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日本人の9割が「バカ」を隠している



2017年12月22日 公開

坪田信貴(学習塾「坪田塾」塾長)

ビジネスパーソンの「成長の9段階」とは?

 以上を踏まえたうえで、ビジネスパーソンにとって最適な成長法について考えてみましょう。

 それにはまず、自分が現段階でどのレベルにいるのかを把握することが大切です。

 皆さんは現在、自らに課せられた仕事にどう対応しているでしょうか。

 経営者でもない限り、ビジネスパーソンは「指示」を受けてそれを遂行します。ここで、指示されたとおりにできない=「やり方がわからない」といって投げ出してしまうのが「下の下」レベルです。

 投げ出しはしないものの、事あるごとに「これはどうやるんですか〜」と聞くのは下の中レベル。それに対して、自分で不明点を調べて指示どおりの成果物を出せるようになれば下の上レベルです。

 ここまでは言わば、新人や若手のレベルです。中堅ともなれば、指示されたことに自分なりの工夫を上乗せする知恵がついてきます。この局面で、工夫をどう行動へと落とし込むかが、真に優れたビジネスマンになれるか否かの分かれ目です。

 アイデアを考えつくだけで実行しないのは「中の下」。実行するものの周囲に相談せず勝手に行なうのは「中の中」。周囲の賛同を得たうえで実行するのが「中の上」。こうした仕事ができれば、自らはもとよりチームの成長も期待できます。ただ、ここで満足するのは禁物。この上にはさらにエキサイティングな世界があります。それは、「成功体験の汎用化」です。

 1つの成功事例が出るたびそれを共有し、部署全体をシステマチックにレベルアップさせるのが「上の下」。ただしこれはまだ、目に見える範囲内での活動です。

 上の中レベルの人は視野をさらに広く取り、それを商品化できないか、と考えます。たとえば、自分たちの業務用システムの改良に成功したら、そのノウハウもしくはシステム自体を商品にして売れないかという発想をします。

 そして最上レベルに達した人は、その成功の本質を見極めたうえで成功事例を体系化し、他のジャンルにまで広げていきます。たとえば人材育成システムを企画開発にも生かす、などです。ここまでくると「創業者」となれる可能性も見えてきます。このように、人は成長するにつれて、小さな種から大きな可能性を引き出せるようになるのですが、その過程では発想力、実行力、コミュニケーション力など、さまざまなスキルが求められます。では、そのスキルを得るにはどうするか──その手段こそが「勉強」です。

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著者紹介

坪田信貴(つぼた・のぶたか)

学習塾「坪田塾」塾長

心理学を駆使した学習法により、1,300人以上の子供を個別指導し、多くの生徒の偏差値を短期間で急上昇させた実績を持つ。2013年、著書『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)が大ヒット。その後も受験指導のみならず、企業の人材教育や起業アイデアの指導、講演活動等多角的に活躍中。

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