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嫌われない「仕事の頼み方」にはコツがある!



2015年01月08日 公開

小倉 広(組織人事コンサルタント、心理カウンセラー)

「任せ方」のポイント1  
 すぐできる仕事こそ早く任せる

 リーダーの立場にいると。「簡単すぎて人に頼みにくいこと」がよく発生する。たとえば、部下に任せた資料を見直していたら、少しだけ手を加えたい箇所が見つかった。このとき、「これくらいなら10分もかからないから、自分でやろう」と考える人が多いが、重要な仕事が次々と飛び込んできて、気がついたら細かい作業が大量に手元に溜まっていた……という結果になりがちだ。「やろうと思えばすぐできる」という仕事こそ、実は早めに他人に任せることが重要なのだ。


「任せ方」のポイント2 
 「上司が任せた仕事が最優先」で合意を得る

 チームの生産性向上のために、雑用を引き受けてくれるアシスタントの存在はとても貴重だ。本来、アシスタントとは自分の仕事をあと回しにしてでも雑用を引き受けてくれるところに価値がある。しかし、それをわかっている一流のアシスタントは少ない。自分の仕事を優先し、雑用を嫌がるようになるからだ。リーダーはアシスタントに、あらかじめ雑用を優先して受けてくれるよう依頼し、そこに最大限の感謝と評価をするよう心がけたいものだ。


「任せ方」のポイント3
 任せるときの言葉にひと工夫を

 とくに自分より上の立場の人に仕事を任せたいときは、「私よりも部長から伝えていただいたほうが、お客様が喜ぶと思います」といった言い方をすると、悪い気はしないので引き受けてくれやすい。また。発注先や協力会社の人たちに仕事を任せるときは、「お金を払っているのだから、やって当然」とは考えないこと。納期どおりの仕事でも、「お忙しいのにありがとうございます」のひと言を伝えるだけで、「この人の仕事は必ず納期を守ろう」と考えてくれるだろう。

 

小倉 広(おぐら・ひろし)

〔株〕小倉広事務所代表取締役、組織人事コンサルタント、心理カウンセラー

1965年生まれ。大学卒業後、〔株〕リクルート入社、その後。ソースネクスト〔株〕常務取締役などを経て現職。20年にわたるコンサルタントとしての経験をもとに、対立を合息に導く「コンセンサスビルディング」の技術を確立し、普及に注力。〔一社〕人間塾代表理事、日本経済新間社BIZアカデミー講師、日経ビジネス課長塾講師なども務める。近年はアドラー心理学と企業組織の両方を熟知した専門家として講演や研修も数多く手がける。著書に『アドラーに学ぶ部下育成の心理学』(日経BP社)、『任せる技術』日本経済新聞出版社)など。

 

<掲載誌紹介>

2015年1月号

<読みどころ>年末年始のあわただしい中、今ほど「仕事を速く終わらせなければ!」と痛感する時期はないのではないでしょうか?
そのためには、何事も「すぐやる」ことが不可欠。 にもかかわらず、なぜ、なかなか仕事に手を付けられないのか、仕事がはかどらないのか。
経営者から弁護士、アナウンサーまで各界の達人たちに、「仕事をすぐやる」コツをうかがいました。 ぜひ参考にしてください。 

THE21

 

BN

 



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