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40代でも間に合う!キャリアに役立つ「資格」とは

2016年10月19日 公開
2023年05月16日 更新

高島徹治(資格コンサルタント)

「社内で活かせる」資格を狙う!

資格を活用するには、主に二つの道があります。
一つは独立開業。弁護士、税理士、社会保険労務士など、その資格がなければ開業できない「業務独占資格」を目指す人に多い選択です。とはいえ不安定な経済情勢を考えると、リスクも少なくありません。
より堅実なのは、資格を社内で生かすという視点です。たとえば、法務上の書類作成をするときに、その分野の業務独占資格を持つ社労士や行政書士が社内にいれば、重宝されます。

対して、中小企業診断士などの「名称独占資格」は、公式の書類作成はできないものの、専門知識を生かした指導や助言ができます。社員研修で「社内講師」を務めたり、会社業務と並行して社外で講演や執筆をしたり、という道も。会社に欠かせない人材となるだけでなく、「会社に頼らない」キャリアを積むこともできるのです。

もちろん、それには資格に見合う能力を常にメンテナンスしなくてはなりません。加えて資格を活かすために重要なのが、コミュニケーション力です。

資格取得に熱心な人にはしばしば、勉強に夢中で人との接し方がおろそかになる人がいますが、これではせっかく得た取得も活かすのは難しいでしょう。
独立開業するなら営業力や接客スキルが必須ですし、社内で活用するにしても、資格を使って自分にできることを考え行動する必要があります。

中でも特にお勧めの資格を十種、ご紹介させていただきました。これから資格取得を考えたい人はぜひ参考になさっていただければと思います。

 

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高島氏が40代ビジネスマンに勧める資格10 >

著者紹介

高島徹治(たかしま・てつじ)

資格コンサルタント

1937年、東京都生まれ。早稲田大学中退後、週刊誌記者、編集プロダクション社長を経て、53歳の頃から資格にチャレンジ。社会保険労務士、中小企業診断士等90を超える資格を取得。現在は資格コンサルタント・能力開発コンサルタントとして活動、講演やテレビ出演等でも活躍。『40歳からは「この資格」をとりなさい』(中公新書ラクレ)をはじめ、著書多数。

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