難関試験に最短合格！「ゼロ秒勉強法」

テキストは「バラして」使え！

では、「今すぐ」勉強できる工夫とは何でしょう？

その一つが勉強したいテキストや問題集をバラすこと、つまり薄くして持ち運びやすく、しかもすぐに手に取りやすく、ページを開きやすくすることです。

「え？　そんなことしていいんですか？」と躊躇する前に、試しにいますぐバラしてみてください。薄くなったことで、一気に勉強へのハードルが低くなって、いますぐ勉強できるようになることを実感できるでしょう。

バラすことに抵抗がある人は、まずはカバーだけでも取ってみてください。これだけでもページをめくりやすくなり、中身に入る時間が短くなります。さらには何も書いていない表紙や裏表紙を破ってしまうのも効果的です。勉強に入るまでの時間がもっと楽に短くなります。

そのほか、文字を大きく・太く書き込むことも効果的です。大事なキーワード、なかなか理解できない、覚えられない重要コンセプトを本の余白に大きく・太く書いてみましょう。

そうすれば、すぐに目についたり、認識するまでの時間が短くなりますから、今すぐ勉強できるようになります。
また、本を開かなくても、頭に強く印象づけられますから、勉強しようと思わなくても、そのキーワードや重要コンセプトがふと思い浮かび、それについて考え始めるようになります。つまり、勉強するわけです。

こう考えてみると、いますぐ勉強できる工夫はいくらでもあり、あなたもいますぐ勉強できることがわかってもらえるでしょう。

４つの「ゼロ秒」が生産性を向上させる

いますぐ勉強する、つまり、勉強に取りかかるまでの時間「ゼロ秒」にしていくことを、私は「ゼロ秒勉強」と呼んで、受験生はもちろん、さまざまな勉強に取り組んでいる人に勧め、大きな効果を出してきました。

そして、あなたの勉強をさらに効果的、効率的に行うために、さらに３つの「ゼロ秒」があります。それは以下の３つです。

拙著『ゼロ秒勉強術』ではこの４つの「ゼロ秒」を軸にして、これまでの勉強のムダを徹底的に見直し、あなたの勉強の品質を高め、その生産性を一気に高める手法を解説しています。

「時間がない」と嘆いている方、もっと効果的・効率的に勉強したい方、４つの「ゼロ秒」について詳しく知りたい方は、ぜひ『ゼロ秒勉強術』をチェックしてみてください。

勉強に対して「生産性」なんていう言葉を使うことに違和感があるかもしれません。ただ、まさにそのことが勉強の生産性を向上させる大きな障害になっています。これまでの学校の勉強の延長ではなく、仕事の延長として勉強を捉えてみる。そのことであなたの”勉強観”は大きく変わるでしょう。

『ゼロ秒勉強術』は勉強の生産性を上げるだけではありません。日々の仕事自体を「勉強」と捉えることを可能にし、それによって仕事の生産性も向上していきます。勉強、仕事、さらには人生全体の生産性向上に４つの「ゼロ秒」・『ゼロ秒勉強術』をご活用ください！

『ゼロ秒勉強術』
宇都出雅巳著
大和書房／1,620円（税込み）