THE21 » キャリア » 早起きで「できる自分」が脳内に刷り込まれる!

早起きで「できる自分」が脳内に刷り込まれる!

2015年07月28日 公開
2023年05月16日 更新

藤井孝一(アンテレクト代表取締役/経営コンサルタント)

藤井氏の「朝と夜の時間割」

朝:起きてすぐウォーキング


「低血圧で朝は頭がボーッとしているので、エンジンをかけるために」、朝5時に起きたら、近所を1時間ほど散歩。約4kmの道のりをゆっくり歩く。帰宅したらシャワーを浴び、ラジオ体操をすることで、気分は全開!

朝:決まったメニューの朝食を摂る


毎朝、ご飯と味噌汁と納豆を食べるようにしている。「すると、食欲や味覚の違いによって、今日の自分の体調が良いのか悪いのかが判断できるのです。朝食は必ず摂りますが、炭水化物の摂り過ぎを防ぐため、ご飯の量は秤で測っています」

朝:午前中に頭を使う仕事をする


頭が冴えている朝は、難しくて頭を使う仕事に充てる。「できるだけ、アポイントは生産性が下がる午後に回しましょう。今日やるべきことを午前中に終わらせてから人に会えば、話が長引いても支障を来すことはありません」

 

夜:飲み会があっても二次会は断わる


仕事上のつきあいは重要なので、歓送迎会などの飲み会には当然、出席する。ただし、二次会には行かないそうだ。「二次会以降はすでに酔っ払っているので、話しても互いに覚えていないことが多いのです。また、スケジュールが狂うので、急な誘いもお断わりしています」

夜:家に仕事を持ち込まない


帰宅後はいっさい、仕事をしない。「頭と心の切り替えがうまくいかず、眠れなくなるからです。急ぎの仕事があるなら、朝早く起きてやったほうが効率的です。夜は、浴槽につかりながら好きな歴史小説を読んで、リラックスしています」

夜:炭水化物とお酒は控えめに


夜の食事にも気を配っている。夕食では米やラーメンなどの炭水化物を口にしない。「太ると、体調が悪くなり、規則正しい生活が送れなくなります。また、夕食時にお酒を飲むことはありますが、寝る前には飲みません。そのほうが眠りの質が高まる気がするからです」

<取材・構成:杉山直隆 写真撮影:長谷川博一>

(『THE21』2015年6月号より)

著者紹介

藤井孝一(ふじいこういち)

アンテレクト代表取締役/経営コンサルタント

1966年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。中小企業診断士。独立・起業を目指すビジ
ネスパーソンに対し、実践的なサポートを行なう。「在職中から起業する」スタイルを「週
末起業」と名づけ、2003年に「週末起業フォーラム」を創設。1万人を超える人が学び、
独立・開業を果たす。独立・開業を、教育コンテンツ、パートナーシップ、インフラの面
からも支援するために、㈱アンテレクトを設立、経営。著書に、代表作『週末起業』(筑摩
書房)、近著『30歳からの「時間」の投資術』(三笠書房)ほか多数。

THE21 購入

2024年5月号

THE21 2024年5月号

発売日:2024年04月06日
価格(税込):780円

関連記事

編集部のおすすめ

理想の「朝時間&夜時間」の過ごし方とは?

池田千恵(朝イチ業務改革コンサルタント)

「メモ」の達人が教える12のテクニック

坂戸健司(クリエーター/ビジネスプランナー/コンセプター)

これから10年、伸びる業界・沈む業界

池上浩一(野村ホールディングスシニア・コミュニケーションズ・オフィサー),渡邉正裕(ジャーナリスト/MyNewsJapan社長兼編集長)
×