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岡山大学とストライプインターナショナルが起業家精神を養うプログラムを開講

2018年12月06日 公開

THE21編集部


左から、那須保友氏(岡山大学研究推進産学官連携機構医療系本部長)、槇野博史氏(岡山大学学長)、石川康晴氏(〔株〕ストライプインターナショナル社長)、外村仁氏(SiEEDエグゼクティブアドバイザー)、山下哲也氏(SiEEDディレクター)

 

地方から社会全体を変える人を

 岡山大学が来年4月から開講するプログラム「SiEED(STRIPE intra & Entrepreneurship Empowerment and Development)」の記者発表会が、12月6日(木)、東京都千代田区で行なわれた。岡山に本社を置く〔株〕ストライプインターナショナルの社長・石川康晴氏が発起人となったSiEEDは、起業家精神を養うためのプログラムで、全学が対象の教養科目に組み込まれる。ただし、岡山大学の学生だけでなく、教職員や他大学の学生、県庁・市役所の職員、民間企業の社員、また中高生など、社会全体に門戸を開き、プログラムのコンテンツは可能な限りインターネット上でも公開する。

 

『earth music&ecology』をはじめとするアパレルブランドを展開する他、ホテルやファッションレンタルサービス『メチャカリ』の運営なども手がけるストライプインターナショナルは、今や売上高1,300億円を誇るが、25年前に岡山で創業したときは、わずか4坪のセレクトショップだった。発表会の冒頭で同社の軌跡を紹介した石川氏は、常に中心にあったのは「いいことを社会に広げる」ということであり、SiEEDで人を育てるのも、その一つだと説明した。

 続いて、SiEEDの主幹事である岡山大学学長・槇野博史氏が、「岡山大学には優れた研究成果や新技術があるにもかかわらず、製品化されて市場に投入されていないため、世の中に知られていない。SiEEDによって意識改革を行ない、研究成果や新技術をイノベーションにつなげて、社会実装させたい」と話した。

 SiEEDエグゼクティブアドバイザーの外村仁氏は、以前は地方(熊本県)出身であることを恥ずかしいことのように感じていたが、MBA取得のために欧州にいたとき、地元に誇りを持ち、地元で新しいことをする地方出身のフランス人が多いことに驚いたという自身の経験を紹介。それ以来、「誇りを持って地方を変える人を、どう生み出すか?」という問題意識を持っていたという。そして、これまで重視されていた「既存の課題の解答力」ではなく、「未知の問題の解決力」や「新規の問題設定力」を養うことがSiEEDの目的だとした。

 〔株〕NTTドコモでi-modeやスマートフォンの戦略を担当したのちに起業し、SiEEDではディレクターを務める山下哲也氏は、「SiEEDは起業家を育てるものではなく、起業家の精神や発想法を持った人を育てるもの。起業家のためだけのプログラムではなく、社会全体にとって必要なプログラムだ」として、プログラムの内容を説明した。

 遺伝子治療の技術で創薬ベンチャーを起業した経験のある、岡山大学研究推進産学官連携機構医療系本部長の那須保友氏は、「10年前の『岡山メディカルテクノバレー構想』がうまくいかなかったのは、マインドが伴わなかったから」と、SiEEDで「精神」を養うことの意義を強調した。



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