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配車アプリも形無し!?ウガンダのタクシー事情とは(ウガンダ2)

2019年02月08日 公開

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(42)石澤義裕(デザイナー)

ウガンダ人の「人間力」はアプリをしのぐ

ウガンダ
ミシンひとつでハンモック屋を経営する女性。一丁前にロゴマークを持っていて、キャラクターは空飛ぶ猫。

配車アプリの明朗会計は、ぼったくり防止に効果を発揮します。

ベトナムのように、遠回りされることはありません。

フィリピンのように、メーターが高速回転することもありません。

インドネシアのように、運転手が途中でお昼ご飯を食べに行き、残された車内でメーターだけがカチャカチャと時を刻むこともありません。

カード決済のおかげで、釣りがない!と逆ギレされることがなくなりました。

ベトナムのように、米ドル支払いのベトナムドンお釣りというトリッキーな為替でごまかされずに済みます。

また、相互評価性を導入。

星の数の少ない評判の良くないドライバーを避ければ、不愉快な接客態度に腹をたてることもありません。

簡単操作で明朗会計、そして安全。

完璧ですよね?

いまや海外旅行の必須アプリです!

と、多いに宣伝したいところですが、残念ながらいたしません。

所変われば品変わるわけで、どんなに完璧なアプリでもしょせん人間には勝てないのだ、ということをウガンダで学びました。

ウガンダ人は、アプリをしのぐ人間力があります。

 

星の数を気にしないドライバーが星の数ほど!

人類の叡智が詰まったAIに左右されない、ウガンダ人のマンパワー。

同じものを使いながら、まったく違う味わいです。

アプリで乗り降りする場所を指定すると……。

ウガンダでは、すぐに電話がかかってきます。

「どこにいるの?」って。

車に乗り込んだら、

「どこへ行くの?」

地図が読めないウガンダ人……、なのです。

先日は目的地まであと一歩というところで道に迷い、スマホの地図は一切見ずにあちこちで人に訊いたあげく料金が倍!

しかもクレジット払いで手配しているのに、

「現金で払って!」

現金払いを断ると、乗車拒否。

あるいは、「ガソリンが足りないから、300円貸して」

燃料計は半分を指しているので、すぐバレる嘘をついても気にしない一期一会感。

待てど暮らせど車が来ないことが多々ありまして、目的地が気に入らないのか、途中で上客を拾ったのか、いつの間にかキャンセルを食らっています。

ロクに返事もしない無愛想なドライバーに、ポールポジションを目指す乱暴な運転、乗車拒否。

星の数を気にしないドライバーが、星の数ほどいるのです。

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著者紹介

石澤義裕(いしざわ・よしひろ)

デザイナー

1965年、北海道旭川市生まれ。札幌で育ち、東京で大人になる。新宿にてデザイナーとして活動後、2005年4月より夫婦で世界一周中。生活費を稼ぎながら旅を続ける、ワーキング・パッカー。

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