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販売現場から見た、カーナビ「ストラーダ」人気の秘密

2018年11月14日 公開

高山正寛(自動車ジャーナリスト)

ドラレコやETCとの連携は重要な要素

クルマの用品ビジネスの中で特に勢いのあるのが、ドライブレコーダー(ドラレコ)とETC(2.0)だ。実際オートバックスをはじめとするカー用品店では種類も多く、価格レンジも広い。「ドラレコの装着率は上がっていますし、商品の分類の中でも一番の売れ行きと言っていい」という山田氏のコメントからも、潜在ニーズも非常に高いことがわかる。

一方で、ストラーダには専用のドライブレコーダー「CA‐DR02SD」が、またETCに関しても最新モデルを10月上旬に発売を開始した。

その中で特に注目したいのがETC2.0車載器の最上位モデルとなる「CY‐ET2500VD」だ。このモデルの最大の特徴は高度化光ビーコンを活用した「信号情報活用運転支援システム」に対応している点だ。インフラが整備されたエリアを走行すると、赤信号での停車時など、信号が青に変わるまでの残り時間の情報を表示したり、直近の信号が赤で停車する可能性がある場合、早めのアクセルオフを促す機能などを持つ。

ポイントは、ストラーダと連携させることで、これらの情報を音声だけでなくナビ画面上に表示できることだ。またドラレコに関しても同様で、ストラーダと連携することで記録した映像を、即画面上で確認できるなどのメリットもある。

「人によって使い方は様々ですが、ナビと連携することのメリットは大きく、積極的にオススメできるし、お客様からの評判も良い」(山田氏)

この声からもわかるように、今後は単一機能ではなく、ナビをコアシステムとしつつドラレコやETCとの連携がトレンドとなっていくことは間違いないだろう。

 

基本性能や連携機能のより一層の充実に期待

ラインナップを充実させ、より多くの人に「大画面」を体感してもらえるストラーダの戦略は今回も多くのユーザーを獲得するだろう。山田氏はこう話す。

「長く同じクルマに乗っていた方ほど、ナビ機能に対する要望が高いのです。同時に古いナビを使っていたことによる不満もあったと思いますが、こういうお客様ほど自車位置精度など基本性能がきちんと備わっているか、にこだわります。その点でもストラーダのナビはきちんと仕上がっている点も大きな魅力だと思います」(山田氏)

大画面ナビの新トレンドを作ったストラーダ。基本性能や連携機能に磨きをかけて、より多くの人に快適かつ安全・安心なカーライフを提供してくれることは、間違いないだろう。

 


カーナビゲーション ストラーダCN-F1XVD(オープン価格)

 


ドライブレコーダー CA-DR02SD(オープン価格)

 

☆お話をうかがった店

スーパーオートバックスかわさき
中古車買取&販売、タイヤやバッテリーからアクセサリーまで様々なカー用品を扱う専門店。

 

《『THE21』2018年12月号より》

 

著者紹介

高山正寛(たかやま・せいかん)

自動車ジャーナリスト

1959年生まれ。自動車専門誌で20年以上にわたり新車記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関わる。ITS EVANGELIST(カーナビ伝道師)として昨今の先進安全技術から携帯電話/PC/家電までデジタルガジェットに精通、そして自動車評論家としての顔も持つ。リクルート出身ということもあり、自動車をマーケティングや組織、人材面などから捉えるなど独自の取材スタンスを取り続けている。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。2018-2019日本カーオブザイヤー選考委員も務める。

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高山正寛(自動車ジャーナリスト)
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