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起業は「臆病」なほうがうまくいく?

2016年01月11日 公開
2023年05月16日 更新

今井 孝(キャリッジウェイ・コンサルティング代表)

「起業家人脈」を作ることは、起業をしなくても役立つ

「何も起業のアイデアがない」「何から始めればいいかわからない」「そもそも起業するかどうか決めていない」という方も、とりあえず可能性を広げておくのは良いことだと思います。

たとえば、社外で起業家の知り合いを作るところから世界を広げてみてはいかがでしょうか。そういう人たちが集まる交流会や勉強会に行って、少しずつ知り合いを増やしていくだけで、だんだんとその世界にも慣れてきます。すると、みんな普通の人だということが実感できると思います。

そこではネットや書籍では伝わってこない、生の情報が得られます。何倍もリアルで実践的な知恵がそこにはあります。 具体的なビジネスの進め方や、最初の一歩が見えてきます。

一番の学びかもしれないのは、すでに起業している人たちが、物事をどのように受け止めているかを知れるということです。

成功している人ほど、すべてを肯定的に捉え、すべてを機会にしようという姿勢を持っていることに気づくと思います。

その姿勢だけでもマネしてみたら、起業は先だとしても、 社内の成果がグンと高まるかも知れません。

著者紹介

今井 孝(いまい・たかし)

キャリッジウェイ・コンサルティング代表取締役

1973年、大阪生まれ。大阪大学大学院卒業。大手IT企業に約8年在籍し、新規事業を成功させる。
独立後に始めたセミナーには10年連続で毎回300人以上が参加。全国トータルでは6000人以上になる。また、マーケティングに関するさまざまな教材が累計3000本以上購入されるなど、3万人以上の起業家にノウハウや考え方を伝え、最初の一歩を導いた。
著書『起業1年目の教科書』は3万部を超える。

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