棚橋弘至の「全力」お悩み道場１～無理にポジティブにならなくていい！

2016年08月18日公開
2023年05月16日更新

棚橋弘至（プロレスラー）

背中の筋肉を作るトレーニング方法

Ｑ３　ゴツゴツで分厚い背中を目指して、ベントオーバーロウとデッドリフトをしているのですが、出っ尻がうまく作れず、なかなかものになりません。他にも何かやったほうがいいでしょうか？　アドバイスをお願いします。

おっ、この人はよく知ってますねえ。背中の筋肉を作るトレーニングは、大きくいうと二種類。懸垂のように引いて背中に広がりをもたせるトレーニングと、正面から引いて背中に厚みを作るトレーニングです。質問のあったベントオーバーロウとデッドリフトは、後者の基本的なもの。背中を厚くしようと思うなら、ぜひやってほしいトレーニングです。

ただ、背中を厚くする種目は他にもあります。たとえばワンハンド・ダンベル・ロウイングもいいし、出っ尻が苦手ならシーテッド・ロウもいい。二つに限らずさまざまな種目で鍛えたほうが、かえってきれいな背中になります。

コツは、筋肉の動きをイメージすること。大胸筋や二頭筋は自分で直接見ながらトレーニングできるけど、背中はそれが難しい。それを頭の中のイメージで補ってあげると、効果バツグンです！

《『THE21』2016年1月号より》

著者紹介

棚橋弘至（たなはし・ひろし）

プロレスラー／新日本プロレス所属

1976年、岐阜県生まれ。98年、入門テストに合格。99年、立命館大学法学部を卒業後、新日本プロレスに入門。同年デビュー。2003年、初代U-30王者。06年、IWGPヘビー級王座を初戴冠。09年、11年プロレス大賞MVP。14年、第７代IWGPインターコンチネンタル王者に。第45代、47代、50代、52代、56代、58代、61代IWGPヘビー級王者。著書に、『全力で生きる技術』（飛鳥新社）など。