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40代で必ずやっておきたい15のこと

2016年04月07日 公開

『THE21』編集部

「40代でやっておけば!」と後悔しないために

会社では自分の仕事に追われながら、チームのマネジメント、部下指導なども同時に手がけ、プライベートでは教育や住宅購入などで何かとお金がかかる時期。しかも、若い頃と違って体力も落ちてきている……。40代ビジネスマンの多くが「あれもやらなければ、これもやらなければ」と思いながら、実際にはなかなか手をつけられていないのが現実ではないだろうか。

『THE21』3月号では、「40代で必ずやっておくべき10のこと」というタイトルにて、「40代から伸びた人」がやっていたことや、やっておいたほうがよかったことを、識者の方々やアンケートにて徹底調査。完売が続出するなど多くの反響があった本号に掲載された、今こそやっておくべき「10+5のこと」を紹介したい。

 

「仕事を人に振る」すべてはそれから始まる

40代は忙しい。いわゆるプレイングマネージャーとして自分の仕事で結果を残しつつ、チームや部下のマネジメントをしなくてはならない。ただ、多くの人は自分の業務に手いっぱい、というのが現実だろう。その理由の多くは「自分がやったほうが速いから」。

ただ、いつまでも現場仕事ばかりに時間を割いていたら、より大きな仕事には手をつけられない。40代でやっておくべきことに関して、最も多くの識者が共通して指摘していたこと、それは1「『人に任せる』仕事にシフトする」ということだ。

するとどうなるか、2「今の仕事を手放し、まったく新しい分野の仕事をする」ことができるようになる。実は大企業のトップになったような人は、まさにこの時期にまったく新しい仕事にチャレンジして、その後の成功を手に入れた人が多いのだ。やり慣れた仕事は確かにたやすいし、成果も出しやすい。ただ、この時代にあえて新しい場所に飛び出さなければ、その後の成長はないのだ。

 

「いい人」「できる人」なだけでは、人は動かない

土地勘がない分野で、どのように成果を出すのか。そこで求められるのは、「人を動かす」という能力だ。30代までは周りと「仲良く」やっていけば、チームは表面上、うまく回っていった。だが、それでは、真の意味で人を動かすことはできない。3「『いい人』をやめ、『影響力のある人』へと変わる」必要があるのだ。

ただ、多くの人が誤解しがちなのは、ここで「目の前の実務に注力する」ということ。営業成績がいい、書類作成能力が高いなど「実務ができる」ことで尊敬され、人が動いてくれるのは30代まで。真の「影響力」を得るためには実務能力だけではなく、より深い人間力を手に入れなければならない。そのためには仕事だけではなく、幅広い分野の知識を手に入れるとともに、人間心理について深い理解をすることも必要になるだろう。

 

会社の「便利な駒」から脱却しよう!

もう一つ、実務能力だけではダメな理由がある。「仕事がそこそこできる人」は、会社から「便利な駒」としていいように使われて、結局自分には何も残らない、ということが往々にして起こりがちだからだ。

では、40代で身につけるべきは何か。それは「社外でも使える能力」だ。それを見極めるために役立つのが、4「一度、転職を真剣に考えてみる」こと。転職をしろ、ということではない。転職をするにはどんなスキルが必要かを考えることが重要なのだ。そしてそのスキルこそが「社外でも使える能力」に他ならない。そのためには今、転職市場で何が求められているかを知ることが役に立つだろう。

また、5「社外人脈を広げる」のも有効だ。自社内だけにいては、今、世の中でどんな能力が求められているかが見えてこないし、社外とのつながりは結果を出すためにも不可欠だ。現在50代以上のビジネスマン100名に「40代でやっておけばよかったと後悔していること」というアンケートを取ったところ、最も多かったのがまさにこの「人脈作り」だった。

 

40代を過ぎたら「労働時間をなるべく減らす」

転職をする、しない、どちらにしても、役員クラスや社長などより高い地位を求めるならば、6「会社全体を俯瞰するクセをつける」とともに、経営層に必須の7「数字について真剣に勉強する」ということも、今から始めておくべきだろう。自分の仕事を手がける際、常に「この仕事は会社全体にとって、どのような役割を果たすのか」「このコストは、会社全体にとってどのくらいの負担になるのか」を意識するクセをつけたい。

一方で意外だったのが、多くの識者が8「長時間労働をせず、なるべく早めに帰る」ことを勧めていたこと。これには二つの意味がある。一つはより深い知識を手に入れるため、仕事以外の勉強の時間が必要だということ。もう一つは「早く帰る」ことを意識することで、仕事の効率化や人にどう任せるかの能力を磨くことができるからだ。

なるべく早く帰ることで得た時間は、休息や家族サービスなど思い思いに使えばいいが、ここで一つ意識してほしいのが、9「学生時代の趣味をもう一度始める」ことだ。趣味は社外人脈を広げることに役立つうえ、趣味の充実が仕事にもフィードバックされるという効果もあるのだ。別に学生時代の趣味である必要はないが、かつて好きだったことなら始めやすいし、昔の友人との関係を深める一助になるかもしれない。

そして、趣味は定年後に生きてくる。定年後、何もすることがなくて困ってしまうのは、仕事以外の趣味がないから。退職後も使える仕事スキルも含め、10「定年後を見据えた『自分磨き』をしておく」ことを、今からぜひ心がけてほしい。

ただ、「今の仕事に未来が感じられない」という人もいるだろう。それでもダラダラと働き続けるよりは、11「自分の仕事と業界の未来像を予想する」ことをお勧めしたい。これからどんなスキルを身につけるべきなのか、はたまたいっそ転職すべきなのか、方向性が見えてくるだろう。

 

プライベートでも「長期計画」を立てよう

今の40代はこのまま定年を迎えたとしても、現在の60代と同じくらい豊富な退職金も期待できず、その後の年金もどうなるかわからない。今から「お金」のことを真剣に考えておくことは不可欠だ。まずは12「自分の家計の決算書を作る」ことで収支を把握し、そのうえで、13「20年後のマネープランを作っておく」ことで備えておかないと「貧乏老後」になってしまう可能性がある。

また、若いころに比べて代謝が落ちているため、14「30代までの暴飲暴食を控え、食生活を見直す」必要がある。最近「疲れた」が口癖の人は特に、体調管理に本格的に取り組んでほしい。

健康のため、運動を始めなくては、と考える人も多いだろう。だが、多くの医師がむしろ「一番健康にいい」と指摘するのは15「とにかく歩く」こと。忙しい中、わざわざ運動の時間を取らなくても、駅で階段を上る、一駅分歩く、といったことで健康な身体は作れるのだ。

すべて、言われてみれば「当たり前」のことばかりかもしれない。ただ、それを愚直に実行できるかが、ビジネス人生の、ひいては自分自身の人生に大きな影響を与える。「人生の黄金期」とも言われるという40代を、ぜひ楽しんでいただきたい。

(『THE21』2016年3月号より)



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