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空腹時こそ最大のパフォーマンスが発揮できる

2015年09月18日 公開
2022年12月08日 更新

俣野成敏(プロ研代表)

プロビジネスマンのエクストリーム健康法

大手精密機械メーカーの最年少役員を経て独立し、現在は事業のかたわらサラリーマンの自立を支援する私塾「プロ研」を主宰する、俣野成敏氏。多忙な中でもキレッキレの状態で仕事ができているのは、「フルーツデトックス」による身体&生活改善のおかげだという。<取材・構成=林 加愛 写真撮影=まるやゆういち>

 

体調管理の決め手は「デトックス」にあり

体力に任せて、がむしゃらに働いてきた20代。30代になって少々疲れを覚えても、「体調不良でパフォーマンスを落とすなんて、ビジネスマン失格だ!」と思っていました。
そんな私の当時の健康管理法は、単純に「世の中の常識的な健康法」に従うこと。
この常識とは、一言で言うと「腹が減っては戦はできぬ」ということです。朝食はきちんと摂ること、昼食もしっかり食べないと午後が持たない、食事は1日30品目摂るべきだ……といった考え方です。
このとおりの生活を送り、それでも不調になったときは気合いと根性で吹っ飛ばすべし、と考えていました。
 

それが間違いだと気付かされたのは、昨年一月のことです。
知人の紹介で、「ダイエットアカデミー」の主宰者である上野啓樹氏と出会った際、上野氏に「不調が起こること自体が、ビジネスマンとして失格なのです」と教わりました。
そして「根性論」ではなく、確実に疲労や不調を防ぐためのセオリーを伝授していただいたのです。
それは、これまでの常識を180度覆すものでした。

通常、健康作りに関しては「何を食べるか」がもっとも重要視されます。しかし、このセオリーにおいては、「いかに排出するか」がポイント。
体内に貯まった毒素や不要物のデトックスを行なって体を軽くすること。そして消化と排泄をスムーズに行なう身体を作ること。
これがコンディショニングの必須要件なのです。

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「空腹」こそが パワーの源となる >

著者紹介

俣野成敏(またの・なるとし)

(同)プロ研代表

1971年、福岡県生まれ。93年、大手精密機械メーカー入社。2002年、会社の赤字転落が原因で30歳にしてリストラ候補に。そこで一念発起し、在庫処分を担うメーカー直販店を社内起業。30代で年商14億円の無借金企業に育てる。04年、33歳で現役最年少役員に抜擢。メーカー本体に帰還後、40歳で史上最年少の上級顧問に就任。12年に独立。複数の事業経営のかたわら、私塾「プロ研」を創設。著書に、ベストセラー『プロフェッショナルサラリーマン』(プレジデント社)、『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?』(上野啓樹氏との共著/クロスメディア・パブリッシング)などがある。

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