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1分の積み重ねで合格を目指す「超・効率」勉強法

2018年06月08日 公開

吉田穂波(医師)

 

手ごたえを得るまで「1冊」を繰り返す

吉田氏は、問題集を1冊に絞り繰り返すことを勧める。資格試験なら、出題傾向に即して作られた公式問題集がお勧めだ。

「まずは最初から最後まで解いてみて、間違えた問題に×をつけておきます。2回目以降は×のついた問題だけを解き、×がなくなるまで繰り返します。数をこなすことで、解答への道筋を理解し、頭に刷り込んでいくのです。私の場合、最初は歯が立たなくても、同じ問題を繰り返すうちに解けるようになり、4回目でやっと自分のものになりました。この達成感も一冊をくり返すメリットです」

もし余裕があれば、何度も間違える問題を暗記ノートに転記し、記憶の定着を図る方法もあるが、必須ではないという。

「私は家事や育児の合間に勉強していたので、問題集1冊だけを使って1~2分で勉強が完結するシンプルさを優先させました。暗記ノートを作る時間があるなら、問題集そのものに書き込み見返す時間に充てた方が省エネにつながると思ったのです。皆さんも自分が続けられるやり方で取り組むことが一番です」

 

周りに宣言して巻き込みモチベーション維持!

勉強を続けるには、モチベーション維持も重要。吉田氏はどのようにモチベーションを保ち続けたのだろうか。

「なぜ勉強するのか、勉強したら自分や周りにどんないいことがあるのかを具体的にイメージし、ノートに書き出し、常に見返していました。たとえば、『自分が興味のある分野で生き生きと働くほうが、家族も幸せになれる』『資格を取ることでさらに知識や強みが増え、もっと組織に貢献する人になれる』など、自分だけでなく周りにとってのメリットも明確にすることで、職場や家族の理解も得やすくなります。

読者の皆さんにお伝えしたいのは、『学びたいと思うこと自体が尊く素晴らしい』ということです。自分の謙虚な姿勢や学びたい気持ちを肯定し、家族や職場の人たちに、自分が勉強を始めたことを隠さず、オープンにしてみてください。公言したからにはやり通そう、という心の支えになりますし、周囲の協力を得やすくなります」

 

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著者紹介

吉田穂波(よしだ・ほなみ)

医師・医学博士

医師・医学博士・公衆衛生学修士。神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーションスクール設置準備担当教授。1998年より聖路加国際病院で臨床研修ののち、名古屋大学大学院で博士号取得。ドイツ、英国、日本での医療機関勤務を経て、2008年ハーバード公衆衛生大学院入学。卒業後、同大学院のリサーチ・フェローとなり、少子化研究に従事。東日本大震災では産婦人科医として妊産婦と乳幼児のケアを支援。17年より神奈川県技幹。「人生百歳時代」をどう生きるか、産官学、市町村等と連携し、社会人がヘルスケア分野とビジネス分野を学べる大学院「ヘルスイノベーション研究科(19年開校予定)」の立ち上げに携わる。

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