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なぜか相手を怒らせる!「心の地雷」を踏まないためには?



2016年11月30日 公開

根本裕幸(カウンセラー)

今の20~30代は「個人」として扱われてきた

「上司のみならず、部下にまで気を使わなければならないのか……」以前、マネジャー研修でお伺いした企業では何人もの管理職の方が、そんな嘆きをこぼしていらっしゃいました。

今の20代、30代は「個人」として扱われてきた世代です。だから、周りと自分は違う、とか、みんなと一緒にされたくない、という思いを当たり前のように持っています。だから、それぞれの個性を把握することが経営者、管理職世代には求められています。それを「お前たちはこうだ。経験がある俺の話を聞いておけばいいんだ」では、残念ながらモチベーションは上がりません。

だから、いろいろと話したい気持ちをグッとこらえて「聞く姿勢」が、これからの時代、ますます必要となっていくでしょう。そうすることで個人個人の違い、考え方、思いなどが理解できるようになります。

そうすると、彼らは上司であるあなたのことを「自分の良き理解者」として心を開いて接するようになっていきます。そうして信頼関係ができたときにようやく「説教」も意味を持つのです。あなたへの信頼ができたあとですから、彼らも「自分のために言ってくれている」という自覚があるため、素直にあなたの考えを受け入れ、実践してくれるようになるでしょう。

 

「異星人同士」の夫婦がうまくやるためには?

「異星人同士が一緒にいるようなもの」と、時に夫婦関係は評されます。男性は物事を思考的・論理的に捉えます。一方で、女性は感情的・感覚的に捉えます。だから、同じものを見ていても、同じ状況にあったとしても、それぞれの解釈が違ってくるのです。

それがコミュニケーションにおいては如実に出てくることが、「ただ、聞いてほしい妻に、あれやこれやと話をさえぎって妻の地雷を踏みまくる夫」なのです。

「相談」という言葉がありますが、男性にとってそれは「悩みの解決方法を考え、伝えること」のように思っています。しかし、女性にとっては「話を聞いて、自分の思いを受け止めてもらうこと」と思っているのです。すなわち、「どうすればいいのか?」などの「答え」を女性は求めずに「相談」しているのです。

それを知らないがゆえに、女性があれこれと話している最中に会話を中断させ、また、あれやこれやと求められてもいない意見を言って相手の地雷を踏んで怒らせてしまうことが日本中で多発しているのです。

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まずは「気持ち」に着目してみよう >



著者紹介

根本裕幸(ねもと・ひろゆき)

カウンセラー

1972年生まれ。1997年より神戸メンタルサービス代表・平準司氏に師事。2000年、プロカウンセラーとしてカウンセリング業務を開始。以来、延べ15000本以上のカウンセリングをこなす。2001年、カウンセリングサービス設立に参加。その後、14年間企画・運営に従事し、2003年から年間100本以上の講座やセミナーをこなす。2015年3月退職し、独立。フリーのカウンセラー、講師、作家として活動を始める。
著書に『こじれたココロのほぐし方』(リベラル社・星雲社)、共著書に『こころがちょっぴり満ち足りる50のヒント』(すばる舎)、監修に『心理カウンセラーが教える「聞く」技術』(日本文芸社)がある。

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