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英語を「1カ月」で習得する3つのコツとは?(その2)

2016年10月05日 公開
2023年05月16日 更新

新条正恵(コンサルタント、語学講師)

「苦手を克服しない」のが英語習得のコツ?

「英語が話せない」……長年、多くの日本人が宿命のように抱えてきたコンプレックスだ。だが、それは「たった1カ月の勉強で解消できる」と言うのが、投資銀行で世界のエリートたちと英語で仕事をしてきた新条正恵氏だ。2016年リオ五輪では現地で通訳ボランティアも務めた英語のプロで、『マルチリンガル式30日で使いこなせる仕事の英語』などの著書のある新条氏。効率よく英語を習得し、仕事力までも向上するという3つの鉄則についてうかがった。

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英語ができる人は仕事もできる!

ビジネススキルの高さと、英語力の高さは比例する。英語が話せる人は頭がいいから、仕事ができるというのではない。毎日忙しく仕事をしながら、英語を効率的に学ぶことができる人は、あらゆる方面でスキルアップができるということだ。

筆者が運営するマルチリンガルクラブは、英語が話せるようになりたいビジネスパーソンのための語学学習コミュニティ。将来はグローバルに活躍したいという20代後半〜40代後半が集うが、語学を習得するうちに異動や転職でキャリアアップ、わずか1年で収入が2割もアップした人もいる。

ある転職情報会社のデータによると、英語と日本語を使って仕事をする人は、日本語のみを使い働く人に比べて平均30%も収入が高い。筆者の元同僚でシステムエンジニアとして働いていた20代後半の男性は、英語を習得し外資系企業に転職しただけで、収入が2.5倍になった。実に250%のアップである。

MBAや留学なしで1カ月英語を学習するだけで年収がアップするのであれば、挑戦しても損はしないと筆者は思うが、いかがだろうか?

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著者紹介

新条正恵(しんじょう・まさえ)

コンサルタント/語学講師

ニューヨークメロン銀行ヴァイス・プレジデント職を経て、その後独立。グローバルリーダーとして働いた自身の経験を活かし、海外進出を目指す企業向けにコンサルティングを行う。また、2016リオ五輪には通訳ボランティアとして参加、2020東京五輪で活躍したい人向けに講演活動を行っている。著書に『マルチリンガル式30日で使いこなせる仕事の英語』(かんき出版)などがある。

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