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ストレスに強くなる「朝と夜の過ごし方」とは?

2018年05月07日 公開
2023年03月16日 更新

有田秀穂(東邦大学医学部名誉教授)

せめて夕食後はスマホやパソコンを見ない生活を

脳をデジタル疲労させないためには、まずベッドにスマホを持ち込まないことです。スマホの画面から発せられるブルーライトを浴びると、眠りへといざなうメラトニンというホルモン(日没以後に合成されます)が壊されるという問題もあります。

せめて、「夕食後はパソコンやスマホを見ない」とするだけでも、効果は大きいと思います。

朝はセロトニンを意識し、夜はオキシトシン分泌に励む。そして寝る間際の「デジタル断ち」。これを習慣づけることで、ストレスに負けない健全な心身を保てるでしょう。

(取材・構成:西澤まどか)
(『THE21』2018年2月号より)

著者紹介

有田秀穂(ありた・ひでほ)

医学博士

1948年、東京生まれ。セロトニンDojo代表。東京大学医学部卒業、医師免許取得。東海大学病院、米国ニューヨーク州立大学留学などを経て、東邦大学医学部統合生理学にて、坐禅とセロトニン神経・前頭前野について研究。同大学にて教授を務めたのち、名誉教授に。『脳からストレスを消す技術』 (サンマーク出版)ほか著書多数。

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