書いてみようと思いたった際に思いだし、物語として息を吹きこんでみることにしました。雨のシーンで終わらせていれば「胸糞悪い失恋小説」で片づけられていたかもしれませんが、その先を描いてどんどん展開させていったことで、物語がいきいきと脈動したのだと思います。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「単なるクズ男」と一蹴できない複雑さ</h2>

<p>――SNSでは主人公に対して「そんな男とは別れろ！！！」という声も見られました。砂村さんご自身はどう思われますか？</p>

<p>【砂村】恋愛に正解はありませんが、「自分を粗雑に扱う人からは距離をおく」というのは人間関係の鉄則なので、それらの反応は正しいと思います。それにしても和佐への呪詛や殺意が凄まじく、いくばくかの申し訳なさとともに楽しく拝見していました。もし実際に我が身に起こったことであれば、自分も八つ裂きにする方向で検討してしまうかもしれません（笑）。</p>

<p>ただ小説って、作者が「自分ならこうするよ」と示すものではなく、あくまで「この人物の場合はこうしました」を描いてゆくものなので、人間が一枚岩ではないことや物事の多面性を感じとっていただければと思います。ただの浮気ともポリアモリーとも異なる独特の苦しみをパートナーに与える関係性、それをいったん受けとめたうえでどのように動いてゆくか、ぜひお読みになって確かめていただきたいです。</p>

<p>なお、「自分が彼氏に言われたことだ」「同じ体験をしたことがある」といったご経験をつぶやかれる方々も時折いらっしゃり、呪詛や殺意より恐ろしいです......。けっしてありえない話ではないんだな、とあらためて実感しています。</p>

<p>――本作は、どのような読者に特に刺さる物語だと思いますか？</p>

<p>【砂村】やはり、まずは苦しい恋愛をした経験のある方に刺さってしまうかと思います。状況は多少異なっても、パートナーが第三者に心を奪われる経験をしたことのある方であれば、ご自身に投影して読み進めるかたちになるかと。ただ、由麻の最初の反応や背景にあるものがおそらく一般的ではないので、「全然共感できない......」という方ももちろんたくさんいらっしゃると思います。それぞれの感性で楽しんでいただければ幸いです。</p>

<p>また、和佐に近い立場になったことのある方にもぜひ読んでいただきたいですね。元来のまじめさゆえに、馬鹿正直にふたりの女性と向き合おうとする彼は、単なるクズ男と一蹴できるものではないと思います。それがこの物語をややこしくしているんですよね。</p>

<p>「誰かと濃密に付き合った経験がないのに我が事のように読んだ」というご感想も印象に残っています。恋愛経験のない方や恋愛をする予定のない方にも、人間同士が魂をぶつけ合う物語としてお読みいただけたらと思います。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>炭酸水やミルクティー...キーアイテムは「飲み物」</h2>

<p>――初めて読む方に、ぜひ注目してほしいモチーフや描写などがあれば教えてください。</p>

<p>【砂村】もしかすると、飲み物がキーアイテムになっているかもしれません。ペリエやウィルキンソンといった炭酸水に、リプトン500のミルクティー。誰がどんなシーンで飲んでいるかに着目すると、物語をより楽しめるような？</p>

<p>また、原作を連載していた2018年当時はまだぎりぎり「恋人同士での本やCDの貸し借り」が不自然でなかったのかも、と読み返していて思いました。本はまだしもCDの貸し借りをする関係性って、近年かなり希少なものになっていますよね。ちなみに「タカツクミヨ」は言うまでもなく、敬愛する大先輩作家のお名前のアナグラムです。</p>

<p>また、湘南界隈の空気を感じてもらえたら嬉しいです。車で国道134号を走り、相模川に架かる湘南大橋を渡る機会がありましたらぜひ、あのドライブのシーンを思いだしてほしいですね。</p>

<p>描写としては......性描写がやや多めなので、苦手な方は気をつけていただければと思います。今現在は、直接的に性愛を描くことはだいぶ少なくなりました（20歳前後の若者たちが主人公の最新刊『飛距離の長い青春』では、また少し多めになっています）。</p>

<p>また、恋愛のみを描いた作品と思われがちかもしれませんが、他にもいくつかテーマがあり、たとえば派遣社員という足場の弱い女性の生きかたなども問題提起の意味で描いたりしています。自身の体験をもとにしていますが、上司は伊佐野さんのような理知的で信頼できる人ではなく、逆に自分の発注ミスを派遣のせいにしたりする人で......あ、怒りが再燃してきました（笑）。</p>

<p>お読みくださった方はぜひ、印象に残っているモチーフや描写を教えていただけると嬉しいです。そして何度でもページを開き、由麻たちに会いに行ってやってくださいね。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/Pixta_bookcoffeeflower.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 01 Sep 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[Moguru編集部]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>なぜ職場から「報連相」が消えるのか？部下の自己防衛を解く方法  神岡真司（ビジネス心理研究家）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14909</link>
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			<description><![CDATA[｢心理的安全性｣と｢生存者バイアス｣の2つの心理学の視点から、成果を出すチームの作り方と正しい判断力の鍛え方を解説。否定を恐れず挑戦できる環境づくりと、目に見えない失敗に囚われない思考法に迫る。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="開けた職場環境" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_Meeting02.jpg" width="1200" /></p>

<p>職場や日常生活の中で、そんな生きづらさや伸び悩みを感じたことはありませんか？神岡真司氏は著書『科学でわかったすごい心理法則100｢あの人が自然と動く｣コツ、まとめました』にて、チームの成果を高める｢心理的安全性｣と、判断を誤らせる｢生存者バイアス｣を解説。自発的な行動を引き出す実践知に迫ります。</p>

<p>※本稿は、神岡真司著『科学でわかったすごい心理法則100｢あの人が自然と動く｣コツ、まとめました』(イースト・プレス)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>個人の力を引き出す組織の秘訣</h2>

<p>職場や学校などの集団の中で、否定や反論を恐れずに、｢わからない｣や｢助けて｣などと素直に口にできる、風通しのよい状態を、心理学では｢心理的安全性｣と呼びます。</p>

<p>これは単なる｢仲良しグループ｣や、お互いに顔色をうかがう｢馴れ合い｣とは本質的に異なります。失敗や疑問、あるいは反対意見を恐れずに口にできる、心の土台となるしくみを指しているのです。</p>

<p>例えば、家庭の食卓で子どもが学校での失敗を正直に話せる場面を想像してください。親が頭ごなしに否定せず、まず耳を傾けてくれるとわかっていれば、子どもは隠し事などしないで何でも安心して親に相談できます。しかし何かを言うたびに、｢なぜそんなことをしたの!｣と即座に叱責される環境では、子どもは自分を守るために失敗を隠すようになります。</p>

<p>職場や学校でもこれと同じことが起こります。素直な発言が歓迎される場所では、潜在的な問題や新しいアイデアがスムーズに共有され、大きなトラブルを未然に防ぐことが可能になるのです。｢自分の意見が受け入れられる｣という安心感こそが、個人の持てる力を最大限に引き出し、結果としてチームや組織全体の成長を加速させる最大の原動力となるのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>｢いい人ばかり｣では勝てない！成果を出すチームの共通点</h2>

<p>この｢心理的安全性｣が欠けていると、私たちの脳は｢自己防衛｣に必死になります。｢無知だと思われたくない｣｢無能だと思われたくない｣といった恐怖がブレーキとなり、本来持っている能力を十分に発揮できなくなります。一方で、｢心理的安全性｣がある環境では、誰もが｢ここでは何を聞いてもいいんだ｣｢意見をぶつけ合っても大丈夫だ｣と感じることができ、脳は創造的な活動に集中できるようになります。</p>

<p>新しいチームにおいて、メンバーの1 人が｢今の戦術の意味がわからない｣と正直に口に出せるかどうかで、その後の結果は大きく変わります。もし他のメンバーが｢そんなことも知らないのか」という冷ややかな態度をとれば、その人は二度と質問しなくなり、チームの戦術理解は不完全なままになります。しかし、全員が｢わからないことは聞くのが当たり前｣という雰囲気を持っていれば、課題が即座に解消され、チーム全体の力は確実に底上げされるでしょう。</p>

<p>この心理には注意点もあります。｢心理的安全性｣を｢責任の追及をしない甘い環境｣だと勘違いしてはいけません。目標を達成するために必要な率直な意見を言い合える状態は、高い規律や責任感がセットになって初めて機能します。互いの成長のために、あえて｢耳の痛いこと｣も誠実に伝えられる関係性こそが、本当の意味での｢心理的安全性｣が高い状態です。</p>

<p>【POINT】<br />
意見を出してほしい場面では、まず｢失敗しても責めない｣と伝えておく。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>成功者の影に潜む｢見えない失敗｣</h2>

<p>｢生存者バイアス｣とは、｢成功例｣だけで判断を下し、その影に隠れている｢膨大な失敗｣を無視してしまう心理的な歪みのことです。私たちは、華やかな実績を上げた人の言葉や、巷で存在感を放つ企業の戦略を｢正解｣だと思いがちです。しかし、そこには目に見えない大きな落とし穴が潜んでいます。　</p>

<p>一代で巨万の富を築いた起業家の自伝を読むと、｢大胆なリスクを取ることが成功の鍵だ｣と書かれていることがあります。これを見た人々は、リスクを取れば自分も成功できると信じ込んでしまいがちです。しかし、同じようにリスクを取って破産した人々の存在もあるはずです。</p>

<p>また古い建物やアンティークの家具を見て、｢昔の職人は今よりも丁寧に、丈夫なものを作っていたのだ｣と感心するのも、このバイアスの影響です。実際には、昔作られたものの中でも脆くて質の悪かったものは、すでに壊れたり取り壊されたりしてこの世に残っていません。現在まで残っているのは、たまたま極めて頑丈に作られていた｢生き残り｣だけです。劣悪だった大半の製品が消えてしまった事実を忘れ、現存するものだけで過去全体を評価してしまうのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>本質を見抜いて誤った判断を防ぐ方法</h2>

<p>この現象のルーツは、数学者のアブラハム・ウォールドが第二次世界大戦中に行った軍用機の分析にあります。</p>

<p>軍は帰還した戦闘機の機体を調べ、弾痕が集中している翼や胴体を補強しようと考えました。しかし、ウォールドはこれに強く反対しました。彼は、｢本当に補強すべきなのは、弾痕がまったくない場所(エンジンやコックピット)だ｣と指摘したのです。なぜなら、弾痕のある翼を撃たれてもその機体は無事に帰還できましたが、エンジンを撃たれた機体は墜落して一機も戻ってこなかったからです。戻ってきた｢生存者｣だけを見て判断を下すと、最も致命的な弱点を見逃してしまうという教訓をこのエピソードは伝えています。</p>

<p>現代の日常生活においても、この教訓は非常に重要です。例えば、ダイエットや健康法で｢私はこれで痩せた｣｢このサプリで病気が治った｣という個人の体験談を鵜呑みにするのは危険です。その方法を試して効果が出なかった人の声は、広告やSNS の表面には出てきません。成功した一握りの声だけが目立つため、その方法が誰にでもあてはまる有効な手段という錯覚が生まれてしまうのです。</p>

<p>｢生存者バイアス｣に惑わされないためには、意識的に｢ここには映っていないデータがあるのではないか｣と考える習慣を持つことが大切です。</p>

<p>【POINT】<br />
成功例を見たら、同じ数だけ失敗例も探す。<br />
見えている話だけで判断しない。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_Meeting02.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 01 Sep 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[神岡真司（ビジネス心理研究家）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「今はすごく恵まれている」尾崎世界観さんが危うさを感じる現在地【第4回】  尾崎世界観</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14793</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014793</guid>
			<description><![CDATA[「人と分かり合うのってすごく面倒くさい」クリープハイプの尾崎世界観さんは著書でこのように語る。尾崎さんの人間関係、そして現在置かれている環境に対して思うこととは。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="尾崎世界観" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260814ozakisekaikan.jpg" width="1200" /></p>

<p>クリープハイプの尾崎世界観さんは、2001年にバンドを結成し、2012年のメジャーデビューまで長い下積み時代を送ってきたといいます。今の環境を「恵まれている」と話す尾崎さん。読者から寄せられた悩みと正面から向き合った『尾崎世界観のおなやみ天国』の刊行を機に、現在の心境と、悩みを抱える読者へのメッセージを語っていただきました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>分かり合えないから、長く続く関係もある</h2>

<p>――本の中にあった「人と分かり合うのってすごく面倒くさい」、「分かり合えないことを大切に」という言葉が印象的でした。尾崎さんにとって、分かり合えないことを大切にする姿勢とは何だと思いますか？</p>

<p>【尾崎】本当に嫌だなと思ったら関係自体をやめてしまうことが多いので、今でも続いている人には感謝しているんです。</p>

<p>もしかするとそれは、分かり合えないからこそ長く続いているのかもしれない。ちゃんとずれているから、ぶつかり合わずに程よく気持ちのいい関係でいられるのかもしれない。分かり合ってしまったら、相手の思っていることが手に取るように伝わってしまって、そこで嫌になるかもしれないから。そういう意味でも、無理に分かり合わなくてもいいと思います。</p>

<p>でも、これが職場だったらやっぱり難しいですよね。無理してでも付き合わなければいけない。</p>

<p>こういう仕事をしていると、周りが気遣ってくれるし、自分が常に肯定されているような感覚になりがちです。だからこそ、気をつけなければいけないと思っています。</p>

<p>「尾崎世界観」の名前を見て、ある程度こういう人間だというのがわかった上で、悩みを送ってみようとなる。それが、いつでもなくなるような、危うい立場だと理解していないといけない。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>今の自分はすごく恵まれている</h2>

<p>――今は負担になるようなことがそこまで多くない状態、ということでしょうか。</p>

<p>【尾崎】嫌なことはいっぱいあるんですけど、全部自分のこととしてやれているから、すごく恵まれているなと思います。その分、自分の名前が出ない、自分のものじゃないところで頑張ってくれている人がいる。事務所のスタッフや、その他にも、周りで仕事をしてくれる方々。そう考えると、しんどいと思うこともあるんですが、とにかく恵まれたこの状況に感謝しなければと思います。</p>

<p>――今、恵まれているというお話がありましたが、その感覚を踏まえて、これからどんな心持ちで生きていきたいと思いますか。</p>

<p>【尾崎】特にここ最近は、いろいろ決められたことをやっているだけで時間が過ぎていってしまうという焦りもあって。かといって、何かを止めて新しいものに向き合おうと思っても、なかなか器用ではないので、その通りにはいかないんですよね。</p>

<p>なんとなく目の前のことに向き合っているだけで、それなりに満足してしまいそうな気がするので、ちょっと怖いですね。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>悩みはいろんなところに話す方がいい</h2>

<p>――最後に、どんな人でも何かしらの悩みを抱えながら生きていると思うんですが、そんな読者に向けてメッセージがあれば教えてください。</p>

<p>【尾崎】自分の中でまだ言葉になっていなもの。それを言葉にして確定させることで、悩みがどういうものなのかが見えてくる。だから、まず人に話すということが大事なのかもしれないですね。誰かに話そうと思えば、自然とそのことにも深く向き合えるはずです。</p>

<p>――漠然としたイライラを、「何でイライラしてるんだろう」と解きほぐすことにもなりそうですね。</p>

<p>【尾崎】なるべくいろんなところに話すのがいいと思います。確実に寄り添ってくれるであろう人と、もしかしたら思っているような答えが返ってこないかもしれない人と。解決するつもりで話す、というより、それを確かめるため、確定させるために、悩みの底の部分に触れるようなイメージです。</p>

<p>――寄り添ってくれる人だけでなく、思っている答えをくれない人など、いろんな人に相談した方がいいと思うのはなぜですか？</p>

<p>【尾崎】単純に、相談する回数が多い方がいいと思うんです。同じ答えばかりだとつまらないので。思いも寄らぬ答えが返ってきた時にショックを受けるのは、裏を返せば、自分がすでにどうしたいかわかっているということなんですよね。</p>

<p>違う答えが返ってきてイライラしたり、落ち込んだりするのも、自分の本当の気持ちを確かめるという意味では、大事なことなのかもしれません。はっとしたり、むっとしたりするその反応自体が、答え合わせになっている気がします。</p>

<p>（取材・構成：PHPオンライン編集部 片平奈々子）</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260814ozakisekaikan.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 01 Sep 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[尾崎世界観]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>文鳥のメスはファザコンだった　父親に似た歌を歌うオスを好きになる理由とは？  富田園子（編集者・ライター）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14922</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014922</guid>
			<description><![CDATA[文鳥のメスは、父親の歌に似た歌を歌うオスを好きになる傾向があるという。それには合理的な理由があった。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="文鳥" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260820buncho06.jpg" width="1200" /></p>

<p>文鳥は豊かな感情や感性をもち、人と心を通わせるコンパニオンバードとして人気が高い小鳥です。</p>

<p>今年5月に刊行された書籍『文鳥のいいぶん。』（日東書院本社）では、文鳥研究の第一人者である相馬雅代さん（北海道大学大学院理学研究院生物科学部門教授）監修のもと、最新研究でわかった文鳥の50のヒミツが、表情豊かで愛らしい写真とともに紹介されています。飼い主なら気になる文鳥の健康についてはもちろん、文鳥の意外な生態や能力、人間のような感情・心理などについて、多角的に解説。</p>

<p>本稿では、『文鳥のいいぶん。』の一部を再編集し、文鳥の「恋」と生存戦略についての考察を紹介します。（画像は全て『文鳥のいいぶん。』より）</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>まるで「大きくなったらパパと結婚する」と言う女の子</h2>

<p><img alt="文鳥" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260820buncho04.jpg" width="1200" /></p>

<p>人間の女の子も小さいころは「大きくなったらパパと結婚する」などと言うものですが、文鳥のメスも似たところがあるようです。</p>

<p>まるで知らない歌よりも、自分の父親の歌に似た歌を聴いたときに強く反応することが実験でわかっています。そう、文鳥のメスはファザコンなのです。</p>

<p>これは文鳥に限ったことではなく、近縁種のキンカチョウも同じ。逆も然りで、キンカチョウのオスは母親に似た見た目のメスを好みます。オスはマザコンなのです。</p>

<p>さて、文鳥のメスはなぜ父親似の歌を好むのでしょうか。</p>

<p>文鳥は父親の歌を代々継承するので、一族の歌には共通点が多くあります。父親似の歌をもつオスは自分と同じ地域で暮らし、その地域環境に精通したオスであることを示します。</p>

<p>そうしたオスとペアになることは生存に有利。文鳥は定住性の鳥なので、地の理があるパートナーを選びたいと思うのかもしれません。</p>

<p>ただファザコンだったりマザコンだったりすると、まさに自分の親やきょうだい（親に似た見た目や歌をもつ）をパートナーに選んでしまわないのか気になりますよね。でも近親交配は遺伝病などのリスクが増え、生存には不利になります。</p>

<p>ウズラの実験では、①幼少期に接していた異性、②まったくなじみのない異性、③その中間の少しだけ接したことのある異性がいると、③を選ぶそうです。近すぎず遠すぎないパートナーが最適なのでしょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>難しい歌を歌えるオスはモテる　メスは単調な歌よりも複雑な歌が好き</h2>

<p><img alt="文鳥" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260820buncho05.jpg" width="1200" /></p>

<p>文鳥のメスは音のレパートリーが多く複雑で長い求愛歌を好むことが実験でわかっています。</p>

<p>優秀なオスは音のレパートリーが広く高度なトリルを出すことができます。また長く歌えるのは体力があることを示します。</p>

<p>つまり難しくて長い歌を歌えるのは優秀なオスのサインということ。メスが好むのも当然ですね。</p>

<p>ちなみに文鳥は孵化後5か月ごろに歌が固定化しますが、そのときとその１年後では１年後のほうが歌が上手になっているそう。１年後の歌は音域が広く、テンポも少し速い高度なものになっているのです。毎日の練習のたまものなのでしょう。</p>

<p>ということは、５か月齢の若い文鳥より1歳過ぎのオスのほうが魅力が増しているのですね。</p>

<p>文鳥は父親の歌を継承するとお伝えしました。もし父親の歌が音のレパートリーが少なくあまり魅力的でない歌だとしたら、その息子も孫も魅力的でない歌を継承し、メスにモテない一族が続いてしまうのでしょうか？　</p>

<p>メスにモテない歌しか歌えなければ、いつかその一族は途絶えてしまうのではと心配になります。</p>

<p>実は、息子は父親の歌を100％継承するわけではありません。</p>

<p>飼育下のジュウシマツでは、10％ほど父親以外の要素が入ることがわかっています。鳴禽（めいきん）は群れで暮らすので、父親以外の歌も聴こえる環境で育ちます。基本は父親の歌を継承しつつも、別のオスの歌の要素を取り入れて自分の歌に完成させることが推測されます。息子は父親の歌にアレンジを加えてオリジナリティーを出すのですね。</p>

<p>ということは、もし父親の歌があまり魅力的でないとしても、努力次第で魅力的な歌にバージョンアップしていけるのかもしれません。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260820buncho06.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 31 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[富田園子（編集者・ライター）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>戦争を語りたがる子どもたち　哲学者・永井玲衣さんが対話を通じて見えてきた“社会の姿”  永井玲衣（哲学者,作家）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14854</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014854</guid>
			<description><![CDATA[「せんそうってプロジェクト」を立ち上げ、哲学対話の場をひらいてきた哲学者の永井玲衣さん。子どもたちと対話の場を開くと、戦争の話が頻繁に出るようになったという。永井さんにお話しをうかがった。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="撮影：八木咲" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260812nagairei02.jpg" width="1200" /></p>

<p>先の大戦が幕を閉じてから81年の年月が経ちました。戦争体験者が年々少なくなっていく現実を前に、同じ過去を繰り返さないため、私たちには何ができるのでしょうか。</p>

<p>日本各地で哲学対話をひらいてきた永井玲衣さんは、写真家の八木咲さんと共に、「せんそう」について語ったり、聞いたり、考えたりする場をひらこうと、「せんそうってプロジェクト」を立ち上げました。7月に刊行された『せんそうって』は、文芸誌『群像』での連載をまとめた一冊です。</p>

<p>今回は永井さんに、人と人が対面で戦争を語り合うことの意味や、対話の場で戦争を語りたがる子どもたちの言葉から見えてきたことについて、教えていただきました。（写真：八木咲）</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>戦争論は&ldquo;概念で遊べてしまう&rdquo;危うさがある</h2>

<p>――プロジェクトにあたって、フィールドワークも数多くされていたと思います。広島や沖縄にもよく訪れていたと思いますが、教科書や資料で学ぶことの方が多かったところから、実際に行ってみて得た感触はありましたか。</p>

<p>【永井】体を通すことの重要さですね。本にも書きましたが、陸軍病院の匂いを嗅ぐ。ガマに座ってみる、こんなに歩きづらいんだ、と体を通して考える。</p>

<p>戦争論は概念で遊べてしまうところがすごくあって。それは哲学がはらむ危険性でもあるのですが、頭の中で俯瞰して語れてしまうんです。フィールドワークをして歩いたり、くたくたな体になったり、実際に見たり聞いたり、体を通すことは、今ここに自分がいるということ、ここに誰かがいたということを、ちゃんと思い出す行為だと思います。すごく大事だと思っています。</p>

<p>――今おっしゃった「概念で遊べる」というのは、頭の中だけで完結して語れてしまうということでしょうか。</p>

<p>【永井】まさにそうですね。頭の中だけで考えることは、物事を抽象化して普遍化して語れてしまう部分もあると思うんです。</p>

<p>それが必要な局面ももちろんあります。しかし、たとえば「ウクライナとロシアはとことんやり合った方がいい」と、割と簡単に言えてしまう場合もある。そのとき、ウクライナやロシアはもうただの概念であって、そこに人間がいない。恐ろしい殺し合いが起きていることが捨象されてしまう。「一回喧嘩して、殴り合って、仲良くなるってよくあるじゃないですか、あれみたいなことをロシアとウクライナがしたらいいんですよ」みたいな。</p>

<p>そのときは体がないし、人間がいないし、自分という存在もいないみたいな感じで語れてしまう危うさがあります。あるいは「戦争はしょうがないよね、世界史的にはこういうこともあって&hellip;条約結んでこうなったら終わるからね」と、全部概念の話になってしまう。</p>

<p>それに抗う意味でも、訪れる、体験する、体を通して考えることが必要だと思います。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ネットに言葉を投げること、人が集まって対話をすること</h2>

<p>――我々のメディアは大手ニュースプラットフォームにも記事を出しているのですが、そこでのコメントを読んでいると、大きく出るようなコメントが多いなと感じてしまいます。</p>

<p>【永井】いいですね、「大きく出るようなコメント」という言い方、すごくいい表現です。</p>

<p>――たった一人の個人でありながら、戦争をしている国々のことを概念のように語れてしまう違和感を感じます。何かきっかけがない限り、自分の体で知る大切さに気づけない、ということですよね。</p>

<p>【永井】対話の場も言葉でやりとりしているように見えて、ものすごく&quot;体&quot;なんですよね。もちろん実際に訪れることもすごく大事なのですが、「フィールドワークしないと絶対にだめ」ではないんです。</p>

<p>人々と集って対面で対話すると、そこにある声の震えや、その人が一生懸命喋っている姿に、私たちは動かされるわけです。その人が、たとえば自分の祖父の体験を語り直している瞬間に一緒に立ち会うのは、めちゃくちゃ体の感覚なんです。</p>

<p>仮に、自分自身の喉を通して、&quot;大きく出てしまう&quot;ような語りをしたときに、やっぱりチクっとするわけですよね。「この言い方でいいのかな」「みんなが『うーん』みたいな顔になっている」というように、言葉が逃げていく感じがする。</p>

<p>私たちは場にすごく影響されるので、体を持って今ここの私が語る、ある種の責任を引き受けるようなあり方は、ネットに書き込むのとは全く違う体験だと思います。</p>

<p>――確かにネット上だと相手が見えないから、いくらでも大きく出ることができてしまいますよね。実際に誰かと会って対話することと、ネット上で議論することには差があるということですね。</p>

<p>【永井】全く違うものだと思っています。対面でもSNS的な関わり方はあるのですが、ネットで何かを書き込むことを私は対話とは呼びません。対話の場を作ることとは、全然違うことが起きていると認識しています。</p>

<p>――そう考えると、対話すること自体を、もう少し違う意味で捉え直した方がいい人が結構多いのかなと思いました。</p>

<p>【永井】人が複数人いて、言葉がやりとりされれば対話だと言われてしまうことがあるのですが、私は対話とは「意識的な場」だとよく言っています。いろんなことを目指したり、作ろうとして作られる場だと思うので、ただ言葉がそこに置かれればコミュニケーションだ、対話だ、とはあまり思っていません。</p>

<p>&quot;場&quot;をどう作れるかということにすごく関心があります。ネットの中でぶつけ合ってしまうような言葉も、場がそうさせていることがあると思うんですよね。言っている本人だけが悪いのではなく、冷笑が起こりやすい場、攻撃が起こりやすい場がある。一方で、互いの話をゆっくり聞きやすくなる場もありうる。だから、人を責めるよりも、場を作ることにもっと集中したいと思っています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>戦争の話をしたがる子どもたち</h2>

<p>――子どもたちと哲学対話の場をひらくと、頻繁に戦争の話が出るようになったとあとがきに書かれていました。子どもたちが戦争の話をしたがる現状を、永井さんはどう受け止めていらっしゃいますか。</p>

<p>【永井】ここまで国際情勢が悪化していて、新たな軍拡競争の時代に入ってきています。軍拡は互いの緊張をエスカレーションするだけだと私は思っているのですが、そういった動きがどんどんニュースでも報じられていて、国際的にも日本政府もそういう動きをしている。それを子どもたちは敏感に感じ取っているんだなと率直に思います。</p>

<p>子どもたちが語る言葉は、今、社会で何が起きているかを鏡のように映すんですよね。これだけ戦争の語りが増えたのは、それだけ今の世界のあり方が戦争に近づいていることの示唆であるし、大人たちが想像している何百倍も、子どもたちは考えているということです。</p>

<p>現場でそういう語りが出るたびに、「こんなに考えさせてしまっていたんだ」と立ち会った大人たちは衝撃を受けています。もっと曖昧な、「爆弾ドカーン」くらいのことだと思っていたのに、ものすごく考えていたんだ、と。それだけ子どもたちに負担を負わせている社会でもあることを、本当に感じなきゃいけないと思います。</p>

<p>――大人たちも驚くことを言うとのことですが、子どもたちは実際にどんなことを言うのでしょうか。</p>

<p>【永井】具体的にロシアがどうだ、アメリカがどうだ、といった話が出ることもあって、「よくそんな細かいこと知ってるね」といったこともあるのですが、もっとも多いのは怒りですね。「戦争はどう考えたって殺し合いなのに、なんでこれがなくならないんだ」「なんでもっと大人たちは&quot;これ&quot;をなくそうと努力しないのか」と、怒りの言葉が出てきます。</p>

<p>大人たちの語りの中では、本にも少し書きましたが「せんそうって兄弟げんかみたいなものですよね」と、戦争を矮小化するような言葉が出てくることが何度かありました。「今日も夫婦喧嘩してきて、まるで戦争でした」みたいな。</p>

<p>でも子どもたちからそういう語りはほぼ出てこなくて、むしろ「戦争と喧嘩って全然違うだろ、喧嘩で殺し合わないじゃないか。兄弟げんかで命を奪い合うなんてことはない。戦争はそういうことが起きてしまう。しかも一部の人が決めたもので、勝手に巻き込まれてしまうことでもあるんじゃないか」と。子どもたちの方が解像度を高く話す場面に、何度か出会ったことがあります。</p>

<p>――今のお話から、子どもたちの方が現実を見ていて、大人たちは目をそらしているのかな、とも受け取れました。</p>

<p>【永井】確かにそうかもしれないですね。対話が始まる前に、親や先生から「家では戦争の話は怖くて泣いてしまって話せない」「戦争はしょうがないと諦めてしまっているので、あまり話さないかもしれません」と引き継ぎをされたことがあったのですが、実際に子どもたちと一緒に場を作って話したら、「考えたい」と元気にのびのびと喋り始めたんですよね。</p>

<p>だから、本当に場があれば人は喋るんだなと、そのときも子どもたちに教えてもらいました。</p>

<p>（取材・構成：PHPオンライン編集部 片平奈々子）</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260812nagairei02.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 31 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[永井玲衣（哲学者,作家）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>145時間Uberをして、ばあば(82歳)をハワイに連れていった　ホテルに着いて思わず笑った第一声  るん（篠原光）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14928</link>
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			<description><![CDATA[「145時間Uberをして、ばあば(82歳)をハワイに連れていった話」――Xで話題を呼んだ篠原光さんのエッセイを特別にお届け。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="ハワイにばあばを連れてきた篠原光さん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru01.jpg" width="1200" /></p>

<p>「145時間Uberをして、ばあば(82歳)をハワイに連れていった話」&mdash;&mdash;Xに投稿されたそのエッセイは810万インプレッションを超え、大きな話題を呼びました。投稿したのは、吉本興業所属の芸人・るん（篠原光）さん。笑えるのに、家族のことが頭をよぎってうるっとくる。そんな声が多数寄せられました。そんな篠原さんのエッセイを特別にお届けします。</p>

<p>※本稿は、Xに投稿された記事を転載・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>母が亡くなる前に僕に伝えた言葉「ばあばのことを...」</h2>

<p>145時間Uberをしてばあば(82歳）をハワイに連れてった。雨の日も、クリスマスも自転車を5ヶ月間、漕ぎ続けた。ハワイのホテルに着いた、ばあばの第一声は「部屋から海が見えないなんて話にならないわね」だった。</p>

<p>小さい頃から「ばあばっ子」だった僕は、ばあばの家によく遊びに行き、実家に戻ろうとすると泣いていたらしい。よくこのことをばあばはいじってくる。初任給が入った時は両親とばあばに焼肉を奢ってあげた。ばあばはフードファイターの小林尊みたいに水で肉を流し込んでいてすごく嫌な気持ちになったことを覚えている。</p>

<p>誕生日にお寿司を奢ってあげたこともある。ばあばは、そのお返しに僕の誕生日にスーパーで卵１パックを買ってくれた。ばあばは等価交換を知らない。鋼の錬金術師だったら、両腕両足、真理の扉に持っていかれてただろう。家ではいつも、僕がばあばをからかい、ママお（母)が「やめなさい」と笑いながら僕らのやりとりを見ていた。あの明るいリビングの笑い声が、僕の原風景だ。そんな僕にだけ、ママおは亡くなる前こう言った。</p>

<p>「ひかる、ばあばのことを、よろしくね」</p>

<p>その言葉が、ずっと僕の背中に張り付いている。ハワイの話をしないと...</p>

<p>ばあばの誕生日に「旅行でどこでも行けるならどこに行きたい？」とほぼバーソロミュー・くまみたいな聞き方をしたら、「ハワイに行きたいわね」と言ってきた。ハワイは物価が高いと聞くし、2人分はさすがに僕の給料じゃキツイと思った。だけど、ばあばが今みたいに自分の足腰で歩けて楽しめる時間は、そんなに長くないんじゃないかと思い、半年後に無理やりにでもハワイに行くことを決めた。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>30万を稼ぐため、Uberで走り回った</h2>

<p>予算は60万（エコノミーでごめん）。毎月5万の貯金に加え、残りの30万をUberで稼ぐことにした。そこから平日18時に仕事を終えて帰宅し、19時から深夜まで自転車を漕ぐ生活が始まった。初めてUberをした感想は、「ごはんをA地点からB地点に運んでお金を稼いだ」という事実が意味不明すぎて笑ってしまった。そして、僕は異常にケチになった。常に「Uber換算」をしてしまうのだ。大好きなハーゲンダッツのバニラ味も「これ配達1回分か」と棚に戻すようになった。</p>

<p>Uberで一番きつかったのは、渋谷のポーカールームに配達した時のことである。エレベーターでお店に上り、扉が開いたら一面ポーカールームだった。エレベーターからUberのバッグを抱えた男が現れた瞬間、店内の全員が一斉にこちらを見て、またゲームに戻った。一刻も早く立ち去りたくなりながら受付の人に「すいませんUberです」と伝えたら、「わからないです」と言われた。「わからないです？」と思いながら、注文した人が名乗り出てくるのを入り口で待った。</p>

<p>そうすると一番近い卓のチャラい男が「だれー？Uber頼んだの」と大きな声を出した。ものすごい嫌な予感がした。「Uber頼んだのお前だろ」と隣のプレイヤーに声をかけはじめ、隣が「誰がUber顔だよ！」と世界で一番つまらない会話が始まった。僕がプロポーカープレイヤーの「世界のヨコサワ」だったら、今この場でポーカーでぼこぼこにできたのにと思ったが、僕は「Uberのシノハラ」なので「へへっ」という惨めな苦笑いを浮かべエレベーターに逃げ込むことしかできなかった。</p>

<p>他にも、人生初の夜勤の肉体労働にも行った。平日働いた後に深夜24時から地下鉄のトンネルに入り除去作業を行った。そのことを自撮り付きでXにあげたら、ゲイの人たちに見つかり、大量にフォローしてもらった。一瞬、OnlyFansで稼ごうかと思ったが、孫がOnlyFansで稼いだお金でハワイに連れていっても、おばあちゃんは嬉しくないと思い、次の日も自転車を漕いだ。（※個人の意見です！僕は裸で稼いだお金でエルメスを買っても、それは努力の結果だと思います！）</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「部屋から海が見えないなんて話にならないわね」</h2>

<p><img alt="篠原光さんとばあば" height="1601" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru02.jpg" width="1200" /></p>

<p>12月に「ハワイに連れていくためにUberを始めたこと」をばあばに報告した。孫の優しさに感動して号泣したらどうしようと心配しつつ伝えると、ばあばは肘をつきながら「ハワイもいいけど、温泉にも行きたいのよね」と言ってきた。強欲すぎてめちゃくちゃ笑った。思わずデッキからカードを2枚ドローしかけた。</p>

<p>お金が徐々に貯まっていき、1月に飛行機、2月にホテルを予約した。着実にハワイに近づいていることにワクワクしたのを覚えている。ハワイが近づくにつれ、必然的にばあばとのLINEも増えた。ばあばのLINEはとにかく誤字が多く、平気で既読無視してくる。返信を催促した時も「ごめん、忘れてた」と脈無しみたいな返信をしてくる。でも、ばあばとのLINEは予想外だから楽しい。「ハワイ楽しみだね？」と送ったら「BYE！」というスタンプを送ってきた。意味が分からない。</p>

<p>僕がばあばを好きなのは、その遠慮のなさだ。ハワイのホテルに着いた瞬間の第一声は「部屋から海が見えないなんて話にならないわね」だった。初日の夜には「物価が高い、飯がまずい、ぼったくりだ」とハワイの悪口を並べ立てた。1ドルも払っていないのに。最高だった。</p>

<p>ハワイはかなり物価が高く、チャーハンと海鮮焼きそばで1万円超えたりして、やりたいこと全部はできなかったけど、行けてよかった。最終日のホテルの部屋だけは、オーシャンビューとダイヤモンドヘッドが見える部屋に事前にアップグレードしていたので、ばあばが「ひーちゃん、ありがとね」と話になったのもよかった。射撃場で僕が撃ちまくった服を部屋着として着ていたのも、帰りの飛行機で『TED』のHなシーンを顔を隠しながら笑って見ていたのも、全部が最高だった。</p>

<p>ハワイに着いたら感極まったりするのかと思ったが、意外とそんなことはなかった。実際、こうして文字に起こすのもハワイのことよりその前のプロセスのほうが多い。こういうことは、目標に向かってるときが一番ピークだったりする。「道草を楽しめ。大いにな。欲しいものより大切なものが、きっとそっちに転がってる」ハンターハンターのジンが言ったこの言葉は、僕の人生そのものだ。</p>

<p>ハワイの絶景よりも、深夜の肉体労働、ポーカールームでの屈辱、泥だらけでチャリを漕いだあの無様な道草の中にこそ、思い出が詰まっていた。</p>

<p>ただ、帰りの飛行機で、「楽しかった？」と聞いたら、「幸せだった。」と返ってきて泣いてしまった。</p>

<p>帰国してから思い出すのは、ふとした会話だったり、寝る前のダンスだったり、日本でもできるようなことが多い。けれど、これが旅行の本質だと思う。正直、人生でトップクラスに疲れた。もうばあばに合わせて歩く必要はないし、重いスーツケースを2つ持って移動することもない。</p>

<p>ハワイから帰ってきた次の日、自分の歩幅で歩けることに感動すらした。でも、年に1回ぐらいはまたあの歩幅で歩きたいな。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>ママお！俺はばあばをハワイに連れてったぞ！！</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821shinoharahikaru01.jpg" />
						
						<pubDate>Fri, 28 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[るん（篠原光）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>言葉が出た時に現実が動いた　史実が示す「言わないこと」の重み  勝浦雅彦（コピーライター・クリエイティブディレクター）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14843</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014843</guid>
			<description><![CDATA[｢タイミングが合わなかった｣と本音を呑み込む人に贈るコラム。歴史の転換点や『日の名残り』の描写から｢言わなかったこと｣の重さを紐解き、一言口にすることで現実や人間関係を動かす方法を解説]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="会話" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_discussion_1.jpg" width="1200" /></p>

<p>｢言わなくてもいいか｣と飲み込んだ小さな一言の積み重ねが、人間関係や人生の形を静かに決めていきます。歴史の転換点や心理学の視点から、｢言わなかったこと｣が持つ本当の重さを解き明かします。</p>

<p>※本稿は『自分の｢思い｣がすっと伝わる 小さく言葉にする習慣』(勝浦雅彦・著／ディスカヴァー・トゥエンティワン)を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>言葉を出したとき、現実は動き出す</h2>

<p>歴史を振り返ると、世界が大きく動いた瞬間には、常に｢言葉｣がありました。それらは最初から世界を変えようとして放たれたわけではなく、ただ｢書かれた｣｢言われた｣という事実によって事態を動かしていったのです。</p>

<p>1517年、修道士マルティン・ルターが教会の扉に打ちつけた｢九十五箇条の論題｣。それは当初、神学者としての純粋な問題提起にすぎませんでした。しかし、その言葉が印刷され、翻訳され、人々の目に触れたことで、一大学内の議論は宗教改革という歴史的うねりへと姿を変えました。</p>

<p>ルター自身、それが世界を揺るがす発火点になるとは思っていなかったと言われています。しかし、言葉が外に出されたからこそ、時代は動きました。もし彼がその思考を自分の頭の中に留めていたら、歴史は別の形を辿っていたはずです。</p>

<p>1940年、ナチス・ドイツに敗北し、崩壊寸前だったフランス。亡命したシャルル・ド・ゴール将軍は、ラジオを通じて国民にこう呼びかけました。｢フランスは戦争に敗れたわけではない｣。事実だけを見れば、軍も政治も壊滅状態でした。しかし彼は｢終わっていない｣と言葉にした。この一言は、現実を説明したのではなく現実の｢扱い方｣を変えたのです。</p>

<p>言葉は、起きた出来事そのものを変えることはできません。しかし、出来事の｢意味｣を書き換えることはできます。そして意味が変わったとき、人は再び動き出すことができるのです。</p>

<p>中世の修道院では沈黙が美徳とされましたが、同時に一つの解釈が積み上がっていきました。｢語るべきときに語らぬ沈黙は、徳ではない｣という教えです。</p>

<p>沈黙は、争いや罪を避けるための安全策になることもあります。しかし同時に、伝えられるべき真実を消し去ってしまうリスクも内包しています。沈黙している間、現実は固定され、変わる機会を失い続けるからです。</p>

<p>革命、戦争、信仰。場所は違えど、構造は同じです。言葉が出たとき、現実は動き、出なかったとき、現実は固定される。</p>

<p>どんなに拙い言葉であっても、それは言わないことより、はるかに強い力を持ちます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>自分の感情を後回しにし続けた人が、最後に失うもの</h2>

<p>この｢言葉にしなかったことの代償｣を、歴史のスケールではなく、一人の人間の人生のスケールで描いたのが、カズオ・イシグロの小説『日の名残り』です。この作品は自分の言葉を最後まで後回しにした人の物語だと言ってもいいでしょう。</p>

<p>主人公スティーブンスは、英国貴族に仕える執事です。彼は｢良い執事とは何か｣を徹底的に追求し、自分の感情より職務を優先し続けます。</p>

<p>父が倒れたときも、想いを寄せていたミス・ケントンが他の男性との結婚をほのめかしたときも、主人がナチスに接近していると知らされたときも、彼は自分の感情を｢執事としてふさわしくないもの｣として処理し続けます。</p>

<p>もちろん、それは弱さではありません。むしろ彼は、誠実なのです。自分を守ることに対して、異様なほど真面目だった。だからこそ痛ましい。彼は人生の重要な局面で、自分の本当の気持ちを言葉にすることをいつも後回しにしてしまうのです。その結果、あとになって初めて、自分が失ったものの大きさに気づくことになります。</p>

<p>この物語の真の恐怖は、人生は誤った選択だけでなく、｢自分の言葉を最後まで後回しにしたこと｣の積み重ねによって、取り返しのつかない形に固まってしまうと描いている点です。</p>

<p>心理学には、記憶の質はピーク(感情が最も動いたとき)とエンド(終わり方)で決まる｢ピーク・エンドの法則｣があります。</p>

<p>たとえば卒業式のような人生の節目は、まさに人生における大きなエンドにあたります。多くの人は、押し流されるようにそこを通過してしまいますが、そこで勇気を持って発せられた一言があるかどうかで、その時間の意味は劇的に変わります。</p>

<p>｢君がいないと寂しくなるな｣</p>

<p>｢ほとんど話せなかったけど、いつも尊敬していた｣</p>

<p>こうした言葉は、別に言わなくても問題ありません。言葉にしなくても滞りなく過ぎていくでしょう。でも、言葉にした瞬間、その時間はあなたと相手の記憶に、はっきりとした輪郭を持って刻まれます。</p>

<p>言葉にするという行為は、流動的で単なる｢経過｣にすぎなかった時間に、こうして明確な輪郭を持たせることでもあります。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>｢タイミングが合わなかった｣の正体</h2>

<p>何か大切なことを伝えそびれたとき、私たちはよく｢タイミングが合わなかった｣という言葉を使います。タイミングが合わなかった、勇気が出なかった、だから仕方がなかったのだと。</p>

<p>しかし、この言葉を使っている限り、言えなかったのではなく、勇気を出すコストやリスクを避け、沈黙を選択したという事実から目を逸らし続けることになります。</p>

<p>これからは、その一言を後回しにしないこと。多少言い淀んでもいいから、まず言葉にしてみること。それだけで、周りの人との関係も、人生の充実度も変わっていくでしょう。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_discussion_1.jpg" />
						
						<pubDate>Fri, 28 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[勝浦雅彦（コピーライター・クリエイティブディレクター）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「怒っている人も、奪われているのかも」 尾崎世界観さんが考える感情の居場所【第3回】  尾崎世界観</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14792</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014792</guid>
			<description><![CDATA[クリープハイプの尾崎世界観さんは、怒りが表現の根底にあったと語ってきた。しかし、最近の世間の様子から怒りを踏みとどまる瞬間も増えたそう。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="尾崎世界観" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260814ozakisekaikan.jpg" width="1200" /></p>

<p>これまで、怒りが創作活動の根っこにあると話してきたクリープハイプの尾崎世界観さん。しかし最近は、世の中の空気を前に「あまり怒れなくなった」といいます。月刊誌『PHP』でのお悩み相談連載をまとめた『尾崎世界観のおなやみ天国』の刊行を機に、自分の感情の行方や、SNSをあまりやらない背景など、今考えていることを話していただきました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>自分以上に怒っている人がいっぱいいる</h2>

<p>――尾崎さんはこれまで、「怒りが表現の根底」にあるとおっしゃっていたと思うのですが、昔と今を比べて怒りの内容や向き合い方は変わっていたりしますか？</p>

<p>【尾崎】自分自身は変わっていないと思います。でも、周りが変わったような印象があります。社会の受け止め方が変わったというか。怒りの感情がすぐに伝わって、広く伝わりすぎてしまう。</p>

<p>あと、みんな怒っていますよね、今。単に、自分以上に怒っている人がいるな、という感覚です。だから、あまり怒れなくなった。飲み会で自分より酔っ払っている人を見て酔いが醒めるような感じで、自分より怒っている人を目の当たりにして、あまり怒れなくなった気がします。そういう意味で、昔に比べると最近は穏やかですね。</p>

<p>今は何でも怒りにつながりやすくなっていますよね。ネット上など、それらを可視化しやすい場が溢れている。「こんなに駅で喧嘩している人がいるんだ」と思ったりします。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>自分の感情なのに、奪われていく</h2>

<p>――たしかに、今は多くの人が主にネットを通して怒りに触れやすい状況かもしれません。</p>

<p>【尾崎】なんだか怒りを「取られちゃっている」んですよね。撮影されているという意味の「撮られる」でもあるんですけど、自分のものなのに、渡してしまっているような気がします。</p>

<p>――怒りをとられている。</p>

<p>【尾崎】誰かが何かに感情的になっている映像などを見ると、せっかくここまで感情を高めたのに、あっさりかすめ取られてしまっているな、という印象を受けます。それが嫌だなと思って。たとえ負の感情だとしても、自分のまま、ちゃんと自分のものとして、その気持ちを最後まで持っていたいので。</p>

<p>今は取られやすいですよね、自分の気持ちが。それは怒りだけじゃなくて、ポジティブな気持ちもそう。横から奪われやすい時代だと思います。</p>

<p>何でもすぐに伝わってしまうので。例えば、著名な人が亡くなったことを、発表より先にSNSで言ってしまう人がいるじゃないですか。そういう人とは、絶対に付き合いたくないですよね。その人が亡くなったという事実まで誰かに先取りされてしまうのを見ると、すごく悔しくなるんです。一体何のために言うんだろうと思って。</p>

<p>――一過性の話題のためだったり、大きな流れにすぐ乗ってしまう人はいますよね。</p>

<p>【尾崎】そうやって、いろんなことが他人に持っていかれてしまう。炎上もそうだと思うんですけど、何気なく自分が発信したことが、勝手に横から奪われて、どんどんパスされていって、自分のボールがどこにあるかわからなくなってしまう。</p>

<p>ライブのMCもそう。どう伝えようかじっくり考えた上で話しているのに、それをSNSで書き起こされると、こちらの意図とは違う形に変わってライブに来ていない人の元へ届いてしまう。</p>

<p>大勢に拡散されていく中で、自分の本当の気持ちがどこにあるかがボヤけて、今誰がその気持ちを持っているのかも見えなくなっていく。そんな時代だと思います。だからこそ、自分の感情というものを、ちゃんと最後まで持っていたいですね。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>尾崎さんがSNSを積極的にやらない理由</h2>

<p>――尾崎さんはほとんどSNSをされていないと思いますが、それは今のお話も関係しているのでしょうか。</p>

<p>【尾崎】特に意識してというより、単純にSNSに興味がなくなったんです。誰彼構わず、とにかく自分を知ってほしいとは思わなくなった。それより、今は怖さの方が勝ってしまう。</p>

<p>――それは感覚が変化してきた、ということでしょうか。</p>

<p>【尾崎】そうですね。音楽活動でもワンマンライブに来てくれるお客さんがちゃんといるバンドでありたい、というのを強く意識するようになりました。だから、何か発信する時も、本当に告知の時だけになりましたね。</p>

<p>（取材・構成：PHPオンライン編集部 片平奈々子）</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260814ozakisekaikan.jpg" />
						
						<pubDate>Fri, 28 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[尾崎世界観]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「戦争を何も知らない」と言うことにも意味がある　哲学者がひらく“対話の場”で始まる戦争との関係  永井玲衣（哲学者,作家）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14853</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014853</guid>
			<description><![CDATA[「せんそうってプロジェクト」を立ち上げ、哲学対話の場をひらいてきた哲学者の永井玲衣さん。対話の場で参加者はどんな言葉を交わしたのか。永井さんにお話しをうかがった。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="永井玲衣" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260812nagairei01.jpg" width="1200" /></p>

<p>日本各地で哲学対話をひらいてきた永井玲衣さんが、写真家の八木咲さんと共に、「せんそう」について語ったり、聞いたり、考えたりする場をつくりたいと立ち上げた「せんそうってプロジェクト」。文芸誌『群像』での連載を経て、このたび一冊の本になりました。</p>

<p>戦争体験者が年々少なくなる中で、その体験を直に聞く機会は確実に失われつつあります。それでも、戦争について考えたい、話したい、聞きたいと願う人たちが集まってきた場では、どんな言葉が交わされてきたのでしょうか。永井さんにうかがいました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>自身の言葉が「せんそうってプロジェクト」のきっかけになった</h2>

<p>――早速なのですが、せんそうってプロジェクトを始められた経緯についてお伺いします。あるインタビューで、ウクライナとロシアの戦争をきっかけに「せんそうって」プロジェクトを始められたと拝読しました。今回の書籍の中でも戦争が「遠い」という表現がありましたが、プロジェクトを始める前の永井さんにとって戦争はどのような距離にあったのでしょうか。</p>

<p>【永井】戦争は、遠いというわけではなかったと思います。ただ、本にも書いたように、ロシアによるウクライナへの全面侵攻を受けての集会で、「戦争に反対します」「戦争が嫌です」と口に出したんですよね。遠いとか、よくわからないと思っていたわけではなかったんですが、それにもかかわらず、戦争が嫌なんだと意識的に人前で言ったことがなかった。それに衝撃を受けて、このプロジェクトが始まったのかなと思っています。</p>

<p>――今回、「戦争に自分の言葉で向き合うこと」が哲学対話の一つのテーマだったと思うのですが、どうしてその必要性を感じられたのでしょうか。</p>

<p>【永井】戦争についての語りは非常に限られていると感じています。その一つが、いわゆる大文字の「戦争論」で、それは例えばロシアの在り方や日本の防衛政策、安全保障論といった話になりがちなんです。</p>

<p>戦争論として語られるときによくあるのが、知識がないと話せないというもの。実際にその側面もあって、学ぶことは必要だと思います。ただ、学び始めると、戦争が自分にとってどんなものとして立ち現れているか、人々の周りにどんなふうに訪れているかを言葉にする機会がなくなってしまう。</p>

<p>多くの人は「自分は知らないので語る資格がありません」と最初から閉じてしまう現状があって、そこに抗いたい気持ちがありました。学ぶことも大事だけれど、語り始めることも、もっと私たちの手に取り戻していいんじゃないか、と思うんです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>震えながらも対話の場に集まってきた人たち</h2>

<p>――永井さんは哲学に対して「手のひらサイズの哲学」という言葉をいろいろなところで使われていると思います。世界大戦や今起きている戦争はどうしても大きすぎるテーマだと感じるのですが、それを手のひらサイズに引き寄せて話し合うために、何か工夫されたことはありましたか。</p>

<p>【永井】とにかくまずはうまく語るよりも「あなたの言葉をぜひ聞きたいんだ」と、素直に伝えています。</p>

<p>そのときに出てくる言葉は、常に途上のものなんですね。特に戦争や社会課題についての発言の機会だと、主張や結論を言わなきゃいけない気がして、考え途中のことを言うと「なんでそんなこと言うんだ」と言われるかもしれないと躊躇する人が多いと思うんです。でも、対話の中で出てくる言葉は常に途中のもので、次の人の話を聞いて考えが変わりうる、そういう変容可能性を持った言葉たちです。</p>

<p>だからこそ、そこであなたが発した言葉を結論だとはみなさない、一緒に考える途中の言葉をぜひ教えてほしい、それを聞きたいと思っている、という場作りを心がけました。</p>

<p>――参加者の方々は、「せんそうって」プロジェクトの対話にどんな理由で参加されていたのでしょうか。</p>

<p>【永井】感触として多いなと思うのは、「戦争について話したことがない人たち」です。ずっとこのテーマに興味を持って活動してきた人よりは、ずっと向き合ってこられなくて、でもそこにすごく違和感を覚えていて、話す機会もなかった人が本当に多い印象があります。</p>

<p>なので皆さんすごく緊張して来られるんですよね。震えながら来る人が多くて、よく勇気を出して来てくださるなと、いつも心が震えます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「戦争について何も知らない」から関係が始まる</h2>

<p>――先ほど、戦争は知らないと語れない、軽率なことは言ってはいけないもの的なイメージを持つ人が多いとおっしゃっていましたが、参加者が自分の言葉で語り出してみて、現場で見えた変化や、言葉にする意味を感じた瞬間はありましたか。</p>

<p>【永井】たとえそれが「自分は戦争について何も知らないんです」という語りだったとしても、戦争についての語りだと言えるんです。「何も知らないんです」「そうですか」で終わるのではなく、何も知らないとちゃんと言うことによって、戦争と関係することが始まると思うんです。</p>

<p>震える声で自分がどんなに戦争について知らないか、でも知りたいと思っているか、あるいはこういうことを感じてきたか、それがどんなに微かなものであっても、その人が戦争と向き合おうとして出てきた言葉です。それを責めることでも、「そうなんだね、素敵だね」と雑に認めることでもなく、まずは大切に聞かれることが大事なんだと、改めて現場に教えてもらいました。</p>

<p>もう一つは、「そういえばこんなこと聞いてきたかも」と、人々との語りの中で思い出して回復していく場面に立ち会うことが多かったことです。最初は「何も聞いてきていない、平和教育も受けていない、ニュースにも何も思ってこなかった」人も、誰かの語りを聞いて「あ、そういえばこんなことあった」と思い出す。まさに記憶の回復です。</p>

<p>大事だなと思うのは、そうやって語ると、わからないことが出てくることです。たとえば「うちの祖父は満州にいて&hellip;あれ、本当に満州だったかな」「なんで満州にいたんだろう」と、語りながら自分の中で不思議になってくる。</p>

<p>これまで当たり前のように内面化していたことを、見ず知らずの人の前で語り直すときに、自分の知識の不足や、「そういえばこれって&hellip;」という問いに出会う。そこで「もう少し調べてみよう」「なんでこうなのか考えたくなった」と、その場で閉じないような語りが生まれてくることが、すごく大事だなと思いました。</p>

<p>――本を読ませていただいて、私自身も小学生のころ祖父に体験談を聞いたことを思い出しました。防空壕があったと言っていたけれど、それはどこだったんだろう、と。</p>

<p>【永井】戦争はすごく大きなものなので、どうしても自分は受け身というか、大きなものに押しつぶされてしまい、語れない自分になってしまうと思います。しかし、人前で語ってみることは、自分もこんなふうに関わることができる、思うことができる、と主体性を回復していくような道のりでもあると思うんです。</p>

<p>――過去の大戦については、歴史としてのみ捉える人の方が多いと思うのですが、今回の執筆や活動の発信にあたって、単なる道徳的な反省やきれい事だけで終わらせないために、意識されていたことはありますか。</p>

<p>【永井】戦争を語るとき、私たちは被害の側面、例えば「もう殺されたくない」などと語られることが多いのですが、それはその通りである一方、どちらかというと「加担させられる」方がむしろ多い気がするんです。つまり加害者にさせられてしまう。</p>

<p>ただただ無垢な市民の上に爆弾が落ちてくる、ということだけではなく、もっと構造の中に組み込まれていって、どんどん加担してしまうことの方が大きいと思います。</p>

<p>ある大学で平和についての対話をしたときに、学生さんたちが「若者に平和を語る資格はあるんだろうか」という問いに立ち止まった場面がありました。すごく大事な問いだと思いました。その逡巡は、「若者は戦争を体験していない、そんな自分が語る資格があるんだろうか」という、誠実な躊躇だったんです。</p>

<p>そのとき、同席していた大学の先生が「君たちの年齢は、徴兵される年齢なんだよ。あなたたちは兵士になる側なんだよ」と言って、学生たちが「あ」となったんですね。</p>

<p>「若者に語る資格があるのか」と言っているとき、どこか戦争を他者化しているのですが、私たちの今の状況を考えると、加担してしまう、たとえば徴兵制のようになったときに戦争に行くのは自分たちなわけです。それはつまり巻き込まれることでもあるけれど、加害しなきゃいけない側にもなることで、そうなると誰が無関係なんだろうとも思うわけです。</p>

<p>常に私たちはヒリヒリと関係してしまっている。じゃあどうする、どうしたいの、と共に考えたいです。</p>

<p>（取材・構成：PHPオンライン編集部 片平奈々子）</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260812nagairei01.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 27 Aug 2026 18:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[永井玲衣（哲学者,作家）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>文鳥は恋に落ちやすい?　すぐに好きになって長く添い遂げる特殊な理由  富田園子（編集者・ライター）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14920</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014920</guid>
			<description><![CDATA[文鳥はパートナーを積極的に探し、長く添い遂げる性格があるという。その生存戦略についてひも解く。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="文鳥" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260820buncho01.jpg" width="1200" /></p>

<p>文鳥は豊かな感情や感性をもち、人と心を通わせるコンパニオンバードとして人気が高い小鳥です。</p>

<p>今年5月に刊行された書籍『文鳥のいいぶん。』（日東書院本社）では、文鳥研究の第一人者である相馬雅代さん（北海道大学大学院理学研究院生物科学部門教授）監修のもと、最新研究でわかった文鳥の50のヒミツが、表情豊かで愛らしい写真とともに紹介されています。飼い主なら気になる文鳥の健康についてはもちろん、文鳥の意外な生態や能力、人間のような感情・心理などについて、多角的に解説。</p>

<p>本稿では、『文鳥のいいぶん。』の一部を再編集し、文鳥の「恋」と生存戦略についての考察を紹介します。（画像は全て『文鳥のいいぶん。』より）</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>文鳥はペアになりたい気持ちが強い</h2>

<p><img alt="文鳥" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260820buncho02.jpg" width="1200" /></p>

<p>文鳥はペアになりたい気持ちが強い鳥です。</p>

<p>ペアになって繁殖し子孫を残したいという目的がもちろんありますが、ペアでいると群れのなかで優位になるというメリットがあるのも大きな理由です。</p>

<p>ですから出会ってすぐにラブラブになることも多々。一度ラブラブになれば長くその相手と添い遂げるので決して気が多いというわけではありません。</p>

<p>近縁種であるキンカチョウの研究では、複数でケージに入れておくと32羽中30羽が7日以内にペアを作り、平均7.3日で巣作りを始め、平均11.6日で卵を産んだそう。スピード婚、かつスピード産卵です。</p>

<p>ちなみに一夫一婦制の小鳥ならみんな惚れっぽいというわけではありません。セイキチョウという鳴禽（めいきん）はなかなか恋に落ちない鳥で、オスとメスを出会わせても盛り上がることが稀。セイキチョウは野生では厳しい環境に生息しており、よほど相性のよい相手でないと繁殖が成功しないため、異性の選り好みが激しいようです。それに比べると文鳥の繁殖はやさしく、多少大雑把にパートナーを選んでも大丈夫なのでしょう。</p>

<p>哺乳類で一夫一婦制の種は10％以下。鳥類は90％以上が一夫一婦制です。鳥はペアが協力して子育てしないとヒナが育ちにくい種が多いため、一夫一婦制が多いのです。文鳥のペアは繁殖期以外もつねに一緒に行動します。仲睦まじい姿はうらやましい限りです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ラブラブは見せびらかしたいし、第三者がいるともっといちゃいちゃする</h2>

<p><img alt="文鳥" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260820buncho03.jpg" width="1200" /></p>

<p>文鳥のペアの挨拶ディスプレイ（お辞儀や羽づくろい、鳴き交わしなどを行って親愛や絆を確認し合う行動）は、そばに第三者がいるとより長く濃密になります。挨拶ディスプレイは「自分たちはペアである」ことをまわりにアピールする社会的シグナルでもあるのです。</p>

<p>文鳥はペアになると群れでの地位が高くなり、エサ場や水場、営巣場所へのアクセスも優位になります。ですからペアであることをまわりにアピールするのでしょう。</p>

<p>近縁種であるルリガシラセイキチョウの実験では、パートナーへの求愛中に他の個体がそばにいると求愛ダンスや歌が増えることがわかっています。しかも異性に見られているときはさらに増えるそう。<br />
オスもメスもパートナーに求愛しながら、実は他の異性の目も気にしているのです。</p>

<p>これはなぜなのでしょう。</p>

<p>「あっちにもカワイイ女の子がいるけど、ボクにはキミだけだよ！」という一途な気持ちのアピールなのか、それとも「かわいい女の子に見られてるな、ボクのかっこいい姿を見せつけちゃおう」という浮気心なのか。どちらも可能性があります。</p>

<p>鳥の90％以上は一夫一婦制ですが、パートナーがいないときにこっそり浮気（つがい外交尾）することがあります。野生のセイキチョウや文鳥に浮気があるのかは不明ですが、飼育下のキンカチョウには浮気があります。</p>

<p>文鳥もラブラブなふりをしながら、他の異性の目を意識しているのかも&hellip;？</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260820buncho01.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 27 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[富田園子（編集者・ライター）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「日本人と中国人ではウケるネタが違う」日中夫婦YouTuberが実感した意外な反応  中島恵（フリージャーナリスト）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14823</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014823</guid>
			<description><![CDATA[日本で働く在日中国人のリアルな日常とは？ メディアでは報じられない「本当の中国」を伝える人気ユーチューバー夫妻の取り組みから、日本人と中国人の関心の違いや日中相互理解のヒントを紐解きます。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="日中夫婦  健＆茜さん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260810Nakajimakei01.jpg" width="1200" /><br />
（写真提供：日中夫婦 &nbsp;健＆茜さん）</p>

<p>ネガティブな報道で語られがちな「外国人問題」ですが、日本で働く在日中国人の多くは、私たちと変わらない「ごく普通」の日常を過ごしています。メディアでは報じられない故郷の素朴な魅力を届けようと、SNSで発信を続ける「日中夫婦 健＆茜」さんの取り組みからは、相互理解のヒントが見えてきます。</p>

<p>フリージャーナリスト・中島恵さんの書籍『中国人は日本で何をしているのか』より紹介します。</p>

<p>※本稿は中島恵著『中国人は日本で何をしているのか』（日経BP）より一部を抜粋・再構成したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>日本で、日本語を使って働いている</h2>

<p>25年7月の参議院議員選挙の際、「外国人問題」が争点としてクローズアップされた。</p>

<p>むろん、在日外国人すべてに問題があるわけではない。問題を起こし、ニュースになっているのはごく少数だ。</p>

<p>25年12月末現在、約93万人の在日中国人で最も多い在留資格は「永住者」（約35万6000人）、続いて「留学」（約14万8000人）、「技術・人文知識・国際業務」（約11万7000人）で全体のおよそ6割以上を占める。これらの在留資格を持つ人々は、一般企業の会社員や経営者、日本人や中国人の配偶者が多い。</p>

<p>多くの日本人と同じように「ごく普通」に暮らしているので、ニュースとして取り上げられることはほとんどない。</p>

<p>そんな会社員の一人、宋子健さんを紹介しよう。といっても、会社員として働くだけでなく、ユーチューバー「日中夫婦 健＆茜」としての顔も持つ。中国についてネガティブな報道が多い日本で、日本人に「本当の中国を知ってほしい」と、週末に日本人の妻、稲垣茜さんと二人で動画を作成している。</p>

<p>宋さんは96年、内陸部の安徽省で生まれた。天津師範大学日本語学科に在学中、三重大学との交換留学で初めて来日した。子どもの頃から日本のアニメなどサブカルチャーが大好きだったので、大学を卒業後、再び来日。都内の大手化学メーカーに就職、営業担当として働いている。</p>

<p>10年ほど前までなら、中国人は中国語を使う専門部署で働くことが多かったが、最近は日本人と変わりなく仕事をする人が増えている。宋さんも、日本人と変わりなく、仕事で使っているのは主に日本語だ。</p>

<p>23年6月、宋さんはユーチューブを始めた。きっかけはその年の1月に茜さんと結婚したことだ。中国にいる両親や親戚と実家で過ごす場面や、田舎ののどかな風景、結婚式の動画などを撮って公開したところ、「日本のメディアで報道されている中国と全然違うんですね」「中国にはこういう素敵な面もあるんだ」と興味を持つ日本人が増えた。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>日本人が関心を持つのは「素朴でリアルな内容」</h2>

<p><img alt="日中夫婦  健＆茜さん" height="720" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260810Nakajimakei02.jpg" width="1200" /><br />
（写真提供：日中夫婦 &nbsp;健＆茜さん）</p>

<p>宋さんは、中国の情報に関心を持つのは、仕事で関係がある人、中国語を学んでいる人などが多いと思っていた。だが、ごく一般の日本人が自分のユーチューブを見ているのを知り、大手メディアでは報じられない情報を求めていると感じた。</p>

<p>それからは、自分の国や故郷について紹介することにやりがいを感じ、動画制作に力を入れるようになった。会社は副業を認めており、もちろん上司の許可も得ている。</p>

<p>宋さんの目的は収入ではなく、本当の中国を日本人に知ってほしいという純粋な動機だ。</p>

<p>取り扱うテーマは「中国の文化、社会、語学、中華料理、日本のガチ中華、恋愛事情、日中国際結婚」など幅広い。</p>

<p>ユーチューブで情報発信する在日中国人（帰化した人も含む）としては、作家で参議院議員の石平さんや中国の元CCTV（中国国営中央テレビ）の報道記者だった王志安さん、エコノミストの柯隆さん、マイティーポーさん、在日中国人二世の李姉妹、さらには会社員、留学生などがいるが、宋さんによると、全員合わせても数十人程度と、その数は案外多くない、という。</p>

<p>テーマは宋さんのような文化系のほか、中国の政治経済のニュースを解説するタイプ、日中比較文化の紹介などだ。中国の内情を在日中国人向けに中国語で暴露するタイプのチャンネルもある。</p>

<p>現在のように、日中関係が冷え込むと、注目を集めるのは解説系や暴露系だ。文化系や日中友好系は固定のファンはいるものの、視聴者からは中傷コメントが投稿されたりする。一部のユーチューバーは「時節柄、リアルイベントへの出席はとりやめます」という人もいる。</p>

<p>宋さん夫妻はユーチューブのほか、TikTok、インスタグラム、小紅書、抖音（ドウイン）などのアカウントを開設。総フォロワー数は10万人を超えるまでになった。ユーチューブの視聴者の95％は日本人で、20〜30代の女性が多い。中には宋さんたちのような日中夫婦もいる。</p>

<p>宋さんによると、当初はすべてのSNSに同じ動画を出して、日本語と中国語の字幕をつけていた。政治的な内容は翻訳に注意を払い、ネガティブな話はマイルドな表現にするなど気を使っていたが、次第に、日本人を対象にした動画に力を入れていくようになった。</p>

<p>また、日本人と中国人では「ウケるネタ」が違うことにも気がついた。日本人に比較的関心を持たれるのは安徽省の家族とのふれあいなど、素朴でリアルな内容だ。一方で、北京や上海などの大都会を歩く動画は視聴回数が伸びない。宋さんの故郷、安徽省は、日本ではほとんど知られていないので、「紹介し甲斐がある」という。</p>

<p>宋さんたちは刺激的な内容で視聴者を増やそうとは考えていない。自分たちのふだんの生活や帰国時に訪れる店や町を淡々と紹介し、中国の一面を少しでも多くの日本人に知ってほしい、そんな気持ちでやっている。</p>

<p>動画を制作しながら、「自分の故郷のよさを再認識することもある」と話す宋さんは、ユーチューブを始めることによって、新鮮な気持ちで自分の国を見つめられるようになった。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260810Nakajimakei01.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 27 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[中島恵（フリージャーナリスト）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>頼るのは弱さではない　「まだ大丈夫」と頑張りすぎる人に臨床心理士が伝えたいこと  佐瀬りさ（臨床心理士）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14799</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014799</guid>
			<description><![CDATA[「これぐらいなら、まだ大丈夫...」は、SOSのサイン？「頼ることは弱さではない」と語る臨床心理士の佐瀬りささんが、専門家に相談する大切さを解説する。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』" height="743" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityLI/pixta_doctorLI.jpg" width="1200" /></p>

<p>「こころのことで専門家を頼るのは恥ずかしい」――日本では「メンタル不調は自分でなんとかするもので、頼るものじゃない」と考えられがちですが、臨床心理士の佐瀬りささんいわく、「頼ることは弱さではなく、大事なセルフケアの1つ」とのこと。本稿では、相談する大切さや専門家の選ぶ上でのポイントを紹介します。</p>

<p>※本稿は、佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』(大和出版)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「まだ大丈夫」の中にある、こころの未病</h2>

<p>「私は大丈夫だと思っていました」</p>

<p>「カウンセリングなんて、自分には関係ないと思っていました」</p>

<p>これは、私がこれまで出会ってきた多くの方が口にする言葉です。私たちは、「うまくいかない」「少ししんどい」と感じても、「これくらい普通」「みんな同じ」と、自分に言い聞かせて、気づかないうちに頑張りすぎてしまうことがあります。</p>

<p>たとえば、いきなり熱いお湯に入れば、「熱い」と感じることができますが、少しずつ温度が上がっていくと、その変化にはなかなか気づくことができません。それと同じように、自分の思うようにうまくいかないことや、しんどさを感じていても、次第にその状態に慣れていくと、「まだ大丈夫」と思えてしまうことがあるのです。</p>

<p>でも実は、「まだ大丈夫」と思っているときは、すでに身体やこころからのサインが出ているとき。自分の置かれた環境が快適な状態であれば、当然、「まだ大丈夫」という考えにはいたりません。もしあなたが、日々のなんとなくのつらさを感じながらも、「まだ大丈夫」と思っていたら...。それは、「こころの未病」かもしれません。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>1人でなんとかしようと思わない</h2>

<p>こころにたまったものを落とし、休息や睡眠で潤し、「快」で補い、境界線で守っていく。こうしたケアを、日々の中で重ねていくことで、少しずつ「これが自分」という感覚がはっきりしてきます。どう過ごすと自分が心地よいのかがわかり、自分らしい自分が育っていきます。</p>

<p>こころの中の「赤ちゃん」の声（湧きあがる感情や「こうしたい」という気持ち）を受け取り、それが実現できるように「お母さん」（自分の中にある「こうしたい」という欲求と「こうあるべき」という社会的な基準の間でバランスを取る存在）が調整し、支えていく。</p>

<p>そうしたやりとりの中で、自分の内側が安心できる場所になっていきます。それがあるからこそ、私たちは安心して外の世界とつながることができ、何かがあっても「きっと大丈夫」と感じられるようになります。それが、あなたの中の「こころの安全基地」です。</p>

<p>けれど、どれだけ丁寧にケアをしていても、うまくいかないときはあります。スキンケアでは、トラブルがあれば、皮膚科に行きます。今以上によくしたいときには、エステに通ったりもします。こころも、それと同じだと思ってほしいのです。</p>

<p>「いつもは落とせるものが、今日は落とせない」</p>

<p>「眠りの質が、いつもと違う」</p>

<p>「楽しいと感じられない」</p>

<p>「境界線がいつもより緩んでいる気がする」</p>

<p>そんな、小さな違和感を持ったたときや、「さらに整えたい」「もっとよくしたい」と感じるときには、ひとりでなんとかしようとせず、こころの専門家の手を借りる。それが、ここでいう「スペシャルケア」です。</p>

<p>私たちはこころのことになると、「これくらいのこと、自分ひとりでできるはず」「誰かに頼るほどのことじゃない」「もっと大変な人もいるのに」。こんなふうに考えて、ひとりで抱え込こもうとしてしまいます。とくに日本では、「こころのことは自分でなんとかするもの」という考えが、当たり前のものとして根づいているように感じます。</p>

<p>一方で、もしあなたの大切な人が同じようなしんどさを抱えていたら、「1人で頑張りなさい」と言うでしょうか。それとも、「誰かに相談してみたら？」と声をかけるでしょうか。きっと、多くの人が後者を選ぶのではないかと思います。どうか、自分にも同じ言葉をかけてあげてください。</p>

<p>こころのケアは、一人でやり切ることに意味があるわけではありません。あなたのこころが「快」でいられること。それがいちばん大切なことです。ひとりでそれができるなら、もちろんそれでOKです。でも、こころの専門家の力を借りながら、それができるのも、同じようにOKなことです。</p>

<p>誰かの力を借りることは、弱さではありません。自分を大切にするための、大事なセルフケアのひとつです。だからこそ、こころの専門家を頼ることも、もっと気軽に選択肢のひとつに加えてほしいと思います。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>あなたのピッタリを探そう</h2>

<p>こころのケアがうまくいかないとき、「専門家を頼ることが大切」とわかっていても、「では、誰に相談したらいいの？」という疑問が出てくるかもしれません。</p>

<p>実は「カウンセラー」という名前は、誰でも名乗ることができます。大学院で心理学を専門的に学び、実践やトレーニングを重ねてきた人もいれば、短期間の講座で資格を取得して活動している人もいます。だからこそ、「どこに行けばいいんだろう」と迷うのは、とても自然なことです。ここでは、いくつかの見てほしいポイントをお伝えします。</p>

<p>①どんな学びの背景があるか？</p>

<p>カウンセラーといっても、どんな学びをしてきたのかは人それぞれです。これまでどのような学びを積み重ねてきたのかを知ることは、安心して関わるための大切な手がかりになります。</p>

<p>②学びを続けているか？</p>

<p>カウンセリングの技術は、一度学べば終わりというものではありません。その人が、今も学びやトレーニングを続けているかどうかも、ひとつの大切な視点です。</p>

<p>・研修や勉強会に参加しているか</p>

<p>・よりよい関わりのために、指導や助言（スーパービジョン）を受けているか</p>

<p>・自分自身もカウンセリングを受けながら、内面と向き合っているか（教育分析）</p>

<p>こうした積み重ねが、セッションの質にもつながっていきます。</p>

<p>③好感が持てるか？</p>

<p>①②の視点と同時に大切にしてほしいのは「この人となら話してみたい」と感じられるかどうかです。私たちの中には、言葉になる前の感覚があります。「快・不快・好き・苦手」といった感覚は、あなたにとっての大切なサインです。</p>

<p>「なんとなく安心する」</p>

<p>「なんだか緊張する」</p>

<p>そんな感覚も大切な手がかりになりますので、自分の中の小さな感覚を大切にしながら、選んでみてください。</p>

<p>そして、もうひとつ大切なのは「調子のよいとき」「まだ何もないとき」にカウンセラーになってほしい人を探しておくということです。セルフケアのサイクルがうまく回らなくなってから、頼れる人を探そうとするのは、とても大変です。焦って選んでしまい、後悔してしまうこともあるかもしれません。</p>

<p>ただでさえ少ないエネルギーを、カウンセラーを探すために使い切ってしまい、もっとしんどくなってしまうかもしれません。だからこそ、少し余裕があるときに、「もしものときに相談できそうな人」を見つけておくことをおすすめします。もし、気になるカウンセラーがいれば、講演やセミナー、体験相談などに触れておくのも、1つの方法です。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityLI/pixta_doctorLI.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 27 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[佐瀬りさ（臨床心理士）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>なぜ真面目な人ほど「上司の不正」に加担するのか？心理学で解説  神岡真司（ビジネス心理研究家）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14908</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014908</guid>
			<description><![CDATA[人は権威の指示で思考を停止させやすい一方、強制的なアドバイスには反発します。相手を動かすには押し付けず、自発的に選択できる余白を残すことが重要であると解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="相手を厳しく指さし、何かを問い詰めたり、指示を与えたりしている男性のクローズアップ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_iyami.jpg" width="1200" /></p>

<p>権威の言葉に従うあまり思考を止めたり、正論のアドバイスに反発してしまったりした経験はありませんか？神岡真司氏は著書『科学でわかったすごい心理法則100｢あの人が自然と動く｣コツ、まとめました』にて、人の心理メカニズムを解説。相手を無理に動かすのではなく、自発的な行動を引き出すための実践的なコツを解き明かします。</p>

<p>※本稿は、神岡真司著『科学でわかったすごい心理法則100｢あの人が自然と動く｣コツ、まとめました』(イースト・プレス)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>逆らえない｢指示｣が善悪を狂わせる</h2>

<p>私たちは社会の中で、教師や上司、専門家といった｢権威のある人｣の言葉を信じ、それに従うように育ちます。ルールを守り、秩序を保つためには大切なことですが、この心理が行き過ぎると、良心に反するような残酷な命令であっても、つい実行してしまうことがあります。これを心理学で｢ミルグラム効果｣と呼びます。</p>

<p>この現象は、日常生活の至る所で見受けられます。例えば、病院で医師から処方された薬に対して、疑問を感じたとしても｢先生が言うのだから間違いない｣と、自分の直感よりも相手の肩書きを優先して信じ込んでしまうことがあります。また、会社で上司から｢多少のルール違反は当たり前だ｣と指示された際、本来の正義感よりも｢組織の命令｣を優先し、不正に手を染めてしまうといった状況も、この効果が強く働いている例といえます。</p>

<p>人は｢権威｣という看板を目の前にすると、自分の思考を止めてしまい、相手の言葉を絶対的な正解として受け入れてしまう性質を持っているのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>｢いい人｣ほど危ない？個人の道徳心が麻痺する心理の罠</h2>

<p>なぜ一般人が、権威者の指示1つで残酷な行動をとってしまうのでしょうか。</p>

<p>その大きな理由は、自分自身を｢命令を実行するだけの道具｣だと思い込んでしまうことにあります。これを心理学では｢エージェント状態｣と呼びます。本来、自分の行動には自分で責任を持つべきですが、権威者から指示を受けると、その責任をすべて相手に押し付け、｢私はただ言われた通りにやっているだけだ｣と自分を正当化してしまうのです。いわば、自分の心のブレーキを他人に預けてしまう状態であり、これが個人の道徳心を驚くほど簡単に麻痺させてしまいます。</p>

<p>この心理は、現代のビジネスシーンでも巧みに利用されています。テレビ番組や広告で｢大学教授が推奨｣｢専門家が認めた｣といった言葉が多用されるのは、その権威性によって消費者の警戒心をまずは解く効果があります。</p>

<p>また、組織内での不祥事が起こる背景にも、この｢自分は歯車に過ぎない｣という感覚が潜んでいます。</p>

<p>この心理的な罠から身を守るためには、常に｢自分の行動の責任は自分にある｣という意識を持つことが不可欠です。相手がどれほど偉い立場であっても、その指示が自分の価値観や倫理観と照らし合わせて正しいのかを、一度立ち止まって考える冷静さが求められます。</p>

<p>権威というフィルターを通さず、目の前の事実を自分の目で確かめようとする姿勢こそが、集団心理に飲み込まれず、自分らしい誠実な判断を下すための鍵となるでしょう。</p>

<p>【POINT】<br />
自分の言葉だけで弱いときは、実績・肩書き・推薦者の力を借りる。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>良かれと思った勧めが逆効果に｢ブーメラン効果｣の正体</h2>

<p>相手のことを思いアドバイスしたり、熱心な勧めが仇となり、結果として相手の意図とは真逆の方向に突き進んでしまう現象があります。これを心理学で｢ブーメラン効果｣と呼びます。</p>

<p>投げたブーメランが自分の方へ戻ってくるように、良かれと思ったアドバイスなどの言葉が、反発という形で跳ね返ってくるさまから、｢ブーメラン効果｣と名付けられました。</p>

<p>子どもが自分から机に向かおうとしていた瞬間に、親から｢いつまで遊んでいるの!早く宿題をしなさい｣と強く叱られると、子どもは急にやる気を失い、｢今やろうと思っていたのに、もうやらない!｣と反抗的な態度をとることがあります。これは、親の指示が子どもの｢自分のタイミングで行動する｣という自由を奪ってしまったために起こる反発です。</p>

<p>また禁煙や禁酒を強く勧め、タバコや酒の害を執拗に説き伏せようとすればするほど、相手は｢自分の生活習慣を否定された｣と感じ、ストレスからかえって喫煙数や酒量が増えてしまうといった事態を招きます。説得する側に正義があり、内容が正しいものであったとしても、｢強制｣として受け取られると、相手の心には分厚い拒絶の壁ができてしまうのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>｢選ぶ余地｣を与えて相手の防衛本能を解く</h2>

<p>正しいはずの主張が相手に拒絶されてしまうのは、人間が本能的に持っている｢自由への渇望｣にあります。人は誰しも、自分の行動や意思決定は自分で行いたいという欲求を持っています。これを心理学では｢心理的リアクタンス｣といいます。</p>

<p>他人の強い説得によって自分の選択肢が狭められたと感じると、脳はそれを大切な自由への｢侵害｣と見なし、不快感を覚えます。その結果、あえて説得とは反対の道を選ぼうとするのです。この心理は日常生活でもよく見かけます。</p>

<p>例えば、店舗で店員から｢今買わないと絶対に後悔します｣｢今すぐに決めてください｣と強引に畳みかけられると、商品の良し悪しにかかわらず、その場から逃げ出したいような不快感を抱きます。消費者は｢買わされる｣ことを嫌い、｢自分の意志で納得して買った｣という実感を求めているからです。</p>

<p>また、会社の会議などで上司が一方的に結論を押し付け、部下の意見を聞かずに強引に話を進めると、部下は表面上は従っているように見えても、内心では不満を募らせ、実行段階で非協力的な態度をとるようになります。</p>

<p>｢ブーメラン効果｣を回避するためには、相手に｢選ぶ余地｣を与えることが重要です。北風のように強く吹き付けるのではなく、太陽のように相手が自ら上着を脱ぎたくなるようなアプローチを心がけることが、心のブーメランを回避する知恵といえるでしょう。</p>

<p>【POINT】<br />
強く押すほど相手は離れる。<br />
反対されたら、まず一度引いて聞く。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_iyami.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 26 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[神岡真司（ビジネス心理研究家）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>夫婦の問題を二人だけで抱えない　三宅香帆さんが考える「共同体の役割」  三宅香帆（文芸評論家）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14807</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014807</guid>
			<description><![CDATA[仕事と家庭の両立はどうしたら実現できるのか? 三宅香帆さんの考えを聞きしました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="三宅香帆さん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Miyakekaho02.jpg" width="1200" /></p>

<p>仕事と家庭の両立が求められる一方、夫婦が向き合い、言葉を交わす時間は失われていく――。</p>

<p>文芸評論家・三宅香帆さんの『「夫婦」不在社会』は、小説や漫画、ドラマ、映画などに描かれた家族の姿をたどりながら、現代の夫婦やパートナーシップを考える一冊です。</p>

<p>本書が関係を維持するための糸口の一つとして示すのが、夫婦を二人だけの閉じた関係にせず、「第三者を介入させる」という考えです。インタビュー後編では、三宅さん自身が夫婦生活で意識していることや、悩みを言葉にするうえで感じる男女差、これからの共同体のあり方について聞きました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>夫婦の間で「正解」を決めすぎない</h2>

<p><img alt="「夫婦」不在社会" height="1199" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260731Miyakekaho.jpg" width="1200" /></p>

<p>――仕事と家庭を両立するうえで、三宅さんが意識していることや、実践していることがあれば教えてください。</p>

<p>【三宅】なかなか「これがコツです」と言えるようなものはないんですよね。むしろ、「これがコツだ」と思い込みすぎないことが大切なのかなと思っています。お互いの仕事の状況や考え方も、そのときどきで変わっていくので、あまり答えを決めすぎないほうがいいのではないでしょうか。</p>

<p>――細かなルールを決めるのではなく、状況に応じて調整しているということですね。</p>

<p>【三宅】家事もルールを決めた方がうまくいく家庭と、決めない方がうまくいく家庭、どちらもありますよね。世間がこれが正解だと言うのは違うのかな、と感じます。</p>

<p>――三宅さんはとても多忙だと思います。仕事と私生活を切り分け、自分の時間や夫婦で過ごす時間を確保するために、意識していることはありますか。</p>

<p>【三宅】ときには諦めたり、割り切ったりするのも大事だと思っています。すべてをきちんとやろうとすると、いくら時間があっても足りませんから。締め切りのある仕事がまったく進んでいなくても、ごはんを食べに行くこともあります...（笑）。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>自分の内面を言葉にするハードル</h2>

<p><img alt="三宅香帆さん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Miyakekaho03.jpg" width="1200" /></p>

<p>――『「夫婦」不在社会』では、夫婦を二人だけの閉じた関係にせず、外部の人の視点や言葉が入り得る状態をつくるという意味で、「第三者を介入させる」ことが提案されています。本書の冒頭で引用されていた『後ハッピーマニア』でいえば、主人公の親友であるフクちゃんが、その第三者にあたるのかなと思いました。</p>

<p>三宅さんにも、フクちゃんのような存在はいらっしゃるのでしょうか。</p>

<p>【三宅】友達をフクちゃんと呼んでいいのか、というところはありますが（笑）、友達の存在は大切だと思っています。ただ、朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』で描かれているように、友人関係のあり方には、男女で違いがあるのかもしれないとも感じています。</p>

<p>――男性は、友人に悩みを打ち明けにくいという話も聞きますね。</p>

<p>【三宅】女性同士のほうが、お互いの悩みを聞き合いやすいのかもしれません。この本についてインタビューを受けるたびに、そう考えるようになりました。悩みを語るハードルのジェンダー差があるのでは、という指摘はいろんな方からいただきますね。</p>

<p>――男性が悩みを言葉にしづらい背景には、何があるのでしょうか。</p>

<p>【三宅】私自身は専門家ではありませんし、十分に理解できているわけでもないので、はっきりしたことは言えません。ただ、以前、編集者さんと話したのは、女性には中学生ぐらいの頃から、なぜかやたらと手紙を書いたり、部活の場で行われる&quot;謎の話し合い&quot;で思いを吐露し合ったりする文化がある一方で、男性にはそうした文化があまりないのではないか、ということでした。</p>

<p>実際のところは分かりませんが、悩みを言葉にして他者に伝える経験には、十数年分の蓄積の差があるのかもしれない、という話をしました。</p>

<p>――女子が手紙を回したり、交換日記をするのは、あるあるですよね。</p>

<p>【三宅】私は交換日記を5冊ぐらいやっていましたよ。連載か、というぐらい（笑）。</p>

<p>ただ、男性も仕事の愚痴はよく話しますよね。上司への愚痴をみんなで言い合うのは、よく見かける光景です。仕事のような公的な話はできても、私的な話はしづらいのかもしれません。</p>

<p>――プライベートな部分を見せること自体に、抵抗があるのかもしれませんね。</p>

<p>【三宅】あくまで自分の経験に引きつけて考えると、男性のほうが、感情を言語化することへのハードルが高い場合もあるのかなと思います。</p>

<p>以前、言語化をテーマにしたワークショップを開いた際、日記や感想を書くことについて、男性の参加者から「自分と向き合っているようで、しんどい」と言われたことがありました。人間関係の問題だけではなく、自分の内面を言葉にすること自体に、ハードルを感じる人も多いのかもしれません。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>新しい形の共同体はつくれるか</h2>

<p>――男性の友人関係という観点では、定年後に会社という居場所を失い、家庭以外のつながりがなくなって困る男性がいる、という話もあります。これは、特定の世代に固有の問題なのでしょうか。</p>

<p>【三宅】『イン・ザ・メガチャーチ』を読んでいても、友人の数や関係の築き方には、若い世代でも男女差があるのだと感じます。むしろ上の世代のほうが、社内のサークル活動などを通じて、単なる同僚にとどまらない、友人に近い関係を半ば強制的につくりやすかったかもしれません。</p>

<p>――アメリカでも、個人化が進んだ反動として、共同体回帰が進んでいます。私自身も、年齢を重ねるにつれて、共同体の重要性を感じるようになりました。</p>

<p>【三宅】私も、共同体を見直すこと自体は重要だと思います。ただ、かつての形にそのまま戻るのはどうなのだろう、という思いもあります。昔と同じ形ではない共同体を、どうすればつくれるのか。</p>

<p>日本には、新しい形の共同体を実現しやすい面もあるのではないかと思っています。たとえば、推し活を通じたコミュニティも、うまくつくることができれば、従来の共同体が持っていた悪い部分に巻き込まれずに、人とつながる場になり得るのではないでしょうか。</p>

<p>――こうした共同体のあり方は、最近の物語ではどのように描かれているのでしょうか。</p>

<p>【三宅】最近の物語では、職場でよい人間関係を見つける話が流行っていますよね。瀬尾まいこさんの『夜明けのすべて』では、転職した先で出会った同僚との関係がユートピアっぽい。アニメ『前橋ウィッチーズ』にも、近いものを感じます。</p>

<p>そう考えると、「会社や職場が、安心して人とつながれるユートピアになってほしい」という願望が、最近の物語には強く表れているように思います。</p>

<p><img alt="三宅香帆さん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260731Miyakekaho01.jpg" width="1200" /></p>

<p>――最後に、夫婦関係に悩んでいる人へ薦めたい小説や漫画があれば教えてください。</p>

<p>【三宅】本の中でも言及した山本文緒さんの『なぎさ』は、すごくいい小説なので、ぜひ読んでみてほしいなと思います。それから、村上春樹さんの『ねじまき鳥クロニクル』は、歴史の話だと言われがちで、もちろん歴史の話でもあるんですけど、個人的には夫婦の話として読んだほうが面白いと思っています。最初の牛肉とピーマンの炒め物のシーンに注目してみてください（笑）。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Miyakekaho02.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 26 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[三宅香帆（文芸評論家）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「体験格差」に直面する児童養護施設出身の若者　宮崎を出て初の東京旅行で知った“可能性の大きさ”  PHPオンライン編集部</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14821</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014821</guid>
			<description><![CDATA[宮崎県の児童養護施設・青島学園で暮らす9人の高校生が、今年6月に東京への卒業旅行を経験した。体験格差という課題をどう克服していくべきか。参加した高校生と、学園の支援を続ける嶋村吉洋さんにうかがった。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="青島学園" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260810aoshimagakuen01.jpg" width="1200" /><br />
青島学園の高校3年生9名</p>

<p>宮崎県の児童養護施設・青島学園で暮らす9人の高校生が、今年6月に東京への卒業旅行を経験しました。生まれた家庭や地域の環境によって、子どもが得られる経験の機会に差が生じる「体験格差」。近年注目を集めるこの社会課題に向き合うべく、実業家・投資家・映画プロデューサーとして活躍する嶋村吉洋さんが企画したのが、このプロジェクトです。「子どもたちが社会の広さを実感し、自ら未来を選択できるきっかけをつくりたい」&mdash;&mdash;そんな願いから実現しました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>初めての「県外」へ</h2>

<p><img alt="青島学園　東京旅行" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260810aoshimagakuen02.jpg" width="1200" /></p>

<p>東京タワー、国会議事堂、歌舞伎座&mdash;&mdash;東京の街を巡り、宮崎では見たことのない景色に触れた2日間。青島学園の職員・小山田さんは、子どもたちの様子をこう振り返ります。</p>

<p>「人が多くて、ビルが高いっていうので驚いていました。疲れも見えていましたけど、人混みに入ったりとか、普段はそういった経験もないので、逆にいい体験ができたんじゃないかと思っています」</p>

<p>参加した男子生徒は、ディズニーランドでみんなとアトラクションに乗ったことを一番の思い出として挙げました。旅行後、彼はこんな言葉を口にしました。</p>

<p>「働いてお金を稼いで、今度は一人で東京を観光したい」</p>

<p>そして、また東京を訪れることができたら、秋葉原に行ってみたいとはにかみながら教えてくれました。</p>

<p>一方、別の女子生徒が最も驚いたのは、ホテルでの夕食の場面だったといいます。「外国の方がたくさんいて、英語が飛び交っていたのがとても驚いた」と教えてくれました。今後挑戦したいことを問われると、「いろんな国に旅行してみたい」と語ります。東京のみならず、海外への興味もこの旅行が引き出してくれました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「言葉だけでは、埋められない」</h2>

<p>青島学園では、施設として県外旅行を行ったことがこれまでありませんでした。施設長の大坪さんは、今回のプロジェクトの意義をこう語ります。</p>

<p>「言葉だけではできないし、実際に行ってみないとわからない。体験してみないとわからないことがある。そこはどうしても埋められない部分なんです」</p>

<p>日常の中にも、体験格差の影は潜んでいます。職員の一人は、料理をする場面で野菜の見分けがつかない子どもがいることに触れ、「普通の家庭で生活していたら目にするものや、やることの経験が少ない」と語りました。自立に向けた支援を重ねながらも、「生活の中で気づいて、いかに支援していくかがポイント」と話します。</p>

<p>卒業後に県外へ出る子どもも少なくありません。東京を希望する子もいる中で、電車の改札で立ち止まる場面があったことも、小山田さんは率直に語りました。</p>

<p>「次の電車に乗るために急がないといけない場面で、いろいろ教えることができた。今後、宮崎を出て生活するときに必要な力だと思う」。旅行の何気ない一瞬が自立の練習にもつながっていたことを明かしてくれました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「願望を作るために、見て触れて感じる」</h2>

<p><img alt="青島学園　東京旅行" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260810aoshimagakuen03.jpg" width="1200" /></p>

<p>このプロジェクトを支援したのは、宮崎・青島をこよなく愛するという実業家の嶋村吉洋さんです。サーフィンや仕事で週に一度通ううちに青島学園の存在を知り、施設を訪問。スタッフの誠実な運営姿勢に触れ、支援を決めました。</p>

<p>子どもたちを東京に連れて行くことにこだわった理由を、嶋村氏はこう説明します。</p>

<p>「意志は弱い。しかし願望は強い。その願望を作ったり磨くためには、見て触れて感じることが重要だと思うのです」</p>

<p>東京で子どもたちに特に触れてほしかったものを問われると、答えは一言でした。「人の可能性はとっても大きいということです」。</p>

<p>社会課題への関わり方についても、嶋村さんは慎重な視点を持っています。「支援したいという善意や熱意が逆効果にならぬよう、対象とする団体と十分にコミュニケーションをとることが重要」と語ります。それぞれの施設には、長年培ってきた文化や秩序があります。その歴史を尊重することが、支援の前提にあるといいます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>旅行が残したもの</h2>

<p>大坪施設長は、今回のプロジェクトをこう振り返りました。「ちっちゃい頃からずっと一緒に生活してきた子たちが、一緒に旅行に行けた。家族以上の絆を持つ彼らにとって、本当にいい思い出になったと感じています」。</p>

<p>さらに「『働いてお金を貯めて、もう一度東京に行きたい』という目標ができあがった生徒もいる」&mdash;&mdash;大坪施設長はそう目を細めました。漠然としていた将来に、小さくても確かな灯りがともった2日間でした。</p>

<p>生まれた環境が、子どもの未来を本当に左右してしまうのだろうか。このプロジェクトは、そんな問いを社会に静かに投げかけています。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260810aoshimagakuen01.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 25 Aug 2026 18:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[PHPオンライン編集部]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「言葉が詰まる人」は語彙力が高い？ 会話で頭が真っ白になるのを防ぐ“思考の整理術”  勝浦雅彦（コピーライター・クリエイティブディレクター）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14842</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014842</guid>
			<description><![CDATA[相手の反応を気にしすぎて言葉に詰まるのは、頭の中が配慮で埋まるからです。本記事では、考えすぎる人ほど話せなくなる理由と、そこから抜け出すためのシンプルな考え方を解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="考え込む人" height="743" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utility2/pixta_ochikomu.jpg" width="1200" /></p>

<p>相手の反応を先読みしすぎて言いたいことが言えないのは、頭の中が｢相手がどう思うか｣で埋め尽くされているからです。本記事では、頭が良いのに言葉が出てこない理由と抜け出す考え方を解説します。</p>

<p>※本稿は『自分の｢思い｣がすっと伝わる 小さく言葉にする習慣』(勝浦雅彦・著／ディスカヴァー・トゥエンティワン)を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>なぜ、考えすぎる人ほど言葉に詰まるのか</h2>

<p>これを言ったら嫌な顔をされるかもしれない、今は機嫌が悪そうだ&hellip;&hellip;。そんなことを考えた瞬間、頭の中からは｢私が｣何を伝えたいかが消え、｢相手が｣どう反応するかのシミュレーションで埋め尽くされてしまいます。そしてたいてい、言葉を飲み込むことになります。</p>

<p>夏目漱石の『こころ』に登場する｢先生｣は、他者の気持ちを読みすぎるあまり、自分の本心を言えなくなっていきます。下宿で一緒に生活しているKからお嬢さんへの恋心を打ち明けられた際、先生も実はお嬢さんを愛していましたが、その場で自分の本心を伝えることができませんでした。</p>

<p>Kの話が一通り済んだ時、私は何ともいう事ができませんでした。こっちも彼の前に同じ意味の自白をしたものだろうか、それとも打ち明けずにいる方が得策だろうか、私はそんな利害を考えて黙っていたのではありません。ただ何事もいえなかったのです。またいう気にもならなかったのです。</p>

<p>先生は、利害を計算して黙っていたわけではありません。Kの気持ちを慮るあまり、言葉そのものが出てこなくなってしまったのです。</p>

<p>言わない、やり過ごす、空気を読む。これは小説の世界に限らず、私たちの日常会話においてもひんぱんに起きることです。｢この人に今これを言ったらどう思われるだろう？｣と想像する力は、人間関係を豊かにもするけれど、時として自分の舌を縛ります。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>｢空気｣を読むことと｢従う｣ことは別物である</h2>

<p>劇作家・演出家の鴻上尚史さんは長く、この日本社会を取り巻く｢空気｣について書いてきました。その説では、空気は確かにあるのに実体がよくわからず、その正体をたどると崩れかけた世間の姿が見えてくる、としています。そして空気は単なる雰囲気ではなく、日本人を息苦しくさせる｢見えない圧力｣として定義されています。</p>

<p>ルールなら、まだわかるんです。｢会社の規定としてワイシャツは必ず白を着用すること｣｢学校の決まりとしてここでは土足禁止です｣。こうした明確なルールならば、従うか従わないかを話し合うことができます。しかし、空気は違います。誰も明文化していません。誰が決めたかもわかりません。なのに、従わないと｢まずい気｣がする。これが厄介なんです。</p>

<p>しかし鴻上さんの考えは、｢空気を読むな｣ではなく、｢空気を読んだうえで、必ずしも従わなくていい｣と整理されています。この考え方は、言葉を外に出すための現実的な指針になります。なぜなら、多くの人が言葉に詰まるのは、空気を読み間違えることを恐れているからではなく、読んだ空気には必ず従わなければならないと思い込んでいるからです。</p>

<p>言葉を扱う立場から言えば、空気とは絶対的なものではありません。その場にいる人たちが無意識のうちにつくり上げている｢今のところの共通認識｣に過ぎません。もし全員が空気に100％従い、一言もズレた言葉を発しなかったら、その場から循環は消え去り、やがて沈黙するしかありません。</p>

<p>つい、一度出来上がった空気を変えられないものとして扱ってしまうこともあるでしょう。しかし実際のところ空気というものは、誰かの一言によって常に書き換えられていく極めて流動的なものです。</p>

<p>だから、空気を読んだうえで、あえて一歩踏み出す一言を選んでみる。そうした小さな選択の積み重ねが、その場の空気そのものを変えていくのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>語彙が豊かな人ほど、実は迷いやすい</h2>

<p>語彙が豊富であることは、それだけ表現の可能性を多く持っているということです。しかし、その豊かさが時として言葉を詰まらせる原因にもなります。</p>

<p>心理学には｢選択のパラドックス｣という考え方があります。選択肢が増えるほど自由になれるはずが、実際には｢選べなくなる｣｢自信がなくなる｣といった現象が起きることを指します。</p>

<p>たとえば、お店に並んでいる服が三着ならすぐ選べるのに、それが三十着、百着と増えるにつれ、選ぶこと自体が苦痛になり、最終的には何も買わずに店を出てしまうような状態です。</p>

<p>言葉もこれと同じです。語彙が少ない人は、持っている数少ない言葉で表現するしかないため、迷いません。しかし、語彙が豊かな人ほど、最適解を探して迷います。そして迷っている間に、会話の鮮度が下がっていってしまうのです。</p>

<p>たとえば、本を読んだときや映画を観たとき、内容は理解できているのに、いざ言葉にしようとした瞬間、思考がフリーズしてしまうことがあるでしょう。あれは頭の中に言葉が溢れすぎていて、最初の一手が決まらないからです。</p>

<p>多くの人は、言葉に最初から高い完成度を求めすぎています。しかし、その場で完璧にまとめられる言葉など、それはもはやスピーチ原稿です。言葉は、言ったあとから育ててもいいんです。</p>

<p>語彙が豊かな人であれば、最初の一言さえ外に出せれば、その響きが呼び水となって次の考えが自然と引き出されていくでしょう。その後のやり取りで、豊富な語彙を使っていくらでも洗練させていけばいいんです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>自分を後回しにしがちな人へ</h2>

<p>｢先生｣のような思慮深い人に必要なのは、自分を律するブレーキではなく、言葉を外に出すためのほんの少しのアクセルです。</p>

<p>ここで言いたいのは｢もっと図々しくなれ｣ではありません。｢優しさを捨てろ｣でもない。相手の感情を優先しすぎる人に必要なのは、勇気ではなく配分の見直しです。</p>

<p>相手に9割、自分に1割だったものを、せめて7対3、あるいは5対5に戻す。いきなり半分ずつにしなくていい。まずは少しだけ、自分の比重を増やしてみる。それだけで、言葉は変わっていきます。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utility2/pixta_ochikomu.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 25 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[勝浦雅彦（コピーライター・クリエイティブディレクター）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「ファン以外の悩みを背負う怖さ」 尾崎世界観さんが知らない人の声と向き合って見えたもの【第2回】  尾崎世界観</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14791</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014791</guid>
			<description><![CDATA[月刊誌『PHP』にてお悩み相談の連載をしてきた尾崎世界観さん。そこでは、ファンに対する言葉の投げかけとは違った感覚があったという。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="尾崎世界観" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260814ozakisekaikan.jpg" width="1200" /></p>

<p>他人と比べてしまったり、コンプレックスに過剰に反応してしまったり&mdash;&mdash;多くの人は何かしらの悩みを抱えながら生きています。クリープハイプの尾崎世界観さんも、自身の悩みと向き合いながら表現を続けてきた一人です。読者から寄せられた悩みと正面から向き合った『尾崎世界観のおなやみ天国』の刊行を機に、お悩み相談を受けながら考えていたことを話していただきました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>何もできない自分だったから</h2>

<p>――書籍の中には、コンプレックスや、誰かと比べてしまうという悩みがいくつか収録されています。尾崎さんご自身も、子どもの頃から周囲との違いを感じてこられたと思うのですが、これまで人と違う感覚とどう向き合ってきましたか。今は、その感覚と何か付き合い方が見えてきましたか。</p>

<p>【尾崎】大きく変わってはいないんですけど、そんな自分でいることが仕事になったのは大きいですね。だからあまり変わりたくない、何かができるようになってしまうと都合が悪い、「できないままでいたいな」という気持ちもあります。</p>

<p>子どもの時の&quot;できない&quot;感覚の自分を使って、何か表現することができるようになったんです。これはインタビューでもずっと言っているんですが、子どもの時はいろんなことができなくて、そんな自分だからこそ今何かを伝えられたり、形にしたりできるようになったんです。色々と矛盾しているんですけど。</p>

<p>土台を変えてしまったら、今作っているものも崩れてしまうかもしれない。ジェンガみたいになっていて、そこを崩さないように作品を創っています。だんだん慣れてくるし、変な部分で器用になってしまうので、そのバランスはすごく気をつけています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>読者に言葉を投げかける怖さ</h2>

<p>――器用になりすぎないように、といいますか。</p>

<p>【尾崎】いろいろと経験もしているし、難しいんですけどね。あまりにもそれを追求しすぎると嘘になってしまうから。本当に難しいです。</p>

<p>これまで長く活動を続けてきましたが、この連載があったことで、改めて自分自身と向き合えました。</p>

<p>掲載できる文字数も限られているため、言いたいことも削ったり、細かい部分にまで手を入れていって。誰かの悩みに答えているのに、こんなに自分の文章を直すのは歪だと思ったし、面白かったですね。本当に自分をいろんな角度から見ることができました。相談してくださった方のおかげですね。</p>

<p>悩みを送ってくださったのは、普段なかなか会うことができないようなタイプの人たちだと思うんです。バンドのファンは、自分を空っぽにしてそこに向き合ってくれる。こちらに全力で寄りかかって、身を預けてくれる。だから直接的なもので繋がっているなと思います。その分、危うさも感じるんですけど。</p>

<p>でも、PHPの読者で相談を寄せてくだる方の文章を読んでいると、やっぱりファンの方とは違う。そもそも入る隙間がそこまでない状態で、自分は何を伝えられるのかと考えました。</p>

<p>――この連載では、読み手にどう伝えるかということに、あらためて向き合うことになったのですね。</p>

<p>【尾崎】やっぱり、相談者を裏切ったり、「わかってないな」と思われたりする可能性もある。元から好きでいてくれたファンではないので。そんな中で、相手に言葉を投げかけていく怖さもありました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>何か見つかるだろうと信じて</h2>

<p>――この書籍には、人と比べてしまうという悩みも多く収録されていますよね。世間では「比べるのは良くないこと」とよく言われますが、尾崎さんから見て、人が何かと自分を比べてしまう時、本質的には何を恐れていたり、何を求めていたりするんでしょうか。</p>

<p>【尾崎】みんなそうですよね。自分が羨ましいと思っている人も、誰かを羨ましいと思っていて、自分は届かないなと思っていたって、そんな自分を羨ましいと思っている人がいるかもしれない。これはキリがないですよね。</p>

<p>毎日いろんな情報が勝手に入ってきて、比べ続けてしまう。これはもう治らないし、しょうがないことです。でも、どうしようもなくて、その中でいいことを探して、嬉しいことを探して、今までやってきたなと思うんです。</p>

<p>インタビューでも、10代後半から20代前半は、お金もなかったし、何も上手くいかなかったと語ることが多いんですけど、よく思い出してみると、その中でも楽しいことや嬉しいことがいっぱいあったんですよね。</p>

<p>人間って、ちゃんとその中で何かにすがるように大事なものを見つけていく生き物だと思うんです。だから、重たい相談も中にはありましたが、自分が相談者の立場になって、きっと何か見つかるはずだと信じて書きました。</p>

<p>――相談してくれた方も、その中で何か見つけてくれるだろう、と信じて連載していた、と。</p>

<p>【尾崎】相談者をあえて突き放す回もあるんですけど、「なんでこんな奴に相談したのか」と悔しくなって腹を立ててもらっていい。人に相談するということは、自分を渡す、預けることだと思うので、それに対してすぐに自分を取り返そうとしてくれてもいい。とにかく、何かエネルギーにしてもらえたら。そんな気持ちで答えていました。</p>

<p>自分にもそういう時が少なからずあります。「この人に言わなきゃよかったな」「時間も無駄になったし、相手にも申し訳ない」と思う時が。でもそんな悔しさこそが力になる場合もあるので。だから、必ずしもいいことを言ってもらわなくてもいいんです。</p>

<p>あえてずれた存在でいようと思う回もあったし、本気で向き合ったのに、結局ずれてしまった回もあるかもしれない。ただ、自分がこれを書いてよかったなと思えるかどうか、これだけは大切にしました。少なくとも自分が&quot;この文章を書けてよかった&quot;と思っていなければ、本当に無駄になってしまうので。</p>

<p>（取材・構成：PHPオンライン編集部 片平奈々子）</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Tue, 25 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[尾崎世界観]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>実は「同じ怒りのパターン」を繰り返している　あなたの怒りのタイプはどれ？  三凛さとし（ライフコーチ）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14763</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014763</guid>
			<description><![CDATA[怒りの感情はその人によって同じパターンを繰り返していることが多いという。ライフコーチの三凛さとしさんが、怒りを観察するワークを解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="怒る" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_shikaru.jpg" width="1200" /></p>

<p>怒りは、多くの人にとって扱うのが難しい感情かもしれません。ライフコーチの三凛さとしさんは、怒りは性格によるものではなく、心が外敵から身を守ろうとする防衛反応だといいます。三凛さんの著書『こころの毒出しノート』では日常的に抱えるモヤモヤを「書く」ことによってうまく付き合えるようになる方法を解説しています。本稿では同書より、怒りのタイプを観察するワークを紹介します。</p>

<p>※本稿は三凛さとし著『こころの毒出しノート』（飛鳥新社）より一部を抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>怒りは、心が反応したという事実にすぎない</h2>

<p>今回扱うのは「怒り」です。</p>

<p>怒りは、多くの人にとっていちばん扱いづらい感情かもしれません。</p>

<p>表出させると後悔し、抑えると疲れる。</p>

<p>気づけば人間関係や自分自身をすり減らしていることもあるでしょう。</p>

<p>怒りっぽい性格で損をしているという人もいると思います。</p>

<p>怒りは性格によるものではなく、心が何かに反応した結果起きている防衛反応です。</p>

<p>今日は怒りを直そうとするのではなく、自分の「怒りの出方を知る」のがテーマです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「アンガーマネジメント」が注目される理由</h2>

<p>近年注目されている「アンガーマネジメント」は、ネガティブ感情のうちとくに怒りに焦点を当て、コントロールするスキルを習得する心理療法プログラムです。アメリカで1970年代に開発されました。</p>

<p>当初はDV の加害者、軽犯罪者に向けたプログラムでしたが、広く一般に取り入れられるようになり、ビジネスパーソンを中心に流行しました。日本にも広がって、企業研修に取り入れられているほか、育児や教育、スポーツの場でも活用され、一般的になってきています。</p>

<p>これほど注目されるのは、怒りとの付き合い方で現実が変わる実感があるからでしょう。</p>

<p>怒りをマネジメントできるようになると、仕事がうまくいって年収が上がり、人間関係が良くなり、人生が良くなるのです。</p>

<p>アンガーマネジメントは、自分の怒りを客観的に見るための考え方に加え、怒りを感じたらその場を離れる、怒りの度合いを数値化するなどさまざまな実践的なテクニックが紹介されているのが特徴の１つです。</p>

<p>とくに怒りを感じやすい人は学んでみてもいいのではないでしょうか。</p>

<p>本書では、アンガーマネジメントのエッセンスを取り入れながら、「書く」ことで怒りを処理していきます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>怒りの３つのタイプ</h2>

<p>怒りは、その場その場でランダムに起きているように見えて、実は人によって同じパターンを繰り返していることが多いです。</p>

<p>ここでは、よくある３つの型を見ていきます。</p>

<p>1 我慢型の怒り<br />
頼まれごとを断れずに「誰かがやらなきゃいけないから」と自分を納得させている。気を遣いすぎている。<br />
１つひとつは小さなことのように思っても、「なんで私ばかり&hellip;」というモヤモヤがいつのまにか大きく膨らんでいるのがこのタイプの怒りです。</p>

<p>＜事例＞<br />
Ｔさん（30代・男性）は職場で「頼られやすい人」でした。上司からも同僚からも、よく仕事を振られます。「悪いんだけど、これもお願いできる？」そう言われると、断れません。</p>

<p>その日も、終業時間直前に追加の仕事を頼まれました。本当は予定がありましたが、Ｔさんはこう答えました。<br />
「大丈夫です。やります」<br />
帰宅したのは22時過ぎ。シャワーを浴びながら、ふと強い怒りが湧いてきました。<br />
「なんで俺ばっかり&hellip;」<br />
「当たり前みたいに頼んでくるよな」</p>

<p>でも、職場では何も言えませんでした。</p>

<p>このタイプの怒りは、その場では出ません。飲み込んで、あとから１人の時間で膨らみます。本人は「我慢できている」と思っていますが、実際には怒りが内側に溜まっている状態です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>2 比較型の怒り<br />
他人と比較して「この人だけずるい」と思ったり、「一般的な人」「平均的な人」と比較して、自分が損をしていることに強いフラストレーションを感じたりするのが比較型の怒りです。</p>

<p>＜事例＞<br />
これは、私自身の話です。小学生の頃、父はとても厳しい人でした。平日はもちろん、週末も遊びに行くことはほとんどありませんでした。</p>

<p>ある日、窓の外を見ると、近所の友だちが楽しそうに遊んでいます。そのとき、胸の奥から強い感情が込み上げました。</p>

<p>「なんで俺だけダメなんだ」<br />
「なんであいつらはいいんだ」</p>

<p>今思えば、楽しそうな友だちがうらやましく、混ざりたかったのですが、それを言えなかった私は怒りとして感じていました。</p>

<p>大人になってからも、人と比べてイラッとする場面は、この延長線上にあったように思います。</p>

<p>比較型の怒りの奥には、「本当は自分もそうなりたい」という気持ちがあることが多いのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>3 正義型の怒り<br />
社会の理不尽、職場の不平等、差別、他人の無責任な態度など、自分が正しいと信じるものに反していると感じたときに湧き起こるタイプの怒りがあります。</p>

<p>河原でバーベキューをしてゴミを放置している人がいたら怒りを感じる。いじめのニュースを見て「学校の対応が悪い」「加害者は本当に酷いヤツだ」と憤りを感じる。</p>

<p>「○○であるべきだ」という信念に反しているものに対しては、怒りの感情が出てくるものです。</p>

<p>＜事例＞<br />
Ａさん（40代・女性）は、電車の中で大きな声で電話をしている人を見ると、強い怒りを感じます。</p>

<p>「マナー違反でしょ」<br />
「常識がない」</p>

<p>体が先に反応して、胸がザワザワし、落ち着かなくなります。ある日、思い切って注意したこともありましたが、相手は「うるさいな」と逆ギレし、Ａさんの中には嫌な感情が残りました。<br />
Ａさんが大切にしていたのは、「周りに迷惑をかけないこと」や「場の空気を守ること」です。その価値観が壊されたと感じたとき、怒りが強く出ていました。</p>

<p>正義型の怒りは、自分の中のルールがはっきりしている人ほど起きやすい反応です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>怒りを「観察」する</h2>

<p>怒りを感じたとき、「今、我慢型が出たな」「これは比較型っぽいな」「正義型が反応しているな」と気づくことができれば、怒りに飲み込まれる時間は短くなります。</p>

<p>また、他人の怒りにも距離が取れるようになります。</p>

<p>怒鳴っている人を見たときに「攻撃されている」と感じる代わりに、「この人は今、大切にしている価値観が崩されて困っているんだな」と捉えることができるようになるのです。</p>

<p>それは、あなたが我慢しているからというわけではなく、怒りを「反応」として受け止めることができているからです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>自分の怒りのタイプ知るワーク</h2>

<p>今日は、あなたが感じた怒りを３タイプに分類してみましょう。</p>

<p>(0)１分・ズボラ瞑想<br />
目を閉じて鼻呼吸をします。</p>

<p>(1)思い出す<br />
最近、印象に残っている「イラッとした出来事」を１つ思い出します。</p>

<p>(2)分類する<br />
その怒りは、我慢型・比較型・正義型のどれにいちばん近いですか。</p>

<p>(3)言葉にする<br />
そのとき、頭の中で何を考えていましたか。一文で書いてください。</p>

<p>今日は、怒りのタイプを知ったことで「私はこういう場面で、こういう怒りが出やすい」ということが分かればOK です。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Tue, 25 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[三凛さとし（ライフコーチ）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>在日中国人は日本でどのように働いている？ 「商才にすぐれている」印象は本当か  中島恵（フリージャーナリスト）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14825</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014825</guid>
			<description><![CDATA[日本人が知らない在日中国人の独自ビジネスとは？SNSを活用した通訳ネットワークの構築や医療現場での隠れたニーズなど、表からは見えにくい彼らのビジネスの発想と驚きの商才に迫ります。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="在日中国人" height="743" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_peopleG.jpg" width="1200" /></p>

<p>日本国内で中国人を目にする機会は多いものの、彼らがどのように独自の「経済ネットワーク」を築いているかは、日本人からは意外と見えにくいものかもしれません。個人で通訳ネットワークを立ち上げた女性の事例からは、柔軟なビジネスの発想と、意外な需要が見えてきます。フリージャーナリスト・中島恵さんの書籍『中国人は日本で何をしているのか』より紹介します。</p>

<p>※本稿は中島恵著『中国人は日本で何をしているのか』（日経BP）より一部を抜粋・再構成したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>独力で立ち上げた通訳ネットワーク</h2>

<p>日本国内で中国人がいない業界はもうほとんどないといっていい。ビジネス界に限らず、地方自治体や病院職員、介護施設のケアマネジャー、私の家がある地区では、新聞販売店の責任者も中国人だ。</p>

<p>日本人が中国人に対して抱くステレオタイプなイメージとして、「商才にすぐれている」「商魂たくましい」というものがある。生まれ育った文化背景が違うので、商売に対する目の付けどころも違って当然なのだが、実際のところはどうなのか。</p>

<p>24年に出版した拙著『日本のなかの中国』で、在日中国人が構築するSNSなどを活用した「経済ネットワーク」を紹介した。例として建築・リフォーム業界、ネット通販業界などを挙げたが、その多くは在日中国人だけで完結するエコシステムとも呼べるものだった。</p>

<p>そして現在、「経済ネットワーク」は日本国内にとどまらない。中国に住む人から仕事の依頼を受け、在日中国人同士で紹介、融通し合っている事例なども数多い。また日本国内向けのビジネスを中国で展開する事例も増えている。</p>

<p>いずれも十数億人という巨大な人口が市場としてあり、その市場と強力なネットワークを結ぶ中国人ならではの国境を越えたビジネスが、中国のSNSというインフラを通して繰り広げられている。ネット空間を利用しているだけに、彼らが何をやっているのか、その過程は日本人からは見えにくく、私たちが内情を知る機会はほとんどない。</p>

<p>そこで本稿では、中国人の独特のビジネスの感覚・才覚を紹介したい。</p>

<p>まずは顧客の要望に合わせて適切な人材を集めて業務にあたるバーチャル・カンパニーのような仕事である。</p>

<p>24年3月、私はある国際交流イベントで、翁さんという女性と知り合った。</p>

<p>翁さんは、福建省福清市で生まれた。福清市は「僑郷（華僑のふるさと）」と呼ばれる地域で、海外に働きに出る人が非常に多い。中国にはそういう場所がいくつかあり、たとえば東北部の延辺朝鮮族自治州に住む少数民族の朝鮮族も、若者のほとんどは日本、韓国など海外に出ていて、地元には高齢者と子どもしかいない。</p>

<p>翁さんは先に来日した親戚を頼って19歳で日本にやって来た。日本在住歴は11年に及ぶ。最初は日本語学校に通いながら、いくつかのアルバイトを経験し、コロナ禍をきっかけに医療通訳の専門学校に通うようになった。取材すると通訳以外の仕事もしているという。</p>

<p>「まずSNSのグループを作り、私のもとへ依頼のあった（通訳の仕事の）内容、条件を記載します。そして、その内容に関心があったり、得意だったりする人から履歴書をもらいます。ひとつの仕事に複数人が応募してきたら、私が審査、選定して指示をする、という流れです。</p>

<p>私はお客さんから直接仕事を請けて、通訳料の8割を発注した通訳に支払います。私がプラットフォームを作り、最適な人に仕事を依頼するので、お客さんとその通訳は（お金の決済や業務内容も含め）直接連絡をしないというのを条件にしています」（翁さん）</p>

<p>翁さん自身も通訳として働いているが、先約があり仕事を受けられないことがあった。だが、同業者のグループを作れば確実に受注できる。顧客、自分、通訳仲間の誰にとってもよい仕組みだと考えた。</p>

<p>翁さんは、誰かに教わったわけではなく、独力でこの仕組みを立ち上げ、すべて一人で運営している。応募してくる通訳は雇用契約ではなく、それぞれ独立している。自分で仕事を取れない人からは感謝され、お互いに仕事を融通し合えるというメリットがある。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>断捨離ブームで整理アドバイザーが増加</h2>

<p>中国人の職業ごとのSNSグループでは、「アルバイト募集、時給〇〇円」「明日、〇〇（駅名）付近で緊急に〇〇の作業ができる人いますか」などの照会が毎日のように掲載されている。翁さんの場合は、あたかも自身が通訳会社の社長であるかのようなシステムをSNS上に作り上げているのが特徴だ。</p>

<p>医療通訳に限らず、見本市などの展示会や商談など幅広い分野のビジネス通訳の仕事も受注している。仕事内容は、以前からSNSでつながっている人、また、従来つながりがない人も閲覧できる小紅書でも紹介している。口コミもあり、仕事はどんどん増えている。</p>

<p>「私自身、（中国在住の）常連客の通訳をすることが多いのですが、（日本で開かれる展示会のために）来日するには費用がかかるので、私一人で足を運ぶことがあります。会場で出展者の名刺をもらい、写真やパンフレットを撮影。ブースで日本人担当者から聞いた内容や展示会の様子などをお客さんにレポートします。お客さんは経費と時間の節約になるし、一度にたくさんの情報を得られたり、自分とは異なる目線の情報を手に入れられたり、と好評です」（翁さん）</p>

<p>翁さんはほかにも建築家のアシスタント業、タレントのマネジメントなど、さまざまな仕事を並行して行っている。それも、「見識を深め、人脈を広げるのに役立っている」と楽しんでいる。</p>

<p>また、整理収納アドバイザー業も行っている。中国に住む中国人や在日中国人の間では、ここ数年、やましたひでこさんが提唱した「断捨離」がブームになっている。日本の整理収納アドバイザーの資格を取る中国人も増えている。</p>

<p>翁さんも資格を取得、医療通訳のときと同様、SNSのグループを立ち上げ、整理収納に関するアドバイスを希望する在日中国人の家庭などから仕事を請け、他の資格取得者を募って発注する。顧客宅を訪問する最終チェックは翁さんが自ら行って報酬を受け取り、発注した仲間に翁さんから料金を支払うという仕組みだ。</p>

<p>ほかに、顧客から「1年間、整理収納の相談し放題で20万円」という変わった仕事も請け負ったことがあるという。平日の昼間、いつでも翁さんに電話やメールで相談でき、アドバイスをもらえたと好評だった。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>なくてはならない医療通訳</h2>

<p>翁さんは個人で複数のSNSのグループを立ち上げて管理し、社長のように仕事を回している。これも顧客の要望を叶える才覚があるからできることだろうし、SNSがなければ成り立たないビジネスだ。</p>

<p>翁さんによると、医療通訳の資格を持つ中国人は、日本に少なくとも500〜1000人はいるのではないかという。中には「3000人はいるのでは」と話す人もいた。医療通訳は病院関係者以外の人は目にしない仕事なので、日本人はそんなに大勢の中国人がその職業に就いているということに気づきにくい。</p>

<p>彼らは医療通訳の専門学校で免許を取得してフリーランスとなったり、自分の会社を作ったり、日本の医療機関に就職したりして働いている。都内では順天堂大学医学部附属順天堂医院、藤田医科大学病院など、日本を代表する有名な病院の多くに中国人が就職している。</p>

<p>こうした病院では患者の専属通訳を務める場合もあるし、中国の医科大学との提携や交流事業などの業務のため、国際部などに所属する場合もある。フリーランスで、翁さんが主催するようなグループに属さない人は、自ら小紅書などで営業している。</p>

<p>医療通訳の顧客の大半は日本語が話せない国内外の中国人だ。医療ツアーで来日し、人間ドックを受診する人、個人で医療滞在ビザを取得して、在日中国人などを介して高度な治療を受ける人などである。在日歴が長くても、日本語が不自由な中国人も多いため、通院同行の仕事もある。</p>

<p>私の友人の中国人は持病があり、年に1〜2回、突然具合が悪くなるが、妻は日本語ができないため、遠方の友人に依頼して病院に連れていってもらっている。しかし、いつも友人に頼れるとは限らない。そういう人にも医療通訳は必要とされる。</p>

<p>その他、医療に関する国際シンポジウムの同時通訳、逐次通訳など、専門的な医学用語を使う仕事はかなりの需要がある。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_peopleG.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 24 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[中島恵（フリージャーナリスト）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>育児をする男性の物語には「母親がいない」？ 三宅香帆さんが少女漫画にみる夫婦像  三宅香帆（文芸評論家）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14800</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014800</guid>
			<description><![CDATA[男性が育児をする作品にみられる「母親の不在」。三宅香帆さんが夫婦の視点からみた少女漫画について、話を聞きました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="三宅香帆さん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Miyakekaho01.jpg" width="1200" /></p>

<p>忙しい現代に、仕事と家庭をどう両立し、パートナーとどう向き合えばいいのか。</p>

<p>文芸評論家・三宅香帆さんの著書『「夫婦」不在社会』は、昭和から令和までの小説、漫画、ドラマ、映画などを読み解きながら、物語のなかの夫婦や、現代のパートナーシップをめぐる問題を考える一冊です。</p>

<p>本書の冒頭に置かれているのは、安野モヨコさんの『後ハッピーマニア』の一節です。インタビュー中編では、少女漫画が文学に与えた影響や、育児を担う男性の描かれ方、について聞きました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>少女漫画は「女性の一人称文学」</h2>

<p><img alt="「夫婦」不在社会" height="1199" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260731Miyakekaho.jpg" width="1200" /></p>

<p>――三宅さんは過去のインタビューで、『ママレード・ボーイ』や『カードキャプターさくら』から、多様な家族観を学んだとお話しされていました。少女漫画では、文芸作品とは異なる形で、家族やパートナーが描かれてきたのでしょうか。</p>

<p>【三宅】少女漫画が文学に与えた影響は、とても大きいと思っています。</p>

<p>著書『娘が母を殺すには？』で母娘関係をたどったときに感じたのが、少女漫画で描かれていたテーマが、ある種「輸入」されるような形で、やがて文学でも扱われるようになっていった、ということです。夫婦関係もまた、少女漫画が長く追いかけてきたテーマの一つなのではないかと思いますね。</p>

<p>――少女漫画のほうが、多様な関係性を描きやすかったということでしょうか。</p>

<p>【三宅】そうですね。少女漫画には、女性による一人称文学のような側面が強くあると思っています。特に、若い女性が若い女性に向けて描くというジャンル自体、世界的に見ても珍しいものではないでしょうか。そうした意味でも、女性の視点から、さまざまな関係性を多様な形で描きやすかったのではないかと思います。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「育児を担う男性」の物語には母親が不在になっている</h2>

<p>――『「夫婦」不在社会』では、ドラマ『海のはじまり』が取り上げられていました。同作は、目黒蓮さん演じる主人公が子育てに向き合う物語ですが、男性が育児に奮闘する作品は、少女漫画でもたびたび描かれてきたように思います。例えば、三宅さんが幼少期に読んでいたという『愛してるぜベイベ★★』も、その一つですよね。こうした作品には、「イケメンが育児をする姿を見たい」という女性読者の願望も反映されているのかなと感じました。</p>

<p>【三宅】ひうらさとるさんの『西園寺さんは家事をしない』や羅川真里茂さんの『赤ちゃんと僕』など、育児に振り回される少年や青年を描いた作品は、定期的に登場しますよね。</p>

<p>ただ、そこで難しいと感じるのは、そうした作品の多くで母親が不在であることです。母親が亡くなっていたり、何らかの事情で姿を消していたりする。『愛してるぜベイベ★★』も、母親がいなくなるところから物語が始まります。</p>

<p>つまり、男性がパートナーとともに育児を担うのではなく、母親が不在になって初めて、「育児に振り回されるイケメン」が登場する。その構図は、『SPY&times;FAMILY』にも見られると思います。</p>

<p>そこには女性読者の願望が反映されている一方で、夫婦がともに育児をする物語にはなりにくい。それが、私としては少し切ないな、と。もちろん、時代とともに描かれ方は変化していると思いますが、このテーマは、まさに『「夫婦」不在社会』で描きたかったことの一つです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>『後ハッピーマニア』から学べること</h2>

<p><img alt="三宅香帆さん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260731Miyakekaho02.jpg" width="1200" /></p>

<p>――本書の冒頭では、『後ハッピーマニア』の一節が引用されています。三宅さんは、好きな漫画として同作をたびたび挙げていますが、どのような点に魅力を感じていますか。</p>

<p>【三宅】安野モヨコさんの人物描写は、本当にすごいと思っています。「こういう人、いるよな」と感じたり、身近な友人の話を聞いているような感覚で読めたりする。そこが大きな魅力の一つですね。ぜひ『「夫婦」不在社会』とあわせて読んでほしいと思っています。</p>

<p>――『後ハッピー・マニア』を改めて読み返すと、夫婦について考える上で大切なことを学べるように感じました。</p>

<p>【三宅】私が『後ハッピーマニア』を読んでいて感じるのは、パートナーシップを続けることだけが正義ではない、ということなんですよね。作中で登場人物たちが別れを選ぶことも、私は決してアンハッピーエンドではなく、むしろハッピーエンドなのだと思いながら読みました。</p>

<p>『「夫婦」不在社会』では、主にパートナーシップを続けることについて書いたため、十分には触れられなかったのですが、関係を解消することも含めて、一つの選択肢なのだと思います。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Miyakekaho01.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 24 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[三宅香帆（文芸評論家）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「先回りしてしまって苦しい」 人間関係がラクになる“こころの境界線”の引き方  佐瀬りさ（臨床心理士）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14798</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014798</guid>
			<description><![CDATA[自分と相手の境界線が曖昧になっていると、こころが疲れてしまう――臨床心理士の佐瀬りささんが、自分も相手も心地よく感じられる「こころの境界線」の引き方を解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_chat.jpg" width="1200" /></p>

<p>相手が不機嫌なのは自分のせいかも――たとえ自分の責任ではなくても、優しい人ほど相手の問題まで背負い込み、こころを疲れさせてしまうことがあります。</p>

<p>そこで大切になるのが「こころの境界線」。臨床心理士の佐瀬りささんは、「自分の境界線を理解して大切にすることで、人間関係やコミュニケーションがずっとラクになる」といいます。本稿では、無理のない人間関係を築くコツを見ていきましょう。</p>

<p>※本稿は、佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』(大和出版)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>自分も周囲も大切にする「こころの境界線」</h2>

<p>境界線を「自分」と「相手」を分ける線のようなものだと思ってしまうと、「私は私」「あなたはあなた」と、相手を突き放すような関係をイメージしてしまうかもしれません。そんな線を引いてしまったら、人との関わりがどこか事務的になり、冷たいものになってしまうのではないか。こんなふうに、不安を感じる方もいらっしゃいます。</p>

<p>しかし、「こころの境界線」は、本来そういうものではありません。あなたにはあなたを守る線があり、相手には相手を守る線がある。それは国境と似ています。</p>

<p>そこでまず、あなたという存在を1つの「国」だと想像してみてください。あなたはその国の主人です。その国には領土があり、国境があります。そして、あなたは、その国をよりよく、住み心地のよい場所にしよう、発展させようと整えています。</p>

<p>しかし、もし国境があいまいで、誰でも自由に出入りでき、大切なものが勝手に持ち出されてしまう状態だったらどうなるでしょう。その国は、少しずつ力を失い、やがて荒れてしまうかもしれません。</p>

<p>そうなってしまわないためにも、国境でしっかりと、何を受け入れ、何を受け入れないのかを分けることが必要です。それは、内側の安心や秩序を保ち、発展していくために、とても大切な役割を持っています。</p>

<p>こころにとっての境界線も、それと同じです。それがあることで、あなたの内側は守られ、安心して自分らしさを育てることができるようになります。ですから、境界線は決して誰かを拒み、寄せ付けないための線ではなく、あなたがあなた自身を大切にするための線なのです。</p>

<p>そして、あなたにあなたを守るための線があるように、相手にも相手を守るための線があります。自分の境界線を大切にできるようになると、自然と相手の境界線も尊重できるようになっていきます。それによって、お互いを大切にしながら、安心して関わることができるようになり、人間関係やコミュニケーションもずっとラクになっていくのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>無理なく相手といい関係になれる「責任の境界線」</h2>

<p>ここでは「責任の境界線」について見ていきましょう。これは、「これが誰の問題で、誰が責任を持つものなのか」を見分けるための境界線です。以下の4つのような状況のときは、「責任の境界線」があいまいになっています。</p>

<p>・家庭や職場で問題が起こると「自分がなんとかしなくては」と感じてしまうとき</p>

<p>・自分のことより、相手のことを優先してしまうとき</p>

<p>・誰かが不機嫌だと、「自分のせいかも」と感じて対応しようとしてしまうとき</p>

<p>・困ったことが起こると、「誰かがなんとかしてくれないかな...と思ってしまうとき</p>

<p>「国」のたとえで考えてみると、自分の領土の一部を、誰かに任せきりにしたり、本来その人が管理するはずの領土の世話を、あなたが引き受けていたりするような状態です。</p>

<p>自分の領土を誰かに委ねてしまうと、そこは自分のものでありながら、どこかしっくりこない感覚が残ります。何をしたいのか、何を大切にしたいのかも少しずつわかりにくくなっていきます。そして自分で整えていないため、自分に自信が持てず、誰かに支えてもらわないと不安になることもあります。</p>

<p>一方で、自分が誰かの領土を引き受けてしまうと、本来自分のことに使うはずのエネルギーが知らないうちに外へと流れていきます。気づけば誰かの問題に関わり続けて疲れ果ててしまったり、自分のことが後回しになって、自分の領土が乱れてしまったりすることもあります。</p>

<p>「この人の問題が落ち着いたら」「これが片付いたら」そう思っていても、そのタイミングはなかなかやってきません。そして気づけばどこか満たされないまま、疲れが積み重なっていきます。</p>

<p>この境界線は、特に私たちの文化の中であいまいになりやすいものです。「みんなで責任を持つ」という考え方や、「お母さんだから」「子どもだから」という役割の中で、「引き受けるのが当たり前」と考える傾向があります。それも大切ではありますが、「誰の責任なのか」をわかりにくくしてしまうことがあるのです。</p>

<p>またこの境界線を引こうとすると、「思いやりがないのでは」「冷たいのでは」といった迷いが出てくる人もいます。けれど「責任の境界線」を引くことは、誰かを突き放すことではありません。</p>

<p>むしろ自分の責任は自分で引き受け、相手の責任は相手に委ねることで、お互いが無理なく関われる関係へと少しずつ変わっていきます。自分も相手も「自分でいられる」こと。それが、お互いを尊重できる関係へとつながっていきます。そんな関わり方を取り戻していくことが、「責任の境界線」を引くということなのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ワーク1「責任の仕分けをする」</h2>

<p><img alt="佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』" height="1714" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260729kokoronoanzenkichinotsukurikata05.jpg" width="1200" /><br />
※イラスト：楠わと</p>

<p>「責任の境界線」を引くためには、「これは誰の責任か？」を見分けることが大切です。この境界線は、関係が遠い相手であれば、比較的簡単に引くことができます。しかし家族や親しい友人、同じ職場の人など、距離が近くなるほどどこまでが自分の責任で、どこからが相手の責任なのかが、わかりにくくなっていきます。</p>

<p>たとえば「忘れ物をする」という場面を考えてみましょう。それがどこかの誰かなら、忘れ物をしたその人の責任で終わりです。けれど、それが家族の場合にはその影響が巡り巡って自分に返ってくることがあります。</p>

<p>「届けてほしいと言われたら、結局自分が行くことになる」</p>

<p>「気づいてあげられなかった私もいけないのかも」</p>

<p>そんなふうに、いつの間にか、自分の責任のように感じられてしまうことがあるのです。このように、関係が近い人との間に「責任の境界線」を引くには、少し練習が必要です。</p>

<p>では、実際にやってみましょう。目の前に2つの箱があるのをイメージしてください。そして、「なんで、これ自分がやってるんだろう？」「本当はあの人がやってくれたらいいのに」「また私がやらなきゃいけないの？」と感じた場面を思い出してみましょう。</p>

<p>その場面が思い浮かんだら、「それは本来誰の責任か」を考えてみてください。そのうえで、相手が本来やることは相手の箱へ、自分が本来やることは自分の箱へそれぞれ入れてみましょう。</p>

<p>ここで大切なのは、「実際に誰がやっているか」ではなく、「本来は誰の責任か」で分けることです。今まであなたがやってきたことでも、本来は相手の責任だったということもあります。</p>

<p>このワークをしていると、どちらの責任の箱にも入れられないものが出てくることがあります。たとえば、天気や社会の状況、環境の影響などです。こうしたものを、無理に分けようとすると、かえって苦しくなってしまいます。そんなときは、もうひとつ、「天の箱」を用意してみてください。自分にも相手にもコントロールできないものとして、そっと置いておきましょう。</p>

<p>いずれにしてもこのワークで大切なのは、まず「分けてみる」ことです。今は、手放せなくてもかまいません。誰の責任なのかを考えることに、少しずつ慣れていくこと。それだけでも、境界線は少しずつ整っていきます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ワーク2「相手が行うチャンスをプレゼントする」</h2>

<p>誰の責任かを分ける視点ができてくると、本来は相手の責任だったものを自分が引き受けていたことに気づくかもしれません。けれど気づいたからといって、すぐに「もうやらない」「あの人の問題だから放っておこう」と考えると、自分自身のことを冷たく感じてしまったり、不安や罪悪感が出てきたりすることもあります。</p>

<p>そこでこのワークでは、「相手がする機会をプレゼントする」ととらえてみます。前のワークで、「相手の箱」に入れたものの中から1つだけ選んで、今回は手を出さないと決めてみてください。それが、その機会を相手にプレゼントするということです。</p>

<p>ここで大切なのは、それによって相手がどうするかではなく、あなたの中にどんな気持ちや気づきが出てくるかに、目を向けてみることです。不安や罪悪感が出てくる方もいれば、安心したり少しこころが軽くなったように感じたりする方もいるかもしれません。</p>

<p>また、「先回りしてやっていた」「相手が困る前に手を出していた」。そんな自分のパターンに気づく方もいるかもしれません。このワークを続けていくうちに「相手もできるんだ」「相手とはペースが違っていただけなんだ」と感じられる場面も出てくるでしょう。</p>

<p>相手の責任を、相手に返していくことは、あなたのこころを守り、大切にすると同時に、相手の力を信頼することにも、つながっていきます。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_chat.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 24 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[佐瀬りさ（臨床心理士）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>芥川賞・小砂川チトさんを救った、厳しい担当編集の一言「あなたには才能があります」  Moguru編集部</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14952</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014952</guid>
			<description><![CDATA[第175回芥川賞を受賞した小砂川チトさんの『ゾンビ回収婦』。島田雅彦さんの選評と、次作への決意を語った受賞スピーチを紹介します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="小砂川チトさん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Kosagawachito01.jpg" width="1200" /></p>

<p>2026年8月21日、第175回芥川龍之介賞・直木三十五賞の贈呈式が都内で開催されました。芥川龍之介賞を受賞したのは、小砂川チトさんの『ゾンビ回収婦』。贈呈式では、選考委員を代表して島田雅彦さんが選評を述べ、小砂川さんが感謝と今後の創作への思いを語りました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>島田雅彦さん「新しいバーチャル世界における生き方の研究」</h2>

<p><img alt="島田雅彦さん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Shimadamasahiko.jpg" width="1200" /></p>

<p>選考委員を代表して登壇した島田雅彦さんは、AIへの依存が広がり、自分の頭で考えることを放棄するような状況に対して、危機感を抱く人が増えていると指摘。文学の世界でも、この問題に作家たちが向き合っていると話しました。</p>

<p>島田さんは『ゾンビ回収婦』について、AIに仕事を奪われた主人公が、夫の熱中していたVRゲームの世界へ入っていく物語だと紹介しました。</p>

<p>異世界を舞台にした作品では、主人公が特別な力を持つ設定も少なくありません。しかし、本作の主人公は、仮想世界の中でNPC（ノンプレイヤーキャラクター）としてエキストラのような立場に身を置きます。そして、誰かに命じられたわけでもないゾンビの回収作業に熱中し、その過程で承認欲求を満たしていきます。</p>

<p>島田さんは、作家は古くから地獄や天国、桃源郷、極楽浄土、夢といった現実とは異なる世界を描き、不愉快な現実から逃れることに創造性を発揮してきたと説明しました。現代では、その対象にゲームや仮想世界も加わっているといいます。</p>

<p>そのうえで、小砂川さんは、そうした文学の伝統に連なる形で「新しいバーチャル世界における生き方の研究」を提示したと評価しました。さらに、作品そのものが一種の文芸批評としても読める点が、受賞を決めるうえでの大きな評価につながったと述べました。</p>

<p>選評の最後には、今後の創作について「茨の道かもしれません」としながらも、作中に見られるマゾヒズムに触れ、「小砂川さんには、さぞ居心地がよろしいかと思います」と冗談を交えて会場の笑いを誘い、受賞を祝いました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>小砂川チトさん「泥臭く愚直に、次の作品に取りかかりたい」</h2>

<p><img alt="左から朝倉かすみさん、小砂川チトさん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Asakurakasumi01.jpg" width="1200" /><br />
左から朝倉かすみさん、小砂川チトさん</p>

<p>続いて登壇した小砂川さんは、「この度は栄えある芥川賞をいただき、誠にありがとうございます」とあいさつしました。</p>

<p>小砂川さんは、デビュー以来、3度にわたって芥川賞候補となりました。しかし今回の候補入りに際しては、「3度目の正直」よりも「2度あることは3度ある」という言葉が頭をよぎり、受賞を期待しないことで自分の心を守ろうとしていたと明かしました。</p>

<p>その一方で、担当編集者や編集長をはじめとする周囲の人々は、一貫して受賞を諦めずにいてくれたといいます。</p>

<p>自身の初稿を「ほとんど怪文書のようなもの」と表現し、打ち合わせでも構想をうまく伝えられないことがあったと振り返った小砂川さん。それでも担当編集者はさじを投げず、作品の完成まで根気強く付き合ってくれたと感謝を伝えました。</p>

<p>特に記憶に残っているのが、2度目の芥川賞候補で受賞を逃したときにかけられた言葉でした。</p>

<p>「めったに褒めてくださらない担当さんが、落ち込む私に『小砂川さんには才能があります』とぼそっと言ってくださったのが、実はとてもうれしかったのを今になって思い出します」</p>

<p>また、今回で芥川龍之介賞の選考委員を退任する小川洋子さんの最後の選考で受賞できたことを「大変光栄」とし、「そのことに恥じない書き手に育っていきたい」と述べました。</p>

<p>受賞という一つの成果を手にした一方で、小砂川さんは、すでに「結果という瞬間の短さ、儚さ」を感じ始めているといいます。今回の結果だけを大切に握りしめるのではなく、それを受けて次に何をするのかが問われていると話しました。</p>

<p>「おめでとう」と言ってもらえる期間は一瞬で過ぎ去り、創作の大半を占めるのは、悩みながら作品を作り、うまく書けずにもがく時間です。しかし小砂川さんは、そうした道中にいるときの自分の方が「圧倒的に好き」なのだと、今回の受賞を通じて改めて気づいたといいます。</p>

<p>「机の前にまた引き返し、泥臭く愚直に、次の作品に取りかかりたいと思っております」</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Kosagawachito01.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 24 Aug 2026 11:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[Moguru編集部]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「今、とても幸せ」直木賞受賞の朝倉かすみさん、憧れの舞台で明かした素直な胸の内  Moguru編集部</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14950</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014950</guid>
			<description><![CDATA[第175回直木賞を受賞した朝倉かすみさんの『けんぐゎい』。桐野夏生さんの選評と、朝倉さんが語った受賞の喜びを紹介します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="朝倉かすみさん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Asakurakasumi02.jpg" width="1200" /></p>

<p>2026年8月21日、第175回芥川龍之介賞・直木三十五賞の贈呈式が都内で開催されました。直木三十五賞を受賞したのは、朝倉かすみさんの『けんぐゎい』（光文社）。贈呈式では、選考委員を代表して桐野夏生さんが選評を述べ、朝倉さんが受賞の喜びと周囲への感謝を語りました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>桐野夏生さん「最後に『けんぐゎい』に出会えて、本当に幸運」</h2>

<p><img alt="桐野夏生さん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Kirinonatuo.jpg" width="1200" /></p>

<p>選考委員を代表して登壇した桐野夏生さんは、優れた作品の背後には、作家の才能や筆力だけでなく、周到な準備があると述べました。</p>

<p>『けんぐゎい』は、自由に書かれたような迫力とパワーに満ちている一方、タイトルや作中で使われる言葉、登場人物の造形にも、朝倉さんが蓄えてきた知識が生かされていると述べ、それによって「自由で奔放ながらも、重厚な物語」が生まれたと評価しました。</p>

<p>また、朝倉さんが長年にわたって古文書を学び、江戸時代の刑事事件に関する記録などを読み込んできたことにも言及しました。</p>

<p>朝倉さんが参照した江戸時代の判例には、女性の仕事や女性として生きることを嫌い、男装して各地を遊び歩いた末に窃盗事件を起こした人物が記録されていたといいます。</p>

<p>桐野さんは、当時にも性別によって定められた生き方を嫌う人がいたことに「むしろ安心しました」と述べ、「人間というのは、そんなにいつも変わらないものだと思います」と語りました。</p>

<p>時代を徹底して調べ、そこに生きる人間を真摯に描くことで、現代にも通じる普遍性が生まれると説明。本作について「ファンタジックな作品ではありません。地に足が着いています」と評しました。</p>

<p>選評の最後には、「『けんぐゎい』は周到な準備のもとに自由に書かれた傑作です」と改めて評価。今回をもって直木賞の選考委員を退任する桐野さんは、「最後に『けんぐゎい』のような作品に出会えて、本当に幸運だと思いました」と言葉を結びました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>朝倉かすみさん「今、とても幸せです」</h2>

<p><img alt="左から朝倉かすみさん、小砂川チトさん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Asakurakasumi01.jpg" width="1200" />左から朝倉かすみさん、小砂川チトさん</p>

<p>続いて登壇した朝倉かすみさんは、芥川龍之介賞を受賞した小砂川チトさんのスピーチに触れ、「私が言いたいことは、さっきチトさんが言ったこととほとんど同じです」と話し、会場の笑いを誘いました。</p>

<p>朝倉さんにとって、直木賞は「遠い憧れ」だったといいます。いつしか自分ではない誰かが受賞するものだと考えるようになっていたため、受賞が決まってからも「ずっと、なんとなく驚いています」と率直な心境を明かしました。</p>

<p>直木賞の大きさや重みについては、まだ実感が湧いていないとしながらも、受賞が自分にとって「とてもいいこと」であるのは分かると話しました。</p>

<p>その喜びは、作品を出版するために朝倉さんと組んできた人たちや、これまで作品を読み続けてきた読者にとっても、今回の受賞は「きっとすごくいいこと」だと語りました。</p>

<p>そして、「何を言いたいかというと、今、とても幸せです」と現在の思いを表し、周囲への感謝とともにスピーチを締めくくりました。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260821Asakurakasumi02.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 24 Aug 2026 10:30:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[Moguru編集部]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>尾崎世界観さんが悩みを相談する瞬間「誰かに話すのは、確定させにいくため」【第1回】  尾崎世界観</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14757</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014757</guid>
			<description><![CDATA[月刊誌『PHP』にてお悩み相談の連載をしていた尾崎世界観さん。ご自身も悩みを誰かに相談するとのことだが、それは解決のためではないという。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="尾崎世界観" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260814ozakisekaikan.jpg" width="1200" /></p>

<p>悩みは人に相談するほうだという、クリープハイプの尾崎世界観さん。ただし、それは解決のためではないといいます。月刊誌『PHP』でのお悩み相談連載をまとめた『尾崎世界観のおなやみ天国』を刊行した尾崎さんに、読者の悩みを受け取ってみた感想や、自身が誰かに悩みを打ち明けるときのことを聞きました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>お悩み相談連載をやってみたかった</h2>

<p>――月刊誌『PHP』でのお悩み相談の連載は、尾崎さんの発案とうかがいました。どうしてお悩み相談をやってみようと思ったのですか？</p>

<p>【尾崎】以前からお悩み相談を読むのが好きで、その類の本をよく手に取っていたんです。それで、自分が相談に乗って文章を書いてみたらどうなるかが気になって、連載をやってみようと思いました。</p>

<p>――どうしてお悩み相談を読むのがお好きだったんですか。</p>

<p>【尾崎】お悩みの回答から何かを得ようというよりは、悩みを相談している側と、それに応える側のやりとりを読み物として楽しむ感覚が強かったですね。そこまで答えは出ないんだけど、言葉を交換し合って、読み終わった時に少し気持ちが変わるというか。</p>

<p>だから、悩みは&quot;読者のためにあるもの&quot;という感覚が強くて。悩んでいる方も、それに答える方も、読者のために悩んだり答えたりしている。それを楽しんでいました。</p>

<p>――今回の書籍に収録されたお悩みも、答えを出すというよりは、一緒に考えたり、時には厳しい言葉も投げかけたりしている印象がありました。その辺りは何か意識されたのでしょうか。</p>

<p>【尾崎】そうですね。書いていて、寄り添おうという気持ちは当たり前にあるんですけど、その悩みによって、まだ知らない自分の言葉が引き出されていく瞬間がありました。それも面白かったです。</p>

<p>自分自身、文章をうまく書きたいけど書けないという悩みを抱えていて。読者からのお悩みに応えているようでいて、常にその自分の根本的な悩みにも向き合っていましたね。</p>

<p>――ご自身の文章の悩みに向き合われた、と。</p>

<p>【尾崎】書きたいけど、プロの作家のようなペースでは書けない。ミュージシャンとして本業もやっているので、もどかしさは常に抱えています。その中でどうしたらいいのかをずっと考えていました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>悩みに寄り添いたいし、読者に良くも思われたい</h2>

<p>――お悩みに答え続けてみて、何か影響を受けたことや、変化はありましたか。</p>

<p>【尾崎】だんだん答えていく上での自分の型のようなものができてきて、このあたりでまとめよう、となっていくんです。でも、それが良いのか悪いのかはわかりません。そこで固定されてしまうという悩みもまた生まれてくるので。</p>

<p>――友達に謝ったのに許してくれない、というお悩みに対して、尾崎さんの方からストレートに「それは違う」と言われていたりして、そこまでは寄り添おうとしていたのが、途中から切り込んでいく感じになっていたのが印象的でした。</p>

<p>【尾崎】お悩みを選ぶときにいろいろ考えるんですけど、いざ書き始めると選んだ時の感覚とは全然違ったりもするので難しいです。悩みがずらっと並んでいるのを見ている時の自分と、いざ答えようとする時の自分と、それを書こうとする時の自分がそれぞれ違うので、途中で無理だと思って別の悩みに変えることもありました。</p>

<p>あと連載を通して不思議だったのが、一人のお悩みに答えていても、それを誌面で読む方が何人もいるので、一対一というよりもっと広いところに向けて書いているような、ある種のねじれを感じたことです。</p>

<p>もちろん悩みに寄り添いたいという気持ちはあるんですけど、読者に良く思われたいという気持ちも生まれてきて、葛藤がありましたね。もしかしてこれは、悩んでいる本人以外に向けて書いてしまっているんじゃないか、と書きながらまた考えてしまいました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>人に相談することで、悩みを確定させたい</h2>

<p>――ちなみに、尾崎さんご自身は誰かに悩みを相談されますか？</p>

<p>【尾崎】相談をすることもあるんですけど、そんなに考えが変わることはないですね。自分の中で答えは決まっているので。</p>

<p>悩みを解決したい時よりも、悩みをより悩みたいというか、あえてもっと深刻な方に持っていくために相談することが多いです。それを確定させたい、早くそこに触りたいという感覚があるので。悪くなりきった方が、どこまで深刻なのかを知ることができる気がするんです。</p>

<p>40年以上生きていれば、自分の中の器はもう決まっているので、「悩みの大きさはこれぐらいかな」と思ったら早めにそれを確定させたくて、人に相談しながら手伝ってもらう感覚です。</p>

<p>そうやって話すことが自分の中ではすごく大事なんです。何に悩んでいるのか心の中でモヤモヤしたり、傷ついたりするのは、まだ言葉になっていない状態だから。それを組み立てて言葉にすることで、よりはっきりと悩みが見えてくる。</p>

<p>――多くの人は悩み相談というと、解決するためのものというイメージが強いと思うのですが、尾崎さんは言葉にすることに意味を感じているのですね。</p>

<p>【尾崎】心の風邪みたいなものだと思っているので。ある程度いってしまえば、症状はどんどん和らいでいくはずです。</p>

<p>――早めに何の風邪かだけわかっておく、みたいな。</p>

<p>【尾崎】検査するような感覚ですね。何かひどいものじゃないか、一応見てもらう。風邪をひいた時も、病院に行くだけで、あとは不思議と治ってしまうことがありますよね。</p>

<p>――確かに、原因不明よりも。</p>

<p>【尾崎】他人から認めてもらって、正式にそういう病状の自分になれるというか。悩んでいる時も、それを悩んでいることを誰かに打ち明けることで、いよいよ確定する。悩み相談は、そんな風に使っています。</p>

<p>そしてそれは、この連載を通して気づいたことでもあります。</p>

<p>（取材・構成：PHPオンライン編集部 片平奈々子）</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260814ozakisekaikan.jpg" />
						
						<pubDate>Fri, 21 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[尾崎世界観]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>なぜか自分が嫌い...原因は「親の正しさ」にあった? 心の深層をひも解く書くワーク  三凛さとし（ライフコーチ）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14762</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014762</guid>
			<description><![CDATA[親が良い言動をする家庭に育ったことで、大人になってから息苦しく感じる人もいるという。ライフコーチの三凛さとしさんが心の深層をひも解くワークを紹介。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="親の言動を振り返る" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_overthink.jpg" width="1200" /></p>

<p>親の言動がその後の人生に影響を与えていると感じる人は少なくないでしょう。良かった言動も、嫌だった言動も、思わぬ形で自分の中に刷り込まれているものです。ライフコーチの三凛さとしさんは、著書『こころの毒出しノート』にて日常的に抱えるモヤモヤを「書く」ことによってうまく付き合えるようになる方法を解説しています。本稿では同書から、子どもの頃の親の態度を振り返り、自分の中にあるわだかまりをとらえ直すワークをご紹介します。</p>

<p>※本稿は三凛さとし著『こころの毒出しノート』（飛鳥新社）より一部を抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>親の「良かったこと」から受け取ったデメリットを見る</h2>

<p>親がしてくれたこと</p>

<p>守ってくれたこと</p>

<p>支えてくれたこと</p>

<p>当時は「良いことだった」「ありがたかった」と受け取っていた出来事から、その後の人生にどのような影響が残っているかを見ていきます。</p>

<p>ここで扱うのは、感情の是非や感謝の有無ではありません。その出来事が、現在の反応や選択にどのようにつながっているかという点のみを確認します。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>良い出来事は基準になりやすい</h2>

<p>親の言動を「良かった」「正しかった」と受け取った場合、それは無意識のうちに基準として残ることがあります。基準が残ると、私たちはどうしても比べてしまうものです。</p>

<p>この比較は、親に対する評価ではなく、自分自身への評価として現れることが多くなります。</p>

<p>たとえば、親同士の関係が安定していた家庭で育った場合。大人になって自分のパートナーシップが思うようにいかないとき、次のような反応が出ることがあります。</p>

<p>自分はうまくやれていないのではないか</p>

<p>同じように築けていない気がする</p>

<p>何かが欠けているように感じる</p>

<p>これは、現在の関係性そのものよりも、過去に形成された「良い関係像」との比較から生じています。</p>

<p>親が努力家であった、学歴や実績があった、責任感が強かった場合も同様です。それを「良いこと」として受け取っていると、</p>

<p>自分はまだ足りない<br />
同じ水準に達していない<br />
別の道を選ぶことに後ろめたさを感じる</p>

<p>といった反応が残ることがあります。</p>

<p>尊敬の感情と、自己否定が同時に存在する状態です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>評価が残ることの影響</h2>

<p>親の言動を「悪い」と評価した場合は、怒りや反発として残りやすくなります。</p>

<p>一方で、「良い」と評価した場合は、比較や罪悪感として残りやすくなります。</p>

<p>どちらの場合も、評価が固定されている限り、人生のどこかで反応が生じます。</p>

<p>今日のワークは、その評価を外すための準備です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>親の「良かった言動」から生じたデメリットを書くワーク</h2>

<p>今日は、親の「良かった」と感じていた言動を１つ選び、そこから生じたデメリットを整理します。直接的な影響だけでなく、その後の展開を経て生じた間接的な影響も含めて書き出します。</p>

<p>(0)１分・ズボラ瞑想<br />
目を閉じ、鼻呼吸を行います。</p>

<p>(1)親の言動を１つ選ぶ<br />
「良かった」と感じていた言葉、態度、雰囲気を１つ選びます。</p>

<p>(2)デメリットを書く<br />
その出来事から生じたデメリットを、直接・間接を問わず20個以上書き出します。<br />
例：他人の期待を基準にしやすい／試行錯誤が苦手／完璧を求めやすい／不安を抱えたまま行動する／休むことに罪悪感がある など</p>

<p>親がしてくれたことは、当時必要なものであった可能性が高いものです。同時に、その環境だからこそ生じたデメリットも確かに存在します。</p>

<p>それらを並べて確認することで、親の言動は「良い・悪い」という評価から離れ、１つの条件として整理されていきます。</p>

<p>次では、親のネガティブだと感じていた言動と同じ構造を、自分自身が再生していた場面を見ていきます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>親の言動と同じ言動をしている事実を見る</h2>

<p>親の言動が、あなたのその後の人生にどのような影響を残していたかを見てきました。</p>

<p>今回はさらに一段階踏み込みます。</p>

<p>親のネガティブだと感じていた言動と同じ構造の言動を、自分自身も誰かに対して行っていた場面を拾い出します。</p>

<p>良い・悪いのジャッジをせずに、ただ事実だけを確認しましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>親との無意識の関係</h2>

<p>親の言動に強い感情が残っている場合、その構造は無意識のうちに繰り返されやすくなります。</p>

<p>「自分は親のようにはならない」<br />
「同じことはしない」<br />
「あんなふうにはなりたくない」</p>

<p>そう思っているかどうかは関係なく、人は一度身についた反応の型を立場や相手を変えて再生します。</p>

<p>それは、性格の問題でも、意志の弱さでもありません。慣れた反応を使っているだけです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>かたちは違っても、構造は同じ</h2>

<p>親の言動から得た体験と言葉や立場は変わっても、自分が相手に与えている体験は似ていることがあります。</p>

<p>否定されたと感じていた<br />
&rarr;自分も、相手の話を遮っていた</p>

<p>不安を煽あおられていた<br />
&rarr;自分も、心配という形で制限していた</p>

<p>評価されなかった<br />
&rarr;自分も、結果だけを見ていた</p>

<p>この一致に気づくと、親に対して抱いていた感情の一部が自然とほどけていきます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>今日は具体的に書く</h2>

<p>今日のワークでは、「性格」「傾向」「クセ」といった抽象的な表現では書きません。</p>

<p>必ず、次の４つを具体的に書きます。</p>

<p>いつ<br />
どこで<br />
誰に対して<br />
どんな言葉・態度を取ったか</p>

<p>実際に起きた場面を思い出しながら、「たぶんこういうことをしていたと思う」ではなく、「あの場面で、確かにそうしていた」と思い出せるかたちで書いてください。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>親のネガティブな言動と同じ構造を、自分が再生していた場面を書くワーク</h2>

<p>(0)１分・ズボラ瞑想<br />
目を閉じ、鼻呼吸を行います。</p>

<p>(1)親の言動を書く<br />
親のネガティブだと感じていた言動を１つ思い出し、具体的に書きます。</p>

<p>(2)自分の言動を書く（20個）<br />
それと同じ構造を、自分が誰かに対して行っていた実際の場面を20個書き出します。</p>

<p>20個書き出すと、親と自分を完全に分けて見ていた境界が少し曖昧になります。親だけが特別だったわけではなく、自分も同じ構造の中で反応していたことが理解できるでしょう。</p>

<p>評価が弱まることで、反応も弱まります。それが、このワークの目的です。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Fri, 21 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[三凛さとし（ライフコーチ）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「ゲームが得意」が仕事になる時代　澤円氏が語る「好き」を仕事にできる人の共通点  澤円（株式会社圓窓代表）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14701</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014701</guid>
			<description><![CDATA[「好きなこと」を仕事にできる人の特徴とは？株式会社圓窓代表である澤円さんが、続けることの大切さを解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="澤円著『思考をアップデートする全技術』" height="743" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_succesLIG.jpg" width="1200" /></p>

<p>YouTuber、プロゲーマー...個人でも簡単に発信できるようになった現代において、「好きなこと」を仕事にしている人も多くなりましたが、その一方で「好きなことなのに続かない」という人も多いのではないでしょうか。</p>

<p>本稿では、株式会社圓窓代表である澤円さんの著書『思考をアップデートする全技術』より、好きなことを続けていくために重要な視点について紹介します。</p>

<p>※本稿は、澤円著『思考をアップデートする全技術』(アスコム)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>好きなことや得意なことだけは、絶対に「やめない」</h2>

<p>時々、僕の生き方に触れた人から「澤さんはコンプレックスの取り扱いが上手ですね」と言われることがあります。ただこれは、自分ではわかりません。僕は自己肯定感がとても低い状態で育ち、大人になってからも自己否定をしながら生きてきたからです。だから、自分では挫折やネガティブな体験からのリカバリー力が高いというよりも、驕らないで生きていることのほうが大きい気がします。</p>

<p>「いつだって自分より上がいる。天狗になってはいけない。でも3つ以上を掛け合わせれば僕だって世界一なんだから、まあ、良しとするか」という感じ。落ち込むたびにそうやって体勢を立て直し、自分にとって大切なことや、自分がやる必要があることに立ち戻っていこうとしています。</p>

<p>もちろん、3つを掛け合わせても、努力しなければ世界一にはなれません。得意なことだからといってほったらかしにしていたら、やがて枯れていくからです。自分でも気づかないうちに、静かに欠落していくことでしょう。そこで自己投資の観点からあなたにぜひ伝えたい、最強のアプローチをご紹介しましょう。</p>

<p>それは、「絶対にやめない」こと。やめてしまうと、せっかくのユニークな部分や、あなただけの持ち味がどんどん小さくなっていきます。だからこそ、好きなことや得意なことはやめてはいけないのです。</p>

<p>「やめないこと」は、世の中で結果を出している人たちの多くに共通した資質です。また、「これは仕事、これは遊び」と割り切って考えるのではなく、たとえ苦手な仕事のなかにも自分の得意なことや楽しみをうまく探し出し、それを地道に続けていける人が長期的に成果を上げています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>好きなことを続けるうちに仕事になる可能性もある</h2>

<p>「やめない」人たちの代表が起業家でしょう。あえて乱暴に言えば、バカみたいにずっとそのことばかり考え続けられる人が起業家として成功します。ビル・ゲイツも寝ないでプログラミングばかりやっていたそうですし、マーク・ザッカーバーグも同じような資質を持っていたと言います。</p>

<p>「でもね、その&quot;続ける&quot;ことができないんだよ」</p>

<p>そう思うかもしれません。でも、それが自分の好きなことならどうでしょうか？</p>

<p>たとえば、好きなゲームだったらいくらでも続けられる人はいると思います。でも、「ゲームばかりやって！」と怒られて、一般的にはまるでダメ人間であるかのように扱われるから、早々にゲームの道を諦めてしまうわけです。本当は大好きだったにもかかわらず、ここでも同調圧力が襲ってくるのです。</p>

<p>テクノロジーの進化もあって、現在は何でも続けていくうちに仕事になる可能性が高い時代になりました。もちろん、仕事にならなければいけないわけではありませんが、好きなことを続けていくうちに、逆に世の中が追いついてくるといった展開も十分あり得る時代になっているのです。</p>

<p>日本でもかなり普及してきましたが、ゲームの腕を競う『ｅスポーツ』(エレクトロニック・スポーツ)は、オリンピックの新種目になるのではと話題になるなど、ビジネスのフィールドが整いつつあります。アメリカではプロゲーマーがすでにスポーツ選手として認められており、中国や韓国での市場規模も日本とは桁違い。</p>

<p>でも、古い価値観に縛られている人たちは「あれはスポーツではない」などと言っているわけで、グローバルな流れに思考がまったくついていけていません。従来のスポーツ観に凝り固まっているから、新しい競技が生まれるメカニズムが理解できないのでしょう。「スポーツは勇気づけられるじゃないか」と言うなら、素晴らしいゲームプレイを見て勇気づけられる人は、それこそ世界中にたくさんいます。</p>

<p>つまり、自分はどちらの価値観や考え方を選ぶかということ。そこで、僕は声を大にして言いたいのです。「続けられない」というよくある悩みも、そのほとんどは「それほど興味がない」「本当は好きではない」のが原因だと僕は考えています。ずっと続けないがために成功体験も得ることができず、途中でやめる原因になるのでしょう。</p>

<p>できなかったことができるようになること。このシンプルな喜びこそが成功体験。だからこそ、できるまで続ければいい。そのために、自分が好きなことである必要があるのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「いつか」よりも「いつ」で、自分の人生を動かす</h2>

<p>好きなことをして生きるようにすると、一つひとつの物事に集中して取り組めるようになり、日々の幸福感も増していきます。ただ、いくら好きなことといっても「いつか役立つだろう」と思っていると続けにくくなることもある。そもそも、好きなことは役に立たなくても続けられるはずなのに、そんなことを思って途中でやめてしまう人がとても多いようです。そんな人は、まずこのことを心に刻み込んでください。</p>

<p>「&quot;いつか&quot;はこない」</p>

<p>あなたの部屋の押し入れは「いつか」というものが詰まっていませんか？いつか使うかもしれない道具、いつか着るかもしれない服......。「いつかは」と思って残しておいた結果、知らないうちに押し入れがパンパンになってしまうわけです。</p>

<p>「いつかはこない」と思えばほとんどの不要なものは捨てられます。これは自戒の意味も込めて言います。これからは「いつか」というマインドもアップデートする習慣をつけていきましょう。</p>

<p>「&quot;いつか&quot;ではなく、&quot;いつ&quot;するのか？」</p>

<p>大切なのは、「いつか」役に立つだろうとタイミング任せにするのではなく、自分で「いつ」と決めること。そのために「このころにはこんなふうになっているといいな」という大まかなマイルストーン(中間目標点)を立てることをおすすめします。</p>

<p>可能であれば「何歳までにこれを達成する」と明確にゴールを決めて達成できれば素晴らしいですが、僕はそんな人たちを「すごいな」と尊敬しつつも、「自分には難しい」と思って見ています。自分がしんどく感じるアプローチでやっても、続けることが難しくなるからです。</p>

<p>だからゴールではなく、ざっくりしたマイルストーンでいいから考えてみるのです。ゴールを考えることがしんどい人も、慌てる必要はありません。自分なりのペースで進みながら、「いつごろまでにここまでいこう」というマイルストーンを持っているのと、持っていないのとでは雲泥の差があります。</p>

<p>何も考えないでただ好きなことをしているだけでは、どこに向かっているのか自分でもわからず、まったく見当違いの方向に向かってしまうこともあり得るでしょう。数年後のマイルストーンをまず立てて、さらにそこへ至るまでの小さいマイルストーンをざっくり逆算して立てていければ、モチベーションを保ちながらうまく続けることができると思います。</p>

<p>たとえば「今日から勉強して来年はアメリカに1人旅へ行こう」とマイルストーンを立てれば、日常英会話の習得やそのための貯金、休暇の設定など小さいマイルストーンをざっくりと逆算できる。ゆるくマイルストーンを考えるだけでも、アクションプランは立てられます。</p>

<p>そして、アクションプランがあると、やはり行動に移しやすくなるのです。「いつ」は自分で決める。だって自分の人生なのだから、人を傷つけたり理不尽な迷惑をかけたりしない限り、あなたの人生はすべてあなたが決めなければならないのです。</p>

<p>ちなみに、僕自身もそう心がけて毎日を生きているので、自ずと逆算した行動が増えていきます。すると、いろいろな場所で化学反応が起こって、自分で思っていた人生のマイルストーンはほとんど前倒しで達成されていきました。</p>

<p>アウトプットをして、フィードバックを得ることが一番の学びになる。具体的なアクションにもつながります。ですから、僕はいつも「これがしたい」「こうなりたい」と周りに言い続けています。そして、僕ははっきりとこう思います。</p>

<p>「夢は人に伝えよう。そうすれば叶いやすくなる」</p>

<p>夢は、ぼんやり思い浮かべている状態が最も危険です。他者に伝えることで自分のなかで言語化され、また他者からのフィードバックを受けて、どんどん自分の頭で考えられるようにもなるのです。</p>

<p>厳密なゴールを設定しなくても構いません。まずは、目指す方向へマイルストーンを立てることから始めましょう。そして「いつ」と決めることで、人生の舵を取る。これが自分を大きく成長させるために必要な自己投資のマインドなのです。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Fri, 21 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[澤円（株式会社圓窓代表）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>乱立する「ガチ中華」ブームでも生き残る名店　日本人客を虜にする&quot;本場の味&quot;  中島恵（フリージャーナリスト）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14824</link>
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			<description><![CDATA[話題の「ガチ中華」はなぜ成功と淘汰が分かれるのか？日本人に愛される名店のこだわりや、SNSを活用した独自の食材調達など、激戦区で生き残る中国人経営者たちの知られざる工夫とビジネスの裏側に迫ります。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="陳家私菜の「本場四川皇帝よだれ鶏」" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260807Nakajimakei01.jpg" width="1200" /><br />
陳家私菜の「本場四川皇帝よだれ鶏」</p>

<p>空前のブームを見せる「ガチ中華」。激しい競争の中で生き残る店と消えていく店にはどのような違いがあるのでしょうか。日本人を惹きつける名店の試行錯誤や、在日中国人ネットワークを活かした独自の工夫について、書籍『中国人は日本で何をしているのか』より解説します。</p>

<p>※本稿は中島恵著『中国人は日本で何をしているのか』（日経BP）より一部を抜粋・再構成したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「元祖ガチ中華」の経営者</h2>

<p><img alt="陳家私菜" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260807Nakajimakei04.jpg" width="1200" /></p>

<p>コロナ禍以後、日本風にアレンジしていない本場中国の料理「ガチ中華」が流行している。中国発チェーンのフランチャイズのほか、日本で独自に開業した在日中国人向けの店もある。関係者は「専門知識がなくても始められる。大きな商いではないが、毎日キャッシュが入ってくるので生き延びやすい」と説明する。</p>

<p>「ガチ中華」の幅は広く、完全な「中国人向け」から「日本人も対象」と思われる店もある。中国人向けの店は東京の池袋、上野、高田馬場、新宿付近に多く、日本人も対象の店はそれ以外の場所にも広がる。最近では中国人が多い埼玉県、千葉県、神奈川県にもガチ中華料理店は拡大している。</p>

<p>近年、日本に移住してきた中国人の中には、在留資格の維持のため手っ取り早い手段として飲食業に乗り出す人がいる。業界では「誰も彼もがガチ中華に参入したので、全体の質が落ちた」との批判もあり、開店2〜3年以内に消える店も少なくない。</p>

<p>そんな中、「元祖ガチ中華」として高く評価されている店がある。30年以上にわたる人気店「陳家私菜（ちんかしさい）」だ。25年末現在、東京の銀座、新宿などで8店舗を展開している同店の経営者、陳龐湧（ちんばんゆう）さんに話を聞いた。</p>

<p>陳さんは62年、上海生まれ。父親は上海から近い江蘇省の寧波出身で、祖父は寧波で有名な財閥の一人であり美食家でもあった。幼い頃から祖父に可愛がられて育った陳さんも食に関心があり、料理の道へ。上海の老舗ホテルで中華料理の基礎を学んだ。</p>

<p>「80年代、上海からは欧米に留学する人が多かったのですが、映画『男はつらいよ』に感動した私は日本に行きたかった。88年の来日時には両親がお金とコメ、鍋、ふとんなどを持たせてくれました」</p>

<p>家賃3万円のアパートに住み、工事現場や清掃のアルバイトをしながら日本語学校に通った。日本語がある程度話せるようになってからは高輪プリンスホテル（現在のグランドプリンスホテル新高輪）などで皿洗いをしつつ、中華料理を学んだ。</p>

<p>「総料理長が作ってくれた賄い料理が美味しくて、自分もいつか立派な中華料理人になろうと決意しました。ホテルで捨てられていたパンの耳をかじってがんばりました」（陳さん）</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>日本人も受け入れる本場の味を目指す</h2>

<p>陳龐湧さんは95年、東京・赤坂に中華料理店「湧（ゆう）の台所」をオープン。当時、四川料理と謳ったわけではなかったが、日本にわずかしかなかった「本場の味」にこだわった。</p>

<p>その頃、日本では四川省出身の陳建民さんが日本人向けにアレンジした料理が浸透しつつあった。中国では葉にんにくと豚肉、豆板醬などを使う回鍋肉だが、葉にんにくが手に入りにくい日本ではキャベツを代用したり、現地で食べる「汁なし担々麵」ではなく、日本人向けに「汁あり担々麵」が供されていた。</p>

<p>しかし、陳龐湧さんは本場の中華料理を日本人に知ってほしいとの思いからメニューを考案し、日本で最初に四川料理の「よだれ鶏」や山西省名物の「刀削麵」などを中国現地と同じ調理法で提供した。</p>

<p>今では日本の中華料理店の定番になっている「刀削麵」だが、時期が早すぎたのか、当時の日本人には受け入れられなかった。しかし、辛くて痺れる「麻辣刀削麵」を提供すると、これが大ヒット。かん水を入れない生麵を使用し、もちもち感を出す工夫をした。「本場の味」を意識しつつ、日本人に受け入れられるよう試行錯誤を重ねた。</p>

<p>「食材は日本のいちばんいいものを使いますが、香辛料は四川省産のものがよいと思い、現地の食品工場と提携しました。1年に何回か四川省に行き、自分自身で品質チェックと仕入れを行っています」（陳さん）</p>

<p>「陳家私菜」にはメニュー名に「元祖」とつく料理がある。「頂天石焼麻婆豆腐」「本場四川　皇帝よだれ鶏」「痺れる麻辣刀削麵」「頂天石焼麻婆刀削麵」「汁なし麻辣坦々刀削麵」「鉄鍋胡麻棒餃子」の6つだ。本場の製法や香辛料に独自のアレンジを加え、「ガチ」でありながら日本人にも受け入れられる味を追求している。</p>

<p>8店舗ある陳家私菜はチェーン店と誤解されるが、陳さんは、「店名が同じでもチェーン店ではありません。面接と実技テストをして採用したコックがそれぞれの店で調理しています。四川省出身者もいるし、他の地域の出身者もいます。キャリアが長いから腕がいいとは限らない。センスと努力、その両方がないと料理人としては失格です。料理人がよくなければお客さんは離れていくので、採用は厳しく行っています」という。</p>

<p>店が長く続いた理由は「顧客第一」だと陳さんはいう。</p>

<p>「お客さんが喜んでいる顔を見たい、美味しかったというシンプルな言葉がいちばんうれしい。以前、もっと手広く展開しないかという声がかかりましたが、私は断りました。中国人はお金儲けばかり考えていると思われがちですが、お客さんの期待を裏切らない料理作りをしてきたことが、店が長く続いた理由だと思っています」（陳さん）</p>

<p>「ガチ中華」ながら、顧客の9割は日本人。地道な努力が受け入れられたと考える陳さんは、「これからは日本に恩返ししたい」と何度も語った。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>料理の地方が限定されない「創作アジアン」店</h2>

<p><img alt="東京・末広町の中華「創作アジアン 琥珀」" height="1199" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260807Nakajimakei02.jpg" width="1200" /><br />
東京・末広町の中華「創作アジアン 琥珀」</p>

<p>東京・末広町の中華「創作アジアン 琥珀」の社長は祁倩さんという女性だ。知人に紹介され、何度か食べに行くうちに人懐っこい祁さんの身の上話を聞く機会があったが、改めて時間を取ってもらった。</p>

<p>チェーンや大型店ではなく、町中華でもなく、激辛のガチ中華でもないこの店は、東京メトロ銀座線の末広町駅から徒歩30秒の場所にある。内装はシックで、いわゆる中華料理店のイメージとは異なり洗練されている。</p>

<p>祁さんは上海生まれ、上海育ち。02年に来日した。12年に会社を設立し、13年からフランチャイズの中華料理店を東京・霞が関に開いた。80席ある店で10年近く繁盛したが、コロナ禍で状況が変わり閉店した。</p>

<p>現在の店は21年末に物件を紹介され、22年7月にオープン。当初、香港出身のコックがいたため、焼き鴨、叉焼など広東料理のほか、自身の出身地である上海料理、さらに日本人が好きな麻婆豆腐、エビチリ、小龍包もメニューに加えた。現在、コックはハルビン、上海、大連出身者がいて、さまざまな地方の料理を提供できる。</p>

<p>一つの地方料理に限定せず、創作料理もあるという意味で「創作アジアン」、オープンしたのが寅年で、自身も寅年生まれ、料理は琥珀色が多いことなどから、風水師の先生が「琥珀」と命名してくれた。</p>

<p>日本にはさまざまな中華料理があるといっても、同店は私たちがイメージする「何でも中華」とは一線を画す高いクオリティを誇る。その日、最も新鮮な魚や野菜を仕入れ、オリジナルメニューや新しい料理にも挑戦している。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>SNSを活用して食材を調達する</h2>

<p><img alt="琥珀の名物料理のひとつ、ワンタン" height="1199" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260807Nakajimakei03.jpg" width="1200" /><br />
琥珀の名物料理のひとつ、ワンタン</p>

<p>祁さんの店で私は、「今日のおすすめは?」「今日入荷した野菜は何? それはどういう調理法で食べるのがいちばんいい?」といつも聞くようにしている。昔住んでいた香港のレストランで、店員とコミュニケーションを取りながら料理を決めていくスタイルが好きだったからだが、日本では気軽に「その日の食材」などを聞ける雰囲気の店が少なかった。</p>

<p>メニューが決まっているので融通は利きにくいし、その日のメンバーの好みや体調に合わせて店員や店長とメニューを決めていくというスタイルに店側が慣れていないのが理由だ。</p>

<p>だが、祁さんの店ではそれが可能だ。</p>

<p>祁さんは関東や関西などにある中国人経営の農場で育てられた中国野菜を仕入れて、それを中国のSNSで紹介している。中間業者が存在せず、流通コストがかからない分、安くて新鮮な食材が手に入る。イノシシや鹿、熊の手などのジビエも知り合いの紹介で猟師などから購入する。在日中国人の経済ネットワークが日本国内に確立されていて、祁さんの店でも活用しているのだ。</p>

<p>鶏毛菜、茎レタス、紅油菜、菜心など、他の中華料理店ではあまり目にしない中国野菜もある。以前、私が食べた水餃子に入っていたナズナは祁さんが自ら畑で収穫したものだった。手作りワンタンも名物料理のひとつだ。<br />
祁さんによると、オープンした当初は苦労が絶えなかった。</p>

<p>「いちばん大変だったのは従業員とのコミュニケーション。社長としての力量不足を感じました。コックを入れ替えるなど試行錯誤を繰り返すうちに、次第にお得意様が増えていきました。最近は中国人だけでなく、日本人のお客さんも増えています。距離が近い秋葉原からIT企業のお客さんが来てくださり、上野に近いという場所柄か、欧米人などインバウンドのお客さんも増えています。だから英語も勉強中です」（祁さん）</p>

<p>努力の甲斐あって24年頃から経営が軌道に乗り、顧客がついてきた。祁さんは「お客さんの要望に応えること、お客さんを大事にすることが商売の基本」と話す。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Thu, 20 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[中島恵（フリージャーナリスト）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>村上春樹は夫婦を描き続けてきた　三宅香帆さんが思う「男性がパスタをゆでる」だけじゃない側面  三宅香帆（文芸評論家）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14640</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014640</guid>
			<description><![CDATA[三宅香帆さんが、村上春樹作品を「夫婦」という視点から読み解いて得た気づきとは？ そして最新作『夏帆─The Tale of KAHO─』を読んだ率直な感想についてお聞きしました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="三宅香帆さん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/260821Miyakekaho01.jpg" width="1200" /></p>

<p>文芸評論家・三宅香帆さんの新刊『「夫婦」不在社会』が刊行されました。忙しい現代において、「仕事」と「家庭」をどう両立すればよいのか。昭和から令和にかけてヒットした小説、ドラマ、映画を分析しながら、物語を通して家族の形やこれからのパートナーシップを考える一冊です。</p>

<p>本書は、村上春樹さんの作品を「夫婦」の視点から読み解く、村上春樹論としての側面も持っています。インタビュー前編では、村上作品に描かれた夫婦像の変化や、最新作『夏帆─The Tale of KAHO─』について、三宅さんにお話を聞きました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>日本の作品は「パートナーシップ」を描くことが少ない</h2>

<p><img alt="「夫婦」不在社会" height="1199" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260731Miyakekaho.jpg" width="1200" /></p>

<p>――なぜ「夫婦」というテーマで執筆されたのでしょうか。</p>

<p>【三宅】日本の作品は、海外作品に比べて、パートナーシップを描くことが少ないと思っていました。一方で、意外にも村上春樹さんの作品にはパートナーシップを描いているものが多いんです。その二つを組み合わせて書けないかな、と思ったのがきっかけですね。</p>

<p>――三宅さんは以前、『娘が母を殺すには？』という母娘問題をテーマとした書籍を執筆されています。『「夫婦」不在社会』は、その延長線上にあるのでしょうか。</p>

<p>【三宅】そうですね。やはり母娘問題が起きる原因には、「夫が家に不在であること」が大きく関わっているのだと思います。本来は夫婦でケアし合うべきところを、娘が負担を強いられている。その構造に気づいたとき、では、なぜ夫婦の間でケアがなされないのだろうということを、きちんと書いてみたかったんです。</p>

<p>――本書では、現代の親子関係が以前よりも密になっていることが指摘されています。その点も課題として捉えられていたのでしょうか。</p>

<p>【三宅】課題とするかどうかは、少し難しいと思っています。親子仲がいいこと自体は悪いことではありません。ただ一方で、やはり夫婦の話は少なく、同時に、親子の話が多いとも感じていた、ということですね。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>村上春樹作品が描いた、多様な「夫婦」の姿</h2>

<p>――今回、村上春樹さんの作品を「夫婦」という視点から読み解いてみて、新しい発見や気づきはありましたか。</p>

<p>【三宅】本を刊行してから、「村上春樹がこれほど多く&quot;夫婦&quot;について書いていたとは気づかなかった」という反響をたくさんいただきました。そこに意外性があるのだなと感じています。また、ひと口に夫婦の物語といっても、その描かれ方は多様であることにも、改めて気づかされました。</p>

<p>――本書では、『風の歌を聴け』から『ねじまき鳥クロニクル』までをたどると、夫婦像や男性像の描かれ方にも変化が見られると指摘されていました。『風の歌を聴け』では、パートナーと対話せず「黙る男性」が描かれる一方、『ねじまき鳥クロニクル』では、「夫婦の対話を試みる男性」が登場します。その意味では、一歩前進したようにも読めます。こうした変化には、当時の社会状況が反映されていたのでしょうか。</p>

<p>【三宅】村上さんが社会の変化を意識し、それを作品に反映させていたかどうかは、判断の難しいところだと思います。むしろ、社会が変化するよりも先に、村上さんの作品のなかで変化が起きていたのではないでしょうか。『ねじまき鳥クロニクル』も、すでに30年以上前の作品ですから、そう考えると非常に早かったと思います。そして、社会の側でも変化が進んできた今だからこそ、改めて読み直す価値があるのではないでしょうか。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「独身男性がパスタをゆでる話」として見立てられてきた？</h2>

<p><img alt="三宅香帆さん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260731Miyakekaho01.jpg" width="1200" /></p>

<p>――本書では、『TVピープル』に収録されている短編「眠り」にも言及されています。突然眠れなくなった主婦を描いた作品ですが、そこでは、「息子」のままであろうとする夫に対して、主人公が抱く嫌悪感が描かれています。1980年代に、男性作家が女性の内面をここまで踏み込んで描いていたことに驚きました。</p>

<p>一方で、村上さんのこうした一面は、これまであまり広く認識されてこなかったようにも思います。それはなぜなのでしょうか。</p>

<p>【三宅】すごく売れているものは、同時に誤解されているものなのかな、とも思います。もしかしたら、村上春樹さんという作家を、そういうふうに見立てたい人たちがいたのかもしれません。</p>

<p>要するに、村上作品を「独身男性がパスタをゆでている話」として見立てたかった。そのほうが面白いと思うメディアや、文章を書きやすい人たちがいたのではないでしょうか。</p>

<p>――なるほど。ミーム的に扱ううえでも、そのイメージのほうが分かりやすかったかもしれませんね。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>『夏帆─The Tale of KAHO─』をどう読んだか</h2>

<p>――『「夫婦」不在社会』の刊行直前には、村上春樹さんの最新作『夏帆─The Tale of KAHO─』も発売されました。『「夫婦」不在社会』を読んだあとに『夏帆』を読むと、「眠り」との関連性が見えたり、中盤からは「母殺し」の物語のように感じられました。率直に、どのように読みましたか。</p>

<p>【三宅】やはり面白かったですね。私は『新潮』に掲載されていた時期から読んでいたのですが、途中から「母殺し」の話になって、びっくりしました。</p>

<p>同時に、どこか「村上さんにとって物語とは何か」という問いにもつながっているように感じました。物語論を女性の視点から描いている点も含めて、非常に興味深かったです。「眠り」に連なる系譜の作品だと思いますし、私自身の関心とも重なる部分がありました。</p>

<p>また、村上さんの作品には、これまで母親という存在がほとんど登場してこなかったんです。登場したとしても、どこか恋人的なイメージを持つ、いわゆる母親像とは異なるキャラクターとして描かれていました。その意味でも、今回の作品はとても珍しいと思います。村上作品には、このまま母親が登場しないのではないかと思っていたので、一読者として驚きましたね。</p>

<p>――なぜ、このタイミングで母親を描いたのだと思われますか。</p>

<p>【三宅】作者自身がどのように考えていたのかは分かりません。ただ、読んでいて感じたのは、物語と対峙していくと、やがて自分のルーツである親との関係に行き着くのではないか、ということです。</p>

<p>物語の世界に深く入り込んでいくなかで、夫婦の問題に突き当たったり、親子の問題に突き当たったりする。これは、村上さん自身の物語でもあるような気がしています。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/260821Miyakekaho01.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 20 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[三宅香帆（文芸評論家）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>60代以上に多い「一晩に何度も目が覚める」　中途覚醒を予防する方法  保坂隆（精神科医）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12386</link>
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			<description><![CDATA[眠れない夜はどう過ごすべき？ 精神科医の保坂隆氏が解説します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_sleepingWoman.jpg" width="1200" /></p>

<p>眠るのに時間がかかる、深夜や早朝に起きてしまう、熟睡ができない...。60歳以上の3人に1人が「不眠に悩む」といわれ、睡眠のストレスを抱えるシニアが増えています。本稿では、書籍『精神科医が教える 毎日がスッキリする「老後の快眠術」』より、&quot;中途覚醒&quot;を改善する方法についてご紹介します。</p>

<p>※本稿は、保坂隆著『精神科医が教える 毎日がスッキリする「老後の快眠術」』（PHP文庫）より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>一晩に何度も目が覚める「中途覚醒」の悩みを抱える人</h2>

<p>「夜中に何度も目が覚めて、いったん目が覚めると今度は寝つけなくなってしまう」という中高年の人はきっと多いでしょう。</p>

<p>このようなタイプの睡眠障害は「中途覚醒」と呼ばれています。60歳以上の人の2割は一晩に数回起きるといわれていますが、目覚める回数が2回以上の場合は、中途覚醒を疑ってみてもいいかもしれません。</p>

<p>睡眠の相談に来る人にも、「夜中に目が覚めて朝までぐっすり眠れない」という症状が増えており、日本人では、高齢者のうち1～2割の人が中途覚醒を経験しているといいます。</p>

<p>「寝ている間に何度も起きると睡眠のリズムが狂い、脳や体の疲労が回復しないまま朝を迎えたり、頭がぼんやりして、スッキリと起きることができなかったり」というのが悩みです。</p>

<p>おそらく、睡眠が十分とれていないために、昼間眠くて居眠りしてしまったり、仕事や家事に支障をきたすこともあるでしょう。</p>

<p>高齢者の場合、若い頃よりトイレに行く回数が増えることもあるので、中途覚醒の症状を自覚しにくい場合もあります。しかし、尿意がないのに目覚めてしまったり、一度目覚めたら熟睡できなくなったり、一晩に3回も4回も目が覚めるようなら、睡眠障害の可能性が高いといっていいでしょう。</p>

<p>毎晩のように中途覚醒が続くと、「今日も夜中に目が覚めるかもしれない」という不安がつきまとって、大きなストレスを抱えることにもなりかねません。</p>

<p>私たちは、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す約九十分間のサイクルを、一晩に3～5回繰り返して眠っています。中途覚醒が起こるのは眠りの浅いレム睡眠のときに限られていて、ノンレム睡眠で起こることはまれです。</p>

<p>眠りの浅いレム睡眠のときには、ほんの少しの物音や刺激でも目が覚めてしまい、一度目が覚めるともう一度眠るまでに時間がかかります。そのため、睡眠のリズムそのものが狂ってしまうのです。</p>

<p>レム睡眠時以外でも中途覚醒は起こりますが、その場合は、自律神経の乱れや日中の強いストレスが原因になっていることが多いようです。</p>

<p>とくに、最近は就寝直前までテレビやパソコン、スマートフォンなどの電子機器を使う人が多く、機器から出る強い光や音が神経を高ぶらせるのも、中途覚醒の要因になります。</p>

<p>そして、生活スタイルが夜型になり、夜遅い飲食が増えたことや、コーヒーなどカフェイン系の刺激物を摂って交感神経が活発になることも、睡眠を妨げる原因になっています。</p>

<p>さらに、寝つきをよくするつもりで、夜にアルコールを飲む人も多いようですが、寝る前のアルコールは中途覚醒を招くリスクを伴います。</p>

<p>なぜなら、アルコールが分解されるときに発生する「アセトアルデヒド」には、交感神経を刺激する働きがあり、それによって脳が覚醒して眠気を遠ざけてしまうからです。</p>

<p>このように、自律神経が乱れやすい生活習慣を続けていると、睡眠障害を招く可能性が高まりますが、これらを見直して改善すれば、中途覚醒の予防につながります。</p>

<p>また、ちょっと意外かもしれませんが、枕や布団、マットレスなどの劣化によって寝具が体にフィットしなくなり、余計な負担が体にかかるのも、眠りを妨げる原因になります。</p>

<p>「低反発がいい」「高反発こそ最良」といった宣伝文句を鵜呑みにせず、自分に最も適した寝具を選ぶことも大切です。なかなかいい中途覚醒の予防策が見つからなければ、一度寝具を見直してみるのもいいでしょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「夜間頻尿」の改善は快眠につながる　自己流で対処しない</h2>

<p>高齢者の中途覚醒については、夜間の尿意も大きな要因になっています。「トイレに行きたくなって、何度も目が覚めてしまう」というのはよく聞く話です。</p>

<p>寝つきには問題がないのに、眠っている夜中に尿意を催して、トイレに行くために何度も目が覚めてしまうという人も多いでしょう。この状態を「夜間頻尿」と呼びます。</p>

<p>頻尿の一番の原因は、膀胱の筋肉が衰えて敏感に尿意を感じるようになるためですが、「早めにトイレに行かなければ......」という精神的プレッシャーも多分に影響しています。</p>

<p>男性が圧倒的に多いように思われる夜間頻尿ですが、実際にはそれほど極端な男女差は見られません。</p>

<p>しかし、加齢による頻尿の増加は顕著で、40歳を過ぎると頻尿症状は急激に増え、高齢になるほどさらに増えていきます。泌尿器科学会の調査では、40歳以上の7割近くが夜間頻尿を経験しているということですから、これはもう他人事といってはいられません。</p>

<p>夜間頻尿の定義は一応、「夜中に一回以上トイレに行くこと」とされているのですが、一回のトイレで頻尿と呼ぶのはちょっと当たらない気がします。</p>

<p>というのも、男性の場合、70代以上では一晩に3回以上トイレに起きる人も珍しくなく、それだけ高齢者にとって夜間頻尿はとても身近な問題なのです。</p>

<p>ただ、もし何度かトイレに起きても、そのまますぐ眠れるならとくに問題はありません。しかし、多くの人は一度目が覚めると、なかなか眠りを継続できないという悩みを抱えており、頻尿によって睡眠時間が削られて、同時に眠りの質も悪くなってしまうのがつらいのです。</p>

<p>こうした悩みを解消するためには、さまざまな対策が考えられますが、一般に次のようなものがあります。</p>

<p>●尿の量が多い場合は、寝る1時間以上前から水分を控えること。とくにアルコールやカフェインの多い飲み物は避けます。</p>

<p>●下肢のむくみを取ること。寝る数時間前からふくらはぎのマッサージをしたり、足を上にあげながら、ぬるめのお風呂に入ります。</p>

<p>●腰や足先を温めること。冷えも頻尿の症状を悪化させる原因になりますから、夏でもなるべく冷やさないようにしましょう。</p>

<p>●喉が渇かないように、塩分の多い食事は見直すこと。</p>

<p>●薬を服用している人は、かかりつけの病院に相談してみること。高血圧の薬には利尿によう効果のあるものも少なくありません。</p>

<p>どんな対策をとるにしても、最初は医者と話し合うことが最優先です。</p>

<p>そのほか、男女それぞれに最近注目されている頻尿の理由があります。</p>

<p>男性の場合は「前立腺肥大症」という病気で、一般に50代男性の半数、60代では60％の人が発症するといわれている男性特有の病です。</p>

<p>前立腺は精液の一部を分泌する臓器で、男性ホルモンによってコントロールされています。ところが、40代以降は肥大症を患う人が増え、高齢化とともに患者も右肩上がりで増加しています。この病気がある場合は、夜中の頻尿も自己流で対処せず、医者と相談のうえで対策を考えたほうがいいでしょう。</p>

<p>一方、女性に多いのが、最近話題の「過活動膀胱」です。</p>

<p>膀胱は本来、尿がしっかり溜められるように筋肉が伸び縮みする仕組みになっているのですが、過活動膀胱の場合は、少ししか尿が溜まっていなくても膀胱が過剰に収縮して頻繁にトイレに行きたくなるのです。</p>

<p>膀胱の異常な収縮から急に強い尿意を感じる過活動膀胱は、中途覚醒を起こさせる要因にもなりますから、できるだけ早く治療を始めましょう。</p>

<p>それには、肛門や尿道に力を入れて尿が漏れないようにする膀胱訓練がとても効果的なので、試してみるといいと思います。</p>

<p>ただし、夜間頻尿の中には深刻な症状が隠されているケースもあるため、注意深くチェックすることも大切です。とくに、心不全による夜間頻尿には要注意。下肢のむくみがあって、夜間頻尿になる場合、心臓が弱っている可能性があるのです。</p>

<p>一見、無関係に見える頻尿と心不全がリンクしていたという例も多いので、この点はよく覚えておいてください。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Thu, 20 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[保坂隆（精神科医）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>｢言語化疲れ｣の正体　発信のプレッシャーから脱出する思考法  勝浦雅彦（コピーライター・クリエイティブディレクター）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14794</link>
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			<description><![CDATA[SNS時代の過剰なリスク計算や完璧主義が生む「言語化疲れ」の正体を分析。評価欲を手放し、粗削りでも感じたままに言葉の「輪郭」を出すことで、自分らしい表現を取り戻すアプローチをお伝えします。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="スマートフォン" height="743" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utility/keitai202001.jpg" width="1200" /></p>

<p>下書きフォルダに眠る、出せなかった言葉はありませんか？過剰なリスク計算や「完璧さ」への執着は、私たちを「言語化疲れ」へと追い込みます。なぜ言葉は止まってしまうのか。その背景を解き明かし、自分らしい表現を取り戻すシンプルな処方箋を届けます。</p>

<p>※本稿は『自分の｢思い｣がすっと伝わる 小さく言葉にする習慣』(勝浦雅彦・著／ディスカヴァー・トゥエンティワン)を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>下書きフォルダに溜まっていく、私たちの｢本音｣</h2>

<p>SNSやメールの下書きフォルダを開いてみてください。投稿しなかった文章、送らなかったメッセージ、書きかけたままのメモが溜まっていないでしょうか。</p>

<p>今の時代、言葉にできる環境は完璧に整っています。いつでもメモできる。いつでも連絡できる。いつでも発信できる。なのに、言葉は内側にとどまっている。</p>

<p>これはなぜでしょうか。もしかしたら、｢言わない｣という選択のほうが、今の私たちにとって安全に見えているのかもしれません。</p>

<p>私はずっと言葉は｢資産｣であり｢投資｣だと考えてきました。これだけ発信力が問われる時代になったことで、言葉を使いこなせる人の優位性は高まり続け、その差は可視化されています。</p>

<p>しかし同時に、一瞬でリスクに変わり得るともいえます。少しでもズレたことを言おうものなら、SNSに晒され、スクリーンショットを撮られ、デジタルタトゥーとして残り続けるかもしれない。だから私たちは過剰なリスク計算をしてしまうのです。</p>

<p>そしてそれは、画面の外であっても変わりはありません。いつ、どこで、誰に、自分の言葉がジャッジされるかわからない。そのような状態では、言葉にする前に考えすぎてしまうのは当然のことです。</p>

<p>この表現は誤解されないだろうか。この主張は浅く見えないだろうか。この立場で言っていいのだろうか。そのチェック機能は優秀です。でも、優秀すぎるとも言えます。言葉選び、話す順番、場の空気、どこまで言うか、言わないか。そうしたことまで考えてしまって、何も言えなくなる。そして、最適化しすぎた結果止まってしまう。言わないことが正解になってしまうわけです。これが、多くの人を消耗させている｢言語化疲れ｣の正体です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>感動を与える言葉は、｢少し危うい｣</h2>

<p>あなたが最後に感動した言葉を覚えていますか？それは整っていましたか？美しく、よどみなく、芸術的でしたか？たいていは違うでしょう。少し粗い。少し個人的。少し危うい。だから響く。</p>

<p>私たちはいま、安全な言葉を大量に生み出しています。でも、安全な言葉はだいたい忘れられてしまいます。一方、粗削りでも自分の内側から出た言葉は人の記憶に残ります。そうして個人の中から発せられた言葉はやがてパーソナリティと結びつき、その人の存在そのものを濃いものにしていきます。</p>

<p>心理学者のマズローが言うように、人は｢生理・安全｣という個の存在が確立されたら、次は｢所属と愛の欲求｣を求めます。他者とつながりたい、理解してもらいたいと願うのは人間の本能なのです。しかし、わかってもらいたいのに、評価されたいのだと錯覚してしまう人がいる。ここを間違えると、言葉は苦しくなります。ただ自分の考えを伝えたいだけなのに、いつの間にか｢どう見られるか｣という意識にすり替わってしまう。この｢どう見られるか｣への意識こそが、言語化疲れを深める大きな要因のひとつです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>｢言語化疲れ｣から脱け出す、たったひとつのシンプルな方法</h2>

<p>では、この｢言語化疲れ｣から抜け出すには、どうすればいいのでしょうか。答えは、意外とシンプルです。それは、｢感じること｣です。</p>

<p>多くの人は、｢どう言えばいいか｣から考えます。でも本当は、｢何を感じたか｣から始めなければなりません。感じる前に、整えようとする。ここで順番がひっくり返ってしまうのです。</p>

<p>すでに立派な材料は持っています。経験、怒り、違和感、喜び。それなのに、レシピから探して、整った完成系に落とし込もうとする。だから、止まってしまうのです。</p>

<p>本当は、いま浮かんだ一言でいいんです。｢うまく言えないんですが｣からでも、｢そうですねぇ｣からでもいいんです。</p>

<p>いまの社会は、｢完璧にしてから出せ｣と言います。ですが、完璧なんて幻想です。完璧にしてから出そうとすると、永遠に言葉を探す作業は終わりません。</p>

<p>あなたがいま止まっているのは、失敗を恐れているからではありません。輪郭を出すことが怖いからです。輪郭が出ると、誰かに触れられる。触れられると、痛むかもしれない。傷つくかもしれない。でも、触れられなければ、それは存在しないのと同じことです。</p>

<p>輪郭を出すのに、勇気なんて大げさなものはいりません。ただ、心を捉えた一瞬のことだけを、一言だけ外に出してみる。それだけで、止まっていた言葉は動き出します。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utility/keitai202001.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 19 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[勝浦雅彦（コピーライター・クリエイティブディレクター）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>負の感情を溜め込まない　臨床心理士が教える「朝・昼・夜」の休息習慣  佐瀬りさ（臨床心理士）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14797</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014797</guid>
			<description><![CDATA[「こころの不調」には、睡眠不足が大きく影響する――そう語る臨床心理士の佐瀬りささんが、こころの健康を保つ休息方法を解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_sleep.jpg" width="1200" /></p>

<p>睡眠不足の日にいつもよりイライラしたり、モヤモヤしたりした経験はありませんか？睡眠不足が続くと、緊張のスイッチが入り続けた状態となってしまい、些細なことでも悲しんだり、人の言葉がきつく感じたりすることがあると、臨床心理士の佐瀬りささんはいいます。本稿では、今日・明日からでも実践できる「こころを整える休息方法」について見ていきましょう。</p>

<p>※本稿は、佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』(大和出版)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>睡眠や休息がこころを回復させる</h2>

<p>睡眠や休息が脳とこころを回復させる仕組みは、近年の研究によって少しずつ明らかになってきています。ちゃんと眠りちゃんと休むことで、脳は静かに、そして確実に回復の作業を始めます。</p>

<p>眠っている間も、脳は止まっているわけではありません。とくに「レム睡眠」と呼ばれる時間には、その日経験した出来事や感情が、ゆっくりと整理され、記憶として落ち着いていくのです。</p>

<p>また近年の研究では、睡眠中に脳の老廃物を洗い流す「グリンパティック・システム」という仕組みが活発に働くこともわかってきました。起きているときと比べて、より効率よく脳の老廃物が排出されると考えられています。つまり、睡眠は脳にとっての「お掃除時間」でもあるのです。</p>

<p>さらに休息しているときの脳も、実はとても大切な働きをしています。何もしていないように見える時間にも、脳は経験を振り返り意味づけをし、自分自身を整え直しています。この働きは「デフォルトモードネットワーク（DMN）」と呼ばれ、ぼんやりしているときや、静かに考え事をしているときによく働きます。</p>

<p>また、休息を取ることで、身体は緊張モード（交感神経優位）からリラックスモード（副交感神経優位）へと切り替わります。神経のバランスが整い、「司令塔」である前頭前野も回復していきます。</p>

<p>このように、脳とこころの回復は、睡眠と休息によって、ゆっくりと進んでいきます。しっかりと「潤す」ことで、私たちの中に備わっている整う力が、自然と働きはじめるのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>夜のワーク「お疲れさまタッチング」</h2>

<p>ここでは「夜のワーク」「朝のワーク」「日中のワーク」の順にご紹介していきます。夜のワークは、神経を安心モードへと切り替えていくためのものです。朝や日中のワークは、自分の「乾き」に気づきながら、その都度「潤い」を足していくためのものです。</p>

<p>&lt;お疲れさまタッチング&gt;</p>

<p>布団に入る前や、布団の中で、身体全体に意識を向けてみましょう。今日いちばん疲れている部分はどこでしょうか？緊張が残っていたり、こわばりを感じたりする部分はありませんか？その部分に、やさしく手を触れて、ゆっくりと呼吸をしてみます。</p>

<p>「今日もよく頑張ったね」</p>

<p>「今日1日、お疲れさま」</p>

<p>こんなふうに、声をかけてみるのもよいでしょう。どんな感じがするでしょうか？</p>

<p>こころや身体の変化を感じてみてください。触れることや、声をかけることによって、ふわっと緩む感覚があれば、それで十分です。はじめはうまく感じられなくても大丈夫です。毎日継続してみてください。</p>

<p>このように、自分自身に優しさや思いやりを向けることは「セルフコンパッション」と呼ばれています。温かい手で自分に触れることは、脳や神経をリラックスさせる効果があります。また、ねぎらいの言葉は、こころと身体を安心させ、明日への回復力を高めてくれます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>朝のワーク「カラダスキャン＆あなたへの処方箋」</h2>

<p>目が覚めたら、今日の自分の「乾き具合」を感じてみましょう。身体とこころ、両方の状態を感じてみるカラダスキャンがおすすめです。</p>

<p>まずは身体に意識を向けます。</p>

<p>「どこか気になるところはないかな？」</p>

<p>「疲れは溜まっていないかな？ 」</p>

<p>こんなふうに問いかけてみて、今日の体調を5段階で表してみましょう。</p>

<p>次に、こころに意識を向けます。「どんより」「イライラ」「フラット」「ウキウキ」「たかぶっている感じ」など、今の気持ちを感じてみてください。そのまま言葉で表してもよいですし、こころの重さとして5段階で表してみるのもよいでしょう。</p>

<p>朝は何かと忙しく、動き出すとやらなければいけないことで頭の中がいっぱいになり、身体やこころの感覚を感じにくくなってしまいます。できれば布団の中で感じてみましょう。</p>

<p>カラダスキャンで気になるところがあったら、「もし、大切な人が同じ状態だったら」と、想像してみてください。あなたはその人に、何をしてあげたいと感じますか。どんな言葉をかけてあげたくなるでしょうか。それを、今日の自分にもしてあげてください。それが、今日のあなたを潤すための「処方箋」になります。</p>

<p>大切な人を扱うように、自分自身を大切に扱っていくことで、こころと身体は少しずつ潤いを取り戻していきます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>日中のワーク「休息の練習」</h2>

<p><img alt="佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』" height="1714" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260729kokoronoanzenkichinotsukurikata03.jpg" width="1200" /><br />
※イラスト：楠わと</p>

<p>休むことは、練習によって少しずつ上手になっていきます。繰り返すことで、神経は安心モードにつながりやすくなります。短い時間でも大丈夫です。気づいたときに、少しだけやってみましょう。</p>

<p>「頭の中を少しぼんやりさせる」ことができれば、どんな方法でもかまいません。休息リストのような小さな休息を、意識して取り入れてみましょう。やってみて、あなたの身体やこころがどう変わったかにも目を向けてください。</p>

<p>「少し緩んだ」「呼吸が深くなった」「疲れが取れた」そんな「潤う感じ」があるものを、少しずつ集めていきましょう。休む練習を重ねるほど、神経は安心モードへ戻りやすくなります。</p>

<p>ここで日中のワークにおすすめの休息方法を2つご紹介します。どちらも気軽にいつでもできるので、身体やこころを潤したいときに活用してみてください。</p>

<p>・呼吸に気づく（マインドフルネス）　</p>

<p>マインドフルネスとは、「今、この瞬間」に意識を向ける練習です。頭の中が過去の後悔や未来の不安でいっぱいになっていると、身体は休んでいても、こころは働き続け消耗してしまいます。そんなときは、今の呼吸に意識を向けてみましょう。</p>

<p>息を吸う。吐く。ただ、それを感じてみます。呼吸を変えようとしたり、深くしようとしたりする必要はありません。ただ「吸っているな」「吐いているな」と感じてみます。「過去や未来のことを考えていたな」と気づいたら、また呼吸に戻ります。こうして、「今」に戻ることで、神経は少しずつ落ち着いていきます。忙しいときでも、1分ほど取り入れるだけで、こころと身体の休息につながります。</p>

<p>・重さと温かさを感じる（自律訓練法）</p>

<p>自律訓練法は、身体をリラックスした状態に導く方法です。本来は決まった手順で行う方法ですが、ここでは気軽に試せる形でご紹介します。</p>

<p>まず、ラクな姿勢で椅子に座り、手を腿の上に置きます。そして両手に意識を向けながら、こころの中で、「手が重たい」「手が温かい」とゆっくり繰り返します。はじめは何も感じなくても大丈夫です。ただ、両手の感覚を眺めていてください。無理に重くしよう、温かくしようとする必要もありません。繰り返していくうちに、なんとなく、重さや温かさが感じられることがあります。重さや温かさは、身体がリラックスしているときに現れやすい感覚です。</p>

<p>私たちはつい、頭で「落ち着こう」としがちですが、自律訓練法はその逆です。リラックスの身体の状態を先につくることで、こころや頭も自然と落ち着きやすくなるのです。仕事の合間や移動中の電車の中でもできるので、気軽に試してみてください。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>潤いのログワーク</h2>

<p><img alt="佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』" height="1714" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260729kokoronoanzenkichinotsukurikata04.jpg" width="1200" /></p>

<p>「潤す」行動を取り入れたら、ぜひおすすめしたいことがあります。それは「ログをとる」ということです。</p>

<p>私たちはつい「やる」ことに意識が向きやすく、「やったあとにどうだったか」を見落としてしまいがちです。やっただけで満足してしまい、やったあとを感じていなかったり、やっても変化がないと、「自分がおかしいのでは？」と責めてしまったりします。</p>

<p>でも、私たちは一人ひとりが違っています。だから誰かにとってよい方法が、あなたにも同じように合うとは限りません。合うこともあれば、合わないこともある。それでいいのです。</p>

<p>あなたに合う方法を見つけるために、ログを活用してみましょう。「潤す」行動を取り入れたら、どんなことを感じたか、どれくらい回復したか（充電できたか）を記録してみてください。とくに潤すステップで大切な睡眠は、一般的によいと言われていることが、そのまま当てはまらないこともよくあります。</p>

<p>寝る時間や睡眠時間、寝る前の過ごし方、部屋の明るさや温度、着るものの心地よさ。どれも人によって違います。だからこそ、自分の睡眠を振り返り、どんな「潤す」行動が翌朝の充電につながるのかをログで確かめてみましょう。</p>

<p>大切なのは、あなたを、あなたの真ん中にしっかりと置いて、あなたが少し緩むこと。あなたが回復できるやり方を見つけていくことです。正解を探すのではなく「自分に合うこと」を宝探しをするように集めていきましょう。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Wed, 19 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[佐瀬りさ（臨床心理士）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>女子高生のSNS特定で不審者が続出　盗撮被害を生んだ｢特定班｣の恐怖  斉藤章佳(精神保健福祉士･社会福祉士)</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14778</link>
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			<description><![CDATA[SNSの動画から学校が特定されたり、AIで写真が悪用されたり…。今、子どもたちが狙われるネット被害が急増しています。特別なことではなく身近に潜む最新の危険と、ご家庭でできる対策をわかりやすく伝えます。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="試験を受ける高校生" height="840" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/nobico/28638257pixta.jpg" width="1200" /></p>

<p>SNSへの投稿やAI技術の進化により、子どもたちが思いがけない性被害に巻き込まれるケースが急増しています。斉藤章佳氏の著書『校内盗撮』にて、｢特定班｣や｢ディープフェイク｣など、身近に潜む最新のネット被害と家庭での対策を解説していきます。今回は、そんな興味深い研究結果を同書よりご紹介します。</p>

<p>※本稿は、斉藤章佳著『校内盗撮』(集英社インターナショナル)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>｢特定班｣がもたらす恐怖</h2>

<p>盗撮被害がさらに深刻になるのは、盗撮の画像や動画がインターネット上に拡散されたときです。ひとたび情報がネットの海で拡散されれば、もはや個人の力で制御できません。不特定多数の人々に性的に消費され、デジタル空間に半永久的に残り続ける｢デジタルタトゥー｣と化し、被害者は終わりのない恐怖と苦しみを抱えることになります。</p>

<p>近年、さらなる脅威となっているのが、｢特定班｣と呼ばれる存在です。窓の外の景色や電柱の看板、わずかに映り込んだ背景から、個人の生活圏や撮影された場所を割り出す人たちです。</p>

<p>過去には、こんな事例がありました。TikTokで女子高生が制服姿でダンスする動画を投稿したところ、ほんの数秒間、下着が映り込んでしまいました。投稿者本人は気づいていなかったものの、SNS上では、下着が映り込んだ瞬間だけを切り取った｢切り抜き動画｣が拡散。また、投稿者が身につけていた制服から高校が特定されてしまいました。</p>

<p>ある日、このダンス動画を投稿した女子生徒は、通学中に見知らぬ中年男性から｢パンツ売ってくれるんでしょ?｣と話しかけられたといいます。この動画自体は、盗撮とはいえないものの、同意なき性的な画像・動画の拡散は性暴力になることを物語っています。</p>

<p>2025年12月には、｢制服がかわいい｣とTikTok内で評判になった神奈川県内の高校近辺に不審者が続出し、40代の弁護士など計4名が撮影罪などの疑いで任意捜査されています。この学校の最寄り駅では、それ以前から盗撮被害が多発し、同年1月から11月までの間で、計9名が書類送検されています。</p>

<p>もちろん、TikTokなどのSNSへの投稿が、即座に身の危険につながるわけではありません。しかし、個人や学校などの所属先がネット上で拡散されてしまうと、それを｢なかったこと｣にするのは不可能ですし、盗撮やストーカーといった性犯罪者の呼び水となる危険性は否めません。</p>

<p>性犯罪者に悪用されるおそれのある画像・動画を自ら拡散しないためにも、家庭では｢学校内や、制服を着用しての撮影は禁止する｣｢通学路や最寄り駅など、学校や自宅の特定につながる場所での撮影も避ける｣｢顔は出さずに楽しむ｣など、SNSを楽しむためのルールを設けておくことは欠かせません。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>写真が悪用される時代へ　広がる性的ディープフェイク</h2>

<p>近年、生成AI技術のすさまじい進化によって、デジタル空間での性被害は新たな段階に入っています。なかでも問題視されているのが｢性的ディープフェイク｣です。生成AIサイトや画像加工アプリを使って、実在する人物の画像・動画を性的に加工し、悪用する行為です。</p>

<p>この性的ディープフェイクの問題は、名古屋市で発覚した教員グループによる盗撮事件でも発覚しています。加害者のひとりが、教え子の写真を用いた性的ディープフェイクを所持していたのです。彼は手元にあった児童の画像を、性的ディープフェイクに加工する業者に送り、画像の生成を依頼。業者から受け取った画像を教員グループに投稿したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反などの罪に問われています。AIが生成した画像を｢児童ポルノ｣として罪に問う裁判は、これが国内初の事例です。</p>

<p>ひと昔前は、性的ディープフェイクの主なターゲットは芸能人やアスリートでした。しかし近年、被害の裾野は一般の子どもたちにまで広がっています。</p>

<p>警察庁の統計によると、2025年に全国の警察に寄せられた相談や申告は合計114件。被害者の約9割を中高生が占め、加害者が同級生や同じ学校の生徒だったケースは、最多の65件です。（図4 -1)</p>

<p><img alt="未成年を標的にした性的ディープフェイクの被害者と加害者　グラフ" height="880" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260728SaitouAkiyoshi03.jpg" width="1200" /></p>

<p>男子高校生がクラスメイトの画像をもとに、有料で性的画像を生成するよう専門業者に依頼。作成された画像が、今度は業者によってSNS上に公開、拡散されたという事案も報告されています。</p>

<p>盗撮は、そこに｢いる｣だけで被害に遭う性犯罪ですが、｢何もしなくても｣被害に遭ってしまう。それが、性的ディープフェイク問題のおそろしさです。</p>

<p>卒業アルバムの写真が、誰かに悪用されているかもしれない。身近なクラスメイトが自分を盗撮し、それをもとに性的ディープフェイクを生成しているかもしれない。こうした不安感や緊張感のなかで、今の子どもたちは学校生活を送っているのです。</p>

<p>なお、性的ディープフェイクによる被害は、世界規模の課題となっています。ユニセフ(国際児童基金)などが11か国を対象にした共同調査によれば、過去1年間に少なくとも120万人の子どもが、自身の画像を性的に加工される被害に遭っています。日本の15歳未満の子どもの数は約1300万人ですから、11人に1人の子どもが被害に遭っている計算になります。ユニセフはこの状況に｢ディープフェイクであろうと、虐待は虐待だ｣と警鐘を鳴らしています。</p>

<p>現在、日本国内では、性的ディープフェイクを包括的に取り締まる法律は未整備で、政府は対策の検討を急いでいます。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/nobico/28638257pixta.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 18 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[斉藤章佳(精神保健福祉士･社会福祉士)]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「あの辛い経験にも意味があった」と思える日は来るか？ どん底の記憶を“財産”に変える5つの視点  三凛さとし（ライフコーチ）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14761</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014761</guid>
			<description><![CDATA[悲しい出来事に価値を感じられたら、少しばかり生きやすくなるかもしれない。ライフコーチの三凛さとしさんが書くワークを紹介。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="悲しむ男性" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_kanashimu.jpg" width="1200" /></p>

<p>思い通りにいかなかった出来事は事実でしかなく、そこに意味を与えているのは「解釈」である――。ライフコーチの三凛さとしさんは、悲しい出来事も視点を変えれば&quot;ギフト&quot;として受け取れるようになるといいます。三凛さんが推奨する「書くワーク」をまとめた一冊『こころの毒出しノート』より、過去の出来事からメリットが感じられるようになる方法を紹介します。</p>

<p>※本稿は三凛さとし著『こころの毒出しノート』（飛鳥新社）より一部を抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>視点を変える「ギフトのワーク」</h2>

<p>今日は、出来事を別の角度から「事実として」見直すことをしましょう。</p>

<p>これを、ここでは「ギフトのワーク」と呼びます。</p>

<p>私たちは、思い通りにいかなかった出来事をこう語りがちです。</p>

<p>「あの出来事のせいで傷ついた」</p>

<p>「あの失敗のせいで、時間を無駄にした」</p>

<p>「あいつのせいで、人生が狂った」</p>

<p>たしかに、そのときはつらかったし、悲しかった。納得できなかったのです。その事実を否定する必要はありません。</p>

<p>ただ、ここで出来事そのものは良いも悪いもないということを思い出してください。</p>

<p>出来事は、ただ起きただけです。</p>

<p>そこに意味を与えているのは、私たちの「解釈」です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>同じ出来事でも、人生は分かれる</h2>

<p>「失恋したおかげで、もっと大切にしてくれる人に出会えた」</p>

<p>そう考えることができれば、失恋という悲しい出来事はギフトになりますよね。これはよく聞く話かもしれません。</p>

<p>では、こんな出来事の場合はどうでしょう。</p>

<p>詐欺にあって財産を失った<br />
重い病気で入院した<br />
長年頑張った仕事を失った</p>

<p>とてもつらい出来事です。一見すると、「ギフトなんてない」と思えるかもしれません。でも、時間をおいて事実を整理していくと、多くの人がこう口にします。</p>

<p>「 あの出来事がなかったら、もっと深刻な状況に巻き込まれていた」<br />
「 あれがきっかけで、人生の進路が変わった」</p>

<p>このように言う人は、強がっているわけではありません。本心で言っています。渦中にいるときはなかなかそう思えなくても、あとから振り返ればやはりそこにギフトを感じることができるのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>物語は書き換えることができる</h2>

<p>悲しい出来事を、「かわいそうな私」という物語で終わらせるか、「あれがあったから、今がある」という物語に変えるか。私たちは選ぶことができます。どちらを選ぶかで、人生の質が大きく変わることがお分かりでしょう。</p>

<p>これは、無理に感謝しろという話ではありません。事実の並び替えの話です。その並び替えは、自分で行うことができます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>なぜ「20個」書き出すのか</h2>

<p>今日のワークでは、過去の悲しい出来事から得たギフトを最低20個書き出します。</p>

<p>「そんなに出ない」と思いますか？</p>

<p>それが普通です。</p>

<p>最初の3～5個は、比較的すぐに出てくるでしょう。でも、６個目あたりから、頭の中でこういう声が聞こえてきます。</p>

<p>「やっぱり、あれは悪い出来事だった」</p>

<p>「無理やり意味をつけているだけだ」</p>

<p>そこからが本番です。</p>

<p>数を出すことで、１つの出来事に貼りついていた&quot;悲しみ一択のラベル&quot;が剥がれ始めます。次にお伝えする「ギフトを見つける４つの視点」を参考にしながら、ちょっと無理やりにでもとにかく書くことに挑戦してみてください。</p>

<p>20個書き終えた頃、多くの人がこう感じます。</p>

<p>「たしかに、あれは必要なプロセスだったかもしれない」</p>

<p>その感覚が生まれたら、このワークは成功です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ギフトを見つける「５つの視点」</h2>

<p>20個のギフトを見つけるために、次の５つの視点で考えてみてください。</p>

<p>1.直接的メリット（時間・お金・環境）</p>

<p>その出来事によって、実際に生活や環境がどう変わったか。<br />
例：プロジェクト中止&rarr;残業が減り、睡眠時間が確保できた</p>

<p>2.間接的メリット（連鎖して起きた変化）</p>

<p>その出来事を発端として、あとから連鎖して起きた変化や、別の道が開けた経験。「あの出来事があったから、その後の○○につながった」と振り返って言えるもの。<br />
例：プロジェクト中止&rarr;空いた時間で資格を取った&rarr;その資格が転職に役立ち、年収が上がった</p>

<p>3.知識・スキル・経験値のメリット</p>

<p>学びとして、確実に身についたもの。<br />
例：病気&rarr;健康や保険の知識が増えた</p>

<p>4.人間関係のメリット</p>

<p>実際に変化した関係性。<br />
例：左遷させん&rarr;嫌な上司と距離ができ、新しい縁が生まれた</p>

<p>5.回避のメリット（重要）</p>

<p>その出来事があったからこそ、実際に起きずに済んだトラブル・苦労・消耗。<br />
例： 採用されなかったおかげで、ブラックな職場に長年縛られずに済んだ。<br />
恋人と別れたことで、金銭トラブルや精神的消耗を回避できた。<br />
中止になったことで、大きな赤字や責任問題を背負わずに済んだ。<br />
※「避けられたかもしれない」ではなく「確実に避けられた」と言えることだけを書くようにします。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>過去の悲しい出来事から得られたギフトを書き出すワーク</h2>

<p>さあ、実践です。</p>

<p>過去の悲しい出来事を１つだけ選び、ギフトを見つけましょう。</p>

<p>(0)１分・ズボラ瞑想<br />
目を閉じて鼻呼吸をし、心と体を落ち着かせます。</p>

<p>(1)&nbsp;選ぶ<br />
強い悲しみ・悔しさ・喪失感を感じた出来事を１つ選びます。</p>

<p>(2)&nbsp;書き出す（最低20個）<br />
その出来事があったことで、結果的に得られたギフトを書き出します。先ほどの５つの視点を行き来しながら、「あの出来事のおかげで&hellip;」というかたちで、最低20個を目指してください。</p>

<p>５つの視点</p>

<p>①直接的メリット（時間・お金・環境）：その出来事によって、実際に生活や環境がどう変わったか<br />
②間接的メリット（連鎖して起きた変化）：その出来事を発端として、あとから連鎖して起きた変化や、別の道が開けた経験。「あの出来事があったから、その後の○○につながった」と振り返って言えるもの<br />
③知識・スキル・経験値のメリット：学びとして、確実に身についたもの<br />
④人間関係のメリット：実際に変化した関係性<br />
⑤回避のメリット（重要）：その出来事があったからこそ、実際に起きずに済んだトラブル・苦労・消耗</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ワークを終えたあなたへ</h2>

<p>20個書き終えた今、その出来事をもう一度思い出してみてください。</p>

<p>以前のような、胸が締めつけられる感覚、重たい感じは少し変化していませんか。</p>

<p>もし、「まあ、あれはあれで自分にとって必要なプロセスだったな」と思えたなら、あなたはすでに過去との関係を変えることに成功しています。</p>

<p>過去の出来事を変えることはできませんが、あなたの中での位置づけは確実に変わったのです。</p>

<p>明日からは、この新しい視点を使って、怒りという感情を扱っていきます。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_kanashimu.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 18 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[三凛さとし（ライフコーチ）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>『虐幸のくるちゃん』が描く「優しさ」と「簡単には終われない現実」担当編集者が語る作品の魅力  木陰ひな田(漫画家)</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14735</link>
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			<description><![CDATA[『虐幸のくるちゃん』(木陰ひな田／講談社)の担当編集者にインタビュー。従来の「毒親漫画」の枠に留まらない作品の魅力、木陰さんの描く親子関係のすごさについて、担当編集者の視点から語っていただきました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan27.jpg" /></p>

<p>漫画『虐幸のくるちゃん』(木陰ひな田／講談社)は、母親に認められたい、愛されたいと願い続ける少女・くるみの姿を描いた作品です。</p>

<p>「毒親」をテーマにしながらも、親を単純な悪者として描くのではなく、子どもと親、それぞれが抱える苦しさや、簡単には断ち切れない親子の関係を丁寧に描いています。</p>

<p>今回は、本作を担当する編集者にインタビュー。担当編集者の視点から見た、作品の魅力や木陰さんの描く親子関係のすごさについて伺いました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「優しさ」と「簡単には終われない現実」の両方が描かれている</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan28.jpg" /></p>

<p>──『虐幸のくるちゃん』を担当されていて、改めて感じる作品の魅力を教えてください。</p>

<p>【担当編集】今回、木陰さんのお話を聞きながら改めて感じたんですけど、木陰さん自身がくるちゃんやお母さんに向けている視線って、ずっと優しいんですよね。</p>

<p>ただ、優しいだけではなくて、解像度が高いからこそ、そこにある苦しさもしっかり分かった上で描いているんだなというのを感じます。</p>

<p>だから、親を単純な悪役として描かない一方で、「でも現実はそんなに簡単じゃない」ということも、同じくらい力強く描き続けている。</p>

<p>親子関係って、周りから見ると「離れればいい」と思ってしまうこともあると思うんです。でも、実際にはそんなに簡単ではない。</p>

<p>その両方が描かれているところが、作家さんとしてすごいところだなと思います。</p>

<p>──優しさが根底にある作品という感じがしますよね。</p>

<p>【担当編集】そうですね。優しさもあるし、同時に「簡単には終われない」というシリアスさや、ヒリヒリする部分もある。</p>

<p>その両方を描けているところが、本当にすごいなと思います。</p>

<p>すみません、もう読者みたいな感想になっていますけど（笑）。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「毒親漫画」だけでは終わらない作品の魅力</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan26.jpg" /></p>

<p>──「毒親」を扱った作品というと、怖さやホラー的な要素が強く描かれることも多いと思います。その中で、『虐幸のくるちゃん』ならではの魅力はどこにあると感じますか。</p>

<p>【担当編集】怖さだけではないところが魅力だと思います。</p>

<p>木陰さんが以前からファンだったということもあって、2巻の帯には湊かなえさんからコメントをいただいたんです。</p>

<p>そのコメントが本当にすごくて。</p>

<p>「気づけ、気づけ、気づけ、と祈るしかない。<br />
『くるちゃんは私だ』ではなく、<br />
『くるちゃんのお母さんは私だ』と。」<br />
という言葉をいただきました。</p>

<p>短い言葉の中で、作品に込められているものをすごく正確に捉えてくださっていて。本当に解像度の高い、すごいコメントだなと思いました。</p>

<p>──すごいですね。鳥肌が立ちます。</p>

<p>【担当編集】本当に、何度聞いても嬉しい言葉です。</p>

<p>木陰さんが作品に込めているメッセージを、まさに理解してくださっているというか。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>これからさらに広がっていく作品へ</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan23.jpg" /></p>

<p>──今後『虐幸のくるちゃん』がどのような作品になっていくのか、楽しみにしている読者も多いと思います。</p>

<p>【担当編集】本当に多くの方に届いてほしい作品だと思っています。</p>

<p>親子関係って、誰にとっても簡単に答えが出るものではないと思うんです。</p>

<p>この作品を読んで「自分だけじゃなかった」と感じたり、自分自身の過去や家族との関係について考えるきっかけになったりしたらうれしいですね。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan27.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 17 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[木陰ひな田(漫画家)]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>会社の肩書きに人格を依存するとどうなる?　「自分の本当の価値を高める」1つの方法  澤円（株式会社圓窓代表）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14700</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014700</guid>
			<description><![CDATA[肩書きと自分のプライドを依存させるのはリスクがある。そう語る株式会社圓窓代表の澤円さんが、肩書きに固執しない価値の高め方を解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="澤円著『思考をアップデートする全技術』" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_smileman.jpg" width="1200" /></p>

<p>「部長」「課長」「リーダー」――会社で働く中で、前述のような肩書きが与えられた人がいるかもしれません。「肩書きが与えられた＝功績が認められた」ということではありますが、「肩書きに自分の人格とプライドを依存させるのは危険」だと、株式会社圓窓代表の澤円さんはいいます。</p>

<p>本稿では、肩書き抜きでも自分の持つ価値を高められる1つの方法を見ていきましょう。</p>

<p>※本稿は、澤円著『思考をアップデートする全技術』(アスコム)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>肩書きをプライドにするのは不幸の始まり</h2>

<p>自分をより深く理解するには「他者から与えられたもの」に振り回されていないか、そこに注目することが大切です。そして、他者から与えられたものの1つが「肩書き」です。その意味で、僕は肩書きというものにほとんど興味がありません。</p>

<p>日本では高い役職名がつくと、とてもポジティブに受け取ってもらえて、お祝いの言葉をもらえます。すると、称号にプライドが芽生えやすくなります。僕は、所属していた企業から割と高い肩書きを与えられたこともありましたが、そこに自分のプライドを合わせていませんでした。本質的に役職というものは、「企業の顔としての自覚をより一層持ちましょうね」という意識を起こすための称号だと捉えていたからです。</p>

<p>僕がやってきた仕事が会社に認められ、仕事ぶりを評価してくれる人たちが会議などで推薦してくれて、承認するプロセスがあってこそ肩書きは付与されました。ですから、僕のために時間を割いてくれた人がいたことに対してとても感謝しています。喜んでくれる人が周囲にたくさんいることも、僕にとっては嬉しいことでした。</p>

<p>それでも、僕にとって肩書き自体は自分の本質とは別の存在だったのです。周囲の人が喜んでくれていることに対しては、心から感謝して「ありがとう」と言います。でも、僕としては「名刺に追記するものが増えた」という受け取り方をしていただけでした。</p>

<p>肩書きがついて周囲の人が喜ぶ出来事を経験したときに「日本人は本当に肩書きが大切だと思っているんだ」とあらためて肌で感じました。でも、肩書きって「与えられたもの」に過ぎませんよね？</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>肩書きとプライドを一致させる必要はない</h2>

<p>会社から与えられた肩書きは、時として「君はこの肩書きに合わせた状態で動きなさい」という指令のようなもので、これもある意味では同調圧力かもしれない。だって、肩書きとその人物の重要性はまったく相関しないのだから。また、肩書きというのは組織のあり方次第でなくなってしまうこともあるような、頼りない存在だったりします。</p>

<p>それなのに役職的に高い肩書きを与えられると、そこに自分のプライドを合わせてしまう人が本当にたくさんいます。それこそが不幸の始まりです。その肩書きがなくなった途端にプライドごと「自分」がなくなってしまうからです。「あったもの」がなくなることに人は強く抵抗するものですが、やはりそれは、肩書きという与えられたものに自分のプライドを寄せてしまった自業自得に過ぎないのだと思います。</p>

<p>このことをある大企業の社長と語ったことがあります。僕は彼のことが大好きで、個人的にも親しくさせてもらっていました。実は、彼は何度も肩書きを「ゼロリセット」されたことがあるそうです。若くしてある企業の日本支社長などを経験しましたが、その後、転職したときに平社員に逆戻りしたこともあったそうです。それでも、今はまた社長にまで上り詰めました。</p>

<p>彼は上昇志向が極端に強かったり、他者を蹴落としてでも上に行こうとしたりする利己的なタイプではありません。むしろ、社内政治のような世界からは距離を置き、独自路線を貫くタイプだと僕は見ています。そして、そんな彼と話していて深く賛同したのが、まさに「肩書きと自分の人間としてのプライドを合わせる必要はない」ということでした。</p>

<p>年功序列と終身雇用によって1つの会社で一生を終えることが前提になっていたかつての日本では、少しの肩書きの違いにこだわったり、社内で肩書きをつけて呼び合ったりするカルチャーがありました。それが残る会社は今でもたくさんあります。</p>

<p>ある商談のときに、若手の営業担当が製品説明をしていると、商談相手から「君、わかってる？私は部長だよ？」と言われたという話もあります。その人は、「部長である自分には無条件に価値がある」と、肩書きとプライドを一致させてしまったのでしょう。そうなると、異動や定年などでいずれその肩書きがなくなったときに、アイデンティティ・クライシスまっしぐらです。</p>

<p>自分の業績を認められたら、それにプライドを持つのは悪いことではありません。ただ、与えられた肩書きに人格とプライドを依存させるのは極めてリスクがあり、もっと言えばカッコ悪い生き方ではないかなと僕は思います。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>副業ではなく「複業」で自分の価値を強める</h2>

<p>では、僕が考えるカッコいい生き方とは何か？それは、次のような生き方です。</p>

<p>「自分のプライドを、自分でつくり出す生き方」</p>

<p>だからこそ、僕たちは「外のものさし」を持つ必要があるのです。「外のものさし」をしっかり持っていれば、外の世界で通用しない肩書きなんて必要ありません。「外のものさし」に晒されることは、アウェーで価値が問われることだからです。</p>

<p>自分には価値があるということを外の世界で知るためにも、僕は組織で働く人に対して「複業」を強く勧めています。僕は「副業」ではなく、あえて「複業」という字を使います。その理由は、本業あってのサブの仕事という意味ではなく「どれも本気で取り組む同じ重みを持つ複数の仕事」であることを表現したいからです。</p>

<p>僕はマイクロソフトにいたとき、複数の肩書きを持っていました。マイクロソフトの肩書きと同時に、琉球大学の客員教授や複数のスタートアップ企業の顧問、NPOのメンターなどさまざまな顔を持っていました。すると、異なる組織の人間と関わることになり、その組織によって自分を評価して頼りにしてくれる人はまったく違うものになりました。</p>

<p>もちろん、そんな場所では所属企業の名刺は使いませんでしたし、使う必要もありませんでした。自分単体のバリューで勝負するし、また役に立とうとしたからです。すると自然と「肩書き抜きで自分はどうすれば役に立つことができるのか？」という考え方、つまり「外のものさし」を持つことができました。自分の得意分野や貢献できるものを客観視できるようになったのです。</p>

<p>このような豊かな経験を組織に還元できる人間は、その組織でも大いに力を発揮できることになります。複業することが、自分にとっても組織にとっても良い循環になっていくというわけです。</p>

<p>「そんなの、うちの会社では還元できないよ......」</p>

<p>そう感じたら、それは「転職＝職業をアップデート」するチャンスかもしれません。適性が合わないところで働いている、何よりの証拠だからです。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_smileman.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 17 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[澤円（株式会社圓窓代表）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>良質な睡眠に欠かせないホルモン「メラトニン」分泌を妨げる悪習慣とは？  保坂隆（精神科医）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12383</link>
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			<description><![CDATA[年齢とともに減少する睡眠ホルモン「メラトニン」を増やすには？ 精神科医の保坂隆氏が解説します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="メラトニン" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_woman_room.jpg" width="1200" /></p>

<p>眠るのに時間がかかる、深夜や早朝に起きてしまう、熟睡ができない...。60歳以上の3人に1人が「不眠に悩む」といわれ、睡眠のストレスを抱えるシニアが増えています。本稿では、書籍『精神科医が教える 毎日がスッキリする「老後の快眠術」』より、体内時計を調整する「メラトニン」の増やし方についてご紹介します。</p>

<p>※本稿は、保坂隆著『精神科医が教える 毎日がスッキリする「老後の快眠術」』（PHP文庫）より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>体内時計を調整する「メラトニン」が睡眠障害に有効</h2>

<p>「メラトニンが不眠に効くらしい」「メラトニンで免疫力が上がる」といった噂が伝わり始めたのは、20年ほど前からです。そして、1993年、メラトニンを飲んだ人の眠りが深くなるというデータが公表されると、「天然の睡眠薬」として一躍有名になりました。</p>

<p>簡単に説明すると、メラトニンは人の体内時計と連動して、夜眠る頃に自然に分泌される脳内物質で、「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。昼間明るい状態ではあまり出ませんが、夜暗くなると分泌量がどんどん増えて、体に睡眠の準備をさせるのです。</p>

<p>この分泌量が減ると、体内時計や自律神経が乱れ、不眠症などの睡眠障害を引き起こす可能性まであります。</p>

<p>ところが、残念なことに、メラトニンの分泌量がピークを迎えるのは十代なのです。一生のうちで幼児期に最も多く分泌され、成長期を頂点として、どんどん分泌量が減っていきます。実は、子どもがよく眠るのも、加齢とともに人の睡眠時間が短くなるのも、この分泌量が関係しています。</p>

<p>すなわち、良質な睡眠をとるのに欠かせないメラトニンは、年齢を重ねるにしたがって減り続け、反対に睡眠障害のリスクは上がるというわけです。</p>

<p>不規則な生活習慣や太陽光を浴びないのも体内時計を乱れさせ、メラトニンを減少させる原因になります。そして、うまく分泌できないと、寝る時間になっても寝つけなかったり熟睡できなくなってしまうわけです。</p>

<p>また、メラトニンには生活リズムを調節する作用があることから、時差ボケの治療に利用されることもあります。この時差ボケの解消法は欧米ではよく知られており、国際線のパイロットや客室乗務員の間では、メラトニンによる時差ボケ解消は広く行なわれているようです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>年齢とともに減少する睡眠ホルモン「メラトニン」を増やそう</h2>

<p>メラトニンは睡眠の質や生活リズムを調整するだけでなく、細胞の老化や酸化を防いで病気の予防までしてくれる貴重なホルモンですから、ぜひとも増やしておきたいものです。</p>

<p>年齢とともに減少するので、意識的にその分を増やす努力をしなければなりません。作るには材料が必要ですが、その材料となるのは脳内の神経伝達物質「セロトニン」です。</p>

<p>セロトニンの不足は、うつ病の主な原因としても知られており、最近とくに注目されています。うつ病の人の多くに、メラトニンとセロトニンの不足が見られることから、ますますその重要性が認められるようになってきました。</p>

<p>セロトニンとメラトニンは、それぞれ自律神経系の働きに連動しています。昼間、交感神経が働いている時間はセロトニンが優位に活動し、夜になって副交感神経が優位になるとメラトニンの分泌が増加するなど、昼と夜で交互に活性化されます。</p>

<p>つまり、昼はセロトニンが正常に機能することで、夜は睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が促進され、両方の分泌がよくなると、よく眠れるようになるわけです。反対に、セロトニンが不足するとメラトニンの分泌量も減り、不眠症などの睡眠障害やうつ病にかかりやすくなるとも考えられています。</p>

<p>この両者の関係を考えると、メラトニンを増やすには、セロトニンも増やす必要があるということになりますね。</p>

<p>さらに、セロトニンを作る材料は「トリプトファン」という必須アミノ酸なので、なるべく欠かさないように摂ったほうがいいでしょう。というのも、トリプトファンは体内で合成できず、食品で補給するしかないからです。</p>

<p>トリプトファンの多い食品としては、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、豆腐や味噌などの大豆製品、カツオやマグロなどの魚類、アーモンドなどのナッツ類が挙げられます。また、トリプトファン以外でも、セロトニンはビタミンやマグネシウム、ナイアシンから合成されます。</p>

<p>しかし、一生懸命にセロトニンを作っていても、メラトニンの分泌を妨げる習慣を取り入れていたのでは意味がありません。そこで、メラトニンの分泌を妨げる習慣も挙げておきますので参考にしてください。</p>

<p>まず、メラトニンは目の網膜から入る光の刺激によって影響を受けるため、睡眠前にまぶしい光を見るのはタブーです。</p>

<p>とくにスマホやパソコンなどの電子機器からは、ブルーライトといって脳を覚醒させる働きのある光が出ています。眠る前にこのような電子機器のブルーライトを目に入れると、メラトニンの分泌が妨げられる可能性があります。</p>

<p>そして、意外に気づかないのが室内のLED照明です。種類によってはブルーライトを多く発するものもあり、一度チェックしたほうがいいでしょう。電球や蛍光管を直接見るのも避けたいので、夜の室内照明はできるだけ「間接照明」を取り入れるといいでしょう。</p>

<p>また、お風呂好きの人の中には「熱いお湯でなければ入った気がしない」という人もいると思います。しかし、安眠という視点からは、眠る直前のあまり熱いお湯はおすすめできません。</p>

<p>ただし、お風呂に入っていったん体温を上げて、眠るときに急速に下がるよう計画的に行動して、眠りやすくするという方法もあります。</p>

<p>さらに、コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインの覚醒作用が持続している間はメラトニンの分泌が抑制されるので、寝る時間から逆算して3時間はカフェインの摂取を控えるようにしましょう。</p>

<p>交感神経を興奮させるような行動も控えたほうが無難です。たとえば、夜中に激しい運動をしたり、お酒を飲んだり、ゲームに夢中になるといった行動は交感神経を刺激してメラトニンの分泌を妨げてしまいます。</p>

<p>もちろん、昼間に十分太陽の光を浴びたり、軽くウォーキングをしてストレスを解消するのも大事なことです。日頃からヨガやストレッチ、瞑想などで心身をリラックスさせれば、自律神経も整ってきますから、相乗効果で眠りの質も上がります。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_woman_room.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 17 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[保坂隆（精神科医）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>もう人間関係で疲弊しない！「いい人」をやめる心の境界線の引き方  下村志保美 (時間×片づけコンサルタント、ファイナンシャル・プランナー、家計アドバイザー)</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14830</link>
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			<description><![CDATA[職場や身近な人との付き合いで「疲れる」と感じる原因は、他人に合わせすぎてしまう「いい人」の姿勢にあるのかもしれません。「心の境界線」を引いて自分を守り、人間関係を楽にする方法を解説します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_smilewoman.jpg" width="1200" /></p>

<p>あまり気が進まないけど、なんとなく参加している集まりがある。「感じ悪い」と思われそうで、自分の都合を後回しにしがち。本当は必要なくても、親切にされると断れない...そうやって疲れをためているあなたに必要なのは、思い切って「いい人」をやめてみること。本記事では、「心の境界線」の引き方を分かりやすく解説。周囲に振り回されるのをやめ、自分を守りながら良好な人間関係を築くためのヒントをお届けします。</p>

<p>※本稿は、下村志保美著『人生が整うノート』（扶桑社）より一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>一緒にいて「疲れる人」と「元気になれる人」</h2>

<p>つきあう相手を、どう選んでいくか。わかりやすいのは、一緒にいて疲れる人か、元気になれるかという視点です。</p>

<p>あなたの周りに、会うとどっと疲れが押し寄せてくるような人はいますか？ 一緒にいて「自分の話を横取りする（もしくは話を聞いていない）」「愚痴ばかり吐き出される」「否定ばっかりされる気がする」と感じる相手とは、なるべく顔を合わせたくないですよね。</p>

<p>一方で、「話しているといろんなアイデアが湧いてくる」「ありのままでいられる」「帰り道に気分が軽くなる」ような人たちとは、大事に絆を深めていきたいもの。エネルギーをもらえるぶん、こちらからも惜しみなくエネルギーを渡したくなります。</p>

<p>疲れる人と元気になれる人、どちらの人と過ごす時間が多いかで、毎日の質がまったく変わってきます。</p>

<p>ただし、気が進まない人間関係をなんでも切り捨てればいいということではありません。ママ友つきあいなど、子どものことを考えると避けられないような場合も当然あります。</p>

<p>そういうときは、「何のための人間関係か」を明確にするといいかもしれません。そもそもママ友とは子どものための人間関係であり、主役は自分ではないですよね。子育ての一環と思えば、向き合い方も変わってくるはずです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>周囲の目を気にするのは「他人軸」で生きているから</h2>

<p>誰にでも好かれる人、どこに行っても人気者になれる人って憧れますよね。私自身は、人前に出る仕事をしているので「社交的な人」と思われやすいのですが、実はどの場所でもソツなく振る舞えるタイプではありません。仕事なら平気なのですが、初対面の人が集まるパーティーなどは、いつも心細くなってしまいます。</p>

<p>そんな自分をわかっているからこそ、人づきあいでは周りに合わせすぎず、己の器を超えた「いい人」をやらないようにしています。</p>

<p>私の娘は中学・高校時代に、全国各地への遠征がある部活に入っていました。保護者同士の絆も強く、子どもたちがどこかへ行くとなれば、保護者同士で約束して移動することが多かったです。</p>

<p>あるとき、大阪で大会がありました。みんなでスケジュールを合わせて新幹線で移動しよう！ と盛り上がっていたのですが、私はほかのお世話や予定の都合もあって、1人で飛行機で向かうことにしました。</p>

<p>感じが悪い人と思われてしまったら...そう心配しないわけでもなかったのですが、結果的には何の問題もありませんでした。同時に、単独行動をしている保護者の方はほかにもいることに気づきました。</p>

<p>周囲の目を気にして「好かれる人」「いい人」でいようとするのは、他人軸での生き方です。思いきってやめてみると、新しい世界が見えてくるかもしれません。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>人間関係にも「固定費」がある</h2>

<p>実は人づきあいにも固定費があります。「積極的に参加したいわけではないが、なんとなく続いているつきあい」のことです。</p>

<p>● 特に深い話はしないけど、毎月集まっている友人グループ<br />
● 本当は苦手なのに、距離を置けない職場の人間関係<br />
● SNSでつながっているけど、もう実際には会わない人<br />
● あまり親しくない親戚の集まり<br />
など、思い当たる節はありますか？</p>

<p>これらは、かつては大切な関係だったかもしれません。でも時間が経てば、関係性は変わっていきます。今の自分にとって時間とエネルギーを取るだけの関係であれば、それは重たい固定費です。</p>

<p>私の場合、夫の転勤の都合もあり、何年かに一度は強制的にご近所づきあいが変わってしまっていたのと、過去の人間関係にあまり執着しないほうなので、「ここから一生抜け出せない！」「苦しい！」という悩みは少ないほうかもしれません。それでも、人づきあいの見直しを定期的にするようにしています。</p>

<p>人間関係の固定費を見直すことは、心のスペースをつくることでもあります。連絡の頻度を減らす、LINEグループの通知をオフにする、たまには参加をスキップするなど、適切な距離をとることが大事です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「境界線」は健全に関わり続けるためにある</h2>

<p>あなたは精神的な「境界線」の概念を知っていますか？ 心理学では「バウンダリー」と呼ばれ、自分と他人の間にある境目を指します。</p>

<p>心の境界線がしっかりしている人は、自分と相手の感情を分けて考えられます。一方で境界線が薄い人は、相手の感情と自分の感情が混ざりがちになります。</p>

<p>共感力が高いのは悪いことではありませんが、「できること」と「できないこと」、自己と他者を切り分けることが大切です。</p>

<p>人間関係について悩みを抱える方の話を聞いていると、意外と「身近な親切な人」に悩んでいたりします。たとえば、「同じマンションに住んでいる人が、子ども服のおさがりを譲ってくれる。本当は必要ないけど、断ると申し訳ないので受け取ってしまう」「義実家から野菜が大量に送られてくる。食べきれなくて腐らせてしまい、申し訳ない気持ちになる」などのケースです。</p>

<p>相手の気持ちを重視しすぎて疲弊することは、不健康な状態です。もし断ることが難しいなら、いったんは受け取っていい。ですが、贈り物は受け取った瞬間にその役目は終了しています。善意はありがたく受け取り、ものは処分したっていいのです。</p>

<p>境界線は、相手を拒絶するためではなく、「自分を守りながら、健全に関わり続けるため」にあります。</p>

<p><img alt="［ワーク］人間関係の「固定費」を見直す" height="1200" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260804jinseinote02.jpg" width="771" /></p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_smilewoman.jpg" />
						
						<pubDate>Fri, 14 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[下村志保美 (時間×片づけコンサルタント、ファイナンシャル・プランナー、家計アドバイザー)]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>座りっぱなしは喫煙と同じ？産業医が警告する「３大やめとけ」あの行動が健康リスクに！  栗原大智 (総監修) </title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14783</link>
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			<description><![CDATA[ビジネスパーソンがやりがちな行動で、健康リスクとなる可能性のある3つの「やめておいたほうがいいこと＝やめとけ」を産業医が解説。健康に働き続けるための「3大やっとけ」も紹介。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="長時間の「座りっぱなし」は心身に影響を与えるリスクがあるという" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_hirou.jpg" width="1200" /></p>

<p>診察室で医師が患者さんによく語っている「それ、やめといた方がいいですよ」。ストレス等で体調を崩してしまわないために「やらないほうがいいことと」は一体なんでしょうか？産業医のドクターU先生が、働きすぎのビジネスパーソンに向けて警告する「３大やめとけ」、そして心身の健康を保つために、すぐに実行できる「3大やっとけ」を解説します。</p>

<p>※本稿は、栗原大智総監修『＃3大やめとけ』（高橋書店）より一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「休みの日に仕事の連絡を確認」は&ldquo;やめとけ&rdquo;&rarr;脳が休まらず、燃え尽き症候群・睡眠の質低下に</h2>

<p>ついつい仕事用のメールやチャットを、休日や寝る前にもつい確認してしまう人もいるでしょう。<br />
「ちょっと見るだけ」のつもりでも、仕事の連絡を常に気にしている状態では、脳が十分に休息モードに切り替わりません。<br />
実際、メールやチャットにすぐ返信しなければならないという心理的プレッシャーは、仕事から心理的に切り離すことができず、バーンアウト（燃え尽き症候群）や睡眠の質の低下と関連することが報告されています。</p>

<p>そのため、仕事が終わった後に「仕事のことを考えない時間」を持つことはとても重要です。仕事が終わった後に仕事のことを考えずに過ごす「心理的離脱」は、ストレスからの回復や心身の健康と関連することが示されています。</p>

<p>働き続けるためには、しっかり休むことも仕事の一部です。休みの日や寝る前は仕事の連絡を見ない時間を意識してみてください。スマートフォンの通知をオフにするだけでも、脳は想像以上に休まります。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「座りっぱなし」を&ldquo;やめとけ&rdquo;&rarr;病気のリスクの他、気分の落ち込みの原因に</h2>

<p>就労時間が長い日本では、座っている時間も世界的に長いとされています。成人の平均座位時間は約7時間とも報告されており、長時間座り続ける生活が当たり前になっています。こうした状況について、アメリカの非常に有名な医療機関Mayo Clinicの研究者であるJames A. Levineは、「Sitting is the new smoking.（座りすぎは新しい喫煙だ）」という言葉で警鐘を鳴らしています。</p>

<p>座っている状態では下半身の筋肉がほとんど使われないため、血流や代謝が低下しやすくなります。その結果、肥満、糖尿病、心血管疾患などのリスクが高くなると報告されています。また、長時間の座位は身体面だけでなく、気分の落ち込みや幸福感の低下など、メンタル面にも影響する可能性が指摘されています。</p>

<p>近年では「座りすぎ」自体が独立した健康リスクとして注目されており、こまめに立ち上がったり体を動かしたりすることの重要性が指摘されています。でも、仕事や作業に集中していると、気づけば何時間も座りっぱなしということも少なくありません。</p>

<p>可能であれば立って作業する時間を取り入れ、難しい場合でも15～30分に一度は立ち上がって体を動かすことを意識しましょう。つい忘れてしまう場合は、立ち上がるタイミングを知らせてくれるアプリを活用するのも一つの方法です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「社内のストレスやハラスメントの放置」を&ldquo;やめとけ&rdquo;&rarr;頭の中のモヤモヤは毎日「書いて」吐き出す</h2>

<p>仕事にストレスはつきものです。適度な緊張やプレッシャーは集中力を高めたり、成長のきっかけになることもあります。一方で、強すぎたり長く続いたりするストレスは、心身に大きな負担を与えることがあります。</p>

<p>実際、働く人の約7割（68.3％）が仕事や職業生活の中で強い不安や悩み、ストレスを感じているとされています。ストレスを放置するとメンタル不調につながり、休職に至るケースも少なくありません。</p>

<p>そこでおすすめしたいのが「ジャーナリング」です。これは頭の中のモヤモヤを紙やスマートフォンのメモに書き出す方法です。James W.Pennebakerらの研究では、感情的な出来事を15〜20分ほど書き出す作業を数日間行ったところ、気分や健康指標の改善が報告されています。</p>

<p>例えば「今日イラっとしたこと」「なぜ気になったのか」などを短く書くだけでも構いません。感情を言葉にすることで思考が整理され、ストレスを客観的に捉えやすくなります。<br />
まずは1日3分、今日あった出来事をメモに書くところから始めてみましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>産業医が教える&ldquo;3大やっとけ&rdquo;</h2>

<p>■有給休暇を「体調管理」に使う<br />
有給休暇は単なるリフレッシュのためだけの制度ではありません。健康診断で異常を指摘された際の二次受診や通院など、自分の健康を守る時間として活用することも大切です。疲労をためたまま働き続けると、集中力や判断力が低下し、体調不良や事故のリスクも高まります。働き続けるためにも、計画的に休みを取りましょう。</p>

<p>■会議は「立って」やる<br />
長時間座り続ける生活は健康リスクを高めることが知られています。最近では立って行う「スタンディングミーティング」を取り入れる職場も増えています。立った状態の会議は時間が短くなる傾向があり、座りすぎの予防にもつながります。デスクワーク中心の人ほど、体を動かす機会を意識的に作ることが大切です。</p>

<p>■会社以外の居場所を作る<br />
「仕事がすべて」という状態になっている方は少し注意が必要です。仕事だけに生活の軸を置くと、職場でうまくいかないときに精神的な負担が大きくなりがちです。趣味やサークル、地域活動など、仕事以外にも居場所を持つことは心理的な安定につながります。</p>

<p>【答えてくれた先生】<br />
ドクターU<br />
大手不動産企業専属産業医および中小企業の顧問医・嘱託産業医として首都圏で活動<br />
※所属は2026年4月現在</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_hirou.jpg" />
						
						<pubDate>Fri, 14 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[栗原大智 (総監修) ]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>もっと寝たいのに...「朝早く目覚めてしまう」睡眠の悩みを解決するには?  保坂隆（精神科医）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12371</link>
						<guid isPermaLink="false">0000012371</guid>
			<description><![CDATA[朝早く目覚めてしまう「早朝覚醒」を解決するには？ 精神科医の保坂隆氏が解説します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="早朝覚醒" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_middleMan.jpg" width="1200" /></p>

<p>眠るのに時間がかかる、深夜や早朝に起きてしまう、熟睡ができない...。60歳以上の3人に1人が「不眠に悩む」といわれ、睡眠のストレスを抱えるシニアが増えています。本稿では、書籍『精神科医が教える 毎日がスッキリする「老後の快眠術」』より、&quot;早朝覚醒&quot;を改善する方法についてご紹介します。</p>

<p>※本稿は、保坂隆著『精神科医が教える 毎日がスッキリする「老後の快眠術」』（PHP文庫）より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「長く眠るにもパワーが必要」 体力の衰え、脳の衰え</h2>

<p>寝不足を抱えながらも、仕事に励むのが働き盛りの時代だとすると、そろそろ定年が視野に入る中高年期になれば、睡眠自体もだんだん変わってきます。脳の機能が弱まるとともに、「覚醒」も「睡眠」も長時間続けるのが難しくなって、早寝早起きの習慣が崩れがちになるのです。</p>

<p>こんな声を聞きます。</p>

<p>「長時間起きているのがつらくて夜は早い時間に眠くなるけれど、早めに寝ても今度は眠る力が弱いので、朝早く目覚めてしまうから困る」</p>

<p>よく「長く眠るには体力が必要」などといわれますが、たしかに若い頃のようにぶっ続けで長時間寝るためには、それなりのパワーが必要なのでしょう。</p>

<p>そして、「早く眠くなっても長時間眠ることができない」ケースでは、必然的に早寝早起きのサイクルがつくられるようになります。しかし、これを「年をとったから早起きになる」という定説で片づけるのは気が早すぎますね。</p>

<p>こうした中高年の早寝早起きの習慣は、日中の疲労や過度の運動が影響しているわけではなく、脳の衰えによるもの。それならば、ここで睡眠サイクルをしっかり見直して睡眠の質を高めれば、高齢になってもよい睡眠習慣はキープできるはずです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>早朝の目覚めは、加齢で「体内時計のサイクル」が早まるから</h2>

<p>高齢の人に多い「早朝覚醒」や、夜中に何度も起きてしまう「中途覚醒」は、体内時計のリズムの乱れによって引き起こされます。</p>

<p>高齢になると、以前より時間に余裕ができるとともに、日中の活動量がぐんと減ってしまい、メリハリのない生活になりがちです。これが早朝覚醒や中途覚醒の増えるもとなのですが、目が覚めるたびに「今日も早く目が覚めた」「また夜中に起きてしまった」と、いちいち気にするのは逆効果です。</p>

<p>一番いいのは、若いときより睡眠量が減るのは&quot;自然なこと&quot;だと考えて、大らかに受け止めることでしょう。</p>

<p>もし睡眠時間が少なくなっても、「起きている時間が増えてラッキー」というふうに考えられたら、不眠に対する不安もぐっと軽くなるでしょう。ただ、そうはいっても、60歳以上の三人に一人が不眠に悩んでいるという報告もありますから、やはり適切なケアは必要ですね。</p>

<p>高齢者が不眠を感じる大きな原因は、どんなに眠っても&quot;充足感&quot;が得られないからといわれています。</p>

<p>睡眠中の熟睡度を比較してみると、若い世代では就寝中に深く眠る時間の割合が4割ほどなのに対して、高齢者では1割にも満たないので、眠っている間に深い睡眠になっていないとわかります。</p>

<p>高齢者の睡眠の悩みには、なかなか寝つけない「入眠障害」やぐっすり眠れない「熟眠障害」、夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」や早朝に目が覚める「早朝覚醒」などがありますが、どれも共通しているのは「熟睡感のなさ」と「眠りの浅さ」です。</p>

<p>とくに高齢だと朝早く目覚めてしまって悩む人が多いのですが、これも熟睡できず、眠りが浅いために起こること。</p>

<p>ところが、早起きには一般に健康的なイメージがあることから、「年寄りは朝が早い」というのをプラスに捉える人がほとんどです。そのため、なかには「早起きは三文の徳といいますし、いいことですね」などと言われて、逆にため息をつく人も少なくないでしょう。</p>

<p>もちろん早く起きて、その後も快適に一日を過ごせるならまったく問題ないのですが、一日中気分がスッキリしないままの状態が続くとしたら、とても健康的とはいえません。</p>

<p>実は、この「早朝覚醒」は、人間の体内時計に関係しています。生理学上、人間の体内時計は24時間よりも少し長めに設定されているのですが、このサイクルが加齢によって年々早くなり、24時間より短くなっていくと、自然と朝早く目が覚めることになります。</p>

<p>もちろん、体内時計の変化は生理的なものですが、体内時計を正常に戻すように努力することも大事です。</p>

<p>そのために有効なのは、光をうまくコントロールすること。これが体内時計の正常化には効果的です。体内時計は2500ルクス以上の強い光に反応する特徴がありますから、これを利用するといいでしょう。遮光カーテンなどで部屋を暗くして、とにかく強い光を見ないことです。</p>

<p>反対に眠気が増す夕方になったら、今度は光をしっかり取り込んで、部屋をできるだけ明るくします。夕方、強い光を浴びて体内時計を後ろにずらすことができれば、睡眠サイクルを修正して正常な状態に近づけられます。この方法では、目から入る光を意識的にコントロールすることが最大のポイントです。</p>

<p>工夫を凝らしながらこの方法を続ければ、早朝覚醒の改善にきっと役立つはずです。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_middleMan.jpg" />
						
						<pubDate>Fri, 14 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[保坂隆（精神科医）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>イライラ、モヤモヤ、不安...臨床心理士が勧める「こころの汚れ」の落とし方  佐瀬りさ（臨床心理士）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14796</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014796</guid>
			<description><![CDATA[生活する中で溜まってしまうイライラ・モヤモヤなどを解消する方法とは？臨床心理士の佐瀬りささんが解説する。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_thinkingwoman_2.jpg" width="1200" /></p>

<p>「毎日なんとなくしんどい」「布団の中にいるのに疲れていて、仕事に行きたくない」――そんな感情をそっと心にしまい、「まだ私は大丈夫」と言い聞かせながら日々を過ごしていませんか。</p>

<p>そうした悩みを抱える人たちに長年寄り添い続けている、臨床心理士・公認心理師の佐瀬りささん。本稿では、佐瀬さんが勧めるイライラやモヤモヤなどを手放すコツについて紹介します。</p>

<p>※本稿は、佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』(大和出版)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>こびりついてしまった「こころの汚れ」を落としてあげる</h2>

<p>こころのセルフケアの最初のステップは「落とす」です。スキンケアが、はじめに汚れを落とすことから始まるように、こころもまずは、「落とす」からスタートします。</p>

<p>ところで、こころの汚れとはなんでしょうか？</p>

<p>それは「受け止められず、こころに残っている不快な感情」のことです。イライラ、モヤモヤ、不安、心配、怒り、悲しみ、嫌悪、悔しさ、嫉妬、絶望など、自分が「嫌だな」「つらいな」と感じる気持ちが、こころの汚れです。</p>

<p>多くの感情は、時間とともに自然に流れていきますが、うまく流れていかずに残っているとき、それがこころの汚れとして積み重なっていきます。こころにこびりついたまま、夜になっても、次の日になっても残っている「こころの汚れ」は、「続く」「繰り返す」こころの未病へとつながっていきます。</p>

<p>また、感情だけでなく、胸や喉が詰まる感じや、肩の緊張や全身の重さといった身体の感覚が、不快な感情が残っていることを教えてくれていることもあります。「なんであんなことしちゃったんだろう」「どう思われただろう」と何度も考えたり、同じ場面を繰り返し思い出しているような、思考のぐるぐるも、不快な感情が残っているサインです。</p>

<p>1日の終わりに、そんな「こころにこびりついてしまった汚れ」を落としてあげる。それが、この最初のステップです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「汚れないように」は可能性を狭めるので注意</h2>

<p>もしかすると、毎日汚れを落とすより、「そもそも、不快な感情が起こらないように生きたほうがいいのでは？」と思う方もいるかもしれません。とくに、不快な感情が「続く」「繰り返す」傾向がある場合は、嫌な気持ちになること自体を避けたいと思うのは自然なことです。けれど、不快にならないように生きようとすることは、さまざまな可能性や、「生きる」ことそのものを小さくしてしまいます。</p>

<p>砂場で遊ぶ子どもを想像してみてください。「楽しんで遊んでね。でも、汚れちゃダメよ」と言われたらどうでしょう。きっと、思いきり遊ぶことはできませんよね。</p>

<p>生きることも同じです。新しい経験をすれば、思いがけないことが起こり、感情が揺れるのは自然なこと。不快な感情は、外の世界と関わり、人とコミュニケーションをしているからこそ起こってくる、思いっきり生きている証でもあるのです。</p>

<p>これまで、不快な感情を「未熟だから感じるもの」「我慢するもの」「爆発してしまうもの」と、厄介者扱いしてきたかもしれません。確かに、不快な感情が「続く」「繰り返す」のはつらいことですが、その気持ちは「落とす」ことができ、次第に落ち着けるとわかっていれば、それほど怖いものではなくなっていきます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ワーク1「快の時間、不快な時間を感じてみる」</h2>

<p><img alt="佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』" height="1714" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260729kokoronoanzenkichinotsukurikata01.jpg" width="1200" /><br />
※イラスト：楠わと</p>

<p>こころの汚れを落とすためには、まず、それに気づくことが大切です。朝晩の洗顔のタイミングに合わせると、自然と習慣化しやすくなります。そこで、洗顔をするときに、こころにもそっと意識を向けて、「今日はどんな気持ちが残っているかな？」と感じてみましょう。</p>

<p>たとえば晩の洗顔の場合、今日1日を、朝から振り返りながら、快の時間（心地よさを感じていた時間）、不快な時間（心地よさを感じられなかった時間）がどれくらいあったかを、感じてみることが、最初のワークです。</p>

<p>はじめはどの時間が快で、どの時間が不快だったのか、「よくわからない」「あまり感じない」と思われるかもしれませんが、意識をしていくことで次第に感じられるようになります。「こころの汚れ落としフローチャート」に沿って、落とすワークを進めていきましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ワーク2「イメージで落としてみる」</h2>

<p>1日の約8割を「快」で過ごせた日や、8割に満たなくても、不快な感情が「続いたり」「繰り返されたり」していないときは、落とすワークをせずに寝てしまっても大丈夫です。それは、睡眠には、こころや身体を回復させるだけでなく、感情を整理してくれる働きもあるからです。</p>

<p>「快」の時間が8割に満たず、不快な感情が残っていると感じるときは、ワーク2をやってみましょう。ワーク2は、イメージを使って不快な感情を手放すワークです。無理に消そうとするのではなく、やったらどうなるかを少しずつ楽しみながら、気持ちや身体の変化をゆっくりと感じてみてください。</p>

<p>慣れてきたら、リスト以外のあなたにぴったりのイメージを探して、書き足してみるのもおすすめです。少しでも軽くなったら、ここで終えて大丈夫です。まだ不快な感情が残っているのを感じたら、ワーク3に取り組んでみましょう。</p>

<p>&lt;リスト：イメージで不快を手放す&gt;</p>

<p>・洗顔の泡やオイルと一緒に流す</p>

<p>・風船につけて空へ飛ばす</p>

<p>・棚にそっと置く</p>

<p>・ゴミ箱アイコンにドラッグ&amp;ドロップする</p>

<p>・ベッドに寝かせて休ませる</p>

<p>・「今日はここまで」の箱に入れる</p>

<p>・小さく丸めてポイッとする</p>

<p>・ゲームの敵のように倒す</p>

<p>・燃やして灰にする</p>

<p>・ロケットに乗せて打ち上げる</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ワーク3「書いて落とす」</h2>

<p><img alt="佐瀬りさ著『こころの｢安全基地｣のつくりかた』" height="1714" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260729kokoronoanzenkichinotsukurikata02.jpg" width="1200" /><br />
※イラスト：楠わと</p>

<p>ここまでのワークでも不快な感情が落ちなかったときは、ワーク3に取り組んでみましょう。これは①から④へと進んでいきますが、不快な気持ちが軽くなったと感じたら、途中でもこのワークは終わりにしてOKです。</p>

<p>①そのまま書き出す</p>

<p>こころに残っている出来事や気持ちを、ありのままに書き出します。ここでは、自分のこころの中をできるだけ、そのままに書き出すようにしてください。</p>

<p>きれいに書こうとしなくて大丈夫。筋を通さなくても大丈夫。書いていく中で見えてくるのは、あなたの中の「赤ちゃん」の気持ち（湧きあがる感情や「こうしたい」という気持ち）です。</p>

<p>嫌だったことや、つらかった気持ち、「こんなふうに感じてはいけない」と思っていた気持ちなど、どんなものでもかまいません。あまり頭で整理しようとせず、感じたままを書いていくのがポイントです。書いてみて、不快な気持ちが軽くなったり、スッキリしたらここで終わりでOKです。</p>

<p>②寄り添う言葉を書く</p>

<p>書くだけでは軽くならないときは、別の色のペンに持ち替えて、①で書いた内容に、寄り添う言葉を書き添えてみてください。</p>

<p>「そんな気持ちになるよね」</p>

<p>「そう思って当然だよ」</p>

<p>「よく頑張ったね」</p>

<p>こんなふうに、親友や大切な人に声をかけるような言葉を書いてみましょう。ここで書き添える言葉は、あなたの中の「お母さん」の言葉（自分の中にある「こうしたい」という欲求と「こうあるべき」という社会的な基準の間でバランスを取る存在＝お母さん）です。ここではあなたの中の「お母さん」が、あなたの中の「赤ちゃん」に、そっと寄り添っていきます。</p>

<p>言葉を書こうとすると、批判する考えや自分を責める気持ち、また一般的な「正しさ」の声が浮かんでくることもあるかもしれませんが、それはあなたの中の「おばあちゃん」の声（「こうあるべき」という社会的な基準）です。ここでは、それをいったん横に置いて、まずは「赤ちゃん」に寄り添うことを大切にしてみてください。少しでも軽くなったらここで終えて大丈夫です。</p>

<p>③本当はどうだったらよかったかを書く</p>

<p>①②で変化を感じられないときは、「本当はどうだったらよかった？」と問いかけてみましょう。答えは、現実的なことではなくても大丈夫です。子どものような願いでも、魔法のような願いでもかまいません。こころに残っている出来事が、本当はどうだったら残らずにすんだのか――思いつくままに書き出してみてください。</p>

<p>ここでは赤ちゃんの声やお母さんの声、おばあちゃんの声が自然と混ざりながら出てくるかもしれませんが、それで大丈夫です。どの声も否定せず、出てくるものをそのまま、書きとめてみてください。</p>

<p>書くだけで少しスッキリすることもあります。その場合はここでやめてもOKです。まだ気持ちが「落とせていない」と感じたら、最後のステップに進んでみてください。</p>

<p>④変えられることと変えられないことを分ける</p>

<p>③で書いた内容を、「自分で変えられること」と、「変えられないこと」に分けてみましょう。変えられないものには二重線を引きます。「どうせ線を引くなら、最初から現実的なことだけ書けばいいのでは？」と思われるかもしれませんが、そうではありません。</p>

<p>まずは、どんな願いもジャッジせずに出し切ること。それが、「赤ちゃんの声」をしっかり受け取ることにつながります。出してあげることで、気持ちは少しずつ静まっていきます。</p>

<p>最後に残った「変えられること」の中から、「次はこうしてみよう」と思えるものを1つだけ選んでみてください。それが「こころのお守り」です。お守りは、「これがあるから大丈夫」と感じられるもの。こころにもそれがあることで、少し安心して次に進むことができます。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_thinkingwoman_2.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 13 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[佐瀬りさ（臨床心理士）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「なぜ私はあの一言でキレたのか？」 感情の爆発を防ぐ、1日数分の書くワーク  三凛さとし（ライフコーチ）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14760</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014760</guid>
			<description><![CDATA[つい感情的になってしまう瞬間は誰にでもある。ライフコーチの三凛さとしさんが、感情トリガーを知って生きやすくなるためのワークを教えてくれた。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="感情トリガーを知る" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_writingwoman.jpg" width="1200" /></p>

<p>何気ないことでイライラしてしまう、小さなことが不安で仕方がない&hellip;。こうしたネガティブな感情には、トリガーが隠されているとライフコーチの三凛さとしさんはいいます。「書くワーク」によって不安・怒り・悲しみの3つの感情を味方につける方法をまとめた一冊『こころの毒出しノート』より、感情トリガーを知るためのワークを紹介します。</p>

<p>※本稿は三凛さとし著『こころの毒出しノート』（飛鳥新社）より一部を抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>あなたの心には「地雷」が埋まっている</h2>

<p>今日は、あなたの心にある「感情トリガー」の地図を作っていきます。</p>

<p>感情トリガーとは、あなたの感情を自動的に爆発させる「スイッチ」のことです。</p>

<p>人間は誰しも、理性とは関係なく、ある特定の刺激に対して反射的に反応してしまうプログラムを持っています。</p>

<p>たとえば、こんな経験はありませんか？</p>

<p>普段は温厚なのに、パソコンの動作が遅いときだけは異常にイライラしてマウスを投げたくなる。</p>

<p>誰かに「おはよう」と挨拶あいさつして返事がないと、それだけで１日中「嫌われたかも」と落ち込んでしまう。</p>

<p>SNSで特定の話題（政治、ジェンダー、成功自慢など）を見ると、心拍数が上がって怒りを感じる。</p>

<p>これらがすべて「トリガー」です。</p>

<p>何がトリガーになるかは、その人の過去の経験や、大切にしている価値観によって千差万別です。</p>

<p>Ａさんは「時間にルーズな人」を見ると激怒しますが、「言葉遣いが悪い人」のことは笑って許せます。逆にＢさんは、「時間は多少遅れても気にしない」けれど、「挨拶がない人」を見ると人間性を疑うほど軽蔑けいべつします。</p>

<p>どちらが正しい、間違っているという話ではありません。ただ、「自分にはこういう地雷があるんだな」と知っておくこと。これが、感情に振り回されないための防衛策になります。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「予報」があれば、傘を用意できる</h2>

<p>自分のトリガーを知らないと、私たちは無防備なまま地雷原を歩くことになります。いつ爆発するか分からないので、常にビクビクするか、爆発してから「なんであんなに怒っちゃったんだろう」と自己嫌悪に陥るかのどちらかです。</p>

<p>しかし、自分のトリガーを知っていれば、それは「天気予報」になります。</p>

<p>あ、今日は午後からＡ部長との会議だ。Ａ部長はいつも結論を急かすから、私の「焦りトリガー」が発動する確率が80％だな。</p>

<p>今夜はSNSを見ないほうがいいな。週末でみんなが楽しそうな投稿をしていると、私の「孤独トリガー」が押されてしまうから。</p>

<p>そうやって事前に予測ができれば、心の傘を用意できます。</p>

<p>Ａ部長には先に結論から話すメモを用意しておこう。</p>

<p>今夜はスマホを機内モードにして、好きな映画に没頭しよう。</p>

<p>トリガーに触れた瞬間も、メタ認知が働きます。</p>

<p>おっと、今イラッとしたぞ。これは相手が悪いんじゃなくて、私の「無視されたくないトリガー」が反応しただけだ。深呼吸、深呼吸。</p>

<p>私の場合、「効率が悪くて時間がかかること」が強力なイライラトリガーでした。かつては、チームメンバーの作業が遅かったり、レジの行列が進まなかったりすると、露骨に不機嫌になっていました。</p>

<p>しかし、これを自分のトリガーだと認識してからは、「あ、今自分の『効率重視システム』がエラーを起こしているな」と客観的に見られるようになりました。</p>

<p>「相手には相手のペースがある。私のルールを押し付けても誰も幸せにならない」と一呼吸置くことができるようになり、無駄な衝突が激減しました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>感情トリガーの具体例</h2>

<p>あなたの地雷を見つけるヒントとして、よくあるトリガーの例を挙げてみます。読んでみて、心がざわつくものがあれば、それがあなたのトリガーかもしれません。</p>

<p>無視トリガー：挨拶を返さない、メールの返信が遅い、既読スルーされる</p>

<p>否定トリガー：「でも」「だって」と言い返される、アドバイスを拒否される</p>

<p>無能扱いトリガー：細かく指示される（信用されていない気がする）、上から目線で説明される</p>

<p>不公平トリガー：真面目にやっている自分が損をする、ラクをしている人が評価される</p>

<p>音／感覚トリガー：大きな咀嚼そしゃく音、貧乏ゆすり、満員電車の密着感</p>

<p>SNSトリガー：友人の結婚報告、起業家の成功自慢、極端な正義感を振りかざす投稿</p>

<p>親トリガー：「いつ結婚するの？」「もっとちゃんとしなさい」という親の小言</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>「あるある！」と思うものが１つや２つ、あったのではないでしょうか。</p>

<p>今日は、それをリストアップして「取扱注意リスト」を作りましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>感情トリガーリストを作るワーク</h2>

<p>今日は、あなたの心を乱す「定番のパターン」を見つけてみましょう。</p>

<p>１つだけでなく、思いつく限り書き出してみるのがポイントです。これを書き出しておくだけで、次にその場面に出くわしたとき、不思議と冷静でいられる自分に気づくはずです。</p>

<p>(0)1分・ズボラ瞑想<br />
目を閉じて鼻呼吸をします。</p>

<p>(1)回想する<br />
最近、心が大きく揺れた（イラッとした、モヤッとした、落ち込んだ）瞬間を思い出します。何がきっかけ（トリガー）でしたか？</p>

<p>(2)リストアップ<br />
「トリガー（きっかけ）」と、そのときの「感情」をセットで書き出します。</p>

<p>書き出したリストを眺めてください。それは、あなたの心の「警備システム」がどこに設置されているかを示す地図です。トリガーがあること自体は悪いことではありません。「ここを守りたいんだな、私」と認めてあげるだけで十分です。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_writingwoman.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 13 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[三凛さとし（ライフコーチ）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>『虐幸のくるちゃん』くるみは母親から離れられるのか？作者が語る親子の「癒着と自立」  木陰ひな田(漫画家)</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14734</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014734</guid>
			<description><![CDATA[『虐幸のくるちゃん』の作者、木陰ひな田さんインタビュー第4回。母親の機嫌をとり、期待に応えようとしてきた少女・くるみは、物語の中でどのように変化していくのか？物語の行く先について語っていただきました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan24.jpg" /></p>

<p>母親の機嫌をとり、期待に応えようとしてきた少女・くるみは、成長する中で少しずつ「自分の人生」を意識し始める──。</p>

<p>漫画『虐幸のくるちゃん』(木陰ひな田／講談社)では、親から離れることの難しさや、長年続いた親子関係を変えていく過程が丁寧に描かれています。</p>

<p>くるみはこの先、母親との関係とどう向き合っていくのか。作者・木陰ひな田さんに、現在のくるみの心境や物語の展開について伺いました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>思い入れがある意外なエピソード</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan14.jpg" /></p>

<p>──ここまでさまざまなエピソードがありましたが、木陰さんご自身が特に思い入れのあるシーンはありますか。</p>

<p>【木陰】 実は、恋愛的な要素を描くのが結構好きなんです。</p>

<p>だから、塚本くんがくるみを呼び止めてくれたシーンは、尋常じゃないくらい力が入りましたね。</p>

<p>──それは意外です。塚本くん、かっこいいですよね！</p>

<p>【木陰】 そうですね（笑）。少女漫画だったら完全にヒーロータイプだなと思いつつ、「いやいや、青年漫画だし、そういう話じゃない」って。担当さんにも修正してもらいながら、なんとか描いていました。</p>

<p>──塚本くんの再登場はありますか？</p>

<p>【木陰】させたいという気持ちは強いです（笑）。</p>

<p>──くるちゃんの同級生といえば、美蕾ちゃんも印象的でした。この作品において、美蕾ちゃんはどんな存在なんでしょうか。</p>

<p>【木陰】 鏡というか、もう一つの可能性のくるみ、別のパラレルワールドのくるみみたいな存在として描きたいと思っていました。</p>

<p>自分と同じような経験をした人の言葉じゃないと、「そうかもしれない」と腑に落ちないことってあると思うんです。</p>

<p>たぶん、第1話や第2話の頃のくるみに、のんちゃんが何か言っても響かなかったと思うんですよね。</p>

<p>でも美蕾ちゃんは、親から虐待を受けていて、くるみも「同じものを抱えている」という感覚がある。だから、その子の言葉や反応はすごく心に残るんだと思います。</p>

<p>もちろん、それだけですぐ人生が変わるわけではないですけど、じわじわ効いてくる薬みたいな存在になればいいなと思って登場してもらいました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>母と娘の物語の行く先は？</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan19.jpg" /></p>

<p>──現在、くるちゃんが大学生になるところまで読ませていただきました。中学生の頃と比べると、くるちゃん自身に少しずつ変化が見られるように感じます。</p>

<p>たとえば以前は「お母さんを幸せにしてくれる人と結婚したい」と考えていた一方で、大学生になった今は「今同じことを思おうとすると吐きそうになる」という心境の変化も描かれています。現在くるちゃんは、どのような段階にいるのでしょうか。</p>

<p>【木陰】大学生くらいになると、親に守られるところから一歩出て、自立が少し見えてくる段階なのかなと思っています。</p>

<p>少しずつ、お母さんの人生じゃなくて自分の人生を歩むための気づきを得始めている。でも、まだ全部は気づききれないからこそ痛みも感じている。そういう段階なのかなと思いながら描いています。</p>

<p>気づきそうで、まだ気づききれない。その途中なんだと思っていますね。</p>

<p>──この先、くるみちゃんとお母さんの関係は、より健全な方向へ向かっていくと考えていいのでしょうか。</p>

<p>【木陰】「健全」という言葉には私自身の価値観も入ってしまうので何とも言えないんですけど、私の中で思う健全な方向には向かってほしいという気持ちはあります。</p>

<p>まず、気づけている時点で少し健全になっているのかなという気もしていて。そのあたりは物語のターニングポイントでもあるので、担当さんとも相談しながら考えているところですね。</p>

<p>例えが変かもしれないですけど、さなぎが蝶になる瞬間の痛みみたいな感覚で描いています。</p>

<p>──ここまで親子の関係が密だと、ここから距離を取ること自体が、とても大変そうだなと感じます。</p>

<p>【木陰】 そうですね。母子の共依存というか、癒着が強いので、第三者から見たら「なんで離れないの？」とか「離れればいいじゃん」と簡単に言えると思うんです。</p>

<p>私も第三者だったらそう思うかもしれないですけど、渦中にいると離れるのが本当に難しいんですよね。</p>

<p>その難しさを漫画でどう描けば伝わるのかは、今も考えながら描いているところです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>明るい漫画ではないけれど読んでほしい</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan21.jpg" /></p>

<p>──最後に、読者の方や、これから手に取る方へメッセージをお願いします。</p>

<p>【木陰】 明るい漫画ではないですけど、それでも読んでほしいという気持ちが一番です。</p>

<p>好き嫌いが分かれる作品だという自覚はあります。でも、初連載とは思えないくらい心血を注いだ作品でもあるので、その熱量を受け取ってもらえたらうれしいです。</p>

<p>──今すごく話題になっていますし、個人的には実写映画化なんかもあるんじゃないかと思っています。</p>

<p>【木陰】 そうなったら、精いっぱいやった甲斐があったなと思えますね。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan24.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 13 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[木陰ひな田(漫画家)]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>なぜ「いい子」が盗撮に走るのか？ 努力ゼロで達成感を得る「コスパの罠」  斉藤章佳(精神保健福祉士･社会福祉士)</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14776</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014776</guid>
			<description><![CDATA[まじめで成績がいい｢普通の子｣が、なぜ盗撮をしてしまうのか？それはスマホで手軽に成功体験が得られ、｢コスパが良い｣と勘違いしてしまうからです。誰でも加害者になりえる現代のリアルな問題を解説します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="教室" height="743" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_classroomLIG.jpg" width="1200" /></p>

<p>盗撮で捕まるのは非行少年ではなく、実は｢成績優秀な子｣でした。勉強と違い努力ゼロで達成感が得られる｢コスパの良さ｣の罠とは？ 斉藤章佳氏の著書『校内盗撮』にて、現代っ子の歪んだ心理をわかりやすく解説しています。今回は、そんな興味深い研究結果を同書よりご紹介します。</p>

<p>※本稿は、斉藤章佳著『校内盗撮』(集英社インターナショナル)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>盗撮を｢コスパがいい｣と思う心理</h2>

<p>性加害少年たちにとって、盗撮の魅力はその｢手軽さ｣です。『NHKスペシャル』の番組取材では、高校生の頃に加害を始めた19歳の少年が次のような主旨の発言をしていました。</p>

<p>｢部活で結果を残したり、学校のテストでいい点数を取ったりするのは、努力が必要だし、それってどれもつらいんですよ。でも盗撮って、努力なんていらないんです。ただ(女性の)後ろについていって、カメラを起動して、録画ボタンを押して、スマホをスカートの中に差し込めば、それでオッケー。簡単なんです｣</p>

<p>少年は盗撮を、努力が不要でスリルを味わえる｢アトラクション感覚｣で行っている、と表現していました。依存症が進行するプロセスとして、①報酬の即時性、②アクセスのしやすさ、③自己効力感の肯定的変化の3点があげられますが、彼の発言もまさにこれに当てはまっています。</p>

<p>現代の若者は、費やした時間や労力に対する満足度、タイパ(タイムパフォーマンス)やコスパ(コストパフォーマンス)を非常に重視する傾向にあります。動画を倍速で視聴する、本を読まずに要約サイトで内容を把握する&hellip;&hellip;無駄を省いて効率良くリターンを得ることを是とする価値観は、若い世代に支持されています。彼らにとって、さしたる労力をかけずに優越感や達成感を手に入れられる盗撮は、文字どおりローリスク＆ハイリターンな犯罪でありタイパとコスパが良く見えてしまうのでしょう。</p>

<p>本来、確かな達成感は努力の積み重ねの末に得られるものです。しかし、彼らにとって盗撮は、最短ルートで自分を強者に仕立て上げる、まやかしの成功体験となっているのです。</p>

<p>大人からみれば合理性を重んじるはずの若者が、ともすれば社会的な死を招く性加害を、なぜ｢タイパとコスパがいい｣と誤認するのか。この論理破綻こそが、性加害者が抱える認知の歪みなのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>7割が普通家庭。｢いい子｣が陥る盗撮の闇</h2>

<p>かつての非行少年といえば、家庭環境に恵まれず、ケンカや万引きを繰り返し、暴走行為をするといった固定観念がありました。しかし、盗撮などの性加害を繰り返す｢性非行少年｣たちは、学校生活にうまく適応している、いわゆる｢いい子｣が大半を占めています。</p>

<p>この傾向はクリニックのデータでも明らかです。性加害の問題で受診した286名の少年のうち、76％は不登校の経験がなく、87％には万引きなどの非行歴がありませんでした。さらに、身体的虐待やネグレクトといった明らかな機能不全を抱える家庭で育ったケースは3割ほど。つまり、7割近くの少年はごく標準的な家庭環境で育っていました。ASD、ADHDを発症しているケースは全体の約4割を占めているものの、約半数はこれといった特性はみられませんでした。(図3 -3、3 -4、3 -5、3 -6)</p>

<p><img alt="クリニックのデータ　グラフ" height="1808" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260728SaitouAkiyoshi02.jpg" width="1200" /></p>

<p>京都少年鑑別所の調査結果でも、性加害少年は他の非行少年に比べて知能指数が高く、成績も優秀で、学歴が高い傾向にあることが指摘されています。</p>

<p>一見すると、どこにでもいる普通の少年が、なぜ重大な性加害に及ぶのか。そこには大人からは見えない、現代の闇があるのではないか。そう考える方もいらっしゃるでしょう。</p>

<p>しかし、少なくともクリニックにやってくる少年たちを私が見る限り、彼らには｢闇｣を感じられませんでした。どこにでもいる純朴そうな子がほとんどで、多くの場合は、好奇心や友達同士の悪ふざけがエスカレートし、本人たちもそれを｢性暴力｣という意識のないまま暴走し、たどり着いた先が性加害でした。</p>

<p>『NHKスペシャル』の番組で少年が述べているように、勉強やスポーツなどで評価されるためには相応の努力が求められます。しかし、スマホをわずか数秒間タップするだけで｢達成感｣｢優越感｣を得られる盗撮は、少年たちにとって非常にタイパ＆コスパのいい刺激になっています。</p>

<p>校内盗撮をする少年たちは、｢デジタル時代が生んだモンスター｣ではありません。彼らは、性的同意や、プライベートパーツの概念、身体の権利、社会のルールを、学ぶ機会を持たないまま成長し、ふとしたきっかけで一線を越えてしまった｢どこにでもいる子どもたち｣です。</p>

<p>かつて｢良い子 悪い子 普通の子｣という言葉がありましたが、盗撮などの性暴力については、どの子でも加害者になりえる側面があります。私たち大人も、｢親の言うことを聞くいい子なら、性加害なんてしないから大丈夫｣といった安心感や、｢盗撮なんて一部の非行少年だけがやること｣といった先入観を捨てることが重要です。また、いざ問題が起きた際、子どもが抱くいびつな優越感や相手を｢モノ｣として扱う認知の歪みをいち早く発見し、問題を曖昧にせず介入、そして子どもを治療教育プログラムへスムーズにつなげることが、被害者も加害者も出さない社会への第一歩になります。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Wed, 12 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[斉藤章佳(精神保健福祉士･社会福祉士)]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>なぜまた買ってしまうのか？衝動買いを誘う「損失回避バイアス」の罠  下村志保美 (時間×片づけコンサルタント、ファイナンシャル・プランナー、家計アドバイザー)</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14820</link>
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			<description><![CDATA[つい衝動買いしてしまい、お金が貯まらない理由に「損失回避バイアス」や、ストレスによる「感情買い」があります。負のループを脱し、自分軸でお金と向き合うための心理的アプローチを解説します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="お金を貯められる体質になるには「自分軸」が必要だという" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_wallet.jpg" width="1200" /></p>

<p>気がついたらお金が減っていて、何に使ったか思い出せない。100円ショップやセールで衝動買いしてしまい、あとになって「なんで買ったんだろう」と後悔する――そんな経験はないでしょうか？「つい買ってしまう」行動を繰り返していると、いくら収入があってもお金は貯まりません。<br />
本記事では、衝動買いをやめられない心理的メカニズムと、負のループから抜け出して「自分軸」でお金を貯めるためのヒントをわかりやすく解説します。</p>

<p>※本稿は、下村志保美著『人生が整うノート』（扶桑社）より一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>お金が貯まらないのは収入の問題じゃない</h2>

<p>「もっと収入が増えたら、お金が貯まるんですけどね」<br />
お部屋を一緒に片づけながら、お客様とそんな話になることもあります。<br />
しかしこれは「もっと収納が広ければ片づくのに」という思考と同じ。こんなマインドのままだと、収入がアップしたとしても、根本的な解決ではないので、お金は貯まらないでしょう。</p>

<p>お金が貯まらないのも「選択」の問題です。<br />
お金を何に使うかを、同時にお金を何に使わないかを決めていない。そんな状態を続けていても、お金は貯まりません。</p>

<p>「とにかく節約しよう、ただ貯めよう」と行動するのも逆効果です。何のために節約を頑張って貯めるのかが決まっていなければ、長期的には続きません。<br />
捨てられない性格なのに、さらに新しいものを買ってしまって、ものが増える一方の人がいますが、その人は「入り口が開きっぱなしの状態」。貯まらない人は逆に「お金の出口が開きっぱなしの状態」といえます。</p>

<p>お金を貯めるには「自分軸」が必要です。目先の節約術やセールで得した気分になるのではなく、自分なりのゴールを決めて、そのために逆算して動かなくてはいけません。<br />
ぜひ、お金とのつきあい方を見直していきましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>あとで振り返ったとき、「なんで買ったんだっけ？」</h2>

<p>人間には損失回避バイアスという心の動きがあります。「少しでもお得なものを逃したくない」「自分だけは損をしたくない」というような状態を示すものです。</p>

<p>たとえば、100円ショップでの買い物。商品がどれも100円だから、安くてお得なイメージがありますよね。しかしふらっと100円ショップに行って、お目当ての商品を1個だけ買って帰る人って、案外少ないのではないでしょうか？「ゴミ袋を買おうかな」と思って入ったとしても、棚を見ているうちに「SNSでバズっていた商品だ」とか「季節の新商品、可愛いかも」など、なんとなく欲しい商品がカゴに溜まっていき、気づけばお会計では1000円超え...なんていうのは、よくある光景です。</p>

<p>この消費行動の裏には、「これが買いたい」ではなく「これなら買える」という感情があります。逆に言えば、「感情」で買っているけど、「本当に必要としているか」の事実が入っていません。なので、あとで振り返ったとき、「なんで買ったんだっけ？」「何に使ったんだっけ？」となる。私自身も、こんな失敗を繰り返してきました。</p>

<p>なんとなくお金を使うということは、そのお金で買えたはずの、自分が本当に欲しいものや経験を手にする機会を逸してきたということ。まずはその事実を知ることが、お金とのつきあい方を見直す第一歩です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「買えるものを買う」が無限ループを生む</h2>

<p>それでは、感情で買ったり衝動で買ったりすることが、なぜ頻繁に起きるのでしょうか。</p>

<p>買い物をする瞬間って、気持ちがいいですよね。日常生活の中で溜まっているストレス、自分でコントロールできない出来事への不満や不安、「満たされているはずなのに何かがたりない」という漠然とした焦り...。衝動買いや感情的な買い物は、脳に快感を与え、ネガティブな気持ちを一時的に解消するのにちょうどいい行為です。</p>

<p>しかし、「本当に欲しいから」ではなく「これなら買えるから」と選んだものは、心からの満足にはつながりません。なぜなら、その買い物は「欲しいものを選んでいる」のではなく、「買えるものを選んでいる」だけだからです。</p>

<p>するとしばらくして再び「何か買いたい」という気持ちが湧き上がります。そして「これなら買える」というものを買い、一時的に満足する。また何か買いたくなる。その繰り返しによって、「これなら買える &rarr; 買う &rarr; 一時的に満足する &rarr; また買いたくなる」というループから抜け出せなくなってしまうのです。</p>

<p>これも「思考のクセ」のひとつ。根深く習慣化しているので、脱出するには、意志の力だけではたりません。まずは自分の買い物の傾向を見つめ直すところから始めましょう。</p>

<p><img alt="［ワーク］1週間のお金の使い方を振り返る" height="1200" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260804jinseinote01.jpg" width="768" /></p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Wed, 12 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[下村志保美 (時間×片づけコンサルタント、ファイナンシャル・プランナー、家計アドバイザー)]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「自分の人生を他人に委ねない」　ルールやアドバイスに従う必要がない理由  澤円（株式会社圓窓代表）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14699</link>
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			<description><![CDATA[決められたルールを守ることも大切だが、そのルールが正しいか疑問を持つことも大切。そう語る株式会社圓窓代表の澤円さんが、自分軸で生きる重要性を解説する。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="澤円著『思考をアップデートする全技術』" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_nayamiwoman_2.jpg" width="1200" /></p>

<p>「上司に言われたことは、おかしいと感じても守らないといけない」「意味を感じないルールでも破っていはいけない」...そうした理不尽な場面に遭遇した人は多いかもしれません。</p>

<p>「ルールや慣例について違和感を覚えたら、疑問を持って向き合うことが大切」だと語る、株式会社圓窓代表の澤円さん。本稿では、会社のルールや他人に振り回されないための考え方を紹介します。</p>

<p>※本稿は、澤円著『思考をアップデートする全技術』(アスコム)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>押しつけられたルールや慣例はすべて疑問を持つ</h2>

<p>まず、僕たちが知っておかなければならないのは、「社会や会社には、誰かが勝手に敷いたルールや慣例に何の疑問も抱かない人たちがたくさんいる」ということです。</p>

<p>僕はそんな人たちのことを総称して、「オッサン」と呼んでいます。ちょっと誤解を招きがちな表現ですが、年齢が若くてもオッサン化している人もいるだろうし、オッサンのような女性もいるかもしれません。年齢や性別にかかわらず、決められたルールや習慣にとらわれた「オッサン」がどんどん増えているように感じます。</p>

<p>さて、日本の社会や会社には、特に明文化されていないようなルールや慣例を押しつけることを信奉するオッサンたちが本当にたくさんいます。その一例をご紹介します。</p>

<p>2018年の第100回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)で大活躍した選手に、秋田県立金足農業高校のエース・吉田輝星投手がいました。吉田投手は試合前に居合い抜きのような仕草を交わす「侍ポーズ」をルーティンとして行っていました。これが大会本部から禁止され、話題になったのです。</p>

<p>僕はあまり高校野球を観戦しないので、ポーズそのものについては詳しくないのですが、禁止になった理由を知って唖然としてしまいました。</p>

<p>「高校生らしくないから」</p>

<p>心底驚きました。要は、プロ野球と高校野球は違うものであり、「侍ポーズ」は高校野球に求められているものではない。高校野球では高校生らしく振る舞うべきなのである、ということなのでしょう。さらに吉田投手は「巨人に行きたい」と発言したことも問題になりました(実際にはドラフトで日本ハムが交渉権を獲得)。このときも高野連のオッサンからこう言われています。</p>

<p>「(この発言については、本人に対して)注意しようとは思っています」</p>

<p>いったい何の権限があって、このオッサンは若者の芽を摘むのでしょうか？ドラフト制度上の理由もあるようですが、吉田投手は「ドラフト制度はないほうがいい。そんなものをなくしてもらって、巨人に入団したい」と主張でもしたのでしょうか？</p>

<p>違うでしょう。自分の子どものころからの夢や希望を発信しただけです。僕はこのニュースを知って、正直「またか......」と思いました。</p>

<p>ちなみに、「侍ポーズ」を取ることについてはメジャーリーグでもNGでしょう。でも、それは相手に対するリスペクトの観点からであり、自然な感情が表れることについては当然禁止などしていません。他者に対する気遣いは価値があるので、わからないでもありません。</p>

<p>一方で「高校生らしくない」というのは強烈な押しつけだと思ってしまうのです。いろいろな意見があって然るべきですが、僕は高野連とは一生わかり合えないなと感じたのでした。</p>

<p>この件に限らず、最近は日本のスポーツ界全体にパワハラやセクハラが横行し、オッサンたちの狭い価値観にまみれている世界だということがバレ始めています。ルールや慣例を力によって押しつけることの他に、もうひとつ僕が酷いと感じるのは、そんなオッサンたちが試合のルールまで握っているということです。</p>

<p>つまり、オッサンたちへの忖度が勝負にまで影響してしまっているのです。2018年の日本ボクシング連盟不正問題では、当時の会長による「助成金の不正流用」や「試合判定への介入」が報道され、審判の公正性が問われました。オッサンが平気で審判を操作してしまうので、勝利を目指して戦う選手たちはオッサンのほうを向いてスポーツをしてしまうことになるのです。</p>

<p>でも、そんなオッサンマインドはグローバル視点で見れば通用しにくい。ですから、結果的に日本のスポーツはどんどん弱くなっていく悪循環に陥っているのではないかと思っています。日本のスポーツがイマイチ伸び悩んでいるのは、体格的な問題もなくはないですが、それよりも指導層や管理する側にたくさんいるオッサンたちのせいだと僕は確信しています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>自分の人生を他者に決めさせることはしない</h2>

<p>あなたは、これまで自分の人生のターニングポイントにおいて、どのような決断をしてきましたか？</p>

<p>入試や就職、転職や結婚などいろいろなターニングポイントがありますが、そのときに両親や親友、先生や先輩たちに相談して決めた人もいることでしょう。信頼できる人に相談すると、自分では気づかなかった視点から課題を見られるので、自分の考えや視点の「抜け・漏れ」を知ることができます。できる限りたくさんの人からのアドバイスを吸収しながら、自分で考えをまとめて最終的に自分で判断する。僕はこれこそ、人生そのものだと思います。</p>

<p>「そのとき大切になるのは、&quot;自分の頭で考える&quot;ということ」</p>

<p>たくさんの情報を得るのはいいのですが、他者の考えばかりを重視してしまって、自分の頭で考えなくなるのはちょっと違うと思います。相手がどんなに年上でも、経験が豊かでも、知識が豊富でも、社会的地位が高くても、その人はあなたの人生を生きることはありません。あなたもその人の人生を生きることはありません。憧れたり、参考にしたりするのはいいですが、他者の人生を追いかけることに意味はないのです。</p>

<p>この世に生を与えられた以上、とにかく自分で判断することが最も大切なこと。失敗したり後悔したりすることも起こりますが、それも含めて自分の足で前に進むしかありません。</p>

<p>「自分の人生を他人に決めさせてはいけない」</p>

<p>自分の頭で考えて判断することに、年齢は関係ありません。どんなに若くても、逆にどんなに歳を取っていても、常に自分の頭で考えて決めること。それこそが、人生なのです。</p>

<p>親についても同じことが言えます。いくら親身になってくれていても、親があなたの人生を生きることなどないですよね。ましてや親の世代の経験則は数十年前のものであり、現代に通用するとは限らない。仮に「まだ親も現役で働いている」と言っても、20代や30代ではないのだから、見えている世界はまったく違うはずです。</p>

<p>同じ時代に生きていても、それこそ20代と50代では生きている世界がまったく異なると言っていいほどに、触れている情報も違えば、コミュニケーションの中身も違います。参考意見として聞くのはいいかもしれませんが、従わなくてはならない理由もないと断言できます。</p>

<p>若い人たちはものすごく大きな可能性を持って生きているのです。僕はすでに50歳を過ぎ、ある程度は自分の可能性を厳選するフェーズに差しかかっています。残りの人生の長さを考えると、しなければならないことや、やりたいことを取捨選択する必要性に迫られるでしょう。</p>

<p>でも、20代や30代だったなら選択肢はまだまだたくさん残されています。だからこそ、「こうしなければならない」と言われることに振り回されずに、あなただけにしか見えない選択肢に気づかなければなりません。</p>

<p>そして40代、50代の人は僕と同じように「しなければならないこと」をある程度決めて、広い視野を維持しながらより磨きをかけていきましょう。さもなければ、当てにならない情報やアドバイスに、いつまでも振り回されることになりかねませんから。僕は、成功したことがないオッサンたちが、過去の考え方や価値観を若者に押しつけることこそ、最もやってはいけないことだと思っています。</p>

<p>若い世代の人たちも、物事に対して信じる前にそれを俯瞰して、違和感があれば疑問を持って向き合ってみましょう。そこからすべては始まるのです。もちろん、「あなた、成功してないですよね」などと面と向かって言う必要はありません。無用な対立をしても時間のムダ。オッサンたちが無自覚に生み出している同調圧力に対して、自分自身が変わっていく勇気が必要なだけです。</p>

<p>戦うもよし、逃げるもよし。同調圧力がない世界はいくらでもあります。そのような場所を自分のベースにして、どんどん自分の頭で考えて再定義しながら、前に進んでいってください。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Wed, 12 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[澤円（株式会社圓窓代表）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>ガイドブックには載っていない「大阪」　街の素顔に出会える読書案内  Moguru編集部</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12546</link>
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			<description><![CDATA[大阪弁、食、人情...大阪の雰囲気を楽しめる本を5つ紹介します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="大阪" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_Osaka.jpg" width="1200" /></p>

<p>今回は、読めば大阪の街歩きがもっと楽しくなる、とっておきの5冊を厳選してご紹介します。<br />
名物グルメから、「大阪ことば」に隠された奥深い魅力まで。ガイドブックを眺めるだけでは見えてこない、大阪の街の素顔や文化を知ることができる本を集めました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>『大阪の生活史』岸政彦編（筑摩書房）</h2>

<p><img alt="大阪の生活史" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250624Oosaka01.jpg" width="1200" /></p>

<p>一般から公募した「150人の聞き手」によって集められた、「大阪出身のひと」「大阪在住のひと」 「大阪にやってきたひと」の生活史。</p>

<p>九州から大阪の西成に移り住んできた人や、離婚を機に飛田の遊郭で働きはじめた人...などなど、大阪に生きる150人の人びとの人生を垣間見ることができます。</p>

<p>本書の最大の魅力は、なんといっても「生きた大阪弁」がそのまま収録されていること。特徴的なオノマトペを使ったコテコテの表現が、脳内で鮮やかに再生されて、まるで彼らの語りを直接聞いているかのような臨場感を覚えます。</p>

<p>大阪に生きる人々の膨大な語りをかつてないスケールで編纂した本書は、まさに唯一無二のインタビュー集です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>『大阪ことばの謎』金水敏（SBクリエイティブ）</h2>

<p><img alt="大阪ことばの謎" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250624Oosaka02.jpg" width="1200" /></p>

<p>東京にいても「めっちゃ」「〇〇やん」といった大阪弁を耳にする機会は多く、そのリズミカルで親しみやすい言葉遣いは、関西出身者でなくともつい使ってしまうほど魅力的です。</p>

<p>なぜ私たちは、これほどまでに大阪弁・関西弁的な表現に惹かれるのでしょうか？</p>

<p>本書では、この魅力あふれる「大阪ことば」の謎に迫ります。大阪人のしゃべりはなぜ軽快なのか、大阪弁はどのように生まれたのか――これまで抱いてきた謎が解き明かされる一冊です！</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>『プリンセス・トヨトミ』万城目学（文藝春秋）</h2>

<p><img alt="プリンセストヨトミ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250624Oosaka03.jpg" width="1200" /></p>

<p>大阪出身の小説家は？と問われたら、万城目学さんを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。</p>

<p>そんな万城目さんの代表作の一つ、『プリンセス・トヨトミ』は大阪を舞台にした奇想天外な小説です。</p>

<p>会計検査院の調査官３人と大阪下町育ちの少年少女。彼らがたどり着いた、400年の長きにわたって眠っていた大阪の秘密とは？</p>

<p>前掲した『大阪ことばの謎』では、万城目学さんの小説と方言についても解説されているので、あわせて読むとさらに面白く感じられます！</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>『田辺聖子のエッセイ-食べるたのしみ』田辺聖子（中央公論新社）</h2>

<p><img alt="田辺聖子のエッセイ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250624Oosaka04.jpg" width="1200" /></p>

<p>田辺聖子さんの小説といったら、まず『感傷旅行』や『ジョゼと虎と魚たち』が挙げられるでしょう。どれも大阪を舞台にした物語で、読むと、田辺さんの地元・大阪に対する深い愛着が感じられます。</p>

<p>本書は、そんな生粋の大阪人・田辺さんが書いた「食」にまつわるエッセイです。大阪のおかず、うどん、お気に入りの店...読んでいるだけでお腹がすく一冊です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>『夫婦善哉』織田作之助（新潮社）</h2>

<p><img alt="夫婦善哉" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250624Oosaka05.jpg" width="1200" /></p>

<p>大阪を舞台にした小説は数多くありますが、その中でも有名なのは『夫婦善哉』でしょう。</p>

<p>惚れた弱みか腐れ縁か、ダメ亭主柳吉に尽くす女房蝶子。浮気者の柳吉は転々と商売を替え、揚句、蝶子が貯めた金を娼妓につぎ込んでしまう・・・。そんな夫婦の物語です。</p>

<p>本書には実際に大阪に存在するお店が登場します。法善寺水掛不動尊の横では「夫婦善哉」（ぜんざい）、難波には蝶子と柳吉が食べた、大阪名物自由軒の「ライスカレー」を味わうことができます。聖地巡りがしたくなる一冊です。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_Osaka.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 11 Aug 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[Moguru編集部]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>“動かない鳥”が飼育員に見せる甘え顔　掛川花鳥園のハシビロコウ「ふたば」が人に寄り添う理由  辰巳出版まるごとBOOK編集部</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14831</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014831</guid>
			<description><![CDATA[静岡県の掛川花鳥園で暮らすハシビロコウの「ふたば」。警戒心が強かったふたばが、飼育員に心を開いた経緯とは。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="ハシビロコウ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260804hashibirokou012.jpg" width="1200" /><br />
写真：大きな翼を広げて飛ぶふたば（写真・南幅俊輔）</p>

<p>クチバシが大きく発達し、微動だにせず獲物を待ち続けることから「動かない鳥」として知られるハシビロコウ。アフリカ中央部の湿地帯に生息するこの珍鳥の中でも、ひときわ人気を集めているのが、静岡県の掛川花鳥園で暮らす「ふたば」だ。</p>

<p>2016年にタンザニアからやってきて以来、飼育スタッフに親愛の証である「お辞儀」をしたり、クチバシを鳴らす「クラッタリング」で喜びを表現したりする姿がSNSで拡散され、一躍人気者となった。今年、来園から節目の10周年を迎えたふたばの歩みをまるごと収録した書籍『ハシビロコウのふたばまるごとFANBOOK』（辰巳出版）が発売され、反響を呼んでいる。&nbsp;</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「NEXTパンダはハシビロコウ？！」</h2>

<p><img alt="ハシビロコウ" height="1633" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260804hashibirokou02.jpg" width="1200" /><br />
日によってヘアスタイルが変わる（写真・南幅俊輔）</p>

<p>昨年、日本各地の動物園でジャイアントパンダの返還が相次ぎ、約半世紀ぶりに国内から姿を消した。「パンダロス」が広がるなか、SNSや動画サイトで存在感を増しているのがハシビロコウだ。今年4月には東京都が新たにハシビロコウのキャラクターを発表するなど注目度は高まる一方で、その愛され具合から一部では「NEXTパンダ」と呼ぶ声も上がっている。</p>

<p>ハシビロコウの写真集を多数手がけてきた南幅俊輔氏は、ハシビロコウについて、全国7園・14羽それぞれに熱心なファンが付いていると話す 。中でも来園10周年を迎えたふたばは、「ハシビロコウ界のアイドル」としてYouTubeでも高い再生数を誇る一番の人気者だという。ふたばの愛嬌たっぷりの姿を見に、遠方から会いに訪れるファンも少なくない。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ハシビロコウ界のアイドルふたば</h2>

<p><img alt="ハシビロコウ" height="1633" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260804hashibirokou03.jpg" width="1200" /><br />
飼育スタッフにまるでお礼を伝えるかのように「お辞儀」をする（写真・南幅俊輔）</p>

<p>ふたばがタンザニアから掛川花鳥園にやってきたのは2016年3月。同年7月のお披露目当初は警戒心が強く、スタッフが近づくとクチバシを鳴らして威嚇する毎日だったという。頭頂部に生える長い羽根・冠羽（かんう）が双葉のように見えることから、その年の9月に「ふたば」と名付けられた。</p>

<p>そんなふたばが「アイドル」として人気に火が付いたのは2018年ごろから。給餌の時間に見せる気まぐれな姿が掛川花鳥園公式YouTubeなどで話題になり、じわじわとファンが増えていった。</p>

<p>その裏には、飼育スタッフの地道な努力もあった。エサのニジマスをなかなか食べないときは頭やうろこを丁寧に取ってから渡し、「髪型を変えると別人だと思ってふたばが警戒してしまうから」と何年も同じヘアスタイルにしているスタッフもいる。</p>

<p>まさに「ふたばファースト」な対応の甲斐あって、気を許した相手には「お辞儀」で応えてくれたり、野生では求愛行動にあたる「クラッタリング」（クチバシを鳴らす行動）で親愛の気持ちを伝えてくれる。飼育スタッフにとっては、これが何よりのごほうびなのだそう。</p>

<p>警戒心の強かったふたばが、「ハシビロコウ界のアイドル」と呼ばれるまでになった背景には、そんな飼育スタッフとの関係性の積み重ねがあった。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ハシビロコウシンポジウム潜入</h2>

<p><img alt="ハシビロコウシンポジウム" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260804hashibirokou04.jpg" width="1200" /><br />
熱気に包まれた会場（写真・南幅俊輔）</p>

<p>7月11日に「第3回ハシビロコウシンポジウム」が静岡県掛川市美感ホールで開催された。今回は掛川花鳥園が主催となり、国内でハシビロコウに携わる7つの動物園・施設の担当者が一堂に会した。定員270人の会場はハシビロコウファンで満席となり、熱気に包まれた。</p>

<p>「ハシビロコウシンポジウム」とは、ハシビロコウに携わる施設が、日々の飼育や研究の知見を共有するイベントだ。各園の担当者が日々の飼育で直面する苦労や工夫を発表するなか、特に注目されたテーマが「ハシビロコウの繁殖」だった。</p>

<p>国内での飼育羽数が少なく、飼育の歴史も浅いため、国内での繁殖例はない。給餌の工夫や環境整備など、繁殖に向けた取り組みについて、各施設による発表や意見交換がなされた。</p>

<p>ふたばの担当飼育者も登壇し、来園10年となるふたばの個体紹介や飼育部屋の説明、10年間でのふたばの瞳やクチバシの色の変化、食事の好みや、チャームポイントの冠羽の変遷などについて発表した。</p>

<p>中でも注目を集めたのが、ふたばの部屋に新設予定の「降雨装置」だ。飼育空間に植栽を増やすとともに雨を再現することで、ハシビロコウの生息地であるアフリカの湿地帯によりいっそう近い環境を目指すという。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>10年の歩みを一冊に</h2>

<p><img alt="ハシビロコウ" height="1633" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260804hashibirokou05.jpg" width="1200" /><br />
好物のニジマスをもらう（写真・南幅俊輔）</p>

<p>ふたばの10年間を写真でたどれる一冊が『ハシビロコウのふたば まるごとFANBOOK』(辰巳出版)だ。飼育スタッフへの取材や、ファンから届いた10周年メッセージも収録されている。</p>

<p>掛川花鳥園の飼育スタッフ・副島さんに、ふたば来園10年の想いを聞いた。</p>

<p>「朝は『おはよう』夜は『おやすみ』そんな毎日を過ごして来た中で『もう10年』とも『まだ10年』とも感じています。ふたばの存在がたくさんの人にハシビロコウの魅力を伝えてくれています。もちろん私たちもその魅力を感じている一人です。まだまだ試行錯誤の毎日です。一筋縄では行かない日もありますが、いつまでも元気で、いつまでもふたばらしくいられるよう、これからも全力でサポートをさせてください。11年目もよろしくね」。</p>

<p><img alt="ハシビロコウ" height="1633" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260804hashibirokou06.jpg" width="1200" /><br />
（写真・南幅俊輔）</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Tue, 11 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[辰巳出版まるごとBOOK編集部]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>日本はランクインしている？ トップ4を独占した国は？「世界のグルメ都市」ランキング  PHPオンライン編集部</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12742</link>
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			<description><![CDATA[クロアチア発のグルメプラットフォーム「TasteAtlas」が発表した、世界グルメ都市ランキングを紹介します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_tableset.jpg" width="1200" /></p>

<p>世界のどの都市が、食通たちの心を最も惹きつけるグルメタウンなのか――。</p>

<p>クロアチア発のグルメデータベース「TasteAtlas」が、世界中の料理評価をもとにした最新ランキング「Best Cities to Try Local Food」を発表しました。実際に現地で味わった人々のレビューを集計したこのランキングは、世界の食文化の現在地を映す指標として毎年注目されています。今回は、その結果とランキングから見える興味深い傾向を紹介します。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>TasteAtlasとは？</h2>

<p>クロアチア発のグルメプラットフォームで、数万種類の伝統料理に対する数十万件の評価を収集し、「料理」「都市」「地域」を対象に評価・ランキングするデータベースです。</p>

<p>TasteAtlas Awards 2024/25で発表された「100 Best Food Cities」（グルメ都市ランキング）は、データベースに登録されている15,478種類の食品に対する477,287件の評価を分析し、算定されています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>グルメ都市ランキング</h2>

<p><img alt="" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_italianfood.jpg" width="1200" /></p>

<p>1位　ナポリ（☆5）<br />
食べるべき料理：ピッツァ・マルゲリータ&nbsp;(4.6)&nbsp;、&nbsp;スフォリアテッラ&nbsp;(4.3)<br />
<br />
2位　ミラノ（☆4.96）<br />
食べるべき料理：リゾット・アッラ・ミラネーゼ&nbsp;(4.3)&nbsp;、&nbsp;コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ＜ミラノ風コートレット＞(4.2)<br />
<br />
3位　ボローニャ（☆4.94）<br />
食べるべき料理：タリアテッレ・アル・ラグー・アッラ・ボローニャ＜ボロネーゼ＞ (4.5)&nbsp;、&nbsp;トルテッリーニ・イン・ブロード&nbsp;(4.1)&nbsp;<br />
<br />
4位　フィレンツェ（☆4.83）<br />
食べるべき料理：ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ＜牛肉のTボーンステーキ＞ (4.5)&nbsp;、&nbsp;リボリータ&nbsp;(4)&nbsp;<br />
<br />
5位　ムンバイ（☆4.81）<br />
食べるべき料理：ベルプリ&nbsp;(4)&nbsp;、&nbsp;パウ・バジ&nbsp;(4.3)&nbsp;<br />
<br />
6位　ローマ（☆4.79）<br />
食べるべき料理：カルボナーラ&nbsp;(4.5)&nbsp;、&nbsp;カチョ・エ・ペペ&nbsp;(4.5)&nbsp;<br />
<br />
7位　パリ（☆4.78）<br />
食べるべき料理：フォアグラ&nbsp;(3.9)&nbsp;、&nbsp;タルタルステーキ&nbsp;(4.2)&nbsp;<br />
<br />
8位　ウィーン（☆4.77）<br />
ヴィーナー・シュニッツェル&nbsp;(4.3)&nbsp;、&nbsp;ターフェルシュピッツ&nbsp;(4)&nbsp;<br />
<br />
9位　トリノ（☆4.76）<br />
ヴィテッロ・トンナート&nbsp;(4.2)&nbsp;、&nbsp;アニョロッティ&nbsp;(4.5)&nbsp;<br />
<br />
10位　大阪（☆4.74）<br />
しゃぶしゃぶ&nbsp;(4.3)&nbsp;、&nbsp;大阪風お好み焼き&nbsp;(4.1)&nbsp;</p>

<p>※各項目の下には、最も評価の高い食品がリストアップされています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>イタリアの圧倒的な存在感</h2>

<p>ランキング上位にはナポリやローマ、ボローニャなど、イタリアの都市がずらり。驚くべきことに、トップ10のうち6都市をイタリアが占めています。</p>

<p>ピッツァ・マルゲリータやカルボナーラ、ラザニアなどの料理が高い評価を受け、レストランの質やシェフの技術力も評価の一因となっています。</p>

<p>イタリア料理は、シンプルながらも素材の味を最大限に引き出す調理法、そして家庭料理として世界中で親しまれている普遍的な魅力を持っています。</p>

<p>世界三大料理といえばフランス、トルコ、中国ですが、今や世界中の食通の心を最も惹きつけているのはイタリア料理と言っていいのかもしれません。</p>

<p>各都市の食べるべき料理として、マルゲリータやリゾットなど、日本でも人気のメニューが挙げられています。1位のナポリは「ピッツァ発祥の地」として知られており、マルゲリータはその中でも最もシンプルかつ奥深い逸品です。</p>

<p>イタリアンは日本人にとっても親しみのある料理であるものの、中には初めて耳にするものも多く挙げられています。</p>

<p>・スフォリアテッラ（ナポリ）<br />
パイ生地のような食感の焼き菓子で、カスタードクリームやブラックチェリーが詰められた甘い一品。</p>

<p>・トルテッリーニ・イン・ブロード（ボローニャ）<br />
肉を詰めた小さなパスタを黄金色のスープで煮込んだ郷土料理。</p>

<p>・リボリータ（フィレンツェ）<br />
玉ねぎ、ニンジン、キャベツなど冬によく食べられる野菜とインゲン豆、固くなったパンを煮込んだスープ。</p>

<p>・ヴィテッロ・トンナート（トリノ）<br />
白ワインに漬け込んで柔らかく煮た子牛肉をまろやかなマグロ、アンチョビ、ケッパーのソースで味付けしたメインディッシュ。</p>

<p>・アニョロッティ（トリノ）<br />
一口サイズの生地に、クリーミーなチーズ、肉、または野菜の詰め物を詰めた、ふっくらとした食感のパスタ。</p>

<p>日本人にとっても馴染み深いイタリア料理でも、まだまだ知らない料理がたくさんあるのですね。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>イタリアが独占状態の中で奮闘した国々</h2>

<p>イタリアがトップを独占するなかで奮闘したのがインドです。インドといえば、ほとんどの日本人はカレーを思い浮かべるでしょう。しかし、レビューによればそうではありません。</p>

<p>・ベルプリ<br />
インド全土のカフェや屋台でよく提供される風味豊かな軽食。パフライス（ポン菓子）、砕いたナッツ、ジャガイモ、玉ねぎ、唐辛子を混ぜて、タマリンドソースをかけたもの。</p>

<p>・パウ・バジ<br />
野菜カレーに、パウと呼ばれる柔らかいロールパンを添えたもの。もともとはムンバイの繊維工場の労働者たちが手軽に食べていた食事。</p>

<p>8位にランクインしたウィーンの料理も、日本では馴染みのない料理です。</p>

<p>・ヴィーナー・シュニッツェル<br />
オーストリア料理の最も有名な料理の1つ。仔牛肉を薄く叩き、パン粉をつけて揚げたカツレツ。伝統的にはコケモモジャム、レモンのくし切り、バターを塗ったパセリポテト、シンプルなポテトサラダ、またはフライドポテトを添えて提供される。</p>

<p>・ターフェルシュピッツ<br />
牛肉を根菜と一緒にじっくりと煮込む料理。通常は、ジャガイモ、ニンジン、リンゴ、ホースラディッシュ、チャイブのクリーミーなソースが添えられる。元オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の好物だったことでも知られる。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>大阪も健闘</h2>

<p>日本からは大阪がトップ10入りを果たしました。粉もん文化や食べ歩き文化が海外の食通には強く印象づけられており、「庶民的ながら奥深い料理」が高評価の理由とされています。</p>

<p>・しゃぶしゃぶ<br />
しゃぶしゃぶが大阪発祥の料理だということは、意外にも知られていない事実かもしれません。戦後、大阪・北新地に本店を構える老舗「永楽町スエヒロ本店」でしゃぶしゃぶが考案され、瞬く間に大人気メニューへと変貌を遂げました。</p>

<p>・お好み焼き<br />
&quot;Savory pancake loaded with cabbage...must‑try dish&quot;（キャベツがたっぷり入った塩味のパンケーキ）と紹介される、大阪を代表する庶民派グルメ。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>ちなみに、日本の他の都市は、17位に京都、25位に東京、78位に札幌がランクインしました。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Tue, 11 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[PHPオンライン編集部]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「使わない心身の機能はどんどん弱る」老後に工夫したい日々の暮らし  保坂隆（精神科医）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12377</link>
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			<description><![CDATA[物忘れや心身の機能を衰えさせないために、老後に工夫すべきこととは? 精神科医の保坂隆さんが語ります。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_cup.jpg" width="1200" /></p>

<p>ついつい買いがちな「便利グッズ」。しかし、実はその&quot;便利さ&quot;が、脳の老化や物忘れを早めてしまう可能性があると医師の保坂隆さんは警鐘を鳴らします。毎日のちょっとした工夫で、ハツラツとした脳を保つには? 書籍『精神科医が教える 心が軽くなる「老後の整理術」』より紹介します。</p>

<p>※本稿は、保坂隆著『精神科医が教える 心が軽くなる「老後の整理術」』（PHP文庫）より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「便利さが老いを招く」使わない心身の機能はどんどん弱る</h2>

<p>インターネットで「便利グッズ」を検索すると、ものすごい数の品目がヒットします。たとえば、読み終えた新聞を縛るための道具、冷蔵庫の扉の開けっぱなしを知らせてくれるセンサー、自動で汚れを見つけて動き回る掃除機...。ひとつひとつ挙げていったら、キリがありません。</p>

<p>こうした商品は作業の手間を省いたり、時間の短縮が謳い文句になっており、「こんなのがあったら良いだろうな」「ぜひ欲しい」と思うものばかりです。</p>

<p>元気な若い世代ですらそう思うのですから、だんだん身体が衰えて身の回りのことが億劫になってくるシニア世代としては、つい購入を考えてしまう気持ちは分からないでもありません。</p>

<p>しかし老後は、できるだけ「便利な商品」を使わないように心がけてほしいのです。なぜかと言えば、理由はいくつかあります。</p>

<p>まず、便利グッズは多くの場合、特定の機能だけに優れているので、多様性に欠けます。たとえば、前出の新聞を縛る道具も、それ以外に用途が見つけにくいものですし、手に臭いがつかないための「にんにくの皮むき器」のような道具は、他に使いようがありません。</p>

<p>その作業を専門に、大量にする人なら話は別ですが、一般の人が少しの作業をするために、わざわざ専用の道具を揃えて使うのは、とても便利とは言えないでしょう。</p>

<p>たくさんの便利グッズの中から「あれ、どこにしまったかな?」と探し回っているうちに、別の方法で作業ができるはずです。老後の限られた収入の中から、安くはないお金を出して、わざわざ買う必要はないものがほとんどと思います。</p>

<p>また、便利グッズの大きな特徴である「時間短縮」というのは、シニア世代にとってそれほど魅力的でしょうか?</p>

<p>時間や余暇はたっぷりあるのですから、ひとつひとつの作業をじっくり丁寧にやったほうが、有意義だと私は考えます。</p>

<p>そしてもうひとつ肝心なのが、老後の元気なうちは、あえて「便利」を遠ざけたほうが、脳が活性化され、身体が衰えずにすむという点です。</p>

<p>自動で動く掃除機は、電源を確保さえすれば人間は頭を使いません。しかし、普通の掃除機や別な道具を使って掃除しようとすれば、どこをキレイにするか自分なりに工夫もしますし、効率の良い作業手順を考えるため、脳が活性化されます。また、体をかなり動かすので運動にもなります。</p>

<p>年齢を重ねていけば、スピードの違いこそあれ、どうしても知力も体力も下り坂になるものです。また若い頃と違って、ふだん使わない心身の機能はどんどん弱っていきます。だからこそ、単純な「便利さ」を選ばずに、頭と体を日常的に使う生活を心がけなくてはいけないのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「ワーキングメモリ」物忘れ防止にあえて面倒なほうを選ぶ</h2>

<p>先ほど、「あえて便利さを選ばない生活」について提案しましたが、ここではもう少し「便利さ」と「脳」の関係を掘り下げてお話ししたいと思います。</p>

<p>あなたは、次のような経験はありませんか?</p>

<p>「料理の最中に、ご近所さんが回覧板を届けに来た。すっかり話し込んで鍋を焦がしてしまった」</p>

<p>「醤油を買いにスーパーに出かけたら、たまたま大売り出しをやっていた。そこで、あれこれ買い込んで帰宅したところ、肝心の醤油を買い忘れていた」</p>

<p>こうした物忘れは、加齢とともに増えてきます。それも、60代、70代といったシルバー世代ではなく、すでに40代から始まっているという研究データもあるのです。</p>

<p>人間の脳では、長いあいだ覚えておくべきことは「海馬」という部分に記憶されますが、日常生活での「鍋の火を消す」「醤油を買いに行く」など、一時的に覚えておけばいい情報は「前頭前野」（おでこの前あたりにある部分）が関係しています。</p>

<p>目的を果たすまで覚えておくべき、短期の記憶の働きを「ワーキングメモリ」と呼び、これは「作業台」にたとえられます。</p>

<p>その作業台には、だいたい3つくらいの記憶を載せておけると考えられており、たとえば、掃除をしながら「これが終わったら洗濯物を干して、回覧板を回して、歯医者に予約の電話を入れよう」と考えたとします。</p>

<p>ワーキングメモリ（作業台）の上に、記憶がしっかりと載っていれば、掃除が終わってからも次々と用事をこなせるでしょう。</p>

<p>しかし、加齢とともにこの作業台が小さくなってしまうと、記憶がこぼれ落ちて、洗濯物を干したら他の用事は忘れてしまった......となるのです。</p>

<p>まだ現役で働いている世代でも、うっかり次にやる仕事を忘れて、別のことをして時間が過ぎてしまったという経験が、若い頃より増えていると思います。</p>

<p>ただし、このワーキングメモリは、年を取ってからも鍛えることができます。それも日常生活の中で「便利さ」「楽さ」の安易なほうに走らず、あえて面倒だったり不慣れなほうを選ぶだけで、脳のエクササイズになるのです。</p>

<p>たとえば、野菜の皮むきにピーラーを使えば、手を切りにくく、均一に皮がむけるので、子どもでも楽に使いこなせます。大人であれば、多少手元を見なくても作業ができるでしょう。</p>

<p>しかし包丁を使うとなると、そうはいきません。均一にむくために力の入れ方を加減したり、手を切らないように注意を払わなくてはいけません。</p>

<p>そのため、両者を比べた場合、脳が活性化されるのは包丁といえます。だから、あえて「便利なピーラー」ではなく包丁を使うだけでも、ワーキングメモリが鍛えられ、長期的な物忘れ防止につながるわけです。</p>

<p>逆に、いつも包丁を使い慣れている人が、滅多に使わないピーラーを使うと、日常とは違う作業をすることで、ワーキングメモリが鍛えられるというデータもあります。</p>

<p>また、料理をする際も、炒めた材料に混まぜるだけの調味料パックを使うより、少しずつ味見して自分で調味料を調合するほうが、やはり刺激となり脳のトレーニングにもなります。お客様があって手早く作業しなくてはいけない時は別としても、毎日の料理では、できるだけ手作りをおすすめします。</p>

<p>老後で時間にゆとりができたからこそ、日頃から「手間を惜しまない姿勢」が何より大切です。</p>

<p>物忘れを「年のせいだから......」と簡単に諦めて、より楽な方向へと流されるのではなく、小さなことでもせっせと頭と身体を動かすように、日常の暮らしを工夫してみてはいかがでしょうか。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_cup.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 11 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[保坂隆（精神科医）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>SNSマーケティングだけでは限界？ ゲーム業界で加速する「オウンドコミュニティ」戦略  PHPオンライン編集部</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12740</link>
						<guid isPermaLink="false">0000012740</guid>
			<description><![CDATA[ゲーム業界で加速する「オウンドコミュニティ」戦略とは? ]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="ゲーム" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_game.jpg" width="1200" /></p>

<p>近年、ゲーム市場はかつてないほど活況を呈しています。AAAクラスの大作から高品質なインディーゲームまで、日々大量の新作がリリースされ、プレイヤーの選択肢は無数に広がっています。ユーザー目線で見れば、様々なタイトルの中から自分好みの作品を選ぶことができるのは喜ばしいことである一方で、作品数が増えるほど、ひとつのタイトルが埋もれてしまうリスクは高まっています。</p>

<p>飽和状態ともいえるゲーム市場でプレイヤーの関心を引き続けるには、これまで通りのマーケティング手法では限界が見えてきています。そこで、近年注目を集めているのが「オウンドコミュニティ」です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>SNSマーケティングの限界</h2>

<p>SNSを活用したマーケティングは、長らくゲーム業界のスタンダードとして機能してきました。しかし、2023年半ばにTwitterがXへ移行した後は、プラットフォームの方向性や仕様が不安定になり、ブランドが一貫したテーマや話題を維持することが難しくなっています。</p>

<p>コミューン株式会社エンタープライズ事業部の真殿晃輔さんによると、SNSマーケティングには「タイムライン上での話題／情報の混線」「人への向き合いを前提にした体験設計（Xでは特定の個人をフォローする必要がある）」「常に共感・高潔な態度が求められるオープン空間」という3つのハードルがあるといいます。</p>

<p>実際、SNSのタイムラインでは、自社ゲームの情報が他ジャンルの話題や広告に埋もれ、ゲームの世界観やブランドメッセージを継続的かつ一貫して届けることが難しい状況にあります。</p>

<p>さらに、ユーザーに投稿を見てもらうには、まずアカウントをフォローしてもらう必要がありますが、アルゴリズムの影響でフォロワー全員に情報が届くわけではありません。特に新規タイトルや小規模デベロッパーにとっては、情報拡散のハードルが高くなっています。</p>

<p>また、SNS上では公式アカウントが常に公的で慎重な態度をとることを求められます。ネガティブな反応や炎上を避けるため、柔軟なコミュニケーションやユーモアのある発信がしづらく、結果として熱量の高い交流が生まれにくい傾向にあると言えるでしょう。</p>

<p>かつてTwitterには、ゲーム業界向けの公式アカウント「@Twitter Gaming」が存在しました。2015年の立ち上げ以降、リーグ・オブ・レジェンド世界選手権やSummer Game Fest、The Game Awardsといった大型イベントと連携して積極的な情報発信を行い、ゲーム業界の盛り上げに大きく貢献していました。</p>

<p>しかし、Xへの組織再編に伴いTwitter Gamingのマーケティング部門は縮小し、ゲーム関連の情報発信力は明らかに低下したといわれています（※1）。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>注目される「オウンドコミュニティ」</h2>

<p>2023年、Twitter Gamingのマーケティング部門が縮小され、プラットフォーム全体が混乱したことを契機に、ゲームクリエイターや公式アカウント運営者の間では、SNSへの依存リスクを回避する動きが一気に加速しました。その結果、DiscordやYouTubeといった代替プラットフォームへの移行が顕著になっています。</p>

<p>この潮流の中で、特に注目されているのが、企業が自ら運営する「オウンドコミュニティ」です。外部SNSに依存することなく、ファンが一か所に集まり、ゲームの世界観やアップデート情報、イベントを軸に交流できる場を提供することで、熱量の高いファン層を長期的に維持することが可能になります。</p>

<p>海外ではDiscordを活用した大規模なコミュニティ運営が定着しつつあります。たとえば、日本でも人気の中国発タイトル『原神』の公式Discordは参加者数218万人を突破しています。さらに『Marvel Rivals』ではその規模が418万人を超えており、世界中のプレイヤーが集う巨大コミュニティとなっています。</p>

<p>コミュニティでの活動は情報共有だけに留まりません。たとえばFortniteでは、公式コミュニティ内で「シーズン限定ミッションチャレンジ」が開催され、達成者にはゲーム内アイテムが配布されます。BungieのDestiny 2コミュニティでは、定期的に「開発者Q&amp;Aセッション」や「ファンアートコンテスト」が開かれ、優秀作品は公式SNSやゲーム内で紹介される仕組みが整っています。</p>

<p>miHoYoが運営するHoYoLABでは、ゲーム内イベントと連動した「スクリーンショットコンテスト」や、特定キャラクターの誕生日に合わせた「ファンアート募集イベント」が行われ、コミュニティが一種の「拡張されたお祭り空間」として機能しています。こうした企画は、参加者のロイヤリティを高め、継続的なアクティブ率の向上にもつながっています。</p>

<p>コミューン株式会社が提供するオウンドコミュニティサイトでは、プレイヤーがゲーム内でプレイ継続を妨げる壁に直面した際、コミュニティ内で他のプレイヤーに質問することで解決の糸口を得られる仕組みを提供しているといいます。これにより、課題突破や成功体験が生まれ、その体験を再び投稿・共有することで活動意欲が高まり、助け合いの循環が実現できているそうです。</p>

<p>このように、コミュニティは単なるPRの場ではなく、開発者とユーザー、あるいはユーザー同士が双方向で関わる場としても重要な役割を担っています。</p>

<p>飽和する市場の中で、プレイヤーとの直接的かつ継続的な接点を持てるオウンドコミュニティは、ブランド価値とユーザー定着率を高める戦略としてますます重要性を増していくことは間違いないでしょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【参考文献】<br />
※1：https://www.washingtonpost.com/video-games/2022/11/11/twitter-gaming-elon-musk/</p>

<p>（取材・執筆：小林実央）</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_game.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 11 Aug 2026 07:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[PHPオンライン編集部]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「限界を感じても我慢」が4人に1人　真面目な人ほど手遅れになる“心のSOS”  大塚利江（Smart相談室カウンセラー）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14771</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014771</guid>
			<description><![CDATA[Smart相談室カウンセラーの大塚利江さんが、ビジネスパーソンがメンタル不調を我慢してしまう理由と対策を解説する。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="心の不調" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_yuutsu.jpg" width="1200" /></p>

<p>「最近、なんとなく朝起きるのがつらい」<br />
「会社に行こうとするとお腹が痛くなる」<br />
「以前に比べて、仕事のミスが増えた気がするけれど、みんなも忙しいし、これくらいで弱音を吐いてはいけない&hellip;」</p>

<p>日々の激しい業務のプレッシャーや複雑な職場の人間関係の中で、自分の心や体に少しずつ異変を感じていても、このように自分を奮い立たせて無理を重ねてしまうビジネスパーソンは少なくありません。</p>

<p>しかし、その「我慢」は本当に正しい選択なのでしょうか。</p>

<p>株式会社Smart相談室が実施した「メンタル不調による休職・退職者調査」からは、真面目で頑張り屋な人ほど陥りがちな「隠れメンタル不調」の実態と、深刻な事態に陥るまでの「タイムラグ」の危険性が浮かび上がってきました。今回は、Smart相談室カウンセラーの大塚利江さんが、私たちがなぜそこまで我慢してしまうのか、その心理を紐解きながら、心が折れる前に自分自身を守るための方法を解説していきます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「我慢」を選んでしまう私たち</h2>

<p><img alt="心身の異変を感じた初期段階でとった行動" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260724ooerie01.jpg" width="1200" /></p>

<p>私たちは、心や体に「いつもと違う」というサインを感じたとき、一体どのような行動をとるのでしょうか。同調査によると、異変を感じた初期段階でとった行動として、最も多かったのが「特に何もせず、我慢して働き続けた（34.8%）」でした。</p>

<p>「たまたま疲れが溜まっているだけ」「今週を乗り切れば少しは楽になるはず」と、目の前の業務を優先し、自分のケアを後回しにしてしまう。これは多くの働く人にとって、身に覚えのある光景ではないでしょうか。</p>

<p>しかし、本当に恐ろしいのはその先です。状況が好転せず、「このままではもう限界だ」と感じる深刻な段階を迎えても、なお4人に1人（24.7%）が「それでも何もせず、我慢して働き続けた」と回答しているのです。</p>

<p><img alt="24.7%は「我慢して働き続けた」実態" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260724ooerie02.jpg" width="1200" /></p>

<p>このように、初期段階から限界に至るまで我慢を重ねてしまった結果、心身の異変を感じてから実際に休職や退職に至るまでの期間は、「3か月以上」が半数以上を占めるという実態が明らかになりました。なかには「1年以上」も耐え続けていたという人も14.5%にのぼります。</p>

<p><img alt="休職/退職に至るまでの期間" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260724ooerie032.jpg" width="1200" /></p>

<p>「まだ大丈夫、まだ頑張れる」という責任感や真面目さが、結果として自分自身を長い期間にわたって追い詰め、メンタル不調を深刻化させる要因になってしまっているのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>職場にSOSを出せない2つの本音</h2>

<p><img alt="職場にメンタル面の不調を相談・報告することへの抵抗感" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260724ooerie04.jpg" width="1200" /></p>

<p>では、なぜ私たちはこれほど長い期間、苦しい状況に置かれながらも、周囲に「助けて」の一言が言えないのでしょうか。同調査では、当時を振り返って職場に不調を相談・報告することに「抵抗感があった」と答えた人が65.8%と、6割を大きく超えています。</p>

<p>その背景には、働く私たちが抱える「2つの切実な本音」があります。</p>

<p><img alt="職場への相談・報告に抵抗感があった理由" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260724ooerie05.jpg" width="1200" /></p>

<p>本音①：「相談しても状況が変わらない」という諦め</p>

<p>相談をためらう理由のトップに挙がったのは、「相談しても状況が変わらないと思ったから（49.6%）」というものでした。「人員不足だから仕事を減らしてもらえるわけがない」「上司に言っても『みんな大変なんだから』と一蹴されるだけだろう」という、職場や組織に対する諦めが、自らSOSの口を閉ざしてしまう最大の原因になっています。</p>

<p>本音②：「評価やキャリアへの悪影響」という恐怖</p>

<p>次いで多かった理由が、「評価やキャリアに悪影響が出ると思ったから（39.3%）」、そして「弱みを見せたくなかったから（34.9%）」という心理です。不調を伝えることで「自己管理ができない人間だと思われないか」「出世コースから外されるのではないか」「今のプロジェクトから外されてしまうのではないか」という不安。</p>

<p>あるいは、周囲に迷惑をかけたくない、自分の能力不足だと認めたくないという思いが、高い壁となって立ちはだかります。「やる気がない」と思われたくないからこそ、私たちは平気な顔をして出社し、ギリギリまで不調を隠し通そうとしてしまうのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>放置された不調がもたらす組織の損失</h2>

<p><img alt="仕事のパフォーマンスに影響があったか" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260724ooerie06.jpg" width="1200" /></p>

<p>周囲に気付かれないよう、不調を隠して働き続けることは、私たちの日常業務にどのような影響を及ぼすのでしょうか。調査によると、実に8割以上（84.2%）の人が、休職・退職に至る前に「仕事のパフォーマンスに影響があった」と回答しています。</p>

<p>具体的な影響として挙げられたのが、以下の2つです。</p>

<p>集中力が低下し、業務に時間がかかる（48.1%）<br />
ミスや確認漏れが増えた（44.5%）</p>

<p>「周囲に迷惑をかけたくない」「評価を落としたくない」という思いからSOSを出さずにいる行為が、結果としてさらなる業務上のリスクを生み出してしまう。このデータが示しているのは、業務の遅れやミスの増加は決して個人の能力不足や怠けではなく、限界の一歩手前にいることを知らせる客観的なサインでもあるということです。</p>

<p>さらに、このように不調を抱えたまま働く状態は「プレゼンティーズム」と呼ばれ、近年、組織にとって甚大な経済的損失をもたらす要因として問題視されています。そのうえ、限界を迎えた社員が最終的に休職や退職に追い込まれれば、貴重な人材やノウハウの流出だけでなく、代替要員の採用・育成コストといったさらなる痛手を伴います。従業員が不調を隠して働いている状態は、知らぬ間に企業の生産性を低下させ、組織に深刻なダメージを与える大きな損失と言えます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>心が折れる前に、自分を守るための3つの処方箋</h2>

<p>調査結果が示すように、真面目な人ほど「まだ大丈夫」と限界を先送りし、状況を悪化させてしまいがちです。特に近年は、職場での孤立感や、業務の高度化・タイムパフォーマンスの要求による「見えないプレッシャー」が静かに蓄積する傾向にあります。そのため、周囲も異変に気づけず、突然の休職や深刻な不調へ至ってしまうのです。</p>

<p>一度心が折れると、元の状態に戻るには予想以上の時間とエネルギーを要します。</p>

<p>これからも続く、あなたの大切な人生です。心が悲鳴を上げる前に、今すぐできる「3つの処方箋」を意識してみませんか。</p>

<p>①「感情＝自分」ではないと捉える<br />
辛さや焦りに支配されそうなときは、「この感情は自分の一部にすぎない」と一歩引いてみてください。感情は自分の一部と捉えることで、心が過度に揺さぶられるのを防ぎます。</p>

<p>②心に「カーテン」を引く<br />
職場の問題や他人の機嫌をすべて背負い込む必要はありません。理不尽な言葉やプレッシャーを感じたら、心の中でそっとカーテンを引き、自分を守ることを最優先してください。</p>

<p>③辛い時は一旦止まり歩みを緩め、「話す（放す）」<br />
心が弱っているときに一人で客観的に判断するのは難しいものです。だからこそ、利害関係のない第三者にお話しください。専門家に事実や感情を打ち明けて「話す（放す）」ことで、複雑に絡み合った糸がほどけ、次の一歩が見えてきます。</p>

<p>今の積み重ねが、未来の人生を作っていきます。一人で走り続けるだけでなく、時には自分を守るカーテンを引いて一息つくこと、限界を迎える前に誰かに話すという選択は、決して弱さではありません。自分自身と、あなたの大切な人生を守るための、とても賢明で前向きな一歩です。</p>

<p>あなたが健やかで、自然な笑顔でいられることこそが、結果として組織や周囲の大切な人を守る一番の基盤になっていきます。</p>

<p>他の誰でもないあなた自身の人生を大切に捉え、今、少しだけ立ち止まってご自身の心に温かい目を向けることが、未来の健やかな日々へと繋がっていくのではないでしょうか。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_yuutsu.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 10 Aug 2026 18:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[大塚利江（Smart相談室カウンセラー）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>断捨離のプロが教える、場所別「捨てるモノ」リスト  やましたひでこ（一般財団法人「断捨離(R)」代表）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12533</link>
						<guid isPermaLink="false">0000012533</guid>
			<description><![CDATA[ついついモノが滞留しがちな3つの場所、断捨離のポイントについてやましたひでこさんに聞きました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="断捨離" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_messyroom.jpg" width="1200" /></p>

<p>モノは使ってこそ、その存在に意味があります。あなたのお家に、使っていないモノが居座っていませんか? 比較的スペースがコンパクトで、断捨離を実行しやすい3つの場所に居座りがちなアイテムのリストを紹介します。もし見つけたら、迷わず手放していきましょう!</p>

<p>※本稿は、『PHPくらしラク～る♪』2024年7月号より、一部を抜粋編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>場所別断捨離：トイレ</h2>

<p>●汚れたブラシ</p>

<p>トイレ掃除に使うブラシは、放置していると雑菌の巣窟に。使い捨てのブラシに替えたほうが、使いやすくて衛生的です。</p>

<p>●効果の切れた芳香剤</p>

<p>トイレによくあるのが、いつ置いたのかもわからない古い芳香剤。モノを減らして風通しをよくすれば、管理がラクでニオイ対策にも。</p>

<p>●大量のストック</p>

<p>トイレットペーパーは、予備の1つがあれば足りるでしょう。洗剤や拭き掃除用のシートなどは、今使っている分だけに。</p>

<p>●張りっぱなしのカレンダー</p>

<p>毎年、なんとなく壁にカレンダーを張っていませんか? 特に誰の役にも立っていないなら、剥がして処分を。</p>

<p>●本・マンガ</p>

<p>トイレはリラックスする場所ではありますが、長居する場所ではありません。時間つぶしのためのモノは不要です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>場所別断捨離：寝室</h2>

<p>人生の約3分の1の時間を過ごすといわれるのが寝室。寝室の環境は、健康にも大きな影響を与えます。掃除の邪魔になるようなモノは極力減らしましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>●観葉植物</p>

<p>植物を育てるのが趣味でちゃんと管理できているならOKですが、放置されてただ置かれている状態なら、スペースを圧迫するだけ。</p>

<p>●キャンドル・アロマグッズ</p>

<p>癒やしグッズも、使わなければただの不要品。アロマオイルはどんどん劣化するので、バスルームの香り付けなどとして使い切る手も。</p>

<p>●汚れたシーツ・枕カバー</p>

<p>疲れを癒やし明日へのエネルギーをチャージするために、寝具は清潔に保ちましょう。季節の変わり目など、定期的に新調する習慣を。</p>

<p>●一時置きの家電</p>

<p>季節ものの家電などを、一時置き場として寝室に放り込んでいませんか? 動線の邪魔になるようなモノを置くのはNGです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>場所別断捨離：玄関</h2>

<p>人とモノの出入り口である玄関。ここにモノが滞留していると、たまった汚れが生活空間に入り込むことにも。モノを減らして風通しをよくしましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>●靴が入っていた空き箱</p>

<p>保管用に使っている、フリマで売る時に使う、といったはっきりした用途がないのであれば、場所をとるだけなので処分を。</p>

<p>●履いていない靴</p>

<p>履かない靴は、置いていてもどんどん傷むだけ。まだキレイな状態なら、リサイクルショップやフリマサイトで売るという手も。</p>

<p>●スリッパ</p>

<p>とくに布製のスリッパは傷みやすくニオイもつきやすいうえ、滑って転倒するリスクを高めることも。厳選して必要なモノだけに。</p>

<p>●玄関マット</p>

<p>お手入れが面倒で掃除の邪魔になりがち。めくると下にゴミやホコリがたまっているようなら、管理できていないので処分の対象に。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>教えてくれたのは、やましたひでこさん（一般社団法人「断捨離(R)」代表）<br />
学生時代に出合ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離(R)」を日常生活の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。著書多数。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Mon, 10 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[やましたひでこ（一般財団法人「断捨離(R)」代表）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>睡眠は長すぎてもNG　認知機能や体力に影響？老年科医の「３大やめとけ」  栗原大智 (総監修) </title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14781</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014781</guid>
			<description><![CDATA[老年科の専門医が、認知機能や体力の低下、骨粗鬆症などの原因となりうる３つの「やめておいたほうがいいこと＝やめとけ」を解説。健康寿命を延ばすための「3大やっとけ」も紹介。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="睡眠は短すぎても長すぎてもよくないという" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_sleepingWoman.jpg" width="1200" /></p>

<p>診察室で医師が患者さんによく語っている「それ、やめといた方がいいですよ」。老年期を視野に入れた年代の人が「やらないほうがいいこと」は一体なんでしょうか？健康や美容のためによかれと思ってやっていることが、実は将来に重大なリスクを招いてしまう場合も...。老年科の医師である林良典先生が、日々の臨床経験の中で実感している「３大やめとけ」と「3大やっとけ」を解説します。</p>

<p>※本稿は、栗原大智総監修『＃3大やめとけ』（高橋書店）より一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>極端なダイエットは&ldquo;やめとけ&rdquo;&rarr;筋肉量と骨量が減り、将来の体力や回復力を奪う</h2>

<p>やせすぎを目指す極端なダイエットは、「きれいになりたい」「理想の体型に近づきたい」という気持ちで始める方もいますが、体調を崩すきっかけになることがあります。体重を減らす必要がないのに食事量を減らし続けると、低栄養の状態になったり、筋肉量や骨量の低下、ホルモンバランスの乱れにつながったりします。</p>

<p>やせすぎで起こりやすいのは、疲れやすさ、立ちくらみ、冷え、集中力の低下、気分の落ち込み、睡眠の質の低下、月経の乱れなどです。体重が減っているとき、元気が出ない・回復が遅い・月経が乱れるといった変化が出たら要注意です。</p>

<p>栄養不足が続くと骨量や筋肉が落ちやすく、体力低下や姿勢の崩れにつながります。この状態が続くと、将来のフレイル（虚弱）や転倒、骨粗鬆症、骨折のリスクが高まる可能性があります。</p>

<p>フレイルとは、筋肉や体力が落ちて疲れやすくなり、日常生活の動きが小さくなる状態です。体重だけを目標にすると、将来の体力や回復力を削ってしまうことがあります。</p>

<p>体型を整える場合は「筋肉と骨を減らさないこと」を意識します。食事の量を削りすぎずたんぱく質を確保し、糖質を極端にゼロに近づける食事は避けましょう。運動は歩くだけでなく下半身の筋トレなどを短時間でも加えると、筋力や体力を維持しやすくなります。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>極端な紫外線対策は&ldquo;やめとけ&rdquo;&rarr;骨密度低下、骨粗鬆症につながる</h2>

<p>紫外線対策は、日焼けやしみを防ぐだけでなく、皮膚がんや紫外線による肌の老化（光老化）を防ぐためにも大切です。しかし、日焼け止めに加えて日傘・帽子・長袖・手袋などで肌の露出をほとんどなくし、季節を問わず日光を避ける生活を続けると、ビタミンDが不足しやすくなります。</p>

<p>ビタミンDは食事だけでは十分に確保しにくく、日光が肌に当たることで体の中でも作られます。ビタミンD不足が続くと、骨の代謝が乱れて骨密度が下がりやすくなり、長い目では骨粗鬆症につながる可能性があります。筋力低下やふらつきとも関連し、年齢を重ねたときに転倒が増え、骨折につながりやすくなります。</p>

<p>では、ビタミンDのために日焼け止めをやめるべきかというと、そういうわけではありません。実生活での日焼け止め使用だけで血中ビタミンDが大きく下がりすぎることは少ないとされています。問題は屋外に出ない・露出が極端に少ない生活が続くことです。そこで、肌を守りながらビタミンDを不足させない工夫として、日焼けしない範囲で短時間でも屋外に出る習慣を確保しましょう。</p>

<p>目安として午前10時〜午後4時の間に、顔・腕・手・脚などへ5〜30分程度、週2回以上の日光に当たることが挙げられています（※季節や露出面積で必要な時間は変わります）。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>睡眠不足・睡眠過多は&ldquo;やめとけ&rdquo;&rarr;短すぎても、長すぎても、認知機能低下のリスク</h2>

<p>睡眠は疲れを取るだけではなく、脳と体を整えるメンテナンスのための時間でもあります。寝ている間に記憶の整理や情報処理が進み、自律神経やホルモンのバランスも整いやすくなるため、睡眠が乱れると日中の集中力・気分・判断力に影響が出やすくなります。</p>

<p>注意したいのは、睡眠が短すぎても長すぎても、将来の健康リスクと関連が示されている点です。睡眠が短い状態（例：6時間未満）が続く方では、認知機能低下や認知症リスクと関連する報告があります。</p>

<p>一方で、長時間睡眠（例：9時間以上）でも同様にリスクと関連する報告があり、長く寝れば安心とは言い切れません。睡眠時間が極端になることは、認知症だけでなく、糖尿病・心血管疾患・脳卒中・死亡リスクなどとも関連が示されることがあります。</p>

<p>対策としては、まず普段の睡眠を7〜8時間に近づけましょう。昼寝は20〜30分までにして遅い時間は避け、布団に入って15〜20分経っても眠れなければいったん寝床を出て静かに過ごし、眠気が出てから再び寝床に入りましょう。起床時間はできるだけ毎日そろえると良いです。</p>

<p>平日の睡眠が短い人は、週末の＋1〜1.5時間程度の寝だめも対策の一つです。睡眠が短い方では、適度な寝だめは、高血圧・糖尿病などの併存や認知症リスクを減少させる可能性があります。一方で、長時間睡眠が続く場合は、睡眠の質の低下や気分の不調など背景の問題が隠れていないか(睡眠時無呼吸、うつなど）注意が必要なため、医療機関で相談しましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>老年科の医師が教える&ldquo;3大やっとけ&rdquo;</h2>

<p>■口腔ケア<br />
口の中の細菌や炎症が増える歯周病は、誤嚥性肺炎やフレイル、認知症、糖尿病、心疾患、脳血管疾患などのリスクとの関連も報告されています。毎日のケアは、1日3回を目安に、歯ブラシ＋歯間ブラシ（またはフロス）で汚れを落とし、乾燥がある方は保湿や洗口液も取り入れると良いでしょう。</p>

<p>■目と耳のチェック<br />
見えにくさや聞こえにくさは、フレイルや認知機能の低下とも関連が指摘されています。見えにくさがあるとつまずきやすくなるだけでなく、外出が減って体力が落ちやすくなります。眼鏡の度数を合わせ直し、白内障など治療できる原因がないかも確認しましょう。聞こえにくさも会話が減り、人と会うのがおっくうになりがちです。耳垢の除去に加えて、補聴器は聞こえ方に合わせて調整しながら使いましょう。</p>

<p>■帯状疱疹ワクチン<br />
帯状疱疹は、発疹が治った後も痛みが長引く帯状疱疹後神経痛（PHN）が問題になりやすいです。帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹とPHNの予防を目的に接種を検討したいものですが、ワクチン接種と認知症や心筋梗塞、脳卒中のリスク低下との関連を示唆する報告もあり、プラスの効果が期待できるかもしれません。</p>

<p>【答えてくれた先生】<br />
林良典<br />
総合診療特任指導医／総合内科専門医／老年科専門医／認知症専門医・指導医／在宅医療連合学会専門医・指導医／日本緩和医療認定登録医<br />
荏原ホームケアクリニック<br />
※所属は2026年4月現在</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_sleepingWoman.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 10 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[栗原大智 (総監修) ]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「これは私の話だと思った」多くの人が『虐幸のくるちゃん』の親子関係に共感する理由  木陰ひな田(漫画家)</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14733</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014733</guid>
			<description><![CDATA[『虐幸のくるちゃん』の作者、木陰ひな田さんインタビュー第3回。息苦しい親子関係性を描く本作は、なぜ多くの人の心に届いたのか。作者・木陰ひな田さんに、想像を超えた反響への思いについて伺いました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan31.jpg" /></p>

<p>娘に理想の姿を求める母親と、そんな母親の期待に応えようとする娘&hellip;&hellip;</p>

<p>息苦しい親子の関係性を描く漫画『虐幸のくるちゃん』(木陰ひな田／講談社)に、「これは自分の話だと思った」という共感の声が数多く寄せられています。</p>

<p>『虐幸のくるちゃん』は、なぜこれほど多くの人の心に届いたのか。作者・木陰ひな田さんに、想像を超えた反響への思いや、読者に届けたいメッセージについて伺いました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「こんなに共感されるとは思わなかった」読者から届いた反響</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan12.jpg" /></p>

<p>──くるちゃんに感情移入して、「これは自分の話だ」と思いながら読んでいる方が多いのかなと、SNSなどを見ていて感じます。そういった反響について、作者としてはどのように受け止めていますか。</p>

<p>【木陰】一番最初に思ったのは、「こんなに共感する人がいるんだ」という驚きでした。もちろん、そういう人はいるだろうなとは思っていたんですけど、まさかこんなに感想を書きたくなるくらい共感して読んでくれるんだ、というのは衝撃でした。</p>

<p>喜んでいいのか分からないですけど（笑）、正直ここまでとは思っていなかったですね。担当さんがどう思っていたかは分からないですけど。</p>

<p>──編集担当さんにもお聞きしたいですね。どうでしたか？</p>

<p>【編集担当】 僕も正直、ここまでいるとは思っていなかったです。</p>

<p>ただ、連載前のネームを若い部員にも読んでもらっていて、その中でも「これは自分の話だ」とすごく共感してくれる人はいました。</p>

<p>でも、それが世の中にこれだけたくさんいるというのは、正直想像できていなかったですね。</p>

<p>──読んでいると、「身に覚えがあるな」と感じるシーンが本当にたくさんあります。だからこそ、ここまで反響が広がったのも納得なのですが、作者や編集者としては想定外だったのですね。</p>

<p>【木陰】 そうですね。読んでも感想までは書かないかな、くらいに思っていたので、そこは意外でした。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>親を責めたいわけではない</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan09.jpg" /></p>

<p>──子どもの立場で読んで、くるちゃんに感情移入する方が多いと思うんですけれども、その一方で、「親として、くるちゃんのお母さんみたいになりたくない」と思う部分もありました。</p>

<p>【木陰】どうしても、「自分もくるみのお母さんになっているかも」という怖さを感じる方もいると思うんですけど、 私は、親の立場の人たちに「戒めとして読んでほしい」とか、「自分を省みてほしい」という気持ちは全くないんです。むしろ「自分もくるみだったかもしれない」と思ってほしいですね。</p>

<p>自分が親になった今でも、自分の中にはくるみのように傷ついている部分があるのかもしれない、くらいに思ってもいいんじゃないかなって。その方が、傷を受け入れた状態で、子どもと向き合えるんじゃないかなという気がしています。</p>

<p>何も分からないままでいると、世代間連鎖といいますか、また自分の子どもに同じことを繰り返してしまう可能性もあると思うので。だから、自覚することは結構大事なんじゃないかなって思っています。</p>

<p>自分の弱さや苦しかったところをちゃんと受け入れてあげるために、この作品を読んでもらえたらいいなという気持ちはあります。</p>

<p>みんな何かしら傷を抱えて生きているので、お母さんたちを責めたいという気持ちは本当に全くないです。</p>

<p>──そう言っていただけると安心します。夕飯を作らず成城石井のオードブルを買って帰るエピソードは、身に覚えがあってドキッとしたので（笑）。</p>

<p>【木陰】成城石井は担当さんも気に入ってくれていています(笑)。</p>

<p>──すごくリアルですよね。</p>

<p>【編集担当】そうですね。一話目はディテールの細かさが本当にすごくて。中でも、成城石井はお気に入りの一つです(笑)。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>一緒に伴走する作品になれたら</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan25.jpg" /></p>

<p>──くるみちゃんに共感しながら読んでいる読者の方にとって、この作品がどんな存在になったらうれしいですか。</p>

<p>【木陰】一緒に伴走するような作品になれたらうれしいなと思っています。</p>

<p>明るい漫画ではないですし、読者の背中を押したり、引っ張っていったりするような作品ではないという自覚はあるので。</p>

<p>だからこそ、せめてくるみと一緒に伴走して、「一人じゃないかもしれない」と思ってもらえる作品になれたら、それが一番うれしいですね。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan31.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 10 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[木陰ひな田(漫画家)]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>毎日漠然とした不安が収まらない　モヤモヤの正体に気づく「8つの兆候」  三凛さとし（ライフコーチ）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14759</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014759</guid>
			<description><![CDATA[漠然とした不安とうまく付き合うには？ライフコーチの三凛さとしさんが「書くワーク」を紹介。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="心のモヤモヤ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_nayamiwoman_1.jpg" width="1200" /></p>

<p>なんとなく気分が晴れない、将来に対する漠然とした不安を感じている――頻繁にモヤモヤを感じてしまうのは、「感情の毒」が溜まっているからかもしれません。ライフコーチの三凛さとしさんは、自ら実践・研究した「書くワーク」によって、不安、怒り、悲しみの3つの感情を味方につける方法を伝えています。その「書くワーク」をまとめた一冊『こころの毒出しノート』より、モヤモヤの正体に気づくためのワークを紹介します。</p>

<p>※本稿は三凛さとし著『こころの毒出しノート』（飛鳥新社）より一部を抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>モヤモヤは、本音を抑え込んだときに鳴る「警報」</h2>

<p>あなたの今の心はどんな状態ですか？</p>

<p>スッキリと気分が良く、身も心も軽いという人はおそらく少ないでしょう。現代人は多かれ少なかれ心にモヤモヤを抱えています。心が晴れない感じ、胸のあたりがつかえているような感じがする、お腹が重たい&hellip;。</p>

<p>そんな感覚があるのなら、それはあなたの心が「本音と行動がズレていますよ！」という警報を鳴らしている証拠です。</p>

<p>「本当はこの仕事、意味がないと思ってる。でも上司の命令だから、やる気があるフリして笑顔で引き受けよう」</p>

<p>「本当は今日の飲み会、疲れてるから行きたくない。でも断ったら付き合いが悪いと思われるから無理して行こう」</p>

<p>「本当はもう限界で泣き出したい。でも親として、リーダーとして、ここで弱音を吐くわけにはいかない」</p>

<p>そんなふうに、「やりたい（WANT）」か「やりたくない（NOT WANT）」かではなく、「やるべき（SHOULD）」か「やるべきじゃない（SHOULD NOT）」で判断することを続けていると、本音と行動にズレが生じて心の中に毒が溜まっていきます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「スッキリ」した状態とは？</h2>

<p>それでは逆に、毒が抜けてスッキリした心の状態のときはどんな感じなのかイメージしてみましょう。</p>

<p>溜まっていた毒が消えると、心が軽くなると同時に、視界がクリアになったような感じがします。余計な不安・心配に煩わされることなく、周囲の目や過去の出来事を気にすることなく、やりたいことに向かうのが当然のように感じられます。</p>

<p>「やりたいこと・なりたい自分」＝「理想」が明確で、その理想に矛盾しない行動ができている状態が「スッキリ」している状態。</p>

<p>自分らしく生きることができていると言ってもいいでしょう。</p>

<p>もし今、あなたがやりたいことが分からなくなっていたり、分かっているのに動けなかったりするのなら、それはあなたの能力不足ではありません。</p>

<p>単に、溜まりすぎたモヤモヤが視界を遮遮ぎり、心のエネルギーを重くしているだけです。部屋が散らかりすぎていては、探し物が見つからないのと同じです。</p>

<p>まずは、散らかったモヤモヤに「気づく」ことから始めましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>感情のサインに気づく「８つの兆候」</h2>

<p>モヤモヤは、最初はとても小さな「違和感」として現れます。</p>

<p>しかし、ほとんどの人は忙しさにかまけて、この小さなサインを無視してしまいます。「これくらい平気だ」「気にしすぎだ」とやり過ごしてしまう。</p>

<p>そして、気づいたときには心身に不調が出ていたり、より大きなストレスに疲弊することになったりするのです。</p>

<p>まずは違和感に気づくことが大事です。</p>

<p>心が発しているサインに気づくために、８つの兆候を示しました。今のあなたに当てはまっているものはないでしょうか？</p>

<p>1.イライラ・不満が溜まりやすい<br />
毎日イライラしたり、不満を感じたりすることがある。</p>

<p>2.周囲と自分を比べて、焦りや劣等感を抱きやすい<br />
SNSや他人の話を見聞きしたあと、自分の現状と比べて焦ったり嫉妬する。</p>

<p>3.頑張っているのに、達成感や満足感がない<br />
評価されたり、成果が出ていても満たされない。</p>

<p>4.「やらなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」に追われている<br />
行動の基準が「やりたい」より「やるべき」になっている。</p>

<p>5.何をしたいのか分からなくなっている<br />
選択肢はあるのに、どれもしっくり来ず、決めきれない・動けない。</p>

<p>6.頭の中が常に忙しく、気持ちが休まらない<br />
いろいろなことを考えてしまい、決断や行動が重たく感じる状態が続いている。</p>

<p>7.&quot;抜けない疲れ&quot;を感じている<br />
しっかり休んでも回復しにくい、だるさ・重さがある。</p>

<p>8.不安や心配がふとした瞬間に湧いてくる<br />
毎日何かしら心配になったり、不安になる。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>今の「モヤモヤ度」をチェックするワーク</h2>

<p>8つの兆候を読んでみて、いかがでしたか？</p>

<p>「あるある」「たしかに、当てはまっているかも&hellip;」と思う人は多いのではないかと思います。</p>

<p>今日のワークは、８つの兆候から当てはまっているものを選んで、自分の心の状態を直視することです。</p>

<p>解決しようとしなくてかまいません。ただ「今の私はこうなんだ」と認めましょう。それが変化への第一歩です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【手順】</p>

<p>1分・ズボラ瞑想</p>

<p>(0)目を閉じて、１分間ゆっくりと鼻呼吸をします。自分の心と体をスキャンするように、今の感覚を味わいます。</p>

<p>(1)選ぶ<br />
「８つの兆候」の中で、最近の自分に当てはまるものをすべて選びます。</p>

<p>●8つの兆候<br />
①イライラ・不満が溜まりやすい<br />
②周囲と自分を比べて、焦りや劣等感を抱きやすい<br />
③頑張っているのに、達成感や満足感がない<br />
④「やらなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」に追われている<br />
⑤何をしたいのか分からなくなっている<br />
⑥頭の中が常に忙しく、気持ちが休まらない<br />
⑦&quot;抜けない疲れ&quot;を感じている<br />
⑧不安や心配がふとした瞬間に湧いてくる</p>

<p>(2)書き出す<br />
選んだ兆候の番号と、それを選んだ理由や、そのときの具体的なエピソードを書き出します。</p>

<p>(3)労う<br />
「あ、私これだけ溜まっていたんだな」「気づけて良かった」と自分に声をかけます。</p>

<p>書き出してみて、どう感じましたか？</p>

<p>「こんなにボロボロだったんだ」とショックを受けた方もいるかもしれませんが、大丈夫です。今日、あなたはそれに「気づく」ことができました。</p>

<p>モヤモヤは、無視すればするほど大きく、黒くなっていきますが、光（意識）を当てると小さくなります。</p>

<p>まずは「ああ、私、けっこう溜まっているな。無理していたんだな」と認めてあげてください。「疲れているのに、よく頑張ってきたね」と自分に声をかけるだけで、デトックスはもう始まっています。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Fri, 07 Aug 2026 18:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[三凛さとし（ライフコーチ）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「IKIGAI」を世界に広めたスペイン人作家が、沖縄の長寿者から学んだこと  大賀康史（フライヤーCEO）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14779</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014779</guid>
			<description><![CDATA[フライヤーCEOの大賀康史氏が書籍『IKIGAI シンプルに、豊かに生きる』を解説します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="大賀康史（フライヤーCEO）" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2022/2022A/220705OogaYasushi03.jpg" width="1200" /></p>

<p>ビジネス書を中心に1冊10分で読める本の要約をお届けしているサービス「flier（フライヤー）」（https://www.flierinc.com/）。こちらで紹介している本の中から、特にワンランク上のビジネスパーソンを目指す方に読んでほしい一冊を、CEOの大賀康史がチョイスします。</p>

<p>今回、紹介するのは『IKIGAI シンプルに、豊かに生きる』（エクトル・ガルシア、フランセスク・ミラージェス著、長澤 あかね訳、大岩 央 編・監修・解説、PHP研究所）。この本がビジネスパーソンにとってどう重要なのか。何を学ぶべきなのか。詳細に解説する。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>生きがいの意味</h2>

<p><img alt="『IKIGAI シンプルに、豊かに生きる』" height="1199" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260728Oogayasushi.jpg" width="1200" /></p>

<p>人生の夢や目標を聞かれると少しとまどうかもしれません。先月紹介した『人生にコンセプトを』でも語られていたように、少し今の自分には大げさだったり、年齢によってはふさわしくない言葉だと感じられるものかもしれません。</p>

<p>私の両親に夢や目標と聞いても明確な答えが返ってこないように思います。もしかしたら長生きすること、というような答えかもしれません。私自身も夢、と言われると100％しっくりくる言葉が見当たりません。</p>

<p>でも「生きがい」であれば、誰もが毎日を生きていくために求めていることではないでしょうか。子供や孫の成長が生きがいになっている人もいるでしょう。飼っているペットかもしれませんし、仕事で周りの人に喜んでもらうことかもしれません。生きがいという言葉であれば、私自身にも十分すぎるほど思い当たるものがあります。</p>

<p>本書はスペイン出身の2人の著者によりつくられた本で、原著の販売部数は世界で600万部を超えるようです。IKIGAIという言葉が日本発のグローバル語になるきっかけになった作品だといいます。ではその中身について触れていきましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>生きがいとは</h2>

<p>生きがいとは何でしょうか。本書の冒頭には「朝めざめるための理由」という表現が紹介されています。今日がどのような日になるのか、誰と話し、どのような趣味をして、仕事で誰の役にたつのか。そういう日常に生きがいは存在すると言えるでしょう。</p>

<p>生きがいを概念で表すと、あなたの好きなこと、あなたの得意なこと、世の中が必要としていること、報酬（おそらく金銭的なものに限らない）をもらえること、のすべてを満たすことだとされています。場合によっては世の中が必要としていることというただ一つでも生きがいになり得るような感覚があるので、あくまでも絶対的な条件ではないと理解しておいても良いかもしれません。</p>

<p>沖縄をはじめとして世界には特に長生きする「ブルーゾーン」と呼ばれる地域があります。そこで暮らす100歳以上の方々は、がんや心臓疾患にかかることが少なく、バイタリティーと健康に恵まれ、更年期の症状は穏やかで、認知症にかかる確率も低いのだそうです。素晴らしい長寿のあり様だと感じられるでしょう。年を重ねるのであれば、そのような長生きがしたいものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>長寿者からの教え</h2>

<p>本書では沖縄の大宜味村で暮らす長寿者の様子が描かれています。そこで触れられている印象的な習慣は、例えば心を若く保つこと、笑顔でいること、みんなと毎日挨拶をすること、色々なものを少量ずつ食べること、働くこと、大好きな人たち（仲間）と過ごすこと、などでしょうか。それらは長寿者の大切なエネルギー源であるように感じます。</p>

<p>『永遠の王 アーサーの書』（T・H・ホワイト、東京創元社）に次の一節があります。</p>

<p>「あなたは年老いて、体が震えるようになるかもしれないし、夜中に目を覚まして、血流の乱れに耳をすますようになるかもしれない。たった一人の愛する者を失うかもしれないし、よこしまで頭のおかしな者たちに周りの世界が壊されるのを目の当たりにするかもしれない。あるいは、卑劣な心を持つ輩に、自らの名誉が踏みにじられているのを知るかもしれない。そんなときにできることが、一つだけある。そう、学ぶことだ。世界がなぜそうなっているのか、何が世界をそうさせているかを学びなさい。心が飽きることも、疎んじることも、苦しむことも、恐れることも、裏切られることもなく、後悔など夢にも思い浮かばないただ一つのことは、学ぶことなのだ」</p>

<p>中世のイギリスを舞台として描かれたものではありますが、第二次世界大戦前後に連載された作品という背景から、戦争や全体主義に対して平和を願い、一人の存在としてどう生きていくべきなのかを雄弁に語っています。長寿の人たちは世界がより見えるようになっていくといいます。世界の理解の深さが仕事や日々の暮らしにも反映されるそうです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>幸せに長く生きるコツ</h2>

<p>古代ギリシャのストア哲学が紹介されている箇所も印象的です。ストア哲学で大切にされるのは、人生から感情や喜びをもれなく排除するのではなく、ネガティブな感情を断ち切ることです。我々の喜びや欲望が問題なのではなく、喜びや欲望に支配されない限りそれらを楽しんでいいのだといいます。</p>

<p>人には本来的に欲望があり、喜びもあります。私は様々な経営者と話をする中で、その人の根幹となる価値観を聞くことがあります。会社の経営をうまく導く価値観は、経営者によって本当に様々です。世界をより暮らしやすいものにしたい、人に喜びや楽しさを与えたい、今も残る重要な課題を解決したい、というような美しい願望がその人を動機づけていることもあります。</p>

<p>一方で、裕福になりたい、成功者になりたい、人気者になりたい、有名になりたいといういわゆる俗とも言える欲求がドライバーになっている人もいます。その動機は様々ですが、結果として会社を成功させている人も多く、人間らしさというものの奥深さを感じることがあります。会社として失敗する考え方や悪い会社文化には共通点が多い一方で、成功する会社の方針や文化は多様です。自分の価値観だけを基準に他の人を評価しないようにしなければならないと思うわけです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>現代における生きがいの意味</h2>

<p>IKIGAIという言葉が世界でこれほどまでに広がるのは、世の中の流れの中で求められている考え方だからだと思います。今、人類はAIにより役割や存在意義が変わるかもしれないという流れの中にいます。キャリアでも脅威にさらされ、なぜ自分が生きていて、自分の人生にどのような意味があるのかを問われています。また、社会の分断が進み、どこに自分を置いたとしてもしっくりこないような感覚を持つかもしれません。</p>

<p>人が存在する意味がたとえ薄らいだとしても、生きがいを持つことが人として幸せな人生を送る根幹なように思えます。この激動で分断が進む現代でこそ毎日目を覚ます理由となるような「生きがい」を意識することが大切になってきます。本書は世界的なベストセラーになっていることからわかるように、読みやすくそれでいて人の本質に迫る作品です。通読すれば、幸せな人生を送るための指針が得られるでしょう。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Fri, 07 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[大賀康史（フライヤーCEO）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「バレるかも」の恐怖が快感に　なぜ人は盗撮にハマり、抜け出せなくなるのか  斉藤章佳(精神保健福祉士･社会福祉士)</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14775</link>
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			<description><![CDATA[盗撮は単なる性欲ではなく、｢緊張と緩和｣のスリル自体が目的化する脳の依存症である。画像を求めていない｢盗撮のための盗撮｣というメカニズムを理解することが、加害の連鎖を防ぐ第一歩となる。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="スマートフォン" height="745" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utility2/pixabay_telephone.jpg" width="1200" /></p>

<p>なぜ人は盗撮をやめられないのか？ 精神保健福祉士･社会福祉士の斉藤章佳さんは著書『校内盗撮』にて、単なる性欲ではなく、落語の｢緊張と緊張の緩和｣にも通じる｢脳の依存メカニズム｣から、盗撮依存の実態と再発防止策を解説しています。今回、そんな興味深い研究結果を同書よりご紹介します。</p>

<p>※本稿は、斉藤章佳著『校内盗撮』(集英社インターナショナル)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>｢バレるかもしれない｣が快感になるとき</h2>

<p>なぜ人は盗撮にハマるのか。依存症としての盗撮を理解する上でポイントになるのが、｢〈緊張〉と〈緊張の緩和〉｣という考え方です。</p>

<p>この〈緊張〉と〈緊張の緩和〉とは、もともとは落語家の桂枝雀さんが唱えた笑いの理論です。たとえば葬儀など厳粛な場では、｢お坊さんの頭にハエが止まった｣など、ごく些細なハプニングですら参列客の笑いを引き起こすきっかけになりえます。このように、場の空気が張り詰めているとき(緊張)に、ふっと和ませる(緊張の緩和)ことで、笑いが生まれる現象。これが〈緊張〉と〈緊張の緩和〉です。プロの漫才師やお笑い芸人の｢ネタ｣も、基本的にはこのフォーマットに則っているといわれています。</p>

<p>そしてこれは、盗撮を繰り返してしまうメカニズムにもよく当てはまります。盗撮を実行する直前の期待、そして加害者は｢やりたい｣という欲求と｢見つかったらどうしよう｣という激しい葛藤に苛まれ、極度の緊張状態に置かれます。</p>

<p>その後、被害者や周囲に気づかれることなく盗撮を終え、人目につかない場所で画像や動画を確認した瞬間、その緊張感は安堵感や達成感へと変わります。まるで振り子が急激に振れるように、緊張が緩和へと変わるとき、脳内では職場や家庭でのプレッシャー、将来への不安、生きづらさといった苦痛が一時的に遠ざかる感覚になるのです。先ほど例に挙げた校内盗撮を繰り返していた田中氏も、筆箱に隠し入れていたスマホのデータを確認した瞬間、この〈緊張〉と〈緊張の緩和〉による達成感や優越感を得ていたに違いありません。</p>

<p>こうしたメカニズムは盗撮に限らず、あらゆる依存症に共通するものです。アメリカ精神医学会の診断基準である｢DSM -5｣においても、万引きがやめられない｢窃盗症｣の基準として、｢実行直前の緊張の高まり｣と｢実行時の快感や満足、解放感｣が明記されています。万引きをする前のヒリつくような〈緊張感〉と、万引きを終えた後の｢バレなかった｣という〈緊張の緩和〉。このスリルそのものにハマって、やがて欲しくないのに万引きをしてしまう。この感覚は、窃盗症でない方にもイメージしやすいと思います。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>｢盗撮のスリル｣にハマる脳のカラクリ</h2>

<p>｢盗撮をやめていると、断食をしているみたいなんです。頭の中に条件反射の回路ができていて、最後には自己使用(自慰)しなくなり、『盗撮のための盗撮』になっていくんです｣</p>

<p>これは、かつてプログラムの受講者が口にした言葉ですが、盗撮と脳内メカニズムの関係を端的に示しています。</p>

<p>やや専門的になりますが、こうした状態は、｢報酬系回路の機能不全｣と呼ばれます。報酬系とは、快感や達成感などの｢ご褒美(報酬)を脳が感じるときに働くネットワークです。</p>

<p>アルコールや薬物を摂取する。盗撮や痴漢といった性的問題行動に及ぶ。このような場合、脳内では報酬系が刺激され、快楽を司る神経伝達物質「ドーパミン」が大量に分泌されます。</p>

<p>やがて盗撮をした直後に、性的な快感を得たり、｢見つからずに済んだ｣という負の成功体験を味わったりすると、脳はその体験と記憶を強烈に学習してしまいます。</p>

<p>すると、「女性の尻を目にする」などといった特定のきっかけ(トリガー)が与えられただけで、脳が報酬を予期して、本人の意識とは無関係に、｢盗撮しなければいけない｣といった強い渇望や衝動が引き起こされるようになります。これこそが、｢断食｣にも似た強い飢餓感の正体です。</p>

<p>驚くべきことに、当クリニックを盗撮で受診した1031名のうち、半数近くは自己使用を目的に盗撮していません。(図2 -1)つまり、性的興奮よりも｢盗撮という行為そのもの｣に伴う〈緊張〉と〈緊張の緩和〉が、目的化しているのです。これが「盗撮のための盗撮」です。この回路が一度でき上がると、本人がどれほど強い意志でやめようとしても、自力で食い止めることはきわめて困難です。</p>

<p><img alt="盗撮データの使用方法　グラフ" height="917" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260728SaitouAkiyoshi01_1.jpg" width="1200" /></p>

<p>ここまで述べてきたように、繰り返す盗撮行為には依存症の側面があります。しかし、だからといって性加害者は｢病気だからしかたない｣とその罪を免れることができるわけでは当然ありません。再犯を防ぐためには、加害をした｢原因｣と、自分が犯した罪の｢責任｣は、しっかりと分けて考えなくてはならないのです。加害者臨床の現場でも、性加害を｢病気だからしかたない｣と病理化するのではなく、行為責任を明確化した上で、プログラムを行っています。</p>

<p>名古屋市で発覚した教員グループによる盗撮事件でも、｢変態教師による鬼畜の所業｣など、センセーショナルに取り上げる記事が散見されました。しかし実は、繰り返す加害行為の背景には認知の歪み、ストレス対処法のレパートリーの少なさ、過去の逆境体験、報酬系回路の機能不全、小児性愛症という性嗜好など、さまざまな要因が複雑に絡み合っているのです。</p>

<p>｢性欲を抑えられなかったから、校内盗撮をした｣と議論を短絡化させたり、加害者を悪魔化したりするだけでは、有効な再発防止策につながりません。性欲や倫理観だけでは断罪できない、｢やめたくてもやめられない｣依存症としての盗撮。このメカニズムを知ることが、新たな被害者を生まないためのひとつの足がかりとなるのです。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utility2/pixabay_telephone.jpg" />
						
						<pubDate>Fri, 07 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[斉藤章佳(精神保健福祉士･社会福祉士)]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>老後の食生活で心がけるべきことは？ 医師が勧める「日本の粗食」  保坂隆（精神科医）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12380</link>
						<guid isPermaLink="false">0000012380</guid>
			<description><![CDATA[老後の食生活で意識すべきこととは? 精神科医の保坂隆さんが語ります。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="老後の食生活" height="743" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityLI/pixta_owanOHASHILI.jpg" width="1200" /></p>

<p>健康寿命を延ばし、元気に老後を送るためには、日々なにを食べるかはとても重要です。高齢期に気をつけたい食事のポイントを、書籍『精神科医が教える 心が軽くなる「老後の整理術」』より紹介します。</p>

<p>※本稿は、保坂隆著『精神科医が教える 心が軽くなる「老後の整理術」』（PHP文庫）より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「人生で食事を楽しむのはあと何回？」老後こそ量より質の食べ方を</h2>

<p>男性の同窓会で昔の仲間が集まると、必ず飛び出すのが「若い頃はラグビー部だったから、そりゃあよく食べたものさ。皆で『食べ放題』の店に行くと、大抵は店の人に嫌な顔をされたな」という若い頃の「大食い自慢」です。</p>

<p>たまには健啖だった昔を懐かしむのも良いのですが、年を取れば、食に対する考え方にも方向転換が必要になってきます。</p>

<p>その方向転換の一番のポイントは、「量より質」への意識的な切り替えです。</p>

<p>若い頃は、とにかくボリュームたっぷりで食べ応えのあるメニューに魅力を感じていた人も、年齢を重ねるとともに、だんだん味や食材のクオリティに関心が移っていくのが一般的です。</p>

<p>そうなると、安くて量があるものより、本当に美味しいもの、味わい豊かなものを食べたいと思うようになるのです。</p>

<p>「人生の中でふと、あと何回食事を楽しめるのだろうと考えたら、一回一回の食事をいい加減に済ませてはもったいないと思えたんです。それで、これまで以上に食事には気を遣うようになりました」</p>

<p>こう話すFさんは、料理を「老後の趣味」として選び、週に一度の料理教室で和食を学んで、家でも蕎麦を打つほどの腕前になったそうです。</p>

<p>会社に勤めていた頃は、料理は奥様に任せっきりで、台所にも入らなかったのですが、同じく老後の趣味として始めた釣りで魚を持ち帰っても、自分でさばけないのはどうかと思い、料理を習い始めました。そうすると、今度は釣りより料理のほうが楽しくなって、今では奥様と料理の腕を競い合うほどになったといいます。</p>

<p>「基本的には質素な献立なんですが、一品だけは『こだわりのある食材』を取り入れて、満足感のあるメニューにしているつもりです。他にはこれといった贅沢はしていませんが、月に一度、妻とちょっと良い店に外食に出かけるのが一番の楽しみです」</p>

<p>会社員時代とはまったく違う楽しみができて、充実した生活を満喫しているFさんと同様、奥さんも食には強いこだわりを持っています。しかし、その関心はFさんとは別の方向に向かっているようです。</p>

<p>「私も美味しいものには目がないのですが、それ以前に『食の安全』を考えてしまうのです。最近は、輸入食品の危険性も話題になっているので、食品を購入する際は、老眼鏡持参で、じっくり調べてから買うようにしています」</p>

<p>このように、夫婦とはいえ、食へのこだわりは人それぞれです。いずれにせよ高齢になると、食事は心身の健康を左右する重要なファクターですから、決しておろそかにできないことは確かです。</p>

<p>また、毎日の食事を作るのを「面倒くさい」と感じるか、今度は何にしようか「楽しみ」と思うかでは、単調になりがちな老後の生活では大違いです。</p>

<p>質素でシンプルにまとめた献立の中に、ひとつ旬のものを取り入れたり、ご当地の産物や手作りのデザートを加えたりするなど、こだわりのあるアクセントを持ってくることで、クオリティの高い食卓を演出できるでしょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>健康づくりのための「粗食生活の充実」こそ現代の贅沢</h2>

<p>健康的な食事を考える時、脂肪や糖分、塩分などが非常に多いのが現代食だとすると、目指すのはその反対の「粗食」ということになります。</p>

<p>ただし、注意してほしいのは、ここでいう粗食とは「粗末な食事」ではないということです。</p>

<p>粗食と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、玄米のどんぶり飯に漬物と小魚、味噌汁だけのような「貧しい食卓」ではないでしょうか。</p>

<p>確かに、昔のテレビ小説「おしん」の時代なら、そうした食事が多かったでしょうが、コンセプトが「健康づくりのための粗食」であるなら、そこには貧しさというより、伝統食ならではの知恵や工夫が求められるはずです。</p>

<p>粗食という言葉のニュアンスが誤解を招くなら、「伝統食」や「郷土食」などと言い換えても良いでしょう。</p>

<p>「『地産地消』で地元の食材を使った料理」「食品添加物などを含まない手作りの料理」「地域に伝承されてきた調理法で作られた料理」「脂肪や塩分、糖分などを控えた健康に良い料理」であることが、広義での「現代版」粗食の条件です。こうして条件を並べてみると、今の便利さ・効率優先の食事より、こうした粗食のほうがずっと食べるのが難しいかもしれませんね。</p>

<p>かねてより先進国では肉や油の摂取量が増え、肥満や生活習慣病が増える傾向にあることから、シンプルで自然な食生活が見直されています。</p>

<p>それが世界的なスローフードの普及や、「ロハス」（健康で持続可能な生活スタイル）な暮らし方の拡大につながったのですが、その日本オリジナル版が「粗食」というスタイルだとも言えます。</p>

<p>たとえばコーカサス地方のヨーグルトや、イタリアのオリーブオイルなどを代表とするヘルシーな郷土食は世界的に有名ですが、日本の伝統食といえば、ごはんを主食として、お味噌汁や漬物に、季節の野菜、魚介類や大豆製品、海藻、芋やきのこなどを多彩に組み合わせた食事でしょう。全体に、動物性の油分が少なく食物繊維が多い、低カロリーが特徴です。</p>

<p>つまり、これは糖尿病や高脂血症などの生活習慣病の改善に応じたメニューとほぼ同じ特徴を持っているわけですから、健康的な「日本の粗食文化の良さ」が改めて世界に認められるのも分かるというものです。</p>

<p>私たちの周りには、このように「健康に良い」と言われる食品がいくらでもあるのです。さらに、日本人の遺伝子に刻まれた伝統の味には、どこかホッとするような懐かしさを感じるものです。</p>

<p>前述の江戸時代の本草学者・貝原益軒は、著書『養生訓』で、過食を戒しめ粗食を尊ぶ「粗食長寿説」を説いていました。</p>

<p>ごはんを主食に一汁三菜という伝統的な献立にすることで、肥満や生活習慣病などのリスクを遠ざけ、健康を維持できるのなら、粗食生活を続けられる環境こそ、現代人にとっては贅沢なことなのかもしれません。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityLI/pixta_owanOHASHILI.jpg" />
						
						<pubDate>Fri, 07 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[保坂隆（精神科医）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>5分の遅刻にはキレるのに、残業は放置　今こそ見直すべき「日本人の時間感覚」  澤円（株式会社圓窓代表）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14698</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014698</guid>
			<description><![CDATA[たった数分の遅刻には厳しく、長く残業をしていれば褒められる――。そんな矛盾を抱えた日本人の時間の使い方をアップデートする方法を、株式会社圓窓代表の澤円さんが解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="澤円著『思考をアップデートする全技術』" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_hourglass.jpg" width="1200" /></p>

<p>天候などの影響で数分遅刻したら厳しく叱責されるのに、数時間の残業は「頑張っている」と評価される――そうした経験をしたことがある人もいるかもしれません。</p>

<p>そんな矛盾した時間感覚が日本企業の生産性を下げており、今こそ時間に対する考え方をアップデートすべきだと、株式会社圓窓代表の澤円さんはいいます。</p>

<p>誰にとっても有限な時間。本稿では、時間を有意義に使うための考え方について紹介します。</p>

<p>※本稿は、澤円著『思考をアップデートする全技術』(アスコム)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>人生に「終わり」があることをもっと意識する</h2>

<p>「人の命は永遠ではなく、いつか必ず死ぬ――」</p>

<p>人間が生まれてから死ぬまでの時間は有限であり、その大前提は誰もがみんな平等です。もちろん寿命の長さはそれぞれ違うだろうし、いつどのタイミングで死ぬのかもわかりません。でも、いずれにせよ人生に「終わり」があることは絶対的な事実です。僕たちは、その「終わり」に向かって常に前へと進むしかなく、後退はできません。</p>

<p>つまり、自分の命の時間は増えることがなく、残り時間は減っていくしかない、ある意味では残酷なものであるということです。この事実を、ぜひ頭に刻み込んでほしいのです。そして「時間」に対する概念をアップデートしてほしいのです。</p>

<p>なぜなら、今あなたが直面している仕事や生活上の問題の多くは「時間をムダにしていること」「時間のムダに対する抵抗感が薄れていること」によって引き起こされているものがほとんどだからです。</p>

<p>「時間は有限であり、ものすごく貴重なもの」</p>

<p>これが本当に納得できたら、あなたの未来は俄然、明るくなるでしょう。まず、自分の時間の使い方が丁寧になり、その時間をもっと有意義に過ごそうとして「質」の面を大切にし始めます。同じ時間を過ごすなら当然快適なほうがいいし、楽しいほうがいいし、意義あるほうがいいですからね。また、自ずと他者の時間をムダに奪うこともなくなります。自分の時間を大切にできるようになると、自分だけでなく周りの人間まで幸せにしていくのです。</p>

<p>今この瞬間に僕たちに与えられているものを考えたとき、場所や地位や属性などは個人差が大きいかもしれない。でも、時間だけは誰にも等しく与えられています。そういう意味では、みんな同じ条件のもとで生きていると言えるかもしれません。たとえ社長であっても、新入社員であっても。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>意味のないルールや時間の考え方を破ってみる</h2>

<p>以前、僕の友人がこんな話をしてくれました。</p>

<p>ある日、都内に大雪が降って会社に遅刻をしてしまったそうです。前日から雪の予報だったので30分以上早く家を出たものの、案の定どこもかしこも混雑していて、結局、彼は5分の遅刻をしてしまいました。自分と同じような人もちらほらいたそうです。</p>

<p>「この天候じゃ仕方ないよな」</p>

<p>そう思った瞬間でした。</p>

<p>「雪が降るのはわかっていたはずだ！なぜもっと早く家を出ないんだ！」</p>

<p>いきなり部長がキレました。あまりの剣幕にみんなは驚いて口も利けません。そんな様子を見てさらに弾みがついたのか、部長は、そこから30分以上も部下を立たせたまま説教を続けたそうです。</p>

<p>あなたは、この出来事についてどう思いますか？5分の遅刻に対して30分以上の説教......。これって、僕流に言わせてもらえば完全な「暴力」だし「時間泥棒」です。そして、その部長は遅刻に対してキレたことで「私はマネジメント能力がゼロなのだ！」と大声で叫んだようなもの。</p>

<p>僕は友人に「その会社、今すぐ辞めたら？」とアドバイスしたのですが、こんなことが日本の会社では結構まかり通っています。もしかしたら、あなたも似たような出来事に遭遇した経験があるかもしれません。</p>

<p>こうした「遅刻に厳しく、終わりの時間にはゆるい」のは、日本企業特有のマインドセットです。朝は数分遅刻しただけでガミガミ怒られるのに、夜は数時間残業していても、怒られるどころか「頑張っているな」と褒められることさえあります。</p>

<p>でも、よく考えてみてください。それぞれ部署ごとにやることが違うのに、朝9時に全社員が揃って出社しても1円にもならないではありませんか。また、ダラダラと残業して生産性が高まるとはとても思えません。</p>

<p>会社とは、あくまでも利益を出す場所なので、これらはまったくもって意味のない行為。そうした意味のないルールや時間の考え方を、今こそ一人ひとりがアップデートしなければならないのだと思います。</p>

<p>「それって本当に効率がいいの？」</p>

<p>「そのことで何かを生み出しているの？」</p>

<p>「誰かが幸せになるものなの？」</p>

<p>一人ひとりが自覚的に、自らに問いかけることが大切なのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「公平」を重視するあまり、生産性を下げていることに気づく</h2>

<p>「なぜ全社員が同じ時間に出社する必要があるのでしょうか？」</p>

<p>こんなことを言うと、「現場はもう動いているのだ！」と言い返されるのがオチです。朝8時半や9時に出社時間を定めている多くの会社は、工場や店舗や工事現場を基準にして出社しているということなのです。</p>

<p>「現場でトラブルがあったときに連絡がつかなければ問題になる」とは、もっともらしい理由かもしれません。でも、これだけスマートフォンが普及した時代に、来るかどうかもわからない連絡をオフィスで待ち受ける必要があるのか、という疑問も湧いてきます。</p>

<p>「会社に重要な書類が置いてあるんだ！」</p>

<p>確かにそうかもしれませんが、そんなことではその会社は交通機関が止まった瞬間に、すべての機能が停止することになってしまいます。つまり、BCP(事業継続計画)がむちゃくちゃなわけです。むしろ、どこからでも情報にアクセスできるように整備するなどして、いかなるときも業務が止まらないようにすることのほうがよほど重要です。</p>

<p>業務の効率だけを考えれば、全社員が同じ時刻に出社する必然性はありません。なのに、なぜみんなが朝9時に行かなくてはならないのでしょうか？　結局のところ、こんな理由だったりします。</p>

<p>「不公平になる」</p>

<p>「現場は早く出ているのだから、本社や本部もそうするほうがいい」という考え方ですね。現場では時間で区切ってタスクを回さなければならない面もあるので、みんなが同じ出社時間である必然性はあるかもしれません。でも、本社や本部の社員には何の関係もなければ、必然性もありません。</p>

<p>ましてや朝9時に出社しようとすると、電車も道路も混んでいるし、エレベーターは長蛇の列。これでは、社員の生産性はまったく上がりません。であれば、朝7時に出社して、15時に仕事を終わらせて帰るほうがよほどいいでしょう。もちろん、昼ごろに出社して夜に終わることだってありですよね。</p>

<p>そうした考え方ができない会社が多いように思います。なぜかというと、心のどこかに「現場は早くから動いていて悪いから、それに合わせよう」という日本人特有の気質があるからではないでしょうか。僕はそう感じてしまうのです。時間についてアップデートする第一歩は、意味のないルールに疑問を持つことからスタートしましょう。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Thu, 06 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[澤円（株式会社圓窓代表）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>お金を使う派、貯める派...悩みが減って満足度が上がるのはどっち？  和泉昭子（生活経済ジャーナリスト）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12604</link>
						<guid isPermaLink="false">0000012604</guid>
			<description><![CDATA[お金を使う派、貯める派、それぞれが人生をもっと楽しめるようになる、お金との向き合い方とは。生活経済ジャーナリストの和泉昭子さんが解説します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="お金の使い方" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_housemoney.jpg" width="1200" /></p>

<p>今を存分に楽しむべく、家族とのレジャーや習い事を優先するA子さん。給料日前には厳しいお財布事情になることもしばしば。一方、老後や子どもの教育資金など将来を見据えて、貯蓄第一のB子さん。けれど、自分だけでなく家族にもやりたいことなどを我慢させてしまっていいのか心配。ここでは対照的な2人のお金の悩みを解消し、人生をもっと楽しんでもらうための方法をご紹介します。</p>

<p>（取材・文：中西后沙遠）</p>

<p>※本稿は、『PHPくらしラク～る♪』2024年7月号より、一部を抜粋編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【使う派】A子さん<br />
貯蓄は苦手。旅行やレジャー、習い事など楽しいことに全力（額!?）投球。今しかない、子どもたちとの時間が最優先。将来の備えも必要なのはわかっているけれど、目先の楽しさに負けてしまいがち。不安はあってもなんとかなると思っている。</p>

<p>【貯める派】B子さん<br />
食費、光熱費は家族で協力して節約! お金のかかる外食や旅行はなるべく控え、毎月、しっかり貯蓄に回している。教育費や老後資金の準備も怠らない。それでも将来のお金の不安が大きすぎて、今の自分の生活を楽しめない。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>【使う派】A子さん　浪費グセは意識改革でコントロール</h2>

<p>定年後、収入が減ったときに、趣味や旅行を我慢できますか? 今と同じように老後も楽しみたいなら、老後資金の準備は必須。そこで取り組んでほしいのが「先取り貯蓄」と「使うお金を減らすこと」です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>●悩み① 貯蓄ができない</p>

<p>＼先取り貯蓄と反省手帳でお金は貯まる!／</p>

<p>「お金が余ったら貯蓄に回す」では、お金は貯まりません。毎月、生活費の1～2割を先に確保して貯蓄すること。その預貯金に手をつけなければ、必ずお金は貯まります。また手帳やカレンダーに、楽しみに使った金額を書き留め、金額と満足度が見合っているのか「反省」することを習慣化しましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>●悩み② ついつい支出が増えてしまう</p>

<p>＼満足度はそのまま、使うお金だけを減らす／</p>

<p>例えば、友人との食事のあと、「疲れたな」「つまらなかったな」と感じているなら、食事の頻度を考え直す方がいいでしょう。また、友人と会うことが目的なら、お店で食事するのではなく、家に招くことでも達成できます。お金を使ったことに対して得られた満足度、本当の目的を見直すことで、満足度はそのままに、減らせた出費を貯蓄に回せるはず。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>【貯める派】B子さん　カウントダウンは始まっている!</h2>

<p>コツコツと貯蓄を重ねてきたB子さん。よくがんばりましたね! でもそろそろ、人生の残り時間が少なくなってきていることに気付きましょう。お金は貯まっても、体力と使える時間は減ってきています。もっと人生を楽しんで。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>●悩み① 将来の金銭面が不安</p>

<p>＼漠然とした不安は具体的な課題にしてみる／</p>

<p>教育資金に対して「いつ」「どのくらい」必要かプランを立てるように、老後資金も具体的にプランを立てましょう。老後をどう生きたいかを考えるきっかけにもなります。「結婚〇周年に旅行する」など楽しいこともプランに加えます。「いくら必要か」が明確になれば、それを実行するのみ。不安は小さくなり、気持ちに余裕が生まれます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>●悩み② 楽しみにお金を使うのが不安</p>

<p>＼お金のかからない楽しみ方を見つける／</p>

<p>「楽しみは老後に」なんて考えていると、あっという間に人生は過ぎてしまいます。お金を使うことに罪悪感があるなら、ポイ活や割引などを賢く使ったり、地域の趣味のサークルに参加するなどして、お金のかからない楽しみ方を見つけてみて! 賢く節約しながら人生を楽しむ方法はいくらでもあります。今を楽しむことに意識を切り替えましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>和泉流 使う派も貯める派も「お金の満足度を上げるコツ」</h2>

<p>お金そのものに価値があるわけではありません。お金はあくまでも「モノ」や「（～する）コト」と交換する手段。お金は「使ってこそ価値がある」ことを忘れないで!</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>●何をすれば心が満たされるかで、お金の優先順位を決める</p>

<p>「それにお金を使うことで自分はどのくらい幸せか?」という満足度を考えましょう。もしかしたら、その満足度では、使ったお金に見合っていないかも。満足度が高いからこそ、お金に価値が生まれます。満足度の高さを基準にして、用途に優先順位をつけること。満足度が低いものは整理し、その分を貯蓄や別のことに使い、お金の質を上げていきましょう。「賢く貯蓄をして、賢く今の人生を楽しむ!」のバランスがしっかり取れていれば、お金の不安は抑えられ、心も満たされます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>●投資を怖がらないことがお金を増やすコツ</p>

<p>今、時代は大転換期を迎えています。ここにきて経済はデフレから大きく脱却し、インフレに向かおうとしています。節約して貯蓄するだけでなく、使う予定がないお金があるなら一部分を投資に回してお金を出稼ぎに出し、増やすことを考えましょう。</p>

<p>これから始める人は、毎月貯めている額の半分程度を新NISAやiDeCoに回すことをおすすめします。投資をするうえで大事なのは、「当面使う予定のないお金」で運用すること。投資は十年、数十年の長期になるほど、成果は上がります。その間、値下がりすることもありますが、慌てて売りに出さずに、ぐっとこらえて値上がりするのを待てることが成功のコツです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>今回はA子さん、B子さんの例を通して、お金の賢い使い方をご紹介しました。節約するだけではなく、自己資産を投資で増やすのは、インフレ対策としても大切なことです。お金が増えれば自分の好きなことにも使え、人生を楽しむことができます。賢く貯めて、賢く人生を楽しみましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【和泉昭子（いずみ・あきこ）】<br />
大学卒業後、出版社・放送局勤務を経て、フリーのキャスターに。CFP(R)取得後、現職へ。2007年マネー＆キャリアの支援会社を起業。現在は、メディア出演や講演などを通じて、マネー、キャリア、コミュニケーションに関する情報を発信している。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Thu, 06 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[和泉昭子（生活経済ジャーナリスト）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>思い出がつまった「捨てにくいモノ」を手放すには？ プロが教えるポイント  やましたひでこ（一般財団法人「断捨離(R)」代表）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12531</link>
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			<description><![CDATA[断捨離の提唱者であるやましたひでこさんが、捨てにくいモノの手放し方について語ります。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="断捨離" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_souji.jpg" width="1200" /></p>

<p>クローゼットや引き出しの奥に眠る、思い出の品や友人からのいただきモノ。「いつか使うかも」と、つい溜め込んでしまっているモノはありませんか? 断捨離(R)の提唱者である、やましたひでこさんが、そんな「捨てられないモノ」を手放すポイントについて語ります。（取材・文：野中真規子）</p>

<p>※本稿は、『PHPくらしラク～る♪』2024年6月号より、一部を抜粋編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>捨てにくいモノを手放す勇気を持とう</h2>

<p>もし今、使わないのに捨てにくいモノがあって困っているなら、自分に「なぜこれを捨てにくいの?」と問いかけてみましょう。</p>

<p>「いつか使うかも」と思うなら、将来必要なモノが手に入れられないかもという、未来の不安がある証拠。「思い出の品だから」と思うなら、過去への未練が強い状態です。または単に捨てるのが面倒なだけかもしれませんね。どんな理由でも、そのせいで快適な空間を作れずにいることに気づきましょう。</p>

<p>歳を重ねるにつれて判断力も体力も衰えていくなかで、不要なモノを放置していると、モノはどんどん増え、身動きがとれなくなります。使わないモノでいっぱいになった家には、新しいモノが入ってくる余地がありません。ゆとりのある生活空間で生き生きとした人生を送るために、捨てにくいモノと向き合ってみてください。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>まだ使うかも...の断捨離</h2>

<p>「まだ使えるから」「新しいから」と不要なモノをとっておいても、そのモノに圧迫される毎日では、いい未来はやってきません!</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>●昔の趣味のグッズ</p>

<p>手芸、音楽、運動、アウトドアなどの趣味は、加齢とともに続けるのが難しくなったり、興味が薄れていくことも。気持ちの離れたモノをいつまでもとっておくのは、執着の現れ。手放すことで家にも心にも余裕ができ、新しい趣味に出合いやすくなります。</p>

<p>●高価なアクセサリー</p>

<p>高価なモノや人から贈られたモノである場合でも、あくまで今の自分に必要かどうかを精査するべき。サイズが合わない、片方をなくした、つけるのが手間、似合わない、などのモノは手放すか、リメイクして復活させましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>思い出の断捨離</h2>

<p>思い出はモノではなく、心に宿ります。今の生活の邪魔になるモノは思い出だけを残して、手放したり減らしたりしましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>●子どもに関わるモノ</p>

<p>子どもが小さい頃に描いた絵や工作、トロフィーや賞状などは、とっておくなら棚や壁に飾るなど、今の暮らしに取り入れて。ただ収納に押し込めているだけなら、思い出を大切にしていることにはなりません。手放しましょう。</p>

<p>●頑張りの証</p>

<p>自分へのご褒美に買った洋服や、自分磨きのために買ったテキストなど、頑張りの証は執着がこびりつきやすいものです。今役立つモノや、大切に使っているモノ以外は始末を。モノがなくなっても頑張った価値は自分の中に残ります。</p>

<p>●いただきモノ</p>

<p>申し訳なくて捨てられないと思いがちですが、それより自分が好きかどうか、使いたいかどうかを優先して。いただいたことに感謝したら、モノは処分しましょう。</p>

<p>●親から引き継いだモノ</p>

<p>それを大切に思うのは親の価値観です。自分の価値観と照らし合わせて、自分の今の生活に合わないと感じるモノは、思い切って手放しましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【思い出の断捨離の心得】</p>

<p>思い入れのあるモノを捨てられない場合も、自分を責めないでください。一旦保留にし、ほかの捨てられるモノをどんどん手放していくと、本当に必要なモノ、不要なモノの判断がつくようになります。思い出の品についてはそれから着手を。</p>

<p>自分で自分に「今は手放すのが嫌なのね。でも、もう必要ないし、場所をとるし、維持管理の手間もかかるよね」と繰り返し語りかけて、納得できるようになったら手放していきましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>体のことを考えた断捨離</h2>

<p>加齢により重いモノを持ったり、しゃがんだりするのが苦痛になっていきます。体に合わせてモノも見直しましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>●座布団</p>

<p>椅子に座る生活に移行したら、座布団は不要になります。あるかわからない来客のために大量の座布団をとっておくのはやめ、来客にも椅子をすすめましょう。</p>

<p>●背の高い食器棚・本棚</p>

<p>食器棚や本棚など家にある大きな収納は、この先、手が届かない、重くて扱えないなど、負担に。人生の折り返し地点が手放し時です。中のモノも含めて断捨離を。</p>

<p>●革製の重いバッグ</p>

<p>それ自体が重い革製のバッグ。扱いづらくてあまり使わなくなっているなら、役目を終えてお別れの時です。次に使って活かしてくれる人に譲るなどしましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>舞台が変われば道具も変える</h2>

<p>そもそも、自分が本当に大切だと感じているモノは断捨離対象品目には浮上してこないはず。「捨てにくい」と思っている時点で、自分でも捨てたほうがいいとわかっているのです。でも、そこを押し留めているのは自分自身に他なりません。</p>

<p>「心身一如」（心と体はひとつ）という言葉がありますが、私は「物心一如」でもあると考えます。目の前のモノは、自分の価値観に基づいて手にし、そこに置いてあるわけですよね。</p>

<p>家の中のモノに違和感がある時こそ、新しい自分になるチャンス。この先も充実した人生を送りたいなら、新たな舞台をイメージし、そこにいる自分に相応しい、必要なモノだけを選び取っていきましょう。古い道具にしがみつくのはやめるのです。</p>

<p>私自身もそうした経験を重ねて今があります。本当に必要なモノに囲まれ、したいコトを選び取り、楽しく歳を重ねましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Thu, 06 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[やましたひでこ（一般財団法人「断捨離(R)」代表）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>なぜ娘は傷つけられても母を求めるのか？『虐幸のくるちゃん』が描く&quot;毒親&quot;への執着  木陰ひな田(漫画家)</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14732</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014732</guid>
			<description><![CDATA[『虐幸のくるちゃん』の作者、木陰ひな田さんインタビュー第2回。母親のことが大好きな一方で、母親の機嫌をうかがいながら常に緊張感の中にいる。そんなくるみというキャラクターに込めた思いを伺いました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan16.jpg" /></p>

<p>「私がお母さんをなんとしても幸せにしなくちゃいけない」──。</p>

<p>漫画『虐幸のくるちゃん』（木陰ひな田／講談社）の主人公・くるみは、お母さんのことが誰よりも大好き。しかしその一方で、母親の機嫌をうかがいながら、空気を読み続け、常に緊張感の中で日々を過ごしています。</p>

<p>なぜくるみは、自分自身の苦しさに気づけないのでしょうか。今回は作者・木陰ひな田さんに、くるみというキャラクターに込めた思いや、母親を求め続けるくるみの心理について伺いました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>なぜくるみは母親を求め続ける？</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan10.jpg" /></p>

<p>──この作品は、お母さんを完全な悪として描いていないのと同時に、くるちゃん自身も自分のことを被害者だとは思っていませんよね。</p>

<p>むしろお母さんへの執着にも似た愛情が描かれていると思うのですが、この「くるちゃん」というキャラクターはどのように組み立てていったのでしょうか。</p>

<p>【木陰】そうですね。くるみの視点で考えると、殴られたり蹴られたりしているわけでもないし、衣食住もちゃんと与えられているので、自分では虐待的な扱いに気づきにくい環境ではあると思うんです。だから、「本人が気づいていない」というところは軸にして描かないといけないなと思っていました。</p>

<p>あと、子どもって本能的に、お母さんに見捨てられたくないという気持ちが備わっている気がしていて。見捨てられたら生きていけないという、サバイバル的な部分もあると思うので、大人として自立するまでは、どうしても親にすがらなきゃいけない部分があるのかなと思っています。</p>

<p>特に中学生くらいだと、それが極端に出るのかなと思ったので、中学生時代はひたすら「お母さん教」に入信しているくらいの感覚で描いていました。「お母さんが言うことは全部正しい」と思っていないとやっていけないし、もし気づいてしまったら、子どもってどうしようもなくなってしまうと思うので。そのくらい洗脳状態に近いほうがリアルなのかなと。</p>

<p>くるみ自身も、お母さんのことを嫌いなわけではないので、「こっちを向いてほしい」「好かれたい」「喜ばせたい」という純粋な気持ちもあるのかなと思っています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>弟や父親はなぜあのように描かれたのか</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan22.jpg" /></p>

<p>──ところで、くるちゃんには弟がいますが、弟はくるちゃんと違い、お母さんの機嫌を取ろうとしていません。このあたりはどのような意図で描かれたのでしょうか。</p>

<p>【木陰】弟は弟で、お母さんの機嫌を取ろうとしているお姉ちゃんをずっと見てきた上で、さらにお母さんから比較される存在なんですよね。</p>

<p>だから、ちょっと諦めに近いというか、自分に対しても親に対しても、少し距離を置いている子なのかなと思っています。その分、変に冷静なところがあるキャラクターとして描いています。</p>

<p>母親のためにいい子でいようとする姉を、少し冷静に見ている立場ではあるんですけど、弟は弟で寂しさもあると思うんです。比較されて、「お姉ちゃんみたいにはなれない」「できない自分」というところで、自分に対する諦めみたいなものを抱えているイメージですね。</p>

<p>だから、現実逃避するような感じで、食卓でもYouTubeを見たりゲームをしたりしている子として描いていました。</p>

<p>──お父さんが家庭の中で空気になりがちな感じもリアルだと思います。このお父さんは、あまり子どもたちに関心がないんでしょうか。</p>

<p>【木陰】お父さんはどちらかというと「仕事の人」で。どうしても私の親世代がモデルになっているので、その時代の価値観も入っているとは思います。お父さんは「働いてお金を稼ぐのが自分の役目」という感覚が強いので、子どもにはあまり干渉しないイメージです。</p>

<p>関心が全くないわけではないんですけど、優先順位としては下がってしまっているというか、「自分の担当じゃない」くらいの感覚なのかなと思っています。</p>

<p>きっとお父さんの両親や祖父母もそういう感じだったので、そういう大人の姿を見て育つと、それが普通だと思うんじゃないかなと考えていましたね。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「幸せにしてほしいなんて言っていない」に込めた真意</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan18.jpg" /></p>

<p>──くるちゃんは、自分の幸せを犠牲にしながら、お母さんの幸せだけを大切にしてきたように思えます。だからこそ、お母さんがくるちゃんに「くるちゃんに一度も『幸せにしてほしい』なんて言ってない」と伝えるシーンが大変印象的でした。このシーンには、どのような思いを込められたのでしょうか。</p>

<p>【木陰】 一番大切にしたかったのは、「くるみがかわいそう」ということではなくて、お母さんが今までくるみに放ってきた言葉や行動は、全部無意識だったというところなんです。</p>

<p>そこが一番残酷というか、どっちも悪くないし、責めようがない。そういうもどかしさを描きたかったんです。このやるせなさみたいなものを、読んだ人にも味わってもらえたらいいなと思っていました。</p>

<p>──悪意があったわけじゃないから、どうしようもないということでしょうか。</p>

<p>【木陰】そうですね。私も親と話していて、「昔こう言ってたじゃん」と言うと、「え？ そんなこと言ったっけ？」って返ってくることが結構あるんです。</p>

<p>──あるあるですね！</p>

<p>【木陰】あるあるです！言った側と言われた側では、その言葉の重みが全然違うんだなというのはすごく感じていたので、そこを表現できたらいいなと思っていました。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan16.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 06 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[木陰ひな田(漫画家)]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「モノで溢れる家」が劇的にスッキリ！人生最大の片づけで行った3つのこと  アベナオミ（イラストレーター）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12603</link>
						<guid isPermaLink="false">0000012603</guid>
			<description><![CDATA[かつてはモノで溢れた家に暮らしていたというアベナオミさん。そんな中実行した3つのお片付けルールで、一気に片づけることができたといいます。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="アベナオミ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250702Abenaomi00.jpg" width="1200" /></p>

<p>広い家に住んでいるのに、モノが片づかない――。かつて、そんな悩みを抱えていたアベナオミさんが決行した「人生最大のお片づけ」とは? 溢れるモノを一気に片づける3つのルールをご紹介します。</p>

<p>※本稿は、『PHPくらしラク～る♪』2024年7月号より、一部を抜粋編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p><img alt="マンガ　p.1" height="1361" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250702Abenaomi01.jpg" width="1200" /></p>

<p><img alt="マンガ　p.2" height="1853" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250702Abenaomi02.jpg" width="1200" /></p>

<p><img alt="マンガ　p.3" height="1844" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250702Abenaomi03.jpg" width="1200" /></p>

<p><img alt="マンガ　p.4" height="1851" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250702Abenaomi04.jpg" width="1200" /></p>

<p><img alt="マンガ　p.5" height="1853" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250702Abenaomi05.jpg" width="1200" /></p>

<p><img alt="マンガ　p.6" height="1825" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250702Abenaomi06.jpg" width="1200" /></p>

<p><img alt="マンガ　p.7" height="1853" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250702Abenaomi07.jpg" width="1200" /></p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【アベナオミ】<br />
イラストレーター、マンガ家。宮城県出身・在住。東日本大震災を経験し、子育て世帯の防災の大切さを伝える活動がライフワーク。2016年に防災士の資格を取得。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2025/2025A/250702Abenaomi00.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 05 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[アベナオミ（イラストレーター）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>朝食に甘い菓子パンは避けるべき? 認知症のリスクを高める“10のNG習慣”  白澤卓二（お茶の水健康長寿クリニック院長）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12530</link>
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			<description><![CDATA[脳にダメージを与えるNG習慣とは？専門家の白澤卓二さんが解説します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="脳のボケ防止" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_nayami_middle.jpg" width="1200" /></p>

<p>ついやりがちな生活習慣のなかには気づかないうちに脳にダメージを与えるものも。長年続けていると認知機能低下の要因になります。ボケないために、やらないほうがいい10の習慣を紹介します。（構成・文：大政智子）</p>

<p>※本稿は、『PHPくらしラク～る♪』2024年6月号より内容を抜粋・編集したものです</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>こんな生活を続けていたら認知症の危険性が高まる</h2>

<p>【NG1】朝食は甘い菓子パン</p>

<p>認知症の大半を占めるアルツハイマー病は「脳の糖尿病」「第三の糖尿病」と呼ばれるくらい、血糖値コントロールの悪化が関係しています。甘い菓子パンは血糖値を急上昇させる危険な食べ物の代表。ときどきならまだしも毎日食べていたら、ジワジワと脳にダメージを与えます。<br />
甘い菓子パンを食べるのはいますぐやめましょう。ドーナツやケーキ、甘い和菓子など、血糖値を上げるものは脳にダメージを与えると覚えておきましょう。</p>

<p>【NG2】手抜きの歯磨き</p>

<p>近年、認知症と歯周病との関係が指摘されています。九州大学の研究グループが、歯周病菌が血流にのって脳内に侵入し、アルツハイマー病の要因とされるアミロイド&beta;が脳に蓄積するのを促しているという研究報告を発表して話題になりました。歯のケアをおろそかにすると歯周病に直結します。甘いものを控える、食べたあとや寝る前には歯磨きをする、定期的に歯科クリニックに通うなどして、口の中のケアをしましょう。</p>

<p>【NG3】テレビ番組を見てイライラ</p>

<p>ストレスがかかるときに分泌されるコルチゾールというホルモンは、一定量を超えると脳にダメージを与えることがわかっています。テレビに限りませんが、わさわざ腹立たしくなるような芸能や政治の話題を見るなど、ストレスを感じるような状況は避けましょう。</p>

<p>【NG4】胃の調子が悪くて胃薬が手放せない</p>

<p>アメリカ・ミネソタ大学公衆衛生学部教授が、胃痛や胸焼けを改善するプロトンポンプ阻害薬（PPI）を長期間処方されている高齢者は、認知症を発症するリスクが高まる可能性があるという研究報告を発表しました。毎日のように服用するのはやめましょう。</p>

<p>【NG5】ランチはハンバーガー</p>

<p>ハンバーガーとポテトのセットは、手軽で安価なランチとして人気ですが、野菜不足に陥りやすいですし、オメガ6系脂肪酸の巣窟です。体内の炎症は脳にダメージを与えるだけでなく、血管の老化を早め、動脈硬化のリスクが高まります。健康のことを考えると食べないほうがいいでしょう。オメガ6系脂肪酸はハンバーガーだけでなく、調理油に使っているコーン油や大豆油のほか、加工食品に多く含まれています。現代人は過剰摂取しがちなので、食べ過ぎに注意しましょう。</p>

<p>【NG6】近距離の移動も車やバイク</p>

<p>移動するときに車やバイクなどを使っている人も要注意です。もし運動する習慣がないのであれば、その影響は深刻です。脳だけでなく全身へのダメージに。運動不足は認知症だけでなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のリスクになります。車やバイクでの移動を完全にやめることは現実には難しいでしょうから、意識して歩く時間をつくるようにしましょう。</p>

<p>【NG7】甘い缶コーヒーで気分転換</p>

<p>NG1の甘い菓子パンと同じく、甘い缶コーヒーも脳に大きなダメージを与えます。缶コーヒーだけではありません。砂糖がたっぷり入っている甘い飲み物は、血糖値を急上昇させる危険な食べ物であることを覚えておきましょう。アメリカ・カリフォルニア大学の研究によると、甘くてカロリーの高い飲み物を1日1杯以上飲む人は、飲まない人に比べて脳卒中のリスクが21%も高かったそうです。脳卒中による認知症もあります。飲まないほうが賢明でしょう。</p>

<p>【NG8】唐揚げと缶チューハイで晩酌</p>

<p>脂身の多い肉を高温で揚げた唐揚げは、血管にダメージを与えるトランス脂肪酸や老化物質AGEがたっぷり入っています。脳のことを考えたら揚げ物はできるだけ避けたいものです。魚を食べようとフライで食べている人は、メリットよりもデメリットが上回るので、刺身や焼き魚など揚げ物以外のメニューを選ぶことをおすすめします。どうしても揚げ物が食べたいのであれば、酸化しにくいオリーブオイルを使って自炊しましょう。アルコールも脳へのダメージになるので飲み過ぎ注意です。</p>

<p>【NG9】晩酌後はタバコで一服</p>

<p>タバコは「百害あって一利なし」です。がんの要因と言われていますが、脳にもダメージを与えます。タバコを吸う人は吸っていない人に比べて、大脳皮質が薄くなっているという研究報告もあります。家族全員、いますぐ禁煙しましょう。</p>

<p>【NG10】スマホを見ながら就寝</p>

<p>スマートフォンやパソコン、テレビの画面から出ているブルーライトには、脳を覚醒させる働きがあります。熟睡できなくなるので、睡眠前はこれらの電源をオフにして見ないようにしましょう。リラックスして過ごすことが大事です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>脳を元気にする食べ物とOK習慣を取り入れよう</h2>

<p>【できるだけ避けたいもの】</p>

<p>●パン、パスタ、中華めん、うどん、そうめんなど小麦製品<br />
●クッキー、ケーキ、あめ、清涼飲料水など砂糖を含む甘いお菓子や飲み物<br />
●乳製品<br />
●加工食品<br />
●パイナップル、メロン、柿などGI値の高い果物<br />
※GI値：食後血糖上昇率</p>

<p>【食べ過ぎ・飲み過ぎに注意】</p>

<p>●穀類、糖質の多い野菜（じゃがいも、とうもろこし、えんどう豆、かぼちゃ）<br />
●脂身の多い肉<br />
●水銀の多い魚（まぐろ、かじきまぐろなど）<br />
●アルコール全般</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【毎日食べたいおすすめの食べ物】</p>

<p>●アブラナ科の野菜（ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなど）、葉物野菜（香菜、ルッコラ、ケール、ほうれん草、レタスなど）、香味野菜（にんにく、しょうが、わさびなど）、海藻、きのこ<br />
●天然の青魚と小魚（さけ、さば、いわし、さんま、ちりめんじゃこ、桜えびなど）<br />
●発酵食品（納豆、ぬか漬け、キムチ、発酵調味料など）<br />
●卵<br />
●オリーブオイル<br />
●プレバイオティクス食品（菊いも、玉ねぎ、長ねぎ、さつまいもなど）<br />
●ベリー類など低GI値の果物<br />
●ハーブティー、紅茶、緑茶、コーヒー（無糖）<br />
●ワイン（1日2杯まで）</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【OK習慣】1日30分の有酸素運動は最高の脳トレ</p>

<p>運動が認知症予防になることは、たくさんの研究で明らかになっています。アメリカ・ピッツバーグ大学で行なった研究では、有酸素運動で脳の海馬の神経細胞が増えることがわかっています。一般的には認知症予防には1日合計30分程度の有酸素運動がいいとされています。</p>

<p>【OK習慣】1日7時間の睡眠を。脳のデトックス時間</p>

<p>アルツハイマー病の要因とされているアミロイド&beta;などの老廃物は、睡眠中に洗い流されていることがわかりました。睡眠は脳の掃除をする大事な時間です。睡眠時間が短いと脳が萎縮するスピードが速くなります。1日7時間以上の睡眠時間を確保しましょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【白澤卓二（しらさわ・たくじ）】<br />
医学博士。白澤抗加齢医学研究所所長。千葉大学医学部卒業後、東京都老人総合研究所、天堂大学大学院教授などを経て現在に至る。寿命制御遺伝子やアルツハイマー病の研究が専門。テレビや雑誌、書籍などのわかりやすい健康解説が人気。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_nayami_middle.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 05 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[白澤卓二（お茶の水健康長寿クリニック院長）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>医師が勧める「老後の食事」 栄養バランスを簡単に整える方法  保坂隆（精神科医）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12381</link>
						<guid isPermaLink="false">0000012381</guid>
			<description><![CDATA[老後の食生活で意識すべきこととは? 精神科医の保坂隆さんが語ります。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="老後の食生活" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_washoku.jpg" width="1200" /></p>

<p>年齢を重ねても若い頃と同じ食生活を送っていると、気づかないうちに&quot;栄養過多&quot;になっているかもしれません。老後の食事は量よりも質、そして何よりも「自分に合ったスタイル」が重要になります。書籍『精神科医が教える 心が軽くなる「老後の整理術」』より紹介します。</p>

<p>※本稿は、保坂隆著『精神科医が教える 心が軽くなる「老後の整理術」』（PHP文庫）より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>栄養過多の時代「一日三度の食事」がベストとは限らない</h2>

<p>今では「朝、昼、晩」と一日三度の食事をすることが規則正しい生活の基本と思われていますが、実は日本で三度の食事が当たり前になったのは江戸時代以降で、それまでは「一日二食」が一般的でした。</p>

<p>平安時代の食習慣は普通、朝飯と夕飯の一日二食だったことが清少納言の書いた『枕草子』にも記されていますが、この時代の終わり頃には中国の影響を受けて、一部の貴族や高僧の間で一日三食の食事が流行ったようです。</p>

<p>それが庶民の間でも広がり、一日三食が一般化したのは江戸時代のこと。この背景には、ロウソクが普及して夜起きている時間が長くなり、一日三食の習慣が広まったのではないかと言われています。</p>

<p>これは西洋でも同様で、一日三食が定着したのは1800年以降で、それほど古い習慣ではないのです。</p>

<p>もちろん一日三食になったおかげで日本人の体格は向上し、労働力の強化にもつながったのですから、その功績は十分にあったでしょう。しかし、一日三食は絶対の定められたルールではないのです。これから、体をつくっていこうとする「若い育ち盛りの年代」にとっては、一日三食は大きな意味があるでしょう。</p>

<p>しかし、老後の域に入ってエネルギー消費量もぐんと低くなった世代の場合は、他の選択肢があっても良いのではないでしょうか。</p>

<p>現役世代でも、朝はどうにも食欲が出ないという人もいますし、自分には一日二食のほうが合っていると感じている人も少なくないと思います。</p>

<p>今の日本では、たとえ一日二食でも、栄養失調に陥るようなことはまず考えられませんから、自分自身の判断で、食事の回数やスタイルを決めても特に問題はないでしょう。</p>

<p>たとえば禅宗のお寺の中には、今でも「修行僧の食事は一日二食」と定められているところがありますが、厳しい修行を続けるお坊さんたちの印象は、極めて健康なものに見えます。</p>

<p>栄養過多の飽食の時代にあって、かえって朝食抜きの生活や、一日一食・二食という食事をすすめる研究者も多く、そのほとんどが自ら食事回数の少ない食生活を実践しています。</p>

<p>昔から「風邪の時は食事を抜いて、お腹を干したほうが早く治る」といった言い伝えにも慣れてきた日本人にとって、こうした考え方は意外とすんなり受け入れられるものかもしれません。</p>

<p>いずれにしても、過剰な栄養摂取がマイナスになる中高年の世代では、世間の決まりきった食事のルールに縛られず、自分の体調に合った食習慣を実行していけば良いのではないでしょうか。</p>

<p>「朝食を完全に抜くのは抵抗がある」という人は、朝は野菜や果実のジュースだけを摂るという方法もあります。</p>

<p>ただし朝食を抜く場合は、一日の水分の摂取量も減ってしまいがちなので、努めて水分を摂るように注意してください。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>五色バランス健康法　「彩りの美しい食事」は身体にも優しい</h2>

<p>「食事は栄養バランスが大事」とよく言われますが、献立を考えるたびに、この食事は何カロリーでタンパク質は何グラム、脂肪は何グラム、糖質はどのくらいなどと厳密に考えるのは、あまりに大変に思えます。</p>

<p>そこで、細かな数字やカロリーは考えず、食事全体のバランスを整えることにだけ心を配ってはいかがでしょうか? それなら調理をする時に、さっと調整ができて、とても簡単です。</p>

<p>では、その「食事のバランスを簡単に整える方法」とは何かと言えば、食事の色あいを整えること。</p>

<p>一般に「五色バランス健康法」とも呼ばれるのですが、東洋医学の「陰陽五行」の考え方をアレンジして、五つの色に分類した食材を一回の食事に摂り入れるようにします。</p>

<p>つまり、体に必要なものを色で分類し、必要な五色の食品を揃えるだけです。難しい理屈や数値よりも、こうした目で見てすぐに分かる方法のほうが、ずっと長く実行しやすいでしょう。</p>

<p>それぞれの色が持つ意味を解説してみます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>■赤の食品</p>

<p>筋肉を作るたんぱく質と脂肪を含む、肉や魚の色が赤です。魚には不飽和脂肪酸が、にんじん、トマトなどの赤い野菜には&beta;カロテンが豊富です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>■黄の食品</p>

<p>畑の肉と言われる豆腐や味噌、油揚げなどの他、かぼちゃ、銀杏、ゆず、芋、とうもろこし、穀物などを含む食品群です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>■緑の食品</p>

<p>体の調子を整えるミネラルやビタミンを含んだ緑の食品群には、春菊、ホウレン草、ニラ、小松菜などの緑色野菜が挙げられます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>■白の食品</p>

<p>主食となるご飯、うどん、パスタなどが代表的で、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品も含まれます。大根、カブなどの野菜も白のグループです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>■黒の食品</p>

<p>低カロリーで食物繊維が豊富なキノコ類や、ミネラルがたっぷりの昆布やわかめ、コンニャクなどは黒の食品群。ヘルシーな食材がメインです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>「五色バランス健康法」なら、これら五色の食材を、毎日の食事の中に彩りよく取り入れるだけです。</p>

<p>何かの色を多く入れるとか、各色を同じ量にするといったルールもありませんから、できるだけたくさんの色を入れるよう心がけるだけで良いのです。</p>

<p>それだけでも、毎食こうした彩りの豊富な食事を続けていれば、自然と栄養バランスは整ってきます。</p>

<p>偏食になりがちな「単調」な色ではなく、目で見て美しい食事が体にも優しいとなれば、これほど分かりやすいことはありません。ぜひ気軽に試してみてください。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_washoku.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 05 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[保坂隆（精神科医）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>部下の指導が怖い　過剰なハラスメント回避が招く「管理職の孤立」  玉田彩（Smart相談室カウンセラー）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14756</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014756</guid>
			<description><![CDATA[管理職がハラスメントを恐れるばかりに、部下と関係を築けず孤立してしまう事案が発生しているという。Smart相談室カウンセラーの玉田彩さんが解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="管理職の孤独" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_confusewoman.jpg" width="1200" /></p>

<p>近年、日本の職場におけるコンプライアンス意識は劇的に向上しました。かつてのような理不尽なトップダウンや行き過ぎた叱責は影を潜め、誰もが安心して働ける環境の整備が進んでいます。</p>

<p>しかしその反面、組織の現場では新たな問題が発生し始めています。それが、部下への適切な指導やフィードバックさえも「ハラスメントと言われるのではないか」と過剰に恐れてしまう「ハラスメント恐怖症」です。</p>

<p>正当な業務指示であるはずの注意や改善要求にすら躊躇し、上司が萎縮していく。この過剰な配慮が、今、日本の組織をジワジワと硬直化させています。指導側であるはずの管理職が板挟みになり、孤立していくメカニズムとその解決策をSmart相談室カウンセラーの玉田彩さんが解説します。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「歪んだ配慮」が組織を蝕む</h2>

<p>「ハラスメント恐怖症」とは、正当な業務指示や部下の成長を促すためのフィードバックであるにもかかわらず、「相手の機嫌を損ねたらハラスメント扱いされるかもしれない」と過剰に萎縮してしまう管理職の心理状態を指します。</p>

<p>例えば、以下のような光景が多くの職場で日常化していないでしょうか。</p>

<p>提出された書類のクオリティが明らかに低いのに、「傷つけてはいけない」と過剰に配慮し、具体的なダメ出しを避けて「ありがとう、あとはこっちでやっておくね」と引き取ってしまう。</p>

<p>遅刻やタスクの期限遅れが目立つ部下に対して、理由を優しく尋ねることはできても、「社会人としてルールを守ろう」と毅然と言い渡すことができない。</p>

<p>こうした「歪んだ配慮」の積み重ねは、短期的には波風を立てずに済むかもしれません。しかし長期的には、部下の成長機会を奪い、組織全体のパフォーマンスを著しく停滞させるリスクを孕んでいます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>怒れない上司に不満を募らす部下</h2>

<p>ハラスメント恐怖症に陥った管理職が、自己防衛のために行き着くのが「回避的マネジメント」というスタイルです。これは、トラブルや衝突を恐れるあまり、部下に対して「踏み込んだ指導をしない」「注意すべきシーンで見逃す」「自分で仕事を抱え込んでしまう」という、マネジメント不全に近い状態のことです。</p>

<p>実際に、パーソル総合研究所の調査でも、「ミスをしてもあまり厳しく叱咤しない」と回答した上司が8割を超え、「必要以上にコミュニケーションをとらない」という回答も6割を超えるなど、深刻な実態が浮かび上がっています。</p>

<p><img alt="職場のハラスメントについての定量調査" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260723tamadaaya01.jpg" width="1200" /><br />
出典：パーソル総合研究所「職場のハラスメントについての定量調査」</p>

<p>そのうえ、上司が衝突を回避し続けることで、部下側は逆に「自分は期待されていないのではないか」「適切な指導が得られない」と不満を募らせるという、皮肉な逆転現象が起きています。同調査では、「上司からのフィードバックが少ない」「上司は自分を育てる気がないと感じる」と回答した部下がそれぞれ3割を超えており、良かれと思った配慮が逆効果になっていることが分かります。</p>

<p><img alt="職場のハラスメントについての定量調査" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260723tamadaaya02.jpg" width="1200" /><br />
出典：パーソル総合研究所「職場のハラスメントについての定量調査」</p>

<p>経営層や上層部からは、従来通りの成果、あるいはそれ以上の生産性を求められる一方で、現場の部下からはハラスメントに厳しい目を向けられながら、適切な指導も求められる。この板挟みの中で、部下に任せられなくなった分の業務量と、「いつ告発されるか分からない」という心理的負荷が、すべて管理職一人に集中してしまうのです。</p>

<p>さらに深刻なのは、周囲に弱音を吐いたり、指導の悩みを相談できないことです。「指導力がない上司だと思われたくない」というプライドや、「相談すること自体がハラスメントの噂を広める引き金になるのではないか」という猜疑心から、管理職は自ら殻に閉じこもってしまいます。管理職のメンタル不調は、こうした孤独な抱え込みも一因になっていると考えられます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>相談現場で見た「心理的な壁」</h2>

<p>こうした現代のマネジメントの葛藤は、実際の相談現場にも色濃く反映されています。</p>

<p>Smart相談室のカウンセラーのもとには、単なるハラスメント被害の相談にとどまらず、より繊細で複雑化した「ハラスメント恐怖症」に起因する相談が届くようになっています。自分の指導がハラスメントになっていないかと不安を抱えるケースはもちろん、例えば「チーム内にハラスメント傾向のあるメンバーがいる場合、その言動を是正しようとすること自体が、逆に『ハラスメントだ』と主張されるリスク」を懸念し、管理職が一人で問題を抱え込んでしまう事例も少なくありません。</p>

<p>また、職場全体が常にお互いの顔色を伺い、ハラスメントを意識しすぎるあまり、メンバー間に心理的な壁が生まれ、それが新たなストレスとなっている現状も散見されます。</p>

<p>しかし、本来ハラスメントとは当事者の主観だけで決まるものではなく、業務上の必要性や社会通念に照らし合わせ、第三者の目線で客観的に判断されるべきものです。こうした正しい知識が欠如したままでは、組織全体のパフォーマンスが停滞しかねません。</p>

<p>だからこそ、専門的な知見を持つ第三者が介在し、何が適正な指導であり、何が越えてはならない一線なのかを冷静に整理していくプロセスが不可欠なのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>脱ハラスメント恐怖症のために</h2>

<p>こうした状況を乗り越えるには、組織と個人、双方からのアプローチが欠かせません。</p>

<p>まず組織としては、管理職を「孤立させない仕組み」を整えることが求められます。ハラスメントに関する正しい知識や部下とのコミュニケーションの取り方を学べる研修に加え、悩んだときに気軽に相談できる窓口の設置が有効です。</p>

<p>特に、感情が絡みやすいハラスメントの問題は社内での相談に心理的なハードルを感じる管理職も多く、利害関係のない社外の専門家に相談できる場があれば、より率直に悩みを打ち明けられるでしょう。専門家は管理職の葛藤を受け止めながら、客観的な視点で状況を整理し、適切な対処法を一緒に考えることで、管理職を支援します。</p>

<p>一方、管理職自身にも意識の転換が求められます。問題を一人で抱え込まず、周囲や相談窓口、他の管理職との意見交換を積極的に活用することが大切です。そして、「指導しないこと」がリスク回避につながるのではなく、日頃からの対話こそが信頼関係を築き、結果的にリスクを防ぐという発想への転換が必要です。</p>

<p>実際、前述の調査で「上司からのフィードバックが少ない」「上司は自分を育てる気がないと感じる」と答えた部下が3割を超えていたように、若手社員は指導や関わりの少なさに不満を抱きやすい傾向があります。昨今の若手社員は成長志向が高いと言われており、彼らにとって、適切な指導はまさに成長への後押しとなるものです。だからこそ管理職には、日頃からのコミュニケーションを通じて部下一人ひとりの特性や成長意欲などを把握し、それぞれに合った指導を行うというマインドセットが求められます。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_confusewoman.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 04 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[玉田彩（Smart相談室カウンセラー）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>AIで完璧なESでも｢受かる｣｢落ちる｣が分かれる理由 面接官が見るポイント  土井裕介(社会保険労務士法人大槻経営労務管理事務所　特定社会保険労務士)</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14743</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014743</guid>
			<description><![CDATA[ChatGPT等の定着で｢完璧なES＝優秀な人材｣の方程式は崩壊。AIネイティブ世代の選考で重要なのは｢何を書いたか｣より｢どう考えたか｣。AI時代に自社に合う人材を見抜く｢面接の本質｣に迫る。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="面接" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_bizkaiwa.jpg" width="1200" /></p>

<p>生成AIの普及でエントリーシートや採用のあり方が激変しています。体裁が整えられた文章に惑わされず、応募者の｢真の実力｣を見抜くには何が必要か。特定社会保険労務士の土井裕介氏が面接の本質を解説します。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>｢ESは完璧なのに&hellip;｣面接でメッキが剥がれるAI時代の就活</h2>

<p>｢最近の学生のエントリーシートは、本当に完成度が高いですね｣<br />
採用担当者と話していると、そんな声を耳にする機会が増えました。しかし、その後に続く言葉は少し複雑です。</p>

<p>｢ただ、面接で会うと別人みたいなんです｣<br />
エントリーシートでは論理的で自己分析も深く、将来のキャリアビジョンも明確に語られている。ところが面接になると、自分の言葉で説明できなかったり、少し質問の角度を変えると答えに詰まったりする。</p>

<p>採用現場では今、｢なぜこんなことが起きるのか｣という戸惑いが広がっています。背景にあるのは、言うまでもなく生成AIの急速な普及です。</p>

<p>ChatGPTやGeminiをはじめとした生成AIは、就職活動のあり方を大きく変えました。エントリーシートの添削だけではありません。自己PRの作成、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の整理、面接想定問答の作成まで、就職活動のほぼ全工程をサポートできるようになっているのです。</p>

<p>かつては適切な文章で表現力もあるいわゆる｢文章力が高い学生｣が有利でした。ところが今は、AIを活用すれば誰でも一定水準以上の文章を作れる時代になっているのです。採用活動は新たな局面に入ったと言えるでしょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>完璧なESに人事が抱く｢拭えない違和感｣</h2>

<p>私は企業の人事担当者や採用責任者から相談を受ける機会がありますが、この1年ほどで明らかによく聞くようになった話があります。｢エントリーシートだけでは判断できなくなった｣というものです。</p>

<p>実際、ある企業の採用担当者はこんな経験を語っていました。<br />
応募者のエントリーシートには、｢店舗の売上向上のために顧客分析を行い、施策を提案した｣と書かれていました。内容は具体的で、課題発見から改善策の実行まで見事に整理されています。</p>

<p>ところが面接で、｢どんな状況だったのか。なぜその施策を考えたのか。もう少し具体的に教えてください｣と対話の中で踏み込んで聞いてみると息詰まってしまい、答えられない。さらに、｢もし同じ状況になったら別の方法はありますか｣と聞くと沈黙してしまったそうです。</p>

<p>もちろん、緊張していた可能性もあります。しかし、採用担当者はこう感じたと言います。｢文章は素晴らしい。でも、エントリーシートと面接ではギャップがあり、その人自身が見えてこない｣</p>

<p>この感覚こそ、多くの採用担当者が抱いている違和感ではないでしょうか。生成AIは文章を整えることが得意です。しかし、本人が経験した苦労や葛藤、失敗から学んだことまでの熱量を完全に再現できるわけではありません。</p>

<p>だからこそ現在の採用活動では、｢何を書いたか｣よりも｢どのように考えたか｣の重要性が高まっています。</p>

<p>生成AIの活用が当たり前になっている今、｢素晴らしいエントリーシート＝優秀な人材｣とは言えなくなっています。AIを活用して体裁は整えられているが中身のない人。その反対に、AIは使っておらずエントリーシート自体は完璧とは言えないが会社に対しての熱量や思考と行動が一貫している人。単にエントリーシートで判断することにより、人の本質を見抜くことが難しくなっています。言い方を変えれば、エントリーシートで判断する時代は終わっていると言えるのではないでしょうか。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>AIで答えはつくれても&hellip;AIネイティブ世代の｢強み｣と罠</h2>

<p>現在の学生はAIがある環境で育った世代です。私たちがインターネット検索を当たり前に使うように、彼らにとってAIは電卓や検索エンジンと同じツールの一つです。</p>

<p>そのため、｢AIを使ったから評価しない｣という考え方は現実的ではありません。むしろ企業で求められるのは、AIを使いながら成果を出せる人材です。</p>

<p>実際、企業の現場でも営業職は提案書作成、人事は求人票作成、管理職は会議資料の整理など様々な場面でAIが活用されています。</p>

<p>一方でAIネイティブ世代には弱みもあります。それは｢答えを作ること｣と｢考えること｣が混同されやすい点です。AIを使えば一定水準の答えはすぐに手に入ります。しかし、</p>

<p>・なぜそう考えたのか<br />
・何を優先したのか<br />
・どのような選択肢で迷ったのか</p>

<p>こうした意思決定の過程までは代替できません。</p>

<p>企業が本当に知りたいのも実はここです。つまり、これからの採用活動で重要なのは｢何を作ったか｣ではなく｢どのように考えたか｣を見極めることなのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>AI活用が進んでも変わらない｢採用の原則｣</h2>

<p>では企業は何を見ればよいのでしょうか。私は社会保険労務士として多くの企業の採用担当者とも関わってきました。その中で感じるのは、AIの活用が広がっても採用にあたっての原則は変わらないということです。</p>

<p>例えば、何を一番に求めるかによって聞く質問は変わります。主体性の高い人材を採りたい企業があったとします。その場合、｢学生時代に何を頑張りましたか｣という質問だけでは不十分です。なぜならAIを使えば魅力的なエピソードはいくらでも整理できるからです。</p>

<p>それよりも、｢最も困難だった場面で何に悩みましたか｣｢そのとき他にどんな選択肢がありましたか｣｢なぜその選択をしたのですか｣と掘り下げていく方が、その人の価値観や行動特性が見えてきます。この価値観、行動特性こそ企業が欲しい人材か判断するにあたり重要な要素です。</p>

<p>実際にある企業では、面接で｢成功体験｣ではなく｢失敗したときにどう考えたか｣を重点的に聞くようにしたところ、入社後の定着率が向上したそうです。結果そのものよりも、そこに至る思考のプロセスが自社の価値観と合致している人材を採用できるようになったからです。</p>

<p>採用とは能力を測る作業ではありません。自社に合う人材を見つける作業です。だからこそ企業はまず、｢自社はどのような人材を求めているのか｣を明確にする必要があります。そして、その人物像に照らして、応募者がどのような場面で何を考え、どのような判断をしてきたのかを対話の中で確認していく。</p>

<p>AIの活用が進んでもこれらは以前から変わらず行われてきたことではないでしょうか。むしろAIの活用が進んだからこそリアルの場での問いかけがより重要な位置づけとなっているのです。これがAI時代の面接の本質と言えるでしょう。</p>

<p>完璧すぎるエントリーシートに振り回される必要はありません。エントリーシートはあくまで入口です。AIを使ったかどうかも本質ではありません。むしろAIを活用することは、これからのビジネスパーソンにとって当たり前の能力になっていくでしょう。</p>

<p>重要なのは、その人がAIをどのように使ったのか。そして、その人が学生生活の中でどのような判断を積み重ねてきたのかです。</p>

<p>採用担当者が見抜くべきなのは文章の完成度ではありません。その裏側にある思考のプロセスです。生成AIが普及した今だからこそ、企業は｢何を書いたか｣ではなく｢どう考えたか｣を問う時代に入ったのです。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Tue, 04 Aug 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[土井裕介(社会保険労務士法人大槻経営労務管理事務所　特定社会保険労務士)]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「人間観察」と「妄想」が好き　YouTuberいけちゃんのアイデアが尽きない理由  いけちゃん（YouTuber）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14594</link>
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			<description><![CDATA[700本にも動画を投稿する旅系YouTuberのいけちゃんは、なぜ人々を惹きつけられる動画を作れるのか。その人間性に迫る。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="いけちゃん著『わたしは猫のように生きたい。』" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_lightbulb.jpg" width="1200" /></p>

<p>国内外問わずさまざまな地域を旅する様子を発信し、YouTubeの登録者数は80万人を超えるいけちゃん。「この仕事はまさに天職」とのことで、これまでに投稿した動画の本数は700本にものぼります。</p>

<p>なぜそれだけ人々を惹きつけられるものを作り続けられるのか――本稿では、いけちゃんがどのような人物なのかを紐解いていきます。</p>

<p>※本稿は、いけちゃん著『わたしは猫のように生きたい。』(クロスメディア・パブリッシング)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>映画を観るように</h2>

<p>猫が突然、虚空を見つめて、気配に反応したり、人間の背後を見つめていたりすることがあります。わたしは、猫も人間と同じように、いろいろなことを妄想しているのではないか？と思うのです。</p>

<p>わたしは夜の公園でひとり、お酒を飲みながら人々を観ているのが好きです。意識しなければただの景色ですが、そんな自分の視界に勝手に入ってくる人々、家族づれ、カップル、老人......それぞれの人生や背景を「妄想」するのが好きです。</p>

<p>「あの人は、おみやげをもっているけど、これから誰かのいる家に帰るのかな？」</p>

<p>「単語帳を見ている学生は、受験間近で必死になっているんだろうなぁ」</p>

<p>「小さい子連れのお母さんは、今日の夕飯の献立で頭がいっぱいかもしれないなぁ」などなど。</p>

<p>「妄想」も、その一瞬だけを切り取るだけでなく、その後の物語をつむぐことで、わたしの頭のなかでひとつのストーリーができあがります。もちろん、その人間観察に答え合わせはなく、勝手に作り上げたストーリーなのですが、そんなとりとめのないことをボーッと考えている時間が、わたしはたまらなく好きなのです。</p>

<p>ちなみに、電車に乗っていると、みんなスマホの画面に没頭していますよね。その画面もそっとのぞいて妄想の一助にしています。(勝手に覗かないほうがよいのですが......)</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>雨の日は...</h2>

<p>雨の日が3日続くと、わたしの生命力は地に落ちます。旅先ならいったん東京に帰るし、東京ならすぐに晴れている地域を検索して次の旅程を組みます。そのくらい、雨によってスケジュールを変えています。</p>

<p>どうしても雨の地域にいなければならない日は超省エネモード。猫のようにじっと身を潜めてゆっくりと過ごしています。基本的に何もしません。(できない)</p>

<p>気休め程度に漢方で五苓散を飲んでみますが、本当に気休めです。ベッドでゴロゴロしながら、晴れている地域のことを考える。(それこそ、雨の降らない国への移住を考えるレベル)</p>

<p>地図を見ながら、この離島には「お店が1軒しかないんだ」「交通手段はレンタカーかバスがいいかなあ」「何が名物料理なのかなあ」など調べつつ考えを巡らせている時間が楽しいです。下調べの段階で、もう行った人と同じレベルで喋れるくらい調べ尽くすこともあります。</p>

<p>旅の行き先は、天気予報とグーグルマップで決めます。行ったことのない場所にはとりあえず行く。うつ病で体が思うように動かなかった時代や、田舎で育った反動なのかもしれないです。</p>

<p>その点では、わたしは上京して10年近く経ちますが、まだ東京が楽しく、朝起きて東京の自宅にいると「今日はどこに行こうか？」とテンションが上がります。東京では、誰も自分に関心がないし、日々目まぐるしく街も人間も変化していて面白いです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>遊びの創造</h2>

<p>わたしは遊びと仕事の境界線がありません。ありがたいことに、遊んでいて得られた知識やエピソードは仕事として昇華させてしまうし、そもそも旅も遊びといえば遊びです。仕事なので旅をしているかといえば、そうでもありません。動画投稿をする前から、意味もなく山手線全駅で降りたり、街を開拓したりしていました。</p>

<p>他にも、東京中の飲食店にフライドポテトだけを食べに行ってみたり(しっとり派とカリカリ派に分かれる)。喫茶店の硬いプリンだけを集めたインスタアカウントを作ってみたり(すぐ飽きた！！）。階段中毒になって、毎日より好みの階段を探してみたり。こんな意味の分からない行動に夢中になってしまいます。</p>

<p>この尽きることのない好奇心がプラスに働くYouTuberという仕事は天職です。(動画を撮らない旅行をしていても、そこで見たこと・知ったことを誰かに共有せずにはいられない)</p>

<p>いつまで続けることができるか分からない仕事ですが、続けられるところまで続けたい。おばあちゃんになっても、この仕事(遊び)をやっていたいなぁと思っています。</p>

<p>現在、日本人が行くことのできない場所を調べるのが好きで、いつかイエメンのソコトラ島に旅行するのが夢です！！</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ひげで物の幅を測る</h2>

<p>猫とは違い、人間は自分の経験の範囲内でしか物事を判断できません。つまり、経験によって自分の判断が変わります。</p>

<p>学生の頃はとくに、家庭環境や生まれた環境、その時の小さいコミュニティーで視野が狭くなります。学生時代から自分の意思を強く持ち自分で全ての選択が正しくできる人間は稀です。</p>

<p>猫のヒゲのような、生まれつきの感性は備わっていません。だからこそ、人間はできるだけ多くの経験をすべきです。旅行も同じ理由で、なるべく沢山すべきです。ありきたりですが、旅をすると本当に世界の広さに衝撃を受けます。</p>

<p>例えば、私は大学時代にアルバイトが上手くいかないだけで人生に絶望していたのに、海外に行くと、普通にお店の人がスマホをいじりながら接客していたり、商品の上で寝ていたりします。こんなことあり！？と思わされます。アリなんです。場所が変われば。自分が持っている価値判断のものさしは常に調整が必要で、すぐに歪んでしまいます。</p>

<p>わたしは上京したことで自分のものさしが全く正しくないことに気付きました。地方での常識が、東京では全然通じない。秋田にいた頃は、会社員しか仕事が思いつかなかったし、一度社会のレールから外れたら、もうどうしたら良いか分からなかった。</p>

<p>猫のひげのようにいろんなものを感知し判断するには、さまざまな経験が不可欠です。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Tue, 04 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[いけちゃん（YouTuber）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「親をただ悪く描きたくなかった」『虐幸のくるちゃん』作者が語る、母親を悪人にしなかった理由  木陰ひな田(漫画家)</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14731</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014731</guid>
			<description><![CDATA[『虐幸のくるちゃん』の作者、木陰ひな田さんインタビュー第1回。母の期待に応えようと、顔色をうかがいながら生きる少女・くるみを描こうと思ったきっかけや、母親という人物に込めた思いについて伺いました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan01.jpg" /></p>

<p>母の期待に応えようと、顔色をうかがいながら生きる少女・くるみを描いた『虐幸のくるちゃん』（木陰ひな田／講談社）。「自分のことを描かれているようだった」「過去の自分を見ているよう」と、多くの共感を呼んでいる話題作です。</p>

<p>いわゆる「毒親漫画」として語られることもある本作。しかし、ホラーやサスペンス色の強い作品が多いこのジャンルの中で、『虐幸のくるちゃん』は、多くの読者が「身に覚えがある」と感じる生々しさを持っています。そのリアリティを生み出しているのは、作者・木陰ひな田さんの「親を単純な悪として描かない」という信念でした。</p>

<p>今回は木陰さんに、本作を描こうと思ったきっかけや、母親という人物に込めた思いについて伺いました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>親を「悪人」として描きたくなかった</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan02.jpg" /></p>

<p>──「凄い漫画だな」と思いながら拝読させていただきました。お母さんが結構強烈でしたが、このテーマを描こうと思ったきっかけは何でしょうか。</p>

<p>【木陰】自分の家庭のこともありましたし、医療職をしていた時代に、母子関係について考える機会が結構多くあったというのが、まず一つあります。</p>

<p>あとは、毒親というジャンルの漫画が今たくさん出ていると思うんですけど、親をひたすら悪く描いたり、怖いものとして描いたりすることにちょっと疑問があって。別の描き方ができないのかなって思ったんです。</p>

<p>親をただ悪く描くのではない形で、いわゆる毒親漫画を描けないかなと思ったことがきっかけだったのかなと思いますね。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「お母さん」の人物像をどう描いたのか</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan11.jpg" /></p>

<p>──確かに、このお母さんは働きながら子育てもしていて、イライラもすることもあるだろうなと感じました。完全に悪人という訳ではない、でも子どもにとってはしんどい「お母さん」のキャラクターを、どのように作り上げていったのでしょうか。</p>

<p>【木陰】モデルとして自分の母親の要素も入っていますし、仕事で出会ったお母さんたちも織り交ぜて、キャラクターになっている感じです。</p>

<p>いろんな人と話したり、自分の親とも赤裸々に話したりする中で、親もまた、自分の親からいろいろなものを受け継いでいて、それが世代を超えて連鎖しているんだなと感じました。そういうことを踏まえた上で、ちゃんとキャラクターを作りたいという思いはありました。</p>

<p>だから、親をただ憎むだけという描き方は、親にとっても酷だよなという気持ちはありました。そこは踏まえつつ、怖さというキャッチーさは持たせながらも、親をただ悪人として描かないことは曲げない要素として、キャラクターを作っていましたね。</p>

<p>──読んでいて、ご自身の体験がないと、ここまでリアルな空気感は出せないのかなと感じます。ご自身とお母様の関係と、くるちゃんとお母さんの関係は、近いものがあるんでしょうか。</p>

<p>【木陰】 そうですね。近いものはありますけど、物語が高校生、大学生と進んでいくにつれて、だんだん自分の家庭から離れていって、フィクションになっていってる感じはあります。</p>

<p>なので、自分の体験をそのまま描いたというよりは、エッセンスとして少しずつ入っているという感じのほうが正しいかもしれません。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「今だったら受け入れてくれる」と思って描いた</h2>

<p><img alt="(C)木陰ひな田／講談社（『虐幸のくるちゃん』より）" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan03.jpg" /></p>

<p>──少し気になったのですが、木陰さんのお母様は、この漫画を読まれているんでしょうか。</p>

<p>【木陰】はい、読んでますね。活動をしていく上でも、こういう漫画を描くとなった時に、「親を悪く描いている」と思われて悲しませたくないという気持ちはありました。</p>

<p>なので、どういうメッセージを込めて描きたいのかをちゃんと伝えた上で、家族全体にも「こういう漫画を描くよ」と話して、了承を得てから描いている感じですね。</p>

<p>──そうなんですね。反対されたり、何か言われたりすることはなかったんでしょうか？</p>

<p>【木陰】 黙って出すよりも、ちゃんと面と向かって話して、「これが私の生活費になるよ」みたいな感じで伝えれば、親も何も言えない&hellip;って言ったらあれですけど（笑）。</p>

<p>私のことを全然応援しない親、という訳ではないので、「ちゃんと仕事にして、お金になるようにやってるんだからいいよね」くらいの感じで話しました。</p>

<p>あと、親も年を重ねてだいぶ変わってきたなと感じていたので、多分今だったら受け入れてくれるかなというタイミングだったのもあると思います。</p>

<p>──大人同士、いい距離感でいらっしゃるんですね。</p>

<p>【木陰】いやいや、親子関係はまだまだ終わらないものだと思いますけどね。親子は一生親子なので。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/2607kurucyan01.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 03 Aug 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[木陰ひな田(漫画家)]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「自分を褒める前に周りに目を向けて」 ヤマモトショウさんがFRUITS ZIPPERの名曲に込めた本音  ヤマモトショウ（音楽プロデューサー）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14620</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014620</guid>
			<description><![CDATA[FRUITS ZIPPERを始め、多くのアーティストの楽曲を手掛ける音楽プロデューサーのヤマモトショウさん。自分を褒める前に必要な視点について教えてくれた。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="ヤマモトショウさん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260714yamamotosho.jpg" width="1200" /></p>

<p>音楽プロデューサー・ヤマモトショウさんは、「わたしの一番かわいいところ」「NEW KAWAII」など、聴くと自己肯定感が上がると話題の楽曲をいくつも手がけてきました。4月に刊行された『NEW褒めことば辞典』（KADOKAWA）では、日常のコミュニケーションに悩む人に向けて、165語の褒めことばを紹介しています。</p>

<p>今回は、プロデューサーとして人と向き合う際の心がけから、自分自身の認め方まで、ヤマモトさんの言葉への向き合い方を語っていただきました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>小さなことでも&quot;十分すごい&quot;と思いながら生きている</h2>

<p>――楽曲が&quot;自己肯定感を高める&quot;と評価されることが多いと思いますが、ヤマモトさんご自身は自己肯定感を持っている方だと思いますか？</p>

<p>【ヤマモト】多分低くはないと思うんです。だけど、常にコンプレックスもあって。音楽を小さい頃からやっていたわけではなくて、音楽の授業もわからないし、ピアノも弾けないし。でも音楽は絶対好きなんだけどな、みたいな。なんで自分は音楽ができる人ではないんだろう、といった感覚がありました。その葛藤は今もどこかにありますし、昔はもっとそうだったと思うんですよね。</p>

<p>ただ、「やればなんとかなる」と思えてしまう自己肯定感はあります。自己肯定感を低く持っていても、あまりいいことがないと思うので。小さなことに対しても十分すごくない？という感じで生きてますし、周りに対してもそう思っています。</p>

<p>――その「小さなことでもすごい」という感覚はどこからきているのでしょうか？</p>

<p>【ヤマモト】その瞬間にすべてそう思えているわけでは全然ないですけどね、そこまでできた人間ではないので。「うまくいかなかったな」「なんだこれ、つまんないな」みたいなこともいっぱいあります。</p>

<p>ただ後からそれを考え直した時に、「いや、でもその時に頑張ったこと、やったことって何かに繋がっているよな」と、しっかり後から分析して、考え直すことはやり続けていると思います。あとはもともとかなり楽観的なタイプかもしれないです。</p>

<p>――過去のインタビューで「作詞作曲は自己表現ではない」とおっしゃっていましたが、それでも今お話しいただいたような&quot;小さなことを認める姿勢&quot;は、自然と歌詞に滲み出てくるものなのでしょうか。</p>

<p>【ヤマモト】僕が作っているのはあくまでアーティストの楽曲であって、僕が言いたいことを言う場ではないという考えのもと作詞作曲をしています。アイドルグループを手がけることが多いので、誰か一人の表現でもなく、グループとして発するメッセージである必要があると思っているんです。</p>

<p>ただ、だからといって自分の考えが全く反映されないかというと、そんなことはなくて。グループのコンセプトや表現したいことを一緒に考えていく中で、自然と僕のスタンスが出てくる部分はあると思います。「小さな喜びも認めていきたい」と僕自身は感じているので、「大きな成功しか意味がない」みたいな歌詞を書いてくれと言われたら、それはちょっと難しいですから。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>褒める技術とは</h2>

<p>――さまざまな音楽の現場に関わるなかで、褒めることと厳しく伝えることのバランスで意識していることはありますか？</p>

<p>【ヤマモト】静岡発のアイドルグループ・fishbowlはプロデュースとして関わっているので、できていないことはライブの後などに言ったりもします。でも必ず「良くなると思っているから言っている」ということを、いろんな形で意識的に表現はしていますね。良くなると思っている、良くしたいと思っているということが伝わるように。</p>

<p>あと、fishbowlの新メンバーの野田萌花という子がすごく歌が上手くて、上手いからこそ結構厳しくしてしまうところもあって。もう一人の新メンバーに萌花が「最近、ショウさんにすごい怒られるんだよね」みたいなことを笑顔で言っていたということを聞いて（笑）。ちゃんと意図が伝わっているようだったらいいな、と。</p>

<p>怒ることも、本質的にはその人を褒めていて、より前向きにレベルアップできるように伝えているつもりです。逆にそういう気持ちがなかったら怒りもしないので。</p>

<p>――「褒めることが苦手」な人もいますが、技術的に克服できると思いますか？</p>

<p>【ヤマモト】褒めることが苦手な人は言葉のバリエーションを増やして、ちょっと表現を変えてみるといいと思います。テクニカルにできることではあるかなと思います。僕も結構実践していて、気持ちは伝わると思いますし、ちゃんと工夫していることが分かればそれはそれで嬉しいと思います。結局、褒めることを上達させるにも、真剣に取り組む姿勢が大切ということに集約されちゃうんですが。</p>

<p>――褒めることが苦手と自分で思っている時点でかなり真摯なのかもしれません。</p>

<p>【ヤマモト】そうですよね。例えば、相手の好きなところを10個言ってと言われたら困りませんか。でもそれって、10個挙げることが大事というよりも、いかに真剣にそれに取り組むかが大事なのであって。褒めことばはそのためのツールという感じですね。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>周りに目を向けた方が「自分を褒められる」ようになる</h2>

<p>――自分を褒めることについては、どんな印象をお持ちですか。</p>

<p>【ヤマモト】自分を自分で褒めてあげることも、もちろん大事だと思いますね。ただ、自分を褒めることが自然にできるようになっていく必要があると思っていて。「褒めなきゃ」と思ったらしんどいじゃないですか。だから、周りのものに対して感動したり、それを言葉に出していく中で、例えば「その魅力に気づいた自分はすごいな」って思えたらいいのかなと。</p>

<p>「わたしの一番かわいいところ」ってそういう曲なんです。私の一番かわいいところに気づいているあなたはすごい、それに気づいた私もすごい、みたいな。自分に返ってきているんです。</p>

<p>だから相手というか周りのものを認めていくことで、もうほぼ自動的に自分に返ってくると思うから、無理に自分を褒めなくてもいいのかなと思います。直接的に自分を褒めることはしんどさにも繋がってしまうので。</p>

<p>――近年は「ご自愛」や「自分の機嫌を自分で取る」みたいなコンテンツも多かったですよね。</p>

<p>【ヤマモト】自分を褒めるために何かを探すのは、見つかればいいですけど、見つからなかったら大変で。褒めるポイントが乏しかったとき、かえって自己肯定感が下がりかねない。でも、周りには絶対あるんですよ。そんなに世の中捨てたもんじゃないと思うんで。</p>

<p>例えばふとした景色が美しかったとか、夜空を見上げてみたら星が綺麗だったとか。夜空は綺麗だし、綺麗な星を見つけられた自分も素敵。相手のいいところを見つけられた自分もいいよね、と。そっちの方が自然に自分を認められるような気がしています。</p>

<p>自分で自分に向かってそのまま褒められたらすごいですけど、結構体力がいるんですよね。自分の中だけに見つけようとしすぎると、ちょっと独りよがりになりかねない部分もあって。</p>

<p>自分にいいポイントが100個も200個もそもそもあるんだったら、苦労しないですよね。でも広い世界を見渡せば、すごいものも素敵なものも綺麗なものも可愛いものもいっぱいある。だからまずは周りに目を向けてみることが、自分を認めることへの近道かなと思っています。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Fri, 31 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[ヤマモトショウ（音楽プロデューサー）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>ストレスで身体がこわばっていませんか?　脳をクールダウンさせる呼吸法とは  竹下綾美（セルフブランディング講師）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12522</link>
						<guid isPermaLink="false">0000012522</guid>
			<description><![CDATA[竹下綾美さんがストレスを軽くする呼吸法を紹介します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="ストレスを和らげる習慣" height="743" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_refreshG.jpg" width="1200" /></p>

<p>ストレスを感じていると人の呼吸は浅くなりがち。セルフブランディング講師の竹下綾美さんに、日ごろから意識するだけで心がすっきりする呼吸の習慣を教えていただきました。</p>

<p>※本稿は、『PHPスペシャル』2025年6月号より、内容を抜粋・編集したものです</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>日頃から呼吸を整える</h2>

<p>焦ったり落ち込んだりして何らかのストレスを感じているとき、人の呼吸は浅くなりがちです。浅い呼吸を続けていると、さらに心身がこわばって悪循環に......。</p>

<p>心身ともに軽やかに生きていくためには、日頃から呼吸を整える習慣をつけておくことが大切です。今回は、私自身も実践している呼吸法を具体的にお伝えします。</p>

<p>まずは、肩の力を抜きましょう。次に、４秒かけて大きく息を吸い、８秒かけて吐き出します。これを何度か繰り返しましょう。秒数はあくまで目安ですので、自分にとって無理のない範囲で行なってください。</p>

<p>ポイントは、鼻から吸って、鼻から吐くこと。鼻腔の奥には脳につながる毛細血管がたくさん通っているため、鼻呼吸をすることで、脳がクールダウンすると言われています。</p>

<p>また、息を吐くときは、「自分の中にある不要なものを、すべて外に出す！」というイメージで、最後まで吐き切りましょう。吐き切るたびに、心がスッキリするはずです。</p>

<p>寝る前などで時間に余裕があるなら、この呼吸に「瞑想」をプラスするのがおすすめです。</p>

<p>ゆっくりと呼吸をしながら目を閉じて、「自分の体」という容器にエネルギーが満ちていく様子をイメージしてみましょう。そして、すべての指先に順番に意識を向けていきます。右手の親指、人差し指、中指......といった具合です。</p>

<p>慣れないうちは、もう片方の手でそれぞれの指先を触りながら行なってもかまいません。両手の指が終わったら、足の指にも同じように意識を向けていきます。</p>

<p>繰り返すうちに体がぽかぽかと温かくなり、心までラクになっていくのを実感できると思います。ぜひ試してみてくださいね。</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【竹下綾美(たけした・あやみ)】</p>

<p>株式会社BrightMuse代表取締役。「全ての人の才能を開花させ、人生を輝かせる」ことを使命に、コンサルティング事業のほか、色や香りに関する知見を活かした天然石ジュエリーの制作やアロマブレンド、手帳などの商品プロデュースを手掛ける。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_refreshG.jpg" />
						
						<pubDate>Fri, 31 Jul 2026 07:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[竹下綾美（セルフブランディング講師）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>｢体臭｣で性格がわかる？ 心理学者が教える自分でも気づけない特徴  内藤誼人（心理学者）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14668</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014668</guid>
			<description><![CDATA[体臭や行動に表れる、自分では気づかない意外な性格や特徴。心理学者の内藤誼人さんがその理由を解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="交差点を行きかう人々" height="743" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utility2/pixta_people.jpg" width="1200" />体臭には心の状態が表れることがあり、自分自身を理解するには周囲の人の視点も大切です。心理学者の内藤誼人さんは著書『10秒で本音を見抜く心理術』にて、人の性格や自分では気づきにくい特徴を心理学の視点から解説しています。今回は、そんな興味深い研究結果を同書よりご紹介します。</p>

<p>※本稿は、内藤誼人著『10秒で本音を見抜く心理術』(PHP文庫)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<h2>&nbsp;</h2>

<h2>神経質な人は体臭に表れる</h2>

<p>その人自身が発する臭い、いわゆる体臭によっても、その人がどんな人なのかを見抜くことはできます。こういうと、｢体臭で性格もわかるの？｣と思われる人もいるでしょう。もちろん、人間のすべての性格を見抜けるわけではありませんが、少なくとも神経質な人(不安やストレスを感じやすいタイプ)かどうかを見抜くことはできるということを示す研究があります。</p>

<p>ポーランドにあるヴロツワフ大学のアグニェシュカ･ソロコフスカは、18歳から30歳の50名に、臭いのしない石鹸で身体を洗ってもらった後、12時間、脇の下にコットンをつけてもらいました。また、50人には性格テストも受けてもらいました。</p>

<p>12時間が経過したところでコットンを返却してもらい、その臭いを75名の子ども(7歳から9歳)と、75名の大人(19歳から26歳)に嗅がせて、どんな性格の人なのかを推測してもらいました。</p>

<p>その結果、神経質かどうかは体臭だけで推測できることがわかりました。しかも、大人も子どもも、どちらも見抜くことができました。</p>

<p>どうして神経質な人の体臭はわかるのでしょう。その理由は、神経質な人ほど、ストレスや不安を感じることが多く、汗をかくことが多いからです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ストレスは、臭いに出る？</h2>

<p>ソロコフスカは、具体的にどんな体臭なのかについては報告しておりませんが、おそらくは｢ストレス臭｣に近いのではないかと思われます。ストレス臭というのは、ネギやニラの臭い、あるいは焦げた臭いにたとえられることがあるのですが、あまり良い臭いではありません。</p>

<p>その人の近くにいて、｢ちょっと苦手な臭いだな｣と思うのなら、その人はいつでもピリピリしている神経質なタイプだと判断できるでしょう。不安や緊張を感じやすく、人よりもイヤな汗をかく頻度が高いので、そういう臭いがするのです。</p>

<p>普段はあまり不安や緊張を感じない人でも、たとえば結婚式のスピーチをしなければならないときや、大切なクライアントの前で商品説明をしなければならないときには、イヤな汗をかくでしょうから、神経質な人と同じような体臭を発生させるかもしれません。</p>

<p>普段は体臭を感じることがないのに、そういう臭いを感じるときがあれば、その人は一時的に不安やストレスを感じている可能性があります。こんなときには、｢何か困ったことがあるの？｣などと優しい言葉をかけてあげると喜ばれるでしょう。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>自分のことは、他人のほうがよくわかる</h2>

<p>自分自身の将来の行動を知りたいのなら、自分で考えるのではなく、自分をよく知る友人に聞いてみることをおススメします。｢他ならぬ自分のことなのだから、自分自身のほうが分かるのでは？｣と思われるかもしれませんが、それは違います。私たちの自分を見る目は、相当に曇っていますから、友人に聞いたほうが正しい未来予想ができるのです。</p>

<p>米コーネル大学のエリック・ヘルツァーは、42名の大学生に4週間後に行われる試験の得点を予想してもらいました。また自分の友人にも自分が何点くらい取れると思うのかを推測してもらいました。</p>

<p>4週間後に試験が終わってから結果を調べてみると、自分の予想より、友人の予想のほうが、はるかに正確に得点を予想できたことがわかりました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>自分への評価は、なぜ甘くなるのか</h2>

<p>私たちの自己評価というものは、相当に甘くなる傾向があります。</p>

<p>｢試験前にちょっと勉強すれば、まぁ、悪くとも80点くらいは取れるさ｣と非常に甘い予想を立てます。</p>

<p>その点、友人の目はもっとシビア。｢お前は前回の試験でも30点しか取れなかっただろう｣とか、｢お前は試験前でも平気で映画を見に出かけるだろう｣と厳しい評価をします。そして現実には、シビアな予想をする友人の意見のほうが正しいことが多いのです。</p>

<p>というわけで、将来の自分についての予想をするときには、自分をよく知る友人に聞いたほうがいいのです。自分だけで判断してはいけません。どうせ外れます。</p>

<p>私たちは、自分のことは自分自身が一番よくわかっているかのように錯覚していることが多いのですが、それは大間違いなのです。</p>

<p>自分の人生を変えるような選択をするときには、自分だけで決めてはいけません。他の人にも意見を必ず聞きましょう。</p>

<p>たとえば、転職したほうがいいのかどうか迷ったとき。｢俺なら、どこの企業でも通用する｣と思っていても、いきなり今の会社に辞表を出すのは危険です。まずは親しい友人に｢転職しようと思っているんだけど&hellip;｣と相談してください。結婚しているのなら、配偶者にも訊きましょう。｢私は、転職してもやっていけると思う？｣と。</p>

<p>そして友人や配偶者から、｢絶対にやめておけ！｣と言われたのなら、素直にその意見にしたがって転職するのを見送りましょう。友人や配偶者の判断のほうが、自分のいいかげんな判断よりも正しいことが多いのですから。</p>

<p>私たちは、自分に都合のいいように物事を解釈する傾向があります。これを｢自己奉仕的バイアス｣と言います。｢バイアス｣とは、認知の歪みのことを指すのですが、私たちは自分自身を正しく見ることはできません。周りの人の意見を参考にしたほうが、はるかに正しい決断ができるものなのです。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Wed, 29 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[内藤誼人（心理学者）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>過剰なストレスで突然死？脳のパニックを収める「ひと言」の技術とは  鈴木祐 (サイエンスジャーナリスト) </title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14617</link>
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			<description><![CDATA[心臓麻痺死亡者のうち25%はストレスが要因と考えられている。なぜストレスが身体に影響を及ぼすのか、そのメカニズムを解説し、ストレスを回避するためにすぐできる「応急処置」を紹介する。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="ストレスは心臓に負担をかける" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_stressful.jpg" width="1200" /></p>

<p>心臓麻痺の死亡者は世界で年に1700万人、そのうち25%は激しいストレスによるものと考えられているのだそうです。ストレスは身体にどのように影響を及ぼすのでしょうか。現代人が抱える不調には環境と遺伝のミスマッチが深く関係していると語るサイエンスジャーナリストの鈴木祐氏が、そのメカニズムを説き、日々のストレスを防ぐ「応急処置」を紹介します。</p>

<p>※本稿は、鈴木祐著『新版 最高の体調』（クロスメディア・パブリッシング）より一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ストレスがかかり続けると、心臓のエンジンがふかしっぱなしになる</h2>

<p>ストレスは人を殺します。<br />
ある朝、目を覚ました妻がいつものようにリビングへ行くと、そこにはソファで冷たくなった夫の姿が。あわてて救急車を呼ぶも時すでに遅く、夫は大動脈破裂で早朝には命を落としていたことが明らかになります。解剖や精密検査でも原因はわからず、彼の死は謎のまま処理されることに......。</p>

<p>ここ数年、世界中で似たような悲劇が増えています。その原因は様々ですが、多くの悲劇に共通するポイントは「過剰なストレス」です。<br />
WHOの推計によれば、心臓麻痺の死亡者は世界で年に1700万人。そのうち25%は激しいストレスによるものと考えられ、近年でも被害者の数は増加し続けています。</p>

<p>私たちの心臓は、メンタルに影響されやすい臓器です。気持ちが興奮すれば脈拍と血圧は上昇し、睡眠中やリラックス時には脈拍と血圧が下がります。どちらも人類が進化の過程で獲得してきた生存システムのひとつです。</p>

<p>ところが、精神にストレスがかかった状態だと、心臓のエンジンはふかしっぱなしになり、夜になっても休むヒマがありません。その結果、心臓や血管に過度の負担がかかり、突然死にいたるのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「仕事の先延ばし」で脳がパニック状態に</h2>

<p>たとえば、あなたが締め切りの近い仕事を先延ばしにしていたとしましょう。なんとなくネットで時間をつぶしている間にも頭の隅には仕事のプレッシャーがこびりついており、あなたの感情システムは徐々に「脅威」モードに切り替わっていきます。</p>

<p>ほどなく、脳の原始的なエリア（扁桃体）が騒ぎ始め、内分泌系に対策を取るように指示。これを受けた内分泌系は体の各所にシグナルを送り、アドレナリン、コルチゾール、ACTHといったストレスホルモンを吐き出させます。</p>

<p>これらのホルモンは、いずれも体を戦闘状態にするスイッチです。アドレナリンやACTHが心拍数を上げて外敵の襲撃にも素早く反応できる態勢を整え、コルチゾールは過度の炎症反応で体が動かなくなってしまうのを防ぎます。</p>

<p>このシステムは、原始の社会であればうまく働きました。ライオンやヒョウに襲われたときは瞬時に全身を興奮状態に切り替え、すぐさま逃げるか戦うかのどちらかを選択。事態が終わればストレスホルモンは役目を終え、すみやかに体はもとにもどっていきます。</p>

<p>しかし、仕事を先延ばしにしていると、パニックを起こした脳はコルチゾールを増やすように指示を出し続け、少しずつ私たちの体はストレスホルモンに慣れてしまいます。覚せい剤の常習者に似たような状態です。</p>

<p>いったんこうなると、事態は一気に悪化していきます。本来ならばコルチゾールが免疫システムのバランスをとっていたのに、もはやブレーキは完全に壊れたも同然。暴走した白血球が細胞を傷めつけ、やがて心疾患、肥満、老化の促進といった症状が現れ始めます。最初の小さなストレスがホルモンの連鎖を生み、最後には全身を壊していくわけです。</p>

<p>人体のストレス処理系は、あくまで森やサバンナで出会う緊急の危機に対応するために進化してきたシステムです。短期的に終わる急性のストレスをさばくのは得意ですが、現代の慢性的なストレスに立ち向かうようにはできていません。</p>

<p>果たして、このミスマッチを解決するにはどうすればいいのでしょうか？</p>

<p>一般的に、病気に対処するには、応急処置と根本治療の2種類を使いわける必要があります。たとえば花粉症で鼻水が止まらない場合は、とりあえず短期的には鼻炎薬を飲んで症状をやわらげ、同時に減感作療法などで根気よく体質を改善していかねばなりません。</p>

<p>ストレスも同じです。仕事の失敗や職場の人間関係といった日々のストレスはとりあえず応急処置でしのぎつつ、並行して柔軟なメンタルを長期的に作り上げていく必要があるのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>応急処置的に感情をコントロールする「リアプレイザル」</h2>

<p>自分が大勢の前でスピーチをする場面を想像してみましょう。あなたの頭には「セリフを忘れたらどうしよう......」「笑われるかもしれない......」といった思考がうずまき、ほどなく全身にストレス反応が起きます。アドレナリンのせいで心臓は高鳴り、緊張で手が震えだすかもしれません。</p>

<p>こんな状況で、もっとも応急処置の効果が高いのが「リアプレイザル」です。<br />
名前は難しそうですが、やることは簡単。スピーチの直前にストレス反応が起きたら、「楽しくなってきたぞ！」や「興奮してきたぞ！」と自分に言い聞かせるだけです。</p>

<p>ハーバード大学のアリソン・ブルックス氏は、300人を集めた実験で「リアプレイザル」の効果を証明しました。すべての被験者に「スピーチ」「カラオケ」「数学のテスト」などを指示したところ、自分のストレス反応を「楽しくなってきた」とポジティブに解釈したグループは、それぞれ17〜22％も成績が良くなったのです。</p>

<p>ブルックス博士は言います。<br />
「私たちは自分の感情をコントロールし、意図的に影響を与えることができる。自分のストレスをいかに言葉や思考に変換するかで、どんな感情も再構築できるのだ」</p>

<p>たとえば、いきなり道端で知らない人に怒鳴られたとしましょう。普通なら「なんだこいつ！」と頭に血がのぼる場面ですが、一歩引いて「何か悪いことがあったのかもしれない」などと考え直してみるのも「リアプレイザル」の一種です。それだけで、ある程度は感情の波がおさまっていくはずです。</p>

<p>「リアプレイザル」が効くのは、そもそも「緊張」と「興奮」の感覚は、どちらも人体の反応という点では変わらないからです。人前でスピーチをするときでも、会社で昇進が決まったときでも、人間の体は同じように心臓が激しく脈打ち、同じようにコルチゾールが分泌されます。</p>

<p>このとき私たちの体は外部の刺激に態勢を整えただけで、その反応を「緊張」と「興奮」のどちらに解釈するかは脳の判断にゆだねられます。</p>

<p>古代の環境を考えてみれば、当たり前の話です。サバンナで猛獣に襲われたときだろうが、美味そうな獲物を見つけたときだろうが、すぐに行動を起こさねばならない点で両者に変わりはありません。ここで対処のシステムを2つに分けていたら、反応のスピードが遅くなるだけでしょう。</p>

<p>さらに、リアプレイザルは、使えば使うほどあなたをストレスに強くする性質も持っています。<br />
被験者の脳をfMRIで調べたある実験では、嫌な体験をポジティブに解釈しなおした直後から扁桃体の活動が低下し、「リアプレイザル」が上手くなった被験者ほどネガティブな体験に脳がパニックを起こさなくなりました。つまり「リアプレイザル」は感情の筋トレとしても使えるわけです。</p>

<p>ただし、この手法はおもに緊急時に使ってください。いくらストレスの影響は考え方によって変わると言っても、すべてのネガティブな体験をポジティブに解釈できるはずがありません。緊張する場面で冷静な判断をしたいときや、他人のネガティブな感情に飲み込まれそうなときに使うのがおすすめです。</p>
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						<pubDate>Wed, 29 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[鈴木祐 (サイエンスジャーナリスト) ]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>YouTuberいけちゃん「落ち込んだ時は本能のままに」　自分の機嫌を取るためにしていること  いけちゃん（YouTuber）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14593</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014593</guid>
			<description><![CDATA[「猫のように自分を癒やせる術を持ちたい」そう語るYouTuberいけちゃんが、嫌なことがあった日にしている「自分の機嫌の取り方」を紹介。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="いけちゃん著『わたしは猫のように生きたい。』" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_smilewoman.jpg" width="1200" /></p>

<p>上司に仕事のミスを何度も責められた。頑張っているのに、なぜか上手くいかない。生活していれば、そんなふうに落ち込むこともあるでしょう。登録者数80万人を超える旅系YouTuberのいけちゃんは、「嫌なことがあった日は、自分の機嫌は自分で取るようにしている」といいます。</p>

<p>本稿では、いけちゃんが実践している落ち込んだ心を癒す方法について、見ていきましょう。</p>

<p>※本稿は、いけちゃん著『わたしは猫のように生きたい。』(クロスメディア・パブリッシング)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>※写真はイメージです</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>縄張り</h2>

<p>常に部屋の隅にいたい。広い部屋でも、狭い部屋でも。人一倍警戒心が強いため、鉄壁に守れる位置(場所)を探してしまう癖があるようです。自分の体の四方を外に晒していると不安。できるだけ壁で物理的に守られたい。</p>

<p>たとえば、電車の中だったら、ドア横にあるスペース。あの位置は人間を観察するのに最適で、すぐに降りることもでき、パーソナルスペースを確保できます。飲食店に行って、食事をする時も、やはり端のほうの守備位置を探します。</p>

<p>このことは、何もわたしだけのことではなく、多くの人が共感することとも思います。たくさんある広いスペースのど真ん中に座る人というのは稀な感覚の持ち主です。</p>

<p>これは、猫も人間も、同様の生存本能が働くのかもしれません。猫は狭い室内の空間で、「縄張りマーカー」をしています。いわゆる、爪とぎです。気に入った場所にマーカーをして、自分の縄張りを知らせているのです。</p>

<p>わたし自身、そんな特別な縄張りがあるのか？と考えてみました。振り返ってみると、水辺の近くに住んでいることが多いことが分かりました。海や川の水音が好きなのかもしれません。</p>

<p>水辺にある公園で人々を観察したり、明日からの予定を想像したりしながら過ごしていると、いつの間にか、時が経っています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>食べ物で心も満たす</h2>

<p>なんだか上手くいかない、気分転換したいなあと思う時はお菓子を食べます。</p>

<p>お菓子は何より見た目が大事です。肌が荒れるので頻繁には食べないけど、好きなのはマーブルチョコ。無作為に出すと、茶・茶・赤・茶のように、似た色が出ることがあります。あれはダメです。わたしがマーブルチョコに求めているのはこれじゃない。</p>

<p>ということで、もう一度出してみると今度は、黄・赤・青・ピンク！こういうカラフルな色彩で出てきた時、テンション上がりません？わたしが求めているのはコレです。テンションが上がることが大事。色とりどりでとっても可愛い。(ちなみに、マーブルチョコの色ですが、緑色・青色はスピルリナという藍藻類の色素で、茶色はイカ墨から色を抽出しているそうです)</p>

<p>お菓子を味だけでなく、視覚的にとらえると、よりおいしく感じます。似たような理由で、カラフルなグミも好きです。これも、無作為に袋から取り出した時、青・青となったら、また袋に戻す。次に、青・緑・黄と組み合わさって、キレイなグラデーションにそろった時、「いぇーい！」となって、心が晴れます。</p>

<p>グミはシャリシャリ系とか、ハード系とか、食感も色々あってテンション上がっちゃう。気分転換の方法は、他にもお茶を飲むとか、あまりお金がかからず、どこでもサクッとできることも大事かもしれません。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>本能のままに</h2>

<p>わたしは人間に長期間イラッとしたり怒ったりすることがありません。それは、猫が喧嘩しても、すぐに争いを終息させることと似ているかもしれません。</p>

<p>猫は猫同士でケンカをするけど、群れのなかでケンカをしたとしても、一通り気が済むと何事もなかったかのように、おとなしくしています。わたしも、どちらかというと、猫のようになるべく調和していたいです。</p>

<p>それでも、嫌な目にあえば落ち込むこともあります。そんな時はまず寝ます。そしていつもより美味しいものを食べ、熱い風呂に入り、動画でも見て楽しく過ごします。眠って、起きて、食べて......それを繰り返していけば、そのうち飽きてしまい、他の行動へと移ります。</p>

<p>自分の機嫌は自分で取る。嫌なことがあっても、もう起こってしまったことには何とか折り合いをつけるしかないのです。無理に忘れようとしたり、自暴自棄にならなくても、心の栄養を与え続けてさえいれば、そのうち怒りのピークは過ぎます。</p>

<p>むしろ他のことに没頭することで&quot;何度もそのことを思い出し考えることで記憶に強く刷り込まれる&quot;ことを防いでいます。人間も猫に倣って休息をたっぷりとって、本能のままに生きたほうがいいのかもしれません。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>好きなことで自分を癒す</h2>

<p>猫のゴロゴロ音みたいな、自分も他人も癒せる技があったらいいのになぁと思うことがあります。</p>

<p>実際、元気が出ない時は、とりあえず歩きます。でも、ただ歩くだけでは癒されないので、カフェに行きます。カフェでの最優先の注文はロイヤルミルクティーです。わたしはコーヒーが苦くて飲めないので、たいていは紅茶を飲みます。というか、ミルクのほうが好きなのかもしれません。</p>

<p>「アイスミルクください！」</p>

<p>そう言うと、たいていの店員さんは物珍しい人を見る顔をします。そりゃそう、カフェに行ってミルク(牛乳単品)を頼む人はほとんどいません。わたしはミルクの、あのまったりとした感じ、真っ白な色に癒されているのだと思います。</p>

<p>そうやって、癒された後、移動します。たいていは歩いて帰ります。遠い時は片道3キロくらいを歩きます。カフェで過ごして、体を動かしていくうちに、心は元気になっていきます。カフェが大好きなわたしですが、特定のお気に入りのカフェに行くわけではなく、いつも違うカフェを探して、その場で癒されています。</p>

<p>もうひとつ、短時間で癒される方法があります。でも、これはあくまでわたしにとっての癒しであることは付け加えておきます。</p>

<p>洗濯です。みなさんの家で使っている洗濯機はどんなものですか？わたしの家にあるのはドラム式です。そのままスイッチを押すと乾燥までやってくれるタイプのものです。</p>

<p>でも、わたしは乾燥までは行わず、「洗い」「すすぎ」「脱水」までで洗濯物を取り出し、ベランダで干すのが好きです。晴れた日、物干し竿に等間隔で綺麗に服を並べると、かなり気分がいいです。洗濯をしたいので毎日過剰にタオルを使いまくります。そうやって、整理してみると、ほかのものも整理したくなり、机を拭いたり、床の掃除をしたりしてしまいます。</p>

<p>考えてみると、歩きながらカフェに行くことと似ていて、体を動かしていることに加えて、わずかでも達成感や進捗を感じられるところがよいのかもしれません。わたしはとにかくじっとしていることが苦手なので、移動したり行動したりすることによって、心と体のバランスが保たれているようです。</p>

<p>そういえば、猫も常に場所を移動して、行動することを繰り返して、変幻自在に自分の居場所を見つけています。移動・行動することは癒しの手段になるのかもしれません。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Wed, 29 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[いけちゃん（YouTuber）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>人気急増中！　盛岡の動物園で見られる「ピューマ親子4頭」の微笑ましい日常  山本祐子（盛岡市動物公園ZOOMO飼育係）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14697</link>
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			<description><![CDATA[盛岡市動物公園ZOOMOにいるピューマの家族。SNSでの発信をきっかけに人気が急増しているという。飼育係がピューマの現在を届けてくれた。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="ピューマ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260715puma04.jpg" width="1200" /><br />
写真：昨年8月、放飼場デビューしてすぐの頃（撮影：千潮祥路）</p>

<p>昨年6月10日に岩手県盛岡市の動物園で５頭のピューマの赤ちゃんが生まれた。しかし生後３日目に２頭が死亡。残る３頭は人工哺育や相次ぐケガに悩まされながらも、今年無事に１歳の誕生日を迎えることができた。子どもたちの誕生と成長を記録した書籍『ピューマのかぞく』（辰巳出版）も発売され反響を呼んでいる。ピューマ親子と伴走してきた盛岡市動物公園ZOOMOの飼育係・山本祐子さんに出版までの経緯と現在のピューマ家族の様子を聞いた。</p>

<p>※前後編の後編です</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ピューマはあまり知名度の高い動物ではなかった</h2>

<p>――人工哺育から家族の元に戻すまでの過程をSNSで詳細に発信し、日本全国からファンが見守っていたということですね。</p>

<p>生後すぐから、当園の公式SNSで【ピューマを応援して下さる皆様へ】と題して、ピューマ親子の様子を発信してきました。</p>

<p>ピューマのことはもちろん、飼育係の仕事や動物園の役割を知ってほしいという思いもありました。SNSでの発信には広報担当者も伴走してくれ、広報のこだわりで毎日17時27分（いいなニーナ）に投稿していたんです。この発信を始めてから、Xではフォロワーが約1万人、Instagramでは約2万人増加しました。</p>

<p>――6月10日に刊行された書籍『ピューマのかぞく』も、SNSの投稿がきっかけだったとか。</p>

<p>はい。出版社の編集者が毎日発信を見てくださっていて、親子の記録を1冊にまとめたいと打診を受けました。本書には、当園から提供した写真以外にも、ピューマ親子のファンが撮影した写真が多数掲載されています。ニーナが来園した当初からピューマたちを応援してくれている方、SNSをきっかけに遠方から足を運んでくださった方、何度も何度も来園して子どもたちの成長をカメラに収めてくださった方、本当にたくさんの方のご協力があって、1冊の本になりました。</p>

<p>人工哺育をしている間は、私は動物病院にこもりきりのことも多く、屋外放飼場の様子はあまり見ることができませんでした。特に、健康に育っていたオス2頭に関しては、いちばん可愛い盛りを見逃してしまったかなという思いもありました。でもこうして、皆さんが撮影した写真で、当時の様子を知ることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。</p>

<p>数年前まで、当園でもピューマはあまり知名度の高い動物ではありませんでした。その「ピューマ」だけで1冊の本になるなんて、思いもよらないことでした。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>亡くなった2頭の子どもにも名前がつけられた</h2>

<p>――3頭の子どもたちの名前が特徴的ですね。由来などを教えてください。</p>

<p>メスが「キャフ」、オスが「ツィー」と「シェダル」という名前です。そして生後3日で死亡した2頭にも「ルフバ」「セギン」という名を付けました。</p>

<p>これはカシオペヤ座の5つ星に由来しています。カシオペヤ座は、古代から方角や天体観測の基準として利用されてきた北極星を探すために重要な星座です。ピューマの子どもたちが、これからの国内ピューマの大切な道しるべとなって命を輝かせてくれることを願って名付けました。</p>

<p>当園では、過去には動物の愛称を公募することもありましたが、近年は飼育係が命名することがほとんどです。今回も私が考えた案を、社内会議で協議して正式決定という流れになっていました。会議では、亡くなった子どもたちに名前を付けることの是非も議論されましたが、ニーナが国内初・国内最多となる5頭の子どもを生んだ記録として名前を残したい、そして2頭が生きた証を残したいという強い希望が、最終的に叶いました。</p>

<p>6月13日はルフバとセギンの命日でした。2頭へお花が届いたり、2頭も含めた親子7頭をモチーフにしたアート作品をプレゼントしてくださったり&hellip;ルフバとセギンに思いを馳せてくださる方がたくさんいらっしゃって、とてもありがたく思っています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>親子4頭が一緒に暮らしている姿が見られるのもわずか</h2>

<p><img alt="ピューマ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260715puma05.jpg" width="1200" /><br />
左からキャフ、ツィー、シェダル（撮影：篝火）</p>

<p>――キャフ、ツィー、シェダルは大きくなりましたか？</p>

<p>はい。シェダルとツィーは体格がよく、今では来園客から「あれがお母さんかな」と言われていることもあります。2頭の違いは鼻の色で、シェダルは茶色、ツィーは茶色の縁取りに中央がピンク色の鼻をしています。キャフは小柄なので見分けがつきやすく、また「常に何かを狙っている」ので、行動パターンでも識別しやすいと思います。</p>

<p><img alt="ピューマ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260715puma06.jpg" width="1200" /><br />
父親のタフ（撮影：カオリ）</p>

<p>野生のピューマは、父親は子育てに参加しないため、その生態に合わせて父親のタフは隣の放飼場でのんびりと過ごしています。ニーナは子どもたちに交じって全力で遊んだり、息子に甘えたりして、母になってもチャーミングです。</p>

<p><img alt="ピューマ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260715puma07.jpg" width="1200" /><br />
母親のニーナ（撮影：さや）</p>

<p>動物園に行くときに、個体の名前や、性格、行動パターンなどを意識して観察すると、普段よりもずっと楽しめると思います。最低でも10分間くらいは、同じ動物を見ていただきたいなと思います。</p>

<p>ピューマは子どもが1歳くらいになると、親のほうから徐々に子離れの兆候が見られるようになります。今いる子どもたちももう1歳になり、そう遠くない将来、他の動物園に移動していく予定です。親子4頭が一緒に暮らしているところを見られる期間は残りわずかなので、ぜひピューマたちに会いに来てください。本当にいろいろあった親子なので、『ピューマのかぞく』で予習をすれば、感慨もひとしおかと思います。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260715puma04.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 28 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[山本祐子（盛岡市動物公園ZOOMO飼育係）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「褒めるのが上手い人・下手な人」どう違う? 『NEW KAWAII』作者に聞いた人の心の動かし方  ヤマモトショウ（音楽プロデューサー）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14619</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014619</guid>
			<description><![CDATA[自己肯定感が上がる楽曲を作ると話題の、音楽プロデューサーのヤマモトショウさん。褒め上手な人の習慣や、誰かを褒めることで感じた変化について教えてくれた。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="ヤマモトショウさん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260714yamamotosho.jpg" width="1200" /></p>

<p>なぜあの人の褒めことばはすんなりと心に入ってくるのか――。FRUITS ZIPPERやfishbowlをはじめ、作詞作曲や音楽のプロデュースをするヤマモトショウさんは、「上手に褒めるためには勉強が必要」だと話します。</p>

<p>日常でも使える褒めことばを165語集めた一冊『NEW褒めことば辞典』（KADOKAWA）を4月に上梓したヤマモトさんに、褒め上手な人の習慣や、ご自身が褒めることから得たプラスの変化についてお話しいただきました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>褒めるのが上手な人は何が違う？</h2>

<p>――誰かに褒められるとき、素直に嬉しいと感じられる言葉をくれる人、反対に社交辞令的だったり嫌味にすら感じる言い方をする人、分かれると思います。前者の&quot;素直に嬉しい褒めことばを与えられる人&quot;にはどんな共通点があると思いますか？</p>

<p>【ヤマモト】褒めことばって、普段から言っていないと言えないと思うんです。本当に「すごいな」と思った時に「すごい」という言葉が出るためには、日頃からそんなふうに生きている必要があるのかなと。</p>

<p>これは本には書かなかったんですけど、相手を褒めるって本当に難しくて、結構勉強が必要だと思うんですよ。相手への理解というか、ちゃんと知ることが必要で。</p>

<p>たとえば「あの人が好きと言っているこれってどういうものなんだろう」って、ちょっとでも調べてみようという気持ちで動けると、それは全然簡単じゃないとわかる。その上で相手とのコミュニケーションに臨むと、やっぱりすごいなって思えるし、純粋に褒め言葉が出てくるはず。</p>

<p>相手に向き合う姿勢が積極的で前向きな人は、やっぱり褒めるときも自然なんですよね。逆にSNSだと、その対象のことを詳しく知らないから、いとも簡単に「大したことない」って言えちゃうんだと思います。詳しく知っていて文句を言う人がいるとすれば、それは本来の意味での批判なので、筋が通っているんです。</p>

<p>つまり、関心がなかったり、そもそも好きじゃない相手を褒めようとしても、あまり伝わらないんです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>真剣に向き合う姿勢が何にでも生きてくる</h2>

<p>――それはヤマモトさん自身も実践されていることですか？</p>

<p>【ヤマモト】そうですね。例えば、新しいアーティストと関わる時は、事前にかなり調べるんです。本人と話せるならまず対話をして、マネジメントや近くのスタッフの方ともできる限りコミュニケーションとりますし、自分で調べられることは調べて楽曲制作に取り組みます。</p>

<p>今、世の中で受け入れられている楽曲の多くは、アーティストに対する解像度の高さとか、取り組む姿勢の強さが伝わるものなんですよね。</p>

<p>例えば、米津玄師さんが手がける主題歌って、作品に対しての解像度がめちゃくちゃ高いと言われていますよね。やや雑に解釈をすると、米津さんはその作品をめっちゃ褒めているんだよなって思うんです。それってやっぱり一個一個に真剣に取り組んで、コミュニケーションを取っているということが楽曲にも表れているのかなと思っています。</p>

<p>普通のことかもしれないですが、本気で取り組む姿勢って褒めることに限らず、アイドル活動でもプロデュースする側でもどんな仕事でも&quot;うまくいっている人&quot;に共通していると、僕は感じています。</p>

<p>こう思えたきっかけが一つあって。今、静岡で「fishbowl」というローカルアイドルのプロデュースをやってるんですけど、じつは元々静岡のことが好きじゃなかったんですよね。</p>

<p>――ヤマモトさんは静岡ご出身でしたよね。</p>

<p>【ヤマモト】はい、出身地なんですけど、正直つまんないなって思っていたんですよ。例えば、好きなアーティストは全然静岡でライブやってくれないし、ツアーがあっても通過しちゃう。エンタメが少ないと思っていたんです。</p>

<p>でも、一回外に出てから、今こうやって仕事をすることになり、面白いものを積極的に探しに行ったり、真剣に取り組むと、静岡って褒めたくなるところいっぱいあるじゃん、と。過去の自分のざっくりとしたスタンスに対して「すみませんでした」と言いたくなる瞬間が本当にいっぱいあって。やっぱり自分の問題なんだなって実感したんです。</p>

<p>しっかりとした態度で向き合うと、静岡の人も反応してくれる感覚がありました。シンプルなことなんですよね。いかに真剣に向き合うかという。</p>

<p>今は情報が多すぎるので、それが重要じゃないように見えてしまうんですよね。何万フォロワーとか何百万回再生といった数字が先行するんだけど、実際にはやっぱり一対一の関係性なので、真剣に向き合うことの重要性は変わらないどころか、より重要になってくるなと日々感じます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>相手を褒めることで実感できた変化</h2>

<p>――褒めることで相手が変わったと感じた経験はありますか？</p>

<p>【ヤマモト】静岡の件は一つありますね。自分が知らなかった、本当に面白いと思ったことを伝えると、「外から見るとそうなんですね」みたいな。</p>

<p>――ちなみに、静岡のどんな魅力に気づかれたのでしょうか？</p>

<p>「しきじ」というサウナがあって、サウナ好きの聖地と言われているんですけど。敷地という地域の水がすごくいいから、水風呂がいいんですよね。で、その水で炊いたご飯も美味しいんですよ。味噌汁もうまい。だからしきじに行ったらご飯を食べた方がいい。これって、地元の人やサウナ好きには知れていることかもしれませんが、もっと広く伝わってもいい話だと思って。</p>

<p>静岡ってエリアでだいぶ雰囲気が違うんですよ。大きく三つのエリアに分かれていて、もともと江戸時代は遠江と駿河と伊豆で別の国で。だから浜松市の方と静岡市の辺りって雰囲気が違うんです。そういうのも面白くて。違いもあれば共通点もあったり。一口に静岡といっても全然知らないエリアがいっぱいあるなというのも、fishbowlのメンバーや関係者からも勉強させてもらってます。</p>

<p>外に一回出た人間から見た印象を伝えると、静岡の人は意外と言われたことなかったみたいなことが結構あって。「これが自分の魅力なんだ」とお互いが気づいて、「じゃあこんなことを一緒にやってみましょう」みたいなことが始まったりするんです。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260714yamamotosho.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 28 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[ヤマモトショウ（音楽プロデューサー）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>感情的に怒る上司をかわす　行動経済学が示す「脳のクセ」を活かしたハラスメント対策  竹林正樹（行動経済学者）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14573</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014573</guid>
			<description><![CDATA[人間関係のいざこざも脳のクセを理解していれば上手にかわすことができる。行動経済学者の竹林正樹さんが、人間関係のストレスを軽減させるナッジを紹介してくれた。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="パワハラ" height="743" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_pawaharaW.jpg" width="1200" /></p>

<p>つい言い過ぎてしまったり、相手の態度を過剰にうかがってしまったり...しんどい人間関係も、脳のクセを理解してナッジを設計することで解消できるといいます。行動経済学者の竹林正樹さんは著書『すぐやる人の脳のクセ！』にて、認知バイアスをうまく活用して行動を変えるための技術を解説しています。</p>

<p>本稿では、対人関係のストレスを解消するためのちょっとしたコツを紹介します。</p>

<p>※本稿は竹林正樹著『すぐやる人の脳のクセ！』（飛鳥新社）より一部を抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>言いすぎ、気にしすぎを和らげるナッジ</h2>

<p>「なんであんなこと言っちゃったんだろう」「相手の態度はよくなかったけど、あそこまで怒る必要はなかった」「あのときの反応、嫌な印象を与えたかも」。このように、私たちは毎日、想像以上に人間関係に心を揺さぶられています。</p>

<p>本稿では感情の揺れやコミュニケーションのすれ違いなどを優しく整えるナッジを紹介します。「人とかかわるのがしんどい」から「人とかかわるのも悪くない」に変えるナッジを設計することで、あなたの心と人間関係を軽やかにします。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ゆっくり小さめの声で話す</h2>

<p>こんな人にオススメ：家族にきつく言ってしまう人<br />
ナッジ：ペースナッジ</p>

<p>許せないことがあると、ついきつい言葉をぶつけてしまいます。そんなときに効果的なのが、ゆっくり小さめの声で話すことです（ペースナッジ）。早口で大声で話すと、それに合わせて興奮状態になり、衝動的な言葉が出やすくなります。一方で、ゆっくり小さめの声で話すと、自然と思考も落ち着き、感情も穏やかになるのです。これは、「行動が先、思考が後」という脳のクセが関係しています。</p>

<p>さらに、私たちには同調バイアスがあるため、話すトーンは相手に伝染します。あなたが感情的に話せば相手も感情的に、あなたがゆっくり落ち着いた様子で話せば相手も落ち着いたペースになる可能性が高いのです。同じ言葉でも、早口で言えば責めているように聞こえ、ゆっくり言えば、受け取る印象が和らぎます。</p>

<p>イライラがこみ上げてきたら、一度深呼吸して、話すスピードを２段階ほど落としてみてください。それだけで、不必要な衝突を減らすことができます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>オウム返しする</h2>

<p>こんな人にオススメ：他人にないがしろにされていると思っている人<br />
ナッジ：フィードバックナッジ</p>

<p>感情を爆発させる上司を前にしたとき、あなたはどんなことを考えていますか。パワハラを受けるのは、自分のメンタルにとって非常事態です。多くの人は、「自分が我慢してこの場をやりすごせばいい」「聞いているフリだけして、嵐が過ぎるのを待とう」などと正常時のような対応をしてしまうのです（正常性バイアス）。</p>

<p>実はそれが「逆効果」になることも多々あります。なぜなら、相手は、「この人にはこれくらい言わないと響かない」という基準ができ、次回にはさらに攻撃的な言動をエスカレートさせる可能性があるからです。だからこそ、我慢を重ねて心身を壊す前に、ナッジを使って攻撃を「そらす」という選択がいいのです。</p>

<p>そこでオススメしたいのは、相手の言葉をオウム返ししながらメモを取ることです（フィードバックナッジ）。一見、社会人の基本のように思えるこの行動が、実はパワハラを抑止する力を持っています。</p>

<p>私も若い頃、ある上司から「お前は小学生か」「君は頭が弱い」「痛い目に遭わないとわからないようだな」などと、一方的に怒鳴られ続けたことがありました。当時の私はただ下を向いて耐えていましたが、今ならこう言います。</p>

<p>「ご指導ありがとうございます。同じミスを防ぐために、メモを取らせてください」「『お前は小学生か！』とおっしゃったのですね」</p>

<p>相手は「この内容が記録に残る」となると、ペースが狂いはじめます。かといって、「メモを取るな」とは言いづらい―。その結果、攻撃的な言葉を発しにくくなり、自らトーンを変えざるを得なくなるのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>相手にする価値があるかの線引きを明確にする</h2>

<p>こんな人にオススメ：SNSでトラブルに巻き込まれることの多い人<br />
ナッジ：明確化ナッジ</p>

<p>SNSで不快なコメントをもらったとき、私たちはすぐに反論したくなってしまいます（返報性バイアス）。しかし、そこに時間と労力を費やす前に、「この相手にかかわる価値があるかどうか」を、自分の中であらかじめ明確に線引きしておくこと（明確化ナッジ）をオススメします。</p>

<p>この線引きができていれば、不快な言葉を投げかけられても、「相手にする価値なし。却下」と、広い心でスルーすることができます。多くの場合、攻撃的なコメントの主は、暇を持て余していて他人を自分の土俵に引きずり込みたいだけです。もし暴言まがいのコメントを受けても、「これは、自分に酔っているSNS上の酔っぱらいだ」と考えると、そんなに腹も立たなくなります。実際、駅前で酔っぱらいが騒いでいても、わざわざ言い返す人は少ないですよね。言い返して大喧嘩になるのは、割に合いません。</p>

<p>SNSでも同じで、「そっと離れる」「目に余るようなら通報する」という対応がベストです。相手にわかってほしいと願って丁寧に説明しても、酔っぱらいには通じません。「きっと伝わるはず」という気持ちは、「自分が状況をコントロールできる」という幻想（コントロールバイアス）かもしれないのです。</p>

<p>私たちの理性も、時間も、労力も限られた資源のようなものです。酔っぱらいをわからせるのに有限な資源を使うのは、ムダ使いです。絡まれたら、呼吸を整え、相手に「この人は酔っぱらい」のラベルを貼り、静かに距離を取る。こうして、心の安全を守りましょう。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_pawaharaW.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 28 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[竹林正樹（行動経済学者）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「期待される人」と「されない人」の言葉の使い方　チームの協力度が変わる一言の差  越川慎司（株式会社クロスリバー代表取締役社長）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14600</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014600</guid>
			<description><![CDATA[越川慎司さんによれば、期待されている人は「挑戦」という言葉をあまりつかわないという。その理由は何か。越川さんの著書より解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="職場の会話" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_Bizcommunication.jpg" width="1200" /></p>

<p>周囲から評価され、出世している「会社から期待されている人」と「頑張っているのに評価されない人」の間には、行動パターンにおいて明確な違いがあると、株式会社クロスリバー代表の越川慎司さんは指摘します。著書『会社から期待されている人の習慣115』では、期待されている人たちがおこなっている「信頼を積み上げる」ための習慣を紹介。</p>

<p>本稿では、会社の中で差が生まれる&quot;何気ない会話&quot;や&quot;言葉&quot;について解説します。</p>

<p>※本稿は、越川慎司著『会社から期待されている人の習慣115』（ダイヤモンド社）を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「1分だけ」の相談を本当に1分で終える</h2>

<p>上司や同僚に「いま、1分だけいいですか？」と言って相談することがありますよね。2万8,000人の会話データをAIで分析した結果、期待されている人たちは61％という高い割合で本当に1分で相談を終えていました。</p>

<p>「1分って言ったんだから、当たり前じゃん」と思うでしょうか。ですが多くの人は、短く済むと前置きしておきながら、話し始めるとあれもこれもと話が膨らみ、相手の時間を無自覚に奪ってしまうものです。</p>

<p>実際、先ほどの調査では、一般社員の「1分だけ」が本当に1分で終わる確率は1％未満でした。</p>

<p>多くの人が守れない約束をする一方で、期待されている人たちは小さな約束を守ることで信頼を積み上げていたのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>相談を「１分」で終わらせるコツ</h2>

<p>相談を本当に1分で終わらせる。さらに詳しく分析すると、そのポイントは以下の3つでした。</p>

<p>1.余計な背景や言い訳を削ぎ落とし、要点だけを伝える<br />
2.重要な発言の前には1.5秒の「間」を置く<br />
3.「お願い」と「結論」を先に伝え、詳細は後にまわす</p>

<p>あるメーカーの若手社員は、これらのポイントを意識して、相談を1分で終えるように徹底しました。すると、上司から「君の相談は簡潔でわかりやすいから安心できる」と評価され、半年後に重要プロジェクトの調整役に抜擢されたそうです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「小さな約束」を守り続けることが信頼を積み重ねる</h2>

<p>ビジネスの現場では、大きな責任や抜擢は、いきなり与えられるものではありません。まずは小さな約束を守る人だと周囲に認識されることが出発点です。</p>

<p>「1分だけ」が毎回10分になる人は、どんなに能力が高くても約束を守れない人という印象になり、大きな責任のある仕事を任せづらいと思われてしまいます。</p>

<p>小さな約束の積み重ねが、やがて、大きな約束を任せても大丈夫な人という評価につながるのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「挑戦」という言葉をあまり使わない</h2>

<p>17万人の言動をAI解析（文字起こし＋テキストマイニング）しました。</p>

<p>すると、会社から期待されている人たちの69%は、ランダムに抽出した1週間で参加した会議の中で、「試す」「検証する」「実験する」という言葉のいずれかを5回以上使っていました。これは一般社員における比率の3倍以上です。</p>

<p>一方で、あまり使わないのが「挑戦」です。「挑戦しよう」と決めた瞬間、失敗が許されない気がしてきて、理想の姿と現実との距離が一気に広がり、結果として、やる気があるのに動けない状態に陥ることがあるからです。</p>

<p>期待されている人たちは、このことをよく理解しているため、「挑戦」を避け、「実験」や「試す」を多用していました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「期間」「対象」「測定項目」を絞る</h2>

<p>さらに分析すると、それらの言葉に裏打ちされた働き方の特徴が見えてきました。</p>

<p>1つは、範囲を決めて行動することです。何か新しいことを始めるとき、「どうせやるなら」と対象部署を増やしたり、検証項目を追加したりしがちです。結果、準備に時間がかかり、動き出す前に息切れしてしまいます。</p>

<p>一方で、期待されている人の多くは、「3日間」「1チーム」「1指標」など、対象を絞って始めていました。実験は期限や制約があるほど動きやすくなります。期間・対象・測定項目をそれぞれ1つに限定し、これだけは確かめると決めてから始めているのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>計画書は「A4一枚・箇条書き」で十分</h2>

<p>もう1つの特徴は、準備に時間をかけないことです。失敗したくない気持ちから、あらゆるリスクを想定した計画書を作り込んでしまう。準備段階で力尽き、結局実行に移せない。そんなケースは少なくありません。</p>

<p>一方で期待されている人たちは「実験の目的」「やること」「確認する数値」の3点さえ押さえれば、計画書なんてA4のペラ1枚でいいと言います。計画段階ではなく、最初の結果を見てから頭を使うべきだと考えているのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「挑戦」と考えなければ、「失敗」はしない</h2>

<p>生命保険会社のある若手社員は「提案を通すコツは&quot;大きな構想&quot;より&quot;小さな実験&quot;です」と言っていました。</p>

<p>彼はある社内プレゼンで「まずは3日間だけ実験させてください」と提案し、その小さなテストで結果を数値で示せたことで、正式なプロジェクトとして承認されたそうです。</p>

<p>「挑戦」を「実験」と言い換えるだけで、上司やチームの心理的ハードルが下がり、協力を得やすくなります。使う言葉の違いが、行動と結果の差につながっていたのです。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_Bizcommunication.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 27 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[越川慎司（株式会社クロスリバー代表取締役社長）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>なぜか感じのいい人がやっている、苦手な人と「戦わない」会話術  吉井奈々（一般社団法人JCMA代表理事、コミュニケーション講師）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14470</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014470</guid>
			<description><![CDATA[一般社団法人JCMA代表理事でコミュニケーション講師の吉井奈々氏が、人に「また会いたい」と思われる人が自然に身につけている心配りを紹介する。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="人との距離感" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260624YoshiiNana05S.jpg" width="1200" /></p>

<p>感じのいい人は、話し上手である前に、人との心地よい関係を築くのが上手です。会話が途切れても慌てず、苦手な相手とも適切な距離感を保ち、相手の何気ない言葉や好みを覚えている。そんなさりげない振る舞いの一つひとつが、相手に安心感や信頼感を与えています。特別なテクニックではなく、相手を思いやる気持ちから生まれる習慣だからこそ、誰でも今日から実践することができます。</p>

<p>本稿では、一般社団法人JCMA代表理事でコミュニケーション講師の吉井奈々氏に、人に「また会いたい」と思われる人が自然に身につけている心配りを紹介していただきます。（イラスト：松本麻希）</p>

<p>※本稿は、吉井奈々著『なぜか、また会いたくなる 感じのいい人の心がけ帳』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>無言の間をプラスに変える</h2>

<p><img alt="無言の間をプラスに変える" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260624YoshiiNana13.jpg" width="1200" /></p>

<p>会話が途切れたとき、「何か話さなきゃ」と焦ってしまうことはありませんか？<br />
でもそんなときこそ、ふっと笑って「あなたといると落ち着くな」と伝えてみる。そのひとことで、気まずい沈黙は「心地よい時間」に変わります。<br />
沈黙を怖がらずに、ただ一緒にいる。その安心感が、相手の心をゆっくりと解きほぐします。</p>

<p>沈黙は、決して「気まずいもの」ではありません。<br />
むしろ無理をせず、そのままの自分でいられるという深い信頼の証でもあります。<br />
会話が止まったとき、相手は心の中で言葉を探していたり、ただその場の空気を感じていたりします。だから、そんなときは「何か話さなきゃ」と焦って話題を探すよりも、ゆったりと構えて待ってみる。「待つ」というのも、立派なコミュニケーションの１つです。</p>

<p>沈黙を、ふたりで共有できるものだと感じられたとき、その場には不思議とあたたかい安心感が生まれます。<br />
そして、ふとした瞬間に「一緒にいると落ち着くね」と添えられれば、もう十分。その余裕とやさしさが、相手にとっての最高の癒しになます。</p>

<p>沈黙の扱い方には、その人の内面にある相手への思いやりがにじみ出ます。焦らず、急かさず、ただ隣にいられる人。そんな「感じのいい沈黙」を、今日から少しだけ意識してみませんか。</p>

<p>--♪沈黙は「言葉の休憩時間」。お互いの心が深呼吸をしてる証拠だから、焦らなくて大丈夫です♪--</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ほんのり笑顔で心のシャッターを下ろす</h2>

<p><img alt="ほんのり笑顔で心のシャッターをおろす" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260624YoshiiNana14.jpg" width="1200" /></p>

<p>苦手な人と話さなければならない場面、誰にでもありますよね。けれど、相手の言葉にいちいち心をゆらす必要はありません。そんなときは、心の中でそっとシャッターを下ろしてみる。表情はほんのり笑顔で「そうなんですね」と軽く受け流す。<br />
自分の心を守れる人は、周りにも穏やかでいられます。しなやかな大人の知恵です。</p>

<p>私たちは、すべての人とわかり合えるわけではありません。価値観を押しつけてくる人や、無意識に人を傷つけるような言葉を投げてくる相手と真正面から向き合い続けるのは、思っている以上に心をすり減らします。</p>

<p>そんなときに感じのいい人が使っている魔法が、「心のシャッターを下ろす」です。</p>

<p>あからさまに拒む必要はありません。表面ではやわらかくほほ笑みながら、「そうなんですね」と軽く受け止める。<br />
ふと誰かに話しかけられたときや、会議は終わったのになかなか雑談が終わらないときなど、話を早めに切り上げたいときは、</p>

<p>「その話、続きが気になるのですがこの後会議が入っていまして、すみませんが、また今度続きを聞かせてください」と、言ってみてください。</p>

<p>「また今度、あの続きを聞かさせれるのか...」と思われるかもしれませんが、実際は相手も日をまたぐとその話にはもう興味がなくなっていたり、何を話していたかも忘れていたりします。<br />
戦わず、逃げず、でも侵されない。そんな強さが大人の「感じのよさ」をつくっていきます。</p>

<p>--♪心のシャッターを下ろしながら、つくった笑顔で「へー」って流すのが、一番の護身術です♪--</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>記憶を贈り物に変えられる</h2>

<p><img alt="記憶を贈り物に変えられる" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260624YoshiiNana15.jpg" width="1200" /></p>

<p>人は、自分のことを覚えてもらえていたとき、大きなよろこびを感じます。それは「大切にされている」と、言葉よりもまっすぐ届くから。</p>

<p>ふと話した好きなものや、何気ないひとこと。本人さえも忘れていたような小さなことを覚えていてくれて、さりげなくかたちにしてくれる。その瞬間、深いよろこびと安心感に包まれるのです。</p>

<p>お寿司屋さんの大将が、わさびが苦手なことを覚えていてくれたり、左利きに合わせてお箸の向きを変えてくれていたり。<br />
同じ料理でも、「また行きたい」と思うのは、自分のことを覚えてくれているお店ですよね。<br />
人との関係も同じです。</p>

<p>「あのときのプロジェクト、本当に助かりました」と、何年後かに伝えてくれる人。<br />
「この前おっしゃっていた件、その後いかがですか？」と、さりげなく聞いてくれる人。<br />
そういうひとことに、人の心はぐっと動きます。</p>

<p>記憶するのは難しそうに感じますが、会う前に相手のSNSを確認したり、以前の写真を見直すだけでも思い出せるものがあるはずです。<br />
なので、会ったときに１枚写真を撮っておくと、後々思い返すときのヒントになります。</p>

<p>また会いたいと思われる人、紹介したいと思われる人は、こうした「覚えている」というやさしさをさりげなくプレゼントできる人です。</p>

<p>--♪覚えていてもらえると「私のこと大切にしてくれてる」って思える。記憶って愛情と同じなんです♪--</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260624YoshiiNana05S.jpg" />
						
						<pubDate>Mon, 27 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[吉井奈々（一般社団法人JCMA代表理事、コミュニケーション講師）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>自分は育休で苦労したのに...人事制度の見直しに抱くモヤモヤ（働く女性のための相談室）  藤井雅子</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/12532</link>
						<guid isPermaLink="false">0000012532</guid>
			<description><![CDATA[月刊誌『PHPスペシャル』の連載「働く女性のための相談室」より。新しい人事制度に釈然としない気持ちを抱く相談者からの悩みに、公認心理師の藤井雅子さんがアドバイスします。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="働く女性のお悩み" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_street.jpg" width="1200" /></p>

<p>月刊誌『PHPスペシャル』での連載「働く女性のための相談室」に寄せられた、会社の人事制度の見直しに不安を抱く方からのお悩み。公認心理師の藤井雅子さんがアドバイスします。</p>

<p>※本記事は月刊誌『PHPスペシャル』2024年6月号より抜粋・編集したものです<br />
※記事内の写真はすべてイメージです</p>

<p>【回答者・藤井雅子（ふじい・まさこ）】<br />
公認心理師。女性のためのカウンセリングルーム「メンタルエステココロの部屋」主宰。感情のコントロール、コミュニケーション、アダルトチルドレンのサポートがライフワーク。著書に「ココロを軽くする考え方のレシピ」(清流出版)などがある。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>Q　【相談】新しい人事制度に馴染めるか不安です</h2>

<p>コロナ禍で変動的になっていた会社のルールが、ようやく制度化されつつあります。それにともない、昇格や給与、育児休暇など、その他の人事制度についても大きく見直されることに。私はもうすぐ勤続25年。営業事務一筋で、ここまできました。ところが今後は、部署異動を活性化させるとか。この歳での異動は不安なうえに、育休についても「自分のときには苦労したのに」とモヤモヤします...。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>A　【回答】抵抗があって当然。あまり悲観的にならなくても大丈夫</h2>

<p>新しいことを取り入れるのは、たとえそれがいいことであってもストレスになります。なぜなら、変化に適応するには負荷がかかるからです。たとえば私にとって、IT化やキャッシュレス化は、「便利さ」よりも「使いこなす面倒」が上回ってストレスになっています。</p>

<p>会社の人事制度が新しくなるということは、社員にとっては自身の評価や今後のキャリアに直接影響があるので、適応できるかを不安に感じるのは当然です。まして25年も同じ制度下で頑張って働いてこられたのであれば、抵抗があるのはもっともでしょう。まずは、変化によるストレスで弱っている自分をケアしてあげましょう。</p>

<p>ただ、最近の動向を見ていると、世の中は賃上げや労働環境整備の方向に進んでおり、あまり悲観的に受けとめなくてもいいのではないかと思います。会社としても、いくら活性化といっても生産性や効率を考えれば、職員のキャリアや適性を無視するような異動はさせないでしょうから、そこまで警戒されなくてもいいように思います。</p>

<p>もし適応が難しそうな異動の内示があった場合は、交渉されてはどうでしょう。会社の利益につながる提案であれば、聞いてくれるかもしれません。</p>

<p>一つ気になるのは、育休についてのモヤモヤです。たしかに、制度が整う前の女性にとって、仕事と育児の両立の苦労は並大抵のものではなかったと思います。子育て経験のない私は、心から敬意を表します。</p>

<p>でも、自分が苦労したから他の人も苦労すべきだと考えるのは、つらい思いの連鎖を生むことになりかねません。不公平だと感じる気持ちはわかりますが、今までの多くの女性たちの苦労が報われる制度が整ってきたことを、同じ女性として応援してあげませんか。</p>

<p>そして、そんな自分を誇りに思って自信を育てましょう。</p>

<p>人生は変化の連続です。歳を重ねるにつれ、変化に適応するのがおっくうになりがちで、私も日々格闘しています。自分なりに共存の道を探っていきましょう。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Mon, 27 Jul 2026 07:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[藤井雅子]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>｢ヤバい｣しか言えない人は嫌われる？ 心理学が示す語彙力と人気の関係  内藤誼人（心理学者）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14662</link>
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			<description><![CDATA[語彙力や食の好みから、人柄を読み解くことができるという。心理学の内藤誼人さんがその理由を解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="ケーキ,スイーツ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_sweets.jpg" width="1200" /></p>

<p>人からどう見られるかは、普段の言葉づかいや何気ない好みにも左右されます。心理学者の内藤誼人さんは著書『10秒で本音を見抜く心理術』にて、語彙力が評価や人間関係に与える影響、甘いもの好きな人の性格傾向など、何気ない日常に表れる人柄の特徴を心理学の視点から解説しています。今回は、そんな興味深い研究結果を同書よりご紹介します。</p>

<p>※本稿は、内藤誼人著『10秒で本音を見抜く心理術』(PHP文庫)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<h2>&nbsp;</h2>

<h2>使う言葉で、あなたの印象は決まる</h2>

<p>最近の若者は、語彙力が貧弱です。</p>

<p>何を形容するにも、｢ヤバい｣で済ませてしまいます。ポジティブな感情のときにも、ネガティブな感情のときにも、とにかく｢ヤバい｣の一点張り。</p>

<p>もともと｢ヤバい｣という言葉はネガティブな文脈で使われる表現でした。｢お客さまへの資料を作っていないよ、ヤバい｣という具合です。</p>

<p>ところが、最近の若者はポジティブな文脈でも｢ヤバい｣という表現を使います。｢このケーキ、マジでヤバい｣(ものすごくおいしい、という意味です)｢あのミュージシャンのライブ、めっちゃヤバい｣(最高でカッコいい、という意味です)</p>

<p>いや、若者に限らず、30代、40代の人でも、｢ヤバい｣という言葉しか使わない人が増えているような印象もあります。こういうタイプの人は、どんな人なのでしょうか。</p>

<p>語彙力が貧弱ということは、頭のほうもそれほど賢くはないということがなんとなく推測できますが、さらに語彙力の貧弱な人ほど、他の人からの人気も低いということが明らかにされているのです。</p>

<p>アイオワ州立大学のイルマ・ガレイスは、60名の子どもに語彙力を測定するテストを受けてもらい、教室の先生にお願いして個々の子どものクラスでの人気度の得点もつけてもらいました。</p>

<p>その結果、語彙力がない子どもほどクラスでの人気も低い、ということがわかりました。語彙力のない人は、好かれないようなのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>語彙力が評価を左右する</h2>

<p>語彙力がないということは、会話をするときにどうしても単調な表現しかできません。くり返し同じ言葉を使いますので、聞いているほうも退屈してしまいます。そういう人は、当然ながら、人気者にはなれません。</p>

<p>気に入らないことがあると、｢ムカツク｣としか言えない人より、さまざまな怒りの表現を使い分けられる人のほうが、他の人からの印象もよいでしょう。</p>

<p>語彙力が豊富な人は、多くの言葉を知っているだけでなく、相手や状況に合わせて適切な言葉を選んで、豊かに表現できます。複雑な内容の話をわかりやすく伝えることもできます。そのため、周囲の人にも好かれるのです。</p>

<p>ちなみに、たくさんの本を読み、普段から読書習慣がある人は、自分でも気がつかないうちに語彙も増えますし、物事の表現もうまくなります。</p>

<p>私が出版業で働いている人間だから言うのではありませんが、人気者になりたいのなら、たくさんの本を読むようにするといいですよ。本を読んでいると教養も身につきますので、おしゃべりするときの話題も豊富になりますし、相手に喜んでもらえる表現もできるようになります。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>甘いもの好きは、性格もいい？</h2>

<p>食べ物の好みと性格には関連性があります。その人がどんなものが好きなのかを教えてもらえるのなら、心理学者ならその人がどういう人なのかも推測できます。</p>

<p>友人を作ったり、恋人を作ったりするときには、できるだけ｢甘党｣の人を選ぶとよいですよ。そういう人ほど、人当たりがよくて、お付き合いしやすいことが心理学の研究で明らかにされているからです。</p>

<p>米ゲティスバーグ大学のブライアン・メイアーは、55名の大学生の食べ物の好みと性格についての関連性を調べてみたのですが、甘いものを好きかどうかと、人当たりがよいかどうかには強い関連性が見られることが確認できました。</p>

<p>甘いものが好きな人は、一言でいえば、｢いい人｣なのです。</p>

<p>私は大変に甘党なので、｢甘いものが好きな人に悪い人はいない｣と昔から勝手に思い込んでいたのですが、実際の研究でも裏づけがなされていることを知り、嬉しい気分になってしまいました。そういえば、ディズニーのアニメに出てくるくまのプーさんはハチミツが大好きですよね。そんなプーさんの性格はというと、友達思いで、親切で、森の住人たちからも愛されています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>甘いものへの好みは、人柄に表れる</h2>

<p>したがって、お付き合いする人を選ぶときには、プーさんのように甘いものが好きな人を選べば、間違いありません。他愛のない世間話をしているときや、次のようなことをぽろりと口にしたときに、その人が甘党かどうかを見抜きましょう。</p>

<p>｢私は、甘いものをおつまみにして、お酒が吞めるんです｣</p>

<p>｢ほぼ毎日、コンビニでスイーツを買って帰るんです｣</p>

<p>だれかがこういう話をしているとき、たいていの人は｢ふうん｣とか｢甘党なのか｣としか思わないでしょうが、そういう人ほど人当たりがよく、お付き合いする相手にもふさわしい人だということを覚えておくとよいでしょう。</p>

<p>甘いチョコレートをバッグの中に入れておき、｢お一つどうぞ｣と相手に勧めることで簡単な実験をしてみるのもいいですね。そのときの相手の反応によって、｢甘いものはちょっと&hellip;｣と断ってくるようなら甘党でないことがわかります。</p>

<p>もちろん、お付き合いをするのなら｢うわっ、いいんですか？ありがとうございます！｣とチョコレートをその場ですぐに口に入れてしまうような人のほうがよいでしょう。性格的に温和で優しく、人当たりもよいので付き合いやすい可能性が高いからです。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Fri, 24 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[内藤誼人（心理学者）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「偽物の自然」でもストレス減？体の炎症を防ぎ寿命を延ばす新常識  鈴木祐 (サイエンスジャーナリスト) </title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14614</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014614</guid>
			<description><![CDATA[画像や音、観葉植物といった&quot;偽物の自然&quot;が持つ驚きのリラックス効果を科学的に解説。寿命を最大15年延ばす「良好な人間関係」の重要性とともに、都会にいながら心身の炎症を防ぐ新常識に迫ります。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="緑にはリラックス効果があるという" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_nature.jpg" width="1200" /></p>

<p>ストレスや肥満、慢性疲労など、現代人が抱える不調には、「文明病」というべき環境と遺伝のミスマッチが深く関係しているといいます。なかでも多大な影響を受けていると考えられるのが「自然」と「友人」。<br />
本記事では、ハーバード大学などの膨大なデータをもとに、「自然」と「友人」への投資効果について解説。心身を健やかに保ち、仕事のパフォーマンスを最大化するため、今日から始められる新常識をお届けします。</p>

<p>※本稿は、鈴木祐著『新版 最高の体調』（クロスメディア・パブリッシング）より一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>孤独だった人に友人ができると寿命が延びる</h2>

<p>「友人を大切に」と言われれば、古臭い道徳訓のように響くかもしれません。しかし、ここ数年のデータは、いずれも良好な人間関係がもたらすメリットをはっきりと示しています。</p>

<p>代表的なのは、ブリガムヤング大学による2010年のメタ分析です。研究チームは、過去に行われた「孤独と健康」に関する研究から31万人分のデータを精査し、人間の寿命を延ばす効果が高い要素を抜き出しました。</p>

<p>その結果は、「良好な社会関係」の数字がずば抜けており、孤独だった人に友達ができた場合は最大で15年も寿命が延びる傾向があったとのこと。健康への効果はエクササイズやダイエットの約3倍に当たり、なんと禁煙よりも「友人」のほうが影響が大きいというから衝撃的です。</p>

<p>もうひとつ興味深いのが、ハーバード大学が行った「成人発達研究」です。<br />
これは1939年からスタートした研究で、約80年間にわたって724人の人生を記録し続けたもの。全員が10代の学生だったころから調査を始め、定期的に体調や幸福度を尋ねるのはもちろん、かかりつけの医者からカルテを手に入れたり、家族との会話をビデオで収めたりと、膨大な労力が注ぎ込まれました。</p>

<p>参加者の行く末は幅広く、弁護士や医者になった者、サラリーマンや工場労働者になった者、ボストンのスラム街でホームレスになった者まで様々。彼らの多様な人生をすべてパッケージ化したうえで、「人間の幸福にとって最も大事なものとは？」の答えを数字で割り出したわけです。</p>

<p>研究のリーダーであるロバート・ウィルディンガー教授は言います。<br />
「彼らの人生から得られた、何万ページにもなる情報から明らかになった事は何でしょう？ それは富でも名声でもがむしゃらに働く事でもありません。私たちの体を健康にし、心を幸福にしてくれるのは『良い人間関係』です。これが結論です」</p>

<p>考えてみれば当然でしょう。いくら富や名声を得ようが、病気にならない完璧な肉体を持とうが、人類の3つの感情システムは最適化されません。身近な人たちとの関係が悪ければ「満足」の機能は活性化されず、手に入れたものはすべて無に帰すはずです。</p>

<p>もしあなたが幸福よりも富や名声を追うタイプの人間だったとしても、良い友人の重要性は変わりません。「成人発達研究」のデータでは、人間関係が悪い人にくらべて、良い友人が多い人は3倍も仕事で成功しやすく、年収も高い傾向が見られたからです。</p>

<p>再びウィルディンガー教授の発言を引きましょう。<br />
「良い人間関係は私たちの脳も守ってくれます。周囲との良い関係を80代までキープできた人や、何か困ったときに助けを求められる相手がいる人は、はっきりした記憶を長く持ち続けられます。しかし、困ったときに頼る相手がいないと、早い段階で記憶力が低下し始めるのです」</p>

<p>孤独から来る炎症で体調が崩れ、さらには脳の機能まで衰えてしまうのだから、仕事のパフォーマンスが下がっていくのは当たり前の話。幸福、富、名声、健康は、すべて人間関係の土台があってこそです。</p>

<p>最新の科学からみれば、「自然を大事に」や「友人を大切に」といったフレーズは、古臭いお説教などではありません。遺伝と環境のミスマッチが起きた現代においては、「自然」と「友人」への投資こそが、もっとも費用対効果が高い行為なのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>&quot;偽物の自然&quot;にもリラックス効果がある</h2>

<p>もっとも、いくら自然が体にいいと言っても、現代人が急に「森の生活」を始めるわけにもいきません。いまの暮らしの範囲内で、できるだけ自然を取り入れていく方法を模索するのが現実的でしょう。果たして、自然のメリットが得られる最低ラインはどこにあるのでしょうか？</p>

<p>スタートとして効果的なのは、「自然音」または「自然画像」です。川のせせらぎ、木々を吹き抜ける風の音、雄大な森林の映像、波が押し寄せる海の光景など、種類はなんでも構いません。まずはデジタルのデータを使い、スピーカーやモニタ越しに自然との接触回数を増やすのです。</p>

<p>狩猟採集民とくらべればささいなものですが、これがどうしてバカにできません。自然に飢えた現代人の脳には、たとえ偽物の自然でもかなりのインパクトがあることがわかっています。</p>

<p>たとえばアムステルダム自由大学の実験では、60人の学生に複雑な数学の問題を解かせて精神的なストレスをあたえた後、半分には緑が豊かな公園の写真を5分だけ見せ、残りには一般的な都市の光景を眺めるように指示。それから全員の自律神経を計測したところ、公園の写真を見た学生は2倍も副交感神経が活性化し、心拍数も有意に低下していました。自然の写真を5分ほど眺めるだけでも、かなりのリラックス効果が得られるようです。</p>

<p>また、自然の写真ほどではないものの、自然音についても研究が進められています。<br />
2017年にサセックス大学が行った実験では、風の音や虫の声を5分25秒ほど聞いた被験者は、車のエンジンやオフィスのざわめきを聞いたときよりも、有意にリラクゼーション反応が起きていました。</p>

<p>まずはPCやスマホの壁紙を森や海の風景に変え、通勤電車の中では風や潮騒の音を聞くのが、いまの暮らしに自然を取り込むはじめの一歩になります。</p>

<p>自然の写真と音声で副交感神経が鎮まったら、次のステップです。<br />
ここからは、一歩進んで「観葉植物」を取り入れてみましょう。やはり狩猟採集民の暮らしにはほど遠いものの、こちらも多くのデータで効果が示唆されています。</p>

<p>ノルウェーで行われた実験では、385人のオフィスワーカーの年齢や仕事内容といった因子をコントロールしたうえで重回帰分析を行ったところ、はっきりとした違いがみられました。デスクの上に観葉植物を置いた従業員ほど主観的なストレスが低く、病気で会社を休む回数は少なく、仕事の生産性まで高い傾向が見られたのです。</p>

<p>このような現象が起きる理由には諸説あるものの、1998年のデータでは観葉植物の近くで働くオフィスワーカーは肌荒れが減ったとの報告も出ており、やはり副交感神経の活性化によって体内の炎症が治まったのが大きいようです。</p>

<p>さらに嬉しいことに、観葉植物には幸福度や集中力を上げる効果も確認されています。<br />
350人のオフィスワーカーを対象にしたある実験では、観葉植物を前にしながら作業をした被験者は幸福感が47%アップし、作業の効率が38％も上がったそうです。これは、観葉植物のおかげで作業中の緊張がやわらいだために起きる現象で、心理学の世界では「注意回復理論」と呼ばれます。これほど手軽で生産性が上がるテクニックも珍しいでしょう。</p>

<p>身近に置く観葉植物の種類はなんでも構いません。多くの実験ではポトスやドラセナを使うのが定番ですが、基本的には自分が好きな植物を選べばいいでしょう。<br />
ただし、ここでは観葉植物選びの参考として、1989年にNASAが行った「クリーンエア研究」のデータを紹介しておきます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>NASAが推奨する観葉植物</h2>

<p>◆スパティフィラム（Peace lily）：日陰に置くことでベンゼンとトリクロロエチレンの両方を吸収してくれる。ただし、葉の部分にシュウ酸カルシウムがふくまれており、体内に入れば体調を崩すことも。そのため子どもやペットがいる家庭には不向き。</p>

<p>◆ポトス（Pothos）：ホルムアルデヒドを吸い込む効果が認められている。週に1度の水やりでも十分なので初心者向け。</p>

<p>◆セイヨウキヅタ（Ivy）：ホルムアルデヒドを取り除くのに有効。直射日光でも日陰でも普通に育つが、やはり毒性を持っているので子どもやペットがいる家庭には不向き。</p>

<p>◆キク（Chrysanthemum）：ベンゼンとホルムアルデヒドをフィルタリングしてくれる。</p>

<p>◆ガーベラ（Gerbera daisy）：ベンゼンとトリクロロエチレンの両方を吸収してくれる。</p>

<p>◆サンセベリア（Sansevieria）：ホルムアルデヒドをフィルタリングしてくれる。水やりが少なくてもいいのでメンテナンスは楽だが、水の加減を間違えると枯らしやすい。</p>

<p>◆チャメドレア（Bamboo palm）：ホルムアルデヒドをフィルタリングしてくれる。直射日光を避ければ、毎日の水やりが不要なので育てやすい。</p>

<p>◆ツツジ（Azalea）：ホルムアルデヒドをフィルタリングしてくれる。現在のツツジは品種改良がされていて育てやすい。</p>

<p>これは、観葉植物の空気を清浄化する働きを調べたもので、一部の品種には、ベンゼンやホルムアルデヒドといった大気中の有機化合物を吸い取る作用が認められました。つまり、観葉植物は天然の空気清浄機としてシックハウスの対策にも使えるわけです。</p>

<p>植物の清浄効果を高めるには、およそ10平方メートルごとに直径15〜20センチの鉢植えを1個置くのがベストです。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Fri, 24 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[鈴木祐 (サイエンスジャーナリスト) ]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「アンチコメントも面白い」と思えるのはなぜ？　いけちゃんに聞く“心が軽くなる考え方”  いけちゃん（YouTuber）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14592</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014592</guid>
			<description><![CDATA[YouTuberとして活動していると、批判的なコメントも寄せられるといういけちゃんが、自己流の気持ちを切り替える方法を紹介。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="いけちゃん著『わたしは猫のように生きたい。』" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_smailWoman.jpg" width="1200" /></p>

<p>登録者80万人超えの旅系YouTuberとして活動するいけちゃん。たくさんのファンから愛される中、時には心無いコメントやメッセージが届くことも。ところが、今では嫌味に対しても不機嫌になることはなく、面白さを感じることもあるといいます。</p>

<p>なぜアンチコメントが寄せられても、ネガティブにならないのか――本稿では、いけちゃんの考え方を紐解いていきます。</p>

<p>※本稿は、いけちゃん著『わたしは猫のように生きたい。』(クロスメディア・パブリッシング)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>※写真はイメージです</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>甘え行動</h2>

<p>わたしは基本的に最大限甘やかされたいです。恋愛や友人関係だと、わたしはボス猫体質なので甘えられることが多いです。ですが、いつももっと甘やかされたいと思って生きています。</p>

<p>甘えたいなぁと思った時は、何でもない日に自分で自分にケーキを買ったりして、甘やかしてあげます。(今日も生きててえらいねー！って、無理やり褒めポイントを探します)</p>

<p>よく、仕事とプライベートのオンオフを分けるという話を聞きます。なんか、疲れるなぁ、と感じてしまいます。今のわたしには必要のない考えかたです。根本の生きかたが自由人なので、ずっと同じテンションです。画面の中でも外でもそんなに変わりません。</p>

<p>これは、自分の微妙な面もそのまま外に出すことになります。そんな部分を見て去ってしまう人は、どうせいつか「思っていたのと違った」とか言ってくるので、最初から自分をよく見せすぎないようにしています。</p>

<p>素の自分でずっと過ごせたら、とても楽です。猫は最初からそうしています。猫化していれば、すぐに甘えられます。すぐ甘えられることは、精神状態をマトモに維持するのにとても重要です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>やさしく怒る</h2>

<p>みなさんは相手からネガティブな言葉をかけられた時にどんな対応をとりますか？わたしは職業柄、アンチコメントで過度に批判されたり、マウントをとられたりすることが多いです。</p>

<p>「社会不適合者すぎてヤバい」</p>

<p>「早く辞めてほしい」</p>

<p>「数年後もYouTuberとして生きていられると思っているんですか？」</p>

<p>そんな心ないコメントやメッセージを送りつける人がいます。かなり、酷いです。でも、毎日のようにそんなコメントを見ていると、それに慣れてしまうもので、それなりに傷つきはするものの、ふつうの人よりも遥かに免疫があります。</p>

<p>嫌味を言われたら、「そうなんだあ」と咀嚼するようにしています。どんな環境でどんな仕事をしていて、どんな人がどういう気持ちで、そんなことを言っているのか？そのように頭を巡らせると、人間の面白さを感じることができます。嫌な発言も、冷静にとらえることができれば、不機嫌にならず、いつもと同じテンションで「やさしく怒る」ことができます。</p>

<p>『この人は、わたしのようなタイプの人間(猫？)にあったことがないからこういう風に感じるのかぁ。この人が生きている別の界隈も面白いなぁ』</p>

<p>そんなふうに解釈して、人間に興味をもつと、嫌いにはなれず、人間というものにますます興味が湧いてきます。(ブロックしちゃいますが)</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>待ち合わせ</h2>

<p>人との待ち合わせに、間に合うように努力はするのですが、いつも同じように約束時間に少し遅れてしまいます。毎回、「これで間に合う！」と考えて出発するのですが、結果はいつも同じで、ちょい遅くなってしまいます。</p>

<p>友達と待ち合わせする場合は、そんなわたしでも、まだちゃんとしているほうで、大幅に遅刻する人がわたしの周りでは多いです。ただし、仕事では遅刻はしないように心がけています。(さすがに大事な仕事で遅刻はしたことがない)</p>

<p>みなさんは遅刻に対して厳しいですか？それとも寛容ですか？わたしはとくに気にしません。時間か空いたら、その時にできることをやってしまいます。今やるべきことがなければ、近くを散歩したりお茶を飲んだりして、気長に過ごします。</p>

<p>むしろ、待たされている時間は、突然与えられたラッキータイム。本来なかった時間をプレゼントされた気分になって、いつもより少し贅沢に過ごします。そのままドタキャンされても、超ラッキータイムとして楽しく過ごします。</p>

<p>本当は猫のように待ち人がいつ来るのか、察知できる能力があったらいいなぁと思います。わたしには第六感というものが全くないからです。そのような感覚があったら、待ち人が来る時にその場所へ良いタイミングで行くことができるのに。</p>

<p>猫化人間になっても、この感覚までは流石に難しいです。第六感、欲しいです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>気分の切り替えスイッチ</h2>

<p>わたしの気分の切り替えスイッチは残念ながら「猫の伸び」ほど簡単ではありません。ですが、猫と同様、誤魔化すことは得意です。</p>

<p>日本人は責任感があまりにも強く、精神的にも弱いです。いや、強い人ほど「誤魔化す」ことを嫌がり、自己責任という名のもとに自分を過剰に責めます。</p>

<p>わたしもかつては自責型の人間でした。失敗に向き合いすぎた結果、鬱になり人生が滅茶苦茶になりました。鬱になっても、誰も同情してくれません。体が動かなくなっても、誰も自分ほど親身になって考えてくれません。そもそも、どうすれば鬱にならなかったのか？そう考えずにはいられませんでした。</p>

<p>そこで編み出した挫折攻略法は「何があっても人のせいにする」です。ぱっと見、現代を生きる人間としては最悪の発想です。</p>

<p>全部他責。失敗したら全部誤魔化す。全部なかったことにする。</p>

<p>失敗したら次の行動も「また失敗するかも...」と制限されがちですが、失敗の記憶そのものを全部自分に都合よく書き換えることで明日も前向きに生きていけます。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Fri, 24 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[いけちゃん（YouTuber）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>【イベントレポ】楳図かずお生誕90周年「楳図ホラーハウス 漂流教室と思考実験展」　脳がバグる狂気と“心臓バクバク”の没入体験  PHPオンライン編集部</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14722</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014722</guid>
			<description><![CDATA[UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜が、吉祥寺にあるGALLERY ZENONにて開催中。体験したレポートをお届けする。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721hyoryu07.jpg" width="1200" /></p>

<p>楳図かずお先生の伝説的傑作『漂流教室』。その圧倒的な絶望感と没入感をリアルに体感できる体験型展覧会「UMEZZ HORROR HOUSE〜漂流教室と思考実験展〜」が東京・吉祥寺にあるGALLERY ZENONで9月6日まで開催中です。これまで東京・大阪で累計2万人以上を動員した「思考実験展」と融合し、人間の恐怖に迫る体験を味わうことができます。編集部による体験レポートをお届けします。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>始まりは「守りたいもの」の選択から</h2>

<p><img alt="UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721hyoryu01.jpg" width="1200" /></p>

<p>この展覧会は、1回につき最大7名限定。会場の入口に到着すると、いきなり究極の問いを突きつけられます。</p>

<p>「もし未来の世界に漂流したら、そこで最後まで守りたいものは何ですか？」</p>

<p>用意された選択肢はどれも捨てがたいものばかりですが、直感的に「人間としての尊厳だけは失いたくない」と思い、私は「尊厳」を選択。選んだアイテムに自分の名前を書き、名札に入れて胸に装着します。</p>

<p>薄暗い会場内へ一歩足を踏み入れると、まずは一緒に漂流することになった7人で自己紹介タイム。それぞれの「名前」「クラス」「守りたいもの」とその理由を発表し合います。他の参加者の方々の理由を聞きながら「うんうん、わかる&hellip;！」と深く納得。案内人の方が温かく場を和ませてくれるため、ソロ参加でも安心して没入できる空気感が整っていました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>突如訪れる絶望と、緊迫の「多数決」</h2>

<p><img alt="UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721hyoryu03.jpg" width="1200" /></p>

<p>ところが和やかな空気も束の間、突如として激しい破壊音が響き渡ります。慌てて入口の様子を見に行くと、なんと外への扉が開かない&hellip;！</p>

<p>案内人の方に導かれ、窓のある部屋へ移動すると、どこからか男の子の声が聞こえてきました。どうやら私たち参加者は時空を超えて荒廃した未来へ漂流してしまったらしく、元の世界へ戻るには「天国」を目指すしかないと告げられます。</p>

<p>ホラーが苦手な私は、この時点ですでに心臓がバクバク。「取材どころじゃないかもしれない&hellip;」と本気で不安が押し寄せてきます。</p>

<p><img alt="UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721hyoryu12.jpg" width="1200" /></p>

<p>部屋のロッカーの上には、ひとつの不可解なメッセージ。</p>

<p>「脱出には水が二つ必要」</p>

<p>ロッカーの中には人数分のバッグが入っており、一人ひとつずつ取り出して中身をこっそり確認するよう促されます。そっとバッグの中を覗くと、そこにはパウチに入った水と、メモ帳、そしてペンが入っていました。</p>

<p>すると案内人の方から、「バッグの中身をお互いに見せ合うべきか」を多数決で決めようと提案がなされます。</p>

<p>実はこの時、「あれ&hellip;私、他の参加者と何か違う&hellip;！？」と強烈な焦りを覚えていたのですが、ネタバレになるため秘密にしておきます。正直、この多数決の瞬間が全編通して一番胃が痛くなるほどの緊張感でした。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>迫られる苦渋の決断</h2>

<p>多数決の結果「中身は見せない」こととなり、一行は次のエリアへ。辿り着いたのは、学校の机と椅子が整然と並ぶ、薄暗く不気味な教室のような空間です。</p>

<p>手がかりを求めて探索すると、貴重な食料である「1枚のクッキー」を発見。ここでも「誰がクッキーを保管しておくか」の投票が行われます。保管者が無事に決まったその時、窓の外から謎の物音が&hellip;！</p>

<p>体験後、一緒に回った漂流教室ファンの方に話を伺うと「この教室の場面が一番没入感があってヒヤッとした」と熱く語ってくれました。</p>

<p><img alt="UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721hyoryu08.jpg" width="1200" /></p>

<p>冷や汗をかきながら移動した次なるエリアは「保健室」。嫌な予感を抱えながら足を踏み入れると、ベッドには横たわるひとりの男の子の姿が。傍らにあったノートを開くと、そこにはこの場所に漂う「感染症」に関する恐ろしい記述が残されていました。</p>

<p><img alt="UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721hyoryu09.jpg" width="1200" /><br />
保健室の備品もリアルで不気味です&hellip;</p>

<p>そして再び、参加者全員に突きつけられる選択。漂流してからというもの、常に己の倫理観や選択を試されているような感覚が続き、私はすっかり挙動不審になっていました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>案内人から発せられた衝撃の言葉</h2>

<p><img alt="UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721hyoryu10.jpg" width="1200" /></p>

<p>精神的に追い詰められた状態で「昇降口」と書かれた案内の方へ進むと、あたりは不気味な草むらに変化します。</p>

<p>ふと奥に目をやると、暗がりの中でガサガサと怪しく動く人影が。その人物が必死に漁っていたのは、私たちが脱出するために喉から手が出るほど欲しい「水」でした。</p>

<p>脱出には「水が二つ」必要。しかし、参加者が持っているのは一人ひとつずつ。</p>

<p>「どうすればいいんだ&hellip;」と全員が固まったその時、案内人の口から耳を疑うような言葉が放たれたのです――。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>体験の後は「通信簿」の授与＆限定フードに舌鼓！</h2>

<p><img alt="UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721hyoryu04.jpg" width="1200" /></p>

<p>すべての体験が終了すると、参加者全員に「通信簿」が配られます。</p>

<p>ここには、道中で自分が行ってきた選択の結果をもとに、どのような性格なのかが分析されて書かれており、体験の余韻とともに自分の内面を振り返ることができます。</p>

<p><img alt="UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721hyoryu02.jpg" width="1200" /><br />
フォトスポットも設置されている</p>

<p>また、売店コーナーでは『漂流教室』の各種グッズのほか、ファンにはたまらないコラボフード＆ドリンクも販売されていました。</p>

<p>今回は試しに「目玉フロート」を注文。</p>

<p>目玉の氷が入った少し毒々しいインパクト抜群の見た目ですが、アサイーのすっきりとした味わいがとても爽やかで、じっとり蒸し暑いこの季節にぴったりの一杯でした。</p>

<p><img alt="UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721hyoryu05.jpg" width="1200" /></p>

<p>極限状態での選択、深まる謎、そして『漂流教室』の世界に完全に呑み込まれるような臨場感。あなたなら、この絶望の世界で最後まで何を「守り」抜きますか？</p>

<p>&nbsp;</p>

<p>【UMEZZ HORROR HOUSE 〜漂流教室と思考実験展〜】</p>

<p>開催期間　2026年7月17日（金）〜9月6日（日）※火曜定休（8月11日は開催）</p>

<p>開催時間　平日 13:00〜20:00（19:00最終入場）／休日 11:00〜20:00（19:00最終入場）</p>

<p>会場　GALLERY ZENON（ギャラリーゼノン）<br />
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-11-1</p>

<p>入場料　平日：5,000円（税込）／休日：5,500円（税込）／学割：4,500円（税込）※平日16:00 の回限定</p>

<p>定員　1グループ最大7名まで</p>

<p>体験時間　約60分</p>

<p>https://umezz-horrorhouse.jp/</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721hyoryu07.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 23 Jul 2026 18:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[PHPオンライン編集部]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>がんばりすぎ、考えすぎ...心と体が悲鳴をあげる前に知りたい5つの対処法  井上智介（産業医、精神科医）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14649</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014649</guid>
			<description><![CDATA[頑張りすぎ、我慢しすぎ、考えすぎ…。心の｢すぎる｣に気づいて立ち止まり、そっと力を緩めませんか？真面目なあなたが自分を責めず、心地よいバランスで生きるための｢しすぎない練習｣をお届けします。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="考えこむ人" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_hirou_1.jpg" width="1200" /></p>

<p>がんばりすぎたり、我慢しすぎたり、怒りすぎたり&hellip;。つい、しすぎて後悔することが、誰にでもあるのではないでしょうか。うまく肩の力を抜いて、｢適度｣を取り戻す方法について、精神科医の井上智介さんが解説します。</p>

<p>※本稿は、『PHPスペシャル』2026年8月号より内容を抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>｢しすぎる｣の罠</h2>

<p>朝、目覚ましが鳴る前から目が覚めて、布団の中ではもう今日の段取りを考えている。日中は周りの機嫌ばかりを意識して、帰る頃にはクタクタ。それなのに家に着いたら着いたで、｢まだあれもこれもやらないと&hellip;｣と考えて休むヒマもない。</p>

<p>あなたは、こんな日々を送っていませんか？そして、｢もっとがんばらなきゃ｣｢しっかりしないと｣｢こんなことでイライラしたらダメ｣などと、自分に言い聞かせてはいないでしょうか？</p>

<p>がんばること、考えること、我慢すること、期待すること、怒ること。これらは、すべて人として自然な心の反応です。決して、それ自体が悪いわけではありません。しかし、その後ろに｢すぎる｣がくっつくと、途端に心と体は悲鳴をあげはじめます。</p>

<p>たとえば、がんばりすぎて倒れそうになる。考えすぎて眠れなくなる。我慢しすぎて自分の気持ちがわからなくなる。期待しすぎて裏切られたように感じる。怒りすぎて自己嫌悪に陥る。たった3文字の｢すぎる｣が加わるだけで、本来は自分の大切な心の反応が、自分を追い詰めるものに変わってしまいます。さらに厄介なのは、｢しすぎている｣最中には、そのことに自分でなかなか気づけないことです。むしろ、｢まだ足りない｣｢自分が弱いだけだ｣と、さらに自分を追い込んでしまう場合もあります。</p>

<p>でも、安心してください。｢しすぎてしまう｣のは、あなたがそれだけ誠実に生きている証拠。自分の生き方を否定する必要はありません。力の入れ具合をほんの少し調整すれば、毎日をずいぶんラクに過ごせるようになります。</p>

<p>ここでは、つい｢しすぎてしまう｣5つのタイプごとに、心と体の疲れをほどいて、｢適度｣を取り戻すためのヒントをお伝えしたいと思います。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ブレーキを知らない｢全力疾走｣な人</h2>

<p>休むことに罪悪感をおぼえ、常に｢もっとできるはず｣と自分を奮い立たせてしまいます。周囲の期待に応えたい気持ちが強く、限界を超えても歯を食いしばってがんばり続け、気づけば心身ともに消耗しきっていることも。</p>

<p>がんばりすぎてしまう人におすすめしたいのが、がんばらないための予定を先にスケジュールに入れる方法です。たとえば手帳やカレンダーに、20時に｢ストレッチをする｣｢漫画を読む｣などと具体的に記入し、先に予定として入れてしまいましょう。がんばり屋さんは予定を守るのが得意なので、先にリラックスできることをスケジュールに組み込めば、それを遂行するかたちで自然と休めます。</p>

<p>さらに、一日の終わりに今日やったことを3つだけメモしてみてください。小さなことで大丈夫。資料に目を通した、メールを1つ返した、お風呂に入った。それだけでも充分がんばっています。｢まだ足りない｣ではなく、｢これだけやっている｣に気づくことが、がんばりすぎのブレーキになってくれます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>思考のループから抜け出せない人</h2>

<p>1つのことが気になると、頭の中でぐるぐると思考が止まらなくなる傾向が。｢あのとき、ああ言えばよかった｣｢この先どうなるんだろう｣などと、過去や未来を何度も往復して、今この瞬間を味わう余裕をなくしてしまいます。</p>

<p>頭の中でひたすらぐるぐると考え続けてしまうのを止めるのに有効な手段が、体の感覚に意識を移すこと。たとえば、冷たい水で手を洗ってみてください。ひんやりとした感覚に集中するだけで、頭の中のぐるぐるがフッとゆるまる瞬間があります。</p>

<p>また、考えが止まらないときは、それを頭の外に出してしまうのも効果的です。裏紙でもメモ用紙でもいいので、頭に浮かんだことをそのまま書きなぐってください。きれいな文章でなくてＯＫ。それだけで驚くほど頭がスッキリします。そして、書き出したものを見て、｢それは『今』考えないといけないこと？｣と自分に聞いてみてください。たいていの悩みは、今すぐ答えを出さなくても大丈夫だと気がつけますよ。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>いつも譲ってしまう人</h2>

<p>｢自分さえ我慢すれば丸くおさまる｣と、いつも自分の気持ちを後回しにしがち。相手を優先するあまり、本当はつらいのに笑顔をつくって、自分が何をしたいのか、何が嫌なのかさえ、わからなくなってしまいます。</p>

<p>まずは自分の本音に気づく練習から始めてみましょう。モヤモヤした気持ちがあるときは、一日の終わりに｢今日のあの場面、本当はどう感じていた？｣と、自分に聞いてみてください。声に出さなくても大丈夫。心の中で｢本当は少し嫌だった｣とか｢じつは疲れていた｣と、認めるだけでも構いません。それだけで、見えなくなっていた自分自身の輪郭がゆっくりと戻ってきます。</p>

<p>そして次のステップとして、ちょっとした場面で遠慮しないようにしてみましょう。ランチに行ったときに周りに合わせずに本当に食べたいものを注文したり、飲み物の好みを正直に伝えたり。そんな些細なことでいいのです。自分を優先する小さな体験の積み重ねが、我慢しすぎる自分をほぐしてくれます。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>周りに求めすぎてしまう人</h2>

<p>｢きっとわかってくれるはず｣｢これだけやったのだから報われるはず｣などと、相手や状況に対して理想を描きすぎてしまいます。現実と期待のギャップに落胆することが多く、そのたびに深く傷ついたり自信を失ったりしがちです。</p>

<p>いつの間にか期待が｢こうあるべき｣という執着に変わると、自分の思い通りにいかないことが増え、苦しくなります。そこで試してほしいのが、期待の語尾を変えてみること。｢〜してくれるはず｣から｢〜だったらいいな｣に置き換えるのです。これだけで、期待が願いに変わり、叶わなかったときのダメージがやわらぎます。</p>

<p>さらに、期待の分散も効果的です。ひとりの人や1つの結果にすべてを預けるのではなく、｢こっちがダメでも、あっちがある｣と、心の拠りどころを複数持っておきましょう。たとえば、仕事で評価されなかった日は、趣味や好きなお店、気の合う友人など、自分が満たされる別の時間や場所に目を向ける。心の拠りどころを分けるだけでも、心は軽くなりますよ。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>怒りを爆発させてしまう人</h2>

<p>些細なことでカッとなり、強い言葉を発したあとに｢またやってしまった｣と自己嫌悪に陥りがち。怒りの裏には、｢わかってほしい｣｢大切にしてほしい｣という切実な思いが隠れていることが多いですが、それを相手にうまく伝えられません。</p>

<p>怒りのピークは6秒ほどで過ぎると言われています。だからこそ、カッとなった瞬間に、まずは6秒だけ意識をそらすことを試してみてください。その間は、目に入ったものの色や形を頭の中で実況するのがおすすめ。｢白い壁、丸い時計、青いペン&hellip;｣と意識をそらしているうちに落ち着いてきます。</p>

<p>怒りが収まったあとは、自分は何を大切にしていたのかを探ってみてください。怒りは、自分の大切にしているものを傷つけられることで湧き起こります。それは物理的なものに限らず、｢マナーを守る｣｢時間を守る｣など、あなたの価値観かもしれません。怒りを分析すると、自分自身への理解も深まります。怒った自分を責めるのではなく、｢それだけ大切にしているんだな｣と、ねぎらってあげてください。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>がんばりやの特効薬は｢いい加減｣</h2>

<p>ここまで読んでくださったあなたは、きっと日頃から｢もっとしっかりしなきゃ｣とか｢私が変わらなきゃ｣と自分に言い聞かせるような、とても真面目でやさしい人だと思います。</p>

<p>最初に述べたように、｢しすぎてしまう｣のは、あなたの欠点ではなく、一生懸命に生きてきたからこそ身についた、あなたなりの生き方の1つ。だから、そんな自分をダメだと責めたり、大きく変えようとしたりする必要はありません。やりすぎていたなと気づいたら立ち止まり、そっと力をゆるめることを続けていけば大丈夫です。</p>

<p>｢適度｣に生きるとは、完璧なバランスで生きるということではありません。揺れながら、時にはやりすぎながらも、｢あ、ちょっとしすぎたかも｣と気づいたら戻り、｢いい加減｣に生きること。｢いい加減｣と聞くとネガティブな印象があるかもしれませんが、加えたり減らしたりの繰り返しそのものが、｢適度｣に生きるということなのです。</p>

<p>今回ご紹介した方法も、すべて試してみる必要はありません。この中のどれか１つでも、ちょっとやってみようかなと思えるものがあったら充分です。あなたがあなたのままで、ゆっくりとひと息つけるように、自分にやさしくしてあげてください。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_hirou_1.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 23 Jul 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[井上智介（産業医、精神科医）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「俺に何してほしいの？」冷たい一言で大喧嘩に...SHE創業者が涙した“夫の本音”  福田恵里（SHE株式会社 代表取締役CEO／CCO）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14607</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014607</guid>
			<description><![CDATA[夫の一言で大喧嘩になった4日後、福田恵里さんは思いがけない本音を聞きます。SHE創業者が自信を取り戻した経験とは。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_fight.jpg" width="1200" /></p>

<p>女性向けキャリアスクール「SHElikes」を運営するSHE株式会社代表取締役の福田恵里さん。大学時代に起業を志し、新卒で入社したリクルートでの経験を経て、SHEを創業しました。</p>

<p>サービスが成長していく一方で、福田さんは経営者としての自分のあり方にも向き合うようになります。そのなかでたどり着いたのが、自分は「のび太型リーダー」なのだという自己理解でした。</p>

<p>誰も行ったことのない場所へ、誰もやったことのない方法で行きたい。「あんなこといいな、できたらいいな」と妄想し続けることこそが、自分の強みなのだと気づいたといいます。</p>

<p>そんな福田さんにとって、大きな支えとなったのが、同じく経営者である夫の存在でした。ある日、夫から投げかけられた心ない言葉をきっかけに喧嘩になったことも。しかし後日、夫が&quot;ある本音&quot;を打ち明けたことで、福田さんは救われたといいます。</p>

<p>本稿では、福田さんが「のび太型リーダー」という自分らしいリーダー像にたどり着いた経緯と、夫とのやり取りを通じて支えられた経験を、著書『『私なんか』を『私だから』に変える本』より紹介します。</p>

<p>※本稿は福田恵里著『『私なんか』を『私だから』に変える本』（日経BP）より一部を抜粋・再構成したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「のび太型リーダー」誕生の瞬間</h2>

<p>全社員に向けた「Visionプレゼン」の機会がやってきた。Visionプレゼンとは、自分自身のビジョンと会社のビジョンを重ね合わせ、その意味を言語化し、全社員の前で発表する場のこと。年に1度、全社で実施している大切なイベントだ。</p>

<p>これまでは社員のみんなに発表してもらい、私は聞く側に回っていた。でもそのときは、自分もプレゼンの舞台に立とうと決めた。みんながこんなに本気で自分と向き合っているのに、私だけ安全地帯にいるのは違うと思ったからだ。</p>

<p>私なりの覚悟であり、自己開示の儀式だった。</p>

<p>プレゼンに向けて、「今の私のピュアな本音は何なのか」を何度も自分に問いかけた。</p>

<p>いつからかSHEの代表でいる自分に自信がなくなっていたこと。会社が楽しいと思えなくなっていたこと。でも、そんな自分からまずは変えたくて、行動し始めていること。</p>

<p>行動をしていく中で、「私が楽しかったときはどんなときだったっけ」、を思い出していた。</p>

<p>大学生のときに、夜行バスに乗ってたくさんの起業家に会いに行った日々。「日本一かわいいWebスクールをつくる！」と、「DesignGirls」をつくった日。創業して、「まだ誰もやっていない女性のキャリアのインフラをつくるんだ」と息巻いていた日々。</p>

<p>ああ、私は誰も行ったことのない場所に、誰もやったことのない方法で、行きたいんだなぁと。そのとき、気付いた。</p>

<p>「こんな場所に、こんな方法で行ったら面白いんじゃないか？」<br />
「あんなこといいな、できたらいいな」を常に妄想しているのが、自分なんだと。</p>

<p>なんだかドラえもんの歌詞のようだな......と考えていたその瞬間、私に1つの答えが降りてきた。</p>

<p>「私は、のび太型のリーダーなのかもしれない」</p>

<p>のび太は、自分一人では何もできないように見えるけど、ドラえもんや助けてくれる仲間のおかげで、「あんなことできたらいいな」がかなっていく。のび太自身もみんなのおかげで優しくなれたり、強くなれたり、少しずつだけど成長していく。</p>

<p>これまで自分が思い描いていたリーダー像は、『キングダム』の信や『鬼滅の刃』の炭治郎、『ONE PIECE』のルフィのような、強くて、みんなを引っ張っていく存在だった。でも、どれだけ頑張っても、自分はそうはなれなかった。夢見たリーダーみたいにかっこよくはないけど、「のび太型リーダー」は自分の中でなぜかしっくり来た。</p>

<p>ジャイアンに力では勝てないけれど、人徳でしずかちゃんと結ばれたり、あやとりと射撃だけはすごく得意だったり、自分にしかできないアイデアと工夫で勝てる方法を見つける。</p>

<p>スタートアップが大企業に挑むことも、きっと同じだ。正面からでは勝てなくても、自分たちなりのやり方で勝つことはできる。</p>

<p>そして最後にはいつだって、のび太が世界を救い、幸せにしてきた。</p>

<p>のび太型リーダーという考え方は、弱くて自信がなくて「私なんか」と落ち込んでいた自分の見方を、変えてくれた。弱くて自信がない「私だから」こそ、1人ではなくみんなと一緒に世界を変えられるんだと思わせてくれる、お守りのような考え方になった。</p>

<p>Visionプレゼンでそれを発表するときは、正直怖かった。こんな等身大の自分を見せて、受け入れてもらえなかったらどうしよう。「こんなリーダーで大丈夫なのか」と思われるかもしれない。それでも、「ここで本当の自分を出さなければ、この踊り場は越えられない」と思った。</p>

<p>だから私は、勇気を出して、ありのままの自分でその場に立った。</p>

<p>発表が終わったあと、いろんなメンバーから声をかけてもらった。</p>

<p>「恵里さんでもそんなふうに思っていたんですね」<br />
「『自分が代表でいいのか』と思っていたなんて、想像もしていませんでした」</p>

<p>驚いた。社長という肩書があるから、必要以上に強く見えていたのかもしれない。本当はみんなに助けてほしかったのだ。</p>

<p>そしてもう1つ、Visionプレゼンで話したことがある。のび太型リーダーとして、「どうやって世界を変えていくか」だ。</p>

<p>以前、人事部長がこんな言葉をかけてくれた。</p>

<p>「恵里さんの中にはずっと、みんなが使うもの、みんなが好きなもの、みんなの生活を変えるものをつくりたいという気持ちがありますよね。〝王道〞をつくることが、キーワードなんだと思います。女性向けのスクールはほかにもたくさんあるけれど、私たちがここまで成長できたのは、その〝王道〞をつくることに向き合い続けてきたからなんじゃないですか」</p>

<p>その言葉を聞いたとき、自分の中で、すべてがつながった気がした。</p>

<p>私はVisionプレゼンで、こう宣言した。</p>

<p>「のび太な自分を赦して、愛する。そして、誰もやったことがない着想で、誰もが使い、誰もが好きになる&quot;王道&quot;をつくる」</p>

<p>その先にあるのは、人々の生活や価値観を根底から変える、新しい文化をつくること。</p>

<p>そして、それを世界中に届けていくことだ。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>その一言で、救われた</h2>

<p>「私って、のび太なのかもしれない」</p>

<p>そう気づいたあの夜、私は興奮冷めやらぬまま、同じく経営者である夫にその話をした。</p>

<p>でも、返ってきたのは、思いがけない言葉だった。</p>

<p>「で、俺に何してほしいの？ 」</p>

<p>その一言で、空気が一気に冷えて大喧嘩になり、しばらく口をきかなかった。<br />
4日後、夫が謝りに来たのだが、「実は」と本音を話してくれた。</p>

<p>「恵里が遠くに行ってしまうのが怖くて、悔しくて、素直な気持ちで聞けなかった」<br />
「経営者としてライバル意識もあるけど、実は恵里が思っているより、恵里を心から尊敬しているし、羨ましくさえある」<br />
「でもそれを伝えると夫婦の関係が変わりそうで怖かった」</p>

<p>彼の言葉を聞きながら、私は涙が止まらなかった。</p>

<p>ずっと、自分に自信がなかった。「自分は経営者に向いていないんじゃないか」と思い続けていた。でも、一番近くにいる人が、そんな自分に「尊敬している」「羨ましい」と言ってくれた。そのとき、初めて気づいた。自分に足りなかったのは、能力でも実績でもなく、「あなたならできる」と信じてくれる、誰かの言葉だったのだと。</p>

<p>自分が自分を信じられなくなっているとき、身近な人からの「信じているよ」という言葉が、どれだけ支えになるのか。あの夜、私はそのことを初めて体感した。</p>

<p>人は、1人では走り続けられない。どれだけ強く見える人でも、心のどこかで、誰かの言葉に支えられている。うまくいかないときは、根拠なんてなくてもいい。</p>

<p>ただ「あなたならできる」と言ってくれる人がいること。それだけで、人は前を向くことができる。</p>

<p>あなたには、そう言ってくれる人がいるだろうか。もし思い浮かぶ人がいるなら、その人をどうか大切にしてほしい。もし、今は思い浮かばないとしても、きっとこれから出会えるはずだから。</p>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_fight.jpg" />
						
						<pubDate>Thu, 23 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[福田恵里（SHE株式会社 代表取締役CEO／CCO）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「どうしても部屋が散らかる」　行動経済学者が教える脳のクセを活かした片づけ術  竹林正樹（行動経済学者）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14572</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014572</guid>
			<description><![CDATA[一向に部屋が片づく気配がないのは、脳のクセが原因かも。行動経済学者の竹林正樹さんが、現状維持バイアスを打ち破る片づけの習慣を解説。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="片づかない部屋" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_messyroom_1.jpg" width="1200" /></p>

<p>部屋はキレイに保ったほうがいいとわかっているはずなのに片づかない...その原因は現状を維持しようとする「脳の現状維持バイアス」が原因だと、行動経済学者の竹林正樹さんは指摘します。</p>

<p>竹林さんの著書『すぐやる人の脳のクセ！』では、脳のクセを活かして行動を改善するためのナッジを紹介しています。本稿では、自然に片づけられるようになる仕組みについて解説します。</p>

<p>※本稿は竹林正樹著『すぐやる人の脳のクセ！』（飛鳥新社）より一部を抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>3日坊主を卒業するためのナッジ</h2>

<p>理想の行動を習慣にすることは、自分を変えるための効果的な戦略です。しかし、「片づけ」「運動」「ダイエット」など、本来プラスになる行動ほど、忙しさの中で後回しになってしまうものです。</p>

<p>すると、多くの人が「続かない」「やっぱりできなかった」という壁に直面し、そのうち、行動したいという気力すらなくなっていきます。その原因の多くは、脳が持つ「現状を維持しようとする力」（現状維持バイアス）にあります。</p>

<p>現状維持バイアスを打ち破るのに必要なのは、気合でもやる気でもなく「仕組み」です。「自然に続けたくなる環境作り」について、具体的なナッジの事例とともに紹介します。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「散らかしてもいいエリア」と「絶対清潔エリア」を区分する</h2>

<p>こんな人にオススメ：部屋を片づけられない人、片づける時間を作れない人<br />
ナッジ：ゾーニングナッジ</p>

<p>かつての私は、掃除や片づけが苦手でした。平日は仕事で忙しく、休日にまとめて掃除しようと思っても、結局手がつかないまま散らかった部屋で新しい週を迎える...そんな生活が続いていました。これは現在バイアスに振り回されている典型的な例です。</p>

<p>そんな私でも、今はある程度キレイな状態をキープできています。その理由は、「散らかしてもいいエリア」と「絶対清潔に保つエリア」を、養生テープで明確に区分しているからです（ゾーニングナッジ）。</p>

<p>片づける余裕がないときは、「散らかしてもいいエリア」に書類や荷物を一時的に置きます。それだけで、部屋がぐちゃぐちゃになることは避けられます。そして、「絶対清潔エリア」には物を置かないというルールを守ることで、「散らかった状態が当たり前」というスパイラルに陥ることを防げます。</p>

<p>この工夫には、心理的な裏づけがあります。散らかった状態を毎日目にしていると、単純接触バイアス（何度も目にするとそれが心地よく感じられる心理）が働き、「このくらいの散らかりが自分には合っている」と、現状を正当化したくなります。しかし、一部でも「片づいている状態」を維持できていることで、「部屋は整っているべきもの」という感覚が自然と根づくのです。</p>

<p>全体が散らかっていると、何をどうしていいのかわからなくなります。何事も０&rarr;１へと一歩踏み出すのはむずかしいものですが絶対清潔エリアを死守することで、片づけの着手しやすさが大きく変わってきますよ。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>片づけるのは「レジ袋１枚分のゴミ」だけ</h2>

<p>こんな人にオススメ：片づけをはじめるのに腰が重い人<br />
ナッジ：スモールステップナッジ</p>

<p>「散らかしてもいいエリア」を設定すると、時間が経つにつれて、物が増えていくという問題が発生します。もちろん定期的に片づければいいのですが、面倒くさがりな私は、「一度掃除をはじめたら、全部やり切らないといけない気がして、手がつけられない」という状態になったことが何度もありました。</p>

<p>私に限らず片づけが苦手な人は、「やるなら徹底的にやる」という完璧主義の側面もあります。しかし、その気持ちが逆に行動を妨げ、「今日は忙しいから無理」「また今度にしよう」と、片づけを後回しにする原因になってしまうのです（現在バイアス）。さらに、私たちの脳は思い出の品には並々ならぬ愛着を持つため、廃棄処分するのを苦痛に感じます（保有バイアス、IKEAバイアス）。</p>

<p>そんなときにオススメしたいのが、レジ袋１枚分だけ片づけるというスモールステップナッジです。「このレジ袋１枚が満杯になるまでゴミを集める」という小さな目標を設定することで、心理的ハードルを下げることができ、「ここまでやった」という達成感も刺激され、次もやろうという意欲にもつながります。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>友人を自宅に招く</h2>

<p>こんな人にオススメ：部屋を片づけられない人、部屋にゴミが散乱している人<br />
ナッジ：社会的ナッジ</p>

<p>来客があるとわかった瞬間、掃除する明確な動機ができます。普段は「また今度でいいか」と後回しにしてしまう片づけも、「人が来るから」と思うと自然と手が動きます。</p>

<p>これは、「自分のためには動けないけれど、誰かのためなら動ける」という利他性の心理（利他性バイアス）と「他人の目が気になる」心理（モニタリングバイアス）に働きかけた仕組み作り（社会的ナッジ）です。人は本質的に、他人からの評価や印象を気にする心理があります。「この状態を見られるのはさすがに恥ずかしい」という危機感が、掃除のモチベーションになります。</p>

<p>その結果、我が家の掃除の頻度は友人の来訪頻度とほぼ連動するようになりました。「来客のために掃除をする」というより、「掃除のためにお客さまを呼ぶ」という状態になっているのかもしれません。</p>

<p>「人を家に呼ぶのは苦手」という人は、他者に家の中を見られるタイミングをあえて生活に組み込むのも効果的です。たとえば、「毎週△曜日、自宅からオンライン会議に参加する」「毎月、シルバー人材センターに水回りの掃除をお願いする」などと決めると、その予定に合わせて自然と片づけたくなります。</p>
]]></content:encoded>
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						<pubDate>Thu, 23 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[竹林正樹（行動経済学者）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>淡い景色が広がる独自の描き方　アルコールインクアートが魅せる言葉の要らない世界（連載「描き屑の瞬き」第3話）  いのうえまりこ（画家）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14650</link>
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			<description><![CDATA[画家・いのうえまりこさんの連載「描き屑の瞬き」では、いのうえさんがその時々に抱いたあれこれを絵とエッセイで綴ります。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="いのうえまりこ　描き屑の瞬き" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260716inouemariko02.jpg" width="1200" /></p>

<p>アルコールインクと無水エタノールを紙に垂らし、風や紙の傾きでインクを広げて描く、アルコールインクアート。画家・いのうえまりこさんは、この技法を主な画材に、自身の内側にあるものと向き合いながら作品を描いています。</p>

<p>連載「描き屑の瞬き（かきくずのまたたき）」は、いのうえさんが日常のなかで心に留まった景色や感情を、絵とエッセイで綴る企画です。第3回となる今回も、担当編集との対話をもとに完成した一枚の絵に、言葉を添えてもらいました。</p>

<p>淡く、どこか浮遊感をおぼえる作品。いのうえさんが高校生の頃に味わったとある出来事をきっかけに、&quot;心が動く瞬間&quot;について語ってくれました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>言葉では届かない場所へ</h2>

<p><img alt="いのうえまりこ　アルコールインクアート" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260716inouemariko05.jpg" width="1200" /></p>

<p>冬の寒空の下、一人で絵を描いていたことがある。</p>

<p>美術科の高校に通っていた頃、冬休みに出された課題は、一本の大木を描いてくることだった。冷たい空気の中、街角で大木に向かって絵筆を動かしていた。</p>

<p>描いている途中、背後で子どもたちのひそひそ声がした。一人で絵を描いている気恥ずかしさもあり、振り返らず黙々と描いていた。しばらくして、聞こえなくなったと思ったらまた聞こえてきて、やがて静かになった。</p>

<p>気配が消えたのを感じて、ほっとしてようやく振り返ってみた。</p>

<p>そこにはみかんとお菓子があった。<br />
そっと、丁寧に置かれていた。</p>

<p>言葉は交わしていない。顔も名前も知らない。<br />
ただ、私のために、黙って置いていってくれたのだと思う。</p>

<p>びっくりしたあと、少し泣きそうになった。<br />
冬空の下の出来事なのに、ぽかぽかとした温度のまま、ずっと胸に残っている。</p>

<p><img alt="いのうえまりこ　アルコールインクアート" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260716inouemariko06.jpg" width="1200" /></p>

<p>編集の方との対談は続いていて、この日最後の3枚目の絵を描いている。</p>

<p>重い話をしたあとだったから、最後はもう少し軽やかでありたいと思った。コジコジが出てきそうな絵にしたいと思った。私はさくらももこの作品のコジコジが大好きである。あの在り方に、何度も救われてきた。</p>

<p>深刻ではなく、何かを証明しようともしない。そこに在るだけでいいような絵。自由に好きなところに遊びに行ったり、好きなものを好きな時に食べたり、ただ息をしているだけでいい、そんな世界の絵。</p>

<p>絵を描くとき、少し変わった描き方もしている。水で溶けるアクリル絵の具と、エタノールで溶けるアルコールインク、ときにはオイルパステルも使う。それぞれ溶ける媒体が違うから、きれいに混ざり合うことはない。反発しながら、はじきながら、画面の上で思い思いに広がっていく。</p>

<p>少しずつ色が重なり、層ができていく。乾くまでにも時間がかかる。それでも最後には、一枚の絵になっている。その過程を見るのが好きで、この描き方を続けている。</p>

<p><img alt="いのうえまりこ　アルコールインクアート" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260716inouemariko04.jpg" width="1200" /></p>

<p>アクリルの白の上に、カラフルなインクを重ね、そしてまた白を重ねていくと、全体に淡い色の景色が広がっていく。</p>

<p>眺めている時間の中で、頭の中で組み立てていたおしゃべりが静かになる。せわしなく結論を急ぐ気持ちがほどけていくような。色をただ動かすという行為は、言葉を通らないまま、何か大切なものに触れているような気がする。</p>

<p>以前、ワークショップに参加された方から、「その日は数年ぶりに朝まで眠れました」とご連絡をいただいたことがある。それが絵のおかげだったのか、本当のところはわからない。ただ、その人の中で何かが動いたのであれば、私はとても嬉しい。一枚の絵が売れることより、ずっと嬉しいと思う。</p>

<p>絵を描いて、時間を誰かと共有して、相手も自分の色を広げ始める。その連鎖の中で、何かが少しずつゆるむことがあればいいと思う。</p>

<p>かつて冬空の下で絵を描いていた日。もらったみかんとお菓子を頬張りながら絵を描き続けた日。冬休み明けの提出後に採点があったけれど、その時の点数のことはよく覚えていない。多分そんなにいい点数ではなかったはずだけれど、嫌な感情は残っていない。きっと、どうでもよかったのだと思う。</p>

<p>私が一人で描いている背中を見たあの子たちは、何を感じて動いたのだろう。今となってはわからないけれど、みかんをもらったあの瞬間、私の心はポカポカとあったかいほうへ動いていった。それだけは、本当の話。</p>

<p><img alt="いのうえまりこ　アルコールインクアート" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260716inouemariko03.jpg" width="1200" /></p>

<p>紙の上に色を落とし、風を当てていると、少しだけ目の前の景色が動く。</p>

<p>絵が動いただけなのか、心も一緒に動いたのか、確かなことはわからない。</p>

<p>それでも、言葉では届かなかった場所へ<br />
色が静かに連れていってくれることがある。</p>

<p>そんな小さな希望を抱えながら<br />
今日も描き屑をひとつ、こぼしていこうと思う。</p>

<p><img alt="いのうえまりこ　アルコールインクアート" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260716inouemariko012.jpg" width="1200" /></p>

<p>今回使用した画材：アルコールインク、アクリル絵の具、オイルパステル</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260716inouemariko02.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 22 Jul 2026 18:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[いのうえまりこ（画家）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>SNS世代は褒められた経験が少ない?　『わたしの一番かわいいところ』仕掛け人が語る“褒める意義”  ヤマモトショウ（音楽プロデューサー）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14618</link>
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			<description><![CDATA[音楽プロデューサーのヤマモトショウさんに、新刊『NEW褒めことば辞典』に込めた想いをうかがった。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="ヤマモトショウさん" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260714yamamotosho.jpg" width="1200" /></p>

<p>「わたしの一番かわいいところ」「NEW KAWAII」など、聴くと自己肯定感が上がると話題の楽曲を手がける音楽プロデューサー・ヤマモトショウさん。日常で使える褒めことばを165語集めた一冊『NEW褒めことば辞典』（KADOKAWA）を4月に上梓しました。</p>

<p>そんなヤマモトショウさんに、書籍に込めた想いや、近年の「褒める」行為における特徴について考えをお聞きしました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>相手を褒めることで、自分の気持ちも上がる</h2>

<p>――作詞を通してたくさんの言葉を扱われてきたと思いますが、改めて「褒めことば」という切り口で書籍を作ろうと思ったきっかけを教えていただけますか？</p>

<p>【ヤマモト】楽曲を作ってきたなかで、他者からの評価として「自己肯定感が上がる」というワードがここ数年でよく出てきました。自己肯定感って何だろうと考えているなかで、相手を褒めることは自分も気持ちが上がり、その場の雰囲気が良くなることにたどり着いたんです。</p>

<p>プロジェクトをやっている時も、褒めことばを使うようにすると、関わる人たち全体の自己肯定感が上がっているんじゃないかと。だから、制作の場面で取り入れていた褒めことばを、本として一つ形にしてみることにしました。</p>

<p>――書籍に収録されている言葉は、実際に歌詞として使っているようなものも多いですか？</p>

<p>【ヤマモト】歌詞で使った言葉ももちろんいっぱい入っていますし、歌詞を書く過程の「この言葉も褒めことばなんじゃないか」と考えられるような言葉も加えました。</p>

<p>またこの企画は、作家の筒井康隆氏が昔、悪口を集めた論文（悪口雑言罵詈讒謗私論：1967年8月発表）を出していて、そこから着想した部分もあります。どんな言葉も多様な意味を持てると思うんですが、とくに歌詞って辞書に記されていること以外の意味を持たせやすいんですよね。褒めことばもそういう要素があって、そんなポジティブなものを書籍にできたら面白いかなと思ったんです。</p>

<p>――ヤマモトさんご自身は、もともと褒めることは得意な方でしたか？</p>

<p>【ヤマモト】音楽の仕事をやっていくなかで、より相手を褒めるようになった感じがしています。自分一人では何もできないと実感するうちにそうなっていったかもしれません。</p>

<p>最初の頃は何でも自分でできる気がしてしまって、曲を作って全部自分で表現しようとしていたんです。でも、やっぱり歌ってくれる人がいないと成立しないし、そんな存在がいてくれるだけですごいことだなと思って。</p>

<p>何曲も書いているのに、アーティストやアイドルの方からシンプルに「めっちゃいい曲ですね」みたいな感想をいただくことがあって、それが一番嬉しいんです。結局、自分の喜びとか、次の仕事をするモチベーションって褒められることにあって、自分も誰かに対して褒めたい気持ちを表現した方がいいなと思うようになりました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>SNS時代の褒めことばの立ち位置</h2>

<p>――本の中には「空気を読まない」「無理」など、一見ポジティブに見えない言葉も褒めことばとして登場しますが、現代の褒めことばにはどんな特徴があると思いますか？</p>

<p>【ヤマモト】褒めことばを言う場がすごく多様になってきていると思います。かつては面と向かって話したり、手紙やメールで言っていたようなことが、今はSNSという誰に向かって発言しているのかわからない言語空間があるじゃないですか。</p>

<p>歌詞というのはある意味昔からそういうもので、虚空に向かって投げているような言葉だったわけですけど、今はアーティスト以外の人もみんな発信できるようになっている。</p>

<p>ネット上で自分がさりげなく発した言葉が、誰かにとっての褒めことばになる場合もある。だから、褒めことばとして受け取られる可能性が昔よりかなり開かれているんですよね。</p>

<p>相手を褒めることの目的は一義的ではあるんですけど、一方でそれは自分を高めるというか、自分を褒めることと近しい意味合いを含んだものになっている、というのが今の褒めことばの立ち位置だと思っています。</p>

<p>――発した褒めことばが自分に返ってくる、というイメージでしょうか。</p>

<p>【ヤマモト】そうですね、自分に一番返ってくるんですよ、結局。そういう時代だなと思いますね。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>今の若い世代は褒められた経験が少ない？</h2>

<p>――若い世代はどんな褒めことばを求めていると思いますか？</p>

<p>【ヤマモト】こういった状況だからこそ、直接的な言葉をしっかり伝えていくことも求められているかなと思っています。『NEW褒めことば辞典』の最初の章はいわゆる普通の褒めことばで、当たり前な内容ではあるんです。言葉が多様になってきているし、どうとでも受け止められるからこそ、まずはプリミティブな褒めことばを伝えることも大事という意味合いもあります。</p>

<p>例えば、実際にレコーディングの現場では、FRUITS ZIPPERのメンバーが歌った後に、「めっちゃ可愛かった」とか「すごい上手いね」とか「素敵でした」みたいなことをまず言う。もちろん、あえて言っているというよりも本当に思ったから言うんですけど、そこからコミュニケーションがスタートするところはあると思っています。</p>

<p>アーティストの多くは、やっぱり上手く歌うことばかりに集中してしまうんですけど、音程やリズムって後からいくらでも直せるんですよ。でも歌の表情や雰囲気って後からはどうにもならない。</p>

<p>だから前向きに取り組んだことが伝わる歌に対して、音程は合っていなくても「あなたのこういう気持ちで取り組んだこのテイクがいい」などと褒めていかないと、全体としていい方向にならないんです。</p>

<p>ミスしたことって、やっている側も自覚があるんですよね。だから、ミスについて僕があえて指摘しなくてもいいんです。それより、「今のはこっちも聴いていて楽しかった」みたいなことを伝えてあげた方が意味がある。それは歌録りに限らず、ミスしたことを自分が一番わかっている、という状況で「ここは良かったよ」という話をすることで、結局そのミスもリカバリーできて、それ以上に重要な部分がより良くなっていくんです。</p>

<p>――褒めるところから始めるとコミュニケーションがなめらかに進む、と。</p>

<p>【ヤマモト】意外と褒められていないんですよね、今の若い人って。ネットの中には、すごい人が沢山いるように見えるから、自分のことは&quot;大したことない&quot;って思いがちなのかなと。例えばですけど、ネット上でみんなが高学歴に見えてしまったりとか。</p>

<p>音楽も「数百万回再生されていなければ大したことない」という見方をされることがあるけれど、100回再生されているだけでもすごいことだと思います。自分の音楽を聴いてくれる人を100人集めることって、実際にやってみると簡単ではないので。</p>

<p>だからといって褒められ待ちをするのではなくて、自分からどんどん誰かを褒めていった方が結果的に返ってくると思っています。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260714yamamotosho.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 22 Jul 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[ヤマモトショウ（音楽プロデューサー）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>職場で「ちょっといいですか？」と声をかけられやすい人に共通すること  越川慎司（株式会社クロスリバー代表取締役社長）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14601</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014601</guid>
			<description><![CDATA[職場で「ちょっといいですか？」と声をかけられたとき、とんな反応をしているか。越川慎司さんによれば、相談の受け答え方によって周囲からの期待度も左右されるという。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="期待される人・されない人" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_bizMTG.jpg" width="1200" /></p>

<p>頑張っているつもりなのに、会社から評価されていない気がする...株式会社クロスリバー代表の越川慎司さんによれば、&quot;期待されている人&quot;には行動パターンにおいて違いがあるといいます。著書『会社から期待されている人の習慣115』では、期待されている人たちがおこなっている「信頼を積み上げる」ための習慣を紹介。</p>

<p>本稿では、同書より周りからの相談を聞くことや、機嫌よく過ごすことのメリットについて言及した一節をお届けします。</p>

<p>※本稿は、越川慎司著『会社から期待されている人の習慣115』（ダイヤモンド社）を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「ちょっといい？」と声をかけやすい</h2>

<p>調査によると、期待されている人たちは「今ちょっといいですか？」と声をかけられる頻度が一般社員の7.5倍にのぼることがわかりました。</p>

<p>これは偶然ではありません。デスクの書類を片づけ、椅子の角度を少しだけ周囲に開く。視線が合ったときに笑顔で軽くうなずく。こうした細かい動作によって話しかけやすい雰囲気を作り出していました。</p>

<p>職場の画像をAI分析しても、表情の柔らかい人やデスク周りを整理している人の方が、相談が来る割合が28％高いという結果が出ています。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>すぐに対応できないときも、「相談の芽」を潰さない</h2>

<p>「ちょっといいですか？」と言われたとき、彼らの一言目の76％は「もちろん」でした。</p>

<p>ときには、すぐに対応できないこともあります。そんなときは、相談者にまず「何分くらい必要ですか？」と尋ねます。「急ぎですか？」と聞くと相手は「いえ、今度で大丈夫です」と遠慮してしまうため、そうならないように配慮しつつ、必要な時間を見積もって優先度を整理するための問いかけです。</p>

<p>「30分後なら大丈夫です」と代替案を提示するときもあります。断ると相手はがっかりしてしまうため、具体的な代替案を提示して安心させていたのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「相談」は、会社や自分にとってもプラスになる</h2>

<p><img alt="新規事業が生まれた会話の場所" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260707koshikawashinji.jpg" width="1200" /></p>

<p>相談を前向きに受け止めるのは、それがイノベーションの種になると知っているからです。</p>

<p>上にある図は、弊社が支援してきた60件以上の新規事業の起点が「オフィスのどこで生まれたか」を示したものです。これによると28件で、デスク周りや会議室の手前で言われた「今ちょっといいですか？」から始まった会話がアイデアの起点になっていたのです。</p>

<p>相談される人には、自然と情報と信頼が集まります。情報が集まるということは、意思決定の精度が上がるということ。結果的に仕事の成果も上がります。これが、期待されている人たちが相談を丁寧に扱っている理由です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「機嫌よく」いる努力をしている</h2>

<p>会社から期待されている人たちは、常に「機嫌がよい状態」をキープするよう心がけています。とくに顕著だったのが、会議のときです。</p>

<p>218社で計3万2,000時間の社内会議を記録し、AIによる感情分析をしたところ、期待されている人の65%は会議時間の60%以上でポジティブな感情を表出しているとわかりました。</p>

<p>忙しくても、トラブルが起きても、後輩にプロジェクトを取られても、朝の電車が遅れても、体調がいまいちでも、口角を少し上げ、機嫌のよい「ふり」をし続けるのです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「不機嫌な人」は、共同作業の比率が15％も少ない</h2>

<p>期待されている人たちがポジティブを心がけるのは、不機嫌でいることにはデメリットしかないからです。とくに、他者との共同作業に大きな悪影響を与えます。</p>

<p>17万人を調査したところ、働いている全時間の87%が他者の協力を要する仕事をしている時間であるとわかりました。ここには期待されている人とそうでない人に差は見られませんでした。</p>

<p>ところが、507社のオフィス行動データを分析したところ、同僚から「あの人は忙しそう」と2か月に1回以上言われている人は、働いている時間の72%しか共同作業をしていないとわかりました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>６割の管理職が「誰と仕事しているか」を重視している</h2>

<p>つまり不機嫌で忙しそうに振る舞うことは、周りからの評価を下げ、必要な協力を得られなくなり、仕事を一人で抱え込むことにつながるのです。当然、仕事の成果にも悪影響を及ぼします。</p>

<p>評価を決める管理職にも聞いたところ、「どんな仕事をするかより、誰と仕事をするかを重視する」と答えた人が6割を超えていました。</p>

<p>期待される人たちは、一緒に働きたいと思わせる力も重要な評価項目であると理解しているのです。そのため彼らは、ストレス発散の手段を複数持ち、こまめに使い分けています。忙しくても不機嫌のまま放置せず、積極的に自分の機嫌を自分でとるようにしているのです。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_bizMTG.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 22 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[越川慎司（株式会社クロスリバー代表取締役社長）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「どうせ私なんて」を卒業。感じがいい人の〈折れない自信〉の育て方  吉井奈々（一般社団法人JCMA代表理事、コミュニケーション講師）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14450</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014450</guid>
			<description><![CDATA[一般社団法人JCMA代表理事でコミュニケーション講師の吉井奈々氏が、感じのいい人が自然に実践している「前向きな心の使い方」を紹介する]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="感じのいい人の心の使い方" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260624YoshiiNana04S.jpg" width="1200" /></p>

<p>感じのいい人は、物事の受け止め方が柔軟です。誰かの魅力に出会えば嫉妬ではなく学びのヒントに変え、人生にある喜びと不安の両方を受け入れながら前へ進む。日常の小さな幸せや人の喜びを見つけては、一緒になって味わう。こうした心の習慣は、特別な才能ではなく、誰でも少しずつ身につけることができるものです。本稿では、一般社団法人JCMA代表理事でコミュニケーション講師の吉井奈々氏に、感じのいい人が自然に実践している「前向きな心の使い方」を紹介していただきます。（イラスト：松本麻希）</p>

<p>※本稿は、吉井奈々著『なぜか、また会いたくなる 感じのいい人の心がけ帳』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>憧れを味方にする</h2>

<p><img alt="憧れを味方にする" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260624YoshiiNana10.jpg" width="1200" /></p>

<p>「字がきれいだな」「あんな人になりたいな」<br />
そうやって心が動いたとき、その感覚はすでに自分の中にあるのかもしれません。素敵な人を「比べる相手」ではなく「これからの自分のヒント」として見てみる。<br />
そうやって受け取れる人は、少しずつなりたい姿に近づいていきます。</p>

<p>誰かを見て心がざわざわする。<br />
それは、あなたが本当に求めているものを教えてくれるサインです。「どうせ私なんて」と閉じてしまうのはもったいない。その魅力を「自分の中にもある可能性」として受け取ってみましょう。</p>

<p>感じのよさは、生まれたときから持っている才能ではありません。素敵だなと思ったものを、自分にも取り入れようとする素直な心が育てていくものなのです。</p>

<p>魅力を身につける4ステップ<br />
①観察：素敵だなと思うポイントを具体的に見つける<br />
②真似：まずはそのまま、かたちから取り入れてみる<br />
③調律：自分に合うかたちへ、少しずつなじませる<br />
④定着：気づけば、自分らしい魅力になっている</p>

<p>素敵な人を「ライバル」ではなく「ヒントをくれる存在」として見られたとき、ざわつきは前に進むエネルギーに変わっていきます。<br />
誰かに心が動いたその瞬間、あなたの中の可能性は静かに動き始めています。</p>

<p>--♪「いいな」と思う人を見つけたら、未来の自分を想像して、ニマニマしよう♪--</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>プラスとマイナスの両方を受け入れる</h2>

<p><img alt="プラスとマイナスの両方 を受け入れる" height="1413" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260624YoshiiNana11.jpg" width="1200" /></p>

<p>人生の選択には、薬のように「効果」と「副作用」がセットでついてきます。<br />
誰かを深く愛するなら、別れの痛みに触れることもあるかもしれない。人気者になりたいなら、ときに誰かに嫌われることも受け入れる。何かに挑戦すれば、うまくいかないこともある。</p>

<p>どれも避けることはできません。でも、それを知っているだけで心の構えは変わります。すべてを恐れなくていい。「そういうこともあるかもしれない」と、少しだけ余白を持っておく。その準備がある人ほど、目の前のよろこびをしっかり受け取れます。</p>

<p>「効果」と「副作用」<br />
認められたい&nbsp;&hArr;&nbsp;否定されるかもしれない<br />
成功したい&nbsp;&hArr;&nbsp;失敗するかもしれない<br />
お願いしたい&nbsp;&hArr;&nbsp;断られるかもしれない<br />
好かれたい&nbsp;&hArr;&nbsp;嫌われるかもしれない</p>

<p>--♪リスクを知ったうえでも進む人だけが、宝物を手にできる。怖くてもいい。知っているから動けるのです♪--</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>よろこびを見つけるのが上手</h2>

<p>幸せはただ待つものではなく、日々の中で見つけていくものです。感じのいい人は、ささいな出来事や誰かのよろこばしい出来事の中にも、いち早く「うれしい」を見つけられる天才です。</p>

<p>そして、その気持ちを素直に言葉や表情であらわします。本人よりもほんの少し大きくよろこぶと、相手もよろこびやすくなります。</p>

<p>うれしさを表現することは、自分の気分を上げるだけでなく、周りの人にも「ここでよろこんでいいんだ」と感じさせます。その小さな明るさが、その場にいる人へのやさしい贈り物になります。</p>

<p>今日からできる！「よろこび探し習慣」<br />
●誰かのよろこびを見つけたら、言葉にして一緒によろこぶ<br />
●何気ない１日の中で「よかったこと」を1つ見つける<br />
●できたことを振り返って、自分にそっと〇をつける</p>

<p>--♪よろこびは「伝染」するもの。あなたがニコニコすれば、世界もつられて笑い出しますよ♪--</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/20260624YoshiiNana04S.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 22 Jul 2026 11:50:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[吉井奈々（一般社団法人JCMA代表理事、コミュニケーション講師）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>国内初・一度に5頭出産したピューマの家族　盛岡の動物園が記録したその後の姿  山本祐子（盛岡市動物公園ZOOMO飼育係）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14696</link>
						<guid isPermaLink="false">0000014696</guid>
			<description><![CDATA[盛岡市動物公園ZOOMOにいるピューマの家族。2025年に5頭が誕生するも、生後3日で2頭が死亡。人口哺育することとなったピューマの赤ちゃんの成長記録を飼育係が語る。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="ピューマ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260715puma01.jpg" width="1200" /></p>

<p>昨年6月10日に岩手県盛岡市の動物園で５頭のピューマの赤ちゃんが生まれた。しかし生後３日目に２頭が死亡。残る3頭は人工哺育や相次ぐケガに悩まされながらも、今年無事に１歳の誕生日を迎えることができた。子どもたちの誕生と成長を記録した書籍『ピューマのかぞく』（辰巳出版）も発売され反響を呼んでいる。ピューマ親子と伴走してきた盛岡市動物公園ZOOMOの飼育係・山本祐子さんに人工哺育にまつわる裏話を聞いた。</p>

<p>※前後編の前編です</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>ピューマが一度に5頭出産は国内初</h2>

<p><img alt="ピューマ" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260715puma02.jpg" width="1200" /><br />
５頭の赤ちゃんと母親のニーナ</p>

<p>――昨年生まれたピューマの子どもたちについて教えてください。</p>

<p>去年の6月10日に、ピューマのオス「タフ」とメス「ニーナ」のもとに5頭の赤ちゃんが誕生しました。ピューマが一度に５頭の子どもを出産するのは国内初、そして国内最多でした。ニーナは産後とても落ち着いていて、生まれたての赤ちゃんを自分のお腹に誘導しお乳を与えるなど、初めてのお産とは思えない立派な子育てをしていました。</p>

<p>ピューマは2、3頭の出産が多く、生まれてきた5頭は、見るからに小さな体をしていました。ニーナは献身的に赤ちゃんの世話をしていましたが、生後3日目の朝に、3頭に急激な体力の低下が見られ、動物病院に搬送しました。残念ながら、そのうち2頭はすぐに死亡が確認され、もう1頭のメスは人工哺育に切り替えました。</p>

<p>――体が小さく生まれてきた時点で人工哺育にしなかったのはなぜでしょうか？</p>

<p>私たち飼育係の使命は、生まれてきたピューマの子どもたちをピューマらしく成長させ、次の繁殖に繋げることです。生後すぐに人工哺育にしてしまうと、人になれすぎて、その子どもがピューマ社会に戻れなくなる可能性があります。他のピューマを敵とみなしてしまい、繁殖にも貢献できなくなるリスクが高まるのです。だから、人工哺育は最後の手段と考えていました。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>とにかく命を繋ぐことに必死だった</h2>

<p><img alt="ピューマの人工哺育" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260715puma03.jpg" width="1200" /><br />
メスの人工哺育初日の様子</p>

<p>――山本さんにとってもピューマの人工哺育は初めてのことでしたか？</p>

<p>はい。私は当園で飼育係を始めて24年になりますが、今回を含めて2度、ピューマの繁殖と子育てに立ち会ってきました。前回繁殖したピューマのペアは、飼育係に対して強く威嚇することもあるなど、性格の激しい個体でした。しかし出産と育児はかなり順調で「ピューマはあまり手のかからない動物」という印象すらありました。</p>

<p>一方、今いるオスのタフとメスのニーナは、2頭とも温厚な性格でペアの相性も良く、繁殖、出産までは非常に順調でした。たまたま園のリニューアルやコロナ禍を挟んだ関係で、私と彼らの付き合いも長く、ニーナの初のお産も「ニーナならきっと大丈夫」という確信のようなものがありました。</p>

<p>赤ちゃんの生死が危ぶまれたときも、ニーナは赤ちゃんを私たちに託してくれました。前のペアだったら、こうはいかなかったと思います。</p>

<p>私にとってもピューマの人工哺育は初めてで、とにかく命を繋ぐことに必死でした。だから「大変だった」という記憶はあまりないんです。</p>

<p>余談ですが、当園では、自宅で猫を飼っている職員はネコ科の動物の人工哺育を担当できないというルールがあります。ネコ科共通の病気の感染リスクがあるからです。</p>

<p>去年ピューマの子どもたちが生まれるすぐ前に、私は19年連れ添った愛猫を亡くしていました。先代のピューマの飼育に関わっていた時に保護した猫で、ピューマから一文字とって「ピーコ」という名でした。性格は、今いるピューマのメスの子ども「キャフ」にそっくりで、「ピーコが生まれ変わってきたのかな」なんて思うこともあります。</p>

<p>ピーコ亡きあとすぐにピューマの子ども（キャフ）の24時間体制人工哺育をすることになって、不思議な繋がりを感じましたね。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>無事に家族の元へ戻すことに成功</h2>

<p><img alt="ピューマ" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260715puma01.jpg" /><br />
家族への合流を果たした頃のメスのキャフ（手前）と、オスのツィー、シェダル</p>

<p>――人工哺育だった赤ちゃんはどうなりましたか？</p>

<p>体の小さかったメスは、約1カ月半の人工哺育を経て、無事に家族の元に戻ることができました。無事に&hellip;といっても、これは決して簡単なことではありません。1カ月半もの間、離れて生活していたため、親が子どもを子どもと認識せずに、最悪の場合は攻撃してしまう可能性もあったのです。そのため、状況を慎重に見極めながら、段階的に親子を対面させました。</p>

<p>これが成功したのは、一つは人工哺育だったメスの天真爛漫な性格があります。目に入るものはなんでもオモチャにするようなところがあり、最初にオスの子ども2頭と合流させたときも大きな鳴き声で圧倒し、激しくじゃれついて兄弟たちを翻弄していました。そして何より、母ニーナとオス2頭の大らかさが、メスの合流の助けになってくれたと思っています。</p>

<p>ただその後も、メスのキャフは骨折、入院、そして親兄弟との再合流など、まるで気の抜けない日々が続いたのですが&hellip;。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260715puma01.jpg" />
						
						<pubDate>Wed, 22 Jul 2026 07:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[山本祐子（盛岡市動物公園ZOOMO飼育係）]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>解体される神保町の映画館が舞台。10日間限定ミステリーツアー『あの夏のさよなら』で胸がぎゅっとなった  PHPオンライン編集部</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14740</link>
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			<description><![CDATA[解体予定の岩波神保町ビルにある映画館で、10日間限定のミステリーツアー『あの夏のさよなら』が開催されている。活字、音、映像、演劇と謎解きが融合したストーリー体験。編集部が参加し、その様子をレポート。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="岩波神保町ビルの映画館" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721anonatsunosayonara.jpg" width="1200" /></p>

<p>東京の書店街・神保町の交差点に建つ岩波神保町ビル。同ビルには映画館があり、ミニシアターの先駆けとしてよく知られた存在だった。1968年から54年もの間、世界の名画を上映し続けてきたが、コロナ禍の影響を受けて2022年に閉館。2026年秋以降に建物の取り壊しが決まっている。</p>

<p>この映画館を舞台として、2026年7月17日（金）からストーリー体験型ミステリーツアー『あの夏のさよなら』が開催されている。再演不可、10日間のみの限定上演とのこと。さっそく訪れてみた。<br />
（取材・文：PHPオンライン編集部／次重浩子）</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>「体験」するストーリー</h2>

<p>昭和の雰囲気をそのままに残したロビー・ホワイエを通り、参加者たちは映画館の客席へ。この作品は、ただ映画を観るだけではない。映像に加え、冊子に書かれた約3万字の小説、スマートフォンのブラウザに流れる言葉、イヤホンから聞こえてくる音楽、声、そして役者さんが現場で実演する演技を鑑賞しつつ、館内を回遊しながら、参加者がストーリーを「体験」していくのだ。</p>

<p>この物語の主要人物は、大学の映画サークルに所属する「ハルオミ」「ミフユ」「ナツ」の3人。姿を現したハルオミとミフユがこっちに語りかけてくる。そうか、私は「ナツ」なんだ！<br />
この3人はどんな関係なのか。このあとどのような展開があるのか。参加者たちは主人公の「ナツ」として世界に入り込んでいく。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>主人公としての感情に襲われる</h2>

<p>さらに、ここで起きた殺人事件のあらましが語られる。<br />
4年前のこの場所で、映画館の館長が殺害された。未解決のまま時が過ぎ、「ナツ」は事件の真相に迫っていくのである。</p>

<p>参加者たちは、各々のペースで冊子や音声ガイド、ブラウザに表示される物語をたどっていき、進行にしたがって、ホワイエ、客席、舞台裏の階段、集会室や会議室などへと移動する。その途中、登場人物に扮した役者さんと直に触れたり、会話したりするイベントが発生。参加者の選択により、異なる分岐が用意されており、提示されたヒントを元に事件を解明、「あの夏」の記憶を辿っていく。</p>

<p>途中、香りを取り入れた演出もあり、目と耳、触覚と嗅覚、さまざまな感覚が刺激される。<br />
物語の舞台に実際に身を置き、登場人物と直に接しているがゆえの緊張感と没入感。「ナツ」としての感情に襲われ、切なさが押し寄せてくる。</p>

<p>トータルで90分ほど。シナリオを手がけているのは作家の安藤美冬さんだ。</p>

<p>ネタバレになるので詳細を語ることができないが、大人になってしばらく経つ私が、こんなに胸がぎゅっとなる体験をすることになるとは思わなかった。</p>

<p>ただの謎解きでもない。ストーリーを追うだけの鑑賞でもない。主人公に感情移入して物語の世界にのめり込む、純粋な気持ちを思い出させてくれる時間だった。身体の感覚と頭と心がゆさぶられ、しばらくドキドキが消えない。取り壊される運命が待っている映画館への名残惜しさもあいまって、その場を立ち去り難い気持ちになった。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/2026/2026A/260721anonatsunosayonara.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 21 Jul 2026 18:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[PHPオンライン編集部]]></dc:creator>			
		</item>
				<item>
			<title>「猫になりたい」　YouTuberいけちゃんが語る“猫化”という生き方  いけちゃん（YouTuber）</title>
			<link>https://shuchi.php.co.jp/article/14591</link>
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			<description><![CDATA[「猫みたいに自由な生き方をしたい」と語る、旅系YouTuberのいけちゃん。そんないけちゃんが考える「猫化」という生き方について紹介する。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img alt="いけちゃん著『わたしは猫のように生きたい。』" height="741" src="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_cat4.jpg" width="1200" />生きているだけで可愛くて尊い&quot;猫&quot;。自由気ままにのんびり暮らしても誰からも文句を言われない――そんな猫のような自由な生き方を、旅系YouTuberのいけちゃんは「猫化」と呼んでおり、生きづらい世の中でこそ猫化を試してほしいといいます。</p>

<p>本稿では、「猫になりたい」と語るいけちゃんの生き方・考え方について見ていきましょう。</p>

<p>※本稿は、いけちゃん著『わたしは猫のように生きたい。』(クロスメディア・パブリッシング)より、内容を一部抜粋・編集したものです。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>人類はなぜ「猫化」へ向かうのか？</h2>

<p>わたしは猫のように生きたい。そう思い、猫の生態を観察してみました。そして、解像度を高く猫に接してみたところ、とにかく可愛いということが分かりました。(大真面目)</p>

<p>まず、見た目。あの大きな瞳。小さな顔。毛並みの美しさ。どこから見ても、完璧です。そして、性格。ツンデレで、愛らしく、全てを許せてしまう。可愛いにも、ほどがあります。</p>

<p>行動にも魅了されます。どこにいるのかな？と探しても、どこにもいない。名前を呼んでも、おもちゃで音を立てても、どこにもいない。そう思ったら、突然目の前に現れたりします。そんな、決して思い通りには動いてくれない、ムカつくくらい自由な猫が、本当に可愛いのです。</p>

<p>「まあ猫だから仕方ないよね」と、全てを許せてしまう、この存在は一体何なのでしょうか？わたしもその悪魔的魅力を身につけて、全ての出来事を「まあ、いけ猫なら仕方ないよね」と許されたいです。</p>

<p>ここでは、そんな猫に憑りつかれてしまったわたしのエピソードを中心に、「猫化」への過程をまとめています。この不寛容で窮屈な人間社会では、ある程度猫になるなどといった、突飛な思想を持っているほうが生きやすい。常時猫でなくてもいい。もうイヤ！もう無理！となった時に「猫化」という切り札を持っておくことが精神的な救済になるのです。</p>

<p>話は本題に戻りますが、人類は「猫化」へと突き進んでいると思われます。わたしがYouTubeを始めた2019〜2020年は、「ぼっち系」が新しいジャンルとして生まれていました。「ぼっち系」とは、ひとりでいつも行動している人たちのことです。つまりは猫化人間の総称です。その頃には、もう猫化した人間や、その価値観に共感する人たちが一定数いたということになります。</p>

<p>そして7年を経た今、「ぼっち系」は完全に定着しています。ひとりでいることは恥ずかしいことではなく、むしろひとりで行動できてかっこいい存在に変わりました。猫のような人間が世の中に増えました。とても面白いです。</p>

<p>例えば、コロナによってリモートワークが普及しました。それによって、家の中でワーク・ライフは完結できるようになりました。家から出なくても問題なく生活ができる。その上で、外に出たいと思ったから外に出る。そんな日々は、まさに猫。人類の猫化現象です。他にも、様々な観点から猫化は語ることができます。</p>

<p>そう、わたしたちは今、猫化に向かって進化している途中なのです。(退化ともいう！！)</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>毎日違う場所と時間で</h2>

<p>わたしは旅が日常なので、忙しい日もあれば、脳が溶けるほど暇な日もあります。(暇な日のほうが圧倒的に多い)</p>

<p>猫は家の中でお気に入りの場所こそあるものの、毎日違う居場所を探してウロウロしています。変わり映えのしない小さな世界で、なるべく新鮮な日々を求めて。そういう姿を見ていると、何を考え、日々どういう気持ちで過ごしているのだろうと思います。</p>

<p>一方、わたしはというと、同じ空間にずっとはいられません。予定がある日は必ず早起きできます。ただ、丸1日暇な日は、本当にやることがないので昼に起き、さらに昼寝をして、夕方にはもう眠くなっています。(ただし深夜は元気)</p>

<p>あまりにも1日の進捗が何もなく、自己肯定感のためだけに夜散歩することもしばしば。一定の場所や時間に縛られる生活は性に合いません。YouTuberという仕事があって良かった。(もしYouTuberでなければ、その辺でのたれ死んでいたかもしれないし、別の似たような仕事で何とかしていたかもしれない)</p>

<p>基本的にいつも旅をしているので、日々活動している時間が違います。時には移動で何時間も費やすこともありますし、予定がない時は、気の合う友達を家に呼んで、夜中、いいや、朝まで飲んでいることもあります。</p>

<p>毎日、自分が一番過ごしたいように過ごす。その生活が大好きです。(もちろん、経済的に何とかなっているから言えるのですが、実はひとりならアルバイトでもして気楽に生きようと思えば誰もが実現可能な生活ではあるのです)</p>

<p>多くを求めすぎず、自分の身の丈に合った生活で、心の充足感を意識して生きていく。そんな自分の生きかたは、とくに猫的です。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>狩猟本能を満たすために</h2>

<p>朝方、まだ陽があがらない早朝に、ガサゴソという音が聞こえてきて、その後、猛ダッシュで猫が家じゅうを駆け回る。猫を飼っているかたなら、日常の光景だと思います。早朝からテンションの高い猫を見て、「いったい何にそんな夢中になっているだろう？」と感じませんか？</p>

<p>旅をしていても、早朝から猫の鳴き声を聞くことがあります。猫にとって、狩りは本能であり、健康の源でもあります。夜中や早朝の突然のテンションの高さは猫の本能なのです。</p>

<p>わたし自身も、そういった猫的な行動をとりがちです。思い立つと、後先のことを考えずすぐに行動します。一級建築士の試験を受けて受かったばかりの頃、すぐに電気工事士の資格も取りました。受かってしまうと、途端にその達成感から興味がなくなり、すぐ次に移行してしまいます。どちらも免許の申請までできません。</p>

<p>まさに意味のない行動ですが、もともと極度の飽き性なのでこういったことは日常です。一時期、ポーカーにハマった時も、海外のカジノを転々としたり、ディーラーとしてアルバイトしたり集中的にハマりました。でももうその熱はありません。</p>

<p>そうだ画家になろう！と突如思い立って買い揃えたキャンバスや絵の具も家にそのまま置いてあるし、カメラも集中的に1ヶ月くらいハマって、今では落ち着いた軽い趣味になっています。</p>

<p>そんなわたしですが、YouTubeと旅だけは続けられています。おそらく、わたしにとっての本能は、旅をし続け、路地裏に入り、怪しげなお店を見つけ、猫や人との偶然の出会いを見つけることなのかもしれません。</p>

<p>&nbsp;</p>

<h2>マイペース</h2>

<p>スタスタスタ......と早足で歩いていると、仲間を置き去りにして、自分だけ目的地に向かっていることに気づきます。そもそも単独行動しかしてこなかったわたしは、皆さんの想像以上にきっと早足です。わたしと最初から同じペースで歩いていられる人はあまりいません。他人から見たら、「せっかち」なのかもしれず、「せっかち」と言われれば、それもそうなので、否定はしません。</p>

<p>旅をしていると、営業時間の関係もあるし、なるべくたくさんの場所を訪問したいので、どうしても早足になります。わたしの家族は、4人家族で、兄がひとりいて、両親がいます。育った環境が特殊みたいで、てんでばらばらで個が集まったユニットです。</p>

<p>兄とは特別仲が良いわけでも、悪いわけでもありません。兄妹喧嘩をした記憶はなく、おもちゃの取り合いもしたことはありません。争うことが嫌いなので、お互いに譲り合います。そもそも人間はみんな自分のペースがあって、ほとんど同じ人はいません。違っていることを受け入れられる(受け入れてもらえる)相手だと仲良くなれることが多いです。</p>

<p>わたしの友達は、早足であるわたしの姿を見ても別に合わせてきません。少し先で、いつもわたしが信号や曲がり角で少し待ちます。そのくらいの距離感が、心地いいです。</p>
]]></content:encoded>
												<enclosure url="https://shuchi.php.co.jp/userfiles/images/utilityG/pixta_cat4.jpg" />
						
						<pubDate>Tue, 21 Jul 2026 18:00:00 +0900</pubDate>
			<dc:creator><![CDATA[いけちゃん（YouTuber）]]></dc:creator>			
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	</channel>
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