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肥満防止には、むしろ仕事中に「間食」をとろう!

2018年07月09日 公開

足立香代子(臨床栄養実践協会理事長)

「キウイ」や「ゆで卵」を食べるべき理由とは

「間食は健康に良くない」「太る原因になる」と思い込んでいる人は多いだろう。しかし、最新の研究成果によれば、一般的なビジネスパーソンのライフスタイルなら、間食をとったほうがいいという。いったい、なぜなのか? そして、望ましい間食とは、どんなものなのか? 栄養指導や栄養管理の経験が豊富な足立氏に聞いた。

 

肥満の主な原因は「夕食のドカ食い」

 間食をとると、摂取カロリーが増えて、肥満になる――。

 そんな「常識」を覆す研究成果が、2015年に発表されました。

 英米の40~50代2,385人を対象にした研究で、1日6回以上食事をする人のほうが、4回未満の人よりも、総摂取カロリーもBMI(肥満度を示す指数)も低いことがわかったのです。

 不思議に思われるかもしれませんが、理由はこういうことです。

 間食をしない人は、昼食をとったあと、夕食までにお腹がペコペコになってしまいます。すると、夕食をドカ食いしてしまう。しかも、血糖値が下がっているので、上げるために、炭水化物を食べたくなります。

 一方、間食をとると、夕食の量が減ります。しかも、空腹で血糖値が下がってイライラすることがなく、すると、「野菜を多く食べよう」という意識になりやすいのです。

 多くのビジネスパーソンは、昼食から夕食までの間が7~8時間以上空いているでしょう。その間、何も食べなければ、炭水化物中心で量の多い夕食をとることになり、太りやすくなってしまいます。

 ビジネスパーソンは、健康のために、間食をとるべきなのです。

 

消化吸収しやすい糖質はNG

 ただし、間食として、何を食べるかは、気をつけなくてはいけません。

 最悪なのは、消化吸収の良い糖質です。

 その最たるものが、清涼飲料水に入っている果糖ブドウ糖液糖。デンプンから人工的に作った糖です。

 果糖ブドウ糖液糖をとると、急激に血糖値が上がり、それに対処するためにインシュリンが大量に分泌されて、今度は急激に血糖値が下がります。この血糖値の激しい変化を、「血糖値スパイク」と呼びます。

 血糖値スパイクは、動脈硬化をはじめ、様々な病気を引き起こす原因となります。

 血糖値が下がるとお腹が減るので、「消化吸収の良い糖質は、腹持ちが悪い」ということでもあります。

 果糖ブドウ糖液糖に次いで血糖値を上げやすいのが砂糖。その次が、小麦や米などの穀物です。

 ですから、例えば、砂糖たっぷりの餡を小麦粉でできた皮で包んだ饅頭や、穀物であるジャガイモから作ったポテトチップスは、間食には避けるべきです。

 

血糖値が上がりにくい食べ物を選ぼう >

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著者紹介

足立香代子(あだち・かよこ)

(一社)臨床栄養実践協会理事長

中京短期大学家政科食物栄養専攻卒業後、医療法人病院を経て、せんぽ東京高輪病院(現・東京高輪病院)に勤務。2014年、(一社)臨床栄養実践協会を発足。長年の臨床経験を活かし、年間100回を超える講演会を通して、管理栄養士の育成にも力を注ぐ。『太らない間食』(文響社)など著書多数。

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