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クールビズで考える「自社のネクタイ化」

2018年05月03日 公開

THE21編集部

「業界いじめ」のようでもあったクールビズキャンペーン

今やすっかり当たり前になっている「クールビズ」。この5月からスタート、という会社も多いことだろう。

その一方で、4月末、ネクタイや鞄等の企画販売を主体とする&・BLUE社の破産のニュースが流れた。業績不振の大きな要因とされたのもまた「クールビズ」。小泉内閣時代にスタートしたクールビズに加え、2011年の東日本大震災による電力不足も、軽装化の流れを加速させた。

たしかに当時のクールビズキャンペーンは凄まじいものがあった。国を挙げてのイジメだと業界団体は言っていたらしいが、さもありなん。心中察して余りある。

ただ、あえて言わせてもらえば、「ネクタイって邪魔だなあ」と思うことがあったのも事実。ネクタイのせいで電車に乗り遅れたことも何度もある。もう少し早く起きろ、という話ではあるけれど。

では、なぜネクタイをしていたかといえば、それが社会人にとって当たり前だったから。「ルールだから」「だらしないと思われるから」していた。もちろん、ネクタイがばっちり決まった自分の姿をいいなと感じたこともあったかもしれないが、やはり基本は「やらねばならないからやるもの」だった。

 

「重要書類は紙で」もすでに過去の話に

そう考えた時、「ルールだから使っているもの」「ルールだからやっていること」は、ある日突然、同じことになりかねないことに気づく。たとえば、会社に行く際にスーツを着なくてはいけないという常識は、すでに崩れつつある。それでも就活の時期になるとリクルートスーツを着た学生が街に溢れるが、もし国を挙げてリクルートスーツ撲滅キャンペーンを行なったら、リクルートスーツ市場はまるまる消え失せる。

同じような状態にあるのが「紙」かもしれない。いまだに重要な書類は紙で出すのがルール、と考える人もいるが、世の中全体ではそれは「時代遅れ」とされる傾向にある。国を挙げてのキャンペーンまでには至っていないが、「ペーパーレス化」は今や、絶対的な正義とされている。

時事通信の記事(「事務機大手、リストラ断行=ペーパーレス化で市場縮小」2018年5月2日)によれば、ペーパーレス化の進展により、リコーや富士ゼロックスなどの事務機大手が相次いでリストラを迫られているという。

もし、自分の業界や商品が「しなければならないこと」に少しでも支えられているとしたら、いずれ痛い目を見ることになるのかもしれない。

「ルール」から解き放たれれば、新たな魅力も >


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