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資料を効果的に見せる 「グラフのルール」

2017年12月29日 公開
2023年03月23日 更新

永山嘉昭(ビジネスコミュニケーション専門家)

覚えるべきは3つのグラフ

 伝えたい情報を、読み手が頭を使わなくても理解できるようになる。それがグラフの効能なのです。

 とはいえ、グラフには数多くの種類があり、どのように使いこなせばいいか迷う人もいることでしょう。確かに、世の中には数多くのグラフがありますが、私たちが正確に理解しておきたいのは次の3種類のみ。「円グラフ」「棒グラフ」「折れ線グラフ」です。この3種類を用途に応じて適切に使い分ければ、グラフで情報を伝えるほとんどの場合に対応できます。

 ただし、それぞれの用途を間違えてしまうと、むしろわかりにくくなってしまうので注意。たとえば、「推移を示す」折れ線グラフを、何かの量を比較する際に使ってしまったりするケースです。

 それぞれ3種類のグラフの特性、適切な使い方とありがちな間違い、そしてより効果的に情報を伝えるコツを解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

著者紹介

永山嘉昭(ながやま・よしあき)

ビジネスコミュニケーション専門家

横河電機㈱、横河グラフィックアーツ㈱を経て、2003年にビジネスコミュニケーションスキル研究所を設立。図解やグラフ、文章といったビジネスに欠かせないテクニカルなコミュニケーション分野を研究し、とくにビジュアルコミュニケーション分野の研究を専門としている。著書に、『伝わる! 図表のつくり方が身につく本』(高橋書店)など多数。

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