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販売現場から見た、カーナビ「ストラーダ」人気の秘密

2018年11月14日 公開

高山正寛(自動車ジャーナリスト)

販売店アドバイザーが語るカーナビ市場最前線


山田裕之氏(スーパーオートバックスかわさき カーライフアドバイザー)

コンソールから浮かせた大画面やブルーレイが見られる点など、他にない仕様・特徴で人気のカーナビ「ストラーダ」。様々な機種が登場するカーナビ市場において、実際にユーザーからはどのように評価されているのだろうか。販売のスペシャリストであるスーパーオートバックスかわさきのカーライアドバイザー・山田裕之氏への取材を中心に、自動車ジャーナリストの高山正寛氏がレポート。(写真撮影=鶴田孝介)

 

大ヒットモデルが3年目に進化を遂げた

2016年、これまでにない画期的とも言える発想により、カーナビゲーションにおける新しい市場を開拓したのが、「ストラーダ」のFシリーズだ。

これまでカーナビの画面サイズは、「2DINサイズ」と呼ばれるクルマの取り付けスペースの場合、7型が上限だったのに対し、この商品はディスプレイ部をコンソールから浮かせるフローティング構造を採用することで、9型の大画面の取り付けを可能にした。

それまでにも潜在ニーズとしてあった「大画面化」に市民権を与えたモデルとして大ヒットしたストラーダのF1シリーズだが、3年目を迎えた2018年、次の一手として打ち出したのが「定番化するであろう大画面ニーズへの充実」である。

具体的にはブルーレイディスクの再生に対応し、ディスプレイが左右にスイングする機構を持つ上位モデルの「CN‐F1XVD(F1XV)」と、DVDの再生に対応するスタンダードモデルの「CN‐F1DVD(F1DV)」をラインアップすることで、幅広いニーズに対応しようという考えである。

 

取り付けキット不要で実はリーズナブル!

カーナビの市場を変えた画期的な商品であるストラーダのFシリーズではあるが、実際販売の現場ではどう感じているのだろうか。

今回お話をうかがったのは、「スーパーオートバックスかわさき」にてカーナビゲーションの販売に携わるカーライフアドバイザーの山田裕之氏。山田氏は、「最初はあまりにも斬新な発想だったこともあり、実際売れるかな、という不安もありました。その一方ですでに大画面ニーズに対する手応えは感じており、同時に〝車種専用〟でなければ大画面は選べないという現実に悩んでいたお客様も多かったのは事実です。それらのお客様に対して提案するところがスタートでした」と語る。

車種専用モデルで8&9型画面をインパネに埋め込む場合、専用の取り付けキットが必要となる。しかし、キット代はそれなりに高額で実売価格に上乗せされる。Fシリーズの場合はそれらの取り付けキットがない。山田氏によれば、大画面ニーズはもちろんのこと、この点でリーズナブルに感じてもらえた点も大きかったようだ。

 

AV機能の充実と同時に高いブランド性も高評価

 ¥立ち上がり時は30~40代の男性やミニバンユーザーの購入が目立ったFシリーズだが、機能はもちろん、ブランドに対する信頼性の高さも重要なポイントだという。

「接客をする際にはまずどの機能を重視するかを聞くようにしています。その中で圧倒的なのがブルーレイディスクの再生機能や液晶の美しさです」(山田氏)

確かに、市販カーナビでブルーレイドライブを本体に内蔵するのはストラーダだけなので、この機能を求める人はストラーダの指名買いとなる。

一方、山田氏は「ファミリー層にはお子様向けの映像を楽しむスタイルが定着していますが、一方で若いユーザーの方々はスマホやUSB、メモリーカードなどに自分の好きなコンテンツを入れて楽しむスタイルが目立ちます」とも話す。

つまり昨今のカーナビに求められているのは、「高いメディア対応力」――言い換えればインフォテインメントシステムとしての性能である。また家庭用ブルーレイレコーダーでの認知度やパナソニックブランドの高さが、ユーザーに対する安心感に繋がっている点も事実。その点でもFシリーズはあらゆる年齢層に対応できていると言っていいだろう。

 

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ドラレコやETCとの連携は重要な要素 >



著者紹介

高山正寛(たかやま・せいかん)

自動車ジャーナリスト

1959年生まれ。自動車専門誌で20年以上にわたり新車記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関わる。ITS EVANGELIST(カーナビ伝道師)として昨今の先進安全技術から携帯電話/PC/家電までデジタルガジェットに精通、そして自動車評論家としての顔も持つ。リクルート出身ということもあり、自動車をマーケティングや組織、人材面などから捉えるなど独自の取材スタンスを取り続けている。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。2018-2019日本カーオブザイヤー選考委員も務める。

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