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たった2本の線を引くだけで、複雑な問題を簡単にする方法

2019年04月02日 公開

木部智之(パナソニック システムソリューションズ ジャパン部長)

全体を俯瞰すれば、解決の糸口が見つかる!

 

 様々な要素が絡まり合った複雑な問題でも、二つの軸を描くだけで解決できる――。プロジェクトマネジメントの経験が豊富な木部智之氏は、そう話す。どんな場面でも使えて、思考を速くする効果もある「2軸思考」の方法について、木部氏に教えてもらった。

 

複雑な問題を複雑なまま考えてはいけない

 複雑な問題や解決困難な問題に直面したとき、皆さんは何から手をつけますか。こんなとき、思いつきで行動すると、時間ばかりが過ぎていき、事態はますます悪化します。

 私は、急がば回れで、まずは立ち止まって、問題の全体像を把握することから始めます。

 問題が複雑に見えるのは、全体像をつかめていないからです。全体像がわかれば、「色々な現象が起きているけれど、問題の本質はここで、きっとこうすれば解決できるぞ」という突破口が開けてきます。

 そこで私は、「全体を俯瞰して、問題をシンプルにしてから行動すること」を、いつも心がけているのです。

 では、どうすれば、それが可能になるのでしょうか。それは簡単です。縦軸と横軸の2軸で枠を作って考えればいいのです。

 以前、私の部下が、「やらなくてはいけないタスクが30個も溜まってしまい、どうすればいいかわかりません」と相談に来たことがありました。

 私は、縦軸にタスク、横軸に「課題の内容」「現在の状況」「担当者」「難易度」「影響度」「優先度」を設定した枠を作って、状況を整理するように指示しました。 そうして全体を俯瞰できるようにし、問題をシンプルにしたわけです。そして、「影響度」や「優先度」が高いものから、順次、片づけさせていくことにしました。

 このような思考法を、私は「2軸思考」とか「2軸フレームワーク」と呼んでいます。

 

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著者紹介

木部智之(きべ・ともゆき)

パナソニック システムソリューションズ ジャパン〔株〕現場プロセスプロジェクト部部長

横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了。2002年に日本アイ・ビー・エム〔株〕に入社。プロジェクト・マネジャーとして大規模システム開発プロジェクトに関わってきた。18年より現職。著書に『複雑な問題が一瞬でシンプルになる2軸思考』(KADOKAWA)などがある。

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