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資料を効果的に見せる 「グラフのルール」

2017年12月29日 公開
2023年03月23日 更新

永山嘉昭(ビジネスコミュニケーション専門家)

「割合」を示す円グラフ

全体に対する個々の割合を直感的に示したいときは、円グラフが適している。たとえば、収入に対する消費の内訳や市場の構成比などを表わすことで、自分が一番お金を費やしているモノや競合のシェアなどを直感的に把握することができるのだ。

基本ルール

大きさ・量の「比較」をする棒グラフ

個々の値を比較したいときには、大きさや量を表わす棒グラフが適している。たとえば、部門別の売上げ金額の比較や、ある商品の販売部数の変動などを棒グラフで表わせば、その差や変化が一目で把握できるのだ。

基本ルール

「数値の推移・変化」を示す折れ線グラフ

時間の経過による推移や変化を示したいときには、折れ線グラフを使用するとよい。たとえば、商品ごとの価格の変動や、住宅ローン金利の推移といったものだ。折れ線グラフ化することで、変化の傾向を直感的に理解できる。

基本ルール

 

『THE21』2017年11月号より

 

取材・構成 THE21編集部

著者紹介

永山嘉昭(ながやま・よしあき)

ビジネスコミュニケーション専門家

横河電機㈱、横河グラフィックアーツ㈱を経て、2003年にビジネスコミュニケーションスキル研究所を設立。図解やグラフ、文章といったビジネスに欠かせないテクニカルなコミュニケーション分野を研究し、とくにビジュアルコミュニケーション分野の研究を専門としている。著書に、『伝わる! 図表のつくり方が身につく本』(高橋書店)など多数。

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