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アイデアを〝もっとラクに〟生み出す6つの方法(後編)

2015年09月29日 公開

「才能」ではなく「方法」の問題

優れたアイデアを生み出すには、優れた才能が必要だ――そのように考えている人もいるのではないだろうか。だが、決してそんなことはない。アイデアの種は、誰の中にも眠っている。ただ、その種を「発見」し、実現可能なものへと「育てる」には、ちょっとしたコツが必要になってくる。その意味では、アイデアは「方法」の問題なのだ。
前編に引き続き、NPO法人・アイデア創発コミュニティ推進機構がお勧めする6つのやり方のうち、後半の3つを紹介していこう。

 

4 一流企業も採用する〝見える〟会議のメソッド
『視覚会議R』

発想法・会議ファシリテーションのスペシャリストであり、アイデア創発コミュニティ推進機構の代表理事も務める矢吹博和氏が開発したメソッド。ファシリテーターがホワイトボードに参加者の発言を書き込んでいくことで、〝議論の空中戦〟を防ぎ、経過を確認しながら、「参加者全員にとってより納得度の高い結論」を導くことが可能になるという。

参加者にとって、自分の意見が議論の経過や結論に目に見える形で反映されていく様子を目の当たりにすることは、共感を高めると同時に、実行段階でのコミットメントをスムーズにする効果もある。

ホワイトボードに書いていくことは多くの会議で実践されているが、『視覚会議』はもちろんそれだけではない。その会議を取りまとめるファシリテーターと参加者という「ヒト」。その参加者たちのアイデアを引き出すガイドツールやテンプレートなどの「モノ」。そして、会議を、その目的に応じて3つのフェーズに分け、最適な合意形成を可能にする「プロセス」。これら3つの要素を組み合わせ

最適に組み立てるのが、この『視覚会議』のオリジナリティだ。日産自動車、富士通、トレンドマイクロなど、各界をリードする企業でも採用されている。

「とりあえず会議をしよう」と集まったものの、議論というよりよもやま話に近い内容になったり、言い争いに終始したりしてしまう、といったことは決して珍しくない。しかし、この方法を導入すれば、限られた時間でより実効性のある結論を導くことができるだろう。

 

ファシリテーターが発言の内容と進行を視覚化。しかし、結論や議論の方向性を誘導することはしない。参加者の議論をサポートする立場に徹することで、より納得感の高い会議を実現する

 

認知心理学や創造工学などの手法を取り入れた独自のテンプレート。意見やアイデア、解決策を数多く書き出すことで、会議が盛り上がっていく

 

視覚会議は、〝あるべき姿を合意形成する〟フェーズⅠ、〝アイデア・解決策を発見する〟フェーズⅡ、〝解決策をブラッシュアップする〟フェーズⅢという3つのプロセスから成り立つ。これらのフェーズを目的に応じて単体で使ったり、組み合わせたりすることで、合意形成を目指していく

企画/制作/販売(株)ラーニングプロセス
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