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<人脈術>1回会っただけの人に「覚えてもらう」方法

2015年05月22日 公開
2023年05月16日 更新

美崎栄一郎(ビジネス書作家)

美崎氏直伝! 社外人脈作りのポイント4

同じ会に続けて参加する


一度会っただけでは覚えてもらうのは難しい。大人数の会を主催する美崎氏も「定期的に参加する人の顔は覚えやすい」と言う。数カ月に1回でも良いので、同じ会に足を運ぶこと。さまざまな会に1度だけ出席することを繰り返しても、人脈にはつながらない。

フィーリングの合う人を見つける


全員と名刺交換をする必要はない。気の合いそうな人を見つけ、その人たちと何度も会話するように心がけること。そのため「大人数の会よりも、20〜30人規模の会がちょうどいい」と美崎氏。そのため、長くつきあいたいと思う人に出会わなかった場合であれば、他を当たっても良いだろう。

仲良くしたい人には自分からコンタクトを


記憶は時間が経つにつれて薄れてくる。会話したときの印象が残っているうちに自分から連絡を取ると、認知されやすい。メールを入れるのもいい。Facebookなら、日記などを通じて、自分の別の側面をアピールできる場にもなる。

自分で主宰しなくて良い


FacebookなどSNSを利用する人が多い時代、自分で会を主催しようと考える人もいるかもしれない。しかし、美崎氏いわく「大変なので、費用対効果に見合わないかもしれない」とのこと。人を集め、場所を手配するなど、思った以上の労力がかかる。まずは参加するところから始めることを勧める。

著者紹介

美崎栄一郎(みさき・えいいちろう)

商品開発コンサルタント/ビジネス書作家/講演家

1971年、横浜で生まれ大阪で育つ。大阪府立大学大学院工学研究科を卒業後、花王㈱で約15年勤務ののち独立。花王時代には日用品から化粧品まで幅広い商品を手がける一方、社外の社会人向けに勉強会や交流会を多数主催。築地朝食会、社長大学などを開催することで、毎月のべ150名以上の社会人を集めている。異業種でも多くの人脈を持つ。著書に、『ゼロから始める手帳活用術』(KADOKAWAメディアファクトリー)、『iPhone買っちゃった!? けど、使いこなせてないあなたへ』(ソシム)など多数。

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